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{{Otheruses|アクションゲーム作品|格闘技|ベアナックル・ボクシング}}
『'''ベア・ナックル'''』は、1991年8月に[[メガドライブ]]で発売された[[セガ]]の[[ベルトスクロールアクションゲーム]]、 本シリーズは、『[[ファイナルファイト]]』([[カプコン]])と類似したシステムのベルトスクロールアクションゲームであり、2020年までに4作が発売された。
第一作の音楽は[[古代祐三]]が制作しており、『II』と『III』は川島基宏との共作である(古代の担当曲は『II』は全20曲中17曲、『III』は全27曲中16曲である)<ref>[https://middle-edge.jp/articles/DCs3O 『ベア・ナックル 怒りの鉄拳』とは「セガ」から発売された「2人同時プレイも可能」な「ベルトスクロールアクションゲーム」。「1作目」にして準最高傑作 - Middle Edge]</ref>。
日本国外では "'''Streets of Rage'''"(ストリーツ・オブ・レイジ)のタイトルで販売された。これはのちに[[メガCD]]用ソフト『[[セガクラシック アーケードコレクション]]』の収録作品の1つとして、『I』のみ逆輸入されている。
古代祐三のサウンドワークは評価が高く<ref>『ゲームサイド vol.06』p.109</ref>、各作品の発売と同時期に、[[アルファレコード]]より[[サウンドトラック]]CDが発売された。また、[[2007年]][[8月10日]]に[[5pb.]]から発売されたCD『古代祐三 BEST COLLECTION Vol.2』には、本シリーズ3作品と『[[ザ・スーパー忍]]』の音楽がまとめて収録されている。5pb.版CDには『I』のアルファレコード版CDにあったアレンジ曲は入っていないが、その代わり『III』のアルファレコード版CDで未収録だった曲が入っている。
セガにおけるシリーズ展開は『III』で一区切りとなったが、『III』の発売から26年後の2020年4月30日、同作の10年後を描いた『[[#ベア・ナックルIV|ベア・ナックルIV]]』が発売された<ref name="4Gamer.net20200430">{{Cite web|和書|title=シリーズ26年ぶりの最新作「ベア・ナックルIV」が本日配信開始。パッケージ製品「スペシャルエディション」は7月30日発売へ|url=https://www.4gamer.net/games/431/G043159/20200430042/|website=www.4gamer.net|date=2020-04-30|accessdate=2020-05-16|publisher=Aetas|author=Gueed}}</ref>。
また、『IV』発売までの間、このシリーズに影響を受けた世代による続編的なアプローチの作品がセガ以外のメーカーで、いくつか試みられている(詳細は[[#続編の構想]]を参照)。
== ベア・ナックル 怒りの鉄拳 ==
{{コンピュータゲーム
| Title = ベア・ナックル 怒りの鉄拳
| image =
| Genre = [[ベルトスクロールアクションゲーム|ベルトスクロールアクション]]
| Plat = [[メガドライブ]] (MD){{Collapsible list |title = 対応機種一覧 |1 = [[ゲームギア]] (GG)<br />[[セガ・マスターシステム]] (SMS)<br />[[Wii]]<br />[[iアプリ]]<br />[[iOS]]<br />[[Windows Mobile]] (WM)<br />[[Microsoft Windows|Windows]] (Win)<br />[[ニンテンドー3DS]] (3DS)<br />[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]<br />[[Linux]]<br />[[Mac (コンピュータ)|Mac]]}}
| Dev = [[セガワウ|セガ開発第6部]] (メガドライブ)<br />ジャパンシステムハウス(マスターシステム、ゲームギア)<br />[[エインシャント]]
| Pub = [[セガ]]
| distributor =
| producer = 百田浩司
| director = [[大場規勝]]
| designer = 大場規勝<br />ちのひろあき
| writer =
| programmer = 百田浩司<br />LITTLE SUN
| composer = [[古代祐三]]
| artist = 清宮敦嗣<br />福田ひろみ<br />NANDEMO<br />UDI
| series = ベア・ナックルシリーズ
| Ver =
| Play = 1 - 2人(同時プレイ)
| Media = 4[[メガビット]][[ロムカセット]]<ref name="megafan28">{{Cite journal |和書
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|title = 7月号特別付録 メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93
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| Date = {{vgrelease new|JP|1991-08-02|NA|1991-09-18|EU|October 1991}}{{Collapsible list |title = 発売日一覧 |1 = '''GG'''<br />{{vgrelease new|EU|1992-10-18|JP|1992-11-27|NA|1992-12-31}}'''SMS'''<br />{{vgrelease new|EU|1993-06-07}}'''Wii'''<br />{{vgrelease new|NA|2007-02-19|JP|2007-02-27|EU|2007-03-02}}'''iアプリ'''<br />{{vgrelease new|JP|2008-09-25}}'''iOS'''<br />{{vgrelease new|NA|2009-07-14|EU|2009-07-14|JP|2009-08-19}}'''WM'''<br />{{vgrelease new|JP|2010-01-07}}'''Win'''<br />{{vgrelease new|NA|2011-01-26|EU|2011-01-26}}'''3DS'''<br />{{vgrelease new|JP|2013-08-21|NA|2013-12-19|EU|2013-12-19}}'''Android'''<br />{{vgrelease new|INT|2017-12-06}}'''Linux,Mac'''<br />{{vgrelease new|INT|2018-05-29}}}}
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| Sale = 260万本<ref>{{Cite web|url=https://hackernoon.com/10-best-sega-genesis-games-of-all-time-ranked-by-sales|title=10 Best Sega Genesis Games of All Time Ranked by Sales |accessdate=2025-08-22|date=2022-01-31|website=HackerNoon}}</ref>
| etc = 型式:{{vgrelease new|JP|G-4050|NA|1019|EU|1019}}
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『'''ベア・ナックル 怒りの鉄拳'''』(ベア・ナックル いかりのてっけん)は、[[1991年]][[8月2日]]に日本の[[セガ]]から発売された[[メガドライブ]]用[[ベルトスクロールアクションゲーム]]。
同社の『ベア・ナックルシリーズ』の第1作目。元・警官の3人がシンジケートに立ち向かい、街に平和を取り戻すために戦う。同社のアーケードゲーム『[[ゴールデンアックス]]』([[1989年]])のシステムを土台にしつつ、[[カプコン]]から稼働されたアーケードゲーム『[[ファイナルファイト]]』(1989年)のエッセンスを加えたものとなっている。
[[1992年]]に[[ゲームギア]]に移植された他、[[1993年]]には欧州にて[[セガ・マスターシステム]]に移植された。オムニバスソフトとしては、[[メガCD]]用ソフト『'''[[セガクラシック アーケードコレクション]]'''』([[1992年]])、[[PlayStation 2]]および[[ニンテンドー ゲームキューブ|ゲームキューブ]]用ソフト『'''[[ソニック ジェムズ コレクション]]'''』([[2005年]])、[[PlayStation 3]]および[[Xbox 360]]用ソフト『'''[[ソニック アルティメット ジェネシスコレクション]]'''』([[2009年]])などに収録された。メガドライブ版は[[2007年]]に[[Wii]]用ソフトとして[[バーチャルコンソール]]にて配信された他、[[2008年]]に[[携帯電話ゲーム]]として[[iアプリ]]にて、2009年に[[iOS]]用ソフトとして、[[2013年]]には[[ニンテンドー3DS]]用ソフト『'''3Dベア・ナックル 怒りの鉄拳'''』として配信された。
=== ゲーム内容 ===
能力が異なる3人の主人公からプレイヤーキャラクターを選び、群がる敵を倒しながら進んでいく。使用するボタンは3つで、それぞれジャンプ、攻撃、スペシャル攻撃に割り当てられている。
『ゴールデンアックス』との大きな違いとして、ダッシュおよびダッシュ攻撃が削除された点と
スペシャル攻撃は『ゴールデンアックス』の魔法に近いもので、主人公のかつての同僚である警官を呼び出し、ナパーム弾またはロケットランチャーによる援護射撃で画面
ジャンプボタンと攻撃ボタンを同時に押すと『ゴールデンアックス』と同様に背後攻撃が可能。この技は判定が強く、一部のボス戦ではわざと敵に背中を向け、近寄ってきた敵をこれで迎撃する戦法が有効となる。
2人プレイ時、相手プレイヤーを掴んで投げることで「合体攻撃」が発動する。ただし、
=== 開発 ===
開発は[[スマイルビット|セガ第6AM研究開発部]]が行い、ゲーム・デザインはメガドライブ用ソフト『[[ザ・スーパー忍]]』([[1989年]])を手掛けた[[大場規勝]]とメガドライブ用ソフト『[[ESWAT]]』([[1990年]])を手掛けたちのひろあき、プログラムはメガドライブ用ソフト『[[北斗の拳|北斗の拳 新世紀末救世主伝説]]』(1989年)を手掛けた百田浩司、音楽は『ザ・スーパー忍』を手掛けた[[古代祐三]]が担当している。
==== 音楽 ====
古代は[[レッドブル]]とのインタビューの中で、本作での楽曲制作において初めて海外の市場を意識したと話している{{R|Redbull}}。
本作のプラットフォームであるメガドライブは日本よりも欧米で売れており、これらの国や地域ではセガの音楽で多く見られたフュージョン系の音楽よりも、クラブミュージックの人気が高かった{{R|Redbull}}。
日本においてクラブミュージックはあまり一般的ではなかったものの、古代は将来この音楽が日本でも流行するだろうと考え、海外での音楽の流行に合わせ、本作の音楽にクラブミュージックを取り入れた{{R|Redbull}}。
本作のオープニングトラックは開発初期の段階で作られたものであり、[[ソウル・II・ソウル]]や[[エニグマ (ミュージシャン)|エニグマ]]の影響を受けていると古代はレッドブルとのインタビューの中で話している{{R|Redbull}}。
一方で、古代は楽曲制作に当たり繰り返し遊ぶというゲームの性質を踏まえる必要があったほか、FM音源のサウンドも自分でプログラミングする必要があったため、本作の楽曲はMTVで流れている音楽とは少し違うユニークなものになったのだろうとレッドブルとのインタビューの中で推測している{{R|Redbull}}。
セガ側からは楽曲の指定はなかったものの、当時のコンシューマー部門の部長が古代の音楽を気に入り、採用した<ref name="Redbull">{{Cite interview|和書|title=古代祐三インタビュー|url=http://www.redbullmusicacademy.jp/jp/magazine/yuzo-koshiro-interview|accessdate=2020-05-15|publisher=レッドブル|interviewer=Nick Dwyer|subject=古代祐三|archiveurl=https://web.archive.org/web/20141010145438/http://www.redbullmusicacademy.jp/jp/magazine/yuzo-koshiro-interview|archivedate=2014-10-10}}</ref>。
=== キャラクター ===
==== プレイヤーキャラクター ====
各キャラクターの能力はパワー、ジャンプ力、スピードの3項目で表される。
; アクセル・ストーン(AXEL STONE)
: パワーA、ジャンプ力B、スピードA
: 全シリーズ通しての主人公で、マーシャルアーツの使い手。ジャンプ攻撃のリーチが短いことを除けば大きな欠点はなく、扱いやすいキャラクターである。金髪に青いバンダナ、白いシャツにジーンズという服装で、趣味は「[[ビデオゲーム]]」。
;
: パワーB、ジャンプ力A、スピードA
: 全シリーズ通してのヒロイン。柔道の達人
; アダム・ハンター(ADAM HUNTER)
: パワーA、ジャンプ力A、スピードB
: ボクサータイプの黒人。コンボではアッパーで敵を空中にあげたところを蹴りとばして、後ろの敵ごとなぎたおせる。
==== 敵キャラクター ====
; ガルシア(GARCIA)
: シンジケートに金で雇われたゴロツキ、普段は単にパンチで殴るが、時々ナイフなどの武器を使用する雑魚。
; Y.シグナル(Y.SIGNAL)
: スライディングと投げを使う雑魚。
; ノーラ(NORA)
: ボンデージ衣装を着用した女雑魚。鞭を持って攻撃する。普段は怪しげな会員制のクラブに勤務しており、女王様と呼ばれているらしい。
; 白鷹(はくよう、HAKUYO)
: 少林寺で拳法を学び、あまりの残忍から破門され、シンジケートに雇われた中国系の雑魚。蹴り技を得意とし、ジャンプ力が高い。
; ジャック(JACK)
: 普段は松明や小さな斧をジャグリングしている大柄な体格の雑魚。時には斧や松明を投げることがある。アルバイトでサーカスのピエロをしているらしい。
; アントニオ(ANTONIO)
: ラウンド1のボス。ブーメランを持っているイタリア系の男。世界ブーメラン選手権3位らしい。接近戦では前蹴りを放ち、遠方からはブーメランを投げてくる。
; サウザー(SOUTHER)
: ラウンド2のボス。両手にカギ爪を装備している男。こちらの攻撃にすばやく反応し、反撃してくることが多い。ゲームギア版には登場しない。
; アバデデ(ABADEDE)
: ラウンド3のボス。リング上で25人のレスラーを再起不能にした過去を持つ、顔にメイクをした元プロレスラー。ラリアット攻撃が得意。ゲームギア版には登場しない。
; ボンゴ(BONGO)
: ラウンド4のボス。中国系の太った大男。口から火を噴きながら突進してくる。投げようとすると逆にこちらがつぶされてしまう。
; 鬼姫&夜叉(ONIHIME&YASHA、海外版ではMONA&LISA)
: ラウンド5のボス。日系人の女性2人組。本作では風貌がブレイズの色違い。素早い動きで回し蹴りなどを仕掛けてくる。
; Mr.X
: シンジケートのボス、および本作の最終ボス。[[サブマシンガン]]で攻撃してくる。なお、
=== 移植版 ===
{|class="wikitable" style="white-space:nowrap; font-size:85%"
|-
! No.
! タイトル
! 発売日
! 対応機種
! 開発元
! 発売元
! メディア
! 型式
! 備考
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| style="text-align:right" | 1
! {{vgrelease new|EU|Streets of Rage|JP|ベア・ナックル 怒りの鉄拳|NA|Streets of Rage}}
| {{vgrelease new|EU|1992-10-18|JP|1992-11-27|NA|1992-12-31}}
| [[ゲームギア]]
| エインシャント
| セガ
| 2メガビットロムカセット<ref name="megafan122">{{Cite journal |和書
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|authorlink =
|title = 7月号特別付録 メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93
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| {{vgrelease new|EU|2417|JP|G-3313|NA|2417-50}}
|
|-
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! [[セガクラシック アーケードコレクション]]
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| [[メガCD]]
| セガ
| セガ
| [[CD-ROM]]
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|
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! Streets of Rage
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| [[セガ・マスターシステム]]
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| 9019
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! [[ソニック ジェムズ コレクション]]
| {{vgrelease new|JP|2005-08-11}}
| [[PlayStation 2]]<br />[[ニンテンドー ゲームキューブ|ゲームキューブ]]
| [[ソニックチーム]]
| セガ
| [[DVD-ROM]]
| '''PS2:'''SLPM-66074<br />'''GC:'''DOL-G2XJ-JPN
| メガドライブ版の移植、日本版のみ収録
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! {{vgrelease new|NA|Streets of Rage|JP|ベア・ナックル 怒りの鉄拳|EU|Streets of Rage}}
| {{vgrelease new|NA|2007-02-19|JP|2007-02-27|EU|2007-03-02}}
| [[Wii]]
| セガ
| セガ
| [[ダウンロード販売|ダウンロード]]<br />([[バーチャルコンソール]])
| {{vgrelease new|NA|AGB-P-A3PE|EU|AGB-P-A3PP}}
| 日本では2019年1月31日配信終了
|-
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! ベアナックル モバイル
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| [[FOMA]]703i/903iシリーズ以降<br />([[iアプリ]])
| セガ
| セガ
| ダウンロード<br />(ぷよぷよ! セガ)
| -
| メガドライブ版の移植
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! [[ソニック アルティメット ジェネシスコレクション]]
| {{vgrelease new|NA|2009-02-10|EU|2009-02-20|AU|2009-02-20}}
| [[PlayStation 3]]<br />[[Xbox 360]]
| [[:en:Backbone Entertainment|Backbone]]
| セガ
| [[Blu-ray Disc|BD-ROM]]<br />DVD-ROM
| '''PS3:'''{{vgrelease new|NA|BLUS-30259|EU|BLES-00475}}'''X36:'''{{vgrelease new|NA|68034|EU|384-40210}}
| メガドライブ版の移植
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! {{vgrelease new|NA|Streets of Rage|EU|Streets of Rage|JP|ベア・ナックル}}
| {{vgrelease new|NA|2009-07-14|EU|2009-07-14|JP|2009年8月19日<ref>{{Cite web|和書|author=鬼頭世浪 |date=2009-08-19 |url=https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/309366.html |title=セガ、iPhone/iPod touch「ベア・ナックル」を配信 |website=[[Impress Watch|GAME Watch]] |publisher=[[インプレス]] |language= [[日本語]] |accessdate=2020-03-29}}</ref><ref>{{Cite web|和書|author= |date=2009-08-19 |url=https://www.inside-games.jp/article/2009/08/19/37187.html |title=メガドライブ版を完全移植!iPhone/iPod Touch『ベア・ナックル』配信開始 |website=[[インサイド (ニュースサイト)|iNSIDE]] |publisher=[[イード (企業)|イード]] |language= [[日本語]] |accessdate=2020-03-29}}</ref>}}
| [[iPhone]]、[[iPod touch]]<br />([[iOS]])
| セガ
| セガ
| ダウンロード
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|
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| style="text-align:right" | 9
! ベアナックル モバイル
| {{vgrelease new|JP|2010年1月7日<ref>{{Cite web|和書|author=階堂綾野 |date=2010-01-07 |url=https://www.inside-games.jp/article/2010/01/07/39744.html |title=セガ、Windows phone向けアプリ『ベアナックル モバイル』の配信を開始 |website=[[インサイド (ニュースサイト)|iNSIDE]] |publisher=[[イード (企業)|イード]] |language= [[日本語]] |accessdate=2020-03-29}}</ref><ref>{{Cite web|和書|author=GAME Watch編集部 |date= |url=https://game.watch.impress.co.jp/docs/digests/340994.html |title=ダイジェスト・ニュース |website=[[Impress Watch|GAME Watch]] |publisher=[[インプレス]] |language= [[日本語]] |accessdate=2020-03-29}}</ref>}}
| [[Windows Mobile]]
| セガ
| セガ
| ダウンロード<br />(Windows Marketplace for Mobile)
| -
| メガドライブ版の移植
|-
| style="text-align:right" | 10
! Streets of Rage
| {{vgrelease new|NA|2011-01-26|EU|2011-01-26}}
| [[Microsoft Windows|Windows]]
| セガ
| セガ
| ダウンロード<br />([[Steam]])
| 71164
|
|-
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! Sega Mega Drive Classics Collection Vol.4
| {{vgrelease new|EU|2011-02-04}}
| Windows
| セガ
| セガ
| CD-ROM
| -
| メガドライブ版の移植
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! {{vgrelease new|NA|Sega Genesis Classic Collection - Gold Edition|EU|Sega Mega Drive Classic Collection - Gold Edition}}
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| Windows
| セガ
| セガ
| DVD-ROM
| -
|
|-
| style="text-align:right" | 13
! {{vgrelease new|NA|SEGA Genesis Classics Collection|EU|Sega Mega Drive Classic Collection}}
| {{vgrelease new|NA|2011-03-25|EU|2011-03-25}}
| Windows
| セガ
| セガ
| ダウンロード<br />(Steam)
| -
| メガドライブ版の移植
|-
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! {{vgrelease new|JP|ベア・ナックルコレクション|NA|Sega Vintage Collection - Streets of Rage|EU|Sega Vintage Collection - Streets of Rage}}
| {{vgrelease new|INT|2012年5月30日<ref>{{Cite web|和書|author=佐伯憲司 |date=2012-05-18 |url=https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/533738.html |title=セガ、PS3/Xbox 360「セガエイジスオンライン」シリーズの配信日決定! |website=[[Impress Watch|GAME Watch]] |publisher=[[インプレス]] |language= [[日本語]] |accessdate=2020-03-29}}</ref><ref>{{Cite web|和書|author=津久井箇人 a.k.a. そそそ |authorlink=津久井箇人 |date=2012-05-18 |url=https://www.inside-games.jp/article/2012/05/18/56712.html |title=「セガエイジスオンライン」配信日決定 ― Xbox360には『ゴールデンアックス』『ベア・ナックル』も |website=[[インサイド (ニュースサイト)|iNSIDE]] |publisher=[[イード (企業)|イード]] |language= [[日本語]] |accessdate=2020-03-29}}</ref><ref>{{Cite web|和書|author=Gueed |date=2012-05-18 |url=https://www.4gamer.net/games/000/G000000/20120518002/ |title=PSN/XBLA向け復刻タイトルシリーズ「セガエイジスオンライン」は5月23日より配信。「ゴールデンアックス」「ベア・ナックル」も5月30日に登場 |website=[[4Gamer.net]] |publisher=[[デジタルハーツホールディングス|Aetas]] |language= [[日本語]] |accessdate=2020-03-29}}</ref><ref>{{Cite web|和書|author= |date=2012-05-30 |url=https://www.famitsu.com/news/201205/30015433.html |title=『ゴールデンアックスコレクション』と『ベア・ナックルコレクション』が配信開始 |website=[[ファミ通|ファミ通.com]] |publisher=[[KADOKAWA]] |language= [[日本語]] |accessdate=2020-03-29}}</ref>}}
| Xbox 360<br />([[Xbox Live|Xbox Live Arcade]])
| セガ
| セガ
| ダウンロード
| -
| メガドライブ版の移植
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! {{vgrelease new|JP|3Dベア・ナックル 怒りの鉄拳|NA|3D Streets of Rage|EU|3D Streets of Rage}}
| {{vgrelease new|JP|2013年8月21日<ref>{{Cite web|和書|author=佐伯憲司 |date=2013-08-09 |url=https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/611072.html |title=3DS「3D ベア・ナックル 怒りの鉄拳」8月21日に配信!3D立体視化でステージの存在感がアップした「3D復刻プロジェクト」第8弾 |website=[[Impress Watch|GAME Watch]] |publisher=[[インプレス]] |language= [[日本語]] |accessdate=2020-03-29}}</ref><ref>{{Cite web|和書|author=津久井箇人 a.k.a. そそそ |authorlink=津久井箇人 |date=2013-08-09 |url=https://www.inside-games.jp/article/2013/08/09/69386.html |title=『3D ベア・ナックル 怒りの鉄拳』配信決定 ― 2人プレイに対応、新システム「一撃必殺」モードも搭載 |website=[[インサイド (ニュースサイト)|iNSIDE]] |publisher=[[イード (企業)|イード]] |language= [[日本語]] |accessdate=2020-03-29}}</ref><ref>{{Cite web|和書|author= |date=2013-08-21 |url=https://www.famitsu.com/news/201308/21038638.html |title=『3D ベア・ナックル 怒りの鉄拳』が本日より配信開始 |website=[[ファミ通|ファミ通.com]] |publisher=[[KADOKAWA]] |language= [[日本語]] |accessdate=2020-03-29}}</ref><ref>{{Cite web|和書|author=電撃オンライン |date=2013-08-21 |url=https://dengekionline.com/elem/000/000/698/698032/ |title=『3D ベア・ナックル 怒りの鉄拳』が本日配信――新たに一撃必殺モードや海外バージョンを収録 |website=[[アスキー・メディアワークス|電撃オンライン]] |publisher=[[KADOKAWA]] |language= [[日本語]] |accessdate=2020-03-29}}</ref><ref>{{Cite web|和書|author=Chun |date=2013-08-21 |url=https://www.4gamer.net/games/229/G022973/20130821014/ |title=「3D ベア・ナックル 怒りの鉄拳」本日よりニンテンドーeショップで配信。悪のシンジケートから街の平和を取り戻す,懐かしのベルトスクロールアクションが復刻 |website=[[アスキー・メディアワークス|電撃オンライン]] |publisher=[[KADOKAWA]] |language= [[日本語]] |accessdate=2020-03-29}}</ref>|NA|2013-12-19|EU|2013-12-19}}
| [[ニンテンドー3DS]]
| セガ
| セガ
| ダウンロード<br />([[セガ3D復刻プロジェクト]])
| {{vgrelease new|JP|CTR-JRAJ-JPN|NA|CTR-JRAE-USA|EU|CTR-JRAP-EUR}}
|
|-
| style="text-align:right" | 16
! Streets of Rage
| {{vgrelease new|INT|2017-12-06}}
| [[Android (オペレーティングシステム)|Android]]
| セガ
| セガ
| ダウンロード<br />([[Google Play]])
| -
| メガドライブ版の移植
|-
| style="text-align:right" | 17
! [[Sega Genesis Classics]]
| {{vgrelease new|NA|2018-05-29|EU|2018-05-29}}'''Switch'''<br />{{vgrelease new|NA|2018-12-07|EU|2018-12-06}}
| [[Linux]]<br />[[macOS]]<br />[[PlayStation 4]]<br />[[Xbox One]]<br />[[Nintendo Switch]]
| d3t<br />セガ
| セガ
| ダウンロード<br />(Steam、[[PlayStation Store]]、<br />[[Microsoft Store]]、<br />[[ニンテンドーeショップ]])<br />BD-ROM<br />Nintendo Switch専用ゲームカード
| '''PS4:'''<br />{{vgrelease new|NA|CUSA-10828|EU|CUSA-09771}}<br />'''XBO:'''<br />{{vgrelease new|EU|INL-SE10663080}}<br />'''Switch:'''<br />{{vgrelease new|NA|HAC-P-AQGKB|EU|HAC-P-AQGKA}}
| メガドライブ版の移植
|-
| style="text-align:right" | 18
! [[セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online|セガ メガドライブ for<br />Nintendo Switch Online]]
| {{vgrelease new|JP|2025年4月11日<ref>{{cite web |url=https://www.nintendo.com/jp/topics/article/9e034f70-ac15-4a82-8634-8fa8fac02455 |title=【4月11日追加】「セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online」追加タイトルを配信開始。 |publisher=[[任天堂]] |date=2025-04-11 |accessdate=2025-04-12}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://www.famitsu.com/article/202504/39480 |title=『ESWAT:サイバーポリス イースワット』、『スーパーサンダーブレード』、『ベア・ナックル 怒りの鉄拳』がNintendo Switch Online + 追加パックに登場。メガドライブの名作が本日(4/11)から遊べる! |website=[[ファミ通|ファミ通.com]] |publisher=[[KADOKAWA]] |date=2025-04-11 |accessdate=2025-04-12}}</ref>|NA|2025-4-11}}
| Nintendo Switch
| [[任天堂]]<br />[[エムツー (ゲーム会社)|エムツー]]
| 任天堂
| ダウンロード
| -
| メガドライブ版の移植
|-
|}
; セガ・マスターシステム版
: 海外のみで発売、1人プレイ専用。プレイヤーキャラクターはメガドライブ版と同様の3人が使用可。2ボタンしかないため、スペシャル攻撃は一旦ポーズをかけて使用する。
; ゲームギア版
: 対戦ケーブルを使用することで2人同時プレイができる。プレイヤーキャラクターではアダムが削られアクセルとブレイズのみとなり、またスペシャル攻撃も削除されている。
; iモード/Windows Mobile版
: ベアナックルを携帯電話向けにフルアレンジした製品。グラフィックが一新され『II』に近いグラフィックになっている他、片手操作でもプレイできるように調整されている。
; Xbox 360版
: ベア・ナックルコレクションに収録。
; ニンテンドー3DS版
: 2013年8月21日よりダウンロード専売ソフトとして配信中。セガの「[[セガ3D復刻プロジェクト|3D復刻プロジェクト]]」第8弾タイトルでもあり、裸眼立体視に対応しているほか、3DS版オリジナルプレイスタイル「一撃必殺モード」や「途中セーブ」機能などが搭載されている。なお、2台の3DSにそれぞれ本作をインストールしている場合、ワイヤレス通信を使った2人同時プレイも可能<ref>{{Cite web|和書|title=さらば、セガ3D復刻プロジェクト! 3DS「3D ベア・ナックル 怒りの鉄拳」インタビュー|url=https://game.watch.impress.co.jp/docs/interview/611840.html|website=GAME Watch|date=2013-08-21|accessdate=2020-05-24|publisher=株式会社インプレス}}</ref>。
: 2014年12月18日発売された『[[セガ3D復刻アーカイブス]]』にも収録。
===
*ゲーム・デザイン:THERE IS "NO" ACCOUNTING FOR TASTES.([[大場規勝]])、TINON(ちのひろあき)
*プログラマー:MOMONGA MOMO(百田浩司)、LITTLE SUN
*デザイン:ATSUMIYA SEISHI(清宮敦嗣)、RASCAL FUKU-CHAN(福田ひろみ)、NANDEMO、UDI
*音楽:[[古代祐三]]
*サウンド・アシスト:T.N(中村隆之)
*スペシャル・サンクス:BO(上保徳彦)、KOTTU、YAMAICHI(やまもとけいいち)、ORE、THUNDER、SCOTT
=== 評価 ===
{{コンピュータゲームレビュー
|title =
|Allgame = {{Rating|4|5}} (MD)<ref name="Allgame">{{cite web |last=Weiss |first=Brett Alan |url=http://www.allgame.com/game.php?id=1717 |title=Streets of Rage – Overview – allgame |publisher=[[Allgame]] |accessdate=July 29, 2014|archiveurl=https://archive.is/AyDF5 |archivedate=2013-01-01}}</ref><br />{{Rating|3|5}} (GG)<ref name="mobygames_GG">{{Cite web |author= |date= |url=http://www.mobygames.com/game/game-gear/streets-of-rage |title=Streets of Rage for Game Gear (1992) |website=[[:en:Moby Games|Moby Games]] |publisher=Blue Flame Labs |language=[[英語]] |accessdate=2017-09-23}}</ref><br />{{Rating|3.5|5}} (Wii)<ref name="mobygames_Wii">{{Cite web |author= |date= |url=http://www.mobygames.com/game/wii/streets-of-rage |title=Streets of Rage for Wii (2007) |website=[[:en:Moby Games|Moby Games]] |publisher=Blue Flame Labs |language=[[英語]] |accessdate=2017-09-23}}</ref>
|EuroG = 7/10点 (Wii)<ref name="mobygames_Wii"/>
|Fam = 27/40点 (MD)<ref name="famitsu"/>
|GamePro = 4.5/5点 (GG)<ref name="mobygames_GG"/>
|IGN = 6.5/10点 (Wii)<ref name="mobygames_Wii"/>
|NLife = {{Rating|7|10}} (Wii)<ref name="mobygames_Wii"/>
|rev1 = [[ドリームキャストFAN|メガドライブFAN]]
|rev1Score = 22.94/30点 (MD)<ref name="megafan28"/>
|rev2 = [[:en:MegaTech|MegaTech]]
|rev2Score = 92% (MD)<ref>MegaTech rating, [[:en:EMAP|EMAP]], issue 5, May 1992</ref>
|rev3 = [[:en:Wizard (magazine)|Wizard]]
|rev3Score = B (MD)<ref name="AtControls">{{cite journal |last=Rubenstein |first=Glenn |date=January 1993 |title=At the Controls |journal=[[:en:Wizard (magazine)|Wizard]] |volume= |issue=17 |pages=21–24 |publisher=[[:en:Wizard Entertainment|Wizard Entertainment]]}}</ref>
|rev4 = [[:en:Hobby Consolas|Hobby Consolas]]
|rev4Score = 90% (MD)<ref name="HobbyConsolas">{{cite journal|title=Streets of Rage|issn=6239-0104|issue=2|date=November 1991|journal=[[:en:Hobby Consolas|Hobby Consolas]]|language=Spanish}}</ref><br />89% (GG)<ref name="HobbyConsolasGG">{{cite journal|title=Streets of Rage (Game Gear)|issn=6239-0104|issue=15|date=December 1992|journal=[[:en:Hobby Consolas|Hobby Consolas]]|pages=150–151|language=Spanish}}</ref>
|rev5 = [[:en:Aktueller Software Markt|Aktueller Software Markt]]
|rev5Score = 10/12点 (MD)<ref name="mobygames_MD">{{Cite web |author= |date= |url=https://www.mobygames.com/game/6599/streets-of-rage/ |title=Streets of Rage for Genesis (1991) |website=[[:en:Moby Games|Moby Games]] |publisher=Blue Flame Labs |language=[[英語]] |accessdate=2017-09-23}}</ref><br />10/12点 (GG)<ref name="mobygames_GG"/>
|rev6 = [[:en:Mean Machines|Mean Machines]]
|rev6Score = 80% (GG)<ref name="mobygames_GG"/><br />63% (SMS)<ref name="mobygames_SMS">{{Cite web |author= |date= |url=https://www.mobygames.com/game/6599/streets-of-rage/ |title=Streets of Rage for SEGA Master System (1993) |website=[[:en:Moby Games|Moby Games]] |publisher=Blue Flame Labs |language=[[英語]] |accessdate=2017-09-23}}</ref>
|rev7 = メガドライブ大全
|rev7Score = 肯定的 (MD)<ref name="megadrivetaizen87"/>
}}
*ゲーム誌『[[ファミ通|ファミコン通信]]』の「[[クロスレビュー]]」では合計で27点(満40点)<ref name="famitsu">{{Cite web|和書
|date=
|url=https://www.famitsu.com/game/title/161/page/1
|title= ベア・ナックル 怒りの鉄拳 まとめ [メガドライブ]
|website= [[ファミ通|ファミ通.com]]
|publisher= [[KADOKAWA|KADOKAWA CORPORATION]]
|language= [[日本語]]
|accessdate= 2017-09-23}}</ref>、『[[ドリームキャストFAN|メガドライブFAN]]』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、22.94点(満30点)となっている<ref name="megafan28"/>。
{|class="wikitable" style="font-size:85%; text-align:center; width:50%"
|-
! 項目
| キャラクタ || 音楽 || 操作性 || 熱中度 || お買得度 || オリジナリティ
! 総合
|-
! 得点
| 3.85 || 3.94 || 3.78 || 4.12 || 3.86 || 3.39
! 22.94
|}
*ゲーム本『メガドライブ大全』([[2004年]]、[[太田出版]])では、本シリーズの特徴的な要素として「後方組み」や「受け身」を挙げた上で、第1作目である本作にてすでに存在している事を指摘、投げ技を使用する敵キャラクターとの「受け身」を駆使した戦いに関しては「熱いものがあります」と肯定的に評価、さらに古代祐三による音楽を「[[ハウス (音楽)|ハウス]]調BGM」と指摘した上で世代を超えて愛されていると称賛した<ref name="megadrivetaizen87">{{Cite book|和書
|author =
|date = 2004-09-29
|chapter = Chapter 04 1991年
|title = メガドライブ大全(企画・編集:[[CONTINUE (雑誌)|CONTINUE]])
|publisher = [[太田出版]]
|page = 87
|isbn = 9784872338805
}}</ref>。
{{Clear}}
== ベア・ナックルII 死闘への鎮魂歌 ==
{{Main|ベア・ナックルII 死闘への鎮魂歌}}
『'''ベア・ナックルII 死闘への鎮魂歌'''』(ベア・ナックルツー しとうへのレクイエム)は、[[1992年]][[12月20日]]に北米にて日本の[[セガ]]から発売された[[メガドライブ]]用[[ベルトスクロールアクションゲーム]]であり、シリーズ第2作目にあたる。日本では[[1993年]][[1月14日]]に発売された。
同作は、さらわれたアダムを助けるために、ブレイズとアクセル、アクセルの親友のマックス、そしてアダムの弟のサミーが向かう内容となっている。
== ベア・ナックルIII ==
{{Main|ベア・ナックルIII}}
『'''ベア・ナックルIII'''』(ベア・ナックルスリー)は、[[1994年]][[3月17日]]に日本の[[セガ]]から発売された[[メガドライブ]]用[[ベルトスクロールアクションゲーム]]。北米にて先行して発売され、日本では同年[[3月18日]]に発売された。
同社の『ベア・ナックルシリーズ』の第3作目。ある街に落とされたラクシン(原爆)を巡る事件と、アクセルのもとに届いたブレイズからの手紙に書かれていた同日に起こったもう1つの事件の裏側に潜む恐るべき陰謀を調査する事を目的としている。前作からゲームシステムは踏襲されているが、アクセル、ブレイズ、サミーの他に新たにドクター・ザンという新キャラクターが追加された<ref name="Gamer20110428">{{Cite web|和書|title=メガドライブを代表する格闘アクションのシリーズ最終作「ベア・ナックル3」がiPhone/iPod touchで復活|Gamer |url=https://www.gamer.ne.jp/news/201104280018/ |website=www.gamer.ne.jp |access-date=2022-05-15 |date=2011年4月28日}}</ref>。
== 続編の構想 ==
{{出典の明記|section=1|date=2015年6月}}
[[セガサターン]]用に続編が構想されることはあったが実現せず、[[ドリームキャスト]]用にはキャラクターの基本操作が可能なプロトタイプが製作されたが製品化には至らなかった。これは、セガが[[ST-V]](アーケードゲーム)で、1996年に『[[ダイナマイト刑事]]』(セガサターンにも移植された)リリースの後、アーケードの続編を止めようと決定する前、『ベアナックル』の3Dをセガサターンでリリースしようとしていると噂されていたが結局リリースされなかった。その後、『ダイナマイト刑事』とコンセプトが似た[[アメリカ]]の[[:en:Core Design|Core Design]]が考案して開発中(ほぼ完成)の、3Dアクションゲーム"Fighting Force"をセガのアメリカが関心を示し、ベア・ナックルの続編として変えて、[[1996年]]11月26日に『Streets of Rage 4(Streets of Rage 3D)』として、セガサターンでリリースしようと計画していた<ref>[http://www.satakore.com/news125,,Fighting-Force-Unreleased--Not-really-D.html Fighting Force Unreleased ? Not really :D]</ref>。しかし、これは結局はうまくいかず、セガサターンで発売されることはなかった。
その後、[[アイドス]]が同作の販売所有権を手に入れ、ベア・ナックルとは無関係の作品として(ヨーロッパでリリース予定もしていた、セガヨーロッパとその事に関してもめた事もある)、[[1997年]]に[[PlayStation (ゲーム機)|PlayStation]]と[[NINTENDO 64]]用ソフトとして発売された。[[1998年]]には日本の[[エレクトロニック・アーツ]]・スクウェアから『[[メタルフィスト]]』というタイトルでPlayStation版が発売された<ref name="denfami20180828">{{Cite web|和書|title=メガドライブのベルトスクロールアクション『ベア・ナックル』シリーズが24年振りに復活。最新作『Streets of Rage 4』正式発表|url=https://news.denfaminicogamer.jp/news/180828|website=電ファミニコゲーマー|date=2018年8月28日|accessdate=2020-05-27|language=ja|author=ishigenn}}</ref>。
ドリームキャストでの続編の計画では、Fighting Forceをベアナックルの続編としてセガサターンに移植する計画の失敗後、[[1999年]]に古代祐三の曲付きで、セガのアメリカは3D化した、ベルトスクロールタイプや、[[ファーストパーソン・シューティングゲーム|FPS]]のような一人称視点タイプのアイデアを練って、基本操作が可能なプロトタイプを製作し、デモ映像も公開するが、セガのアメリカはベアナックルシリーズの歴史やファン層のことを知らなかったため、このデモ映像を見た日本のセガが、試作したこのゲームはベアナックルのゲームでない、悪いアイデアだと判断し、商品化されることはなかった<ref>[https://web.archive.org/web/20120323042706/http://soronline.eden2-book.com/misc_sor4.htm Streets of Rage 4 - Streets of Rage.net]</ref><ref>[http://archive.kontek.net/soronline.classicgaming.gamespy.com/misc_sor4.htm Streets of Rage Online]</ref>。
同作の主人公の1人ホークはアクセルに似た格闘スタイルをしている。13ステージに登場するボスは『II』、『III』のジェットとロケットに類似しており、他にドクター・ゼンと言う悪の科学者の最終ボスがいるが、『III』のドクター・ザンと類似した名前をしており、顔も似ている他、Dr.ゼロに似た設定でもある。バイクに乗って攻撃して来る敵(『II』、『III』の敵)、黒スーツの敵(『III』のブロンズ、シルバー、ゴールド)、エレベーターのステージシーンでエレベーターから敵を投げ落とて倒したり、『III』のエレベーターのシーンに似たこともできる。『III』のようにステージ内に分岐点があったり、必殺技の時の体力消耗、『III』のステージに似たステージがあったりする。他に海外で発売されているドリームキャストとPlayStationの続編『[[:en:Fighting Force 2|Fighting Force 2]]』にも、『ベア・ナックル2』に類似したボスキャラクターの名前などが登場するなど、『ベア・ナックル』(特に『III』)との類似点もいくつか見られる。
3DS版『II』をプロデュースしたセガゲームス(当時)の奥成洋輔は、2015年のファミ通とのインタビューの中で、自分が作ったものも含めて少なくとも3種類の『IV』候補が出ていたことを明らかにしている<ref name="fami0710p5">{{Cite web|和書|work=[[ファミ通.com]]|url=https://www.famitsu.com/news/201507/10082667.html#page04|title=『3D ベア・ナックルII』セガ 3D復刻プロジェクト注目作の顛末をオリジナル開発者と移植スタッフとが語らう【特別企画】(5/5)|date=2015-07-10|accessdate=2020-05-27}}</ref>。また、奥成は、新作がシリーズの印象を下げたケースあったことにも触れ、『ベア・ナックル』シリーズではそれを避けたいと思って大事にした結果が空白につながったのではないかと推測している{{R|"fami0710p5"}}。
{{Main|ベア・ナックルIV}}
2020年4月30日、フランスを拠点とするパブリッシャー・[[DotEmu]]は『[[ベア・ナックルIV]]』を発売した{{R|4Gamer.net20200430}}。
同作は、セガが与えた正式なライセンスの元、DotEmuのほか、セガの別作『[[モンスターワールドII ドラゴンの罠|ワンダーボーイ ドラゴンの罠]]』をリメイクしたLizardcubeおよびGuard Crush Gamesによる3社共同開発体制で制作された{{R|4Gamer.net20200430|denfami20180828}}。
また、同年7月30日には、3gooより、PS4・Switch用のパッケージソフト『ベア・ナックルIV スペシャルエディション』が発売される予定である{{R|4Gamer.net20200430}}。
グラフィックは2Dセルタッチアニメ的な描画となっている一方、条件を満たすと歴代作品の主人公がプレイヤーキャラクターとして使えるようになる<ref name="famitsu20200430">{{Cite web|和書|url=https://www.famitsu.com/matome/brzrk/StreetsOfRage4.html|title=E60M1: 『ベア・ナックルIV』これはまごうことなきベア・ナックルだ! ベルトスクロールアクションが旧作ファンへのサービスもたっぷりに大復活|accessdate=2020-05-19|publisher=KADOKAWA|date=2020-04-30|author=BRZRK}}</ref>。
また同作の音楽は、オリジナル版を手掛けた古代祐三と川島基宏が新規に作曲したキーミュージックを提供するほか、ファイナルファイトで一部楽曲を担当した[[下村陽子]]らが楽曲を提供した<ref>[https://www.famitsu.com/news/201907/18179814.html 『ベア・ナックルIV』コンポーザー陣が発表。古代祐三&川島基宏両氏に加え、下村陽子氏、長沼英樹氏、山岸継司氏が参戦 ファミ通.com 2019/07/18]</ref>{{R|4Gamer.net20200430}}。
==Streets of Rage: Revolution(英語仮称)==
「[[The Game Awards]] 2023」内で発表。現時点では日本語タイトルは付けられていない。
公式文書によると、説明には次のように記載されている。「人気の横スクロールアクションシリーズ! 元警官の一人を操作して、人々が「Streets of Rage」を歩む必要のない街を作りましょう!」。
== 関連作品 ==
*ベア・ナックルコレクション - Xbox 360の[[セガエイジス2500シリーズ|セガエイジスオンライン]]作品として発売。シリーズ1,2,3を収録。
*『[[PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD]]』 - アクセル・ストーン(声・[[杉田智和]])がソロユニットとして参戦。アクセルの声優は古代祐三の推薦でキャスティングされている<ref name="fami0710p4" />。
*Streets Of Kamurocho - [[龍が如くシリーズ]]を題材としたベルトスクロールアクションゲームであり、システムは『ベア・ナックルII 死闘への鎮魂歌』がもとになっている<ref>{{Cite web|和書|title=『龍が如く』と『ベア・ナックルII』が融合。桐生と真島が戦う『Streets Of Kamurocho』Steamにて期間限定無料配信へ|url=https://automaton-media.com/articles/newsjp/20201015-140102/|website=AUTOMATON|date=2020-10-14|accessdate=2020-10-15|language=ja|first=Minoru|last=Umise}}</ref>。
== 亜流作品 ==
; Streets of Rage Remake
: スペインのBOMBER GAMESというグループが作成したリメイク版。内容はベアナックル『III』をベースに『I』や『II』のキャラクターやステージを詰め込めるだけ詰め込んで、さらにオリジナル要素も加えた、一言で言えば「ベアナックルのごった煮」である。2P側をCPUにすることで一人でも2人同時プレイができる、ステージの途中に分岐がありコースを選択できる、プレイ中に拾ったアイテムをポイントにして追加キャラクターや隠し要素を購入できる、などの特徴がある。使用可能なプレイヤーキャラクターは初期状態で、アクセル、ブレイズ、アダム、マックス、スケート(サミー)、ザンの6人、最大12人(匹)まで増える。BGMは『I』〜『III』のアレンジ曲が使われている。
: 長らくバージョン4.01βのまま更新が止まっていたが、2011年4月にバージョン5.0がリリースされ、BOMBER GAMESでは、これを一応の完成版としている。以前は[http://www.bombergames.net/ 公式サイト]のフォーラムでバイナリパッケージも配布されていたが、2013年現在では海外サイト「Streets of Rage Online」で[[Windows]]版、[[macOS]]版、[[Xbox (ゲーム機)|Xbox]]版のバージョン5.0aが配布されている。
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Notelist2}}
=== 出典 ===
{{Reflist|3|refs=<ref name="fami0710p4">{{Cite web|和書|work=[[ファミ通.com]]|url=https://www.famitsu.com/news/201507/10082667.html#page04|title=『3D ベア・ナックルII』セガ 3D復刻プロジェクト注目作の顛末をオリジナル開発者と移植スタッフとが語らう【特別企画】(4/5)|date=2015-07-10|accessdate=2020-05-23}}</ref>}}
== 参考文献 ==
*ベア・ナックル 取扱説明書
** {{Cite book|和書
|date=1991-8-2
|title=[[メガドライブ]]カートリッジ『ベア・ナックル 怒りの鉄拳』取扱説明書
|publisher=[[セガ・エンタープライゼス]]
|edition=初版
|ref={{SfnRef|ベア・ナックル 説明書}}
}}
** {{Cite book|和書
|date=1993-1-14
|title=[[メガドライブ]]カートリッジ『ベア・ナックルII 死闘への鎮魂歌』取扱説明書
|publisher=[[セガ・エンタープライゼス]]
|edition=初版
|ref={{SfnRef|ベア・ナックルII 説明書}}
}}
** {{Cite book|和書
|date=1994-3-18
|title=[[メガドライブ]]カートリッジ『ベア・ナックルIII』取扱説明書
|publisher=[[セガ・エンタープライゼス]]
|edition=初版
|ref={{SfnRef|ベア・ナックルIII 説明書}}
}}
*ゲームサイド
** {{Cite book|和書
|date=2007-5-2
|title=ゲームサイド 2007年 06月号
|publisher=マイクロマガジン社
|edition=初版
|ref={{SfnRef|ゲームサイド 2007年 06月号}}
}}
** {{Cite book|和書
|date=2012-12-8
|title=アクションゲームサイド Vol.A
|publisher=マイクロマガジン社
|edition=初版
|isbn=978-4-89-637407-0
|ref={{SfnRef|ゲームサイド Vol.A}}
}}
** {{Cite book|和書
|date=2013-3-7
|title=アクションゲームサイド Vol.B
|publisher=マイクロマガジン社
|edition=初版
|isbn=978-4-89-637416-2
|ref={{SfnRef|ゲームサイド Vol.B}}
}}
== 外部リンク ==
*[http://vc.sega.jp/vc_bknuckle/ バーチャルコンソール「ベア・ナックル 怒りの鉄拳」]
*{{Wayback |url=http://sega.jp/kt/docomo/puyosega/|title=★ぷよぷよ!セガ ケータイコンテンツ|date=20081017123141}} - 『ベア・ナックル モバイル』に関する情報あり<!--現在セガサイトにはフィーチャーフォンアプリに関する情報ページ自体が無くなってしまったので、アーカイブを使いました-->
*[http://
{{セガ3D復刻プロジェクト}}
{{Video-game-stub}}
{{DEFAULTSORT:へあなつくる}}
[[Category:1991年のコンピュータゲーム]]
[[Category:セガのゲームソフト]]
[[Category:Wii用バーチャルコンソール対応ソフト]]
[[Category:Xbox Live Arcade対応ソフト]]
[[Category:セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online収録ソフト]]
[[Category:携帯電話アプリゲーム]]
[[Category:ゲームギア用ソフト]]
[[Category:ニンテンドー3DS用ソフト]]
[[Category:メガドライブ用ソフト]]
[[Category:
[[Category:ベルトスクロールアクションゲーム]]
[[Category:
[[Category:三人組を主人公としたコンピュータゲーム]]
[[Category:日本で開発されたコンピュータゲーム]]
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