「SP 警視庁警備部警護課第四係」の版間の差分

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{{基礎情報 テレビ番組
| 番組名 = SP 警視庁警備部警護課第四係
| 画像 =
|ジャンル=[[テレビドラマ]]
| 画像説明 =
|放送国={{JPN}}
| ジャンル = [[刑事ドラマ]]<br />アクションドラマ
|制作局=[[フジテレビジョン|フジテレビ]]
| 放送国 = {{JPN}}
|企画=
| 制作局 = [[フジテレビジョン|フジテレビ]]
|製作総指揮=
| 監督 = [[本広克行]]
| 演出 = [[波多野貴文]]<br />藤本周
| 原作 =
| 脚本 = [[金城一紀]]
| 出演者 = [[岡田准一]]<br />[[堤真一]]<br />[[真木よう子]]<br />[[松尾諭]]<br />[[神尾佑]]<br />[[平田敦子]]<br>[[野間口徹]]<br>[[飯田基祐]]<br>[[山本圭]]
|音楽=[[菅野祐悟]]
| 音声 = ステレオ放送
|出演者=[[岡田准一]]、[[堤真一]]、[[真木よう子]]
|音声 字幕 =ステレオ 文字多重放送
| データ放送 = 連動データ放送
|字幕=文字多重放送
| 番組名1 = 連続ドラマ
|データ放送=連動データ放送
| 放送時間1 = 土曜 23:10 - 23:55
|番組名1=(レギュラー放送)
| 放送時間1=土曜 23:10 -= 23:5545
| 放送枠1 = 土曜ドラマ (フジテレビ)
|放送分1=42
| 放送期間1 = [[2007年]][[11月3日]] - [[2008年]][[1月26日]]
|放送枠1=土曜ドラマ (フジテレビ)
| 放送回数1 = 11
|放送期間1=[[2007年]][[11月3日]] - [[2008年]][[1月26日]]
| プロデューサー1 = [[高井一郎]]
|放送回数1=全11
| 出演者1 =
|プロデューサー1=[[高井一郎]]
| ナレーター1 =
|EDテーマ1=『[[Way of life]]』 [[V6 (ジャニーズ)|V6]]
| OPテーマ1 =
|外部リンク1=http://www.fujitv.co.jp/sp/
| EDテーマ1 = [[V6 (グループ)|V6]]「[[way of life]]」
|外部リンク名1=公式サイト
| 外部リンク1 = https://www.fujitv.co.jp/b_hp/sp/
|番組名2=(スペシャル)
| 外部リンク名1 = フジテレビ番組基本情報
|放送時間2=土曜 21:00 - 23:10
| 番組名2 = スペシャル
|放送分2=
| 放送時間2 = 土曜プレミアム 20:03 - 23:10
| 放送期間2 =2008年[[4月5日]] 187
| 放送回数2 =全1 土曜プレミアム
| 放送期間2 = 2008年[[4月5日]]
|プロデューサー2=
| 放送回数2 = 1
|EDテーマ2=
| プロデューサー2 =
|外部リンク2=
| 出演者2 =
|外部リンク名2=
| ナレーター2 =
|特記事項=
| OPテーマ2 =
| EDテーマ2 =
| 外部リンク2 =
| 外部リンク名2 =
| 特記事項 = 映画化作品:『[[SP THE MOTION PICTURE]]』<br />野望篇(2010年)<br />革命篇(2011年)<br />ドラマスペシャル;『SP 革命前日』(2011年)
}}
『'''SP 警視庁警備部警護課第四係'''』(エスピー けいしちょうけいびぶけいごかだいよんがかり)は、[[2007年]][[11月3日]]から[[2008年]][[1月26日]]まで毎週土曜日23:10 - 23:55に、[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系の「[[土曜ドラマ (フジテレビ)|土曜ドラマ]]」枠で放送された日本の[[テレビドラマ]]。主演は[[V6 (グループ)|V6]]の[[岡田准一]]<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.oricon.co.jp/news/47844/full/ |title=岡田准一が“SP”役で約2年ぶり連続ドラ主演 |publisher=[[ORICON STYLE]] |date=2007-09-15 |accessdate=2015-12-04}}</ref>。
{{ドラマ}}
 
2008年[[4月5日]]の[[土曜プレミアム]]枠では、レギュラー放送では描かれなかったエピソードと共に、レギュラー放送の内容を回想で時系列に再編集した総集編『スペシャルアンコール特別編 Episode IVex.』を放送した。
『'''SP 警視庁警備部警護課第四係'''』(エスピー けいしちょうけいびぶけいごかだいよんがかり)は、[[2007年]][[11月3日]]から[[2008年]][[1月26日]]まで、[[フジテレビジョン|フジテレビ]][[フジネットワーク|系]]で、毎週[[土曜日]]の23:10 - 23:55([[日本標準時|JST]])に放送された[[岡田准一]]主演の連続[[テレビドラマ]]、全11回。初回は15分拡大版で放送した。
 
[[国際ドラマフェスティバル in TOKYO#2008年|東京ドラマアウォード2008]] ノンジャンル部門作品賞受賞<ref>{{Cite web |和書|url=https://www.j-ba.or.jp/drafes/award/2008.html
また、[[Nippon News Network|日本テレビ系列(NNN)]]との[[クロスネット局|クロスネット]]で同時放送できない[[テレビ大分]]では、2008年[[1月7日]]より放送済みの回を集中放送を実施した(また局の都合により16:9HDではなく4:3SD素材での放送)。またテレビ大分と同様の理由で同時放送できない[[テレビ宮崎]]では同年4月より、系列外局の[[テレビ山口]](ちなみに[[TBSテレビ|TBS]][[Japan News Network|系列]])では同年2月より、数話ずつ集中放送された。
|title=東京ドラマアウォード 2008
|publisher=国際ドラマフェスティバル事務局 |accessdate=2025-05-19}}</ref>。
 
[[2008年]]に[[映画化]]が発表されて以降、長らく詳細な情報はなかったが{{Efn|真木よう子が妊娠したが、降板させることなくその出産を待っていたのが大きな要因}}、2009年9月に『[[SP THE MOTION PICTURE]]』のタイトルで正式な制作発表が行われ<ref>{{Cite news |title=V6岡田 映画版「SP」でマッチョ披露 |newspaper=[[スポニチ Sponichi Annex]] |date=2009-09-07 |url=https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2009/09/07/kiji/K20090907Z00001530.html |accessdate=2015-12-04}}</ref>、8か月の撮影を経て2010年に『SP THE MOTION PICTURE 野望篇』、2011年に『SP THE MOTION PICTURE 革命篇』の二部作が公開された。映画『革命篇』のプロモーションとして、2011年[[3月4日]]に[[金曜プレステージ]]枠にて、『革命篇』のメイキング映像を加えた『スペシャルアンコール特別編』を再放送、翌日3月5日の[[土曜プレミアム]]にて、『野望篇』のダイジェストと共にスペシャルドラマ『革命前日』を放送した。
レギュラー放送のエピソードを時系列に組み替え、さらにレギュラー放送では消化されなかった伏線や最終回のその後を描いたエピソードを追加した総集編の『スペシャルアンコール特別編』が、2008年[[4月5日]]21時から『[[土曜プレミアム]]』枠で放送された。
 
また、2010年から2012年にかけて『[[ビッグコミックスピリッツ]]』([[小学館]])にて漫画版が連載された。
[[2008年]]に[[映画化]]が発表され、長らく詳細な情報は公表されなかったが、2010年秋に『[[SP THE MOTION PICTURE]]』(監督:[[波多野貴文]])のタイトルで公開されることが発表された<ref>[http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2009090702000126.html 中日スポーツ岡田准一 マッチョに大変身 劇場版「SP」クランクイン フィリピン武術「カリ」で猛特訓芸能・社会(CHUNICHI Web)]</ref>。また2010年から[[ビッグコミックスピリッツ]]にてオリジナルを織り交ぜた漫画が連載されている。(原作:金城一紀、作画:[[灰原薬]])
 
== 概要 ==
[[警視庁]][[警備部]]警護第四係機動警護班に所属する、特殊な能力を備えた[[セキュリティポリス|SP]]・'''井上薫'''とその仲間のSP[[テロリズム|テロリストと戦う]]から警護対象者を守る姿を描いたテレビドラマ。「[[クール (放送)|クール]]にとらわれない」というこの枠の方針により、連続ドラマでは珍しく、放映期間が11月から1月までである。[[金城一紀]]のオリジナル脚本による作品で、本人曰く「誰にも要請されずに制作し、フジテレビに押し売りした企画」<ref>SPシナリオブックより{{Full citation needed|date=2025年1月}}{{要ページ番号|date=2025年1月}}</ref> である。
 
主演の[[岡田准一]]は、『[[タイガー&ドラゴン (テレビドラマ)|タイガー&ドラゴン]]』以来2年半ぶりの連続ドラマへの出演。尚、岡田がフジテレビの連続ドラマの主演を務める本作構想、このドラマが初2005年頃ある。また、本作は[<ref>[http://qnet.nishinippon.co.jp/entertainment/get/20101114/20101114_0001.shtml アクションの金字塔を目指そう、と 俳優 岡田准一さん(29)]][[シーン]]が多 西日本新聞朝刊 (2010年11月14日)2013年03月29日閲覧。</ref>、企画段階から参加していため、岡田は出演が正式に決定したする1年以上前から、[[役作り]]のために[[スポーツジム]]へ通いつめて、激しいアクションシーンに対応出来る体を作っていた<ref>『[[TVnavi]]』 12月号{{要ページ番号|date=2025-01}}</ref>。
 
総監督を務めるのは、『[[踊る大捜査線]]シリーズ』や[[映画]]『[[交渉人 真下正義]]』、『[[UDON]]』などの作品を手がけてきた[[本広克行]]。連続ドラマの監督を務めるのは『[[アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜]]』以来6年ぶりとなる。また、[[金城一紀]]による脚本と、岡田准一と[[堤真一]]の組み合わせは、映画『[[フライ,ダディ,フライ]]』以来2度目となる。り、金城にとっては初の連続ドラマ脚本作でもある。岡田と堤は共にドラマ『[[忠臣蔵1/47]]』にも出演している。
 
岡田や堤、[[真木よう子]]などの主要キャスト以外の多くは、小[[劇団]][[舞台俳優]]ら200人を[[オーディション]]での即興劇などで審査し、[[反射]][[ (生物学)|反射神経]]の良さなどを見て選出された<ref>TVガイド</ref>{{出典無効|date=2025-01}}
 
== 放送 ==
初回は15分拡大版で放送したが、[[2007年ワールドカップバレーボール]]の中継延長のため、23:30 - 24:30に変更された。
 
[[Nippon News Network|日本テレビ系列(NNN)]]との[[クロスネット局|クロスネット]]で同時放送できない[[テレビ大分]]では、2008年[[1月7日]]より放送済みの回の集中放送を実施した。局の都合により16:9HDではなく4:3SD素材での放送。テレビ大分と同様の理由で同時放送できない[[テレビ宮崎]]では同年4月より、系列外局である[[TBSテレビ|TBS]]系の[[テレビ山口]]では同年2月より、数話ずつ集中放送された。
 
2013年3月29日と30日に、[[フジテレビジョン|フジテレビ]]にて『SP 野望篇』『SP 革命篇』が地上波初放送された。
 
== 登場人物 ==
{{ネタバレ}}
<!--公式サイトなどからのコピーは、お止め下さい!!-->
=== 警視庁警備部警護課第4係機動警護班 ===
機動警護班は特定の担当要人を持たない遊軍であり、第1〜3 - 4だけでは手が足りない時増援要請や欠員補充要員であり、のための応援警護につく。新人SPはまずここに配され仕事を覚え場合が多う設定である外国からのVIP為、警護対象(マルタイ)は第4係も短期勤務担当とは限らずため本来なこの機動警護班か第1~3係が担当する人物が対象になる事もあ組織される。
; 井上 薫(いのうえ かおる)〈25〉
: 演 - [[岡田准一]](20年前:[[中島凱斗]](20年前
: 警護課第四係機動警護班隊員・[[巡査部長]]。
: 警護課第4係機動警護班隊員・[[巡査部長]]。国家公務員試験II種合格の準キャリア警察官。1982年12月20日生まれ。6歳の頃、テロで両親を亡くし、その後警視庁組織犯罪対策第一課課長・井上<ref>旧姓は「北村」</ref>の[[養子]]となる。この経験のためか[[五感]]が異常に発達し、嘘や身の回りの危険を察知する能力「'''シンクロ'''」、見た光景を一瞬で記憶し映像として残す「'''[[映像記憶|フォトグラフィック・メモリー]]'''」が発現した。
: 1982年12月20日生まれ。旧姓は「北村」。
: 特殊な能力以外にも、訓練によって[[護身術]]・[[武術]]・[[格闘技]]にも秀でており、跳び三角絞めや腕ひしぎ十字固めから裸絞めへ連携させるシーンも見られる。また足跡からその人物の特徴を見破る「'''トラッキング'''」の能力も有している。他にも、警護対象者が襲われた場合を'''「妄想」という形で「予知」'''し、犯行を阻止する。この能力によってテロリストを直接逮捕するが、これは警護対象者をひたすら守るという本来の役割から外れており、SPとしての職務を超えた前例を作っている。
: [[国家公務員試験]]II種合格の[[準キャリア]][[日本の警察官|警察官]]。6歳の頃テロに巻き込まれて両親を亡くし、叔父である[[警視庁]][[組織犯罪対策部|組織犯罪対策第一課長]]・井上修司の[[養子]]となる。事件で標的となった現総理・麻田が浮かべた笑みを目にして以来、悪夢に苛まれるようになる。
: 「シンクロ」は'''神経成長因子'''(NGF)という[[タンパク質]]が異常に分泌される事で起こる。その為、脳(感覚)が鋭敏になり、記憶機能が高まったり、音や空気などに同調して、その場の異物や違和感を察知する。特に緊張下では、[[アドレナリン]]や[[ドーパミン]]などにより一層NGFが促進される為、その能力が高まる。専門医によると、井上の五感の異常発達は脳に負荷を与え、いずれは脳や精神に異常をきたす恐れがあるという。最終話では、街を普通に歩いている時でさえ「シンクロ」が発動してしまうまでに症状が悪化していた。
:幼少期に両親を目の前で亡くした衝撃から、脳内物質のバランス構築に影響を受け、脳内が常に活性化していると言われる。[[五感]]や記憶機能が異常発達しており、この体質によって「'''シンクロ'''」「'''[[映像記憶|フォトグラフィック・メモリー]]'''」等の能力を持つ。訓練生時は通常の警護訓練では訓練にならず、より難度を高くした訓練が実施されていた。
: 「シンクロ」によって危険がないと判断した場合は、だらしない態度をとるため、それを知らない者達からは誤解されやすい。訓練生時代はその能力故に通常の訓練では訓練にならないため、難易度の高い訓練を受けていた。
: 仕事中、必ず[[手錠]]を忘れ、逮捕の際には毎回同僚から借りるようになる。通常、逮捕することがないSPには不要とも言えるものだが、異例のテロに直面する井上は度々犯人と対峙して逮捕してしまう。大規模任務では、尾形の意思により全体を見通すことの出来る外回りの配置が定位置となっている。
: 前述のテロに巻き込まれた際、現総理の麻田にかばわれた。この時、笑みを浮かべる麻田を間近で見て以来、麻田を憎んでいる。
:任務中は落ち着きがなく、4係でも最も新人で体格も不利な井上はSPとして警護対象者側から苦情を受けることも少なくない。山本には「一日中ボーっとしているだけ」と揶揄される。考えが露骨に顔に出る等、非常時とのギャップが大きい。
: 「シンクロ」で合コン相手の女性の特徴を言い当ててドン引きされたり、理想の女性像が高かったりと本人に難があるため女性に縁がない。読書の趣味があり、スペシャルでは論語を用いて公安に対する皮肉を言ってみせた。
: 合コンに熱心だが、悪意なく相手の隠しごとを明らかにするデリカシーのないところが災いし、理想の女性像が非現実的だったりと一向に実を結ぶ気配がない。本人は「合コンが上手くいっていた」と思っているが、完全に空回りしていることに気づいておらず、尾形からは「お前の連れ合いはそう簡単に見つからない」と断言されている。
; 尾形 総一郎(おがた そういちろう) - [[堤真一]]、[[中井澤亮]](20年前)
: 特殊体質の他、高い資格技能を要するSPとして射撃や[[護身術]]、様々な[[格闘技|格闘術]]にも精通しており、跳び三角絞めや腕ひしぎ十字固めから裸絞めへ連携させるシーンも見られる。[[エスクリマ]]や[[サンボ (格闘技)|サンボ]]の技も使用する。
: 警護課第4係機動警護班係長・警部。[[東京大学|東大]][[法学部]]卒でありながら、警察に入る際に[[キャリア (国家公務員)|キャリア]]として[[警察庁]]に入庁するのではなく、地方公務員である[[ノンキャリア]]として警視庁に入庁した現場主義者。少年時代に、前述のテロに遭遇しており、その経験がきっかけでSPになろうと決意する。井上同様、麻田を疑問視している。そしてその真相を探るため、井上の両親を殺した山西を追及する。
: 読書の趣味があり、特別編では論語を用いて公安部に対する皮肉を言ってみせたり、Episode IIでは幅広い科学知識も披露している。自宅には犯罪心理学や軍事関連の書籍が大量にある。
: 現状での警護体制やテロを軽視する上層部を快く思っておらず、よく上層部と対立する。上層部に咎められる井上を庇うのはもちろん、上司・中尾にも遠慮なく反論する。
:; シンクロ
; 笹本 絵里(ささもと えり) - [[真木よう子]]
:: 原因は'''[[神経成長因子|神経成長因子(NGF)]]'''の異常な分泌であり、高まり過ぎた脳内の活性によって感覚神経が過剰反応し、音や空気にも「同調(シンクロナイズ)」して、その場の異物や違和感を察知する。特に緊張下では 、[[アドレナリン]]や[[ドーパミン]]などにより一層NGFの合成が促進されるため、その能力が高まっている。感覚的な物であるため井上自身も自由に制御することは出来ていない。また神経の異常発達は脳に負荷を与え、いずれは脳や精神に予測できない異常をきたす恐れがあると、専門医は示唆している。その症状はEpisode IVにおける麻田首相の警護を皮切りに悪化が進み、普段街中を行き交う人にさえ「シンクロ」を起こしてしまうほどの能力のエスカレートに伴い、過度の負担が表れている。
: 警護課第4係機動警護班隊員・巡査部長。第4係の紅一点。美人だが男勝りな性格。射撃の元オリンピック候補選手で、両親からはSPをやめるように懇願されている。井上が新人時代の頃は、彼だけが尾形に特別扱いされるのを疑問視していたが、後に仕事で井上の才能(というより能力)に気づき認めている。
:; トラッキング
: 握力を鍛える黄色いハンドグリップを愛用。また、[[ルービックキューブ]]も得意で短時間で6面揃えていた。
:: 残された足跡から、その人物の「年齢」「性別」「身体的特徴」「状態」などの情報を読み取る。ネイティブアメリカン(インディアン)が駆使する技術であり、誰でも習得が可能。井上の場合、大学生時のアメリカ留学中に独自に学んだもの。
:「[[関さば]]のように身が引き締まった」男性が好みのタイプ。
:; フォトグラフィック・メモリー
; 山本 隆文(やまもと たかふみ) - [[松尾諭]]
:: 写真を撮るように一瞬で物事を映像として記憶する能力。幼児期の子供の一部に見られる能力だが、通常は成長によって失われるものである。高い脳の活性により記憶力に優れる井上は、過去の記憶さえも鮮明に“見る”事が出来る。
: 警護課第4係機動警護班隊員・巡査部長。総合格闘家を目指していた。行き過ぎた行動をとる井上のことを快く思わず、彼の能力についても「偶然」であるとして認めない。しかし、Episode I(第1話)の事件での井上の活躍以降は、彼の能力を認め、信頼し合っている様子である。彼一人だけが、SPの基本の髪型である[[七三分け]]を頑なに守っているが、たまに八二になっている。井上の2ヶ月前にこの班に配属された。
:; 予知、妄想{{Efn|井上のシミュレーションにおけるテロリストは井上自身であり、ドラマでは全編を通して岡田准一が演じている。これは井上のダークサイドを描くと共に、井上には簡単にテロが出来てしまうという意味でもある。- SPシナリオブック{{Full citation needed|date=2025年1月}}{{要ページ番号|date=2025年1月}}、めざましどようび企画「SPSP」より。}}
: かなりの大食いであり、警護対象者に毒見を求められた時にはかなりの量を食べてしまい、仲間を呆れさせている。
:: テロについて研究を積み重ねた上に、シンクロやフォトグラフィック・メモリーなどの能力による情報や知識から、井上はリアルな“妄想”のように現実に起こりうるテロの状況を的確に、鮮明にシミュレートする。そのビジョンは井上の中に井上自身によって再現されるものであり、“予知”したかのようにテロリストの思考を読み取るそれは、彼の中に根ざす深い闇の表れでもある。
: 多忙な任務のため、高校時代から付き合っている彼女との破局の危機にある。
:: これらの能力を駆使して、井上はテロリストと何度も対峙し逮捕する事になるが、それは“動く壁”と言われる警護課員の存在を超えており、SPの歴史にかつてない前例を作っている。
; 石田 光男(いしだ みつお) - [[神尾佑]]
:; 経歴
: 警護課第4係機動警護班隊員・警部補。基本的に無口で冷静。サブリーダー的存在。バツイチで子供がいるものの、仕事が忙しく会えない日々が続く(本人曰く3ヶ月位)。出動時には3歳の娘の写真をお守り代わりに装備する。井上が新人時代の頃は、その扱いに疑問を抱くが、後に現場で井上の才能に気づき認める。寡黙で意志が強く、不言実行タイプ。警護課の誰からも慕われている。
:: 神奈川県立大学法学部法学科卒業→警視庁荒川署生活安全課配属→警視庁警備部第5機動隊配属→警護適任者として推薦を受け警察学校で訓練→ 警視庁警備部警護課第4係
: また[[2007年]][[1月27日]]に[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系『[[土曜プレミアム]]』にて放送された『[[トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜|トリビアの泉 今夜復活踊る大へぇへぇ祭り!!]]』内で放送された踊る大捜査線のスピンオフドラマ『[[警護官 内田晋三]]』にて主人公の[[内田晋三]]の部下として登場している。ちなみにその時から昇格している。
:<!-- この「:」は削除しないでください。[[Help:箇条書き]]参照 -->
; 尾形 総一郎(おがた そういちろう)〈38〉
: 演 - [[堤真一]](20年前:中井澤亮)
: 警護課第四係機動警護班係長・[[警部]]。
: 1972年7月7日生まれ。岡山県岡山市出身(漫画版では、高知県高知市出身)。
: [[東京大学大学院法学政治学研究科・法学部|東大法学部]]出身で[[キャリア (国家公務員)|キャリア]]としての能力を持ちながら、あえて一般採用で入庁し、昇任試験も受けずにいる現場主義者。警察組織の改革論者であり、井上ら機動警護班は尾形に集められたチームである。新たな人材を探していた際に井上を紹介され、異例の抜擢で引き入れる。少年時代に前述のテロを目撃しており、井上同様に麻田を疑問視している。その事件の真相を探るため、密かにテロの犯人山西を追及する。
: 組織の隠蔽体質や脅威を軽視する現状を良しとせず、上司にも度々意見する。衝突が少なくないもののその能力は上層部にも認められており、課内での信頼は厚い。そのため仕事は多忙を極めるが、ときには部下達にせがまれて飲みに連れて行くことも。
: 井上の過去を知る者で、常に距離を置いて見守っている。警護現場でも問題視されがちな井上の後ろ盾となり、常に自由に動かせる。しかし、そうした行動の真意は語らない、影を帯びた人物。
: 軍隊格闘術系の素養があり、高い射撃能力や[[近接格闘術|近接格闘能力]]を持つ。
; 笹本 絵里(ささもと えり)〈26〉
: 演 - [[真木よう子]]
: 警護課第四係機動警護班隊員・巡査部長。
: 本作のヒロインで第4係の紅一点。容姿端麗でクールな[[情熱|情熱家]]。男勝りの性格と度胸を持ち、口が悪い。射撃の元[[オリンピック選手|オリンピック候補選手]]であり、身体能力も高く、SPとしての資質は男性隊員に引けをとらない。両親からは常に危険と隣り合わせなSPをやめるように懇願されている。
: 井上が配属された当初は懐疑的だったが、現場でその才能に気づき、早くから井上を認めている。その特異性ゆえに時に誤解を招いたり不調に苛まれる井上をさりげなく気遣うなど、後輩思いの一面もある。井上同様に勘が良く行動力がある為、井上とは任務上のパートナーとして特に相性がいい。井上が自分に気があると思い込んでいる。
: 黄色いハンドグリップや[[ルービックキューブ]]を愛用しいつも鍛えている。【[[関さば]]のように身が引き締まった男性】が好みのタイプだが、曰く「いい男が警察官になるわけない」。
: [[合気道]]の他に[[クラヴ・マガ]]を使用。
; 山本 隆文(やまもと たかふみ)〈25〉
: 演 - [[松尾諭]]
: 警護課第四係機動警護班隊員・巡査部長。
: [[総合格闘技|総合格闘家]]を目指しており、当初は格闘家としての経歴に箔をつける為にSPになった。井上より2か月早く配属されたため、先輩風を吹かせる。井上に対抗意識を抱き、行き過ぎた行動に反感を表すが、井上の活躍を無かったことにする上層部には不満を感じている。
:井上を「疫病神」だと言い張るものの、時折り、彼を気遣う言動を見せる。
:[[七三分け]]の髪型を今時頑なに守る珍しい男である。人一倍食欲旺盛で、警護対象者に毒見を求められると大食いし、一同を呆れさせた。また、小学生レベルのなぞなぞに答えられず、井上から呆れられていた。笹本からはよく頭を叩かれている。
: 多忙な任務のため、高校時代から付き合っている彼女とは破局の危機にある。
: タックルやスラムなど、総合格闘技の技術を活かしたパワフルな戦いを得意とする。
; 石田 光男(いしだ みつお)
: 演 - [[神尾佑]]
: 警護課第四係機動警護班隊員・[[警部補]]。
: 尾形のサポートを務め、笹本、山本、井上の面倒を見るサブリーダー的存在で警護課の誰からも慕われている。寡黙で意志が強く、不言実行タイプ。バツイチで3歳の娘がいるものの、仕事が忙しく何か月も会えないこともある。任務中は娘の写真を胸ポケットに入れてお守りにする。
: 以前はSPとして井上を疑問視していたが、次第にその資質を知り受け入れるようになる。後輩たちを常に見守り、理解され難い井上を気にかけている。
: 柔道の有段者で投げ技を多用する。
: 2007年1月に放送された、踊る大捜査線のスピンオフドラマ『[[警護官 内田晋三]]』に警護課第4係の巡査部長(作中で[[2004年]][[12月24日]]当時)として、本作に先駆けて登場している。
 
=== 警察関係者 ===
; 原川 幸子(はらかわ さちこ)〈39〉
: 演 - [[平田敦子]]
: [[警視庁警備部]]警護課庶務係(警察事務職員)。
: [[兵庫県]]出身の39歳で勤続20年。趣味は美味しいお店探し。特に肉には目がない。特技は[[珠算]](そろばん)1級。いつも井上の理由の分からない[[経費]][[請求書]][[伝票]]の処理に、困らされている。尾形にひそかな好意いている。
:笹本と仲が良い。石田に優しく接し、尾形には密かな好意を抱いている。一方、井上と山本には辛辣である。
; 中尾 義春(なかお よしはる) - [[江上真悟]]
; 中尾 義春(なかお よしはる)
: 警視庁警備部警護課課長・警視。ノンキャリアながらも課長までのぼり詰めた苦労人。平穏無事に定年が迎えられるようにと願い、はねっかえりの尾形と井上に厳しくあたる。しかし、長い現場の経験からSPの苦労を誰よりも熟知している人物でもある。
: 演 - [[江上真悟]]
; 西島 勇司(にししま ゆうじ) - [[飯田基祐]]
: 警視庁警備部警護課理事官・長。階級は[[警視。尾形と同じ東大出身者]]
: ノンキャリアながら課長までのぼり詰めた人物。「平穏無事に定年が迎えられるように」と願う、事なかれ主義者。長い現場の経験からSPの苦労は誰よりも知ってはいる。はねっかえりの尾形と井上に厳しくあたり、騒動の多い第4係に苦労している。井上らのことは「(尾形の)お気に入りの部下」と呼ぶ。
; 田中 一郎(たなか いちろう) - [[野間口徹]]
:前任の課長は内田晋三警部である。
: 警視庁公安部公安第一課・巡査部長。潜入捜査が得意で、密かに警護を見守る事もある。井上の同期で互いにふざけ合う会話をする。笹本同様、井上の特殊な能力に気づいている。
; 西島 勇司(にしじま ゆうじ)
: 演 - [[飯田基祐]]
: 警視庁警備部警護課理事官。階級は警視。
: 東大法学部出身のキャリア組。組織人としての考え方を持つ傍ら、現状に不満を抱いている。尾形らの異例な警護方針を個人的に容認している。穏やかな物腰ながら、非情な一面を隠し持つ。
: 内部情報の流出事件に関わり、最終話にて遺体で発見されたが、処理上は自殺とされている。
; 梶山 光彦(かじやま みつひこ)
: 演 - [[伊達暁]]
: 警視庁警備部警護課理事官。階級は警視。
: 西島の後任。尾形とは同じ東大法学部出身で、政治経済研究会の後輩でもある。
; 田中 一郎(たなか いちろう)
: 演 - [[野間口徹]]
: [[警視庁公安部]][[公安課|公安第一課]]。階級は巡査部長。
: [[行動確認]]が得意。職業柄情報に通じており、その調査は組織内部にも及ぶ。井上とは同期。井上曰く「地味すぎてモテない[[ジェームズ・ボンド]]」。顔を合わせる(ほぼエレベーター内であるが)たび、シニカルな会話を交わすが、時に謎めいた忠告を与える。
:井上の特殊な能力を知っている。
:陸上競技経験者であり、過去に右足の[[アキレス腱]]を痛めている。
; 室伏 茂(むろふし しげる)
: 演 - [[春田純一]]
: 警視庁公安部公安第一課 係長。
: 田中の上司。憶測やカンは信用しておらず、目に見えたものしか信用しない性分。
:厄介事や埒が明かないことに対しての「めんどくさい」が口癖。
 
=== テロリスト ===
; 大男
: 演 - [[三代目魚武濱田成夫]]
: ナイフマニア。[[スキンヘッド]]の大男。シネコンEpisode I不審者として井上に捕まるや否や、いきなりナイフや[[仕込み杖]]で襲いかかり激闘の末、井上に逮捕される。しかしが、証拠不十分により釈放。
: この事件から井上に敵意を抱いており、麻田総理狙撃の囮(おとり)役として再度犯行に及ぶ。
; 山西 一弥(やまにし かずや) - [[平田満]]
; 山西 一弥(やまにし かずや)
: テロリスト。Episode III(第5話)から登場。井上の両親を殺した張本人で、その罪から20年の間刑務所に入れられる。出所した後は印刷所で働く。
: 演 - [[平田満]]
; 『LIVERPOOL cleaning』
: Episode III(第5話)から登場。麻田衆議院議員襲撃事件を起こし、井上の両親を刺殺した犯人。当初は麻田による偽装工作を主張するも、後に自らの犯意を認め、20年間服役。仮釈放された後、麻田への復讐を果たそうと計画を実行に移す。
: [[クリーニング]]屋([[清掃業]]者)を装った4人組の殺し屋で、仕事に[[リアリズム]]を求める。Episode II-3(第4話)から登場。仕事依頼が来るまではそれぞれ自由に生活している([[釣り堀]]で釣りをしたり、トレーニングをしたり、[[ボウリング]]に行ったりと、ごく一般的)。最終話では、田中が『LIVERPOOL cleaning』の車を目撃している。
; 『LIVERPOOL cleaning』(リバプール・クリーニング)
: グループ名及びメンバーの呼び名や第7話で利用するファミリーレストラン「イェスタデイ」などの名称は、いずれも[[ビートルズ]]にちなんだものであり、グループ名はその出身地である[[リヴァプール]]から、先述のレストランの屋号は[[イエスタデイ|その楽曲名]]から。
: [[清掃業|清掃業者]]を装った4人組の殺し屋で、仕事に[[リアリズム]]を求める。Episode II-3(第4話)から登場。仕事依頼が来るまではそれぞれ釣りをしたり、トレーニングをしたり、[[ボウリング]]に行ったり自由に生活する。最終話では、田中が『LIVERPOOL cleaning』の車を目撃している。
:; ポール - [[チョウソンハ]]
: グループ名及びメンバーの呼び名や第7話で利用するファミリーレストラン「イェスタデイ」などの名称は、[[ビートルズ]]にちなんだものであり、グループ名はその出身地である[[リヴァプール]]から、先述のレストランの店名は[[イエスタデイ (ビートルズの曲)|その楽曲名]]から。
:: 丸い眼鏡をかけた男。大の煙草嫌い。大橋暗殺ではジョージと共に当初の実行役で、中国人女性、韓国人に変装しホテルにチェックイン(時にはボーイにも変装する)し大橋を狙う。潜入中、井上の勘の良さに気づく。呼び名は[[ポール・マッカートニー]]から。
:; ジョージ - [[中川智明]]
:: 演 - [[多田淳之介]]
:: [[丸刈り|坊主頭]]の男。ポールと共に当初の大橋殺害の実行担当。中国人、韓国人に変装しホテルにチェックイン。呼び名は[[ジョージ・ハリスン]]から。
:: 仕事依頼を受けて情報を通達する、4人の中でリーダーのような存在。自称「[[イギリス]]からの帰国子女」で、英語はほぼネイディブ。[[ニューヨーク]]で演劇も習っていたらしい。
;; ジョン - [[多田淳之介]]
:: 基本的には仕事依頼などの情報通達係だが、非常時には実行担当に代わり、リンゴと共にターゲットを狙う。呼び名は[[ジョン・レノン]]から。
:; リンゴ
:: 演 - [[日下部そう]]
:: 非常時には実行担当に代わりいい加減な態度が目立ち、ジョンと共の話も真剣ターゲットを狙うは聞いていない呼び名は[[ボウリンゴ・スター]]からグが得意
:: 呼び名は[[リンゴ・スター]]から。
:; ポール
:: 演 - [[成河|チョウソンハ]]
:: 丸眼鏡をかけた男。大の煙草嫌い。負けず嫌い。Episode IIIではジョージと共に変装し、[[中国人]]女性や[[大韓民国|韓国人]]観光客を装ってホテルに潜伏。時にはホテルのボーイに変装して大橋を狙う。潜入中、井上の勘の良さに気付いていた。
:: 呼び名は[[ポール・マッカートニー]]から。
:; ジョージ
:: 演 - [[中川智明]]
:: [[丸刈り|坊主頭]]の男。ポールと組むことが多い。中国人、韓国人に変装してホテルにチェックイン。大橋殺害の機会を窺う。ハイライトを愛煙しているが、煙草嫌いのポールから煙たがられている。
:: 呼び名は[[ジョージ・ハリスン]]から。
; 『LIVERPOOL Air-conditioning System』(リバプール・空調システム)
: リバプールクリーニングと同じく[[清掃業|清掃業者]]を装った4人組の殺し屋だが、こちらは空調システム。[[国会議事堂]]に地雷や爆薬などの兵器を運び入れ、爆薬のデモンストレーションを行う目的として[[衆議院]]第二[[議員会館]]に爆薬をセットする役割。
: 侵入する際、エアコンの定期クリーニングに雇われていた本物の清掃業者と入れ替わって侵入した。
 
=== その他 ===
; 麻田 雄三(あさだ ゆうぞう)
: 演 - [[山本圭]]
: [[内閣総理大臣]]。政和党所属。
: 現[[内閣総理大臣]]。政和党所属。20年前、自身の人気取りの為に山西に自身を襲わせ、少年時代の井上を庇って救った事で英雄視され現在に至る。テロに対してはかなりの強硬論者である。
: 20年前の議員時代、自身の人気取りのため秘書に指示して偽装テロを起こした。
; 医師 - [[峯村リエ]]
:少年時代の井上を庇ったとして英雄視されており、現在では対テロの強硬論者となっている。
; 伊達 國雄(だて くにお)
: 演 - [[香川照之]]
: [[自由民主党幹事長|与党幹事長]]。
: 尾形の兄。革命を利用して総理大臣になろうと企む。ルックスが良く、国民からの人気が高い。
; 森 純子(もり じゅんこ)
: 演 - [[峯村リエ]]
: 井上を診察する関東警察病院の担当医。
: 仕事を理由に治療に専念しない井上を危惧して厳しく忠告する。
;北村 健史(きたむら けんじ)
:演 - [[農塚誓志]]
:薫の実父。
;北村 泰子(きたむら やすこ)
:演 - [[中込佐知子]]
:薫の実母。
; 成瀬 日出雄(なるせ ひでお)<ref>『SP 革命篇』Blu-ray / DVDの本編字幕より。</ref>
: 演 - [[吉満寛人|吉満涼太]]
: 伊達と尾形の実父。麻田により、自殺に見せかけて殺された。
: 衆議院議員時代に架空の口座を開き、不正な利益を手にした疑いをかけられて無罪を主張中に自殺ということになっているが、実際は麻田の命令で架空の口座を開いただけで利益を手にしていたのは麻田であった。
 
=== 各章ストーリー・ゲスト ===
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==== Episode II(第1話) ====
; 大川 優子(おおかわ ゆうこ)
(第1話)
: 演 - [[大場久美子]]
: 井上らが警護を担当する[[東京都知事]]。尾形曰く「黙っていられない人」。
:定例会見で質問した郷田に対して辛辣で、恨みを買うことになる。
; 郷田(ごうだ)
: 演 - [[夏目慎也]]
: [[新聞記者]]。東京大学法学部出身を矜持としているが、うだつの上がらなさから大川都知事や他の記者から馬鹿にされている。
:大川への恨みから拳銃を入手し、襲撃事件を起こす。
; 佐々木 朋美(ささき ともみ)
: 演 - [[井端珠里]]
: 井上のお見合い相手。井上から自己紹介コメントの嘘や出身地等を次々に指摘されて不愉快になる。
; 安原(やすはら)
: 演 - [[ムロツヨシ]]
: 井上と共にお見合いに参加する男。
 
==== Episode II(第2 - 4話) ====
井上薫は、特殊な能力を持ったSP(要人警護官)。[[合コン]]をしていたところ上司・尾形総一郎から女性[[東京都知事]]・大川優子の護衛を命令される。都知事が[[俳優]]である甥の[[プロモーション]]のため向かった[[シネマコンプレックス|シネコン]]にて、井上は不審な大男を目撃、激闘の末大男を[[逮捕]]する。だがこの行為はSPの活動範囲外の行動であるため、警護課課長・中尾にその行動を咎められてしまう。
; 加藤 純三(かとう じゅんぞう)
 
: 演 - [[露木茂]]
その後引き続き都知事の警護を続ける井上ら機動警護班。だが一方で一人の男が都知事への殺意を密かに募らせていた。
: 井上と笹本が警護する元内閣総理大臣。総理への再登板が噂される。
 
:警護中の井上を見て気に入り、「SPにしておくのはもったいない。いい目をしている。自分の下で働かないか」と声を掛ける。
; 大川 優子(おおかわ ゆうこ) - [[大場久美子]]
; 加藤 君枝(かとう きみえ)
: 井上達が警護する女性[[東京都知事]]。
: 演 - [[島かおり]]
; 郷田(ごうだ) - [[夏目慎也]]
: 加藤元総理の妻。金田からの電話を受けた際、すぐに夫の居場所を吐かなかった。
: [[新聞記者]]。東大法学部出身であることを鼻にかけているが、うだつの上がらなさから大川や他の記者からも見下されている。大川への恨みから拳銃を入手し、都知事襲撃を決行する。
;加藤 咲枝(かとう さきえ)
; 佐々木 朋美(ささき ともみ) - [[井端珠里]]
:演 - [[柴山智加]]
: 井上のお見合い相手。井上に自己紹介コメントの嘘や、お見合い前の食事等を次々に指摘され、不愉快になる。
:加藤元総理の娘。
 
; 加藤 雄大(かとう ゆうだい)
=== Episode II ===
: 演 - [[市川福太郎 (3代目)|秋山悠介]]
(第2 - 4話)
: 加藤元総理の孫。
 
;篠田(しのだ)
警護課の対テロ訓練後、頭痛とめまいに襲われた井上は、病院での検査の結果、[[脳]]内の活動が異常に発達していたことが判った。それによって[[記憶]]力や[[五感]]が優れる反面、このままでは症状が悪化してしまうとの事。「何か幼少期に辛い経験をしたか」と[[医師]]に尋ねられるが憶えが無いと返答する井上は、診察結果を聞いた尾形にすら単なる過労と誤魔化す。そんな中、井上と笹本は、検査入院のため大和病院に赴く「加藤元総理の警護」を言い渡される。
:演 - [[谷川昭一朗]]
 
:「大和病院」医師。加藤の手術を担当。
元総理の手術が始まる中、突如怪しげな男達により、元総理と医師達、そして入院患者らを人質にとられ、病院が占拠されてしまう。笹本はテロリストに不意を突かれ拘束され、食事休憩で病院から離れていた井上は危機を察知し、病院に戻り医師に扮して人質に紛れ、制圧のチャンスを窺うことになる。テロリストの計画が着実に進み、また麻田現総理の強硬論によって、腰の重かった[[特殊急襲部隊|SAT]]の強行突入の準備が整いつつある中、井上・笹本の反撃が始まった。
; 富永 幸子(とみなが)
 
: 演 - [[深浦加奈子]]
; 加藤 純三(かとう じゅんぞう) - [[露木茂]]
: 「大和病院」[[看護師|ナース]]長。
: 井上と笹本が警護する元[[内閣総理大臣]]。警護中の井上を見て気に入り「政治家にならないか」と声を掛けた。
:銃で脅されて情報を与えてしまうも、テロリストを制圧しようとする井上らに協力する。
; 加藤 君枝(かとう きみえ) - [[島かおり]]
:拘束されていた笹本をすぐに手当てしていた。
: 加藤元総理の妻。
; 飯田(いいだ)
; 加藤 雄大(かとう ゆうだい) - [[秋山悠介]]
: 演 - [[伊藤正之]]
:加藤元総理の孫。
: 加藤元総理の秘書。最初はテロリストに強硬な態度を取るが、加藤の身を人質に取られたことが分かると要求に従う。
; 富永(とみなが) - [[深浦加奈子]]
:強いものには平身低頭。
: ナース長。銃で脅され情報を与えてしまうも、後に医者に変装した井上に協力してテロリストらと戦う。
;石渡昭(いしわたり あきら)
; 飯田(いいだ) - [[伊藤正之]]
:演 - [[小須田康人]]
: 加藤元総理の秘書。テロリストの要求に成す術も無くそのまま要求に従う。強いものには平身低頭(その逆は言うまでもない)。
:飯田と顔見知りの証券マン。
; テロリスト6人組
: 全員が元軍人[[自衛官]]という経歴を持つ集団。元総理を人質にし、株取引を利用して[[身代金]]代わりとして[[株]]取引利用要求。この時に奪取て海外の秘密口座に送された3億円の身代金が、黒幕である与党幹事長・伊達国雄の手に入れ渡っており、野望編から革命編に渡テロが目的資金となった
:; 金田(かねだ)
:: 演 - [[北村有起哉]]
:: リーダー格。サングラスを着用。元総理の情報を受け取り、沼田ら5人を率いて病院占拠を敢行する。常に沈着冷静な態度を崩さない。本人曰く「一度も戦った事が無い軍人」(元自衛官)
::金には興味がなく、計画を遂行することに重きを置き、逃げ切ることは考えていない。常に沈着冷静な態度を崩さない。本人曰く「一度も戦ったことが無い軍人」。元自衛官。「うん」と言う癖がある。
:; 沼田(ぬまた) - [[パク・ソヒ]]
:; 沼田(ぬまた)
:: 井上がテロリスト達を軍人と見破ったのは彼の足跡から。1F制圧担当。
:: 演 - [[パク・ソヒ]]
:; 垣原(かきはら) - [[山根和馬]]
:: 井上がテロリストらを軍人と見破ったのは彼の足跡から。命令口調が目立つ。人質の動きを常に見ており、比較的隙がないが、井上には敵わなかった。1F制圧担当。
:: 2F制圧担当。
:; 垣原(かきはら)
:; 小林(こばやし) - [[佐久間哲]]
:: 演 - [[山根和馬]]
:: 3F制圧担当。何故か独り言が多い。
:: 2F制圧担当。物音には機敏に反応していたが、井上の生理食塩水と除細動器を使った作戦で感電して敗れる。
:; 赤城(あかぎ) - [[西冬彦]]
:; 小林(こばやし)
:: 4F制圧担当。笹本を拘束した際に「俺たちを倒せるチャンスを2%にしてやるよ」と目の前に手錠の鍵を置き、これが結局は自分に返ってくることになる。
:;: 吉野(よしの) - [[趙珉和佐久間哲]]
:: 3F制圧担当。独り言が多い。井上の液体窒素を使った作戦に引っかかって締め上げられて気絶。
:: 金田と共に5Fのナースステーションに陣取る。ネットトレーディングを担当。チョコレートが好き。
:; 赤城(あかぎ)
:: 演 - [[西冬彦]]
:: 4F制圧担当。自信家なのか、笹本を拘束した際に「俺たちを倒せるチャンスを2%にしてやるよ」と目の前に手錠の鍵を置いたため、自らに返ってくることになる。
:; 吉野(よしの)
:: 演 - [[趙珉和]]
:: 金田と共に5Fの[[ナースステーション]]に陣取り、ネットトレーディングを担当。カッとなりやすく、ストレス回避にチョコレートを常備している。
 
==== Episode IIIIII(第5 - 7話) ====
; 大橋 正一(おおはし しょういち)
(第5 - 7話)
: 演 - [[片桐仁]]([[ラーメンズ]])
: 井上達が警護する「シルバー証券」社長。通称『裏の金庫番』。
:傲慢な態度かつ不安定で警戒心が異常に強い。SPを信用せず、尾形らともトラブルを引き起こす。
:妻と娘がおり、家族の写真を大切にしている。
; 溝口(みぞぐち)
: 演 - [[須永慶]]
: 大橋の警護を警視庁に依頼する幹部のひとり。
; 伊勢崎 武則(いせさき たけのり)
: 演 - [[大出俊 (俳優)|大出俊]]
: 警視庁警備部長。
:[[検察庁|検察]]に対して批判的である。尾形を呼び出しても必要以上の情報を与えようとしない。
; 海老原 圭介(えびはら けいすけ)
: 演 - [[北山雅康]]
: 「フューチャーズグループ」取締役。LIVERPOOL cleaningにより、飲酒後の入浴によって溺死したように見せかけて殺害される。
; 湯川 学(ゆかわ まなぶ)
: 演 - [[みっちー]]
: 『[[ガリレオ (テレビドラマ)|ガリレオ]]』の主人公。釣り堀に登場した人物の中で唯一、役者が明かされている [http://jnsk.blog14.fc2.com/]。
 
==== Episode Ø Countdown to Crisis(第8話) ====
都内某所・[[刑務所]]面会室。尾形がある男と面会していた。その男は今から20年前、麻田現総理を殺害しようと試み、その際に犠牲者となった井上の両親を殺害した張本人、テロリスト・山西だった。実は尾形は学生の頃あの事件の現場に立ち会っていて、山西があのテロ事件の裏を握っていると問いつめるが、意味深な発言をして不気味な笑みだけを浮かべる。
; 佐伯(さいき)
: 演 - [[髙橋洋]]
: [[警察学校]]で井上と共に警護訓練を受ける訓練生。
; 工藤(くどう)
: 演 - 偉藤厚次
: 警察学校教官。井上と佐伯の訓練で、警護対象者役を演じる。
; 熊田(くまた)
: 演 - [[古川悦史]]
: 警察学校教官。尾形の先輩であり、井上と引き合わせる。井上の類稀な資質を評価しているが、現状では井上を使いこなせる上司がいないと考えている。
 
==== Episode IV(第9話 - 最終話) ====
上層部から[[証券取引法]]違反事件の[[重要参考人]]の大橋正一の極秘警護を命令された尾形は、井上ら機動警護班の面々と共に[[ホテル]]に潜む大橋の警護を担当する。一方、清掃員の格好をした男4人組は、同じ事件に絡んでいる男を事故死に見せかけて殺害。ホテル内に潜入し、大橋の命を奪う機会を窺っていた。
; 木内 教永(きうち のりなが)
: 演 - [[古山憲太郎]]
: 謎の[[狙撃手]]。黒い[[ニット]]帽を被った男。麻田総理襲撃の指示を受け、会場の屋上から[[狙撃銃]](ペイント弾)で狙撃する。
:実は警察官であり、最終話では警護課第4係機動警護班の隊員として配属される。
; 高島 清(たかしま きよし)
: 演 - [[近江谷太朗]]
: 麻田[[内閣総理大臣秘書官#政務担当首相秘書官(首席秘書官)|総理首席秘書官]]。
:20年前、山西を雇って麻田と偽装テロを仕組む。
; 豊嶋(とよしま)
: 演 - [[永井秀樹]]
: 警護課 第一係 係長。
; 小波(こなみ)
: 演 - [[津村知与支]]
: 警護課 管理官。
 
== スペシャル『革命前日』および劇場版 ==
そんな中、大橋は警護の重圧から、ホテルからの逃走を図るまでの精神状態に追い込まれていた。不安が募る井上ら警護班、すると大橋は気分転換にプールに行きたいと言い出す。その会話を盗聴していたあの4人組の実行担当の2人は、ついに「決行」を決意する。
{{See|SP THE MOTION PICTURE}}
 
オリジナルメンバーは引き続き続投し、映画から[[香川照之]]が出演。[[2010年]][[10月30日]]に『野望篇(Episode V)』が、[[2011年]][[3月12日]]に『革命篇(Episode VI/The Final Episode)』が順次公開された。『革命篇』公開に先立って同年[[3月5日]]、[[土曜プレミアム]]にて、『革命篇』の前日を描く内容の『'''SP 革命前日 Pre Episode VI'''』が放送された。
; 大橋 正一(おおはし しょういち) - [[片桐仁]]([[ラーメンズ]])
: 井上達が警護する通称『裏の金庫番』のシルバー証券社長。傲慢な態度かつ、挙動不審で警戒心が異常に高く、SPを信用しない。おかげで尾形らSP達とトラブルを引き起こす事になる。妻と娘がいる。
; 溝口(みぞぐち) - [[須永慶]]
: 大橋の警護を[[警視庁]]に依頼する幹部のひとり。
; 伊勢崎(いせさき) - [[大出俊 (俳優)|大出俊]]
: 警視庁警備部警備部長。
 
=== Episode Ø Countdown to Crisis ===
(第8話)
 
井上の過去を描いた[[ストーリー]]。井上は[[訓練]]の最中、次々と張り巡らされた罠を突破するが、最後に警護対象者役を守れず失敗してしまう。井上の訓練の一部始終を見ていた尾形は、井上の話を聞くうちに、彼を仲間として機動警護班に引き入れることを決意、そして井上は、機動警護班に迎えられる。
 
; 佐伯(さいき) - [[高橋洋 (舞台俳優)|高橋洋]]
: 物語冒頭、井上と共に訓練を受けていた訓練生。
; 工藤(くどう) - [[偉藤厚次]]
: 警察学校教官。井上と佐伯の訓練で、警護対象者を演じた。
; 熊田(くまた) - [[古川悦史]]
: 警察学校教官。警察学校教官講義の中で、SPの最大の武器は「警護対象者との信頼」だと説く。井上の能力を認めているが、現状では井上の能力を使いこなせる上官がいないと考えている。
 
=== Episode IV ===
(第9話 - 最終話)
 
井上ら警護課の面々が、各それぞれの業務を果たす中、尾形は警護課改革案上申書を上司・中尾に提出するが相手にされない。一方で井上の両親を殺したテロリスト・山西が出所してくる。山西の監視を行った田中は言い知れぬ不安に駆られるが、山西は特に目立つ行動はせず、上司に打ち切りを指示される。
 
そんな中、機動警護班は永正大学で行われる永正記念館落成式典に出席する麻田総理の警護応援につくことになる。だが裏では警察の中で暗躍する者が謎の男と、以前逮捕されて釈放された大男に総理の式典の情報を漏らしていた。そして麻田への憎悪を募らす山西も行動を起こそうとしていた。
 
式典当日、自分が麻田への復讐を行う黒い妄想に取り付かれながらも職務に就く井上。そして山西、謎の男そして大男も会場に集う。そして一発の銃声を引き金に「事件」は起こった。
 
; 木内(きうち) - [[古山憲太郎]]
: 謎の狙撃手。黒い[[ニット]]帽を被った男。ある男から麻田総理銃撃を依頼され、高所から[[狙撃銃]](実はペイント弾)で相手を狙う。実は警官で、最終話で警視庁警備部警護課第4係機動警護班隊員・巡査部長として配属された。
; 高島(たかしま) - [[近江谷太朗]]
: 麻田総理の秘書。20年前、麻田と共に狂言テロを仕組んだ。
; 室伏 勇司(むろぶせ ゆうじ) - [[春田純一]]
: 警視庁公安部幹部。田中の上司。やっかいなこと、埒が明かないことに対し、「面倒くせ!」と言うのが口癖。
; 梶山(かじやま) - [[伊達暁]]
: 警視庁警備部警護課理事官・警視。西島理事官の後任。尾形と同じ東大法学部出身。尾形のサークル後輩にあたる。
 
=== Episode IVex. ===
(スペシャルアンコール特別編)
 
首相暗殺未遂事件の数日後、井上は公安の室伏と田中から取調べを受ける。井上は警護課に配属されてから担当した都知事警護、病院での要人警護、重要参考人の極秘警護などについて質問を受ける。さらに、首相暗殺未遂事件で残された幾つかの謎についても追及される。
{{ネタバレ終了}}
 
== スタッフ ==
*総監督 原案・脚本 - [[本広克行金城一紀]]
*演出 音楽 - [[波多貴文]]、[[藤本周祐悟]]
*原案・脚本 総監督 - [[金城一紀本広克行]]
*音楽 演出 - [[波多祐悟貴文]]、藤本周
* 主題歌 - [[V6 (グループ)|V6]]「[[way of life]]」([[avex trax]])
*編成 - [[松崎容子]]
*プロデュース 編成 - [[高井一郎松崎容子]]
{{col-begin}}
{| style="width:100%"
{{col-break}}
|-
* 演出補 - 大畑真治、小野浩司、下畠優太、久野拓
| style="vertical-align:top; width:50%"|
* 演出補応援 - 大畑真治、小野浩司[[木村好克]]下畠優太朴用九久野拓武田祐輔
* プロデュース補 - 榊原妙子、笛木志津香
*演出補応援 - 木村好克、朴用九、武田祐輔
* 技術プロデュース - 榊原妙友部節、笛木志津香
* 技術プロデース - [[友部節子]]菅原光宏
* 撮影 - 川越一成
*技術プロディース補 - 菅原光宏
* 撮影助手 - 川越一成宮崎智之
* 撮影助手応援 - 宮崎智之山﨑伸一
* 撮影助手応援 - 山下伸一冨永健二
* 照明 - 木村伸、堀田耕二
*撮影助手応援 - 冨永健二
* 照明助手 - 木村伸川埜允史堀田耕二小野村宗則
* 照明助手応援 - 川埜允史高橋幸司小野村宗則近松光
* 音声 - 神波哲史
*照明助手応援 - 高橋幸司、近松光
* 音声助手 - 黒田啓介、塩瀬昌彦
* 映像 - 岡村亮
* 映像応援 - 植木康弘
* 編集 - 河村信二
* ライン編集 - 松本英之
* ライン編集助手 - 西山貴文
* 選曲 - 大森力也
* 音響効果 - 寺岡基臣
* MA - 蜂谷博
* 美術プロデュース - [[宮崎かおる]]
* デザイン - 棈木陽次
* デザイン助手 - 斎田崇史
* 美術進行 - 大倉謙介
* 大道具 - 高橋千鶴
* 大道具助手 - 中島雅之
* 操作 - 内堀圭一
* 操作助手 - 村上公志
* 建具 - 阿久津正巳
* 装飾 - 木下堅善・野本隆行
{{col-break}}
| style="vertical-align:top; width:50%"|
* 装飾助手 - 西田祐紀・乾川太志
* 持道具 - 岡田哲也・志田尚二
* 衣裳 - 加藤美紀
* 衣裳助手 - 山子美鈴・牧亜矢美
* メイク - 對馬晶子
* メイク助手 - 瀬下由紀
* メイク応援 - 佐々木精一
* 視覚効果 - 菅谷守
* ガンエフェクト - [http://sfx-pyrotech.com [パイロテック]]
* 電飾 - 田中信太郎
* アクリル装飾 - 國母淳一
* 植木装飾 - 笹川忠由
* 生花装飾 - 牧島美恵
* フードコーディネイト - 住川啓子
* 警護技術監修 - [[セコムジャスティック]]
* タイトルバック・CG - 山本雅之、鴫原譲、戸梶雅章、前田優
* ファイティングコーディネート - [[佐々木修平]]
* 軍事指導 - [[越康広]]
* トレーナー - 高橋義人
* 広報 - 田中奈美
* ホームページ - 伏見香織・丸谷利一
* 広報宣伝部 - 末松千鶴・島谷真理
* 写真 - 西川直樹、米谷圭司
* 車輌 - 齋藤順一、諸橋浩、浅野泰行、井上勉、吉田庸、月岡清水
* スケジュール - 長瀬国博
* 記録 - 島田伸子・手島優子
* 制作担当 - 巣立恭平
* 制作主任 - [[長谷川晴彦 (映画プロデューサー)|長谷川晴彦]]・小柳智則・中川和則
* 制作進行 - 伊澤紀人
* 制作応援 - 教野陽子
* 制作デスク - 原川加代
{{col-end}}
|}
* プロデュース - [[高井一郎]]
*制作 - フジテレビドラマ制作センター
* 作著作 - フジテレビドラマ制作センター
* 制作著作 - フジテレビ
 
== 主題歌使用楽曲 ==
Avexから発売されたサウンドトラック盤は20曲収録。うち19曲は"Selection Pressure"から"Skin Pop"までSとPで始まる曲名が並ぶ。これらはオリジナル楽曲で、以下に挙げる使用されたクラシック曲は収録されていない。
*「[[way of life]]」 - [[V6 (ジャニーズ)|V6]]([[avex trax]])
 
== シナリオ本 ==
*「SP 警視庁警備部警護課第四係」著者 金城一紀/定価 1470円(税込)発売中
: 2008年[[3月5日]]、[[扶桑社]]より発売。このシナリオ本にはドラマ全話の内容に加え、金城一紀による[[脚注]]も載せられている。
 
== 使用楽曲 ==
=== episode I ===
; [[フランツ・リスト]]
:; [[死の舞踏 (リスト)|死の舞踏]],S.126
:: [[ホルヘ・ボレット|Jorge Bolet]](Piano), [[ロンドン交響楽団|London Symphony Orchestra]], [[イヴァン・フィッシャー|Ivan Fischer]]
:<!--リスト分断防止-->
; [[エクトル・ベルリオーズ]]
:; [[幻想交響曲]] 作品14第1楽章:夢・情熱
::
:; 幻想交響曲 作品14第4楽章:断頭台への行進
::
:; 幻想交響曲 作品14第5楽章:サバトの夜の夢
:: [[シカゴ交響楽団|Chicago Symphony Orchestra]], [[クラウディオ・アバド|Claudio Abbado]]
 
=== episode II ===
; [[ヨハネス・ブラームス]]
:; [[ピアノ協奏曲第2番 (ブラームス)|ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品83]]第1楽章
:: Radio Symphony Orchestra Ljubljana, [[アントン・ナヌート|Anton Nanut]]
:<!--リスト分断防止-->
; [[ドミートリイ・ショスタコーヴィチ]]
:; [[交響曲第10番 (ショスタコーヴィチ)|交響曲 第10番 ホ短調 作品93]]第2楽章
:: [[フィラデルフィア管弦楽団|The Philadelphia Orchestra]], [[マリス・ヤンソンス|Mariss Jansons]]
:; [[交響曲第7番 (ショスタコーヴィチ)|交響曲 第7番 ハ長調 作品60「レニングラード」]]第1楽章
:: [[サンクトペテルブルク交響楽団|Leningrad Philharmonic Orchestra]], Mariss Jansons
:; [[交響曲第5番 (ショスタコーヴィチ)|交響曲 第5番 ニ短調 作品47]]第4楽章
:: [[ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団|Wiener Philharmoniker]], Mariss Jansons
 
=== episode III ===
; [[ヨハン・シュトラウス2世]]
:; ワルツ[[美しく青きドナウ|「美しく青きドナウ」作品314]]
:: Wiener Philharmoniker, [[ロリン・マゼール|Lorin Maazel]]
:<!--リスト分断防止-->
; フランツ・リスト
:; [[メフィスト・ワルツ]]
::
:; [[レーナウの「ファウスト」による2つのエピソード]]から第2曲 村の居酒屋での踊り
:: [[ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団|Berliner Philharmoniker]], [[ヘルベルト・フォン・カラヤン|Herbert von Karajan]]
:<!--リスト分断防止-->
; [[ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン]]
:; [[ピアノソナタ第8番 (ベートーヴェン)|ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 作品13「悲愴」]]第2楽章
::
:; [[ピアノソナタ第23番 (ベートーヴェン)|ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 作品57「熱情」]]第1楽章
::
:; ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 作品57「熱情」第3楽章
: [[エミール・ギレリス|Emil Gilels]](Piano)
 
=== episode Ø Countdown to Crisis===
; [[モーリス・ラヴェル]]
:; [[亡き王女のためのパヴァーヌ]]
:: [[モントリオール交響楽団|Orchestre symphonique de Montréal]], [[シャルル・デュトワ|Charles Dutoit]]
:<!--リスト分断防止-->
; [[エドワード・エルガー]]
:; [[威風堂々 (行進曲)|行進曲「威風堂々」作品39]]第4番 ト長調
:: [[ロンドン交響楽団|London Symphony Orchestra]], Adrian Boult
:<!--リスト分断防止-->
; [[カール・オルフ]]
:; [[カルミナ・ブラーナ|「カルミナ・ブラーナ」]]より おお、運命の女神よ
:: [[ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団|Royal Philharmonic Orchestra]], [[ドラーティ・アンタル・ドラティ|Antal Doráti]]
 
=== episode IV ===
; [[ヨハン・ゼバスティアン・バッハ]]
:; [[マタイ受難曲]] BWV244 第2部 第39曲
::
:; [[G線上のアリア|アリア「憐れみたまえ、わが神よ」]]
:: [[アムステルダム・バロック管弦楽団|The Amsterdam Baroque Orchestra]], [[トン・コープマン|Ton Koopman]]
:<!--リスト分断防止-->
; [[ジュゼッペ・ヴェルディ]]
:; [[レクイエム (ヴェルディ)|レクイエム]] 怒りの日(続舗)怒りの日
::
:; レクイエム 怒りの日(続舗)くすしきラッパの音
:: Berliner Philharmoniker, Claudio Abbado
:<!--リスト分断防止-->
; [[エドワード・エルガー]]
:; 行進曲「威風堂々」作品39第41長調
:: [[BBC交響楽団|BBC Symphony Orchestra]], [[レナード・バーンスタイン|Leonard Bernstein]]
:<!--リスト分断防止-->
; [[グレゴリオ・アレグリ]]
:; ミゼレーレ
:: [[タリス・スコラーズ|The tallis Scholars]], Peter Phillips
:<!--リスト分断防止-->
; [[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト]]
:; [[レクイエム (モーツァルト)|レクイエム ニ短調 K.626]]III.続舗 怒りの日
::
:; レクイエム ニ短調 K.626III.続舗 涙の日
:: Berliner Philharmoniker, [[リッカルド・ムーティ|Riccardo Muti]]
:<!--リスト分断防止-->
; [[ヘンリク・グレツキ]]
:; [[交響曲第3番 (グレツキ)|交響曲 第3番 作品36「悲歌のシンフォニー」]]第1楽章
:: [[ロンドン・シンフォニエッタ|London Sinfonietta]], [[デイヴィッド・ジンマン|David Zinman]]
:<!--リスト分断防止-->
; [[ガブリエル・フォーレ]]
:; [[レクイエム (フォーレ)|レクイエム作品48]] 第4曲「ああ、イエズスよ」
:: [[アカデミー室内管弦楽団|Academy of St.Martin in the Fields]], George Guest
 
== サブタイエピソードリス ==
=== 連続ドラマ ===
{| class="wikitable" style="text-align:center"
!{{エピソード!!各話!!放送日!!サブタイリスル!!視聴率/ヘッダー/r0
| 話数 = 話数
|-
| 題名 = エピソードタイトル
|style="text-align:left"|Episode I||第{{0}}1話||2007年11月{{0}}3日||東京都知事暗殺を阻止せよ||14.5%
| 副題 = エピソード
|-
| 放送局 =
|rowspan="3" style="text-align:left"|Episode II||第{{0}}2話||2007年11月10日||元内閣総理大臣を警護せよ||17.6%
| 備考1 = 視聴率
|-
}}
|第{{0}}3話||2007年11月17日||テロリストを排除せよ||15.2%
{{エピソードリスト/r0
|-
| 話数 = 第1話
|第{{0}}4話||2007年11月24日||元総理を救出せよ||15.7%
| 題名 = 東京都知事暗殺を阻止せよ
|-
| 副題 = Episode I
|rowspan="3" style="text-align:left"|Episode III||第{{0}}5話||2007年12月{{0}}1日||重要参考人を警護せよ||14.1%
| 放送日 = 2007年11月3日
|-
| 概要 = 特殊な能力を持ったSP・井上薫は、お見合い会の最中に上司・尾形総一郎から呼び出され、[[東京都知事]]・大川優子の警護を命令される。都知事が[[俳優]]である甥の[[宣伝|プロモーション]]のため向かった[[シネマコンプレックス|シネコン]]にて、井上は不審な男を目撃、激闘の末[[逮捕]]する。しかし逮捕行為はSPの職務とされた範囲を超える行動であると、警護課長・中尾に咎められる。その後引き続き都知事の警護を続ける井上ら警護第4係だが、密かに一人の男が都知事への殺意を募らせていた。
|第{{0}}6話||2007年12月{{0}}8日||暗殺者を確保せよ||14.6%
| 備考1 = 14.5%<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.oricon.co.jp/news/49519/full/ |title=岡田准一『SP』、深夜ドラマ過去3年で最高視聴率 |publisher=[[ORICON STYLE]] |date=2007-11-09 |accessdate=2015-12-04}}</ref>
|-
| 備考1のスタイル = text-align:center;
|第{{0}}7話||2007年12月15日||特別警護を完遂せよ||15.5%
}}
|-
{{エピソードリスト/r0
|style="text-align:left"|Episode Ø||第{{0}}8話||2007年12月22日||警護四係に合流せよ||<span style="color:blue">12.6%
| 話数 = 第2話
|-
| 題名 = 元内閣総理大臣を警護せよ
|rowspan="4" style="text-align:left"|Episode IV||第{{0}}9話||2008年{{0}}1月12日||巨大アトリウムを警護せよ||13.8%
| 副題 = Episode II
|-
| 放送日 = 2007年11月10日
|第10話||2008年{{0}}1月19日||警護課員皆殺しを阻止せよ||16.6%
| 備考1 = 17.6%
|-
| 備考1のスタイル = text-align:center;
|最終話||2008年{{0}}1月26日|||動く壁を完遂せよ||18.9%
}}
|-
{{エピソードリスト/r0
|スペシャル||2008年{{0}}4月{{0}}5日||スペシャルアンコール特別編<br/>~全11話に新撮シーンも加え再編集!<br/>すべての謎にちりばめられた伏線を見逃すな
| 話数 = 第3話
||<span style="color:red">21.5%
| 題名 = テロリストを排除せよ
|-
| 副題 = Episode II
|colspan="5" style="text-align:center"|平均視聴率15.4%(視聴率は[[関東地方|関東地区]]・[[ビデオリサーチ]]社調べ)
| 放送日 = 2007年11月17日
|}
| 備考1 = 15.2%
*初回、平均視聴率が深夜帯ドラマとしては歴代1位、最終回の18.9%は最高で歴代2位という結果となった。また深夜帯ドラマ史上初の平均視聴率15%越えを記録した。
| 備考1のスタイル = text-align:center;
}}
{{エピソードリスト/r0
| 話数 = 第4話
| 題名 = 元総理を救出せよ
| 副題 = Episode II
| 放送日 = 2007年11月24日
| 概要 = 警護訓練後、頭痛とめまいに襲われた井上は、病院での検査の結果、NGFの血中濃度が高すぎると診断される。それによって記憶力や五感が異常に鋭敏化し、このままでは日常生活に支障が生じるはずとのこと。[[医師]]から「幼少期に何か強いショックを受けたことはあるか」と尋ねられるが、憶えが無いと返答する井上。緊張状態が続くと症状が進行してしまうと警告を受けたものの、尾形には単なる過労と誤魔化す。そんな中、井上と笹本は、検査入院のため大和病院に赴く加藤元総理の警護を言い渡される。元総理の手術が始まった頃、突如怪しげな男達により病院が占拠され、元総理と医師、入院患者らを人質にとられてしまう。笹本は武装した犯人によって拘束される。食事休憩で病院から離れようとしていた井上は、危機を感じて病院に戻り、医師に扮して人質に紛れ制圧のチャンスを窺う。テロリストの計画は着実に進み、強行論者である麻田首相の指揮により、腰の重かった[[特殊急襲部隊|SAT]]の強行突入の準備が整いつつある中、井上・笹本の反撃が始まった。
| 備考1 = 15.7%
| 備考1のスタイル = text-align:center;
}}
{{エピソードリスト/r0
| 話数 = 第5話
| 題名 = 重要参考人を警護せよ
| 副題 = Episode III
| 放送日 = 2007年12月1日
| 備考1 = 14.1%
| 備考1のスタイル = text-align:center;
}}
{{エピソードリスト/r0
| 話数 = 第6話
| 題名 = 暗殺者を確保せよ
| 副題 = Episode III
| 放送日 = 2007年12月8日
| 備考1 = 14.6%
| 備考1のスタイル = text-align:center;
}}
{{エピソードリスト/r0
| 話数 = 第7話
| 題名 = 特別警護を完遂せよ
| 副題 = Episode III
| 放送日 = 2007年12月15日
| 概要 = 都内某[[刑務所]]・面会室。尾形が、今から20年前麻田雄三現総理を狙ったテロを起こし、その際、井上の両親を殺害した張本人、山西と面会していた。尾形は、学生当時あの惨劇の現場に居合わせており、山西がその事件の裏を知っていると確信し問いつめるも、意味深な発言をして不気味な笑みだけを浮かべる山西。上層部から[[証券取引法]]違反事件の[[重要参考人]]の大橋正一の極秘警護を命じられた尾形は、井上ら機動警護班の4人と共に[[ホテル]]に潜む大橋の警護に向かう。その少し前、清掃員風の男たち4人組は、同じく事件に絡んでいたとされる男を事故死に見せかけて殺害。2人は大橋の宿泊しているホテルに潜伏し、その命を奪う機会を窺っていた。大橋は潜伏生活の重圧により、ホテルから逃走を図るまでの精神状態に追い詰められていた。危機感が募る井上ら警護班。すると大橋は気分転換にホテルのプールに行きたいと言い出す。その会話を盗聴していた犯人2人は、殺害計画を決行するべく動き出す。
| 備考1 = 15.5%
| 備考1のスタイル = text-align:center;
}}
{{エピソードリスト/r0
| 話数 = 第8話
| 題名 = 警護四係に合流せよ
| 副題 = Episode Ø
| 放送日 = 2007年12月22日
| 概要 = 井上の過去を中心に描いたストーリー。警察学校での訓練の最中、井上は次々と張り巡らされた罠を突破するが、最後の関門で警護対象者役を守れず失敗してしまう。その訓練の一部始終を見ていた尾形は、井上の話を聞く内に、彼を部下としてチームに引き入れることを決意。そして5ヵ月後、井上は機動警護班に迎えられる。
| 備考1 = {{color|blue|12.6%}}
| 備考1のスタイル = text-align:center;
}}
{{エピソードリスト/r0
| 話数 = 第9話
| 題名 = 巨大アトリウムを警護せよ
| 副題 = Episode IV
| 放送日 = 2008年1月12日
| 備考1 = 13.8%
| 備考1のスタイル = text-align:center;
}}
{{エピソードリスト/r0
| 話数 = 第10話
| 題名 = 警護課員皆殺しを阻止せよ
| 副題 = Episode IV
| 放送日 = 2008年1月19日
| 備考1 = 16.6%
| 備考1のスタイル = text-align:center;
}}
{{エピソードリスト/r0
| 話数 = 最終話
| 題名 = 動く壁を完遂せよ
| 副題 = Episode IV
| 放送日 = 2008年1月26日
| 概要 = 井上ら機動警護班の面々がそれぞれに業務を果たす中、尾形は警護課改革案上申書を上司・中尾に提出するが、却下されてしまう。一方で井上の両親を殺害したテロリスト・山西が出所してくる。山西の[[行動確認]]を行っていた田中は言い知れぬ不安に駆られるが、山西は特に目立つ行動はせず、上司室伏に打ち切りを指示される。機動警護班は2日後、永正大学で行われる永正記念館落成式典に出席する麻田総理の応援警護につくことになる。裏では警察内部で暗躍する者が、謎の男と都知事襲撃未遂事件の大男に式典の情報を流していた。同時に麻田への憎悪を募らせる山西もまた行動を起こそうとしていた。式典当日、任務に就く井上の脳裏には、20年前の惨劇と麻田の口元に浮かんだ笑みが[[フラッシュバック]]し、黒い妄想に取りつかれる。山西、謎の男、大男も会場に集う中、一発の銃声を引き金に「事件」は起こった。
| 備考1 = {{color|red|18.9%}}<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.oricon.co.jp/news/51526/full/ |title=『SP』最終回の視聴率18.9%、深夜ドラマで過去最高 |publisher=[[ORICON STYLE]] |date=2008-01-28 |accessdate=2015-12-04}}</ref>
| 備考1のスタイル = text-align:center;
}}
{{エピソードリスト/フッター/r0}}
* '''平均視聴率 15.4%'''<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.oricon.co.jp/news/75472/full/ |title=岡田准一主演映画『SP』は2部作に決定 10月と来春に公開 |publisher=[[ORICON STYLE]] |date=2010-04-19 |accessdate=2015-12-04}}</ref>(視聴率は[[ビデオリサーチ]]調べ、[[関東地方|関東地区]]・世帯)
 
=== スペシャル ===
{{エピソードリスト/ヘッダー/r0
| 話数 = 話数
| 題名 = エピソードタイトル
| 副題 = エピソード
| 放送局 =
| 備考1 = 視聴率
}}
{{エピソードリスト/r0
| 話数 = 1<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.oricon.co.jp/news/51389/full/ |title=最終回目前『SP』がスペシャル版で今春ゴールデンに |publisher=[[ORICON STYLE]] |date=2008-01-24 |accessdate=2015-12-04}}</ref>
| 題名 = スペシャルアンコール特別編<br />〜全11話に新撮シーンも加え再編集!すべての謎にちりばめられた伏線を見逃すな
| 副題 = Episode IVex.
| 放送日 = 2008年4月5日
| 概要 = 首相暗殺未遂事件の数日後、井上は公安第一課の室伏と田中から取調べを受ける。室伏は井上が警護課に配属されてから担当した、都知事警護、病院での要人警護、重要参考人の極秘警護について質問する。更に首相暗殺未遂事件で残された幾つかの謎に関する追及に加え、第4係のメンバーとの個人的な交流について尋ねる。
| 備考1 = 21.5%
| 備考1のスタイル = text-align:center;
}}
{{エピソードリスト/フッター/r0}}
 
== 備考 ==
; 踊る大捜査線・本広監督作品との繋がり
: 警護課の部屋のセットは、テレビドラマ『[[踊る大捜査線]]』の美術スタッフが作っ手掛けいる。尚おり内装も湾岸署と似通っている部分もある。このことに関し本広は「知っている風景の画面が流れると見たくなるものだと思う」と語っている<ref>TVぴあ 2007年11.14号{{要ページ番号|date=2025年1月}}</ref>。
: 石田光男は[[2007年]][[1月27日]]に[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系『[[土曜プレミアム]]』にて放送された『[[トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜|トリビアの泉 今夜復活踊る大へぇへぇ祭り!!]]』内で放送された踊る大捜査線のスピンオフドラマ『[[警護官 内田晋三]]』にて、主人公[[内田晋三]]の部下として登場している。本作では当時より昇進している。
: 『踊る大捜査線』シリーズを手がけた[[本広克行]]総監督による遊び心により、第1話の劇中に映画『[[交渉人 真下正義]]』の続編を思わせるような『交渉人2』と書かれたポスターが映っている(本広曰く今もっとも作りたい続編が『交渉人2』とのこと)。他にも第2話では映画『[[スペーストラベラーズ]]』や『交渉人 真下正義』に登場したものと同じクマのぬいぐるみが、第5話では『踊る大捜査線』や『交渉人 真下正義』でも登場するボクシングの練習をしている親子も登場している。
: 『踊る大捜査線』シリーズを手がけた[[本広克行]]総監督による遊び心により、第1話の劇中に映画『[[交渉人 真下正義]]』の続編を思わせるような『交渉人2』と書かれたポスターが映っている<!--(本広曰く今もっとも作りたい続編が『交渉人2』とのこと)-->。他にも第2話では映画『[[スペーストラベラーズ]]』や『交渉人 真下正義』に登場したものと同じクマのぬいぐるみが、第5話では『踊る大捜査線』や『交渉人 真下正義』でも登場するボクシングの練習をしている親子も登場している。
; 井上の妄想に出現するテロリスト
: 井上が警護対象者がテロリストに襲われた場合を妄想している時のテロリストは、全エピソードを通じて井上を演じる[[岡田准一]]が演じている。この意図は「井上の心のダークサイドの部分を表している」「井上でもテロが簡単に出来てしまう」ということを暗示していると岡田は述べている([[めざましどようび]]の企画「SPSP」より)。
; SPバッジ
: Episode III-1(*2008年1月に放映された『ガリレオ』のスピンオフ作品『[[ユンゲル]]』に登場するSPが、本作と同じSPバッジを着けていた。
; フジテレビアナウンサーの客演
: 所々のEpisodeに[[フジテレビジョン|フジテレビ]][[アナウンサー]]が出演している。EpisodeI(第1話)では[[東京都知事]]にインタビュアーとして[[宮瀬茉祐子]]アナ、EpisodeIII-1(第5話)の報道番組のニュースキャスターに[[大島由香里]]アナ、同じくEpisodeIII-1で道に迷っているエキストラ(人)役として[[伊藤利尋]]アナ、EpisodeIV-2(第10話)では女性SP役(部署は不明<!--だが、おそらく井上たちが所属する警視庁警備部警護課第4係の警護課員役であると思われる 推測-->)として[[松尾翠]]アナがそれぞれ出演している。伊藤利尋アナと松尾翠アナは[[めざましどようび]]の企画「SPSP」を担当していることから出演が決まった。
; 続編を示唆する演出
; サントラについて
: 特別編放送後に続編として映画化が発表されたが、その前の最終話、尾形と井上がにらみ合うラストシーンの直後の暗転するカットで一瞬だけ注意して見ないと気がつかないほどうっすらと画面センターに"つづく"と表示されている。
: Avexから発売されたサウンドトラック盤は20曲収録。うち19曲は"Selection Pressure"から"Skin Pop"までSとPで始まる曲名が並ぶ。使用されたクラシック曲は収録されていない。
; 再放送中止
;続編を匂わせる演出
:2022年7月9日より[[北海道文化放送]]、同11日からは[[福島テレビ]]で再放送が予定されていたが<ref>[https://inakamon-web.com/vod/sp-vod/ 『SP警視庁警備部警護課第四係』シリーズの再放送と見放題配信情報まとめ]</ref>、8日に発生した[[安倍晋三銃撃事件]]の影響を受け両局とも中止された。北海道文化放送では8月20日より改めて放送されたが、福島テレビでの再放送はその後も行われていない。
:最終話終了後に続編として映画化の発表がされているがその前に、尾形と井上がにらみ合うラストシーンの直後のカットでほんの一瞬だけ注意して見ないと気がつかないくらいうっすらと画面センターに"つづく"と表示されている。
 
== ロケ地 ==
* Episode I(第1話)に登場したで、都知事大川優子が映画の試写会鑑賞(交渉人2)2)に行った豊洲の映画館は外観実際[[豊洲]]にある[[アーバンドック ららぽーと豊洲|ららぽーと豊洲]]、内装のロビーは[[ユナイテッドシネマ]][[としまえん]]、スクリーンは{{どこ範囲|date=2025-01|としまえんではない}}ちなみにユナイテッドシネマ井上薫が合コンをしていた店[[ららぽーと豊洲港区 (東京都)|豊洲港区]][[六本木]]ららぽ「57 FIFTY SEVEN」である。都知事が選挙の演説をしていた場所は、[[天王洲セントラルタワ]]付近である。郷田が拳銃を手入れた場所は、[[越中島公園]]である。
* Episode II(第2 - 4話)でテロの舞台として使われなった「大和病院」は、現在{{いつ|date=2025-01}}では使用されなくなった[[神奈川県]][[大和市]]にある田園都市厚生病院が使われている。撮影後に中央林間緑野病院→緑野リハビリテーション病院のように病院として使用されている。元総理が病院に向かう際に家族に見送られて出てきた玄関門は、[[文京区]]にある[[六義園]]の通用門である。また、井上薫が診察を受けた関東警察病院は、[[横浜市立大学附属病院]]が使われている。
* Episode III-1(III(第5 - 7話)に登場で、『LIVERPOOL cleaning』のジョンが釣りをた[[中央本線|中央線]]沿釣り堀は、JR[[市ケ谷駅]]近くの市ヶ谷フィッシュセンターが使われておであり、テレビドラマ『[[暴れん坊ママ]]』から[[大泉洋]]・[[上戸彩]]、『[[ガリレオ (テレビドラマ)|ガリレオ]]』から[[福山雅治]]・[[渡辺いっけい]]らに似せた人物が登場している。ポールがジョギングしていた公園は[[府中の森公園]]である。ジョンとリンゴが遊んでいたボウリング場は、港区にある[[田町ハイレーン]]である。
* Episode III(第5 - 7話)で大橋正一が潜んでいた「オーシャンパークホテルは、[[千葉県]][[千葉市]][[美浜区]]にある[[アパホテル|アパホテル&リゾート東京ベイ幕張]]が使われている。また大橋の水泳シーンはリビエラスポーツクラブ南青山の室内プールが使われている。大橋正一が移動させられた2つのホテルサンセット東京」は、ロワジールホテル厚木及びが使われている。最後に大橋が移動させられた「プライムホテル」は、ホテルニューワシントンが使われている。
* Episode Ø(第8話)で、国際石油会館と井上薫がSPの訓練をしていた場所は、[[学校法人加藤学園 (静岡県)|学校法人加藤学園]]の御殿場キャンパス(旧[[富士フェニックス短期大学]])であり、尾形総一郎がその訓練の様子を見ていた場所は、[[横浜市]]の開港広に隣接する[[横浜開港資料館]]旧館である。新人井上が警護の任務にあたった「国際石油会館」は、[[茨城県]][[つくば市]]の[[つくば国際会議場]]であが使われている。
* Episode IV(第9 - 最終話)で、テロの舞台となった「永正大学[[埼玉県立大学]]が使われており、[[金城一紀]]著『SPEED』にも登場する大学である。また、。「永正記念館のアトリウム[[東京国際展示場|東京ビッグサイト]]が使われている。井上薫と麻田総理が逃げ込んだ「永正記念館のホール」は、千葉県[[松戸市]]にある[[森のホール21]]の大ホールが使われている。
* Episode IV(第9 - 最終話)で、井上薫が幼少の頃に遭遇した殺人事件が起きた駅前広場は、[[横浜市]]の開港広場(中区日本大通り)が使われている。なお、事件前日にベンチに座っている井上と山西が顔を見合わせるシーンがあるが、実際の広場にはベンチはなく、ドラマ用に設置されたものと思われる
 
== 劇場版関連書籍 ==
=== シナリオ本 ===
{{See|SP THE MOTION PICTURE}}
* 「SP 警視庁警備部警護課第四係」
**[[扶桑社]]版 2008年3月5日発売 {{ISBN2|978-4594055547|link=no}}
** [[角川文庫]]版 2010年10月23日発売 {{ISBN2|978-4594055547|link=no}}
金城一紀著。ドラマ全話の内容に加え、金城一紀による[[脚注]]も載せられている。
 
=== 漫画 ===
オリジナルメンバーは引き続き続投し、映画から[[香川照之]]が出演。[[2010年]][[10月30日]]に「野望篇」が、[[2011年]][[3月12日]]に「革命篇」が順次公開予定。
[[ビッグコミックスピリッツ]]2010年9号より2012年15号まで連載。原作シナリオは金城一紀が書き下ろし、作画は[[灰原薬]]が担当している。ドラマ版のストーリーと漫画版のオリジナルエピソードを織り交ぜた内容となっている。なおEpisode IIの事件は省略されている。
* 第1巻(2010年7月30日発売、{{ISBN2|978-4091831606|link=no}}){{Efn|CASE.1 - オリジナルエピソード CASE.2 - Episode Iを再構成}}
* 第2巻(2010年9月30日発売、{{ISBN2|978-4091834805|link=no}}){{Efn|INTERMISSION.1 - Episode ZERO+IIを再構成 CASE.3 - オリジナルエピソード CASE.4 - オリジナルエピソード}}
* 第3巻(2010年12月25日発売、{{ISBN2|978-4091836151|link=no}}){{Efn|CASE.5 - オリジナルエピソード CASE.6 - オリジナルエピソード CASE.7 - Episode IIIを再構成}}
* 第4巻(2011年3月30日発売、{{ISBN2|978-4091837493|link=no}}){{Efn|CASE.7 - Episode IIIを再構成 CASE.8 - Episode V(SP 野望篇)を再構成}}
* 第5巻(2011年7月29日発売 、{{ISBN2|978-4091840899|link=no}}){{Efn|CASE.8 - Episode V(SP 野望篇)を再構成 CASE.9…Episode V(SP 野望篇)を再構成 CASE.10 - Episode V(SP 野望篇)を再構成、INTERMISSION.2 - オリジナルエピソード CASE.11 - オリジナルエピソード}}
* 第6巻(2011年11月28日発売 、{{ISBN2|978-4091842169|link=no}}){{Efn|CASE.11 - オリジナルエピソード Episode VI+Pre Episode VI(SP 革命前日)を再構成}}
* 第7巻(2012年4月27日発売、{{ISBN2|978-4091845450|link=no}}){{Efn|INTERMISSION.3 - Episode V(SP 野望篇)+Pre Episode VI(SP 革命前日)を再構成 CASE.13 - Pre Episode VI(SP 革命前日)+Episode VI(SP 革命篇)を再構成 CASE.14 - Episode VI(SP 革命篇)を再構成}}
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
<div class="references-small"><references /></div>
===注釈===
<references group="注釈" />
===出典===
{{Reflist|2}}
 
== 関連項目 ==
* [[SIG SAUER P230#バリエーション|SIG SAUER P230JP]](SP達が使用している拳銃)
*[[土曜ドラマ (フジテレビ)|土曜ドラマ]]
*[[セキュリティポリス]]
*[[フジテレビジョン|フジテレビ]]
*[[踊る大捜査線]]
*[[交渉人 真下正義]]
*[[警護官 内田晋三]]
*[[SIG SAUER P230]](SP達が使用している拳銃)
 
== 外部リンク ==
* {{wayback | url = http://wwwz.fujitv.co.jp/sp/index.html | title = SP 警視庁警備部警護課第四係 | date = 20080129052258}} - フジテレビ
*[http://www.fujitv.co.jp/sp/ 公式サイト]
** [https://www.fujitv.co.jp/b_hp/sp/ SP 警視庁警備部警護課第四係] - フジテレビ番組基本情報
*[http://www.sp-movie.com/ 劇場版公式サイト]
* {{Wayback| url = http://sp-movie.com/index.html | title = 映画『SP』公式サイト | date = 20120308070049}}
*[http://twitter.com/SP_movie SP_movie - Twitter]
** {{Twitter|SP_movie|映画「SP」オフィシャルアカウント}}
 
{{前後番組
| 放送局 = [[フジテレビジョン|フジテレビ]]系
| 放送枠 = [[土曜ドラマ (フジテレビ)|土曜ドラマ]]
| 番組名 = SP 警視庁警備部警護課第四係<br />(2007(2007.11.3 - 2008.1.26)26)
| 前番組 = [[フライトパニック]](単発1話)<br />(2007(2007.10.20)<br/>20)
| 次番組 = [[ロス:タイム:ライフ]]<br />(2008(2008.2.2 - 2008.4.19)19)
}}
{{フジテレビ系土曜ドラマ}}
 
{{ザテレビジョンドラマアカデミー賞}}
{{デフォルトソート:えすひいけいしちようけいひふけいこかたいよんかかり}}
{{フジテレビ系土曜ドラマ}}
 
{{DEFAULTSORT:えすひい}}
 
[[Category:フジテレビ土曜11時枠の連続ドラマ]]
[[Category:2007年のテレビドラマ]]
[[Category:フジテレビ系土曜ドラマ]]
[[Category:フジテレビの刑事ドラマ]]
[[Category:日本のアクションドラマ]]
[[Category:ボディーガードを題材とした作品]]
[[Category:金城一紀]]
[[Category:警視庁を舞台としたテレビドラマ]]
[[Category:テレビドラマ連動データ放送]]
[[Category:2008年のテレビドラマ]]
[[Category:土曜プレミアム]]
[[Category:20082011年のテレビドラマ]]
[[Category:フジテレッグコミックスピリッツ刑事ドラマ漫画作品]]
[[Category:漫画作品 え|すひいけいしちようけいひふけいこかたいよんかかり]]
 
[[Category:警察官を主人公としたドラマ作品]]
[[en:SP (TV series)]]
[[zh:SP (日本電視劇)]]