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{{商業施設
|社色 = #fff
|文字色 = #005bAC<!--公式サイト使用色-->
|名称 = '''京成百貨店'''
|外国語表記 = KEISEI DEPARTMENT STORE
|画像 = Mito Keisei 2020.jpg
|画像サイズ = 300px
|地図 = {{maplink2|plain=yes|frame=yes|frame-align=center|frame-width=300|zoom=13|type=point|coord={{coord|36|22|41.2|N|140|27|51.6|E}}}}
|画像説明 =
|正式名称 = 京成百貨店ビル
|所在地郵便番号 = 310-0026
|所在地= [[茨城県]][[水戸市]][[泉町 (水戸市)|泉町]]1丁目6番1号
|位置= {{coord|36|22|41.2|N|140|27|51.6|E|region:JP|display=inline,title}}
|開業日=[[2006年]]([[平成]]18年)[[3月17日]]<ref name="ibaragi-np-2006-3-16">“京成百貨店17日開店”『[[茨城新聞]]』(茨城新聞社). (2006年3月16日)</ref>
|施設所有者 = [[京成電鉄|京成電鉄株式会社]]
|施設管理者 =
|敷地面積= 9652|敷地面積脚注= |敷地面積備考=
|商業施設面積= 34000|商業施設面積脚注= |商業施設面積備考=
|延床面積=|延床面積脚注= 78,205 m<sup>2</sup><br>*商業施設56,298 m<sup>2</sup><br>*駐車場21,907 [[平方メートル|m<sup>2</sup>]] | 延床面積備考=
|中核店舗 =
|店舗数 =
|駐車台数= 620
|商圏人口=
|最寄IC=
|最寄駅= [[水戸駅]]
|前身 =
|外部リンク=
|グループ社色 = #fff
|グループ文字色 = #005Bac
|グループ文字フォント = 'Apple SD Gothic Neo','Segoe UI',sans-serif
|グループ = KEiSEI
}}
{{基礎情報 会社
| 社名 = 株式会社水戸京成百貨店
| 英文社名 = MITO KEISEI DEPARTMENT STORE Co.,Ltd
| ロゴ =
| ロゴサイズ =
| 画像 =
| 画像サイズ =
| 画像説明 =
| 種類 = [[株式会社 (日本)|株式会社]]
| 市場情報 =
| 略称 = 京成、水戸京成
| 国籍 = {{JPN}}
| 本社郵便番号 = 310-0026
| 本社所在地 = [[茨城県]][[水戸市]][[泉町 (水戸市)|泉町]]1丁目6番1号
| 設立 = 1982年3月24日
| 廃止 =
| 業種 = 小売業
| 統一金融機関コード =
| SWIFTコード =
| 事業内容 = 百貨店業
| 代表者 = 代表取締役社長 谷田部亮
| 資本金 = 2億円
| 発行済株式総数 = 4千株
| 売上高 = 232億円
|営業利益 =
|経常利益 =
|純利益 =
* △6億4,400万円
(2025年2月期)<ref name="fy2025">[https://catr.jp/companies/2deb4/13275/settlements/8f36c/408803 株式会社水戸京成百貨店 第43期決算公告]</ref>
|純資産 =
|総資産 =
* 35億8,000万円
(2025年2月期)<ref name="fy2025" />
| 従業員数 = 393名(2024年10月現在)
| 決算期 = 2月末日
| 主要株主 = [[京成電鉄茨城ホールディングス]] 76.0%
| 主要子会社 =
| 関係する人物 =
| 外部リンク = {{Official URL}}
| 特記事項 =
}}
'''京成百貨店'''(けいせいひゃっかてん)は、[[茨城県]]内において'''株式会社水戸京成百貨店'''(みとけいせいひゃっかてん、{{Lang-en-short|MITO KEISEI DEPARTMENT STORE Co.,Ltd}})が展開している[[日本の百貨店]]ブランド。茨城県[[水戸市]]に本店を置く。[[京成電鉄茨城ホールディングス]]の連結子会社であり、[[京成グループ]]に属する。[[京成カード]]加盟店。
==
最盛期は[[上野]]([[東京都]][[台東区]])、[[山王 (大田区)|大森]](東京都[[大田区]])、市川([[千葉県]][[市川市]][[八幡 (市川市)|八幡]]) 、土浦([[茨城県]][[土浦市]])、水戸(茨城県[[水戸市]])の1都2県に5店舗を有していた。
親会社の[[京成電鉄]]の経営悪化などにより徐々に店舗を売却または閉鎖し、現在は茨城県内の3店舗のみ営業している。その内訳は、水戸のデパート業態1店舗及びつくば([[つくば市]]吾妻)、日立([[日立市]]東滑川町)のサテライトショップ2店舗である。規模縮小により電鉄系百貨店では唯一、親会社の沿線([[東京都]]から[[千葉県]])で店舗展開を行っていない。
水戸の店舗は、株式会社水戸京成百貨店が経営している。その他の店舗については後述を参照(ただし、経営会社について不明な点あり)。
[[京成グループ]]等の企業向け業務用資材の販売や[[外商]]も行っている。その営業拠点である「東京外商課」は、[[千葉県]][[船橋市]]に所在する。
=== 包装紙 ===
同店の[[包装紙]]は、[[千葉県]][[市川市]]に長年在住していた[[画家]]の[[東山魁夷]](元社長の[[川﨑千春]]の義息子)が「上野の森」([[上野恩賜公園]])をイメージしてデザインしたものである<ref>[http://www.mitokeisei.co.jp/company/company.html 企業情報] 水戸京成百貨店</ref>。
== 営業中の店舗 ==
=== 京成百貨店 ===
[[水戸駅]]から約1.5[[キロメートル|km]]離れた市街・上市中心部に位置している。かつてのライバル店であった旧ボンベルタ[[伊勢甚]]水戸店([[ボンベルタ百貨店]])跡地<ref name="asahi-np-2003-2-21">“伊勢甚水戸店が閉店”『[[朝日新聞]]』(朝日新聞社). (2003年2月21日)</ref>(泉町1丁目南地区[[都市再開発|再開発]]事業)に建設された新店舗に、[[2006年]](平成18年)3月17日に移転した<ref name="ibaragi-np-2006-3-16" />。新店舗は、地上10階地下2階で、店舗面積は34,000m<sup>2</sup>(旧店舗:15,000m<sup>2</sup>)に拡大した。移転と同時に、[[商圏]]拡大を意図して、店舗名を「水戸京成百貨店」(水戸京成)から「京成百貨店」に変更した。
[[つくば市]]に存在した[[西武の店舗一覧#筑波店|西武筑波店]](つくばクレオスクエア内)が[[2017年]]2月に閉店して以来、県内で唯一の百貨店である。
京成グループの[[京成ホテル]]、[[京成ストア|京成ストア(リブレ京成)]]と共通[[商品券]]の取り扱いも行っている。県内唯一の百貨店ということもあり、商圏は水戸市などの[[茨城県県央地域|県央]]と[[茨城県県北地域|県北]]([[ひたちなか市]]など)、県南([[石岡市]])、[[鹿行]]([[鉾田市]]など)地域の各一部にわたる。水戸市南部、[[東茨城郡]][[茨城町]]などは、京成グループである[[関東鉄道]]の[[路線バス]]営業地域であり、当店への交通手段でもある。
[[水戸市民会館]]が[[2023年]]([[令和]]5年)に旧店舗跡地に移転するのに伴い、[[2022年]](令和4年)3月31日に当店と水戸市民会館、[[水戸芸術館]]の3施設で構成されるエリアに「MitoriO(ミトリオ)」の[[愛称]]がつけられた<ref>{{Cite web |title=水戸・新市民会館周辺エリアの愛称、「MitoriO」に決定 |url=https://mito.keizai.biz/headline/2101/ |website=[[みんなの経済新聞ネットワーク|水戸経済新聞]] |access-date=2024-10-27}}</ref>。
==== 交通アクセス ====
* 路線バス「泉町一丁目」停留所下車([[茨城交通]]、[[関東鉄道]])。水戸駅北口からは大工町方面行き各系統(頻発運転)が経由する。
* [[那珂市]]デマンド交通「ひまわりタクシー」では、水戸京成百貨店で乗降することが可能<ref>{{Cite web|和書|title=那珂市デマンド交通「ひまわりタクシー」|url=https://www.city.naka.lg.jp/page/page000462.html|website=那珂市公式Webサイト|accessdate=2020-09-04|publisher=茨城県那珂市|archiveurl=https://www.city.naka.lg.jp/page/page000462.html|archivedate=2020-9-4}}</ref>。
=== 京成百貨店つくばサテライトショップ KEiSEI & owl ===
[[ファイル:Keisei Department Store Tsukuba Shop.jpg|thumb|つくばショップ]]
[[つくば駅]]前・[[つくばセンター]]バスターミナル前のショッピングモール「つくばクレオスクエア(現:[[トナリエつくばスクエア]]) Q't」の2階に「京成百貨店つくばショップ」として2018年4月25日オープン<ref>{{Cite news |title=水戸京成百貨店、つくば駅前に小型店開店|newspaper=『[[日本経済新聞]]』|date=2018年4月25日|url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29834490V20C18A4L60000/|accessdate=2018-08-11}}</ref>。売り場の広さがおよそ160平方メートルで服飾品や食料品などが販売されている<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.mitokeisei.co.jp/topics/tsukuba/index.html|title=茨城県水戸市にある京成百貨店|accessdate=2018-04-25|website=京成百貨店}}</ref>。
開店前、2017年に西武筑波店が撤退したことから[[茨城県南地域|県南]]エリア(つくば市、土浦市など)に配慮し、同年の[[中元]]・[[歳暮]]商戦の時期にギフトセンターを、つくばクレオスクエア内に開設していた(2017年中元時期は西武撤退後のフロアに、歳暮時期は「Q't」内に開設)<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.creo-sq.com/sc_manage/event.php?mode=detail&e_code=1093|title=京成百貨店 お歳暮ギフトセンター開設|publisher=[[つくばクレオスクエア]]|accessdate=2017-11-01}}</ref>。これが概ね好評だったことから、常設のつくばショップが開店することになった。
商圏の公共交通機関(一部を除く)は、水戸以上に京成電鉄出資事業者が幅をきかせており、「京成」のブランディングはともかくとしてグループ内相乗効果を活かしている。モール自体の商圏は[[つくば市]]、[[土浦市]]などで水戸や日立と比べやや狭いが、観光客や出張客の利用も想定されている。
2022年2月17日にリニューアルオープン、店名に「KEiSEI & owl」を加えた。「owl」は、つくば市の市の鳥である[[フクロウ]]に由来する。
=== 京成百貨店日立サテライトショップ KEiSEI & sole ===
日立市東滑川町のショッピングセンター「[[SEA MARK SQUARE]]」の1階に2020年3月19日オープンした<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.mitokeisei.co.jp/topics/hitachi/index.html|title=3月19日 NEW OPEN 京成百貨店 日立サテライトショップ|publisher=京成百貨店|accessdate=2020-03-19}}</ref>
史上唯一の[[ロードサイド店舗|ロードサイド型]]テナントである。茨城交通シーマークスクエアバス停留所下車。京成グループの事業としては最北。モール自体の商圏は日立市など県北地域北東部一帯。
== 沿革 ==
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* [[2006年]]([[平成]]18年)3月17日 - 新築移転し、店舗名称を'''京成百貨店'''に変更<ref name="ibaragi-np-2006-3-16" />。
* [[2018年]](平成30年)4月25日 - つくばショップを開店。
* [[2020年]]([[令和]]2年)
** 3月1日 - 閉店時間を19時へ30分繰り上げ<ref>[https://www.yomiuri.co.jp/local/ibaraki/news/20200212-OYTNT50028/ 「京成百貨店営業30分短縮 3月から午後7時まで」][[読売新聞]]オンライン(2020年2月13日)2020年3月22日閲覧</ref>。
** 3月19日 - 日立サテライトショップを開店。
* [[2023年]](令和5年)1月31日 - [[2019年コロナウイルス感染症の流行に対する日本の行政の対応|コロナ対策]]の「雇用調整助成金」を巡り、約3億円の助成金を不正受給していた不祥事が発覚。
* [[2024年]](令和6年)12月27日 - 京成百貨店開業当初から入店していた[[ルイヴィトン]]が閉店。理由は[[契約満了]]のため。
* [[2025年]](令和7年)
** 2月 - ルイヴィトンに続きアメリカの老舗アクセサリーブランド[[ティファニー]]が6月末で閉店するとティファニー日本法人が発表した。
** 4月1日 - 京成グループの茨城県下における事業再編により、[[京成電鉄]]から[[京成電鉄茨城ホールディングス]]の傘下に移行<ref>{{Cite web|和書|url=https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS01810/05a5db7c/f90c/4aa4/bdb6/404c4a98669c/140120240924587879.pdf|title=茨城県下における中間持株会社の設立ならびに事業再編に関するお知らせ|publisher=京成電鉄|date=2024-09-25|accessdate=2024-09-25|archiveurl=https://web.archive.org/web/20240925072415/https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS01810/05a5db7c/f90c/4aa4/bdb6/404c4a98669c/140120240924587879.pdf|archivedate=2024-09-25}}</ref>。
=== 市川京成百貨店(千葉県市川市八幡) ===
[[画像:Keisei Yawata sta 001.jpg|thumb|240px|right|京成百貨店(市川 / [[京成八幡駅]])、2007年2月]]
* [[1963年]](昭和38年)9月、京成百貨店初の店舗として開業。[[京成八幡駅]]の駅ビルとして営業していた。
* [[1984年]](昭和59年)10月から[[京成ストア]]が経営を行い、1階にリブレ京成八幡駅前店、2階から4階には多数の[[テナント]]が出店し、実質的にテナントビルとなった。
* 京成百貨店の店舗が複数展開されてからは、「市川京成百貨店」と称することもあった。
* [[本八幡駅]]北口再開発事業および建物老朽化に伴い、[[2007年]](平成19年)3月をもってテナント部分(2階から4階)は閉店し、1階部分のリブレ京成だけの営業となる。その1階部分も[[2010年]](平成22年)[[2月28日]]をもって閉店した。
* 跡地は再開発により[[ターミナルシティ本八幡]]が建設され、完成後の[[2013年]](平成25年)9月に[[京成電鉄]]の本社が移転した。
{{Main|豊島百貨店}}
* [[豊島百貨店]]として始まり、後に'''霞百貨店'''に改称<ref name="tsuchiura-museum-kasumi-news-2010-1-5">萩谷良太.“繭市場と土浦町-繭の集散拠点と土浦最初の百貨店”『展示室だより 霞』2010年1月号 通巻第10号 ([[土浦市立博物館]]) (2010年1月5日).</ref>。[[1964年]](昭和39年)9月に京成傘下となり、「京成霞百貨店」を経て「土浦京成百貨店」に改称する<ref name="keisei-railways-85-1996">『京成電鉄85年の歩み』京成電鉄、1996年。</ref>。[[1979年]](昭和54年)5月に売却<ref name="keisei-railways-85-1996" />。「土浦京成百貨店」の名称のまま営業を継続するが、[[1989年]](平成元年)閉店<ref name="joyo-arc-2012-6">中心市街地の活性化に向けて-県内主要都市の現状と方向性-”『常陽アーク』2012年6月号 (財団法人常陽地域研究センター、2012年6月).</ref>。建物は[[解体]]され[[駐車場]]となっている。なお、茨城県を地盤とする[[カスミ]]([[スーパーマーケット]])は、旧・霞百貨店関係者が創業したものである<ref name="kambayashi-history-1995">『追悼集 高遠なる理想、平凡なる実行』神林留学生奨学会、1995年。</ref>。
[[画像:JNR 583 Michinoku at Ueno Station 1982.jpg|thumb|240px|right|1982年の上野駅。左上に見える看板の建物が上野京成百貨店]]
* 京成百貨店の核的店舗。[[上野駅]]前にあった[[上野郵便局 (東京都)|下谷郵便局]]が下谷に移転した跡地に開店。[[1972年]](昭和47年)10月10日開業<ref name="keisei-railways-85-1996" />。建物は「京成上野ビル」として、京成電鉄と他社の区分所有である。
* [[ハイランドグループ]]として[[髙島屋]]と商品提携を行っていた。また、[[通訳]]を配置して国際化も図る<ref>『京成電鉄のひみつ』p.142、[[PHP研究所]])</ref>などの試みも見られたが、[[1984年]](昭和59年)12月に閉店。現在は、京成電鉄が賃貸を行う形で、[[丸井]]上野店(マルイシティ上野→上野マルイ)として営業されている。
==== 京成聚楽ビル(旧京成電鉄本社)====
* なお上野では、百貨店業態ではないが、[[第二次世界大戦]]終結前の東京都[[下谷区]]上野で、[[京成上野駅|上野公園駅(現・京成上野駅)]]の駅ビル「京成聚楽ビル」として店舗を構えていた。開業時は全階が[[飲食店]]で「食堂デパート」を名乗っていた。建物自体はその後、京成電鉄本社、[[京成ホテル|上野京成ホテル]]と変遷を遂げ、専門店や飲食店が入居するビルとなっていた。[[2005年]]から[[2006年]]にかけて解体され、跡地には[[ヨドバシカメラ]]マルチメディア上野が建っている。
* [[国道50号]]線を隔てて新店舗の向かい側にあたる、水戸市泉町1丁目7-5にあった。
* 店舗跡は伊勢甚本社が所有し<ref name="ibaragi-np-2013-12-12">“移転先は芸術館隣接地 水戸市民会館”『[[茨城新聞]]』(茨城新聞社). (2013年12月12日)</ref>、[[2008年]](平成20年)[[1月25日]]に「水戸ショッピングストリート キミット」が開店<ref name="taihan-news-2008-2-4-3">“水戸京成百貨店ビル跡地下1・2階に 水戸ショッピングストリート「キミット」1月25日オープン 茨城県水戸市”『タイハン特報』 (大量販売新聞社). (2008年2月4日)</ref>。かつてライバルであった[[伊勢甚]]が運営。食料品店など8店が入居する形でオープン。2011年の[[東日本大震災]]発生により建物の耐震強度の問題等があり[[2012年]]以降は事実上の閉店。その後、数年間空きビルだったが[[2019年]]6月([[令和元年]])に旧京成百貨店を含めた周辺建屋を含めて解体された。跡地には、[[2023年]](令和5年)[[7月2日]]に[[水戸市民会館]]がオープンした<ref>{{Cite web |title=水戸市民会館開業 建築家・伊東豊雄さん、設計への思い 「市民交流の場」期待 芸術館、百貨店と親和性 {{!}} きたかんナビ |url=https://kitakan-navi.jp/archives/177110 |date=2023-07-02 |access-date=2024-02-20 |language=ja}}</ref>。
* 2010年開催の「[[コミックマーケット|コみケッと]]スペシャル5 in 水戸」では会場に使用された。
==
{{出典の明記|section=1|date=2023年3月7日 (火) 09:21 (UTC)}}
=== 高級おせちの食材偽装表示 ===
{{See also|食材偽装問題}}
水戸京成百貨店は2013年11月7日、「[[車海老]]の[[テリーヌ]]」の材料に、車海老ではなく[[ウシエビ|ブラックタイガー]]を使った[[おせち料理|おせち]]を2011年と2012年末に販売したと発表した。商品名は「フォション 洋風(フレンチ)二段」で、価格は3万9,900円。[[髙島屋]]などで虚偽表示が判明した[[フランス]]の有名店「[[フォション]]」のブランドで、2011年に9個、2012年に11個を販売した。
購入者には代金の一部を返金する方針とし、担当者は「材料とメニューに違いがあったことを重く受け止めており、再発防止に努めたい」と話した。
=== 雇用調整助成金の不正受給 ===
水戸京成百貨店は2023年1月31日、[[新型コロナウイルス感染症 (2019年)|新型コロナ]]の影響を受けた事業主に対する[[雇用調整助成金]]およそ3億円を不正に受給していたと発表。同日、代表取締役社長の芹澤弘之が記者会見を開き謝罪した。
同百貨店の発表によると、2020年4月から2022年10月にかけての約2年半にわたり、実際には出勤していた従業員の勤務記録を「休暇」と改竄し、約3億円の雇用調整助成金を不正受給していた<ref name="茨城新聞20230308">“京成百貨店を家宅捜査 県警 不正受給の疑い”『[[茨城新聞]]』2023年(令和5年)3月8日付、A版、第1面。</ref>。同百貨店を退職した元従業員が茨城労働局に[[内部告発|通報]]し、2022年11月に茨城労働局の調査が入ったことをきっかけに発覚した。
同百貨店は「黒字を確保しないと雇用を守れないという過度な意識があった」と説明<ref>{{Cite news |title=水戸京成百貨店が「雇用調整金」3億円を不正に受給 取締役総務部長が指示 |newspaper=TBSテレビ |date=2023-01-31 |url=https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/304375?display=1 |access-date=2023-01-31}}</ref>。不正に受給した雇用調整助成金約3億円にペナルティーを加えた13億円余りを返金し、社長を含む役員3人が引責辞任した<ref name="茨城新聞20230308b">“県都シンボル強制捜査 来客から「残念」 京成百貨店不正受給”『[[茨城新聞]]』2023年(令和5年)3月8日付、A版、第27面。</ref>。
不正申請は取締役総務部長が指示したとされる<ref name="茨城新聞20230308"/>。2022年11月に労働局の査察を受けた同百貨店は当初、社内調査を総務部に命じたが、不正受給の当事者だった総務部が事実を隠蔽。しかし、2022年12月になって取締役総務部長が出勤した従業員らの勤務実績を休暇とするデータ改竄をしていたと認めた<ref name="茨城新聞20230308"/>。
総務部長は調査に対し、改竄は2021年5月に退任した元社長の指示だったと主張したが、元社長は否定したという。社内不祥事などに関する内部通報制度も存在したが、総務部が窓口のため機能しなかった<ref>{{Cite news |title=信頼回復へいばらの道 茨城・水戸京成百貨店コロナ助成金不正受給 |newspaper=産経新聞 |date=2023-01-31 |url=https://www.sankei.com/article/20230131-CS2LEC24FFK53M4JPNPYQNHVWQ/ |access-date=2023-01-31}}</ref>。
2024年1月18日、[[茨城県警察|茨城県警]]は[[詐欺罪|詐欺]]容疑で元社長を逮捕した。県警は、百貨店本店事務所などから押収した資料や関係者の聴取から、総務部長ではなく元社長が指示したと判断した<ref>{{Cite news|url=https://mainichi.jp/articles/20240118/k00/00m/040/113000c|title=水戸京成百貨店の元社長を逮捕 雇調金水増し請求で詐欺疑い|newspaper=毎日新聞|date=2024-1-18|accessdate=2024-1-18}}</ref>。2月7日、[[水戸地方検察庁|水戸地検]]は元社長を詐欺罪で起訴し、前総務部長を在宅起訴した。同日、茨城県警は別の時期の雇用調整助成金についてもだまし取っていたとして元社長を再逮捕した<ref>{{Cite news|url=https://www.nikkansports.com/m/general/news/amp/202402070000729.html|title=水戸京成百貨店元社長を再逮捕 雇用調整助成金詐取の罪 水戸|newspaper=日刊スポーツ|date=2024-02-07|accessdate=2024-02-07}}</ref>。2月28日、水戸地検は元社長と前総務部長を詐欺罪で追起訴した。立件総額は計約2億6800万円になった<ref>{{Cite news|url=https://www.sankei.com/article/20240228-BVYFSFSVPRPBHNGX2YQMPFHHAM/|title=水戸京成百貨店の元社長を詐欺罪で追起訴 コロナ助成金をだまし取る 立件総額2億円超|newspaper=産経新聞|date=2024-02-28|accessdate=2024-02-29}}</ref>。
3月11日、水戸[[労働基準監督署]]は、賃金台帳に虚偽を記入したとして法人としての水戸京成百貨店と前総務部長を[[労働基準法]]違反の疑いで書類送検した。送検容疑は2022年9月から10月、正社員3人の賃金台帳に実際より2日から4日少ない出勤日数を記入したとしている<ref>{{Cite news|url=https://mainichi.jp/articles/20240311/k00/00m/040/250000c|title=水戸京成百貨店と元部長を書類送検 賃金台帳に虚偽記入の疑い|newspaper=毎日新聞|date=2024-03-11|accessdate=2024-03-17}}</ref>。
3月21日、茨城県警は元社長と元総務部長ら計6人を詐欺容疑で書類送検したと発表した。裏付けた詐取額は2年4か月間分で計約10億7100万円に上り、県警は捜査を終結した。 2人の他に送検されたのは、同百貨店の従業員で、勤務実態の改竄を行うなどした28歳から52歳の男女4人<ref>{{Cite news|url=https://www.yomiuri.co.jp/national/20240321-OYT1T50271/|title=水戸京成百貨店の雇調金詐取、総額で10憶7100万円に…元社長ら6人書類送検し捜査終結|newspaper=読売新聞|date=2024-03-22|accessdate=2024-03-22}}</ref>。29日、水戸地検は元社長と元総務部長を詐欺罪で追起訴した。詐欺容器で書類送検された社員4人と、労働基準法違反容疑で書類送検された法人としての百貨店と元総務部長については、いずれも[[起訴猶予処分]]とした<ref>{{Cite news|url=https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=17117198306885|title=水戸京成百貨店雇調金詐取 元社長と元部長を追起訴 水戸地検 茨城|newspaper=茨城新聞|date=2024-03-30|accessdate=2024-03-30}}</ref><ref>{{Cite news|url=https://www.sankei.com/article/20240329-VVTCIOP4XVOX3GAUKW4HTZXD54/|title=水戸京成百貨店の元社長ら詐欺罪で追起訴 コロナ助成金、立件総額10億7千万円|newspaper=産経新聞|date=2024-03-29|accessdate=2024-03-30}}</ref>。
10月15日、[[水戸地方裁判所|水戸地裁]]は元総務部長に詐欺罪で懲役3年の実刑判決を言い渡した<ref>{{Cite news|url=https://www.asahi.com/sp/articles/ASSBH2HRMSBHOXIE02ZM.html|title=京成百貨店元総務部長に懲役3年の実刑判決 10億円雇調金詐欺事件|newspaper=朝日新聞|date=2024-10-15|accessdate=2024-10-15}}</ref>。22日、元総務部長は判決を不服として控訴した<ref>{{Cite news|url=https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20241023/1070025586.html|title=詐欺罪で1審実刑判決の水戸京成百貨店元総務部長が控訴|newspaper=NHK|date=2024-10-23|accessdate=2025-05-06}}</ref>。
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
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== 関連項目 ==
*
** [[京成ホテル]]
** [[京成ストア]]
** [[ユアエルム|ユア・エルム]]
** [[
*かつて存在した水戸の百貨店
** [[
** [[ユニー]]
** [[ダイエー]]
** [[リヴィン]]
** [[丸井]]
** [[髙島屋]]
*近隣のモール等
** [[イオンモール水戸内原]]
** [[OPA]]
** [[EXCEL (水戸市)|EXCEL]]
** [[エクセルみなみ]]
* [[川﨑千春]]
== 外部リンク ==
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{{京成グループ}}
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[[Category:日本の百貨店]]
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