「吉目木晴彦」の版間の差分

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'''吉目木晴彦'''（よしめき はるひこ、[[1957年]][[2月25日]]- ）は、日本の[[小説家]]。[[神奈川県]][[小田原市]]生まれ。[[武蔵工業大学付属中学校・高等学校|武蔵工業大学付属高等学校]]（現[[東京都市大学付属中学校・高等学校|東京都市大学付属高等学校]]）、[[成蹊大学]]法学部法律学科卒業。

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| notable_works = 『ルイジアナ杭打ち』（1988年）<br />『寂寥郊野』（1993年）

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{{記事名の制約|title=[[画像:Tsuchiyoshi.svg|18px]]目木晴彦|disablerealtitle=yes}}

'''吉目木 晴彦'''（よしめき はるひこ、[[1957年]][[2月25日]]- ）は、[[日本]]の[[小説家]]、日本近代文学研究者、[[安田女子大学]][[文学部]]教授。「吉」の正確な表記は「[[ファイル:Tsuchiyoshi.svg|14px]]」（「土」の下に「口」、つちよし）である<ref>Unicodeでは U+20BB7、「{{拡張漢字|吉}}」。</ref>。

== 経歴 ==

[[神奈川県]][[小田原市]]生まれ。武田家に生まれたが二歳で父親が死んだため吉目木家へ養子にいく<ref>『芥川賞全集16』年譜</ref>。養父は農学者の仕事吉目木三男（1966年[[東北大学]][[理学博士]]）。父が[[ルイジアナ州立大学]]の関係で研究員となったため、<ref>[https://blog.goo.ne.jp/ikagenki/e/6851b1eab971df2d99a3b02829ca44ea 吉目木晴彦の父]</ref>、子ども供時代を[[アメリカ合衆国|アメリカ]]や[[タイ王国|タイ]]などで過ごす。アメリカでは、作品の舞台になった[[ルイジアナ州]]の[[バトンルージュ]]にも住んでいたことがある。[[江馬修]]『山の民』に感動し、影響をう受ける。[[武蔵工業大学付属中学校・高等学校|武蔵工業大学付属高等学校]]（現[[東京都市大学付属中学校・高等学校|東京都市大学付属高等学校]]）、[[成蹊大学]]法学部法律学科卒業。

会社勤務のかたわら小説を書き始め、1985年に『「ジパング』」で第28回[[群像新人文学賞]]優秀作に選ばれる（佳作入選）。1988年に『ルイジアナ杭打ち』で第10回[[野間文芸新人賞]]、1991年に『誇り高き人々』で第19回[[平林たい子文学賞]]を受賞している。その後、1993年の上半期に、『寂寥郊野』で第109回の[[芥川龍之介賞|芥川賞]]を受賞した。国際結婚してアメリカ在住の日本人女性の[[アルツハイマー症]]の発症を巡る家族と当事者の人間関係を描いたもの作品である。これは、1998年に[[松井久子]]監督の第1回監督作品として『ユキエ』というタイトルで映画化されている。作品のタイトルを考えるのが苦手といい、文学賞を受賞した主要作品の多くも担当の編集者のアイディアでタイトルがつけられている。<ref>[http://www.horagai.com/www/int/int004.htm 吉目木晴彦氏と語る ほら貝]

</ref>。

2014年より[[安田女子大学]][[文学部]]日本文学科教授（現代小説論、文芸創作論）<ref>[http://www.yasuda-u.ac.jp/course/bungaku/staff/ 教員紹介 | 日本文学科 | 安田女子大学/安田女子短期大学]</ref>。

==著作==

*『ルイジアナ杭打ち』[[講談社]]　1988年/講談社文庫　1993年

*『魔球の伝説Rounders』講談社　1990年/講談社文庫　1994年

*『誇り高き人々』講談社　1991年

*『寂寥郊野』講談社　1993年/講談社文庫　1998年

*『夢見る貝の伝記』講談社　1994年

*『すべての執筆活動をパソコンで文筆家が使う電脳書斎「超漢字」』パーソナルメディア　2002年

=== 小説 ===

*『ルイジアナ杭打ち』[[講談社]]　 1988年 / 講談社文庫　 1993年

*『誇り高き人々』講談社　 1991年

*『寂寥郊野』講談社　 1993年 / 講談社文庫　 1998年

*『夢見る貝の伝記』講談社　 1994年

=== エッセイ等 ===

{{先代次代2

* 『魔球の伝説 Rounders』講談社　 1990年 / 講談社文庫　 1994年

|タイトル = 「[[芥川龍之介賞|芥川賞]]」

* 『すべての執筆活動をパソコンで 文筆家が使う電脳書斎「超漢字」』パーソナルメディア　 2002年

|先代名 = [[多和田葉子]]<br />『[[犬婿入り]]』

|現代名 = 吉目木晴彦<br />『[[寂寥郊野]]』

=== 翻訳 ===

|次代名 = [[奥泉光]]<br />『[[石の来歴]]』

* レックス・ゴードン『宇宙人フライデー』小学館・地球人ライブラリー 1996年

|背景色 = #EB93DB

|代タイプ = 回

=== 単行本未収録作品 ===

|先代 = 108

* 「アイオワの鱒釣り」（『群像』1995年1月号）

|現代 = 109

|次代 = 110

== 脚注 ==

}}

{{特殊文字|節}}

{{脚注ヘルプ}}{{Reflist}}

== 関連項目 ==

* [[日本の小説家一覧]]

{{野間文芸新人賞|第10回}}

{{芥川賞|第109回}}

{{Normdaten}}

{{DEFAULTSORT:よしめき はるひこ}}

[[Category:芥川賞受賞者]]

[[Category:日本の小説家]]

[[Category:日本文学研究者]]

[[Category:安田女子大学の教員]]

[[Category:成蹊大学出身の人物]]

[[Category:神奈川県出身の人物]]

[[Category:1957年生]]

[[Category:存命人物]]