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{{Infobox_自動車基本情報
'''アテンザ'''('''ATENZA''')は[[マツダ]]が製造・発売する[[自動車|普通乗用車]]。<br>[[マツダ・カペラ|カペラ]]の後継ではないが、クラスは嘗てのカペラのクラスに置かれている。
| ロゴ=
| 画像=Mazda ATENZA SEDAN 25S L Package (6BA-GJ5FP) at night front.jpg
| 画像説明=3代目・GJ型(2018年5月 - )
| 車名= マツダ・アテンザ / [[マツダ・MAZDA6|{{color|white|MAZDA6}}]]
| 販売期間= [[2002年]] - ([[2019年]])
| 製造国={{JPN}}
| ボディタイプ=4ドア[[ノッチバックセダン]]<br />5ドア[[ハッチバックセダン]]<br/>(初代、2代目)<br />[[ステーションワゴン]]
| 駆動方式=[[前輪駆動]]/[[四輪駆動]]
| 先代= [[マツダ・カペラ]]
| 別名= [[:en:Mazda6|Mazda6]]
}}
'''アテンザ'''(''ATENZA'')は、日本の自動車メーカーの[[マツダ]]が製造・販売していた中型[[乗用車]](欧州では[[Dセグメント]])「[[マツダ・MAZDA6|MAZDA6]]」の、2002年から2019年における日本国内での名称(ペットネーム)。日本国外では2002年の販売当初から「[[:en:Mazda6|Mazda6]]」のモデル名で販売されていたが、3代目モデルの一部改良を行った。2019年8月1日販売開始モデルから日本国内向け専用のペットネームを廃止し、名称を「MAZDA6」に統一した<ref name="release20190704" />。
 
本項では、日本国内で「アテンザ」のペットネームで販売されていた2002年から2019年7月までの状況について記す。
 
== 概要 ==
==初代 2002・5-==
[[マツダ・カペラ|カペラ]] (Mazda 626) の後継車として発売された。
[[2002年]][[5月20日]]発表(マツダにとっては[[マツダ・トリビュート|トリビュート]]が発表された[[2000年]]10月以来1年半ぶりの新型車である)
 
2012年に登場した[[マツダ・GJ|3代目]]は、その販売期間中においてマツダの[[フラグシップ機|フラッグシップモデル]]として位置づけられていた<ref name="#1">[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2012/201211/121120a.html 新世代フラッグシップモデル、新型「マツダ アテンザ」を発売] - マツダ 2012年11月20日</ref>。
*車名の由来は、[[イタリア語]]で注目を意味する「'''アテンツィオーネ'''」を造語にしたものである。
*[[ヨーロッパ]]市場との関係などで全幅が1780mmあり、[[エンジン]]の排気量にかかわらず全車3ナンバーとなる。
*アテンザは全車、防府工場([[山口県]][[防府市]])で製造されている
*海外では'''Mazda6'''の名前で販売されている。
*国内では2002年[[RJCカー・オブ・ザ・イヤー]]などの受賞を始め世界中で70以上の賞を受賞した。(2004年現在)
 
[[中華人民共和国|中国]]市場では2017年現在もこれまでに発表されたマツダ6の歴代3世代が全て併売されている。車名は初代がマツダ6、2代目がマツダ6睿翼(ルイイー)、3代目がマツダ6阿特茲(アテンザ)となる<ref>{{Cite web|和書| title=中国で3世代のマツダ「アテンザ」が新車で購入できる理由とは?| url=http://jp.autoblog.com/2015/02/16/mazda-atenza-mazda6-mazda3-axela-china/| publisher=Autoblog日本版| date=2015-02-17| accessdate=2015-05-09}}</ref><ref>{{cite web| title=First-gen Mazda6 still available in China, sold alongside second and third generations| url=http://www.worldcarfans.com/115031290387/first-gen-mazda6-still-available-in-china-sold-alongside| publisher=WorldCarFans.com| date=2015-03-12| accessdate=2015-05-09}}</ref>。
=== 歴史 ===
{{-}}
*2002年
== 初代 GG/GY系(2002年 - 2008年) ==
**1月 - アメリカ・デトロイドで開かれた北米国際自動車ショーにMazda6(日本名:アテンザセダン)を出展。
{{Infobox 自動車のスペック表
**[[1月31日]] - アテンザに搭載されるNewI4エンジンの生産を[[広島市]][[南区 (広島市)|南区]]の新エンジン工場にて生産開始。
| 車種=普通自動車
**[[2月14日]] - 防府工場(山口県防府市)で第1号車をラインオフ。
| 車名=マツダ・アテンザ(初代)
**[[3月5日]] - [[ドイツ]]で開かれたジュネーブモーターショーにMazda6スポーツワゴン(日本名:アテンザスポーツワゴン)を出展。
| 車名補=GGEP/GGES/GG3P/GG3S/GYEW/GY3W型
**5月20日 - アテンザを発表。セダン、スポーツを発売開始。
|1枚目画像の説明=アテンザスポーツ
**[[6月24日]] - スポーツワゴンを発売開始。
|1枚目画像名=アテンザ01.jpg
|2枚目画像の説明=Mazda6 セダン(豪州仕様
|2枚目画像名=2003Mazda6-McMillansLookout.jpg
|3枚目画像の説明=アテンザスポーツワゴン
|3枚目画像名=Mazda Atenza Sports Wagon.jpg
| 販売期間=[[2002年]] - [[2008年]]
| 設計統括=金井誠太(総合主査)
| デザイン=小泉巌(チーフデザイナー)
| ボディタイプ=4ドア[[ノッチバックセダン]]<br>5ドア[[ハッチバックセダン]]<br />5ドア[[ステーションワゴン]]
| エンジン位置 = フロント
| ハイブリッドシステム=
| エンジン=LF-DE型 2.0[[リットル|L]] [[直列4気筒|直4]] [[DOHC]]<br />L3-VE型 2.3L 直4 DOHC [[自然吸気]]<br/>L3-VDT型 2.3L 直4 DOHC [[ターボ]]
| 最高出力=178[[馬力#仏馬力|PS]]/6,500[[rpm (単位)|rpm]]
| 最大トルク=21.90[[kgf]]·[[m]]/4,000rpm
| トランスミッション=5速[[AT]]/6速[[MT]]
| サス前=[[ダブルウィッシュボーン式サスペンション|ダブルウィッシュボーン]]
| サス後=[[マルチリンク式サスペンション|マルチリンク]]
| 駆動方式=FF/AWD
| 全長=4,675[[ミリメートル|mm]] 〜4,695mm
| 全幅=1,780mm
| 全高=1,430mm - 1,440mm
| ホイールベース=2,675mm
| 車両重量=1,360[[キログラム|kg]] - 1,530kg(AT車)<br />1,410kg - 1,550kg(MT車)
| 乗車定員=5名
| 自由項目1(項目名)=
| 自由項目1(内容)=
| 自由項目2(項目名)=
| 自由項目2(内容)=
| 別名=[[:de:Mazda6|Mazda6]](初代・日本国外)<br>[[フォード・フュージョン (アメリカ)|フォード・フュージョン]](初代)<br>[[リンカーン・ゼファー]](2代目)<br>[[リンカーン・MKZ]](初代)<br>[[マーキュリー・ミラン]]
| 先代=[[マツダ・カペラ]]
| 後継=
| プラットフォーム=[[マツダ・Gプラットフォーム#GG|マツダ・GGプラットフォーム]](セダン、スポーツ)<br/>[[マツダ・Gプラットフォーム#GY|マツダ・GYプラットフォーム]](スポーツワゴン)
}}
[[2002年]]5月20日に販売開始。マツダにとっては[[マツダ・トリビュート|トリビュート]]が販売された[[2000年]](平成12年)10月以来1年半ぶりの自社製新型車である。また、この系統で「カペラ」の名称を使用しないのは[[1994年]]に[[マツダ・クロノス|クロノス]]が6代目カペラに置き換えられる際以来の8年ぶりである。ボディタイプは「スポーツ」と称する[[ハッチバック]]と[[セダン]]、[[ステーションワゴン]]の3種類。[[プラットフォーム (自動車)|プラットフォーム]]は、[[マツダ・Gプラットフォーム#GG|マツダ・GGプラットフォーム]](セダン、スポーツ)および[[マツダ・Gプラットフォーム#GY|マツダ・GYプラットフォーム]](スポーツワゴン)を採用。「ボルト以外は全て一新」とPRされた様に「MZRエンジン」を含め全てがマツダの主導による新開発であり、以降の[[フォード・モーター|フォード]]のミドルクラス車([[フォード・フュージョン (アメリカ)|フュージョン]]など)の基本プラットフォーム「CD3プラットフォーム」のベースとして採用される渾身の力作となった。
発売当時は[[マツダ・RX-7|RX-7]]、[[マツダ・ロードスター|ロードスター]]に次ぐ新たな5ドアスポーツカーというキャッチコピーであった。
 
[[ヨーロッパ]]市場との関係などで全幅が1,780mmあり、エンジンの排気量にかかわらず全車[[普通自動車|3ナンバー]]となる。ただし、[[日本]]の道路事情を考慮して、ドアミラーを含めた車幅は他社同クラス車種の標準的な車幅(1,750mm前後)のものと同等か、それ以下の数値に抑えて作られている。
===ボディバリエーション===
*4ドア[[セダン]]-アテンザセダン
エンジンは、フォードグループの新しい基本エンジンとなる、マツダの新開発機種「MZRエンジン」<ref group="補足">MZRは「Mazda Responsive」の略とされる。</ref>が搭載され、[[直列4気筒]][[DOHC]]のLF-DE型2.0L、同L3-VE型2.3L<!--(2代目からはL3-VE型に代わりL5-VE型2.5L)-->がある。欧州仕様車にはRF-CDT型コモンレール2.0L[[ディーゼルエンジン|ディーゼル]]・[[ターボチャージャー|ターボ]]も搭載される(こちらは6速[[マニュアルトランスミッション|マニュアル]]車のみ)。日本仕様には[[w:Ford Duratec engine#Duratec 25|AJ型V6]]の設定はない。
*5ドア[[ハッチバック]]-アテンザスポーツ
*5ドア[[ステーションワゴン]]-アテンザスポーツワゴン
=== メカニズム ===
* エンジンは[[直4]][[DOHC]]のLF-DE型2000cc、同L3-VE型2300ccがある。
* 駆動方式は[[フロントエンジン・フロントドライブ|FF]]のほか、スポーツワゴンの2300ccのみ[[四輪駆動]]がある。
* トランスミッションは4速[[オートマチックトランスミッション|AT]]のほか、スポーツ、スポーツワゴン2300ccのFFに[[マニュアルトランスミッション|MT]]が、スポーツワゴンの四輪駆動に5速ATがある。
 
「マツダスピード アテンザ」には、新開発L3-VDT型2.3L[[ガソリン直噴エンジン|直噴ガソリン]]ターボエンジン「[[マツダ・DISI TURBO|MZR 2.3 DISI TURBO]]」、電子制御アクティブトルクコントロールカップリング[[四輪駆動|4WD]]システムを搭載。マツダ・アテンザのフラッグシップ的存在として、[[アメリカ]]、欧州、日本を中心とした[[アジア]]地域にアピールする狙いがある。
<!--
 
==ライバル車種==
駆動方式は前輪駆動のほか、四輪駆動がある(スポーツワゴンとMSPアテンザ)。
===トヨタ===
 
*[[トヨタ・アベンシス|アベンシス]]
発売当初はトランスミッションは4速[[オートマチックトランスミッション|AT]](グレードにより、アクティブマチック付、アクティブマチックなし)のほか、スポーツ(5ドア)、[[ステーションワゴン|スポーツワゴン]]2.3Lの前輪駆動車に[[マニュアルトランスミッション|MT]]が、スポーツワゴンの四輪駆動に5速ATが採用されていたが、[[2005年]]6月の[[モデルチェンジ (自動車)|マイナーチェンジ]]時から、2.0Lと2.3LのATすべてにアクティブマチック5速AT、MTは6速MTとなった。その際、主にフロントの外装デザインの変更、内装の質感向上、エンジンのダイレクトイグニッション化、[[ドライブ・バイ・ワイヤ|電子制御スロットル]]化など、ボディ剛性・走行性能のさらなる向上が図られた。
*[[トヨタ・カルディナ|カルディナ]]
 
===日産===
全車、防府工場([[山口県]][[防府市]])で製造されている。
*[[日産・プリメーラ|プリメーラ]]
 
===ホンダ===
当車両から採用されたマツダのブランドフレーズ「Zoom-Zoom」は現在までも採用されている。
*[[ホンダ・アコード|アコード]]
 
*[[ホンダ・アコードワゴン|アコードワゴン]]
マツダの得意分野である「走る楽しさ」を具体化し、デザインや走行性能に力を入れ、[[自動車評論家]]や自動車ファンの評価も高く、日本では2002年[[RJCカー・オブ・ザ・イヤー]]などの受賞を始め、[[2008年]]までに世界中で132の賞を受賞した。なお初代アテンザの世界販売台数も132万台となっている。
===スバル===
 
*[[スバル・レガシィ|レガシィ]]
また、スポーツモデルの23Z(セダン除く)発売記念として[[リュック・ベッソン]]監督が手がけた、ショートムービー「RUSH」(ラッシュ)もネット上で公開された。
-->
2006年のドイツ自動車顧客満足度(CSI)調査で、アテンザは最も高い861ポイントのスコアを獲得した。 [[東京都]]内では個人[[タクシー]]が、また[[宮城県警察]]や[[静岡県警察]]でも、[[パトカー]]としてどちらも4ドアセダンを導入している。
<gallery>
ファイル:Mazda Atenza 1g Interior.jpg|車内
ファイル:Mazda Atenza Sports Wagon rear.jpg|アテンザスポーツワゴン(リア)
ファイル:'03-'05 Mazda 6 Hatchback.JPG|マツダ6ハッチバック(リア)
ファイル:Mazda6 rear 20080320.jpg|マツダ6セダン(リア)
</gallery>
 
=== 年表 ===
*[[2001年]](平成13年)10月24日 - 第35回[[東京モーターショー]]にて、参考出品<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2001/200110/1017b.html マツダ、「アテンザ」 「RX-8」を東京モーターショーに出品] - マツダ 2001年10月17日</ref>。
*[[2002年]]
** 1月 - アメリカ・デトロイトで開かれた[[北米国際オートショー]]にMazda6(日本名:アテンザセダン)を出展<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2002/200201/0108.html Mazda6北米仕様セダンを北米国際自動車ショーに出品] - マツダ 2002年1月8日</ref>。
** 1月31日 - アテンザに搭載されるNewI4エンジンの生産を[[広島市]][[南区 (広島市)|南区]]の新エンジン工場にて生産開始<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2002/200201/0131b.html マツダ(株)、NewI4エンジンの生産を開始] - マツダ 2002年1月31日</ref>。
** 2月14日 - 防府工場(山口県防府市)で第1号車をラインオフ<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2002/200202/0214.html マツダ(株)、「アテンザ」の第1号車をラインオフ] - マツダ 2002年2月14日</ref>。
** 3月5日 - [[ジュネーヴモーターショー]]にMazda6スポーツワゴン(日本名:アテンザスポーツワゴン)を出展<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2002/200202/0213.html Mazda6スポーツワゴンと次世代スモールカーコンセプト「マツダMXスポーツ ラナバウト」をジュネーブショーに出品] - マツダ 2002年2月13日</ref>。
** 5月20日 - 「アテンザ」を正式発表。セダン、スポーツを発売開始。翌月の[[6月24日]]にはスポーツワゴンを発売開始。当初はスポーツとスポーツワゴンが各3グレード(いずれも20F・23C・23S)、セダンは4グレード(20F・20C・23E・23Eラグジュアリーパッケージ)用意されていた<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2002/200205/0520.html 新型ミッドサイズカー「マツダアテンザ」を発売] - マツダ 2002年5月20日</ref>。
** 6月20日 - スポーツワゴンの23Cと23Sに4WD車を追加。8月1日より販売開始<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2002/200206/0620.html 「マツダアテンザ スポーツワゴン」に4WDを追加] - マツダ 2002年6月20日</ref>。
** 9月24日 - スポーツとスポーツワゴンの23Sに5MT車を追加。11月1日より販売開始(スポーツワゴンの23SはFF車のみ追加)<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2002/200209/0924.html 「マツダアテンザスポーツ、スポーツワゴン」に5MTモデルを追加] - マツダ 2002年9月24日</ref>。
** 11月20日 - 2003RJCカー・オブ・ザ・イヤーを受賞<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2002/200211/1120.html 「マツダアテンザ」2003RJCカーオブザイヤーを受賞] - マツダ 2002年11月20日</ref>。
** 12月 - 世界各国で23の賞を獲得<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2002/200212/1225.html 「マツダアテンザ」が世界各国で23の賞を獲得] - マツダ 2002年12月25日</ref>。
*[[2003年]]
** 5月 - 世界各国で50の賞を獲得<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2003/200305/0529.html 「マツダアテンザ」が世界各国で50の賞を獲得] - マツダ 2003年5月29日</ref>。
** 7月9日 - スポーツ、スポーツワゴンに18インチ[[アルミホイール]]などを装備した23Zを追加。また、すでに取得した2.0L車とあわせ、全ての2.3L車が「超-低排出ガス車」の認定を受ける<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2003/200307/0709.html 「マツダアテンザ」に新グレード、23Z(【Zi:】)を追加] - マツダ 2003年7月9日</ref>。
** 10月16日 - セダン23Eをベースに、スポーツ23Sに準じたエアロパーツを装備した[[特別仕様車|特別限定車]]「23E S-Limited」(限定500台)を発売。なお、内装はブラックのモノトーンインテリアとし、既存のスポーツ23Sとの差別化を図っている<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2003/200310/1016.html 「マツダ アテンザセダン」に特別限定車「23E S-Limited(エス・リミテッド)」新登場] - マツダ 2003年10月16日</ref>。
** 12月 - 「Mazda6」(アテンザ)が中国のカー・オブ・ザ・イヤーを受賞<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2003/200312/1222.html 「Mazda6」が中国の2004年カー・オブ・ザ・イヤーを受賞] - マツダ 2003年12月22日</ref>。
*[[2004年]]
** 9月16日 - スポーツ、スポーツワゴンの23S(スポーツワゴンはFF車)をベースに、ブラック基調のレザーシートやパワーシートなどを装備した特別限定車「23S Leather-Limited」(2タイプ合計で限定600台)を発売<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2004/200409/0916.html 「マツダアテンザ」の限定車「23S Leather-Limited(レザーリミテッド)」を発売] - マツダ 2004年9月16日</ref>。
** 9月22日 - パリモーターショーに「Mazda6 MPS」を出品。日本でも翌年1月14日から開催された「[[東京オートサロン]]2005」で「[[マツダスピード]]アテンザ」として参考出品した。
*[[2005年]]
** 6月23日 - マイナーチェンジ。
***セダンに設定されていた「23Eラグジュアリパッケージ」は仕様変更を経て「23EX」として独立し、スポーツとスポーツワゴンにも設定。また、スポーツとスポーツワゴンに20C、セダンに20Eを追加。これまで4WD車のみに設定されていた5EATを採用、MT車も5速から6速に変更され、その他細部の質感が見直された。同時に「マツダスピードアテンザ」(セダンに2.3L [[マツダ・DISI|DISIターボエンジン]]を搭載した高性能版)の先行予約を開始。特典として、レザーシートのカラー選択(期間限定)とオリジナル本皮[[自動車検査証|車検証]]ケースが贈呈された<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2005/200506/050623a.html 「マツダ アテンザ」をマイナーチェンジして発売] - マツダ 2005年6月23日</ref>。
** 8月 - マツダスピードアテンザを発売<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2005/200506/050623b.html 「マツダスピード アテンザ」の先行予約を開始] - マツダ 2005年6月23日</ref>。
*[[2006年]]
** 2月28日 - 世界累計生産台数100万台を達成。マツダ車としては歴代最短となる4年1か月で達成した<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2006/200603/060317.html 「マツダ アテンザ」、世界累計生産台数100万台を達成] - マツダ 2006年3月17日</ref>{{Refnest|group=補足|この半年後に[[マツダ・アクセラ|アクセラ]]も100万台を達成したが、アクセラは2003年10月の発売から3年2か月での達成となったため<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2006/200609/060908.html 「マツダアクセラ」、国内累計生産台数100万台を達成] - マツダ 2006年9月8日</ref>、半年でマツダ車としての過去最短記録を塗り替えた。}}。
** 4月19日 - 世界累計生産台数100万台記念し、全タイプの「23EX」をベースにブラウン色の専用レザーシート、運転席・助手席シートヒーター、メッキ仕様のアウタードアハンドルを装備した特別仕様車「23EX Brown Leather style」を発売<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2006/200604/060419b.html 「マツダアテンザ」世界累計生産台数100万台突破記念特別仕様車「23EX Brown Leather style(ブラウンレザースタイル)」を発売] - マツダ 2006年4月19日</ref>。
** 12月14日 - 限定車([[特装車]])「マツダスピードアテンザM’z Tune」を発売<ref>{{PDFlink|[http://www.mazda-eandt.co.jp/release/pdf/061214.pdf 「RX-8」と「マツダスピードアテンザ」のカスタマイズモデルの受注を開始]}} - [[マツダE&T]] 2006年12月14日</ref>。
** 12月22日 - スポーツとスポーツセダンの「23S」をベースに、専用シート・ドアトリム・センターパネル・アウタードアハンドル等を施した特別仕様車「23SS」とセダンの「20E」をベースに、黒木目調のセンターパネル、アルミホイールなどを装備した特別仕様車「20ES」を発売<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2006/200612/061222a.html マツダ(株)、「アテンザ」、「MPV」、「ベリーサ」の特別仕様車を発売] - マツダ 2006年12月22日</ref>。
* [[2007年]]12月<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.carsensor.net/catalog/mazda/atenza/F001/|title=アテンザ(マツダ)2002年5月~2007年12月生産モデルのカタログ|中古車なら【カーセンサーnet】|publisher=リクルート株式会社|date=2020-1-25|accessdate=2020-1-25}}</ref> - 生産終了。在庫対応分のみの販売となる。
* [[2008年]]1月 - 2代目と入れ替わる形で販売終了。
 
== 2代目 GH系(2008年 - 2012年) ==
{{Infobox 自動車のスペック表
| 車種=普通自動車
| 車名=マツダ・アテンザ(2代目)
| 車名補=GHEFP/GHEFS/GHEFW/GH5FS/GH5FP/<br />GH5FW/GH5AP/GH5AS/GH5AW型
| 1枚目画像の説明=セダン(前期型)
| 1枚目画像名=2007 Mazda Atenza-Sedan 01.jpg
| 2枚目画像の説明=スポーツ(前期型)
| 2枚目画像名=2007 Mazda Atenza-Sport 01.jpg
| 3枚目画像の説明=スポーツワゴン
| 3枚目画像名=Mazda Atenza Sportswagon (GH) front.JPG
| 販売期間=[[2008年]] - [[2012年]]
| 設計統括=梅下隆一(主査)
| デザイン=佐藤洋一(チーフデザイナー)
| ボディタイプ=4ドアノッチバックセダン<br>5ドアハッチバックセダン<br />5ドアステーションワゴン
| エンジン位置 = フロント
| ハイブリッドシステム=
| エンジン=LF-VE型 2.0L 直4 DOHC(前期型)<br/>LF-VD型 2.0L 直4 DOHC(後期型)<br />L5-VE型 2.5L 直4 DOHC<br/>3.7L [[V型6気筒|V6]](北米仕様)
| トランスミッション=6速AT(4WD)/5速AT/6速MT
| サス前=ダブルウィッシュボーン
| サス後=マルチリンク
| 駆動方式=前輪駆動/四輪駆動
| 全長=4,735mm(セダン・スポーツ)<br/>4,765mm(スポーツワゴン)<br/>4,920mm([[北アメリカ|北米]]仕様)
| 全幅=1,795mm<br/>1,840mm(北米仕様)
| 全高=1,440mm - 1,450mm(セダン・スポーツ)<br/>1,450mm - 1,500mm(スポーツワゴン)<br/>1,470mm(北米仕様)
| ホイールベース=2,725mm<br/>2,790mm(北米仕様)
| 車両重量=1,390kg - 1,500kg(セダン)<br/>1,430kg - 1,540kg(スポーツ)<br/>1,450kg - 1,560kg(スポーツワゴン)
| 乗車定員=5人
| 自由項目1(項目名)=
| 自由項目1(内容)=2.5L車に標準装備<br />2.0L車は受注生産
| 自由項目2(項目名)=
| 自由項目2(内容)=
| 別名=[[:de:Mazda6|Mazda6]](2代目・日本国外)
| 先代=
| 後継=
| プラットフォーム=[[マツダ・Gプラットフォーム#GH|マツダ・GHプラットフォーム]]
}}
エンジンは先代型の2.3Lエンジンに代わってL5-VE型2.5Lエンジンを投入。従来の2.3Lエンジンでは[[高オクタン価ガソリン|プレミアムガソリン(ハイオク)]]指定であったが、従来の2.3Lより排気ガスがクリーンになり、使用燃料を[[レギュラーガソリン]]とするなど経済性にも配慮された。また、[[日本車]]初となる「リアビークルモニタリングシステム」をオプションで設定。これは時速60[[キロメートル毎時|km/h]]以上の走行時、後方から来た車両を[[レーダー]]で検知するシステムで、ドライバーが[[方向指示器]]を使用する際に他の車両が接近してきたらランプと音で警告を行う安全装備である。あわせて今回のモデルチェンジでは、インパネ上方の集中ディスプレイに表示される機能を[[ステアリング]]にあるスイッチで操作することで、ハンドルから手を離さずにエアコンやオーディオを安全かつ容易に操作できる「CF-Net(シーエフネット)」機能も採用された。
 
空力対策としてフロントタイヤ前方に馬蹄型フロントタイヤ・ディフレクターが取り付けられ、床下気流の流速とブレーキ冷却性を制御している。
 
トランスミッションはセダンの20C/20E/25EX、スポーツの20C/25S(2WD車)/25Z/25EX、スポーツワゴンの20F/20C/25S(2WD車)/25Z/25EXがアクティブマチック付5AT、セダンの25F、スポーツ・スポーツワゴンの25C/25S(4WD車)はアクティブマチック付6ATとなり、スポーツ・スポーツワゴンの25S/25Z(2WD車)に設定の6MTにも改良が加えられた。
 
さらに、2.5L車へのDSC([[横滑り防止装置]])やTCS([[トラクションコントロールシステム]])の標準化と初代(標準車)ではスポーツワゴンのみに用意されていた4WD車をセダン及びスポーツに拡大採用とし操縦安定性を向上させている。
 
[[北アメリカ|北米]]仕様は先代同様、[[ミシガン州]]のマツダ・フォードの合弁会社「オートアライアンス・インターナショナル」で生産される。 ボディサイズ・室内寸法が日本・欧州仕様よりもひと回り大きくなっており、全長4,920mm、全幅1,840mm、全高1,470mm、ホイールベース2,790mm。外観はフロントバンパー等のデザインが他国と大きく異なり、リアはナンバープレートがテールランプ間にある。エンジンはアテンザと共通の2.5L(L5-VE)に加え、[[マツダ・CX-9|CX-9]]にも搭載される[[フォード・モーター|フォード]]・サイクロンエンジンのマツダ版である3.7L・[[V型6気筒|V6]]・MZIも設定される。
 
また、宮城県警察が初代に続いてセダンをパトカーとして導入している。
 
アメリカ市場において、2011年に2009年 - 2010年モデルを65,000台、2014年に2010年 - 2012年モデルを42,000台の[[リコール (自動車)|リコール]]を行っている。これは一般的なメカニカルトラブルやコンピューターソフトを起因とするリコールではなく、吸気系にガソリンの匂いを好む[[クモ]]が巣を張ることを理由にした珍しいものであった<ref>{{Cite news|url=https://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJEA3302920140404/|title=マツダのリコールはクモが原因、米国でアテンザ4.2万台|work=ロイター|publisher=ロイター通信社|date=2014-04-05|accessdate=2014-04-05}}</ref>。
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ファイル:Mazda Atenza Sedan (GH) rear.JPG|アテンザセダン リア
ファイル:Atenza2ndrear.jpg|アテンザスポーツ (前期型リア)
ファイル:2007 Mazda Atenza-Sport-Wagon 01.jpg|スポーツワゴン(前期型リア)
ファイル:2010 Mazda6 i Grand Touring -- 05-11-2010.jpg|マツダ6セダン フロント(北米仕様)
File:2011 Mazda6i Touring Sedan rear left.jpg|マツダ6セダン リヤ(北米仕様)
ファイル:Mazda 6 rear 20080312.jpg|マツダ6セダン リア
ファイル:Mazda 6 II Sport Kombi front.jpg|マツダ6ワゴン(フロント)
ファイル:Mazda 6 II Sport Kombi rear.jpg|マツダ6ワゴン(リア)
ファイル:Atenza2ndinterior.jpg|車内
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=== 年表 ===
*[[2007年]]
** 8月 - アテンザの欧州仕様であるMazda6の新型が、2007年9月に開催された第62回[[フランクフルトモーターショー]]に出品された<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2007/200708/070807b.html マツダ、フランクフルトモーターショーに新型「Mazda6」を出品] - マツダ 2007年8月7日</ref>。
** 10月24日 - 日本仕様のアテンザを東京モーターショーで発表<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2007/200710/071002.html 新型「マツダアテンザ」「マツダ大気(たいき)」を第40回東京モーターショーに出品] - マツダ 2007年10月2日</ref>。
*[[2008年]]
** 1月11日 - 「マツダアテンザ マツダスピードコンセプト」を東京オートサロン2008で公開<ref>http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2007/200712/071214.html 「マツダアテンザ マツダスピードコンセプト」を東京オートサロン2008に出品] - マツダ 2007年12月14日</ref>。
** 1月29日 - [[モデルチェンジ (自動車)|フルモデルチェンジ]]<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2008/200801/080129.html 「マツダアテンザ」をフルモデルチェンジして発売] - マツダ 2008年1月29日</ref>。
** 2月28日 - 日本仕様の受注台数が、発売1か月で月間販売計画(3つのボディタイプ合わせて1500台)の3倍に当たる4,500台に達したと発表<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2008/200802/080228.html 新型『マツダアテンザ』、国内販売で好調な立ち上がり] - マツダ 2008年2月28日</ref>。
** 4月25日 - 北米仕様の「Mazda 6」の新型が発表された。2009年モデルとして2008年夏頃から生産・販売された<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2008/200804/080425c.html 北米向け新型「Mazda6」を初公開] - マツダ 2008年4月25日</ref>。
** 10月2日 - [[パリモーターショー]]にて欧州仕様である「Mazda 6」の2.2L[[ディーゼル]]エンジン車が世界初公開された<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2008/200809/080904.html マツダ、パリモーターショーにコンセプトカー「マツダ清(きよら)」を出品] - マツダ 2008年9月9日</ref>。
** 12月17日 - セダンの「20C」をベースにLEDドアミラーウインカー、ディスチャージヘッドランプ、アルミホイール、本皮巻ステアリング・シフトノブなどを装備し、スポーティーな外内装としたほか、ボディカラーは通常の「20C」では選択できない「ライラックシルバーメタリック」や「ストーミーブルーマイカ」など6色を設定したセダン特別仕様車「2.0 Style edition」を発売<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2008/200812/081217b.html 「マツダ アテンザ」 セダンの特別仕様車を発売] - マツダ 2008年12月17日</ref>。
*[[2010年]]
** 1月26日 - マイナーチェンジ。
***フロントデザインを変更すると共に、リアコンビネーションランプの回り込み部にウィングをモチーフとしたメッキを採用。スポーツワゴンはボディ形状に合わせた伸びやかなデザインとした。アルミホイールは新デザインを採用。ボディカラーはマツダ車では初採用となる淡いブルー系「クリアウォーターブルーメタリック」、茶系の「ミッドナイトブロンズマイカ」の2色や「グラファイトマイカ」、「ブラックマイカ」の計4色の新色を加えた8色展開とした。内装はピアノブラックの加飾を施し、統一感のあるデザインとした。
***セダン・スポーツワゴンの2.0L車のエンジンをMZR 2.0L DISIエンジンに変更し、燃費性能を向上(ただしアクセラの同エンジンに搭載の[[アイドリングストップ]]機構「[[i-stop]]」は非搭載)。「平成22年度燃費基準+15%」を達成した。パワーステアリングやサスペンションの特性を改良し、操舵性と高速走行時の直進安定性を向上。また、フロントとリアのサスペンション、ダンパーの最適化を行い、乗り心地を高めた。ラインナップが整理され、セダンは20C/20S/25EX/25Cの4グレード(25Cは4WD専用グレード)、スポーツは2.0L車が廃止されたため、25S/25Zの2グレードとなり、6速MT車は25Zのみの設定に、スポーツワゴンは20C/20S/25S/25EXの4グレードとなった(スポーツ・スポーツワゴンに設定されている25Sは4WD車も用意される)<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2010/201001/100126a.html 『マツダ アテンザ』をマイナーチェンジして発売] - マツダ 2010年1月26日</ref>。
** 9月9日 - 2010年8月末時点で初代モデルからの世界累計生産台数200万台を突破したことを発表<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2010/201009/100909a.html 「マツダ アテンザ」、世界累計生産200万台を達成] - マツダ 2010年9月9日</ref>。
*[[2012年]]
** 10月<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.carsensor.net/catalog/mazda/atenza/F002/|title=アテンザ(マツダ)2008年1月~2012年10月生産モデルのカタログ|中古車なら【カーセンサーnet】|publisher=リクルート株式会社|date=2020-1-25|accessdate=2020-1-25}}</ref> - 生産終了。在庫対応分のみの販売となる。
** 11月 - 3代目と入れ替わって販売終了。
 
== 3代目 GJ系(2012年 - 2019年)==
{{main|マツダ・GJ}}
[[2011年]]の東京モーターショーに出品された「[[マツダ・雄|雄(TAKERI)]]」<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2011/201110/111025b.html マツダ、東京モーターショーで新世代中型セダンのコンセプトモデル「マツダ 雄(TAKERI)」を初公開] - マツダ 2011年10月25日</ref>を量産化したモデルで、2012年11月20日に販売開始<ref name="#1"/>。新世代技術の「[[SKYACTIV TECHNOLOGY]]」と新デザインテーマの「魂動(こどう)- Soul of Motion」を採用したフラッグシップモデルとして開発された。また、[[マツダ・CX-5|CX-5]]に次いで2車種目となる「SKYACTIV」全面採用車でもある。この代から、先代まで設定されていた[[ハッチバック]]モデルが廃止された。これに合わせてスポーツワゴンの名称は「'''アテンザワゴン'''」に変更された。
 
パワートレーンは2.0Lと2.5Lの[[ガソリン直噴エンジン]]「[[マツダ・SKYACTIV-G|SKYACTIV-G]]」と、日本国内向けのアテンザ/MAZDA6では初<ref group="補足">カペラ、及びクロノス/[[マツダ・アンフィニMS-6|アンフィニMS-6]]時代には[[ディーゼル自動車|ディーゼル車]]が設定されていた。</ref>となる2.2L[[燃焼室#直接噴射式|直噴]][[ツインターボ#シーケンシャルターボ|ターボ]][[コモンレール]][[ディーゼルエンジン]]「[[マツダ・SKYACTIV-D|SKYACTIV-D]]」を用意。いずれも既存エンジンの改良型が投入された。
 
[[トランスミッション]]は発進時以外の全ての領域でロックアップし、スムーズで素早い変速が可能な6速[[オートマチックトランスミッション|AT]]「SKYACTIV-DRIVE」を採用。併せてディーゼル車にはマツダの日本国内向け車種では初めて、ショートストローク化による素早いシフトチェンジと、構造の見直しによる軽い操作感を両立した小型・軽量設計の6速[[マニュアルトランスミッション|MT]]「SKYACTIV-MT」を設定した。
 
また、[[アイドリングストップ]]システム「[[i-stop]]」に加え、乗用車用では世界初となる[[蓄電器]]に[[キャパシタ]]を採用したことで電気を急速に蓄え、使う時には一気に放出できる特長を持つ減速エネルギー回生システム「[[i-ELOOP]](アイ・イーループ)」を全車に標準装備。さらに軽量高[[剛性]]ボディの「SKYACTIV-BODY」や軽量設計の[[シャシ (自動車)|シャシ]]「SKYACTIV-CHASSIS」も採用している。なお、この「SKYACTIV-CHASSIS」の[[ホイールベース]]はセダンとワゴンで異なり、セダンの2,830mmに対して、ワゴンは80mm短い2,750mmとなるが、セダンはこの内の32mmを後席空間の拡大に充てているのに対し、ワゴンではリアのタイヤ位置とサスペンションの取り回しを見直して室内への張り出しを前方に寄せ、荷室容積と使い勝手を重視している<ref>[http://autoc-one.jp/mazda/atenza/newmodel-1246754/ マツダ 新型アテンザ 新型車解説 ]オートックワン 2012年11月20日(2012年12月3日 閲覧)</ref><ref>[https://response.jp/article/2013/03/22/194181.html 【アテンザ開発者への10の質問】Q.5 なぜセダンとワゴンでホイールベース長が異なるのか?] - [[Response.]](2013年03月22日(金) 12時44分版)</ref>。
 
安全性能も強化されており、衝突回避や被害軽減を図る[[衝突被害軽減ブレーキ]]に、より早い段階でドライバーの認知支援を行う[[アクティブセーフティ]]技術を取り入れた独自の先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ アクティブセンス)」を採用した。また[[エアバッグ]]は運転席・助手席・左右サイド・左右カーテンの6エアバッグが全車標準装備された。
 
なお、2019年8月1日から販売される一部改良モデルより、日本国内向けの車名をグローバル向けと同じ「'''[[マツダ・MAZDA6|MAZDA6]]'''」に変更している<ref name="release20190704">{{Cite press release|和書|url=https://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2019/201907/190704a.html|title=「MAZDA6」の予約受注を開始 -2.5Lガソリンターボエンジン搭載車を設定-|publisher=マツダ|date=2019-07-04|accessdate=2019-07-10}}</ref>。変更以後についてはMAZDA6およびGJの項目を参照されたい。
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ファイル:Mazda 6 2013 MIAS.JPG
ファイル:MAZDA ATENZA SEDAN GJ XD L Package 02.JPG|2012年10月販売型 セダン XD Lパッケージ<br />(リア)
ファイル:Mazda ATENZA WAGON 20S (GJ) front.JPG|2012年10月販売型 ワゴン(フロント)
ファイル:Mazda Atenza wagon rear - Tokyo Midtown Design Touch 2012.jpg|2012年10月販売型 ワゴン(リア)
ファイル:MAZDA ATENZA SEDAN GJ XD L Package 04.JPG|2012年10月販売型 車内
ファイル:2018 Mazda6 Sport NAV+ Diesel 2.2 Front.jpg|セダン 2018年6月改良型
ファイル:Mazda ATENZA WAGON XD PROACTIVE (GJ) front.JPG|ワゴン(国内仕様)2014年11月改良型
ファイル:2015 Mazda Atenza interior.jpg|内装(国内仕様)2014年11月改良型
ファイル:MAZDA ATENZA SEDAN GJ XD L Package 03.JPG|SH-VPTR型<br />ディーゼルエンジン
ファイル:Mazda6内装KNTSC.jpg|内装 (国内仕様)2018年6月改良型
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== 車名の由来 ==
[[イタリア語]]で「注目」を意味する「'''アテンツィオーネ'''(Attenzione)」に由来した造語である。人々の注目を集める車となるようにという願いを込めて命名された<ref>[http://www.mazda.co.jp/corporate/profile/products/index.html 公式サイト 製品一覧]</ref>。
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 補足 ===
{{Reflist|group="補足"}}
=== 出典 ===
{{Reflist|2}}
 
== 関連項目 ==
{{Commonscat|Mazda Atenza}}
* [[SKYACTIV TECHNOLOGY]]
* [[マツダ・SKYACTIV-G]]
* [[マツダ・SKYACTIV-D]]
* [[i-stop]]
* [[i-ELOOP]]
* [[マツダ・雄]]
* [[マツダ・カペラ]]
* [[マツダ・クロノス]]
* [[マツダ・ミレーニア]]
* [[フォード・モーター]]
 
== 外部リンク ==
* [httphttps://www.atenza.mazda.co.jp/cars/atenza/?car_id=atenza-sedan 【M】MAZDA ATENZA6 SEDAN(日本)]
* [https://www.mazda.co.jp/cars/atenza/?car_id=atenza-wagon MAZDA 6 WAGON(日本)]
* [https://www.mazdausa.com/vehicles/mazda6 MAZDA 6(米国)]
* [https://www.mazda.de/modelle/mazda6-4-tuerer/ Mazda6 4-Türer(ドイツ)]
* [https://www.mazda.de/modelle/mazda6-kombi/ Mazda6 Kombi(ドイツ)]
 
{{自動車}}
{{マツダ車種年表}}
 
{{デフォルトソート:まつたあてんさ}}
[[en:Mazda Mazda6]]
[[Category:自動車マツダの車種|あてん]]
[[Category:セダン]]
[[Category:スポーツセダン]]
[[Category:スポーツワゴン]]
[[Category:ステーションワゴン]]
[[Category:ハッチバック]]
[[Category:四輪駆動車]]
[[Category:クリーンディーゼル車]]
[[Category:RJCカー・オブ・ザ・イヤー受賞車]]<!--初代、3代目-->
[[Category:日本自動車殿堂カー・オブ・ザ・イヤー受賞車]]<!--初代-->