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{{混同|ノースウェスト・エアカンパニー|x1=ロシアで2010年に設立された}}
{{出典の明記| date = 2019年11月}}
{{航空会社情報ボックス |
航空会社 = ノースウエスト航空<br
ロゴ = Northwest Airlines Logo.svg|
ロゴサイズ = 210px|
IATA = NW |
ICAO = NWA |
コールサイン =
親会社 =
設立日 = 1926年
本拠地 = {{Flagicon|USA}} [[ミネソタ州]][[
代表者 = Ed Bastian ([[最高経営責任者|CEO]]) |
ハブ空港 = [[デトロイト・メトロポリタン国際空港|デトロイト・メトロ・ウェイン空港]]<br/>[[ミネアポリス・セントポール国際空港]]<br/>[[メンフィス国際空港]]<br/>[[成田国際空港]]<br/>[[
焦点都市 = [[インディアナポリス国際空港]]<br/>[[ホノルル国際空港]]<br/>[[シアトル・タコマ国際空港]]
マイレージサービス =
ラウンジ =
航空連合 = [[スカイチーム]] |
保有機材数 = 365機
目的地 = 255都市 |
ウ
|運航停止日=2010年1月31日([[デルタ航空]]と合併)}}
[[File:NWAHeadquartersMinneapolisMN.jpg|thumb|ノースウエスト航空の本部]]
'''ノースウエスト航空'''(ノースウエストこうくう、Northwest Airlines, Inc.<!--、{{nyse|NWA}} ## デルタ航空との合併により上場廃止 ##-->)は、かつて[[アメリカ合衆国]][[ミネソタ州]][[イーガン (ミネソタ州)|イーガン]]([[ミネアポリス]]・[[セントポール (ミネソタ州)|セントポール]]郊外)に本部をおいていた[[航空会社]]。2008年に[[デルタ航空]]と経営統合し、2010年1月31日をもってデルタ航空となった。
== 概要 ==
=== 社名 ===
[[File:NORTHWEST AIRLINES (2131011491).jpg|thumb|ノースウエスト航空のロゴと尾翼]]
社名は「ノースウエスト」(Northwest) だが、本社がアメリカの北西部にあるわけではない。創業時に初めての定期便を飛ばした路線が北部中西部(旧[[北西部領土 (アメリカ合衆国)|北西部領土]]:Northwest Territory)のイリノイ州[[シカゴ]]とミネソタ州[[ミネアポリス]]を結ぶ航空郵便路線だったことから、これが社名に選ばれた。またノースウエスト航空はアメリカ本土から日本を始め東アジア各国に定期便を就航させた草分けであったことから、一時社名を「ノースウエスト・オリエント」としていた時期もあったが、登記上の正式名は「ノースウエスト」のままで変わることはなかった。
=== 日本との関わり ===
[[第二次世界大戦]]後、[[
「[[インカンバント・キャリア]]」として、日本経由に対して無制限の[[以遠権]]を有していて、アジア太平洋地区における最大の拠点として<ref name="al370-76"/>[[成田国際空港]]を[[ハブ空港]]としていた。日本支社はアメリカ国外の支社としては充実した体制で、客室乗務員基地や[[機内食]]工場だけではなく、運航管理部門や[[ラディソンホテル成田]]も設置し<ref name="al370-76">イカロス出版『月刊エアライン』2010年4月号(通巻370号)p76</ref>、アジア太平洋地区における、あらゆる業務を行うことから「第2の拠点」とさえ言われていた<ref name="al370-76"/>。
整備部門を例にすると、200名近い要員を配置し<ref name="al294-72">イカロス出版『月刊エアライン』2003年12月号(通巻294号)p72</ref>、修理やエンジン交換も日本で行うことが多かった。特に[[ボーイング747]]用のエンジンは常時4基の予備エンジンを確保しており<ref name="al294-72"/>、整備レベルの高さは社内でも有名で<ref name="al370-79">イカロス出版『月刊エアライン』2010年4月号(通巻370号)p79</ref>、アメリカ本国からボーイング747の修理のために日本へ[[回送#飛行機の回送|フェリーフライト]]させたり<ref name="al294-72"/>、日本支社の整備担当者が、アジア地区の就航地へ出張することも多かった<ref name="al370-79"/>。
成田国際空港のB滑走路でも離着陸可能な機材として、2002年4月18日から2003年10月15日までは[[エアバスA320]]を<!--日付が重なっているのは段階的な置き換えだったためです-->、2003年9月30日以降は[[ボーイング757]]を、成田国際空港からアジア地区への路線に使用するために常駐させる運用を行っていたが、これは前述のような日本支社の体制により実現した<ref name="al294-72"/>。
1997年11月に[[日本エアシステム]](JAS)とマイレージサービスの提携を開始。1999年~2000年には[[コードシェア]]便としてJASの[[関西国際空港]]発着路線にノースウエスト便名を、ノースウエストの成田発着北米路線(ニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルス、シアトル)にJAS便名を付け、関空発着路線の少ないノースウエストと北米線を持たないJAS進出の橋頭保とした。しかし、JASが2002年10月に[[日本航空 (持株会社)|日本航空]]と経営統合し、北米路線の提携航空会社が[[アメリカン航空]]に集約されたことから、JASとノースウエストとの提携関係は途絶えた。
== 歴史 ==
=== 設立と発展 ===
ノースウエスト航空は[[1926年]][[9月1日]]にノースウエスト・エアウェイズ (Northwest Airways) として創立し、
[[1934年]]には、Northwest Airlines, Incとして改組し
=== 戦時の軍事輸送と規模の拡大 ===
[[1941年]][[2月14日]]には株式上場を果たし、初の株式公募を
[[第二次世界大戦]]中にはアメリカの戦場優先の考えに基づいて、アラスカをはじめとする多くの地域に軍事輸送を行う。その軍事輸送プログラムは特殊プログラムも含め、合計で11にも上った。このプログラムを行うにつれ、ノースウエスト航空の社員数は急増した。また、この軍事輸送プログラムに多くの保有機を当てた
戦後まもない[[1948年]]には、保有機すべての尾翼が赤く塗り立てられ、これがノースウエスト航空の大きなトレードマークとなった。
また1940年代には、それまでノースウエスト航空が対象としてきたアメリカと日本の北太平洋地域の狭い範囲だけではなく、さらに中華民国や独立したばかりの韓国などへも運航便を開始した。
=== 運航路線のジェット化 ===
1950年代後半には多くの保有機を、プロペラ機からジェット機へ機種変更した。中でも[[ロッキード L-188]]は多く保有していた。
[[1960年]]には初の本格的なジェット旅客機である[[ダグラス DC-8|DC-8]]を導入した。これにより、ノースウエスト航空が運航する多くの長距離路線の輸送時間が大幅に短縮されることとなった。また、[[1961年]]にはDC-8に加えて[[ボーイング720]]を、[[1963年]]には[[ボーイング707|ボーイング707-320]]を引き続き導入している。
[[1970年]]に入ると[[ボーイング747]]を導入し、長距離路線をはじめとする多くの路線に就役させた。太平洋路線やアジア路線でも他社に先駆けて7月に東京へ、11月には台北へ747の一番機が乗り入れている。
[[1972年]]5月には[[マクドネル・ダグラス DC-10|DC-10]]を導入している。[[1979年]]には、アメリカの航空業界で規制が緩和されたことにより、新たに数多くの路線運航に参入し、[[1986年]]には全米に路線網を持っていた中堅航空会社の[[リパブリック航空 (1979–1986年)|リパブリック航空]]を買収し、国内線を強化した。
===
[[ファイル:Northwest_Airlines-KLM_DC-10_hybrid_livery_Spijkers.jpg|サムネイル|KLMと提携していた際の[[マクドネル・ダグラス DC-10|マクドネル・ダグラスDC-10]]]]
[[1980年代]]には、ボーイング747-400や[[ボーイング757]]、[[エアバスA320]]などを多数導入した。ボーイング747-400については[[ローンチカスタマー]]となっている。またこの年代に、新たな国際路線を多数開設している。
[[1990年]]、ノースウエスト航空は多額の資金を投じ、サービスなどの向上を目標とするプログラムを実施した。[[1997年]]にはノースウエスト航空史上で最高の利益である5億361万ドルを1年間で
[[1997年]]、日本エアシステム(JAS)とマイレージサービスの提携を開始。[[1999年]]よりJASの[[関西国際空港|大阪/関西]] - [[福岡空港|福岡]]、大阪/関西-[[那覇空港|沖縄/那覇]]線でコードシェア運航を開始した。
[[2005年]]、[[原油価格]]高騰に伴う燃料費の増加などによって収益が悪化。[[9月14日]]、[[デルタ航空]]と共に[[連邦倒産法第11章]]の適用を申請したが、[[2007年]]5月31日に経営再建することとなった<ref>http://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=29333&cid=2</ref>。
[[2006年]]には、運航停止となった[[インディペンデンス航空]] ([[:en:Independence Air|Independence Air]]) の運航権を買収。これをベースに新たに60 - 70席クラスの小型機を運航する子会社[[コンパス航空]] ([[:en:Compass Airlines (North America)|Compass Airlines]]) を設立。7月に再建開始。
世界的に拡大している[[航空連合]]の基となる国際的提携を[[KLMオランダ航空]]と初めて行ったとされる。詳しくは[[ウイングス・アライアンス]]の項を参照。
2008年6月、原油高の影響により燃費の悪いアメリカ合衆国製旅客機<!--アメリカ国内の路線を中心に最大8.5%から9.5%のカットをし、(何をカット?)-->のうち、[[ボーイング757]]を14機、[[マクドネル・ダグラス DC-9|DC-9]]を33機削減することを発表した。
=== デルタ航空との合併 ===
{{Main|デルタ航空・ノースウエスト航空の合併}}
[[ファイル:DL-NW_Tails.svg|サムネイル|デルタ航空とノースウエスト航空]]
2008年1月に[[デルタ航空]]と合併交渉を開始し、同年[[4月14日]]に合併合意を発表。同[[10月29日]]、[[アメリカ合衆国司法省]]が認可したことで両社は即日合併を発表した<ref>[http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20081030AT2M3000D30102008.html デルタ・ノースウエスト合併、米司法省が認可 世界最大に] 日本経済新聞 2008年10月30日付記事</ref>。
旧ノースウエスト航空の持つアジア太平洋のネットワークと、旧デルタ航空の中南米のネットワークを合わせて両者がお互いに手薄だった路線を引き継ぎ、広範囲な路線網をもつアメリカ最大の航空会社になった。また、従来より提携関係の深いパートナーである[[エールフランス - KLM]]と合わせると大西洋路線でも大きなシェアを持つことになった。
2009年度から「クロス・フリーティング」と呼ばれる、デルタ航空の機材と自社機材を混ぜてお互いの機材をお互いの路線に導入、コードシェアを実施した。2010年1月30日、NW2470便を最後にノースウエスト便名による運航が終了、同時期にウェブサイトも終了となり、デルタ航空との経営統合を完了、正式に社名が消滅し、84年に及ぶ歴史に幕を閉じた。
その後デルタ航空に変わってからも成田ハブの状態は続いたが、日本側にスカイチームのパートナー航空会社が存在しないことや、需要の低下、さらに[[羽田空港発着枠]]の問題などが原因で、次第に便数を減らしていった。そして2018年3月、デルタ航空と[[大韓航空]]が共同事業を開始、太平洋路線のハブ機能は事実上[[仁川国際空港]]へ移転され、羽田時代を含めて70年以上続いた東京のハブ機能は幕を閉じた。
== 運航路線 ==
[[ファイル:NWA_at_Narita.jpg|サムネイル|成田国際空港に並ぶノースウエスト航空機]]
運航されていた[[シアトル・タコマ国際空港|シアトル]]・[[デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港|デトロイト]]・[[ミネアポリス・セントポール国際空港|ミネアポリス]]・[[ロサンゼルス国際空港|ロサンゼルス]]・[[サンフランシスコ国際空港|サンフランシスコ]]・[[ポートランド国際空港|ポートランド]]・[[ホノルル国際空港|ホノルル]]など[[アメリカ合衆国|アメリカ]]7都市から日本の3都市(=[[成田国際空港|東京・成田]]、[[関西国際空港|大阪・関西]]、[[中部国際空港|名古屋・中部]])はすべて新デルタ航空便として継承された。また、既得の[[以遠権]]を生かすことで、[[成田国際空港]]を[[ハブ空港]]の一つとし、[[仁川国際空港|ソウル/仁川]]、[[金海国際空港|釜山]]、[[香港国際空港|香港]]、[[台湾桃園国際空港|台北]]、[[チャンギ国際空港|シンガポール]]、[[スワンナプーム国際空港|バンコク]]、[[ニノイ・アキノ国際空港|マニラ]]、[[北京首都国際空港|北京]]、[[上海浦東国際空港|上海/浦東]]や中部からマニラなどへのネットワークも形成し、[[グアム国際空港|グアム]]、[[サイパン国際空港|サイパン]]へもデルタ航空便として運航されていた。
以前は成田から[[広州白雲国際空港]]、関西から[[高雄国際空港]]、[[クアラルンプール国際空港]]などへも就航するほどアジアネットワークを広げていたことにより、ノースウエスト航空の日本での知名度は非常に高かった。また古くから[[チャットラパティー・シヴァージー国際空港|ムンバイ]]にも乗り入れていたが、こちらは東回りの[[アムステルダム・スキポール空港|アムステルダム]]からの便であった。
なお、大西洋路線では主にアメリカのデトロイト、ミネアポリス、シアトル、ボストン、ポートランドから強固な提携関係のあるKLMオランダ航空のハブ、[[アムステルダム・スキポール空港|アムステルダム]]に路線があり、特にデトロイトからは[[ロンドン・ヒースロー国際空港]]、[[ロンドン・ガトウィック空港]]や[[シャルル・ド・ゴール空港|パリ]]、[[フランクフルト空港|フランクフルト]]などにも直行便があり、ミネアポリスからも[[ロンドン・ヒースロー国際空港]]にノンストップ便を持っていて、大西洋路線でもアメリカとヨーロッパ間のオープンスカイ協定を利用したKLMオランダ航空とのジョイントベンチャーにより、[[スカイチーム]]のネットワークを充実させていたが、統合後はKLMと同じグループでもある[[エールフランス]]とも緊密な関係を持っている。
== 「赤い尾翼を追え」 ==
{{独自研究|date=2016年8月|section=1}}
{{Double image stack|right|Boeing 747-451 (1988) PW Blowing Shoe Northwest (KLM-ALLIANCE).tif|Boeing 747-400 (1988) PW Compass LIVERY.tif|250|旧塗装機|新塗装機}}
かつてパイロットたちの間では「赤い尾翼を追え」(Follow the red tail) という言葉が交わされることがあった。赤い尾翼とは、すなわち赤く塗られたノースウエスト航空機の[[垂直尾翼]]のことである。着陸誘導装置などがまだ発達していなかった頃、着陸進入時に悪天候に見舞われて迷ったら、前方でノースウエスト機が着陸態勢を取っていればそれに従えばよい、という意味の教訓である。
なぜノースウエスト機なのかというと、同社のハブ空港は[[ミネアポリス]]と[[デトロイト]]という、アメリカ北部中西部の[[五大湖]]沿岸の極めて天候が厳しい土地に位置しており、冬季には湖面から強い北風が吹き込み降雪も多い両空港では、荒天の中での離着陸が日常茶飯事だったからである。その経験から、かつてのノースウエストのパイロットたちは特に天候を見極める技量に長けていたといわれる。また、社内にアメリカ連邦航空局(FAA)公認の気象科を有し<ref name="al370-78">イカロス出版『月刊エアライン』2010年4月号(通巻370号)p78</ref>、会社が独自に作成した気象情報が提供されていたこと<ref name="al370-78"/>も理由の1つである。
コンピュータやエレクトロニクスの進化によって航法や航空管制、そして気象予測が著しく進化した結果、今日では赤い尾翼を追わなくても的確な判断ができるようになったが、それでもこの言葉が使われることが時折ある。アメリカの空港で空港管制官が離陸の順番をパイロットに伝える際に、「ノースウエスト機の後につくように」と言うところを「赤い尾翼を追え」などと言ったりするのがそれである。
そもそも尾翼を赤く塗ったのは、雪の多いミネアポリスとデトロイトで、管制塔から機体が見やすいようにという配慮だったという。2003年にノースウエスト航空はロゴと機体塗装を一新したが、その際も赤い垂直尾翼の伝統だけはしっかり守られている。しかしデルタ航空との合併により、全ての機体がデルタ航空の塗装に変更された。
== ロゴのエピソード ==
[[File:Northwest Airlines 1989-2003.svg|thumb|「N」や「W」や「北西を指した方位磁針」などあらゆる見方ができる、ノースウェスト航空の旧ロゴ。]]
ノースウェスト航空で、2003年まで使用されていたロゴは、実は非常に工夫が施されたものである。一見すると円の中に「N」とだけ書いてあるように見えるが、Nの文字の左にある三角形も含めてよく見ると、「W」にも見えるのである<ref name=":0">{{Cite web|和書|title=あの企業のロゴの秘密いろいろ|url=http://kachibito.net/marketing/logos-with-hidden.html|website=かちびと.net|date=2009-09-28|accessdate=2019-09-11|language=ja}}</ref>。「ノースウェスト」の英語表記「North West」の頭文字から来ているためである。さらに、円を[[方位磁針]]の縁と見ると、三角形(磁針)が左上を向いていることから、「ノースウェスト」の名前の通り、「北西」を指した方位磁針に見ることも可能である<ref name=":0" />。
== コードデータ ==
99 ⟶ 119行目:
* コールサイン:'''Northwest'''
<!--
== 歴史 ==
== 事件
-->
== 保有機材
{| border="1" cellpadding="4" cellspacing="0" style="margin: 0.5em 1em 0.5em 0; background: #f9f9f9; border: 1px #aaa solid; border-collapse: collapse; font-size: 95%"
!タイプ
!機数
!nowrap|座席数
! '''備考'''
|-
|nowrap|[[ボーイング747-400]]
|16機
|403 (65/338)
|2017年に完全退役。<br>シリーズ初号機のN661USは、2015年9月8日発をもって退役<ref>[http://news.delta.com/747-N661US-retire-JP デルタ航空のボーイング747-400型1号機が引退、来年本社の博物館に展示予定] - デルタ航空日本支社ニュースリリース 2015年9月10日</ref>。<br>[[2017年]]より[[デルタ航空博物館]]([[アトランタ]])に展示<ref>[http://news.delta.com/retired-747-400-takes-road-trip-home-flight-museum-JP デルタ航空のボーイング747-400型1号機、本社の博物館に移動] - デルタ航空日本支社ニュースリリース 2016年5月19日</ref>。
|-
|[[ボーイング757|ボーイング757-300]]
|16機
|224 (24/200)
|
|-
|[[ボーイング757|ボーイング757-200]]
|55機
|nowrap|180 (22/158)
|
|-
|[[エアバスA330|エアバスA330-300]] <ref name="A330">ノースウエストは老朽化したボーイング747-200型機と[[
|21機
|298 (34/264)
|
|-
|[[エアバスA330|エアバスA330-200]] <ref name="A330
|11機
|243 (32/211)
|
|-
|[[エアバスA320|エアバスA320-200]]
|73機
|148 (16/132)
|デルタには69機が移籍。
|-
|[[エアバスA319|エアバスA319-100]]
|57機
|124 (16/108)
|7機はVIP仕様
|-
|[[マクドネル・ダグラス DC-9|ダグラス
|34機
|125 (16/109)
|
|-
|[[マクドネル・ダグラス DC-9|ダグラス
|11機
|110 (16/94)
|
|-
|[[マクドネル・ダグラス DC-9|ダグラス
|42機
|100 (16/84)
|
|-
|[[ボーイング787| ボーイング787-8]]
|0機 保有<br
|221 (36/185)
|
|}
== 画像 ==
<gallery widths="190" heights="190">
ファイル:Northwest Orient Airlines Boeing 747-151; N604US, May 1987 BER (6084154942).jpg|[[ボーイング747|ボーイング747-100]]
ファイル:N623US (2767167071).jpg|[[ボーイング747|ボーイング747-200]]
ファイル:Northwest Airlines Boeing 747-400 Spijkers.jpg|[[ボーイング747|ボーイング747-400]]
ファイル:Northwest Airlines N674US.JPG|[[ボーイング747|ボーイング747-400]]
ファイル:Northwest B757-200(N536US) (3521795565).jpg|[[ボーイング757|ボーイング757-200]]
ファイル:Northwest 757 (2632527053).jpg|[[ボーイング757|ボーイング757-300]]
ファイル:EM NWA A319 (2704389613).jpg|[[エアバスA319|エアバスA319-100]]
ファイル:N333NW A320-212 NWA YVR 16JUN08 (3193173865).jpg|[[エアバスA320|エアバスA320-200]]
ファイル:Northwest A330-200(N856NW) (3881528580).jpg|[[エアバスA330|エアバスA330-200]]
ファイル:Airbus A330-323X, Northwest Airlines JP6586486.jpg|[[エアバスA330|エアバスA330-300]]
ファイル:Northwest 1471 taking the active (2170296926).jpg|マクドネル・ダグラスDC-9-30
ファイル:Northwest N756NW DC9.JPG|マクドネル・ダグラスDC-9-40
ファイル:Northwest Airlines DC-9-51 N401EA (3441130011).jpg|マクドネル・ダグラスDC-9-50
ファイル:Northwest Airlines McDonnell Douglas DC-10-30 N233NW (21332335019).jpg|マクドネル・ダグラスDC-10
ファイル:Northwest B747-200F(N639US) (3757486015).jpg|ボーイング747-200F
ファイル:Northwest B747-200F(N646NW) (3454945145).jpg|ボーイング747-200F
</gallery>
== サービス ==
=== 機内サービス ===
[[
ノースウエスト航空、およびデルタ航空の国際線は2クラス制で、[[ビジネスクラス]]と[[エコノミークラス]]からなる。ビジネスクラスはKLMオランダ航空のビジネスクラスと同じ商品名の「ワールドビジネスクラス」と呼ばれ、[[ボーイング747|ボーイング747-400]]機とエアバスA330機ではライフラットシートが導入されてい
エコノミークラスではビール、ワインを除くアルコールドリンクは7USドルもしくは700円の有料サービスであり、また国内線での食事は有料サービスにて2 - 5ドルで提供、エコノミークラスでの個人モニタースクリーンはエアバスA330機で採用されていた。
[[機内誌]]は「World Traveler」がある。
=== 事前座席指定 ===
ノースウエスト航空の運航する便ではウェブサイトから事前座席指定が可能である。正規割引航空券
このセレクト・シート・サービスに加え、非常口列の間隔が広めの座席など特に人気の高い座席を追加料金を支払うことによって、出発24時間前より指定することができる。このサービスはコーチチョイスとよばれ、ワールドパークス上級会員およびスカイチーム上級会員は追加料金を支払うことなしに利用することができ
== マイレージプログラム ==
ワールドパークス
<!--
株式会社アールアンドシーツアーズが主催する[http://www.nw-world.com/ ノースウエスト ワールドバケーション]では通常飛行マイルに加え、ボーナスマイル付のツアーが利用できる。--><!-- これは宣伝広告ではないかと -->
[[KLM]]との取り決めにより、ワールドパークスに入会できるのは南北アメリカ・オセアニア・東アジア・東南アジア在住者に限られた。
[[ノースウエスト・エアーリンク]](現在はデルタ・コネクション)およびスカイチーム加盟各社に加えて、以下の航空会社との間でマイレージ・プログラムの提携があった。
{|
|- valign="top"
| * {{flagicon|French Polynesia}} [[エア
* {{flagicon|USA}} [[アラスカ航空]]
* {{flagicon|USA}} [[アメリカン・イーグル航空]]
<!--* {{flagicon|Philippines}} [[セブ・パシフィック航空]](特典利用のみ・提携停止中)-->
* {{flagicon|Taiwan}} [[チャイナエアライン]]
* {{flagicon|China}} [[中国東方航空]]
<!--*{{flagicon|Indonesia}} [[ガルーダ・インドネシア航空]]
* {{flagicon|USA}} [[ガルフストリーム航空]]
* {{flagicon|USA}} [[ハワイアン航空]]
* {{flagicon|India}} [[ジェットエアウェイズ]]
* {{flagicon|India}} [[キングフィッシャー航空]]
* {{flagicon|Malaysia}} [[マレーシア航空]]
* {{flagicon|USA}} [[ミッドウェスト航空]]
* {{flagicon|Singapore}} [[ジェットスター・アジア航空]](アジア地域在住会員限定、特典利用のみ)
* {{flagicon|Thailand}} [[タイ・エアアジア]](アジア地域在住会員限定、特典利用のみ)
* {{flagicon|Japan}} [[日本エアシステム]]
|}
なお、ワールドパークスは[[2009年]][[10月1日]]に[[デルタ航空]]の[[スカイマイル]]に統合された<ref>[http://www.nwa.com/asia/jp/skymiles/]</ref>。
=== コードシェア便 ===
2009年9月現在、以下の航空会社との間で[[コードシェア便]]の契約を結んでいる
{|
|- valign="top"
|
* アラスカ航空
* アメリカン・イーグル航空
*
|valign="top"|
* [[デルタ航空]]
223 ⟶ 272行目:
|valign="top"|
* [[KLMオランダ航空]]
* [[
* [[大韓航空]]
|}
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}
== 関連項目 ==
[[file:Delta people celebrate opening of '747' exhibit (33682622646).jpg|thumb|NW85便事故当該機<br>747-400初号機 N661US<br><small>(2017年3月28日 デルタ航空博物館)</small>]]
* [[もく星号墜落事故]]
**[[日本航空]]の[[マーチン2-0-2]]が伊豆大島に墜落した事故。運行はノースウエスト航空に委託されていた。
* [[ノースウエスト航空74便胴体着陸事故]]
**[[ボーイング747]]の前輪が[[グアム国際空港]]の滑走路上で破損し、結果的に胴体着陸した事故。
* [[ノースウエスト航空85便緊急着陸事故]]
**[[ボーイング747-400]]初号機が[[方向舵]]の故障により[[テッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港]]に緊急着陸した事故。
**事故機は退役後、[[デルタ航空博物館]]で[[静態保存]]<ref>[http://news.delta.com/historic-747-experience-exhibit-opens-delta-flight-museum-JP デルタ航空博物館に歴史的な展示「747エクスペリエンス」がオープン] - デルタ航空日本支社ニュースリリース 2017年3月29日</ref>。
* [[ノースウエスト航空255便墜落事故]]
**[[DC-9]]が[[高揚力装置#フラップ|フラップ]]の設定ミスにより[[デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港]]を離陸直後に墜落した事故。
* [[デトロイト空港衝突事故]]
**[[デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港]]の[[滑走路]]でノースウエスト航空の[[DC-9]]と[[ボーイング727]]が衝突した事故。
* [[サウスウエスト航空]]
**同社の航空会社コード(2レター)は、この会社の裏返し、という意趣がある「WN」である。
* [[D.B.クーパー事件]]
== 外部リンク ==
{{Wikinews|デルタ、NWが破産法適用を申請}}
* [http://www.nwa.com/jp/jp/
* [http://www.nwa.com/ Northwest Airlines(英語版)](閉鎖)
{{Commons|Northwest Airlines}}
{{スカイチーム}}
{{スカイマイル}}
{{DEFAULTSORT:のおすうえすとこうくう}}
[[Category:かつて存在したアメリカ合衆国の航空会社]]
[[Category:スカイチーム]]
[[Category:ミネソタ州の企業]]
[[Category:デルタ航空]]
<references />
[[Category:かつて成田空港を拠点にしていた航空会社]]
|