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{{otheruses}}
{{世界の市
|正式名称 =大ノヴゴロド <!--必須-->
|公用語名称 ={{Lang|ru|Великий Новгород}} <!--必須-->
|愛称 =
|標語 =
|画像 =Nowgorod 2005 w.jpg
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|画像の見出し =[[クレムリ|クレムリン(城塞)]]
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|経度度 =31 |経度分 =17 |経度秒 = |E(東経)及びW(西経) =E
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|最高行政執行者称号 =市長
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|総面積(平方キロ) =90.08
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|標高(メートル) =25
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|人口の時点 =2021年
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|総人口 =224,286
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|等時帯 =[[モスクワ時間]]
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|郵便番号の区分 =郵便番号
|郵便番号 =173000–173025
|市外局番 =+7 8162
|ナンバープレート =53, 153
|ISOコード =
|公式ウェブサイト =http://www.adm.nov.ru/
|備考 =
}}
'''ノヴゴロド'''({{lang-ru|Но́вгород}} {{IPA-ru|ˈnovɡərət|}})は、[[ロシア]]の[[北西連邦管区]]、[[ノヴゴロド州]]の州都。[[人口]]は21万人。[[イリメニ湖]]とそこから流れ出る[[ヴォルホフ川]]に沿って位置する。ロシア最古の[[都市]]であり、[[中世]]の[[ノヴゴロド公国]]の首都であった。[[1992年]]に「'''ノヴゴロドと周辺の文化財'''」として[[国際連合教育科学文化機関|ユネスコ]]の[[世界遺産]]に登録された。
名前を訳すと「新しい土地」の意になり、ロシア国内には同名の都市が複数あるため、[[1998年]]以降の公式名称は'''大ノヴゴロド'''('''ヴェリーキー・ノヴゴロド''' {{lang|ru|Вели́кий Но́вгород}} {{IPA-ru|vʲɪˈlʲikʲɪj ˈnovɡərət|}}、Veliky Novgorod)である。他の「ノヴゴロド」で有名なのは[[ニジニ・ノヴゴロド]](旧ゴーリキー)である。
== 歴史
[[ファイル:River volkhov localization map.jpg|thumb|left|[[ヴォルホフ川]]と[[ラドガ湖]]]]
[[ファイル:Varangian routes.png|thumb|left|[[ヴァリャーグからギリシアへの道]]]]
9世紀以前からスラブ人が集落を作り、旧名は「'''ホルムガルド'''」([[古ノルド語]]: Holmgard, 「川の島の土地」)と呼ばれていたといわれる。
都市が開かれたのかがいつかは正確には分かっていないが、『[[原初年代記|過ぎし歳月の物語]]』
[[862年]][[スウェーデン]]・[[ヴァイキング]]([[ヴァリャーグ]])の[[ノルマン人]]・[[ルーシ族|ルス族]](ロシアの[[語源]])が[[首長]][[リューリク]](?~[[879年]])に率いられてノヴゴロドを占領し、[[スラヴ人]]を征服して[[ロシア]]最初の[[国家]]を建設した。
[[コンスタンティノープル]]に近い[[キエフ]]が[[政治]]の中心になるに従って、ノヴゴロドは[[商業]]・[[工業]]に優れた独自の[[自由都市]]へと変遷していく。名目上の長として外部から[[公]]を招きつつも、[[大主教]]や都市貴族を中心とした民主共和政体が敷かれており、公が大主教や都市貴族達の意に沿わなくなると自由に罷免する権利を有していた<ref>{{Cite book|和書|author=A・ラジーシチェフ|year=1958|title=ペテルブルクからモスクワへの旅|publisher=東洋経済新報社|pages=P.74}}</ref>。
[[1240年]]、[[モンゴル帝国]]が[[モンゴルのルーシ侵攻|侵攻し]]、キエフが灰燼に帰す中、運良く侵攻を免れたノヴゴロドはそのあと[[モスクワ]]がロシアの[[歴史]]の表舞台に登場するまでの間、ロシアの中心都市として機能することになる。[[ハンザ同盟]]の外交施設である「商館」が置かれ、ドイツ商人たちが農産物や毛皮の買い付けにやって来た。
[[1478年]]にノヴゴロド公国は[[モスクワ大公国]]によって併合された<ref>{{Cite book|和書 |year = 2014 |title = 地球の歩き方 2014〜15 ロシア |publisher = ダイヤモンド・ビッグ社 |page = 318 |isbn = 978-4-478-04581-7}}</ref>。この頃にはモンゴル帝国の支配力は弱体化し、モスクワ大公国の[[イヴァン3世]]は[[ツァーリ]](皇帝)の称号を使い始めた。イヴァン3世はノヴゴロドの商人に重税を課したため、モスクワとの関係は次第に悪化した。
[[1570年]]、この時代のツァーリである[[イヴァン4世]](雷帝)により町全体における粛清が行われた([[ノヴゴロド虐殺]])。当時のノヴゴロドの人口の1割にあたる約3千人もの住人が拷問の末に虐殺されたとされ、死体は氷の浮いた[[ヴォルホフ川]]に遺棄された。そののち何日も流され、[[ラドガ湖]]の底はおびただしい遺骸で厚い層を成したと記録に残っている。
[[1598年]]の[[フョードル1世]]の死後、ロシアでは[[動乱時代|大動乱]]という[[内戦]]が起こり、[[1611年]]にノヴゴロドは介入してきたスウェーデンの[[グスタフ2世アドルフ (スウェーデン王)|グスタフ・アドルフ]](後スウェーデン王)に占領された。そして同年、ツァーリ不在のロシアにスウェーデン王子[[カール・フィリップ (セーデルマンランド公)|カール・フィリップ]]がノヴゴロドにおいて[[ツァーリ]]に選出された。しかしツァーリはロシア全体では認められず、自称に止まり、スウェーデンで国王が代替わりした後、[[1617年]]に撤退した。
[[1703年]]、[[ピョートル1世 (ロシア皇帝)|ピョートル1世]]は新首都[[サンクトペテルブルク]]の建設を始めた。これ以降、ロシアの商業の中心はサンクトペテルブルクとなり、ノヴゴロドは「一地方都市」となった。
[[1862年]]、リューリク即位1000周年を記念して、[[ロシア建国一千年祭記念碑像|ロシア1000年記念碑]]が市内中心部に建立された。ノヴゴロドはロシア建国の地と目されており、最初の首都とされている。
== 姉妹都市 ==
* {{flagicon|
==
{{世界遺産概要表
|site_img = File:Saint Sophia Cathedral in Novgorod.jpg
|site_img_capt = [[聖ソフィア大聖堂 (ノヴゴロド)|ノヴゴロドの聖ソフィア大聖堂]]
|site_img_width = 275px
|ja_name = ノヴゴロドと<br />周辺の文化財
|en_name = Historic Monuments of Novgorod and Surroundings
|fr_name = Monuments historiques de Novgorod et de ses environs
|country = ロシア
|criterion_c = (2),(4),(6)
|rg_year = 1992年
|ex_rg_year =
|remarks =
|url_no = 604
|map_img =
|map_img_width =
}}
=== 登録基準 ===
{{世界遺産基準|2|4|6}}
<gallery>
ファイル:Veliky Novgorod center.jpg|旧市街の地図
File:Veliky Novgorod, Novgorod Oblast, Russia - panoramio (919).jpg|木造の教会
File:Великий Новгород.jpg|修道院
File:Natalya dulchenko kokui.jpg|城壁
</gallery>
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{reflist}}
== 関連項目 ==
* [[ノヴゴロド (小惑星)]]
* [[ノヴゴロド (砲艦)]] - [[ロシア帝国海軍]]の艦船。河川用の艦艇のため、円形という独特の形状だったことで知られる。
* [[音楽都市]]
== 外部リンク ==
{{commonscat|Velikiy Novgorod}}
* [http://www.novgorod.ru/english.php 公式サイト(英語)]
* [https://jp.rbth.com/travel/2014/12/17/51497 大ノブゴロド] ロシア・ビヨンド(日本語 観光案内)
{{Russia-geo-stub}}
{{ロシアの世界遺産}}
{{ヨーロッパ100名城}}
{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:のうころと}}
[[Category:ノヴゴロド|*]]
[[Category:ノヴゴロド州の都市]]
[[Category:ロシアの古都]]
[[Category:ロシアの世界遺産]]
[[Category:ハンザ同盟]]
[[Category:労働赤旗勲章受章都市]]
[[Category:1992年登録の世界遺産]]
[[Category:世界遺産 な行]]
[[Category:ヨーロッパの市街地の世界遺産]]
[[Category:ヨーロッパ100名城]]
[[Category:ヴァイキング時代の居住地]]
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