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'''Dr.スランプの登場人物'''(ドクタースランプのとうじょうじんぶつ)は、[[鳥山明]]原作の漫画『[[Dr.スランプ]]』およびそれを原作とするアニメ『[[Dr.スランプ アラレちゃん]]』『[[Dr.スランプ#ドクタースランプ|ドクタースランプ]]』に登場する架空の人物の総称。
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'''Dr.スランプの登場人物'''(ドクタースランプのとうじょうじんぶつ)では、[[鳥山明]]の漫画作品『[[Dr.スランプ]]』、およびそれを原作とするアニメ『[[Dr.スランプ アラレちゃん]]』、劇場作品、[[リメイク]]作品『[[ドクタースランプ]]』、派生漫画『[[ちょっとだけかえってきた Dr.SLUMP]]』に登場する架空の人物の一覧を記す。
 
以下にこれらの架空の人物の一覧を記す。声優表示における「アニメ第1作」とは『Dr.スランプ アラレちゃん』(1981年 - 1986年)、「アニメ第2作」とはテレビアニメ『ドクタースランプ』(1997年 - 1999年)、「劇場版」とは劇場版作品を指す。
 
* 則巻アラレについては個別記事「[[則巻アラレ]]」を参照。
{{ネタバレ}}
* 地球、太陽などの天体や、あの世については[[Dr.スランプ#地理]]を、タイムくんなどの発明品については[[Dr.スランプ#則巻千兵衛の発明品]]を参照。
 
== ペンギン村の住人 ==
=== 則巻家 ===
則巻千兵衛の一家。ゲンゴロウ島ペンギン村モモンガ1番地にある2階建ての家に暮らしている。当初は千兵衛の一人暮らしだが、徐々に人数が増え、原作、アニメ第1作終了時には6人となる。10年後ではアラレはオボッチャマンと結婚し家を出るが、ニトロが誕生し、ガジラが8匹となり12人となる。
 
; [[則巻アラレ]]
; 則巻 千兵衛(のりまき せんべえ)
: [[声優|声]] - [[小山茉美]](右記を除く各種アニメ・劇場版・ゲームなど)、[[川田妙子]](アニメ第2作、劇場版第10作、[[PlayStation (ゲーム機)|PS]]版ゲーム)
: [[声優|声]] - 第1作・[[内海賢二]]/第2作・[[屋良有作]]
: 本作の主人公<ref>鳥山明「めずらしくわしがマジメにかたるDr.スランプのヒミツその(2)」『Dr.スランプ』第16巻、[[集英社]]、1985年、48頁。</ref>で、千兵衛が作った人間型の女の子[[ロボット]]([[人造人間|アンドロイド]])。
: アラレを開発した自称天才科学博士。初期設定では175cm、83kgで28歳。ペンギン村村立大学理工学部卒。同大学院理工学研究科博士課程修了。専攻は物理化学。毎日発明をし珍作品を作り出している。作品タイトルの「Dr.スランプ」とは彼の[[愛称|ニックネーム]]であり、発明品には失敗が多いが、[[宇宙船]]や[[タイムマシン]]など凄い物も製作している。趣味は[[エロ本|スケベ本]]鑑賞。独身時代、彼が10歳の頃に死んでしまった両親の遺産を使って生活し、1人で自炊していた。そのため、リッチな生活を送っていたと千兵衛自身が語っている。序盤と終盤でそれなりに料理している場面があるが、中盤ではカップ麺ばかり食べている。作中では則巻家の収入について、千兵衛が発明した作品を行商のように売り歩いて生計を立てていると答える場面もある。初期の髪型は[[アフロヘアー]]のようなボサボサ頭だったが、後に角刈りを経て、スポーツ刈りへと変化していった。山吹みどりと出会うまで、女性と一回も手をつないだことがなかった。みどりに対しては何度もパンツを見ようとしたり、発明品を使って裸を盗み見ようとして失敗して痛い目を見ているが、紆余曲折を経て結婚。プロポーズの言葉は、みどりが入っているトイレの前で呟いた「みどりさん、結婚してください」という独り言。それに対して、みどりの返答は「はい」。
: {{Main|則巻アラレ}}
: 犬や猫とカミナリが苦手(犬に関しては、幼少期に犬から「あほ」と言われたから)。みどりと話しているときなどに、急に男前な外見に変化する特技があるが、3分間しか保つことができない。
; 則巻千兵衛(のりまき せんべえ)
: 演劇風の番外編では、千兵衛が女装してヒロインを演じるという不気味な演出が何回かなされた(扉絵ではそのことが伏せられ、アラレかみどりがヒロインであるかのように描かれる)。
: 声 - [[飯塚昭三]](パイロット版){{要出典|date=2022年3月}}<ref group="A">1980年12月に公開された映画「[['80アニメーション ザ・ベストテン]]」において、翌1981年に開始される注目のテレビアニメ作品としてパイロットフィルムが紹介された。その作品において飯塚が千兵衛の声を務めている。</ref>、[[内海賢二]](アニメ第1作、劇場版第1作 - 第9作、[[ドラゴンボール (アニメ)|ドラゴンボール]])、[[屋良有作]](アニメ第2作、『[[ドラゴンボール超]]』以降の関連作品<ref name="DB">{{Twitter status2|DB_super2015|804520519475175424|4=@「ドラゴンボール超」公式の2016年12月2日のツイート|5=2016年12月2日}}</ref>)、[[野田順子]](アニメ第2作・少年時代)
: [[1952年]]ハコフグ17日生まれ。
: 自称天才科学博士。身長175cm、体重80kg(28歳時)<ref>「Dr.スランプ ほよよカードスペシャル No.1 則巻千兵衛」『週刊少年ジャンプ 1980年40号』集英社、4頁。</ref>→83kg(29歳時)<ref name="hoyoyo">鳥山明「Dr.スランプほよよ履歴書 - 則巻千兵衛」『Dr.スランプ』第4巻、集英社、1981年、46頁。</ref><ref name="maigura">毎日グラフ1981年12月20日8-9頁「アラレちゃん登場キャラクター・バラエティー・ショー」</ref>。[[1952年]][[1月17日|ハコフグ17日(1月17日)]]生まれ{{R|hoyoyo}}<ref name="maigura"/>{{efn2|『ドラゴンボール大全集』の設定ではエイジ722年生まれ<ref name="chara">渡辺彰則編「第3章 キャラクター事典」『ドラゴンボール大全集 7巻』集英社、1996年2月25日、ISBN 4-08-782757-7、95頁。</ref><ref name="chara2">「キャラクター事典」『ドラゴンボール超全集 4巻』集英社、2013年5月9日、ISBN 4-08-782499-3、103頁。</ref>。}}。28歳<ref name="ashita">「1980あしたにむかって!の巻」『Dr.スランプ』第1巻、集英社、1980年。</ref>→32歳<ref>「T.S.Wの巻」『Dr.スランプ』第17巻、集英社、1985年3月15日、100頁。</ref>。ゲンゴロウ島立大学理工学部卒。同大学院理工学研究科博士課程修了。両親は小さいころに亡くなっている。毎日のように珍作品を作り出している。趣味は[[エロ本|スケベ本]]鑑賞{{R|hoyoyo}}<ref name="maigura"/>。住所は〒AB-5-13ゲンゴロウ島ペンギン村モモンガ1番地<ref name="maigura"/>。得意技はガールハントで嫌いなものはいぬとカミナリ<ref name="maigura"/>。発明品には失敗が多いが、[[宇宙船]]や[[タイムマシン]]など凄い物も製作している{{efn2|この他、アラレやオボッチャマンのエネルギー源である「ロボビタンA」は海水からほぼゼロコストで作っている。}}。また、発明品をうっかり置いて悪用されることもある。結婚するまでカップ麺ばかり食べていた。みどりと話している時や自らを褒め称える時などに、急に頭身が高い男前な外見や劇画調の顔に変化する特技があるが、3分間しか保つことができない。初期の髪型は[[アフロヘアー]]のようなボサボサ頭だったが、床屋ロボットバーバーマンに角刈りにされ<ref group="ep">「先生がくるよ!の巻」『Dr.スランプ』第2巻、集英社、1980年。</ref>、スポーツ刈りへと変化していった。10年後の世界では側頭部と後頭部を残して禿げていて、みらいカメラで60年後を写した88歳の姿は白い髭を生やしており、残った髪や眉毛も白くなっていた{{R|ashita}}。スケベではあるが同時に非常に純情で恥ずかしがりであり、山吹みどりと出会うまで、女性と一回も手をつないだことがなかった。アラレを開発していた当時は一度も[[女性器]]を見たことが無いため作れなかったり、アラレの服を買うために、怪しまれないようにわざわざ女装して[[デパート]]に行ったりもしていた。みどりに対しては何度もパンツを見ようとしたり、発明品を使って裸を盗み見ようとして失敗して痛い目を見ているが、紆余曲折を経て結婚。プロポーズの場所は自宅のトイレだった。スケベな割に性知識には乏しく、みどりと結婚後も、[[性行為|子供の作り方]]を知らなかった。アラレの暴走ぶりに毎日のように振り回されている。時には生みの親として不真面目なアラレを叱ることもあるが、結局はアラレの自由気ままなペースに巻き込まれてしまうため、効果が出たためしがない。場合によっては、自身もアラレのペースにつられて間抜けな振る舞いをすることも少なくない。カミナリ{{R|hoyoyo}}と猫や犬が苦手で、犬が苦手な理由は、幼少期に犬から「あほ」と言われたから<ref group="ep">「博士のウイークポイントの巻」『Dr.スランプ』第4巻、集英社、93頁。</ref>。
; <span id="則巻アラレ">則巻 アラレ</span>(のりまき アラレ)
: アラレが割ろうとして力加減を誤って飛ばしたヤシの実が当たって一回死んだことがある<ref group="ep">「離婚します!」『Dr.スランプ』第16巻、集英社、35頁。</ref>が、チビルがこっそり逃がしてくれたことにより生き返っている<ref name="ep">「んちゃ!閻魔大王」『Dr.スランプ』第16巻、集英社、45頁。</ref><ref group="A">アニメ第2作では、アラレとチビルの鬼ごっこで地獄が目茶苦茶になってしまい、困った閻魔大王によって生き返ることができたが、その時の千兵衛の肉体は既に火葬の最中で、復活時は散々な目に遭いつつも、みどりと再会を喜びあった。</ref>。また、外出したときに妻みどりと間違えて別の女性に後ろから抱きつき誤ってその胸を触ってしまい、このままでは痴漢で逮捕されると思い込み、警察から逃れるために「変身コンコンヘルメット」を作って、一時的にみどりに変身した(しかし、ガジラが変身コンコンヘルメットを持ち去ってしまい、この発明品を知ったあかねがいたずら目的で千兵衛に変身して痴漢をしたため、千兵衛は警察に痴漢容疑で手配されてしまう<ref group="A">アニメ第2作では、あかねと共にアラレとガジラも千兵衛に変身し、千兵衛のツケとして高級レストランやブティックで買い物や食事を楽しんで悪戯を楽しんでいた。</ref>)。生活費は、自身が作り上げた発明品を村の住人に売ることで得ているが、千兵衛が結婚していない頃に鳥山は、発明品を売った収入だけではなく親のわずかな遺産を地味に食いつなぎながらのんびりと暮しており、ペンギン村にネジの付いた変な生物やロボット蝙蝠がいるのは、千兵衛が村に売ったものだからと答えている<ref name="sp1">「最新版うほほ〜い!スペシャル」『少年ジャンプ特別編集1981年9月30日号 Dr.スランプSpecial』集英社、1981年、52 - 59頁。</ref><ref>『BIRD LAND PRESS』鳥山明保存会。</ref>。原作では過去の恋愛の話は語っていないが、アニメ第1作では、幼少期にみどりそっくりの先生が好きだったが、好きだとは言えなかったことを語っている<ref group="ep">アニメ第1作・第30話「ドキドキわくわく!はつこいピースケ」。</ref>。また、みっちゃんという好きな女の子がいたが、突然引っ越したと話している<ref group="ep" name="#1">アニメ第1作・第111話「きのこの一日せんせい」。</ref>。別の話では、猫の「グルグル」と喉を鳴らす行動が原因で振られており、それ以来、猫が嫌いになっている<ref group="ep">アニメ第1作・第225話「ネコさんいらんかねぇ!!」。</ref>。
: 声 - 第1作・[[小山茉美]]/第2作・[[川田妙子]]
: また、アニメ第1作・186話「スターさんがやってきた!!」では、牛のおばさんのためにお乳が出る薬を作っていたが失敗し、アラレが砂糖と間違えてその薬を入れたコーヒーに入れ、それを飲んだことで[[女体化]]した<ref group="ep">アニメ第1作・186話「スターさんがやってきた!!」</ref>。
: 本作の主人公。千兵衛が作った人間型の女の子[[ロボット]]([[人造人間|アンドロイド]])。
: 原作の千兵衛は全ての回に登場するわけではなく、1コマしか登場しない回や<ref group="ep">「誘かいされた!?の巻」『Dr.スランプ』第2巻、集英社、1980年。</ref>、一切登場しない回も存在する<ref group="ep">「コジローちゃんは まっていたの巻Part1」、「コジローちゃんは まっていたの巻Part2」『Dr.スランプ』第6巻、集英社、1981年。「地球最大のバイちゃ!の巻 Part1」『Dr.スランプ』第7巻、集英社、1982年。など</ref>。アニメではアラレと同じく全ての回に[[皆勤賞|皆勤登場]]している。
: 誰とでも友達になろうとする天真爛漫な性格。彼女を破壊しようとするマシリトとの戦いも、本人にとっては「遊び」という認識である。かなりの天然おとぼけ少女だが数学の能力は特に優れ、それ以外の学業成績も軒並み優秀である。
: 単行本9巻に載っている裏話の漫画で鳥山は「好きな海苔巻き煎餅から名前は決まった。主人公だからかっこよくしようと思ったが、千兵衛はかっこいいのに鳥山はかっこ悪いと言われると凄く悔しいので不細工にしたが、読者から千兵衛そっくりと言われ落ち込んだ」と描いている<ref>鳥山明「いまだからはなせるマル秘Dr.スランプうらばなし - 則巻センベエの巻」『Dr.スランプ』第9巻、集英社、1982年、132頁。</ref>。鳥山は「本来、主人公になるはずだった哀れなキャラクター。愛すべきオッサンで、自分の等身大でいけるから描いてて楽だった<ref name="cover_3">鳥山明「トリさのつぶやき - またもやカバーキャラを語る」『ペンギン月報12』(Dr.スランプ完全版13巻初版用付録)、集英社、2007年。</ref>」、「科学者であるにもかかわらず、単純で本能に素直なのでとても描きやすいキャラクターだった。エロオヤジ的な部分も鳥山そのままだし<ref name="cover_4">鳥山明「トリさのつぶやき - 最終回」『ペンギン月報14』(Dr.スランプ完全版15巻初版用付録)、集英社、2007年。</ref>」と語っている。木緑葵から「あらドクタースカンク」と言われたり<ref group="ep">「アラレ誕生!の巻」『Dr.スランプ』第1巻、集英社、1980年。</ref>、撃たれた熊をアラレの部品を使って蘇生させた際にアラレから「今日の博士はドクタースランプじゃなかった」と言われたり<ref group="ep">「熊さん友達!の巻」『Dr.スランプ』第1巻、集英社、1980年。</ref>、2度と馬鹿力が出ないようにアラレを普通の女の子と同じ力にする再改造をしたが、直っておらず千兵衛が宇宙まで弾き飛ばされたとき、地球から「やっぱしアンタはスランプだわ」と言われたりしているように<ref group="ep">「バイバイめっちゃんこパワー!!の巻」『Dr.スランプ』第4巻、集英社、1981年。</ref>、「Dr.スランプ」の表題は千兵衛の異名である。[[タイトル・ロール]]である千兵衛が主人公の予定だったが、編集担当者・鳥嶋の主張により主人公はアラレになった。{{See also|則巻アラレ#誕生の経緯・主人公になるまで}}
: 千兵衛の設計ミスにより、人間で言えば強度の[[近視]]。これは「ロボットなのに眼鏡をかける」という作者のシャレ的発想によるもの。眼鏡は描くのが面倒なため、いずれ外すつもりだったらしいが、これが彼女のトレードマークとなり外すに外せなくなったようである。だが、「アラレのおかげで眼鏡をかけることに抵抗がなくなった」という読者からの手紙を読んで非常に嬉しかった、とのこと。
; 則巻ガジラ(のりまき ガジラ)
: ロボットのために身体の成長がなく、平らのままな胸に悩む場面がある(理由はブラジャーを着けたいためらしい)。[[女性器]]についても千兵衛が全く無知なため、何もついていない。機械のボディはゴム製のカバーで覆われているためガジラに食べられることがない。趣味は「つおい(強い)」人と戦うことと、ウンチつつき、パトカーや白バイ破壊。「'''ほよよ'''」「'''んちゃ'''」「'''キーン'''」「'''バイちゃ'''」などといった独特の言葉(アラレ語)を使う。
: 声 - [[中野聖子]](アニメ第1作、劇場版第1作<ref name="movie1">{{Cite book|和書|year=1995-03-22|title=アニメコミックス Dr.スランプ アラレちゃん ハロー!不思議島|page=151|publisher=集英社〈ジャンプ コミックス セレクション〉|isbn=4-8342-1318-8}}</ref> - 第5作<!-- 、ドラゴンボール -->)、[[鉄炮塚葉子|鉄砲塚葉子]](劇場版第6作 - 第9作)、[[沢口千恵|石橋千恵]](アニメ第2作、劇場版第10作)、[[西原久美子]](劇場版第11作以降の関連作品{{R|DB}})
: 地球や月をも壊す怪力の持ち主となっており、特技は「'''地球割り'''」。通常時の最高走行速度はマッハ1.5(推定時速1800km)だが、本気モードだとマッハ3(推定時速3600km)にスピードが倍加する。必殺技は口から発射される凝縮エネルギー弾「'''んちゃ砲'''」を始めとする各種「あいさつ砲」。頭部は初期のみ胴体と有線で繋がっていたが、後に分離したままの行動も可能になる(取り外した頭部をラジコンなど、別の機械に搭載することも可能)。村人の前で自ら頭を外したりするが、村人もおとぼけばかりなため変わった特技程度の認識でロボットだと気付かれていない。
: 通称「ガッちゃん」。身長61cm、体重17kg(1歳時)、[[1980年]][[11月2日|プランクトン2日(11月2日)]]生まれ(卵からの孵化)<ref>鳥山明「Dr.スランプほよよ履歴書 - 則巻ガジラ」『Dr.スランプ』第4巻、集英社、1981年、64頁。</ref><ref name="maigura"/>。初登場時0歳。2本の触角と羽根の生えた赤ちゃんで、敵への攻撃手段として触角から破壊光線を出す。初期設定では字はまだ書けない。趣味はくるまかじり<ref name="maigura"/>。
: 千兵衛の「ドクタースランプ」ぶりを代表する作品であり、同時に生みの親である千兵衛に対してあまり敬意を払っている様子がないが、他の村人がそろって疑問視する千兵衛の発明品を無条件で信用している。千兵衛のことは「ハカセ」と呼ぶ。
: アラレたちが[[原始時代]]に[[タイムスリップ]]した時に持ち帰った卵から生まれた。実は地球に危険な文明が栄えたら食べ尽くすという使命で神様が原始時代に送り込んだ[[天使]]であったが、アラレが現代に連れて来たために神様の計画は崩れた。卵については鳥山いわく、実はカプセルとのことで<ref>「作者のかってじゃ!むちゃんこQ&A」『BIRD LAND PRESS 第4号』鳥山明保存会、1983年1月1日、5頁。</ref>、地球へ来た神様はガジラを中に吸い込む卵型カプセルを手の平に出現させて、別の銀河系の中で新たに人類が出現した星にガジラの一人を行かせようとした<ref group="A">アニメ第2作ではガシャポンのカプセルのようなものから生まれており、アニメ第2作では神様と天使のことは明かされずに終了する。</ref>。「クピポ」「クピプー」などといった独特な「ガッちゃん語」を話す。その言葉がわかるのは、神様とアラレ、ターボだけである。股間には性器が無く無性生物であるが、アラレは「女の子」と認識した{{efn2|アラレの身体に女性器が無いことから、アラレには「股間に何もない」=「女」という誤った概念があるため。}}。ただし肛門は備えている{{efn2|作中でアラレがガッちゃんにソフトクリームの素を食べさせ、冷蔵庫の冷凍室で凍らせ、排泄させるという方法でソフトクリームを製造している。食べた後でそのことを知った千兵衛は嘔吐している。なお、材料を食べたガッちゃんを[[電子レンジ]]に入れるという方法で、たこ焼きの製造も可能とのこと。}}。ゴム以外のあらゆるものを食べるのが特徴。特に金属が好みの模様{{efn2|作中の鳥山が超合金製と聞きヨダレを流すなど。}}、土はあまりおいしくないとのこと(アラレ訳)。体の成長は無いが、定期的に分裂していき、分裂の際は大量に食べた後で口から糸を吹き出して繭を作り、その中で分裂して2人になる。その後も増殖し、10年後には8人に増えていた。
: エネルギー源は海水を原料とした液体「ロボビタンA」で、哺乳瓶から飲む。切れてしまうと完全に機能が停止してしまうため、周りからは死んだ様に見える。携帯用の錠剤版もある。なお初期には人間の食べ物を摂ると腹痛を起こしていたが、その後千兵衛がそれを体内から出して食べることに味をしめ、支障なく腹に収まる様に改良された。
: 原始人風の少年やキャラメルマン7号を相手にした戦闘でも優位に戦い、体当たりで転倒させたり攻撃をまともに受けても怪我ひとつ負わない強さで攻守ともにアラレやオボッチャマン以上の強さを見せた<ref group="ep">「マシリト野望達成??の巻」『Dr.スランプ』第14巻、集英社、1984年。</ref>。タイムスリッパーで大昔に行ったときには、後に月となる巨大隕石が地球に衝突しそうになったのを受け止めた<ref group="ep">「ハロー!お月さまの巻」『Dr.スランプ』第11巻、集英社、1983年。</ref>。
: 1980年トビウオ3日に完成。生まれたときは千兵衛によって13歳とされ、まわりの人物には「1967年生まれ」と説明されている。原作およびアニメ第1作180話で自動車免許を取得した際、免許証の生年月日は「1967年とびうお31日生」となっている。
: ガジラという名前は[[ゴジラ]]と[[ガメラ]]の合成語であり、原作ではアラレが名付けた名前だが、アニメ第1作では「お皿、花瓶、額縁、窓ガラスが割れた音=ガッチャン」で「ガッちゃん」を正式名称とし、原作でかしこまって「ガジラ君」と呼ぶ台詞も、アニメでは一貫して「ガッちゃん君」に変えられた。第2作では「ガジガジかじるから」で「ガジラ」を正式名称とした。2人になって以降も、それぞれが「ガジラ」または「ガッちゃん」であり、2人まとめて「ガッちゃんズ」と呼ばれることもある。
: 村人には「今まで体が弱くて病院に入院していた千兵衛の妹」と紹介され、村の中学園に編入学する(彼女が冒されていた病気は、千兵衛曰く記憶喪失病)。千兵衛の祖父が訪ねてきた際にアラレの年齢だと千兵衛の両親の没後5年経ってからの誕生ということになる旨を指摘され、慌てた千兵衛は「特大キャラメル」のおまけだったとごまかしている。
: 無表情と笑い顔の2パターンが多いが、ガジラが千兵衛たちと釣りを楽しんでいる姿を見た神様いわく、笑い顔を見たことは初めてとのことで、ペンギン村で育って表情豊かになったといえる。作中で千兵衛が死んだ(ただし生き返っているが)時に、1回だけ泣き顔を見せた。
: 初期設定では身長139cm。物語初期は4頭身ほどであったが、画風の変化に伴い身長が縮んでいっている。作者は「漫画のコマの中に動く全身を収めようとすると自然に小さくなっていった。自分では指摘されるまで全然気付かなかった」と話している。後に千兵衛が「アラレのボディには、体型が一定でない複数のスペアがある」と後付の言い訳をする場面も描かれた。
: 単行本9巻に載っている裏話の漫画では、則巻家がアラレとセンベエの2人だとさみしいという理由で、ペットを飼わせようと怪獣の子どもを提案したが、担当編集者の鳥嶋和彦からボツにされた鳥山は、妹の子どもを高い高いして、空飛ぶ赤ん坊ガッちゃんを思い浮かんだと描かれている<ref>鳥山明「いまだからはなせるマル秘Dr.スランプうらばなし - ガッちゃんの巻」『Dr.スランプ』第9巻、集英社、1982年、146頁。</ref>。後に鳥山は、アラレは小さく、他のキャラクターなどと同じコマにいる場合、アラレの上などに大きな空間ができてしまうので、その空間を埋めるために考えたが、パタパタ飛べるので、とても便利なキャラクターと語っている<ref name="cover_1">鳥山明「お気に入りのカバーキャラを鳥山明が語る!? その1」『ペンギン月報3』(Dr.スランプ完全版4巻初版用付録)、集英社、2006年。</ref>。鳥山は「ちょっと可愛い感じで描きすぎたかなと当時は思ったけど、とても好きなキャラクター」と語っている{{R|cover_1}}。単行本8巻では、かっこいい部門で1位だった<ref>鳥山明「ペンギン村おらが1ばん!コンテスト」『Dr.スランプ』第8巻、集英社、1982年、18頁。</ref>。『[[ドラゴンボール]]』関係の作品にも登場している。
: 第2回ペンギングランプリで優勝したため、最終回時には高校3年生兼ペンギン村村長になっていた。第2作では第2回ペンギングランプリ自体がなかったため村長にはなっていないが村長代理として大活躍したことがある。
: キャラクターの原型は、『Dr.スランプ』以前に鳥山により描かれた没漫画『アゲハ町観察日記』に登場する羽のはえた子供<ref>{{Cite web|和書|url=https://dragonball.news/news/20180202_wx.html|title=鳥山明ほぼ全仕事 平日更新24時間限定公開!|publisher=ドラゴンボールオフィシャルサイト|accessdate=2020-05-19|archiveurl=https://web.archive.org/web/20180202032908/https://dragonball.news/news/20180202_wx.html|archivedate=2018-02-02}}</ref>。
: 原作のカラー画およびアニメ第1作では髪は紫色、アニメ第2作では茶髪。また、[[コスプレ]]を趣味とするためコスチュームのバリエーションも豊富。手袋とブーツはマストアイテム。手先も器用なので裁縫は得意だが、その他の家事は苦手。掃除をさせればあちこち破壊し、料理をさせれば口にできないような物を作る。洗濯をさせればタンスごと洗い、パンを焼かせれば火炎放射器で焼く。買い物に行かせても違う物を買って来る。
; 山吹みどり(やまぶき みどり)→則巻みどり(のりまき みどり)
: 元々このキャラクターは特に考えられていたわけではなかったが、当時担当であった[[鳥嶋和彦]]から女の子を出せとしつこく言われ、仕様がなくアラレを考えたところ、鳥嶋からその子を主人公にしようと強引に決められたというエピソードがある。
: 声 - [[向井真理子]](アニメ第1作、劇場版第1作 - 第5作、ドラゴンボール)、[[川浪葉子]](劇場版第6作 - 第9作)、[[皆口裕子]](アニメ第2作、劇場版第10作、[[ぷよぷよ!!クエスト]])
: アニメ第1作の次回予告のナレーションでは、「うほほーい!みんな面白かった?」で始まり「絶対見てちょ!バーイチャ!」で締めている。
: アラレたちが通う中学園の女性教師。アニメ第1作では高学園も兼ねている<ref group="ep">アニメ第1作・第185話「さようなら!!アラレさん」。</ref>。アラレたちの担任をしている時は、道徳<ref group="ep">「恐怖のよいこッコの巻」『Dr.スランプ』第3巻、集英社、1980年。</ref>、理科、数学<ref group="ep" name="osu">「オ〜ッス!の巻」『Dr.スランプ』第1巻、集英社、1980年。</ref>などをほとんどの教科を担当していた{{efn2|鳥山によると「おりこうなので何でも教えられる」{{R|sp1}}。}}。アニメ1作でも同じだが、アニメ第1作ではアラレたちが中学園に通っている途中で栗頭が担任になっており、栗頭がアラレたちの担任になってからは、主に音楽<ref group="ep">アニメ第1作・第168話「がんばれタヌキくん!」。</ref>を担当している(一方で職業はマンガのわき役で、趣味は学校の教師をすることという資料もある<ref name="maigura"/>)。身長159cm、体重49kg(23歳時、24歳時には48kgになっている<ref name="maigura"/>。)<ref>「Dr.スランプ ほよよカードスペシャル No.7 山吹みどり」『週刊少年ジャンプ 1980年46号』集英社、4頁。</ref>→48kg(24歳時)<ref name="yamabuki">鳥山明「Dr.スランプほよよ履歴書 - 山吹みどり」『Dr.スランプ』第4巻、集英社、1981年、134頁。</ref>。1957年[[8月13日|ハリセンボン13日(8月13日)]]生まれ{{R|yamabuki}}<ref name="maigura"/>{{efn2|『ドラゴンボール大全集』の設定ではエイジ727年生まれ{{R|chara|chara2}}。}}。嫌いなものは間違えて塩を入れたココア{{R|yamabuki}}<ref name="maigura"/>。住所は〒AB-7-20ゲンゴロウ島ペンギン村アンギラスマンション102号<ref name="maigura"/>。ペンギン村でも屈指の美人であり、初対面した千兵衛に一目惚れされる。登場時はクールで清楚な美人のように描かれていたが、実はかなりおっちょこちょいでやや天然ボケな性格。さらに、怒ると非常に怖い激情家な面があったり、見た目に反して大食いだったりと、回が進むにつれて感情豊かでパワフルな女性として描かれる(特に結婚後は顕著)ようになっていった。原作およびアニメ第1作では髪は金髪のパーマで、アニメ第2作では茶髪のストレート。また、アニメ第2作のみ口元にホクロがある。得意技はロケットパンチ<ref name="maigura"/>。
: アニメ第2作では則巻千兵衛によるメイド用ロボットが当初の設計だったため長身だったが、落雷の影響でこの姿になったことになっている(視力もこの失敗に関係があるとされる)。
: 結婚前は、千兵衛に対する感情が作中で直接的に描写されることは無いが、アンギラスマンション102号室のみどりの部屋に、以前サンタクロースに化けた千兵衛が強制的に置いていった色紙<ref group="ep">「さんざんサンタさんの巻」『Dr.スランプ』第4巻、集英社、1981年。</ref>が飾ってあり<ref group="ep">「アラレ目大作戦の巻Part2」『Dr.スランプ』第5巻、集英社、1981年。</ref>、千兵衛と宇宙にデートに行ったり、たまに則巻家に食事を作りに訪問していた。2人の結婚のきっかけは、みどりが則巻家に来訪した際に千兵衛が「みどりさん、結婚してください! …なんちゃって」とトイレの前で口にした独り言に、トイレの中にいたみどりが「はい!」と答えたのがプロポーズの成立という、あっさりとしたものだった{{efn2|原作ではこのシーンの次のコマ〈次ページ〉が挙式になっている。}}。これについて鳥山は、「この2人を結婚させてしまおうと思ったのには、ぜんぜん深い意味は無くて、これというネタがなかったから、ま、いいかという軽い気持ちだったし、担当の鳥嶋はラブロマンスものが大好きだけど、ラブロマンスが大嫌いなわしはネチネチ描くのが嫌なので、あっさりと結婚させてしまった」と語っている<ref>鳥山明「めずらしくわしがマジメに語るDr.スランプのヒミツその(6)」『Dr.スランプ』第16巻、集英社、1984年、130頁。</ref>{{efn2|だが、その前のシーンで不器用ながらアラレたちの面倒をみる千兵衛について優しく見守っていて彼女が千兵衛に恋慕していると分かるようになっている。}}。
: また、『ドラゴンボール』のゲームや[[データカードダス]]にも多く出演しており、『[[ファミコンジャンプ 英雄列伝]]』では16人のヒーローの1人として登場している。
: 鳥山によると、キャラクターのイメージは[[マリリン・モンロー]]あたり<ref>『鳥山明 THE WORLD SPECIAL』集英社、1990年9月24日、129頁。</ref>。鳥山は「スケベな千兵衛が大好きになるヒロインということで、とにかくセクシーで色っぽいキャラをとの目的で生まれて、シンプルなオッサンの発想でマリリン・モンロー風になった。ボケたキャラクターにしたのは、まともにセクシーなキャラクターを描くのがどうも恥ずかしいからで、色っぽいキャラクターは昔からこんな感じになってしまう」と語っている{{R|cover_2}}。アニメ第1作ではマリリン・モンローの専属吹き替え声優だった向井真理子がみどりを演じた。アニメ第1作では、みどりが独身だった頃の千兵衛の前に現れるシーンのBGMには、[[白鳥の歌]](D 957)第4曲「セレナーデ」が使われている。
; <span id="則巻ガジラ">則巻 ガジラ</span>(のりまき ガジラ)
; 則巻ターボ(のりまき ターボ)
: 声 - 第1作・[[中野聖子]]/劇場版・[[鉄炮塚葉子|鉄砲塚葉子]]/第2作・[[沢口千恵|石橋千恵]]/ABALEちゃん・[[西原久美子]]
: 声 - [[三田ゆう子]](アニメ第1作、劇場版第4作<ref>劇場版パンフレットより。</ref>、ぷよぷよ!!クエスト)、[[江森浩子]](劇場版第8作)、[[摩味|松井摩味]](劇場版第9作)
: 通称「ガッちゃん」。アラレ達が原始時代にタイムスリップした時に持ち帰った卵(作者曰く、実はカプセルとのこと。また第2作では外観からしてカプセルとわかる)から生まれた、2本の触角と羽根の生えた赤ちゃん。アラレ曰く「女の子」だが、性器が存在しないため性別は不明。作中2人に分裂したが、両者に差異は無く2人とも「ガッちゃん」と呼ばれている。2人まとめて呼称するときには「ガッちゃんズ」と呼ばれる。モデルは作者の妹の子ども。
: 千兵衛とみどりの長男{{efn2|『ドラゴンボール大全集』の設定ではエイジ749年生まれ{{R|chara|chara2}}。}}。作中では「ターボくん」と呼ばれている。誕生直後の外出中、千兵衛がのぞきで目を離しているうちに、地球に着陸しようとしていた宇宙船に撥ねられ命を失う。その宇宙人による蘇生手術で無事に生き返るが、手術のあと与えたOBショックの副作用で[[超能力#超能力者|超能力]]と千兵衛のものをも上回る発明品を造るほどの高い知能を身につける。千兵衛より高性能なタイムマシンをつくったり、千兵衛も作るのに1か月かかるポンポコガンを「わりとやっかいなものなので」と言いつつも1日で作ったり<ref group="ep">「恐怖のハエ人間〈その2〉の巻」『Dr.スランプ』第16巻、集英社、1985年、80頁。</ref>、赤ん坊でありながら言葉が達者でありガッちゃんの言葉も話せるほどの天才で、『ドラゴンボール』にゲスト出演したときには、ドラゴンレーダーの内部構造を一目見ただけで記憶し、千兵衛の飛行機の部品を使ってあっという間に作った{{efn2|「あのレーダー特殊な部品を使ってあるからそこいらじゃできないのよ」と制作者の[[ブルマ (ドラゴンボール)|ブルマ]]も言っていた。}}。山を浮かせるほどの[[念力]]や、自分たちが乗っている車ごと瞬間移動する<ref group="ep" name="tarbo">「直進ターボくん」『Dr.スランプ』第15巻、集英社、1984年。</ref>だけではなく、ニコチャン星にいるニコチャン大王も強制的に呼び出したり送り返したりできる瞬間移動も使うことができ<ref group="ep">「お答えしましょうスペシャル」『Dr.スランプ』第16巻、集英社、1985年。</ref>、時間を停止することもできる{{R|group="ep"|tarbo}}。鬼ごっこでは、オボッチャマンやアラレ、宇宙空間を本気で飛んで逃げるガッちゃんも捕まえるほど速く飛び回り、ヘトヘトにさせるほどの飛行能力を見せつけた<ref group="ep">「恐怖のオニゴッコの巻」『Dr.スランプ』第15巻、集英社、1984年。</ref>。アニメ第1作の234話「ほよよ!!地球バラバラ」では、地球がバラバラになったときにも超能力でくっ付けて元に戻すほどの力を見せた。アニメ第1作の、帰ってきたDr.スランプアラレちゃんスペシャル「祝!!結婚 あかねと突詰」(1990年)、『んちゃ!ペンギン村より愛をこめて』(1993年)『ほよよ!!助けたサメに連れられて…』(1994年)『んちゃ!!わくわくハートの夏休み』(1994年)では少し成長している。
: ゴム以外のあらゆるものを食べるのが特徴。体の成長は無いが、アニメ第1作で「みらいカメラ」を使用した際には年老いた姿が描写されている。定期的に分裂していき、分裂の際は口から糸を吹き出して繭を作り、その中で分裂して2人になる。その後も増殖し、10年後には8人に増えていた。敵への攻撃手段として触角から破壊光線を出すなど、時によってはアラレをも上回る強さを誇る。
: 名前は『[[週刊少年ジャンプ]]』連載中に読者公募によって決定したものである。鳥山は「正直、あまりキャラクター設定の練り込みをしないまま急いで登場させてしまった感がある。もっと作り込むべきだった」と語っている{{R|cover_3}}。
: 実は地球に危険な文明が栄えたら食べ尽くすという使命で、神が原始時代に送り込んだ[[天使]]であったが、アラレが現代に連れて来たために神の計画は崩れてしまった(第2作ではこの秘密は明かされずに終了)。千兵衛の祖父に矛盾を指摘されたときは「特大フーセンガム」のおまけとごまかした。
; 則巻ニトロ(のりまき ニトロ)
: ガジラという名前は[[ゴジラ]]と[[ガメラ]]の合成語であり、アラレが名付けた名前であるが、アニメ版第1作では「お皿・花瓶・額縁・窓ガラスが割れた音=ガッチャン」で「ガッちゃん」を正式名称とし、第2作では「ガジガジかじるから」で「ガジラ」を正式名称とした。
: 声 - [[神保なおみ]](アニメ第1作)<ref group="A">'''ターボの妹'''で記載。</ref><ref>DVDBOX付属「SLUMP THE BOX ブックレット ALL CAST INDEX」。</ref>、不明(劇場版第7作 - 第9作)
: 話す言葉は「クピポ」などといった独特な「ガッちゃん語」だが、1コマだけ「ととと…」としゃべっている場面がある(作者も指摘を受けて読み返してから気付き「あんまり細かく見ないで」と語っている)。アラレたちの言った言葉を、子音をパ行に変えて真似ることもある(例:アラレ「(はかせの)スケベ!」→「プペペ!」)。
: 千兵衛とみどりの長女で、ターボの妹。原作・アニメ1作はリボンを付けていた。アニメ1作では茶髪、劇場版第7作 - 第9作では金髪。オボッチャマンが未来に見に行く話のみの登場で、アニメ1作では196話「もういちど10年後」でも登場したため、2回登場した。劇場版シリーズでも7作目から登場した。名前は原作では付いていなかったが、『ちょっとだけかえってきた Dr.SLUMP』で判明した。
: [[1980年]]プランクトン2日生まれ(卵からの孵化)。
; 則巻 みどり(のりまき みどり)/旧姓:山吹 みどり(やまぶき みどり)
: 声 - 第1作・[[向井真理子]]/劇場版・[[川浪葉子]]/第2作・[[皆口裕子]]
: アラレたちが通う中学園の女性教師で、最後期には幼稚園の先生に転職した。この物語の[[ヒロイン]]的存在である。かなりおっちょこちょいでやや天然ボケな性格だが、ペンギン村でも屈指の美人であり、初対面した千兵衛に一目ぼれされる。ジョギングが趣味なのか、よく村を走っている姿が描かれている。
: 結婚前は、千兵衛に対する感情が作中で直接的に描写されることは無いが、アンギラスマンションのみどりの部屋に、以前、千兵衛が強制的に渡した色紙が飾ってあり<ref>「アラレ目大作戦」の回</ref>、千兵衛と宇宙にデートに行ったり、たまに則巻家に食事を作りに訪問していた。単行本に掲載された履歴書には「誰か早く嫁にもろてーー!」とあり、結婚願望があったこともわかる。
: 二人の結婚のきっかけは、みどりが則巻家に来訪した際に千兵衛が「みどりさん、結婚してください!…なんちゃって」とトイレの前で口にした独り言を、トイレの中にいたみどりがそれに「はい!」と答えたのがプロポーズの成立という、あっさりとしたものだった。結婚後は徐々にキャラも変わりアホな一面も目立つようになる(作者曰く、則巻家ではアホでなければやっていけないから、とのこと)。また、千兵衛とは意外と似たもの同士であり、[[ドラゴンボール]]の願いを巡って亭主より自分の願いを優先させるべく、千兵衛といがみ合うなど意地汚い一面も出るようになった。料理は不味くはないのだが、食べる人の許容量や季節感を度外視した献立を出すことがよくある(当人は巨大スイカを一気に食い尽くす[[大食い]])。他の家事はそつなくこなす。
: その後千兵衛との間に長男のターボが生まれる。しかし、千兵衛は裸すらまともに見たことが無かったらしく、何故子供ができたのかについては空豆まめが「野性の本能だわ」と語ったほど、大きな謎になっている。また妊娠とわかる前、幾ら運動しても体重が増えるのを「どんどん太って破裂死する病気」と誤解して大騒ぎした。さらに未来では長女のニトロと次男ももうけている。
: {{要出典範囲|date=2012年1月|原作およびアニメの第1作は[[マリリン・モンロー]](声を担当した向井の持ち役でもある)をモデルとしているが、2作目および「コミックでわかる著作権」では[[ジョディ・フォスター]]がモデル}}。2作目は初代よりお色気シーンが露骨で、入浴シーンも披露している。
: 劇場版では地球生まれのタケヤサオダケ星育ちという経歴を持っていた。また、その小説版では実の両親は故人である。
: [[1957年]]ハリセンボン13日生まれ。
; 則巻 ターボ(のりまき ターボ)
: 声 - 第1作・[[三田ゆう子]]/劇場版・[[江森浩子]]→[[摩味|松井摩味]]
: 千兵衛とみどりの長男。外出中、千兵衛がのぞきで目を離している内に、地球に着陸しようとしていた宇宙船に撥ねられ命を失う。だが他の星の生物を死なせて騒ぎになるのを恐れた宇宙人による蘇生手術で無事に生き返る。しかしその手術の副作用から[[超能力#超能力者|超能力]]と非常に高い知能を身につける。以後、0歳児ながら「ガッちゃん語」を含む多言語を操り、父親以上に高性能なマシンを製作し、空中浮遊、テレポート、時間停止などを披露する。アニメ第2作は彼の誕生時点で完結しており、事故や超能力のエピソードはない。
: [[1984年]]生まれ。
: 『小説版Dr.スランプ』『ちょっとだけかえってきたDr.スランプ』では少し成長した姿で登場。アラレやオボッチャマンがロボットだと知っている(父と共に整備作業をする場面あり)。
: 名前は週刊少年ジャンプ連載中に読者公募によって決定したものである。
; 則巻 ニトロ(のりまき ニトロ)
: 千兵衛とみどりの長女で、ターボの妹。幼いながら肝っ玉が据わっている性格は、母であるみどりの遺伝子らしい。原作では10年後の場面でのみ弟と一緒に登場し、名前は『小説版Dr.スランプ』で登場した際に判明した。
; 則巻千兵衛の父
: 声 - 第1作・内海賢二/劇場版・[[銀河万丈|田中崇(現・銀河万丈)]]/(劇場版21)<!-- 、内海賢二(アニメ第1作) -->、[[野田圭一]](アニメ第2作)
: 原作では、桑方村から来た千兵衛の祖父10歳「千兵衛父親と母親は20年前事故で死くなった」と説明しており<ref group="ep">「じちゃんが山へかえっていったの巻」『Dr.スランプ』第11巻、集英社、1983年。</ref>、ペンギン村中学園の園長も小さい頃に亡くなったことを知っていた{{R|group="ep"|osu}}。名前は原作でもアニメでも共にされていない。メガネをかけており、鼻の下に髭を生やし、ぼさぼさ頭である。生前残しておいたビデオで、千兵衛に惚れ薬「ホーホレチャッタノヨララランラン薬」の作り方を教えた。千兵衛の父は、この惚れ薬を千兵衛の母に飲ませて結婚したらしい
; 則巻 十兵衛(のりまき じゅうべえ)
: 声 - 第1作・田中崇
: 千兵衛の祖父。空豆タロウたちの策略によって50年前のペンギン村にタイムスリップした千兵衛たちと偶然出会う。千兵衛と瓜二つの風貌だった。
: 後に登場する桑方村の祖父(父方)と同一人物なのか、それとも母方の祖父なのかは不明。
 
=== 木緑家 ===
ゲンゴロウ島ペンギン村カモノハシ4番地にある[[喫茶店]]「Coffee Pot」を営む一家。喫茶店は建物そのもの自体がポットの形状となっている。
 
; 木緑 あかね(きみどり あかね)
: 声 - 第1作・[[杉山佳寿子]]/(アニメ第1作、劇場版第1作 - 第5作、ドラゴンボール)、松井摩味/(劇場版26作 - 第7)、[[小西寛子]](アニメ第2作、劇場版第10作)
: 身長154cm、体重42kg(13歳時)<ref>「Dr.スランプ ほよよカードスペシャル No.4 木緑あかね」『週刊少年ジャンプ 1980年43号』集英社、4頁。</ref>→41kg(14歳時)<ref name="maigura"/><ref name="akane">鳥山明「Dr.スランプほよよ履歴書 - 木緑あかね」『Dr.スランプ』第4巻、集英社、1981年、88頁。</ref>。[[1967年]][[12月21日|シーラカンス21日(12月21日)]]生まれ{{R|akane}}{{efn2|『ドラゴンボール大全集』の設定ではエイジ732年生まれ<ref>渡辺彰則編「第3章 キャラクター事典」『ドラゴンボール大全集 7巻』集英社、1996年2月25日、ISBN 4-08-782757-7、63頁。</ref><ref>「キャラクター事典」『ドラゴンボール超全集 4巻』集英社、2013年5月9日、ISBN 4-08-782499-3、69頁。</ref>。}}。13歳{{R|ashita}}→18歳。木緑家の次女であり、アラレの同級生。連載開始時中学生ながら酒・タバコを常習する[[不良|ワル]]だが、奇人変人だらけの作品中ではまともなキャラクター。いたずら好きで、千兵衛をよくからかっている{{efn2|場合によっては終盤で追い回されることもある。}}。中学園での小学校低学年並みでしかない低レベルな授業に嫌気がさしている。自分のこと一人称は「オレ」と呼称し、男口調で話す。アラレとは悪友で特に仲が良く、原作では最末期まで「あかねちゃん」、アニメでは最初の方は原作と同じ「あかねちゃん」だったが途中から「あかねちん」と呼ばれる(原作も最末期は「あかねちん」に統一)アラレが毎朝玄関で大声で叫ぶのでその時はいつも怒っている。苦手なものは人参ピーマンが苦手で{{R|akane}}、毛虫{{R|akane}}、蛇。店で働くなにかと口煩い姉苦手とされる。口は悪い根は優しい。アラレをダシにマネージャーを名乗り出たり、怪獣ドドンガドンの騒ぎで見物人に飲食物を売ったりと折あらば小遣い稼ぎをしようとす場面もある。職業は「ねー」、趣味はわるさできらいなものはけむし・ピーマン、得意技はコブラツイスト<ref name="maigura"/>。住所はペンギン村カモノハシ4<ref name="maigura"/>
: みどりとは顔が似ており、みどりに変装したことが何度かある<ref group="ep">「悪魔の変身スペシャル!!の巻」『Dr.スランプ』第3巻、集英社、1980年。</ref><ref group="ep">「ペンギングランプリの巻Part1」『Dr.スランプ』第8巻、集英社、1982年。</ref>{{efn2|このことについて鳥山は、女性となると同じ顔しか描けないからと作中で説明している。}}。アラレにも入れ替わりに変装したことがある。
: 口は悪いが根は優しい。後に摘 突詰と結婚し、コーヒーポットの経営を姉から引き継ぐ。アニメ第1作ではタイトル読み上げも担当。
: 摘突詰と恋人関係となり、10年後の未来では彼と結婚している。また、「Coffee Pot」の経営を姉から引き継いでいるが、その性格が接客にもあらわれているため、「最近、客が来なくてよー」とアラレにこぼす場面がある{{efn2|鳥山が心の中で「分かる気がする…」とツッコんでいた。}}。
: 原作およびアニメ第1作では[[パーマ]]がかった金髪だったが、アニメ第2作ではパーマが取れ茶髪になった。
: 原作およびアニメ第1作では[[パーマネントウエーブ|パーマ]]がかった金髪だったが、アニメ第2作では直毛の茶髪になった。アニメ第1作ではタイトル読み上げも担当。
: [[1967年]]シーラカンス21日生まれ。
: 鳥山は「アラレとの対比で、生意気でちょっとヤンキーっぽい女友達が欲しかった。僕はいかにも可愛い女の子のキャラクターが凄く苦手なので、あかねのような男と変わらないようなキャラクターは描きやすくていい」と語っている<ref name="cover_2">鳥山明「トリさのつぶやき - お気に入りのカバーキャラを語る!」『ペンギン月報8』(Dr.スランプ完全版9巻初版用付録)、集英社、2007年。</ref>。
; 木緑 葵(きみどり あおい)
; 木緑葵(きみどり あおい)
: 声 - 第1作・[[神保なおみ]]/第2作・江森浩子
: 声 - [[神保なおみ]](アニメ第1作、劇場版第2作<ref name="movie2">[[ロードショー (雑誌)|ロードショー]]特別編集『Dr.SLUMP』集英社、1982年、雑誌コード 09748-8。</ref><!-- 、劇場版第1作 - 第5作、ドラゴンボール -->)、三田ゆう子(アニメ第1作・代役<ref group="ep">169話</ref>)、江森浩子(アニメ第2作)
: あかねの姉。喫茶店「Coffee Pot」を営む。初登場はあかねよりも早い第1回目。千兵衛の唯一の女友達で、当初、千兵衛と一緒に映画に行くなど親しくしていた。10年後にはCoffee Potの経営をあかねに譲っている。紅髪で、瞳はブラウン。
: あかねの姉で、木緑家の長女。喫茶店「Coffee Pot」を営む。1981年4月1日時点で20歳{{R|akane}}<ref name="maigura"/>。初登場はあかねよりも早い第1回目。千兵衛の唯一の女友達で、当初は千兵衛と一緒に映画に行くなど親しくしていた。様々なキャラクターのいたずらの対象になるなど損な役回りが多い。10年後には「Coffee Pot」の経営をあかねに譲っている。紅髪で、瞳はブラウン。あかねに比べると言葉遣いも丁寧で、良心的な一面もある。日ごろ態度の悪いあかねには厳しく、なにかと口うるさいがあかねを思ってのことである。
: 作中で運転免許を取っているがカージャック犯もすくみ上がるほどの暴走運転をし、アニメでは「すうぱー・どらいばー」と恐れられている。
: 当初は千兵衛を巡ってみどりと三角関係になる構想があったという。その構想が破棄された結果、作中の出番は少ない。
: アニメ第2作では出番が少なく、原作で葵が出演しているシーンはほとんどが他のキャラクターに差し替えられている。アニメオリジナルのエピソードにも登場せず、原作と異なり影の薄い人物となっている。
: アニメ第2作でも出番が少なく、原作で葵が出演しているシーンもほとんどが他のキャラクター(主にアキコ)に差し替えられている。
: 当初は千兵衛を巡って山吹みどりと三角関係になる構想があったという。
; 木緑紺(きみどり こん)
: アニメではシーラカンス30日生まれ。
: 声 - 田中崇(現・銀河万丈)(アニメ第1作)、[[田中秀幸 (声優)|田中秀幸]](アニメ第2作)
; 木緑 紺(きみどり こん)
: あかねの父。1981年4月1日時点で41歳{{R|akane}}。地味な顔立ちで、眼鏡をかけている(アニメ第1作、第2作ではサングラス)。登場回数は非常に少ない。原作ではあかねの授業参観に[[赤ずきん]]のコスプレで初登場し{{efn2|「可愛い格好でいらして」と連絡があったためで、千兵衛はアライグマ、クリキントンはハチの着ぐるみを着た。参観の連絡はあかねたちが仕組んだ嘘だった。}}、アニメ第1作では子供たちと遊ぶために[[ダグラス・マッカーサー|マッカーサー]]風の軍人コスプレで授業参観のエピソードより先に登場した。摘一家との初対面時、妻(紫)の尻をつついた鶴天のことを、謝る鶴燐たちに「なかなかおもしろいお父さんだね」と冷や汗交じりに言っていた。
: 声 - 第1作・田中崇/第2作[[田中秀幸 (声優)|田中秀幸]]
; 木緑紫(きみどり むらさき)
: あかねの父。地味な顔立ちで、眼鏡をかけている(アニメ第1作ではサングラス)。登場回数は非常に少ない。原作ではあかねの授業参観に[[赤ずきん]]のコスプレで初登場し、アニメ第1作では子供たちと遊ぶために[[ダグラス・マッカーサー|マッカーサー]]風の軍人コスプレで授業参観のエピソードよりも先に登場した。
<!-- : 声 - 三田ゆう子(アニメ第1作) -->
; 木緑 紫(きみどり むらさき)
: あかねの母。全く似ていないが空豆まめの妹。1981年4月1日時点で39歳{{R|akane}}。ペンギン村高学園の運動会の話でのみ登場。マリリン・モンローのような風貌で、尻を振って歩く。運動会ではお酒を派手に飲んでいた。
: 声 - 第1作・三田ゆう子
: あかねの母。全く似ていないが空豆まめの双子の妹。ペンギン村高学園の運動会の話でのみ登場。[[マリリン・モンロー]]のような風貌で、尻を振って歩く。#摘家|摘鶴天]]に尻をつつかれても拒絶せず「キモチよかった〜」と言うなどの天然ぶりであかねに突っ込まれる。
 
=== 空豆家 ===
ペンギン村アルマジロ9番地にある、カニの看板の[[理髪店]]「バーバーそらまめ」を営む一家。
 
; 空豆 タロウ(そらまめ タロウ)
: 声 - 第1作・[[古川登志夫]]/(アニメ第1作、劇場版第1作 - 第5作第11作<!-- 、ドラゴンボール -->)、[[島田敏]]/(劇場版27 - 第9作)、[[太田真一郎]](アニメ第2作、劇場版第10作)
: アラレの友人で空豆家の長男。1981年4月1日時点の体格は、身長171cm、体重56kg。[[1964年]][[9月24日|ザリガニ24日(9月24日)]]生まれ<ref name="taro">鳥山明「Dr.スランプほよよ履歴書 - 空豆タロウ」『Dr.スランプ』第4巻、集英社、1981年、102頁。</ref>{{efn2|『ドラゴンボール大全集』の設定ではエイジ730年生まれ<ref name="chara3">渡辺彰則編「第3章 キャラクター事典」『ドラゴンボール大全集 7巻』集英社、1996年2月25日、ISBN 4-08-782757-7、78頁。</ref><ref name="chara4">「キャラクター事典」『ドラゴンボール超全集 4巻』集英社、2013年5月9日、ISBN 4-08-782499-3、87頁。</ref>。}}。15歳{{R|ashita}}→20歳。アラレ、あかねより2学年上で登場時は中学3年生。常にタバコを吸っており、リーゼントにサングラスという典型的な不良の格好をしているが、あかね同様根は善良で作中では比較的まともな人物。アニメ第2作では、刈り込んだ金髪に[[サングラス]]という格好となっている。趣味はバイクと野球{{R|taro}}<ref name="maigura"/>。職業は無しょく、きらいなものはオバケ、得意技はケンカ<ref name="maigura"/>。住所はゲンゴロウ島ペンギン村アルマジロ5番地<ref name="maigura"/>。1981年4月1日時点ではポチという2歳の亀を飼っている{{R|taro}}。中学園[[高等学校|高学園]]では弟ピースケと共に野球部に所属、ポジションはピッチャー。実は怖がりでオバケが苦手。第2巻では、アラレからは「タロさ」と呼ばれているが、本人はそのあ「田舎もんみたい名を嫌がから」という理由で気に入っていない{{要出典|date=2022年3月}}作者鳥山のミスで本来の卒業時期以降もアラレたちに追いつかれるまで通学していたが、それに気付いて高学園を卒業した後は[[警察官]]になり、摘 鶴燐と結婚した
: 警察官に採用された後、パトカーを運転しようとして自動車免許を持っていないことに気づき(原付免許は持っている)、免許に興味を持ったアラレと一緒にゲンゴロウ島自動車学校に行き免許を取得する。また、『ドラゴンボール』では、[[レッドリボン軍]]のことを周知している。
: [[1964年]]ザリガニ24日生まれ。
: 摘鶴燐に一目惚れして、熱烈なアプローチの末に恋人関係となる。10年後の未来では結婚し、2人でアンギラスマンションで暮らしている。
; 空豆 ピースケ(そらまめ ピースケ)
: 『ドクター・スランプ2007特別編 Dr.MASHIRITO ABALEちゃん』や『劇場版Dr.SLUMP Dr.マシリト アバレちゃん』の1年前{{efn2|原作の最終回くらい。}}には、安易な気持ちで印税生活に憧れて、自叙伝「オレも昔はワルだった」という本を書いて出版したが、バレバレの脚色がされていて内容も薄かったため脅して買わせたものを含めても数十部しか売れずに、ペンギン村の本屋では今も埃を被ったまま平積みになっているらしい<ref name="research2007">「アラレちゃんほよよリサーチ2007」『月刊少年ジャンプ』2007年4月号、集英社、2007年、190 - 191頁。</ref>。
: 声 - 第1作・神保なおみ/劇場版・鉄砲塚葉子→[[鈴木富子]]→[[上村典子]]/第2作・[[浦和めぐみ]]
: 鳥山は「悪ぶってるのに小さなアラレに一目置き、仲間になってしまうというのは楽しいかなという、ほぼあかねと同じ発想で生まれた。正直、女の子を描くよりこういう不良の男の子を描いてるほうがわかりやすくていい」と語っている{{R|cover_2}}。
: 猫耳付きの帽子をいつもかぶっている、タロウの弟。臆病な性格で、タロウに泣きついてばかりいる。兄や同学年のあかねにくっついて不良のような振る舞いをするが、どうみても小学生にしか見えずバカにされる。高校生になってもランドセルを背負って通う。「サインしてちょ(うだい)」とサイン集めが趣味。タロウによって丸坊主にされた上、その頭をタイムスリッパーのツンツル板代わりにされたことがある。
; 空豆ピースケ(そらまめ ピースケ)
: 十年後はヒヨコ(後述)と結婚し、息子のプースケをもうける。成人後も中高生時代同様小柄なままで、未来カメラでそれを知って愕然としていた。
: 声 - 神保なおみ(アニメ第1作、劇場版第1作 - 第5作<!-- 、ドラゴンボール -->)、中野聖子(アニメ第1作・代役<ref group="ep">133話・137話・163話<!-- ・164話・167話・169話 --></ref>、1992年SP)<!-- 、鉄砲塚葉子(劇場版第6作) -->、[[鈴木富子]](劇場版第7作)<!-- 、[[上村典子]](劇場版第9作) -->、[[浦和めぐみ]](アニメ第2作、劇場版第10作)
: [[1967年]]ザリガニ1日生まれ。
: タロウの弟で、空豆家の次男。1981年4月1日時点の体格は、身長102cm、体重34kg。[[1967年]][[9月1日|ザリガニ1日(9月1日)]]生まれ<ref name="pisuke">鳥山明「Dr.スランプほよよ履歴書 - 空豆ピースケ」『Dr.スランプ』第4巻、集英社、1981年、118頁。</ref>{{efn2|『ドラゴンボール大全集』の設定ではエイジ732年生まれ{{R|chara3|chara4}}。}}。13歳{{R|ashita}}→18歳。小さい頃に母親のまめからもらった猫耳付きの帽子をいつもかぶっている。臆病な性格で、タロウに泣きついてばかりいる。兄や同学年のあかねにくっついて不良のような振る舞いをするが、どうみても小学生にしか見えずバカにされる。高校生になってもランドセルを背負って通う。趣味はサイン集め{{R|pisuke}}<ref name="maigura"/>。長髪だったがタロウによって丸坊主にされたことがあり、後にその頭をタイムスリッパーのツンツル板代わりにされた。職業は学せい、きらいなものは皿田きのこ、得意技はひっさつサインちょバズーカ<ref name="maigura"/>。
; 空豆 クリキントン(そらまめ クリキントン)
: ヒヨコという少女に一目惚れし、紆余曲折の末に恋人となる。10年後の未来では彼女と結婚し、息子のプースケをもうけている。10年経った成人後も中高生時代同様小柄なままで、みらいカメラでそれを知って愕然としていた。10年後では帽子は同じものを被っており鼻の下に髭を生やしていたが、みらいカメラで60年後を写した73歳の姿は、相変わらず同じ帽子を被っていたが、白髪で髭は剃っていた{{R|ashita}}。
: 声 - 第1作・[[戸谷公次]]/劇場版・[[掛川裕彦]]/第2作・[[金光宣明]]
: 鳥山は「タロウの弟だけど、兄弟で全く違うタイプにしたかった。一番、素直で真面目なキャラクターなんじゃないか」と語っている{{R|cover_2}}。
: タロウとピースケの父親で、バーバーそらまめの店主。アラレに百点を上げるほどの彼女のファン。モデルは[[クリント・イーストウッド]]で、決して劇画調ではない画風にも関わらずかなり渋い風貌をしているが、スケベなところがある。子供じみた性格で千兵衛同様、大人気ない行動が多い。元刑事で、劇中44[[マグナム (実包)|マグナム]]をイーストウッドが演じた[[ダーティハリー]]ばりに撃ってみせるシーンがある。本人曰く、警官の仕事は「なかなか儲かる」らしい。
; 空豆 まめクリキントン(そらまめ まめクリキントン
: 声 - [[戸谷公次]](アニメ第1作、劇場版第2作{{R|movie2}})、[[中谷ゆみ掛川裕彦]]/劇場版・上村典子/第9作)、[[金光宣明]](アニメ第2作・川田妙子
: タロウとピースケの父親で、バーバーそらまめの店主。1981年4月1日時点で38歳{{R|taro}}。アラレに百点を上げるほどの彼女のファン。モデルは[[クリント・イーストウッド]]で、渋い風貌をしているがスケベなところがある。子供じみた性格で千兵衛同様、大人気ない行動が多い。元刑事で、劇中44[[マグナム (実包)|マグナム]]をイーストウッドが演じた[[ダーティハリー]]ばりに撃ってみせるシーンがある。本人いわく、警官の仕事は「なかなか儲かる」らしい。
: タロウとピースケの母。まるっこい体型で、肝っ玉母さんといった風貌。ネズミの耳の形の帽子をかぶっている。まったく似ていないが木緑 紫の姉である(したがって、木緑姉妹と空豆兄弟は母方の従兄妹という関係になる)。
; 空豆 ポチまめ(そらまめ ポチまめ
: 声 - [[中谷ゆみ]](アニメ第1作・32話)<!-- →中野聖子(アニメ第1作) -->、[[上村典子]](劇場版第8作<ref>{{Cite book|和書|year=1995-01-24|title=アニメコミックス Dr.スランプ アラレちゃん ほよよ!!助けたサメに連れられて…|page=151|publisher=集英社〈ジャンプ コミックス セレクション〉|isbn=4-8342-1311-0}}</ref>・第9作)<!-- 、川田妙子(アニメ第2作) -->
: タロウとピースケのペットの亀。
: タロウとピースケの母。1981年4月1日時点で39歳{{R|taro}}。まるっこい体型で、肝っ玉母さんといった風貌。ネズミの耳の形の帽子をかぶっている。まったく似ていないが木緑紫の姉である(したがって、木緑姉妹と空豆兄弟は互いに母方の従兄妹という関係になる)。
; 空豆プースケ
: 1985年から10年後の未来に登場するピースケとヒヨコの息子。ピースケと同じ猫耳付きの帽子をかぶっている。
 
=== 摘家 ===
[[中華人民共和国]]の山奥にある村・鍔北弊(つばぺっぺい)からペンギン村に来た一家。宇宙船「烈津號(れっつごう)」に乗って一家で月旅行へ出たが、アラレの「んちゃ砲」<ref group="A">アニメ第2作ではラグビーボール</ref>を受けて烈津號が故障し、ペンギン村の則巻家隣に不時着。そのまま烈津號を自宅として村に住むようになる。原作では、彼らは家族同士で以外の相手と会する際には、[[協和語]]調の話し方(いわゆる「〜ある」という言いまわし)で話しているが、家族同士で話をする時は、日本語の会話文に無理やり漢字を当てはめた言葉で喋っている(中には記号や、英語の発音を当てたものもある)。10年後には鶴燐や突詰はペンギン村でそれぞれ所帯を持ち、両親は中国に帰っている(烈津號は結局直らず、旅客機で帰った)。作中では、突詰が新聞配達の仕事をしている描写がある以外は、どのようにして家族の生活費を稼いでいるのか謎である
 
鳥山は「たぶん昔からよく観ていた[[カンフー映画]]からの発想で生まれた。とにかくコミカルな要素の多い、[[ジャッキー・チェン]]映画からの影響は大きいかもしれない。揃って妙な家族にすれば楽しいかなと思った。たぶん中国旅行に行ったりして中国がマイブームになっていたんじゃないかと思う。その後、突詰が悟空に、親父が亀仙人にと、ドラゴンボールへ発展していったんじゃないかと思う」と語っている{{R|cover_2}}。
; 摘 突詰(つん つくつん)
 
: 声 - 第1作・[[千葉繁]]/劇場版・[[田中和実]]/第2作・[[置鮎龍太郎]]
; 摘突詰(つん つくつん)
: 摘一家の長男。鶴燐の弟でアラレやあかねと同学年。女が苦手で、女性に触られると[[トラ]]の姿に変身する特異体質で、男性に触ると元に戻る。アラレはロボットなので影響を受けなかったが、アニメでは同じロボットであるオボッチャマンに触れてトラから人間の姿に戻ったことがある。拳法の達人で、常に体を鍛えている。非常にまじめで温厚な好青年であるが、本気で激怒すると野獣のようになり、アラレやガジラすらかなわなかった魔物を圧倒するパワーを発揮する(ただし、本人にこの時の記憶は無い)。後に木緑 あかねと結婚し、[[小学校|小学園]]の先生になる。
: 声 - [[千葉繁]](アニメ第1作、劇場版第5作<!-- 、ドラゴンボール -->)、[[田中和実]](劇場版第7作)、[[置鮎龍太郎]](アニメ第2作)
: [[1967年]]生まれ。
: 摘一家の長男。鶴燐の弟でアラレやあかねと同学年{{efn2|『ドラゴンボール大全集』の設定ではエイジ732年生まれ<ref name="chara5">渡辺彰則編「第3章 キャラクター事典」『ドラゴンボール大全集 7巻』集英社、1996年2月25日、ISBN 4-08-782757-7、88頁。</ref><ref name="chara6">「キャラクター事典」『ドラゴンボール超全集 4巻』集英社、2013年5月9日、ISBN 4-08-782499-3、95頁。</ref>。}}。初登場時15歳<ref group="ep" >「則巻さん一家と摘さん一家の巻」『Dr.スランプ』第10巻、集英社、1983年。</ref>。女性が苦手で、女性に触られると[[トラ]]の姿に変身する特異体質で、男性に触ると元に戻る。アラレはロボットなので影響を受けなかったが、アニメでは同じロボットであるオボッチャマンに触れてトラから人間の姿に戻ったことがある。拳法の達人で、常に体を鍛えている。非常にまじめで温厚な好青年だが、本気で激怒すると理性を失った野獣のようになり、アラレやガッちゃん2人を返り討ちにした茶ビン魔人すらも倒してしまうパワーを発揮するが、本人にその間の記憶は無い<ref group="ep" name="Youth">「駆けずり回る青春の巻Part6」『Dr.スランプ』第17巻、集英社、1985年。</ref>。第2回ペンギングランプリでは自転車(鶴天が超パワーのバイクを作ったが、大き過ぎて人間には乗れなかった)での参戦ながら、アラレたちに次ぐ2位という大健闘だった。
: アニメ第1作の第215話「サイレント・ラブ」の予告はその内容から突詰が担当している。
: 後に、あかねと恋人関係になり(烈津號が直りそうでお別れと思った際に告白)、10年後の未来では彼女の夫としてコーヒーポットに住んでいる模様(アニメ第2作では克服と同時にトラに変身しなくなる面があった)。[[小学校|小学園]]の教師になっており、[[功夫]]道場の先生もしている。
; 摘 鶴燐(つん つるりん)
; 摘鶴燐(つん つるりん)
: 声 - 第1作・三田ゆう子/第2作・[[桑島法子]]
: 声 - 三田ゆう子(アニメ第1作、劇場版第4作 - 第5作)、[[桑島法子]](アニメ第2作)
: 摘一家の長女で突詰の姉。超能力を持ち、自分の体や物体を浮かせたり、瞬間移動などができる。弟の突詰は彼女に頭が上がらない。年齢の割に身長は低い。可憐な風貌から学園の男子生徒にもモテる。高学園でタロウと同級生になり、後に彼と結婚した。
: 摘一家の長女。突詰の姉でタロウと同学年{{efn2|『ドラゴンボール大全集』の設定ではエイジ730年生まれ{{R|chara5|chara6}}}}。超能力を持ち、自分の体や物体を浮かせたり、瞬間移動などができる。弟の突詰は彼女に頭が上がらない。年齢の割に身長は低く、突詰より年下にも見える外見だが、可憐な風貌から学園の男子生徒にもモテる。怒りで超能力を爆発することがある。
; 摘 鶴天(つん つるてん)
: 後に、タロウと恋人関係になり、10年後の未来では彼の妻として専業主婦になっている。
: 声 - 第1作・[[大竹宏]]/第2作・[[矢田耕司]]
; 摘鶴天(つん つるてん)
: 摘一家の大黒柱で、突詰と鶴燐の父親。眼鏡をかけている。鍔北弊の発明家で「烈津號」を製作した。スケベなので千兵衛とは気が合うが、千兵衛よりも積極的にスケベ行為を実行し、その度に相手や妻に殴られる。奥さんには頭が上がらない[[恐妻家]]。
: 声 - [[大竹宏]](アニメ第1作<!-- 、劇場版第4作 -->)<!-- →田中和実(劇場版第7作) -->、[[矢田耕司]](アニメ第2作)
; 摘 詰角田野廷遊豪(つん つんつのだのていゆうごう)
: 摘一家の大黒柱で、突詰と鶴燐の父親。禿頭、眼鏡をかけている。アニメ第1作では、1986年のとき45歳と自己紹介していた<ref group="A" name="audition">アニメ第1作・第237話「オーディションだよ!!全員集合」。</ref>。鍔北弊の発明家で「烈津號」を製作した。スケベなので千兵衛とは気が合うが、千兵衛よりも積極的にセクハラや痴漢行為を実行し、その度に相手や妻に殴られる。寝ている鶴燐のパンツを見て超能力でぶっ飛ばされたこともある。妻には頭が上がらない[[恐妻家]]。アニメ1作では千兵衛とよく[[キャバレー (接待飲食店)|キャバレー]]に行っている。クリキントンにも千兵衛以上のスケベと評されている。
: 声 - 第1作・中野聖子/第2作・[[富沢美智恵]]
; 摘詰角田野廷遊豪(つん つんつのだのていゆうごう)
: 鶴天の妻であり、突詰と鶴燐の母親。中国拳法を使い、スケベな夫を諌める。鍔北弊を発つ時に洗濯物を取り込み忘れ、ずっとそれを気にしている。名前の元ネタは当時放送していた[[自転車]]メーカー[[ツノダ]]のCM。第2作では'''摘 多香麺之秘宝'''(つん たかーめんのひほう)と改名されている(アニメのキャストクレジットでは、第1作は「摘おかあさん」第2作は「摘おくさん」と表記)。口元にホクロがある。第2作では教習所通いもしていて、車の免許を取得したが、夫や子供たちは彼女の運転する車に乗ることを避けている(原作・第1作では木緑 葵のエピソード)。
: 声 - 中野聖子(アニメ第1作<!-- 、劇場版第4作 -->)、[[富沢美智恵]](アニメ第2作)
: 鶴天の妻であり、突詰と鶴燐の母親。中国拳法やハンマーを使って、スケベな夫を諌める。鍔北弊を発つ時に洗濯物を取り込み忘れ、ずっとそれを気にしている。名前の元ネタは当時放送していた[[自転車]]メーカー[[ツノダ]]のCM。第2作では'''摘多香麺之秘宝'''(つん たーかーめんのひほう)と改名されている<ref group="A">アニメのキャスト・クレジットでは、第1作は「摘おかあさん」アニメ第2作は「摘おくさん」と表記。</ref>。口元にホクロがある。
 
=== オボッチャマン家 ===
元はスッパマンの家だったが、空き家と思い込み勝手に貰い受け、アラレの近所に家ごと運んで住んでいる<ref group="A">アニメ2作目では後にスッパマンに返却し、千兵衛に新たな家を作ってもらっている</ref>。10年後にはアラレと結婚し、アラレと一緒に暮らしている。
 
; オボッチャマン
: 声 - [[堀江美都子]](アニメ第1作、劇場版第4作 - 第5作、ドラゴンボール、ぷよぷよ!!クエスト)<!-- →[[川島千代子]](劇場版第7作 - 第8作) -->、[[くまいもとこ]](アニメ第2作、劇場版第10作)
: マシリトがアラレの構造を真似して作った少年型アンドロイド。そのため戦闘能力はアラレと同等で、アラレと同じ「ロボビタンA」をエネルギー源とし{{efn2|ナプキンを着け、基本的には皿からスプーンでスープのように飲むが、則巻家では哺乳瓶で出されたので哺乳瓶で飲んでいる。}}、オボッチャマンの体にアラレの頭を取り付けることもできる。頭の一部分が尖っているのが特徴。一人称は「わたくし」{{efn2|「ボク」の時もある。}}。ロボットでありながら[[陰茎|男性器]]が付いており、アラレがオボッチャマンの胴体を借りたときは珍しがっていた。ペンギン村で暮らしはじめてからは、牛乳配達のアルバイトで収入を得ている。きわめて上品で礼儀正しく正義感の強い性格で、この物語きっての常識人である。ただし、アラレに関しては妄想癖があり、度を越すこともある。当初はマシリトに「アラレと則巻千兵衛は地球征服をたくらむ敵である」と教えられ倒すためにやってきた敵(ライバル)だったが、アラレに一目惚れしてしまった他、則巻家に泊めてもらい、ロボビタンAまで出してくれたことに疑問を感じるようになり、マシリトの野望は失敗する。その後、オボッチャマンもろともアラレを倒すためにキャラメルマン7号を従えてやってきたマシリトに真実を聞かされ、袂を分かつ決意をする。「世界一つおいのだーれだ大会!!」でキャラメルマン9号となったマシリトをアラレに扮装して乱入し、ごあいさつ砲でキャラメルマン9号を破壊する<ref group="ep">「世界一つおいのだーれだ大会!!〈その4〉の巻」『Dr.スランプ』第16巻、集英社、1985年。</ref>。その後、第2回ペンギングランプリの[[借り物競走]]で、「あなたの恋人」の紙を引いた(その意味が「一番好きな男子」と聞いた)アラレに選ばれた形で恋人宣言をされる<ref group="ep">「最後の難関!の巻」『Dr.スランプ』第18巻、集英社、1985年。</ref>。アニメ1作ではデートなどもしている。後にアラレと結婚し、オボッチャマンと同じ髪型の赤ちゃんアンドロイド(ロボット)を密かにもらって幸せな家庭を築いていた。
: 最初は名前が決まっていなかったため「'''キャラメルマン4号'''('''仮名''')」と名乗っていたが、『週刊少年ジャンプ』の読者から名前を募集し「'''オボッチャマン'''」と名前が決まった。アラレは「おぼっちまんくん」と呼ぶ。アニメ第1作ではペンギン村のみんなで名付け、第2作では自分で名づけたことになっている。同型のアラレとテレパシーをする能力がある。アラレのんちゃ砲と同様の「ごあいさつ砲」を発射でき、語尾に「…で、ございまぁ〜す!」が付く。千兵衛から燃料のロボビタンAを分けてもらっている。
: アニメ第1作の第185話「さようなら!! アラレさん」の予告はその内容ゆえアラレに代わってオボッチャマンが担当している。これ以後もオボッチャマンが予告を担当するエピソードがいくつかある。
: 鳥山は「そろそろネタもなくなってきたし、ここらでアラレにライバルかボーイフレンドでもと思って生まれた。軽いノリで鉄腕アトムみたいな髪型にしたけど、後で文句を言われやしないかと、ちょっとドキドキした」と語っている{{R|cover_3}}。キャラメルマン4号と呼ばれていたが、マシリトが自分を改造したキャラメルマンを含めると実は5号である{{R|research2007}}。
:; キャラメルマン10号(アニメ第1作)
:: アニメ第1作第236話・237話で、地獄から復活したマシリトに電子頭脳を再プログラムされ洗脳されたオボッチャマン。乱暴な性格になり、一人称も「オレ」に変わっている。マシリトを様付け、アラレや千兵衛、ガジラを呼び捨てで呼んでいた。背負ったジェットで空を飛ぶことができ、本気のガジラの攻撃も効かず、遠くに飛ばした。アラレと都会島で戦うが、今までのことを思い出し、洗脳が解け、地球の鍵穴を守る魔人からアラレをかばって潰される。その後、千兵衛に修理されて元のオボッチャマンに戻る。
; アラレとオボッチャマンの赤ちゃん
: 1984年(アニメ第1作では1985年<ref group="A">放送した年が1985年だったため。</ref>)から10年後の未来<ref group="A">アニメ第1作では、鳥山が未来を見に来た際に未来のねじしきくんに西暦を聞いたところ、1995年と言われた。</ref>に登場する、千兵衛が用意したアラレとオボッチャマンの子どもアンドロイド。現在のオボッチャマンがアラレとの未来が気になりターボが製作したタイムマシンを借りて見にきた時に初登場した<ref group="ep">「愛は未来で確かめて…の巻」『Dr.スランプ』第16巻、集英社、1985年。</ref>。アラレは「[[キングギドラ]]」と名付けようとしたが、オボッチャマンが反対したために名前は決まっていない<ref group="ep">「んちゃ!10年後のペンギン村」『Dr.スランプ』第16巻、集英社、1985年。</ref>。アニメ第2作では、名前のことには触れていない。「父親」のオボッチャマンと似た髪形で、髪の色はアニメ第1作では紫色、原作漫画およびアニメ第2作では黒。[[おしゃぶり]]をしており、言葉はまだしゃべれない。エネルギー源は「両親」と同じ「ロボビタンA」で、アニメ第1作ではアラレが哺乳瓶から飲ませているシーンがある<ref group="ep" name="10nen">アニメ第1作・第196話「もういちど10年後」。</ref>。また、アニメ1作ではターボがメリーゴーラウンドのような玩具を作っており、それに乗って喜んでいた{{R|group="ep"|10nen}}。
; ネコ
: 声 - 三田ゆう子(アニメ第1作)
: アラレが拾ってきた2匹の猫だが、千兵衛が猫嫌いのためオボッチャマンに引き取られる。食費を稼ぐためにアラレは「世界一つおいのだーれだ大会」に出場、賞金全額でキャットフードを買い込んだ。アニメ第1作では後に子猫ができたため、7匹になった。のちに『ドラゴンボール』にゲスト出演した際にも、オボッチャマンがこの猫たちについて語っている<ref group="ep">「其之八十一 追ってペンギン村!」『DRAGON BALL』第7巻 P124、集英社、1987年。</ref>。
 
=== ペンギン村警察署の警察官 ===
ガラとパゴスはともに行動することが多く、アラレとガジラにパトカーや白バイを破壊されるのが定番で、アラレを「メガネっこ」「ほよよっこ」「ほよよ娘」、ガジラを「クピピっ子」と呼んで恐れている。アラレからは「ケーサツ屋さん」と呼ばれている。
 
; ガラ
: 声 - 第1作・[[田の中勇]]/(アニメ第1作、劇場版第1作{{R|movie1}}第2作{{R|movie2}}・第4作<!-- 、ドラゴンボール -->)、[[岸野幸正]]/(劇場版26)、[[風間信彦]](アニメ第2作)
: ペンギン村警察署署員。口髭を生やしており、色黒で背丈が小さく唇が厚い。パゴスの後輩。ガラとパゴスはともに行動することが多く、アラレとガジラにパトカーや白バイを破壊されるのが定番{{efn2|また、アラレとガジラ以外の攻撃を受けて破壊されたり、2人を警戒し過ぎて、自分たちから破壊してしまうこともある。アラレが警官になる番外編では、2人がアラレのコスプレでパトカーを壊そうと復讐を目論むが、失敗に終わり大怪我をした。}}で、アラレを「メガネっこ」「ほよよっこ」「ほよよ娘」、ガジラを「クピピっ子」と呼んで恐れている。アラレからは「ケーサツ屋さん」と呼ばれている。
: ペンギン村警察署署員。口髭を生やしており、色黒で背丈が小さく唇が厚い。パゴスの後輩。
: 10年後では頭頂部が禿げている。1985年から来た鳥山の前でまたもアラレにパトカーを壊され「これで300台目だ」と発言。
; パゴス
: 声 - 第1作・[[佐藤正治 (声優)|佐藤正治]]/(アニメ第1作、劇場版第1作{{R|movie1}}第2作{{R|movie2}}・第4作・第11作<!-- 、ドラゴンボール -->)、[[平野正人]]/(劇場版26)、[[中尾みち雄]](アニメ第2作)
: ペンギン村警察署署員。口髭を生やしており、色白で背丈が大きい。ガラの先輩。
: 10年後では白髪になっている。アラレに300台目のパトカーを壊され、退職の意思を発言。
以上2人の名の由来は[[ガラパゴス諸島]]から。また『[[ウルトラQ]]』の怪獣ガラモンおよびパゴスにもかけられている。
; ギャオス
: 声 - 第1作・戸谷公次/劇場版・(アニメ第1作<!-- 、ドラゴンボール -->)、[[郷里大輔]]/(劇場版26・[[)、島田敏]](アニメ第2作)
: ペンギン村警察署署長。原作本編では名前は付いていないが、原作第7巻中のパーフェクトクイズ・(株)皇帝ペ『少年ジャプ特別編集 Dr.スラ社入社試験にてプSpecial』で判明している。名前の由来はガメラシリーズに登場する怪獣[[<ref name="sp">「ワイド版 ペンン村なかよしこよし交遊図」『少年ジンプ特別編集 Dr.]]からランプSpecial』集英社、1981年9月30日、12 - 14頁。</ref>。口髭が特徴。
: 基本的にボケの面が目立つ{{efn2|アラレにトラウマを抱いて自首をしようとしたジョー・ダンに対し「自首なんかされたらわしらの集まった意味がない」と言ってジャック元のバーバーそらまめに戻るよう指示したり、前科23犯のワニ三郎に恐れをなして知らんぷりしようとするなど。}}が、タロウが就任してからはツッコミの面が目立つようになった。
; ポリー・バケッツ
; ポリー・バケッツ{{R|sp}}
: 声 - 第1作・[[藤田淑子]]/第2作・[[勝生真沙子]]
: 声 - [[藤田淑子]](アニメ第1作)<!-- →[[芳野日向子|金丸日向子]](劇場版第6作) -->、[[勝生真沙子]](アニメ第2作)
: ペンギン村警察署の婦警。原作本編では名前は付いていないが、原作第7巻中のパーフェクトクイズ・島立ペンギン大学入試問題にて判明している。むやみやたらに[[機関銃]]を撃ちまくる。口元にホクロがある。千兵衛に駐車違反の濡れ衣を着せ強引に取り締まろうとしたため、彼を激怒させ「透明人間になる薬」を作るきっかけになる。名前の由来は[[バケツ|ポリバケツ]]から。
: ペンギン村警察署の[[女性警察官|婦警]]。原作本編では名前は出ていないが、『少年ジャンプ特別編集 Dr.スランプSpecial』で判明しており{{R|sp}}{{efn2|ただし、後に発売された原作第7巻中のパーフェクトクイズ・島立ペンギン大学入試問題では、彼女の名前を問う問題で「ポリー・バケッツ」、「ポニー・テール」、「ポリー・プロピレン」の三択の内「ポニー・テール」が正解となっている。}}、アニメ第1作でも「ポリー」と表記されている。むやみやたらに[[機関銃]]を撃ちまくる。口元にホクロがある。千兵衛に駐車違反の濡れ衣を着せ強引に取り締まろうとした(近くに停められていた三輪車が千兵衛の短足にぴったりという理由、しかも持ち主がきのこと分かっても謝らなかった)ため、彼を激怒させ「透明人間になる薬」を作るきっかけになる。また、アラレが良い子以上に振る舞っていた時は他の警察官と共に被害に遭っている<ref group="A">アニメ第2作では前述の透明人間よりも先</ref>。
; ドロップくん<ref name="sp">名前はファンブック『Dr.スランプSpecial 1981』より。</ref>
; ドロップくん{{R|sp}}
: 声 - 第1作・古川登志夫(TVスペシャル)→[[玄田哲章]](137話)→大竹宏(179話、182話)→佐藤正治(198話)→千葉繁(217話)
<!-- : 声 - 古川登志夫(アニメ第1作・「ペンギン村英雄伝説」)→[[玄田哲章]](137話)→大竹宏(179話、182話)→佐藤正治(198話)→千葉繁(217話) -->
: 『[[スター・ウォーズ・シリーズ|スター・ウォーズ]]』の[[ストーム・トルーパー|帝国軍ストーム・トルーパー]]のヘルメットに似た顔の警官。ポリーの色仕掛けにかかっていたが性別を含め詳しいことは不明。
: 『[[スター・ウォーズ・シリーズ|スター・ウォーズ]]』の[[ストームトルーパー (スター・ウォーズ)|ストームトルーパー]]のヘルメットに似た顔の警官。ポリーの色仕掛けにかかっていたが性別を含め詳しいことは不明。
; チャーミー山田
: 声 - 第1作・[[堀川りょう|堀川亮]](アニメ第1作)
: 大都会島からペンギン村警察にやってきた超エリート警察官。正義感が強過ぎ、ほんの小さな悪事も見逃さない(実際は、どんな些細なことも法律違反とみなしてしまうために、ほとんどの村人から山にいたるまで逮捕してしまう。また、[[警察官]]になった空豆タロウのパトカーの運転を注意している。極度の[[潔癖|潔癖症]]で、そのため「不潔のチャンピオン、大便」の串刺しを手にしたアラレにはかなわなかった{{efn2|無線で署のタロウに応援を求めるも、元よりアラレによる山田の撃退がタロウの希望であり無視された。}}。低頭身・短足ながら神業的なバイクテクニックを持ち、犯罪者追跡に活用。第2回ペンギングランプリに出場の際も予選を通過したが、村に程近いジャングルで脱落。アニメ第1作では祖父は元警視総監、祖母は元看護婦、父は弁護士、母は給食のおばさん、兄は消防士、姉はビルの掃除をしているパートで皆同じ顔をしている。極度の[[おり、潔癖|潔癖症]]、そのため「不潔のチャンピオン、大便」正義感が強い性格は遺伝によるも串刺しを手にしたアラレにはかなわなかった
 
=== ペンギン村の教員 ===
原作では前述の山吹みどりに加え、原作漫画では高学園の先生として2年担任のゴジラの東宝(あずまだから)先生(2、3年担任)、の[[トド]]の豆藤(とうどう)先生(3年=タロウの学年の担任)が運動会に登場する。アニメ第1作では東宝先生は登場せず、2年生は運動会荒らしで有名なプロ選手団として登場する。
 
; ペンギン村村立中学園園長
: 声 - 第1作・佐藤正治/劇場版・(アニメ第1作)、[[松尾銀三]]/(劇場版26)、[[松田重治]](アニメ第2作)
: 陽気な性格の中年男性。眼鏡をかけている。時折羽のついた帽子をかぶったり、校舎内を[[ローラースケート]]で滑る。アニメ第2作では千兵衛の恩師
; ペンギン村村立高学園
: 声 - 第1作・戸谷公次(アニメ第1作)
: スーツにネクタイでメガネをかけた[[イノシシ]]。学園の運動会では教頭とコンビを組んで解説役を務め、アラレが投擲したハンマー(大きな金槌)が顔面を直撃する不運に見舞われる。
; ペンギン村村立高学園教頭
: ビン底メガネをかけた痩せ型の男性。お春ばあさんの息子でもある。学園の運動会では実況アナウンサーとして活躍。
; 栗頭 大五郎(くりがしら だいごろう)
: 声 - 第1作・[[水鳥鉄夫]]/(アニメ21)、[[飛田展男]](アニメ第2作)
: アラレたちが入学した高学園(アニメ第1作では中学園兼任、第2作では中学園のみ)に赴任し、担任となった先生。その名の通り、[[栗]]のような形の大きな頭を持ち、顔の幅は約1メートル、重さ頭だけで150kg150キログラムもある<ref group="ep">「これは夢です!!の巻」『Dr.スランプ』第15巻、集英社、1984年。</ref>。そのため、手が頭の上に届かず頭の重さでまったく泳げない。学生時代は[[サッカー]]の[[ゴールキーパー (サッカー)|ゴールキーパー]]を務め、巨大な頭で「鉄壁」を誇った<ref group="ep">「入学テストでございます!の巻」『Dr.スランプ』第13巻、集英社、1984年。</ref>。「愛こそが全て」が教育方針で、得意技は「愛の頭突き」。性格は基本的に真面目で教育熱心で特に粗暴な性格のかねに厳しい。赴任当時は校長がイノシシであることや、生徒にアリやえんどう豆などがいることに戸惑っていた<ref group="ep">「でっかいアタマがやってきた!!の巻」『Dr.スランプ』第9巻、集英社、1982年。</ref>。授業をすることに楽しみを感じており、授業シーンがあまり描かれないことに不満を漏らしたこともある
: マイカーは[[装甲車]]である(頭がでかく車に入らないため、ハッチから頭がでている)。また、ヘルメットがかぶれないため第2回ペンギングランプリに参加できず、第一関門であるクイズの出題者を担当することになった。アニメ第1作では[[道徳教育|道徳]]の授業を担当しており、納豆が苦手となっている<ref group="ep">アニメ第1作・第104話「ハレホレアラレの修学旅行」。</ref>
: 鳥山は「見た目のインパクトのみで生まれたキャラクターだけど、そのデカイ頭のおかげで、あまりバックを描かなくてすむという思いがけない利点もあった」と語っている{{R|cover_3}}。
 
=== 動物たちなど ===
; サイボーグくま<ref name="{{R|sp" />}}
: 人間によって[[剥製]]<ref group="A">アニメ第2作では毛皮の衣装。</ref>にされるために幼い頃から檻に閉じ込められていたがアラレに助けられた[[クマ]]。山に放された直後ハンターたち(声:古川登志夫、田の中勇)に鉄砲で撃たれるが、千兵衛によってアラレの体の部品を移植されてサイボーグとして蘇り怪力になる。檻に入れられていた時は人間に対して強い警戒心を持っていたが、アラレたちに解放され優しい表情になる。その後は山で暮らしており、アラレたちと再会したときには一緒に遊んでいた
: なお、元飼い主(声:佐藤正治)はアラレが身代わりに置いて行ったぬいぐるみを「餌をやらなかったら縮んでしまった」と勘違いし、ハンターたちは怒ったアラレによってアフリカ、それもライオンの群れの中へ投げ飛ばされてしまった。
; ドンベ
: 声 - 第1作・千葉繁/劇場版・[[中友子]]/第2作・[[山口勝平]]
: 長靴を履いた[[キツネ]]で、非常に悪戯好き。いろいろな物に化けることができる。両親がいたがそれぞれの理由で死んでしまった(母は猟師に撃たれて襟巻きにされ[[スーパーマーケット]]のバーゲンで売られてしまい、父は人間を襲おうとして団子に化けたが運悪く食べられてしまった。)。それ以来人間が大嫌いになったが、アラレと千兵衛には罠にかかった所を助けられて少し心を開いている。一人称は「オイラ」。
; ドドンガドン<!--漫画では確認-->
: 声 - 第1作・田の中勇/劇場版・[[山本圭子]]/第2作・[[沼田祐介]]
: <!--漫画では確認-->土の中から現れた自称大怪獣だが、背丈はアラレ程度。目が1個しかない代わりに口が前後にあり、後ろ側の口には鋭い歯がある上、[[ミサイル]]を発射する。銃弾を跳ね返すほど強固な身体だが、アラレにはかなわなかった。
; カン太
: 声 - 第1作・[[小宮和枝]](168話)→山本圭子(236話)
: ドンベから、[[タヌキ]]なのに変身できないことを指摘され血のにじむ修練で変身を習得するが、実は[[ジャイアントパンダ|パンダ]]であることが判明する。アニメ第1作ではアラレのクラスメイトになっている。
; ブータレブー
: 声 - 佐藤正治(アニメ第1作、劇場版第2作{{R|movie2}}<!-- - 第3作、ドラゴンボール -->)<!-- →[[龍田直樹]](劇場版第7作、ドラゴンボール超) -->
: 声 - 第1作・佐藤正治
: [[サングラス]]をかけた生意気な[[ブタ]]。則巻家の一員のように振舞っていた時期もある。高学園の大運動会ではレフェリーをめており、優勝者をまったく関係ない観客(となり村のベティ)にしてしまった。アニメ第1作では3話以降中盤からタキシードと頭に拡声器を乗せた姿で登場し、物語冒頭で木の枝の上から「ペンギン村に朝が来たぞーい!」と叫ぶのが定番となっている。物語終盤、チャーミー山田に路上での立ち小便が見つかって逮捕されてしまい、息子が木の上で叫んでいた。時間には厳しく、寝坊した太陽に大砲を撃ち込んで叩き起こしたこともある。身長はアラレより小さい。44話ではアラレたちと一緒に大都会島にいって戦争ごっこし、大都会島でヘリやビルなど壊している。初期は生意気なことを言っても何も言われなかったが、中盤から千兵衛やきのこ、鳥山などに「今日の晩飯は[[とんかつ]]がたべたいな」と脅されるようになる{{efn2|ただし、鳥山は逆にピストルで返り討ちにされてしまった。}}
: アニメ第1作のクレジットでは「ブタ」や「メガネブタ」、「ブタさん」と表記されている。
; ドンベ
: 声 - 千葉繁(アニメ第1作<!-- 、ドラゴンボール -->)、[[中友子]](劇場版第6作)、[[山口勝平]](アニメ第2作)
: 長靴を履いた[[キツネ]]で、非常に悪戯好き。一人称は「オイラ」。いろいろな物に化けることができる。両親がいたがそれぞれの理由で死んでしまった{{efn2|母は猟師に撃たれて襟巻きにされ[[スーパーマーケット]]のバーゲンで売られてしまい、父は人間を襲おうとして団子に化けたが運悪く食べられてしまった。}}。それ以来人間が大嫌いになったが、アラレと千兵衛には罠にかかった所を助けられて少し心を開いている。
: アニメ第1作145話では、蝶々にだまされ、キツネ子というドンべの好きなキツネの前でのぞきにされていまい、通りかかったオボッチャマン、タロウ、摘突詰に腹いせに偽のラブレターを送るが、最後はばれて袋叩きにされる。しかしキツネ子への想いを書いた写真をアラレに見られたのをきっかけに、最終的には両想いとなる。
; ドドンガドン
: 声 - 田の中勇(アニメ第1作)、<!-- 戸谷公次(アニメ第1作・25話)、 -->[[山本圭子]](劇場版第7作)、[[沼田祐介]](アニメ第2作)
: 地底怪獣<ref name="alien">「Dr.スランプ ほよよカードスペシャル No.8 ペンギン村にやってきたアホなエイリアンたち」『週刊少年ジャンプ 1980年47号』集英社、4頁。</ref>。土の中から現れた自称大怪獣だが、背丈はアラレ程度。目が1個しかない代わりに口が前後にあり、後ろ側の口には鋭い歯がある上、[[ミサイル]]を発射する。銃弾を跳ね返すほど強固な身体だが、アラレにはかなわなかった。
; ヤギ医者
: 声 - 第1作・戸谷公次(アニメ第1作)、島田敏(アニメ第2作)
: ペンギン村にある「ヤギ医院」の院長。ウンチ(後述)の怪我を手当てしたり、妊娠した。(ちなに治療費は5800円かかっどりを診察した。麻酔と言ってトンカチで気絶させる不安な面も。看板によると、病気・怪我の他、カメラなどの道具も治(直)してしまうらしい。
; ブタオ
: 声 - 第1作・佐藤正治(アニメ第1作)、風間信彦(アニメ第2作)
: 名前はアニメ第1作より。スッパマンが結成した「地球防衛隊」に入隊したただのブタ。となり村の花子に想いを寄せている。キャラメルマン3号との戦いでは仲間が全滅して逃亡したと思いきや、竹槍で3号のタイヤを刺す奇襲でアラレを救う活躍をする<ref group="A">アニメ第2作ではその後、裏切ったスッパマンを竹槍で追い回していた。</ref>
; ワニ三郎
: 声 - 第1作・[[木原正二郎]](アニメ第1作)
: 銀行強盗の犯人で前科23犯の凶暴な[[ワニ]]。母親ワニ(声 - [[鈴木れい子]])とペンギン村警察の依頼で連れてこられたアラレに追い回されて自首する。
; ペンギン村の村長
: 声 - 第1作・佐藤正治/第2作・風間信彦
: 眼鏡をかけた[[ペンギン]]。最終回間際に作者である鳥山明に漫画のネタを相談されたが、主人公であるアラレのことや漫画の内容をほとんど知らなかったため、彼を怒らせた。南極に引越したがっていた矢先だったので、第2回ペンギングランプリを開催し、その優勝者に村長の座を譲るという話でまとめる。村長は、村の中ならばどこへ行っても何をしてもタダという待遇付き。アニメ第2作ではアラレに村長代理を任せて温泉旅行に行ったことがある。一人称は「わし」。
; 虎八郎(とらはちろう)
: 声 - 第1作・[[飯塚昭三]](アニメ第1作)
: サングラスを掛けてスーツを着た[[トラ]]。村の暴れ者でみんなは怖がって近くには寄らないようにしている。たまによその町などから虎八郎を知らない人がやってくると大変な目にあう。
: 昔は農業に励む勤勉で優しいトラで、巣から落ちた[[ブンチョウ|文鳥]]のヒナを育てたりもしていた。しかし文鳥を交通事故で失った悲しみから、酒に溺れ暴れ回る荒くれ者になってしまった。しかしアラレが持ってきた文鳥を預かり育てることで、かつての優しさを取り戻し更生する。
: トラだが菜食主義。クリキントンとは旧知の仲。
; カン太
: 声 - [[小宮和枝]](アニメ第1作・168話)、山本圭子(アニメ第1作・236話)
: ドンベから、[[タヌキ]]なのに変身できないことを指摘され血のにじむ修練で変身を習得するが、実は[[ジャイアントパンダ|パンダ]]であることが判明する。アニメ第1作ではアラレのクラスメイトになっている。
; ペンギン村の村長
: 声 - 佐藤正治(アニメ第1作)、風間信彦(アニメ第2作)
: 眼鏡をかけた[[ペンギン]]。最終回間際に鳥山に漫画のネタを相談されたが、主人公であるアラレのことや漫画の内容をほとんど知らなかったため、彼を怒らせた。南極に引越したがっていた矢先だったので、第2回ペンギングランプリを開催し、その優勝者に村長の座を譲るという話でまとめる。村長は、村の中ならばどこへ行っても何をしてもタダという待遇付き。アニメ第2作ではアラレに村長代理を任せて温泉旅行に行ったことがある。一人称は「わし」。
 
=== その他の住人 ===
; ねじしきくん{{R|sp}}
; 皿田 きのこ(さらだ きのこ)
: 声 - 田の中勇(アニメ第1作・90話<!-- 7話、107話 -->)、<!-- →古川登志夫(アニメ第1作・24話)→千葉繁(アニメ第1作・53話)→ -->戸谷公次(アニメ第1作・196話)
: 声 - 第1作・杉山佳寿子/劇場版・[[芳野日向子|金丸日向子]]/第2作・[[上村典子]]
: アラレたちのクラスメート。背が低く、着物を着ている坊主頭の男の子。いつも狐の面をつけている。一度だけ、あかねにお面を取られて素顔が晒されたが、お面と全く同じ顔をしている。アニメでの10年後の姿は背が高くネクタイに背広を着たサラリーマンになっていたが、狐のお面はつけたままだった。
: ペンギン村在住の幼児。血液型はA型(第2作ではB型)。ませた口調で「ナウい」「イモ」「ダサい」(第1作)「イケてる」(第2作)といった言葉を多用する。そのくせ非常に驚いたときにはすぐチビる。オカッパと刈上げがナウい髪型と信じ、常にサングラスをかけている。三輪車に乗り、歌(原作、アニメ第1作では「パーマの歌」などの奇妙なオリジナルソング、第2作ではオープニングテーマなどの曲)を歌いながら登場する。両親ともに[[不二家]]のマスコットにそっくりな顔をしているが、アニメ第1作では[[チャーリー・チャップリン|チャップリン]]のような姿に、第2作ではきのこと同じ顔に変更されていた。姉がいるが、作中には登場していない(作者曰く、都会島の学校に通うために下宿しているとのこと)。「ちょっとだけかえってきた」シリーズには妹のレタスが登場。
: [[つげ義春]]の息子[[つげ正助]]は、子供の頃『Dr.スランプ』のファンで、ねじしきくんのキャラクターが父の漫画『[[ねじ式]]』の[[パロディ]]だとは知らずに、父の漫画は「おかしいんじゃないの?」と考え、だから[[ビデオデッキ]]も買えないほど貧乏なのだと思っており、「アラレちゃん」を描いてほしいと願っていたという<ref name="gei">『[[芸術新潮]]』2021年9月号「矢部太郎×つげ正助 ぼくたちのお父さん」([[新潮社]])</ref>。
<!-- :尚、『ドラゴンボール』で孫悟空の育ての親の孫悟飯が同じ狐のお面を被って登場している。 -->
; 怪獣博士
: 声 - 田中秀幸(アニメ第1作)、[[野島昭生]](アニメ第2作)
: 怪獣マニアの男性。「みんなの怪獣大百科」を買うためにアラレを誘拐したが、あっさり拘束を解かれる。忘れ物を取りに戻って来たアラレがエネルギー切れし、死んだと思って驚愕した。その後、誘拐する際アラレに買い与えたガメラ(ゼニガメ)の礼にゴジラの赤ちゃん(トカゲ)を贈られる。
; お春(おはる)
: 声 - 向井真理子(アニメ第1作、劇場版第2作{{R|movie2}})、くまいもとこ(アニメ第2作)
: タバコ屋のばあさん。あまり物事は語らないが、則巻家でターボ出産時、[[ウォーカー (スター・ウォーズ)|ウォーカーマシン]]<ref name="world">「鳥山明大図鑑PART2メカニック番外編」『週刊少年ジャンプ特別編集 鳥山明 THE WORLDアニメスペシャル 1990年10月10日号』集英社、1990年、173頁。</ref>に乗ってやって来て[[助産師|産婆]]としてターボをとりあげた。高学園の教頭をしている息子がいる。親子共々、ビン底メガネ。原作ではあまりセリフがないが、アニメ第1作では出番が増えており、作中の幕間につなぎとして登場し、お茶と煎餅を食べる。また、大抵は「たたりじゃ」というセリフを言っている。メイン回もあり、村人たちから神通力を持っていると思われており<ref group="ep" name="ep76">アニメ第1作・第76話「ペンギン村八ッ墓ものがたり」。</ref><ref group="ep" name="ep170">アニメ第1作・第170話「おはるさんの妖怪大戦争!」。</ref>、お化けたちをつづらに封印したということになっている{{R|group="ep"|ep170}}。アニメ第1作では、1986年のときに「72歳、身長145cm、体重35kg」と自己紹介していた{{R|group="A"|audition}}。
; カミナリ・ゴロンボ
: 声 - <!-- 佐藤正治、 -->戸谷公次(アニメ第1作・22話、220話)<!-- 、古川登志夫(アニメ第1作・104話) -->
: ペンギン村の天気を司る[[雷神|カミナリ様]]。デートを控えていた時にアラレたちが飛び込んできた上に悪戯をしたため、デートに遅刻してふられてしまった{{efn2|相手の女性・ピカ子さんは、「色っぽい」が「時間にうるさい」ため。}}。
: アニメ第1作では死んだ父親が子供の頃、雲から落ちてペンギン村の子供たち(中学園園長、ギャオス署長)にいじめられていたところをお春ばあさんに助けられた恩があり、そのため父親からお春ばあさんの言うことを聞くように言われている{{R|group="ep"|ep76}}。
; ジョー・ダン
: 声 - 第1作・飯塚昭三(アニメ第1作)<!-- 佐藤正治(アニメ第1作・58話)、 -->[[田中康郎]](66(アニメ第1作・66話)
: 銀行強盗をするつもりが、間違えて警察署に押し入って追われる身となった男。アラレとガジラを誘拐したりバーバーそらまめで人質を取って立てこもったりするが、振り回されて自分がひどい目にあう。アニメでヨウ・チエンらが地球侵略に来たときは宇宙刑事の役で登場するが、強盗と間違えられる。原作では名前が付いていない。
; びびるマン
: 声 - 第1作・[[麦人|寺田誠]]→佐藤正治(198話、199話)
: [[殺し屋]]。ジョー・ダンからアラレの抹殺依頼を5800円で受ける。しかし失敗を繰り返した末、おとぎマシーンによってアラレ達と一緒に本の中に入り、本の中に置き去りにされて本ごと千兵衛に処分される。アニメ第1作では再登場し姿三角と決闘をしたり、マシリトの部下として登場したりする。
; のんきおじっさ
: 声 - 第1作・佐藤正治(アニメ第1作)、飛田展男(アニメ第2作)
: 畑で農業をしているおじさん。[[カバ]]のようなぼんやりとした表情としゃべりが特徴。千兵衛がみどりに対するスカートめくりのために考案した、動物による[[ルーブ・ゴールドバーグ・マシン|仕掛け]]で、上着の裾をめくられる羽目になる。アニメ第2作では神龍に願いを叶えてもらい、[[トラクター]]を手に入れた
; 皿田きのこ(さらだ きのこ)
: 声 - 杉山佳寿子(アニメ第1作、劇場版第2作{{R|movie2}}<!-- - 第5作、ドラゴンボール -->)、[[芳野日向子|金丸日向子]](劇場版第6作)、<!-- [[川島千代子]](劇場版第7作)、 -->上村典子(アニメ第2作)
: ペンギン村在住の幼児。1980年当時5歳の保育園児<ref group="ep">「てけてけチルドレンの巻」『Dr.スランプ』第3巻、集英社、1980年。</ref>。アニメ1作では、1986年になっても「5歳。保育園レディよ」と自己紹介していた{{R|group="A"|audition}}。血液型はA型。ませた口調で「[[ナウい]]」「イモ」「[[ダサい]]」といった言葉を多用する{{efn2|しかし本人は言葉の意味を理解していないので、突っ込まれると「失礼ねっ!質問しないでちょうだい!」などと言う。}}。非常に驚いたときにはすぐ[[尿失禁#仮性尿失禁|チビる]]。[[オカッパ]]と[[かりあげ|刈上げ]]がナウい髪型と信じ(自称カリアゲギャル)、常にサングラスをかけている。[[三輪車]]に乗り、「[[パパパーマのうた]]」をよく歌っている。お化けが苦手。両親は原作とアニメでは顔が異なる。
: 初登場時にアラレとガジラに「ナウいかっこう」をコーディネートするが、それはオバケと間違われるほどケバケバしい代物だった。ケーキに乗っているマンモスイチゴが大好物。しかし、カステラ部分を食べているスキに楽しみに取っておいたイチゴを、食べないのかと勘違いした父親にあっさり食べられたことから、大激怒し家出したという事件があった。そしていろいろ「ワル」になるため試行錯誤するもののうまくいかず、結局「ワルはまた今度にしよう」と当日の夕方帰宅した<ref group="A">アニメ第1作ではアラレに強引に連れ戻され、4時間(家出新記録)で帰宅。</ref>。
: 後に小学生となり、自転車([[補助輪]]付)に乗り換える<ref group="ep">「ガッちゃんの正体!!の巻」『Dr.スランプ』第17巻、集英社、1985年。</ref>。アニメでは、それ以前に1回だけ自転車(補助輪付)に乗っている<ref group="ep">アニメ第1作・第67話「愛のメルヘン!!三輪車物語」。</ref>。
: 10年後の世界では、刈り上げた髪型やサングラスに面影が残るものの、8頭身に成長して相変わらずパパパーマのうたを歌いながら自転車に乗っていた。鳥山が描いた『ドクター・スランプ2007特別編 Dr.MASHIRITO ABALEちゃん』のラフ段階では成長したきのこが登場しており、マシリトJr.が彼女を見て顔を赤らめている<ref>「After the Period of DRAGON BALL」『30th ANNIVERSARY ドラゴンボール超史集 -SUPER HISTORY BOOK-』集英社、2016年1月21日、77頁。</ref>。
: 鳥山は「実生活では、生意気で大人みたいな子供は大嫌いだけど漫画では別。田舎で、つっぱっているっていうキャラクターを描くのが楽しいので、そんなのが僕の漫画ではよく登場する。きのこもそのひとり。子供なので可愛く、さらに単純な部分を強調している」「実は、やっぱり田舎の子供というところが好き」と語っている{{R|cover_1}}。
; ワイルドランドのこけ士{{R|sp}}
: 声 - [[八奈見乗児]](アニメ第1作)、[[西村朋紘]](アニメ第2作)
: 動物園「ワイルドランド」の案内人。まったく表情を変えず、ことあるごとに「ぐは!ぐは!」と笑う。ギャグでアラレたちをこけさせるつもりが逆に何度もこけさせられる。悔しさのあまり車をわざと追突させてこけさせ、猛獣が歩き回る中で立往生の破目になる。アラレが動物たちの親分になったので事なきを得て、それにまたこけさせられた。アニメ第1作での名前はサファリ。
; 番長
: 声 - 寺田誠(アニメ第1作・23話)、戸谷公次(アニメ第1作・178話、209話)、龍田直樹(アニメ第2作)
: アラレに一目惚れしたカナリヤ高校の番長で、彼女にデートを申し込んだがあかねと千兵衛に引っ掻き回された。原作のまともな出番はそれだけだが、アニメ(第1、2作とも)では後にアラレを巡ってオボッチャマンと張り合う話がある。
; 子分
: 声 - <!-- 田の中勇(アニメ第1作・23話)、 -->竜田直樹(アニメ第1作・178話)、[[カシワクラツトム|柏倉つとむ]](アニメ第2作)
: 番長の子分。サングラスをかけており、尖った髪形をしている。身長はピースケと同じくらい。
; パーザン
: 声 - 戸谷公次(アニメ第1作、劇場版第1作{{R|movie1}}・第3作<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.toei-anim.co.jp/dvd/movie-arale/story/story03.html|title =ドクタースランプDVD-BOX"SLUMP THE BOX MOVIES"|publisher=[[東映アニメーション]]|accessdate=2020-04-13}}</ref>・第4作)
: ペンギン村のジャングルに住む、自称「ジャングルの王者」。原作では黒髪だが、アニメ第1作では金髪である。スッパマンと顔がそっくりだが非常に仲が悪く、互いに「アホのスッパマン」「バカのパーザン」と嫌いあっている。スッパマンに間違われるのがイヤで服を着なくなった。スッパマンといい勝負のアホ。鳥山によるとスッパマンよりアホで、悪知恵が働くスッパマンに比べて単純バカだという{{R|sp1}}。相棒のチーター(小さい[[ゴリラ]])と行動を共にするが、ある事情で別れ、巨大なカエルを新たにチーターとしたものの、言うことを聞いてもらえなかった(ペンギングランプリで乗り物にした際も、動いてもらえずスタートラインすら切れずに脱落)。劇場版『[[Dr.スランプ アラレちゃんの映画作品#ほよよ!世界一周大レース|ほよよ!世界一周大レース]]』では、ゴリラを集めてフロント王女の手助けを協力してもらう(ゴリラから金は取られている)。アニメ第1作・125話ではスッパマンと顔が似ている事を逆手に取り、スッパマンに変装して様々な悪事を働いた。
; クリストファー・クリス
<!-- : 声 - 古川登志夫(アニメ第1作) -->
: 名前は劇場版『ほよよ!世界一周大レース』より。ジェット機に似た自動車を駆り、スッパマンの彼女を横取りした男。ウンチを車ではねた上、車に傷をつけたと足蹴にしたため千兵衛の怒りを買い、車を壊されて退散する。
; スコップくん
: 声 - 田中秀幸(アニメ第1作<!-- 、劇場版第5作 -->)<!-- 、戸谷公次(劇場版第3作) -->
: 都会島からペンギン村に引っ越してきたガリ勉少年。常に厳しい顔つきをしているエリート意識丸出しの少年で、転校したばかりの中学園のあまりにも低レベルな授業内容(間違えて小学校へ来てしまったと思うほどだった)や同級生のアホ丸出しな振る舞いを見て嘆息し、周囲のペースに乱されることなく独りで勉学に励もうとする。しかし都会島から持参してきた「超むずかしい数学の問題集」をアラレが目の前で事も無げに全問正解して見せ、あまりのショックのために人格に異常を来たし、以降はずっとアホ面になる(容姿がそっくりの両親は、明るい性格になったことを喜んでいる)。
: アニメではペンギン村でアホをうつされ「アホ・ノイローゼ」にかかっている。時おり元の性格に戻り、アホの素を全滅させるために馬鹿博士に頼んでサイボーグにしてもらい、アラレとほぼ同速で動き、アラレのあいさつ砲を弾き返して倒すなどの凄まじい力を見せる。しかし実際は馬鹿博士にサイボーグのような格好をさせられただけで、それに気付いた後は元に戻る。頭の良さだけはその後も失われることがなく、都会の高校の難しい受験を全受験生中唯一満点で突破するが、合格発表に出席せずペンギン村に残って楽しい毎日を過ごす道を選ぶ。モデルは『[[宇宙大作戦]]』(『[[スタートレック]]』オリジナルシリーズ)の[[スポック|ミスター・スポック]]で、おかっぱ頭に尖った耳、白けた表情をしている。
; びびるマン
: 声 - [[麦人|寺田誠(現・麦人)]](アニメ第1作)、佐藤正治(アニメ第1作・<!-- 198話、 -->199話)
: [[殺し屋]]。ジョー・ダンからアラレの抹殺依頼を5800円で受ける。銃床と[[照準器]]をつけた自動[[拳銃]]という、およそ狙撃向きとは言えない装備だが(しかもジョーに試射を披露した際は1メートルの至近距離で当てたことを自慢し、ジョーもジョーで絶賛している)、アラレに命中させる。しかし銃弾は通用せず、その後も失敗を繰り返した末、おとぎマシーンによってアラレたちと一緒に本の中に入り、本の中に置き去りにされて本ごと千兵衛に処分される。アニメ第1作では再登場し姿三角と決闘をしたり、マシリトの部下として登場したりする。ジョー・ダン、カージャクと共にアラレに復讐しようとする<ref group="ep">アニメ1作・112話「怒れる四人のならず者」</ref>。
; ヒヨコ
: 声 - 第1作・[[島津冴子]](アニメ第1作)<!-- 三田ゆう子(141話)/(アニメ21作・141話)、 -->桑島法子(アニメ第2作)
: ピースケの初恋相手で、彼より2歳年下だが背が高く、タロウの肩ぐらい。1981年時点で、小学6年生。ピースケとの身長差を解消するつもりでアラレにデカチビ光線銃で小さくされた時、悪者[[コガネムシ]]からピースケに救ってもらったことがきっかけで交際。後にピースケと結婚してプースケという息子一児をもうけている。
; スズメ
: 声 - 第1作・[[三輪勝恵]](アニメ第1作)
: ヒヨコの妹で、常に空飛ぶじゅうたんに乗っている。まだおしゃぶりを咥えた赤ちゃん。タロウは当初彼女がピースケの初恋相手と勘違いした
; フライミルクオヤブン
; お春(おはる)
: 声 - 寺田誠(現・麦人)、戸谷公次(アニメ第1作・223話<!-- 、235話、243話 -->)<!-- 、郷里大輔(アニメ第1作・163話) -->、郷里大輔(アニメ第2作)
: 声 - 第1作・向井真理子/第2作・[[くまいもとこ]]
: 牛乳屋「蠅牛乳(フライミルク)」を経営。「最近の男は軟弱になった」と叫び、[[暴走族]]風のファッションに身を包む。2人の部下(リンチとサトーシ{{R|sp}})を連れている。逆らう部下には握りっ屁や顔にハナクソをつけるなどのリンチを加えるため恐れられるが、仕事は真面目にやっている。「フライミルク」倒産後に、[[耕運機]]「豊作一番号」を買って暴走の末に八百屋「八百蝿」を起業。アニメ第1作での名前はビッグフライ。アニメ第1作の第2回ペンギングランプリでは予選敗退となっている。
: タバコ屋のばあさん。1986年当時72歳。身長145cm、体重35kg。作中の幕間につなぎとして登場し、お茶と煎餅を食べる。あまり物事は語らないが、則巻家でターボ出産時、[[ウォーカーマシン]]<ref name=world>週刊少年ジャンプ特別編集『鳥山明 THE WORLD』より。</ref>に乗ってやって来て[[助産師|産婆]]としてターボをとりあげた。高学園の教頭をしている息子がいる。親子共々、ビン底メガネ。アニメでは神通力を持っていると村人たちから恐れられている。
; モスキトミルクダ
: 声 - <!-- 佐藤正治(アニメ第1作)、 -->西村朋紘(アニメ第2作)
: 声 - 第1作・戸谷公次
: 「フライミルク」のライバルである「蚊牛乳(モスキートミルク)」を経営。
: ペンギン村のジャングルに住む、自称「ジャングルの王者」。原作では黒髪だが、アニメ第1作では金髪である。スッパマンと顔がそっくりだが非常に仲が悪く、互いに「バカのスッパマン」「アホのパーザン」と嫌いあっている。スッパマンに間違われるのがイヤで服を着なくなった。スッパマンといい勝負のアホ。相棒のチーター(小さい[[ゴリラ]])と行動を共にするが、ある事情で別れ、巨大なカエルを新たにチーターとしたものの、言うことを聞いてもらえなかった。『ほよよ世界一周大レース』では、ゴリラを集めて王女を渡してあげた(金は取られている)。
; パタパタ山
; 怪獣博士
: ペンギン村の西に存在する顔がある[[活火山]]。両手に団扇を持ちながら煙を扇いでいる。火口からドラゴンに乗ったチビル(後述)を噴出させた。
: 声 - 第1作・田中秀幸/第2作・[[野島昭生]]
; バキュームカーの兄さん
: 怪獣マニアの男性。「みんなの怪獣大百科」を買うためにアラレを誘拐し、あっさりと釈放した。
: 声 - [[伊武雅刀]](アニメ第1作・46話)、<!-- 千葉繁(アニメ第1作・112話)、 -->古川登志夫(アニメ第1作・171話、219話)<!-- 、太田真一郎(アニメ第2作) -->
; こけ士<ref name="sp" />
: アニメ第1作での名前はジェームス・ボトン。自称・世界最速の改造[[バキュームカー]]を操るキザな男前。バキュームカーには改造が施され各種ギミックが搭載されている。アニメでは国際バキュームライセンスを持ち、都会島情報部の命を受け汲み取り業者としてペンギン村を視察する。職業柄ウンチに関する造詣が深く、ウンチを指に引っ掛けてクルクル回すこともできる。得意技は「お手玉ウンチ」だが、アラレたちによる「お散歩ウンチ」に敗れ、悔し紛れに彼女たちの頭にウンチを乗せ逃走したが海に空に追い回された挙句車を破壊された。その後厳しい修行で体を鍛え抜いてアラレに復讐しにきたが、あっという間に敗れる(勝負を付けるつもりだった場所へ逃げ切る前に、幼児たちの横断で足止めされた)。原作ではおやつとしてカレーライスを供されて(おやつには相応しくない食品であることと、ウンチを連想させることから)絶句しているが、アニメでは大好物として美味しく食べている。
: 声 - 第1作・[[八奈見乗児]]
; たこ焼きマクサ
: 動物園「ワイルドランド」の案内人。ギャグでアラレたちをこけさせるつもりが逆にこけさせられる。アニメ第1作での名前はサファリ。
: 声 - [[兼本新吾]](アニメ第1作)
: [[たこ焼き]]屋の主人。台詞はない。モデルは[[さくまあきら]]。菓子屋「太陽堂」を開いている場面もあり、オボッチャマンは則巻家への挨拶品を買っている。他に「まくさ堂」という店を開いている場面もあり、オボッチャマンは高校のみんなへ挨拶する品を買おうとした。たこ焼きが売れると奇妙に笑う。
; ふくすけくん
: ペンギン・グランプリに参加した選手。走りだしたら止まらない不思議な「暴走たび」を履いて出場したが、それは途中で片方だけ脱げると同じところを回るてしまい、片足だけ止まってもう片足だけ走り続けるという状態になってぐ仕掛けだぐる回たためてしまい、それがもとで失格となった
; ジャック
: 声 - 第1作・木原正二郎(55(アニメ第1作・ 55)→)、寺田誠(104(現・麦人)(アニメ第1作・104)→)、[[青森伸]](112(アニメ第1作・112)→)、飯塚昭三(167(アニメ第1作・167話)/劇場版・<!-- 、戸谷公次 -->
: 名前はアニメ第1作より。子分と共に葵の運転する車をカージャックしようとした男。しかし同席していたアラレのパワーと葵の運転に恐れをなし失敗する。アニメ第1作ではハイジャッカーとして再登場し、アラレたちが都会島に修学旅行へ行くために乗った飛行機を狙うが、またもやアラレのパワーと葵の操縦により失敗に終わる。
; カート
: 声 - 竜田直樹(アニメ第1作・[[龍田直樹|竜田直樹]](5555話、167話、劇場版第4作)、[[玄田哲章(104]](アニメ第1作・104<!-- 、112話 -->/劇場版・竜田直樹
: 名前はアニメ第1作より。ジャックの子分で一緒にカージャックをしようとする。アニメ第1作では後にジャック、びびるマン、ジョー・ダンと「則巻アラレに復讐しちゃう会」を結成し、成り行きでリーダーとなる。
; 怪盗ルル
: 声 - 第1作・川浪葉子(アニメ第1作)
: 名前はアニメより。自称「華麗なドロボウ」で、摘家に泥棒に入る。服の中に本を隠し持っていており、誰かに見つかったときはそれを見せてその場をやり過ごす作戦を得意とする。[[キャッツ・アイ]]<ref group="A">アニメでは[[アルセーヌ・ルパン]]。</ref>のような華麗な盗みのテクニックを披露しようとするが、アラレや虎になった突詰たちに恐れをなして退散する。
; パン
: 声 - 第1作・田中秀幸(103(アニメ第1作・103)→)、大竹宏(205(アニメ第1作・205)→)<!-- 、玄田哲章(213(アニメ第1作・213話) -->
: ルルの手下の小男。名前はアニメ第1作からで、103話のクレジットのみ「パル」と表記されている。205話ではルルではなく、犬の子分とともに登場する。
; 八龍(ぱーろん)
: 声 - 第1作・[[間嶋里美]](アニメ第1作)
: ペンギン村で一番の最イチニーノ山の頂上で修業をする若者。研修のために老師に代わって[[サンタクロース]]の仕事をするが、姿を見た村られてはいけないという厳命を、自分子供姿を見相手片っ端からり倒して気絶させるとう強引な方法で実行した。結局殴られずにプレゼントをもらったのは、目を覚まさなかったアラレとガジラだけだった
; 老師
: 声 - 第1作・[[宮内幸平]](アニメ第1作)
: 毎年サンタのおじいさんクロースを務める老人八龍の格闘技の師匠。サンタクロースと格闘技がどう結びつくのかは不明。既に格闘の腕前は弟子に抜かれているが、空威張りでごまかしている。八龍に殴られた村の子供たちに八龍と間違えられ仕返しされる。
; うんちくん
: 声 - 山本圭子(アニメ第1作)
: 草むらで千兵衛から生まれた[[大便|ウンチ]]。ピンクの身体に[[手袋]]をはめ、[[スニーカー]]を履いている。単行本7巻に掲載されている絵本風の話では、ペンギン村を散歩し、すずめのうんちくんと牛のうんちくんやソフトクリームくんと友達になり、色々な場所を冒険する話が描かれている<ref group="ep">「お絵本スペシャル うんちくんのマイホームの巻」『Dr.スランプ』第14巻、集英社、1984年。</ref>。アニメでは千兵衛に再会するが、最後はトイレに流れて消えていく。
: 鳥山によると、ペンギン村のウンチは[[タケノコ]]のように自然に地面からはえてくるという{{R|sp1}}。また、鳥山は「子供向けだから、こういうのを登場させたと思われがちだけど、こういうバカバカしさは本当に今でも大好き」と語っている{{R|cover_3}}。
; オートバイこぞう
: 声 - 第1作・[[堀秀行]](アニメ第1作)
: 原作では最末期、最終18巻から登場。[[オートバイ]]にひたすら乗り続ける若者。素顔は不明。「オートバイカラオリタラシンジャウ病」というオートバイから降りると死んでしまう奇病にかかっているため、オートバイを止めることができない(降りた瞬間から苦しみだすが乗れば再び元通りになる)。一応バイクは幼児向け遊具や、バイク仕様のアラレ(口でのエンジン音が必須)でも代用可能。食事は店にトランシーバーで注文して投げてもらい([[お好み焼き]]が好物)、排泄はバイクの後ろから出すようになっている(そのためライダースーツは陰部が露出して、搭乗中はシートで隠れている)。
: 路上で一目惚れした女性と交際を賭けてレースをすることになるが、彼女は[[フォーミュラカー]]に乗っていたため初戦は惨敗する。再戦でバイクに模したアラレに乗って勝利し、その後結婚し妻をサイドカーに乗せる。アニメでは暴走行為で警察に目を付けられていたが、結婚後は幸せ速度になり逮捕できなくなった。
: 第2回ペンギングランプリでは命をかけた走りで最終チェックポイントまで突破しベスト3に入る。だが惜しい所でガス欠寸前となり、ガソリンスタンドでの支払いに小銭が無くて手間取り追いつけなくなって脱落した。
; カミナリ・ゴロンボ
: 声 - 第1作・戸谷公次(22話)、佐藤正治、古川登志夫(104話)
: ペンギン村の天気を司るカミナリ様。デートを控えていた時にアラレ達が飛び込んできた上に悪戯をしたため、デートに遅刻してふられてしまった。
; ジェームス・ボトン
: 声 - 第1作・[[伊武雅刀]](46話)→千葉繁(112話)→古川登志夫(171話、219話)/第2作・太田真一郎
: 名前はアニメより。自称・世界最速の改造[[バキュームカー]]を操るキザな男前。アニメでは国際バキュームライセンスを持ち、都会島情報部の命を受け汲み取り業者としてペンギン村を視察する。職業柄うんちに関する造詣が深く、うんちを指に引っ掛けてクルクル回すこともできる。得意技は「お手玉うんち」だが、アラレたちによる「お散歩うんち」に敗れる。その後厳しい修行で体を鍛え抜いてアラレに復讐しにきたが、あっという間に敗れる。
; アキコ
: 声 - 第1作・山本圭子/第2作・富沢美智恵
: 千兵衛が作ったお手伝いロボで、[[ガスマスク]]ロボット姿の作者にそっくり。しかしあまりにも役立たずのうえ図々しい性格だった。第1作ではその後都会島に行き再びペンギン村に戻ってきて大騒動を起こした。また第2作ではCOFFEE Potの店員として何回か登場している。
; たこやきマクサ
: 声 - 第1作・[[兼本新吾]]
: [[たこ焼き]]屋の主人。モデルは[[さくまあきら]]。菓子屋「まくさ堂」を開いている場面もあり、オボッチャマンは則巻家への挨拶品を買っている。
; スコップくん
: 声 - 第1作・田中秀幸
: 大都会島からペンギン村に引っ越してきたガリ勉少年。常に厳しい顔つきをしているエリート意識丸出しの少年で、転校したばかりの中学園のあまりにも低レベルな授業内容(間違えて小学校へ来てしまったと思うほどだった)や同級生のアホ丸出しな振る舞いを見て嘆息し、周囲のペースに乱されることなく独りで勉学に励もうとする。しかし大都会島から持参してきた「超むずかしい数学の問題集」をアラレが目の前で事も無げに全問正解して見せ、あまりのショックのために人格に異常を来たし以降はずっとアホ面になる。
: アニメではペンギン村でアホをうつされ「アホ・ノイローゼ」にかかっている。時おり元の性格に戻り、アホの元を全滅させるために馬鹿博士に頼んでサイボーグにしてもらい、アラレとほぼ同速で動き、アラレのあいさつ砲を弾き返して倒してしまうなどの凄まじい力を見せる。しかし実際は馬鹿博士にサイボーグのような格好をさせられただけで、それに気付いた後は元に戻る。頭の良さだけはその後も失われることが無く、都会の高校の難しい受験を全受験生中唯一満点で突破するが、合格発表の席に出席せずペンギン村に残って楽しい毎日を過ごす道を選ぶ。モデルは『[[宇宙大作戦]]』(『[[スタートレック]]』オリジナルシリーズ)の[[スポック|ミスター・スポック]]で、おかっぱ頭に尖った耳、白けた表情をしている。<!--自宅は同作品中に登場する宇宙船[[エンタープライズ (スタートレック)|USSエンタープライズ号]]を逆さまにしたものだった。-->
; フライミルクオヤブン
: 声 - 第1作・寺田誠→戸谷公次(223話、235話、243話)、[[郷里大輔]](163話)/第2作・郷里大輔
: 牛乳屋「蠅牛乳(フライミルク)」を経営。「最近の男は軟弱になった」と叫び、[[暴走族]]風のファッションに身を包む。逆らう部下には握りっ屁や顔にハナクソをつけるなどのリンチを加えるため恐れられるが、仕事は真面目にやっている。「フライミルク」倒産後に、[[耕運機]]「豊作一番号」を買って暴走の末に八百屋「八百蝿」を起業。アニメ第1作での名前はビッグフライ。アニメ第1作の第2回ペンギングランプリでは予選敗退となっている。
; モスキートミルクダンナ
: 声 - 第1作・佐藤正治/第2作・[[西村朋紘]]
: 「フライミルク」のライバルである「蚊牛乳(モスキートミルク)」を経営。
; 番長
: 声 - 第1作・寺田誠(23話)→戸谷公次(178話、209話)/第2作・[[龍田直樹]]
: アラレに一目惚れしてしまったカナリヤ高校の番長で、彼女にデートを申し込んだがあかねと千兵衛に引っ掻き回された。原作のまともな出番はそれだけだが、アニメ(第1、2作とも)では後にアラレを巡ってオボッチャマンと張り合う話がある。
; 子分
: 声 - 第1作・田の中勇(23話)→竜田直樹(178話)/第2作・[[カシワクラツトム|柏倉つとむ]]
: 番長の子分。[[鉄腕アトム]]のような髪形をしている。身長はピースケと同じくらい。
; 太陽
: 声 - 第1作・戸谷公次、古川登志夫/劇場版・[[古谷徹]]/第2作・太田真一郎
: 歯を磨いたりアイスクリームを食べたり、寝坊して朝を遅らせたりするおちゃめな太陽。アニメ第1作ではアマノ岩戸に住み、妻も登場している。
; パタパタ山
: ペンギン村の西に存在する顔がある活火山。両手に団扇を持ちながら煙を扇いでいる。火口からドラゴンに乗ったチビルくん(後述)を噴出させた。
; うんちくん
: 声 - 第1作・山本圭子
: 草むらで則巻千兵衛から生まれたうんち。ピンクの身体に手袋をはめ、スニーカーを履いている。ペンギン村を散歩し、すずめのうんちくんと牛のうんちくんやソフトクリームくんと友達になり、いろんな場所を冒険する。アニメでは千兵衛に再会するが、最後はトイレに流れて消えていく。
; ねじしきクン
: アラレたちのクラスメート。背が低く、着物を着ている坊主頭の男の子。いつも狐の面をつけている。モデルは漫画「[[ねじ式]]」に登場する機関士。一度だけ、あかねにお面を取られて素顔が晒されたが、お面と全く同じ顔をしている。
; むっつりじいさん
: 声 - 第1作・佐藤正治(アニメ第1作)
: ペンギン村一番の頑固者。第2回ペンギングランプリ最大の難関と言われるC地点は、彼を笑わせないと通過することはできない。笑わせることができても、同じ方法は2度と通じない。
; 船吉さん(ふなきちさん)
: 声 - 第1作・戸谷公次(アニメ第1作)
: 第2回ペンギングランプリD地点の池を渡るために必要なイカダの船頭。21年間1秒も、正確な船出の時間を守らなかったこと無いのが自慢。グランプリでもそれにこだわったため、D地点到達選手は全員同じ便に乗り、それまでの順位はリセットされた
; バーサン
: 声 - 第2作・[[松島みのり]]
: アニメオリジナルキャラクター。ペンギン村のジャングルに住む、「ジャングルのプリンセス」を名乗る熟女。千兵衛のじいちゃんにパンツを見られて後妻になる。
; ハシモトくん
: 声 - 第2作・[[二又一成]]
: アニメオリジナルキャラクター(原作およびアニメ第1作のスコップくんに相当する人物)。大都会島からペンギン村に引っ越してきたガリ勉少年。『ドラゴンボール』の[[フリーザ]]そっくりの顔をしている。
 
== ペンギン村大都会島の住人以外 ==
=== 作者とその関係者 ===
; 鳥山明(とりやま あきら)
: 声 - 第1作・鳥、ロボ:[[田の中勇]]、人間:田中秀幸/第2作・[[うえだゆうじ|上田祐司]]
: この作品の作者。アニメのキャストクレジットでは「トリヤマ」と表記。顔が[[ガスマスク]]のロボットの姿(初期はくちばしが[[つけペン|Gペン]]の鳥の姿)のときは主にチョイ役として、メガネとマスクをした人間の姿で現れるときは物語上の企画者として度々登場した。1回だけ、頭部がGペンの形をした[[エイリアン]]のような姿で登場したこともある。ロボットの姿のときは最初の頃はゼンマイ式だったが、後に乾電池とモーターで動く構造になった。作者なので好き勝手に話を進めつつも、他のキャラに翻弄されることもあった。一方でずる賢い一面もあり、缶蹴り大会ではアラレのセリフを書き換えて賞品を誤魔化し、第1回ペンギングランプリではルールの隙間を付いた作戦で優勝者になったが、いずれも怒ったキャラクターに追いかけられるオチになっている。作者の他にも担当編集者の鳥嶋和彦、[[アシスタント (漫画)|アシスタント]]の[[田中久志|ひすゎし]]・[[まつやまたかし|松山]]など作者周辺の人物も数多く登場した。
: [[1955年]][[4月5日]]生まれ。
; [[鳥嶋和彦]](とりしま かずひこ)
: 声 - 第1作・[[野沢那智]](163話)→千葉繁(179話)→戸谷公次(237話)
: 鳥山明の当時の担当編集者。「ボツ!」が口癖で鳥山の原稿を容赦なく没にする。
; [[田中久志|ひすゎし]]
: 声 - 第1作・千葉繁
: 鳥山明の初代アシスタント。作品の節目やコミックスのおまけ漫画でしばしば登場。作者曰く「いらんこといー」(余計なことを言う者)である。
: プロデビューしたため2代目の松山と交代した。
; [[まつやまたかし|松山くん]](まつやまくん)
: 声 - 第1作・千葉繁
: 鳥山明の2代目アシスタント。原作で終盤の背景はほとんど彼が描いていた。
; [[桂正和]](かつら まさかず)
: ペンギン村の旅行客として原作に登場。作中では思い切り田舎者として扱われた挙句、千兵衛から顔に落書きをされている。
 
=== 大都会島の住人 ===
; 馬鹿(うましか)博士
: 声 - 大竹宏(アニメ第1作・宮内幸平(4444<!-- 99話)→大竹宏(174174話、198話、199話 -->)、宮内幸平(アニメ第1作・99話)
: 大都会島の科学者。テレビで千兵衛と発明品のロボットで対決するが、彼のロボットはおもちゃと変わりなかった。後に再登場し、[[透明人間]]の舐めているアメ玉を小型のUFOや宇宙人が偵察用に送り込んだカメラだと勘違いする。
; あん子
: 声 - 第1作・[[白石冬美]](アニメ第1作)
; のん子
: 声 - 第1作・[[山田栄子]](アニメ第1作・72話)
: 田舎にあこがれてペンギン村に旅行してきた都会島の若い女性2人組。あん子はコンタクトレンズを無くしメガネをかけるが、その姿がアラレにそっくりだったため、アラレと間違えた千兵衛やガジラにひどい目に遭わされる。その挙句、アラレと取り違えられてペンギン村へ置き去りにされる。
: 名前の由来は女性ファッション誌の『[[an・an|アンアン]]』と『[[non-no|ノンノ]]』、そしてこれらから派生した「[[アンノン族]]」から。
; ミス・カリフラワー
: 声 - 第1作・杉山佳寿子
: アニメオリジナルキャラクター。勘で何でも当てるという都会島の有名な占い師。千兵衛にそっくりな顔をしている。
; ピーター・ピアノスキー
: 声 - 第1作・古川登志夫
: アニメオリジナルキャラクター。大都会島の名ピアニスト。ペンギン村にピアノが無いという話を聞き、自らのPRとして1台寄付する。
; シャベル
: 声 - 第1作・千葉繁
: アニメオリジナルキャラクター。スコップの兄で、大都会島から来たウルトラスパルタ教師。100近い高校に次々に転任し、その[[スパルタ教育]]によって全ての学校をガリ勉一色に塗り替えている。
; 都会島の校長
: 声 - 第2作・[[北川米彦]]
: アニメオリジナルキャラクター。
 
==== 大都会島アメリカンハイスクール ====
; ライス・カレー
<!-- : 声 - 第1作・[[平野義和]](アニメ第1作) -->
: 大都会島アメリカンハイスクール野球部キャプテン。エースピッチャーで4番打者、背番号1番。
; ティッシュ・ペーパー
<!-- : 声 - 第1作・佐藤正治(アニメ第1作) -->
: 大都会島アメリカンハイスクール野球部監督。ひげをはやし、めがねをかけている
; サンデー・ブラザーズ
: 大都会島アメリカンハイスクール野球部部員であり、野球の天才六つ子。それぞれ
: '''バナナ・サンデー'''(キャッチャー、打順6番、背番号2番)
: '''チョコレート・サンデー'''(セカンド、打順9番、背番号9番)
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: '''メロン・サンデー'''(サード、打順7番、背番号5番)
: '''ヨーグルト・サンデー'''(ショート、打順8番、背番号6番)
: だが、全員同じ顔をしている(初期の版およびアニメ第1作では当時のステレオタイプな黒人のイメージだったが、後にロボットのような顔に変更)。
; プリン・アラモード
<!-- : 声 - [[頓宮恭子]](アニメ第1作) -->
: 身長179cm、バスト91cmでタロウが見惚れて甘い球を投げてしまうほどの美女。守備はファースト、打順2番、背番号3番。
: 大都会島アメリカンハイスクール野球部部員。身長179cm、バスト91cmでタロウが見惚れて甘い球を投げてしまうほどの美女。守備はファースト、打順2番、背番号3番。
; フライド・チキン
<!-- : 声 - 第1作・[[西尾徳]](アニメ第1作) -->
: 大都会島アメリカンハイスクール野球部部員。身長15mの巨体で、ベース間を一跨ぎする。グラブは牛12頭分を使った特注品。守備はセンター、打順3番。オボッチャマンの打球を受けてニューヨークまで吹っ飛ばされる。
 
== 世界一つおいのだーれだ大会!!出場者 ==
=== Dr.マシリトとキャラメルマンシリーズ ===
キャラメルマンシリーズは原作では1号から9号まである。ただし作者が重複した番号をつけていることがあるため、全部で11体いる。『[[Dr.スランプ#ドクター・スランプ2007特別編 Dr.MASHIRITO ABALEちゃん|Dr.MASHIRITO ABALEちゃん]]』の漫画版の本編紹介(『Dr.スランプ』本編を知らない人への備考)では、「○号(ホントは、○号)」と訂正がなされていた。
 
; Dr.マシリト(ドクター・マシリト)
: 声 - 第1作・[[野島昭生]](37話)→野沢那智(71話-164話)→[[野田圭一]](198話-236話)/第2作・置鮎龍太郎/映画版・[[山田康雄]]、平成版・[[神谷明]]
: 千兵衛のライバルであり、悪の科学者([[マッドサイエンティスト]])。天才的頭脳とずば抜けた科学力、そして薄い眉毛の持ち主。アラレが世界最強のロボットだと知り、世界征服のためアラレ打倒を目指す。悪のロボット・キャラメルマンを製作しアラレや千兵衛に挑むが、毎回敗北。キャラメルマン3号敗北後に逃走した際にトラックに轢かれ、自らを[[サイボーグ]]化している。アニメ第2作でもサイボーグ化するが姿は違い、大破した後の登場回では機械の割合が少ない姿に戻っている。[[フィアット]]パンダWサンルーフを所持しているが運転免許証は持っていない。原作では「ボツ!」が口癖。
: 物語後半では自らを改造しキャラメルマン9号となるが、オボッチャマンに破壊され死亡。最終的にネジとバネが1個ずつという姿になってしまう(この姿はタイムマシンで10年後の世界に行った鳥山にも見られている)。最終回では幽霊となって登場する。アニメ第1作では地獄から脱走して、アラレや千兵衛に復讐するためにオボッチャマンを洗脳したが、最終的にはチビルに地獄へ連れ戻される。第2作では生き残り2児の父となっている。
: モデルは当時、鳥山明の編集担当だった'''鳥嶋和彦'''(現在は集英社専務取締役)。則巻千兵衛のライバルを登場させようとの構想から生まれたキャラだったが、当初は全く違う顔で、[[ネーム (漫画)|ネーム]]段階で鳥嶋に「インパクトがないからボツ」と言われ、内心腹が立ちながらも散々悩んだあげく「インパクトがあって、いかにもズル賢そうな顔」ということで考えられたのが、このDr.マシリトである。顔が似ているだけでなく、名前も鳥嶋(とりしま)を逆さに読んだだけなので当然鳥嶋は激怒したが、締め切り直前でやり直しが許されない状況であったのでやむなく通してもらった、と鳥山は語っている。
: ゲーム『ファミコンジャンプ』では敵キャラクターとしてキャラメルマン1号に乗って登場し、最終決戦では[[ピッコロ (ドラゴンボール)#ピッコロ大魔王|ピッコロ大魔王]]の上に君臨する「13人の反逆同盟」の2番手として登場する。『[[ジャンプアルティメットスターズ]]』では鳥山明が描き下ろした初老のマシリトと、マシリトが搭乗するキャラメルマンJが登場している。
; キャラメルマン1号
: 声 - 第2作・飯塚昭三
: キャラメルマンの第一号機で、マシリトが搭乗し操縦する人型のロボット。パワーはアラレと大差はない。悪のかぎり(泥棒、強請り、集り、痴漢)を尽くすが、ガジラに食べられてしまい敗北。『んちゃ!アラレのおしおき!アイデア泥棒をやっつけちゃえ!』では助手として登場し、やたらと律儀な性格だったことが判明する。
; キャラメルマン2号
: キャラメルマンの第二号機で、第1回ペンギングランプリにマシリトが出場する際に作られた。ダチョウのような姿であるが、ペンキを塗り替えてフォームを変えることで白鳥(水上用)、カエル(ジャンプ用)、ペンギン(雪上用)へと変身する。口にミサイルを1発搭載しており、先行するタロウのマシンを破壊した。映画『んちゃ!ペンギン村より愛をこめて』では、キャラメルマン2号改として改良され再登場している。
; キャラメルマン3号
: 1号を超えるパワー、タイヤ駆動により2号を超えるスピードを併せ持つ、キャラメルマンの第三号機。地球を輪切りにし、アラレを一度ダウンさせる威力を持つビーム砲、ガジラを閉じ込める硬質ゴム製カプセルを装備、さらにアラレの注意を引き付けるウンチロボットを格納、とアラレとガジラの性質をよく研究した武装だった。しかしアラレと共闘していたブタの竹槍でタイヤをパンクさせられ、その隙にアラレの攻撃を受けた挙句、最期はカプセルから這出たガジラの餌食と化した。なお、アニメ第1作では2号より先に登場している。コクピットの快適性は連載当時の高級乗用車に匹敵するものであった。
; キャラメルマン4号
: 3号敗北後にマシリト自身をサイボーグ化した姿。1コマだけの登場で正式なキャラメルマンシリーズとしては数えられていない。4号(オボッチャマン)登場の際には番号が消え機械の割合が減っている。
; キャラメルマン4号(オボッチャマン)
: 声 - 第1作・[[堀江美都子]]/劇場版・[[川島千代子]]/第2作・[[くまいもとこ]]
: 物語後期の主要キャラクターの一人であり、マシリトがアラレの構造をそっくり真似して作った少年型アンドロイド。そのため戦闘能力はアラレと同等で、アラレと同じ「ロボビタンA」をエネルギー源とし(ナプキンを着け、基本的には皿からスプーンでスープの様に上品に飲む)、オボッチャマンの体にアラレの頭を取り付けることもできる。ロボットでありながら[[陰茎|チンチン]]が付いており、アラレがオボッチャマンの胴体を借りたときは珍しがっていた。きわめて礼儀正しく正義感の強い性格で、この物語きっての常識人である。ただし、妄想癖(特にアラレに関して)があり、度を越すこともしばしば。当初はマシリトに「アラレと則巻千兵衛は地球征服をたくらむ敵である」と教えられ倒すためにやってきたが、アラレに一目惚れしてしまい、マシリトの野望は失敗する。その後、オボッチャマンもろともアラレを倒すためにキャラメルマン7号を従えてやってきたマシリトにアラレをバラバラにされ、さらに「世界征服を狙っているのはこの私だ」と真実を聞かされ、袂を分かつ決意をする。
: 「オボッチャマン」はジャンプの読者から募集した名前で、アニメ第1作ではみんなで名付け、第2作では自分で名づけたことになっている。アラレは「おぼっちまんくん」と呼ぶ。同型のアラレとテレパシーする能力がある。アラレと同じく「あいさつ砲」を発射でき、語尾に“…で、ございまぁ〜す!”が付く。手違いでマシリトに追い出されてからはアラレのボーイフレンドとしてペンギン村に定住するようになり(スッパマンの留守宅を放棄された空き家と思い込み勝手に貰い受け、アラレの近所に家ごと運んで住んでいる。アニメ2作目では後にスッパマンに返却し、千兵衛に新たな家を作ってもらっている)、千兵衛から燃料のロボビタンAを分けてもらっている。第2回ペンギングランプリの[[借り物競走]]で「あなたの恋人」の紙を引いたアラレに選ばれた形で恋人宣言をされる。10年後の世界ではアラレと結婚しており、千兵衛から赤ちゃんロボットを密かにもらって幸せな家庭を築いていたようである。
: アニメ第1作の第185話「さようなら!!アラレさん」の予告はその内容ゆえアラレに代わってオボッチャマンが担当している。これ以後もオボッチャマンが予告を担当するエピソードがいくつかある。
; キャラメルマン5号
: マシリトが千兵衛に化けるために使ったハリボテのお面。整備するふりをしてアラレを壊す作戦だったが「アラレよりも親玉の千兵衛を倒すべき」と考えていた4号(オボッチャマン)に千兵衛と間違われてぶっ飛ばされた。これに怒ったマシリトは彼を追い出してしまう。
; キャラメルマン6号
: 声 - 第1作・小山茉美/第2作・[[勝生真沙子]]
: アラレとオボッチャマンを引き離すために作った偽者のアラレ。ラジコンで動くロボットである。オボッチャマンを散々罵って絶交宣言をした。
; キャラメルマン7号
: 声 - 第2作・飯塚昭三
: 最大、最強のキャラメルマンで、ラジコンで動かす人型タイプのロボット。目元の意匠にマシリト本人の面影を有する。あまりに巨大なので、研究所を出る際に出口から出られず、やむなく研究所を破壊した。都市ガスエンジンで空を飛び、足首にマシリトを乗せるスペースが設けられている。
: 右手のハンマーパンチでアラレの胴体を粉砕し、左手のビーム砲「ウルトラスーパーズビズバメッチャンコバズーカ」でオボッチャマンの頭を機能停止させ、ゴム製の顎にガジラを1人閉じ込めた。しかしガジラが2人になっていたことをマシリトが知らなかったため、操縦機を奪われマシリトを踏み潰した後に自爆する。アニメ第2作ではガジラはまだ増えておらず、アラレ達を助けようとしたニコチャン大王に受信アンテナを折られて暴走し、顎の中のガジラを開放してしまい開口部に光線を受けて爆発する。
; キャラメルマン8号
: 7号破壊後にマシリト自身を下半身が自動車のような姿に改造した姿。則巻家に爆弾小包を送り様子を見ていた所へ、爆弾に気付いた千兵衛が投げ捨てたために自分が爆発に巻き込まれ大破する。後述の9号を8号から訂正する際の説明ではキャラメルマンシリーズとして数えられていない。
: 次のサンタ型7号登場の際には自らをラジコンヘリのような機体に改造しているが、その姿には番号は付いていない。
; キャラメルマン7号(サンタ型)
: サンタクロースのような姿の小型ロボット。千兵衛を殺してアラレ達のエネルギー供給を断つ計画で、則巻家にプレゼント袋に見立てた爆弾を設置した。だがゴミ袋(連載当時は半透明指定がなく、マシリトは本物のプレゼント袋と誤認した)の近くに置いたため、運搬トラックに積まれ途中で転げ落ちてマシリト研究所で爆発。7号自身はマシリトに用済みとして電源を切られ、「サンタ人形」として則巻家へのプレゼントになった。
: 作者の数え間違いにより二つ目の7号となった。間違いに気付いた際に「こいつは8号だったのか」と言われている。
; キャラメルマン9号
: マシリトが自身を改造した姿。尻からのガス攻撃、腕からの砲撃を得意とする。
: 「世界一つおいのだーれだ大会!!」に出場し決勝でアラレと対戦する。エネルギーゼロ光線を股間から放ちアラレをエネルギー切れ状態にして場外に飛ばしたが、卑怯な戦いに怒ったオボッチャマンにより破壊され、跡にはネジとバネが1個ずつしか残らなかった。
: 初めはキャラメルマン8号として登場したが、劇中で観客に「9号」の間違いではと指摘され、顎に書かれた「8」を消して「9」に訂正している。
; グレートキャラメルマン
: 声 - 第1作・野田圭一
: アニメ第1作の番外編に登場。2095年に馬鹿博士が完成させた従来のロボットの力を2万倍まで高めるスーパーカンデンチを、マシリトが奪って搭載したロボット。
; キャラメルマン10号(アニメ第1作版)
: 復活したマシリトに電子頭脳を再プログラムされ洗脳されたオボッチャマン。乱暴な性格になり、ジェットを背負っていて空を飛ぶことができる。地球の鍵穴を守る魔人からアラレをかばって潰されるが、千兵衛に修理されて元のオボッチャマンに戻る。
; グレートキャラメルマンFX
: 声 - [[稲田徹]]
: アニメ第2作に登場。3号の後に作られた複合型ロボット。頭部・上半身は1号、下半身は2号、両腕は3号になっている。しかしアラレによってなすすべもなく破壊された。
; キャラメルマン9号(アニメ第2作版)
: Mr.ダンディ・コンテストにバジルという名で出場した。目的は1位から3位までの合計賞金18000円を奪うこと。
; キャラメルマン10号(アニメ第2作版)
: [[ドラゴンボール (架空の道具)|ドラゴンボール]]を奪うために作った自動車型メカ。上記の9号よりも先に登場した。
; キャラメルマン11号
: アニメ第2作に登場。タコ型の大型ロボット。アラレのんちゃ砲をはじき返すほど強固であったが、んちゃ砲が海底に当り、海底火山の爆発に巻き込まれ敗北。
; Dr.マシリト号
: 映画『ほよよ世界一周大レース』に登場。グランプリレース用にマシリトが開発したマシン。キャラメルマン3号のような巨体で、カメのような頭部と大型のタイヤが特徴。[[無限軌道]]で悪路にも対処する。強力な出力と部下による妨害によりレースの上位に立つが、ボロボ号に敗れ大爆発した。
; キャラメルマン10号(ちょっとだけかえってきた版)
: 原作者に化けて作らせた大型兵器。
; キャラメルマン13号
: 『ちょっとだけかえってきたDr.スランプ』に登場。7号強化型タイプのシリーズ最終形態。一度倒れると立ち上がるのに時間がかかってしまう。
; キャラメルマンアイスクリーム
: ガッちゃん菌を盗んだマシリトが作ったガジラを模した巨大なソフトクリーム製造器。鶏卵、砂糖、牛乳を混ぜるだけでガッちゃん菌入りソフトクリームが大量生産可能という代物だが、本来適度な温度、熟成期間を保たなければならない同商品のコピーのために作っただけなので生産されるのは味が同じだけの粗悪品。これによりペンギン村に集団[[食中毒]]を発生させた。
; マシリトJr.
: 声 - 野沢那智
: Dr.マシリトの隠し子。顔と性格は父親とまったく同じで打倒アラレと世界征服を目指す。『Dr.MASHIRITO ABALEちゃん』に登場。
; キャラメルマン22号
: マシリトJr.が製作したが、アラレの頭突きによってあっさり倒される。『Dr.MASHIRITO ABALEちゃん』に登場。
; キャラメルマン23号(アバレ)
: 声 - 小山茉美
: マシリトJr.製作の、アラレそっくりのロボット(マシリトがオボッチャマン製作の際に使用したアラレのX線写真を使用したため)。性格や態度のサンプルは若い頃の空豆タロウで不良の様な格好をしているが、根っからの悪ではない。『Dr.MASHIRITO ABALEちゃん』に登場。
; キャラメルマンJ
: 『[[ジャンプアルティメットスターズ]]』で登場。[[週刊少年ジャンプの増刊号|週刊少年ジャンプ増刊]]『ジャンプヒーローズ』に掲載された『JUMP SUPER STARS 不思議の国のセナ!?』にも同じデザインで、キャラメルマン11号として登場。
 
=== 世界一つおいのだーれだ大会!!出場者 ===
; キラー・スナイパー
: 声 - 第1作・青森伸(アニメ第1作)
: アメリカからやってきたヨンフランシスコ警察[[SWAT]]隊員。第1試合で突詰と対戦し軽機関銃や拳銃を連射して追い詰めるが、弾切れして降参。
; パンパンチ
<!-- : 声 - 第1作・戸谷公次(アニメ第1作) -->
: アフリカ(後の版ではペリカン村に変更)からやってきたプロボクサー。優勝する自信満々だったが、第2試合でラジゴと対戦して踏み潰される。アニメでは虎殺しのボクサーと呼ばれる。
; 大怪獣ラジゴ
: 声 - 第1作・佐藤正治(アニメ第1作)
: 南国の島からやってきた大怪獣で、ゴジラに翼を生やしたような姿。第2試合でパンパンチを踏み潰し、続いて突詰を火炎放射で黒焦げにしたが、準決勝でキャラメルマン9号のミサイルを喰らって降参。
; 象の尻(ぞうのしり)関
: 声 - 第1作・郷里大輔(アニメ第1作)
: 体重6トン、顔の広さが4畳半ある[[力士|相撲取り]]で体の大きさは常人の数倍以上もある。第3試合でキャラメルマン9号と対戦し、尻からのガスを顔面に受けて窒息したところにミサイルを撃ち込まれ爆発する。キャラメルマン9号はこっぱみじんのバラバラと言ったが、死亡したのではなく多数の小さな象の尻関に分裂して泣いて逃げ去っていギャグ的演出になっている。アニメでは日本代表とされている。
; ルノー・シトロエン
: 声 - 向井真理子<ref>『[[マイアニメ]]』1984年7月号ふろく「TVアニメ総ガイド TV RADAR」[[秋田書店]]、19頁。</ref>(アニメ第1作)
: 声 - 第1作・向井真理子
: フランスからやってきた女子プロレスの世界チャンピオンでセクシーな美女。[[ビキニ (水着)|ビキニ]]とロングブーツをコスチュームにしている。第4試合で対戦した千兵衛と対戦、肌の触れ合う技を期待した彼に格闘戦を挑んだまれるが、指一本触れさせずに手刀一発でノックアウトされるした。続く準決勝ではアラレのパワーには叶わないと考え、色気も通じないので呆気なく降参。
; ミスター・ヘイヘイホー
<!-- : 声 - 第1作・戸谷公次(164(アニメ第1作・164)→)、佐藤正治(222(アニメ第1作・222話) -->
: カナダから来た力自慢の木こり。第5試合でアラレと対戦、[[バレーボール]]のように場外の彼方へ飛ばされてしまった。アニメ第1作ではこの大会以外にもマスクド・メロンというプロレスラーとも対戦している。その際には身長20メートルでデビュー以来15人のレスラーを病院送りにしたという設定が追加されている。
 
== 作者とその関係者 ==
; 鳥山明(とりやま あきら)
: 声 - 鳥、ロボ:田の中勇(アニメ第1作)、<!-- 佐藤正治(アニメ第1作・10話)、 -->竜田直樹(劇場版)、人間:<!-- 古川登志夫(アニメ第1作・12話、40話)、 -->田中秀幸、[[うえだゆうじ]](アニメ第2作)
: 漫画家で、この作品の作者。アニメのキャストクレジットでは「トリヤマ」「トリ山」と表記。顔が[[ガスマスク]]のロボットの姿(初期はメガネをかけた鳥の姿)のときは主に端役として、メガネとマスクをした人間の姿で現れるときは物語上の企画者として度々登場した。1回だけ、頭部がGペンの形をした[[エイリアン]]のような姿で登場したこともある。ロボットの姿のときは最初の頃はゼンマイ式だったが、後に乾電池とモーターで動く構造になった。作者なので好き勝手に話を進めつつも、他のキャラクターに翻弄されることもあり、ガジラに至っては一回、鳥山を手のみ残してほぼ喰ってしまった<ref group="ep">「?おこたえしましょスペシャル?」『Dr.スランプ』第16巻、集英社、1985年、18頁。アニメ版は第1作・第149回(169話)「お答えしますスペシャル」。</ref>。一方でずる賢い一面もあり、缶蹴り大会では「作者」の権限を使ってアラレのセリフを書き換えて賞品を誤魔化し、第1回ペンギングランプリではルールの隙間を付いた作戦で優勝者になったり<ref group="A">アニメ第2作では、スッパマンがその役割を担った。</ref>とやりたい放題だったが、いずれも怒ったキャラクターに追いかけられるオチになっている。10年後には乞食に身をやつしていた。
: [[1955年]][[4月5日]]生まれ。
; [[鳥嶋和彦]](とりしま かずひこ)
<!-- : 声 - [[野沢那智]](アニメ第1作・163話)→千葉繁(アニメ第1作・179話)→戸谷公次(アニメ第1作・237話) -->
: 鳥山の当時の担当編集者。「ボツ!」が口癖で鳥山の原稿を容赦なく没にする。
: 当初はパーマだったが、後に現実において髪型を変えており、本人が鳥山に作中に描くことを固く禁じたため、作中では手ぬぐいを被って頭部を隠す形で描写された。
: 後述のDr.マシリトは鳥嶋をモデルにしているが別人であり、作中のマシリトの活躍を見た鳥嶋が「この回はボツじゃない」とコメントする描写がある。そのコマで髪型変更後の写真をジャンプ誌上に掲載していたことを指摘され、その後は手ぬぐいを外して登場した。
; [[田中久志|ひすゎし]]
<!-- : 声 - 千葉繁(アニメ第1作) -->
: 鳥山の初代アシスタント。作品の節目やコミックスのおまけ漫画でしばしば登場。
: プロデビューしたため2代目の松山と交代した。
; [[まつやまたかし|松山くん]](まつやまくん)
: 声 - 千葉繁(アニメ第1作)
: 鳥山の2代目アシスタント。鳥山いわく絵がとても上手い。アニメ第1作では未来にタイムトラベルした際に、鳥山明が乞食に身をやつしている一方で、大ヒット作家として富豪となっていた。
; [[桂正和]](かつら まさかず)
: 実在の漫画家。登場回が『週刊少年ジャンプ』に掲載された当時は『[[ウイングマン]]』を連載中。現実では鳥山明とは、同じ初代担当・鳥嶋の下で鍛えられた「戦友」と呼べる友人関係にあり<ref>「神龍通信 第7号 神龍通信最終号記念 鳥山明 この先どうなるインタビュー」『ドラゴンボール大全集 7巻』別冊付録、集英社、1996年。</ref>、どちらがより田舎者かで論争をしていた。作中ではペンギン村の旅行客として漫画に登場。思い切り田舎者として扱われた挙句、千兵衛から顔に落書きをされている。この時期『ウイングマン』には、鳥山を思わせる端役(「生徒会トリヤマさん」「Mr.マヤリト」など)が出没している<ref group="ep">桂正和「アオリンゴの奇跡」『ウイングマン』第7巻、集英社、1985年、80頁、他</ref>。
 
== Dr.マシリト家 ==
; Dr.マシリト(ドクター・マシリト) / キャラメルマン9号
: 声 - 野島昭生(アニメ第1作・37話)、[[山田康雄]](劇場版第2作)、[[野沢那智]](アニメ第1作・71話 - 164話、劇場版第3作)、[[野田圭一]](アニメ第1作・198話 - 236話)、[[神谷明]](劇場版第7作、第9作)、置鮎龍太郎(アニメ第2作、ドラゴンボール超{{R|DB}}、ぷよぷよ!!クエスト)
: 千兵衛のライバルであり、悪の科学者([[マッドサイエンティスト]])。天才的頭脳とずば抜けた科学力、そして薄い眉毛の持ち主。ライバルの千兵衛からは「ムッツリスケベの変態科学者」と呼ばれている。ペンギン村から少し離れた山奥に研究所兼住居{{efn2|後述の通り、キャラメルマン7号があまりに巨大だったために仕方なく研究所を破壊した。}}を構えて悪のロボット・キャラメルマンを製作。アラレが世界最強のロボットだと知り、世界征服のためにアラレ打倒を目指す(最初は千兵衛も世界征服を企んでると勝手に勘違いしていた)。キャラメルマンを使ってアラレや千兵衛に挑むが、毎回敗北。キャラメルマン3号敗北後に逃走した際にトラックに轢かれ、自らを顎から下をほとんど金属で改造したような姿で胸に4の文字を刻印したキャラメルマン4号<ref group="ep">「ペンギン村ウォーズの巻Part3」『Dr.スランプ』第8巻、集英社、1982年。</ref>{{efn2|後に登場するキャラメルマン4号(オボッチャマン)とは別物。}}としてサイボーグ化して、その後に再登場した時には自分を4号のナンバーにしたことは無かったことになって、より機械の割合が少なく見える以前に近い体で登場した。アニメ第2作でもサイボーグ化するが姿は違い、大破した後の登場回では最初から機械の割合が少なく見える姿になっている。[[フィアット]]パンダWサンルーフを所持しているが運転免許証は持っていない。原作および『ドラゴンボール超』では「ボツ!」が口癖。物語後半では、キャラメルマン7号でアラレの胴体を破壊し、オボッチャマンを機能停止に追い込み、完全勝利を確信するものの、ガジラが2人に増えていたことを知らず、ガジラたちが用意したカラオケマシンに夢中になってしまったことが仇となり、リモコンを奪ったガジラたちの無茶苦茶な操縦で暴走したキャラメルマン7号に踏み潰されて敗北。キャラメルマン7号の敗北後、自らをハサミのような手と4輪自動車のような下半身で顎に8の文字を刻印したキャラメルマン8号<ref group="ep">「悪夢!ガジラがふたり…の巻」『Dr.スランプ』第14巻、集英社、1984年。</ref>{{efn2|後に登場する8号や、自らを改造して当初は8号と勘違いしていた9号とは別物。}}としてサイボーグ化して、爆弾入りの小包を千兵衛に送って殺害しようとするが、タイムスリッパーで偶然3日後へ行っていた千兵衛に気付かれ、大至急3日前に戻ってきた千兵衛が投げ捨てた爆弾小包が飛んできて大破した。その後、ヘリコプターの体にハサミのような手が付いたサイボーグになって、千兵衛の家のクリスマスパーティーのゴミ袋をプレゼント用の袋と勘違いして爆弾を忍ばせたが、何も知らないみどりがゴミ収集車にそれらを回収させ、ゴミ収集車が山道を走っている時に石を踏んだ拍子で爆弾だけが崖下にあったマシリトの研究所に偶然落ち、サンタが勘違いして置いたと思ったマシリトが開け、研究所ごと爆発する。
: またもや自らを改造しキャラメルマン9号となり、「世界一つおいのだーれだ大会!!」に出場。初めはキャラメルマン8号として登場したが、劇中で観客に「9号」の間違いではと指摘され、顎に書かれた「8」を消して「9」に訂正している。決勝でアラレと対戦する。ロボビタンAを無効化するエネルギーゼロ光線を股間から放ちアラレをエネルギー切れ状態にして場外に飛ばしたが、卑怯な戦いに怒ったオボッチャマンがアラレに扮装して乱入。エネルギーゼロ光線を出す間もなくごあいさつ砲で粉々に破壊され死亡。跡にはネジとバネが1個ずつしか残らない姿になってしまい、鳥山がタイムマシンで訪れた10年後の世界で、マシリトのその後をアラレに案内された時そのままで発見されている。アニメ第1作では死後は地獄に落ち、血の池地獄や炎地獄、針山地獄で痛い目にあい、鬼にゴルフボールの代わりにされていたが<ref group="ep">アニメ第1作・第233話「バレタ!!地球のひみつ」。</ref>、地獄から脱走して、アラレや千兵衛に復讐するためにオボッチャマンを洗脳したが、最終的にはチビルに地獄へ連れ戻される。原作・アニメ第1作の最終回および『ドラゴンボール超』では幽霊となって登場する。
: 幽霊となった後は生前にサイボーグ化する前の状態(顎や左手など)に戻っている。ただし下半身は幽霊故に脚先が無いものとなっている。
: 『ドラゴンボール超』では授賞式への招待状が届かなかった腹いせに地獄から脱走し、アラレとガジラたちを「アソビタインX」で好奇心旺盛で無邪気な部分を悪い方向に増幅させて、会場をメチャクチャにした。原作・アニメ第1作の最終回と同様に幽霊として登場しており、死んでいるため、[[トランクス (ドラゴンボール)|トランクス]]の攻撃すら効かないなど物理攻撃が一切通用しないと思われたが、ホンモノマシーンマーク2で生み出されだ宇宙一美味しい食べ物に反応してやってきた[[ドラゴンボール超の登場人物#ビルス|ビルス]]に対して「誰だか知らんが空気読め!ボツにするぞ!」と楯突いたことでビルスの怒りを買い、破壊の力によって呆気なく消滅させられた。
: モデルは当時、鳥山明の編集担当だった'''[[鳥嶋和彦]]'''で苗字(鳥嶋=トリシマ)を逆さまにしている。千兵衛のライバルを登場させようとの構想から生まれたキャラクターで、当初原稿を見た鳥嶋から敵キャラクターの博士にインパクトが無いことを指摘されて「おもいっきり嫌いな奴とか嫌な奴、悪い奴を思い浮かべて描いてくれ」、「いかにもズル賢そうで個性的な顔に描き直して」とボツにされてなんとなく頭にきて、悩んだあげく、じゃあ没にしたインパクトのある鳥嶋そっくりなDr.マシリトを考えて、もう変更のきかない締め切り直前に送った。鳥嶋は怒ったが、もう描き直す時間は無く使うしかなかったと鳥山と鳥嶋は語っている<ref>鳥山明「めずらしくわしがマジメに語るDr.スランプのヒミツその(3)」『Dr.スランプ』第16巻、集英社、1984年、88頁。</ref><ref name="kobayashi">『[[漫道コバヤシ]]地上波特別編! - ドラゴンボールZ復活の「F」公開記念スペシャル』フジテレビ、2015年4月24日{{出典無効|title=TVWATCH|date=2024年10月}}。</ref>{{R|cover_3}}。人気が良くて鳥嶋は当時の編集長から、今後もマシリトを続けてほしいと指示された{{R|kobayashi}}。鳥山は「やられてもやられても立ち上がる不屈の魂とキモさは、描いててその執念を感じた。思いがけずいいキャラクターになった」と語っている{{R|cover_3}}。
: スピンオフ漫画『[[Dr.スランプ#特別編|ドクター・スランプ2007特別編 Dr.MASHIRITO ABALEちゃん]]』と『劇場版Dr.SLUMP Dr.マシリト アバレちゃん』では、息子が登場する。漫画『Dr.MASHIRITO ABALE』ちゃんが掲載された『月刊少年ジャンプ』2007年4月号のキャラメルマン特集では、マシリトが自分を改造したキャラメルマンまで全部含めると、実は自らを改造したキャラメルマン8号は9号のはずで、自らを改造したキャラメルマン9号は11号のはずだと解説されている{{R|research2007}}。
; Dr.マシリトJr.(ドクター・マシリトジュニア)
: 声 - 野沢那智
: 『ドクター・スランプ2007特別編 Dr.MASHIRITO ABALEちゃん』、それを原作としたアニメ映画『劇場版Dr.SLUMP Dr.マシリト アバレちゃん』に登場。Dr.マシリトの隠し子で、顔と性格は父親そっくりな息子。父の仇を取るため打倒アラレを目指しており、世界征服をして地球の支配者になるのが夢。
: 実はマシリトには、かなり以前から約10km離れた三日月村に大学時代からの恋人がおり、その女性との間にできた子供がマシリトJr.だが、マシリトは結婚はせず、当初マシリトは「私の子ではない」などとシラをきっていた。息子のマシリトJr.は父親の遺伝が強かったので成長するにつれ、疑いようのないその容貌からマシリトは観念して自分の子だと認知し、養育費も支払っていた。数年前、マシリトが亡くなって養育費の途絶えたマシリトJr.の母親は、アラレに対する恨みや科学知識と、カラオケによる声楽をマシリトJr.に徹底指導した。マシリトJr.の母親は、風貌も屈折した性格も比較的マシリトと似ており、名前は不明{{R|research2007}}。
 
=== その他 ===
; ギャースカ大魔王
: 声 - [[雨森雅司]](劇場版第1作、アニメ第1作・63話、125話)、玄田哲章(TVス(アニメ第1作・「シャルンギン村英雄伝説」、178話)、[[雨森雅司大友龍三郎]](125話(アニメ第2作/劇場版・雨森雅司
: 不思議島(ワンダーアイランド)の雲の上に住む大悪人。その涙は惚れ薬「ホーホレチャッタノヨララランラン薬」の材料となる。原作では1回しか登場していないが、アニメ第1作では番人<ref group="ep">アニメ第1作・SP「ペンギン村英雄伝説」。</ref>やアラビアンナイトの大魔王<ref group="ep">アニメ第1作・125話「空とぶ愛のハネムーン」。</ref>などの役割で複数登場している。アニメ第2作では「大魔王ウンモー」という名前になっている。
; [[宮本武蔵|宮本ムサシ]](みやもと ムサシ)
: 声 - 第1作・[[滝口順平]](39(アニメ第1作・39)→)<!-- 、大竹宏(243(アニメ第1作・243話) -->
: 「戦国時代の[[ガンダム (架空の兵器)|ガンダム]]」という異名を持つ武芸者。[[巌流島]]の決闘に向かうべく歩いていたところ、「タイムくん」を用いてタイムスリップしてきたアラレとガジラに付き纏われるが、箸で[[ウシ]]を軽々と掴むアラレに感服する。決闘そっちのけで弟子となり、アラレに現代のペンギン村に連れて行かれ村立中学園に編入し、後に高学園へ進学する。アニメではその後、[[モブキャラクター]]としてしばしば登場している。
; [[佐々木小次郎|佐々木コジロー]](ささき コジロー)
: 声 - 第1作・佐藤正治(アニメ第1作)
: ムサシの決闘相手。年月を経て老人となってもひたすら武蔵を巌流島で待ち続ける。
; 山吹茶井郎(やまぶき ちゃいろう)
: 声 - 第1作・[[鈴置洋孝]](アニメ第1作)
: 村から村へ渡り歩く、侍のような風貌のキザな青年。こぶし一振りの風圧山を崩すほどの力を持っている。原作では名前は明らかにされず、アニメでの名前は姿三角(すがた さんかく)となっている。2002年のSHUEISHA JUMP REMIXでは、みどりの弟と紹介されている<ref>SHUEISHA JUMP REMIX『Dr.スランプ アラレのハイスクールライフ編』集英社、2002年、121頁。</ref>
; チビ / ジャングル少年
: 山吹みどりの弟<ref>スーパージャンプリミックス『Dr.スランプ アラレのハイスクールライフ編』 121ページ</ref>だが、作中ではそのことに一切触れられていない。原作では名前は明らかにされず、アニメでの名前は姿三角(すがた さんかく)となっている。
: 声 - [[木藤玲子]](アニメ第1作)、[[坂本千夏]](アニメ第2作)
; チビ/ジャングル少年
: 原作では名前不明で、アニメ第1作ではチビ、第2作ではジャングル少年。「クレイジー・ハネムーン」編に登場したボサボサ頭の原始人風の少年で、巨大なフォークを片手に持つ。巨大なワニの背の島や「とりしま」(鳥嶋和彦ではなく、巨大なスズメの背の島)を縄張りとする。地味な顔だがパワーはアラレと互角以上で、口からは「あいさつ砲」に似たビームを発射し、両目から光線まで放つほど強く、空も飛べる。アラレをエネルギー切れ状態にした上、人食い人種(文庫版以降はネコ)風の集団や巨大ゴリラを連れてみどりをさらい食べようとした。ガジラには目から出した光線も効かず、最後はガジラの光線で気絶するが、則巻一家が宇宙船で島を去ろうとした際に気付いて撃墜した。
: 声 - 第1作・[[木藤玲子]]/第2作・[[坂本千夏]]
: アニメ第2作ではアラレを一撃で戦闘不能にさせる。その後エネルギーを回復したアラレと再戦し、ここでも互角以上の強さを見せるが、巨大なフライパンを持つ母親(声 - 上村典子)が登場し、「人間を食べちゃダメ!」と叱られて戦闘が終わる。
: 原作では名前不明、アニメ第1作ではチビ、第2作ではジャングル少年。「クレイジー・ハネムーン」編に登場したボサボサ頭の原始人風の少年。巨大なワニの背の島や「とりしま」(鳥嶋和彦ではなく、巨大なスズメの背の島)を縄張りとする。地味な顔だがパワーはアラレと互角で、口からは「あいさつ砲」に似たビームを発射し、両目から光線まで放つほど強く、空も飛べる。人食い人種(後の版ではネコ)風の集団や巨大ゴリラを連れてみどりをさらい食べようとした。最後はガジラの光線で気絶するが、則巻一家が宇宙船で島を去ろうとした際に気付いて撃ち落とした。
: 第2作では母親が登場し、「人間を食べちゃダメ!」と叱られる。
; カニ怪獣
: 声 - 第2作・[[茶風林]](アニメ第2作)
: ハサミ以外の足は4本で、サメのような口の中に目がある巨大カニ。「クレイジー・ハネムーン」編の終盤で突然現れ千兵衛を襲うが、ハサミに対してジャンケンのグーを出され気迫負けして海に落ち、巨大ワニ(それまでいた島)の「リッチな夕食」となる。アニメ第1作は、原作の回には登場せず、アニメオリジナルの第112話「愛のえんそくSOS!!」で、アラレたちの遠足の途中で登場する。第2作ではガジラに敗れている。作者
: 鳥山によるとカニ怪獣と千兵衛が戦う回は高熱でほとんど意識が無い状態で、ペン入れをした記憶が無いと語っている<ref>鳥山明「めずらしくわしがマジメに語るDr.スランプのヒミツその(5)」『Dr.スランプ』第16巻、集英社、1984年、116頁。</ref>
; 山くじら
: 人里離れた山奥に住む、[[マッコウクジラ]]に恐竜のような二足があるを生やしたような巨大な[[クジラ]]。ペンギン村を通ったために村が台風の後のように滅茶苦茶になってしまったが、自分の子供をいじめたスッパマンを追いかけて山へ帰って行ったために村に平和が訪れる。本来は「山くじら」とはイノシシのことだが、この山くじらは[[マッコウクジラ]]に似ている<ref name=と解説されている{{R|world/>}}
; 千兵衛のじいちゃん
: 声 - 第1作・[[永井一郎]](86(アニメ第1作・86)→)、八奈見乗児(170(アニメ第1作・170)→)、<!-- →佐藤正治(235(アニメ第1作・235)/)→宮内幸平(アニメ21作・243話) -->滝口順平(アニメ第2作)
: 桑方(くわがた)村からペンギン村へ2年がかりでやって来る、千兵衛の父方の祖父。原作の手紙から則巻姓とわかるが下の名は不明(読み取れない)。存在しないはずの千兵衛の妹としてアラレを紹介され驚く。さらに千兵衛の愛車を見て珍しがっていたため、桑方村が相当なド田舎であることが伺える
: ゲンゴロウ島の山奥にある桑方(くわがた)村から[[牛車]]に乗り込んで、ペンギン村へ2年がかりでやって来た。存在しないはずの千兵衛の妹としてアラレを紹介され驚き、村長の娘の写真を千兵衛の見合い相手として紹介する{{efn2|千兵衛曰く「結婚していてよかった」(原作およびアニメ第2作)、「来てくれて助かった」(アニメ第1作)。}}。
: みどりのことを外国人と思い込んだ。千兵衛の自家用[[ヘリコプター]]に乗せられて村に帰るが、それを見た村人たちから「あれはじっさまでねえ。じっさまに化けた宇宙人に違いねえ!」と誤解される羽目になった。
; 良太(りょうた)
: 声 - 第1作・[[田中真弓]]/(アニメ21)、山本圭子(アニメ第2作)
: 千兵衛のじいちゃんの内孫で千兵衛のいとこ従弟。自慢の[[大型カメラ|写真機]][[二眼レフカメラ|二眼式]][[マグネシウム]]を焚くなど、当時としてもかなり古い型)でペンギン村の「文明」を撮り捲る。トイレに入っても[[便器|洋式便所]]の使い方がわからず、便器の下にあった排水溝の蓋を開けてその上に用を足し、手水鉢と間違えたのか便器の水で手を洗ってしまった
: 従兄の千兵衛の自家用ヘリコプターで祖父と共に村に帰り、村人たちに「宇宙人」と誤解されたときに、アラレからもらった[[トランシーバー (無線機)|トランシーバー]]で、アラレたちに「村は大騒ぎじゃ…」と会話する場面がある。
; おやぶん
: 声 - 寺田誠(現・麦人)(アニメ第1作)
: となり村からペンギン村にやってきた[[ヤクザ]]。子分Aと子分B(声 - 玄田哲章)を引き連れており、褒める時にイチゴ[[ポッキー]]を与える。家賃が払えず住家を追い出されたため、たまたま通りかかったアラレとガッちゃんから金を巻き上げようとするが、アラレたちにすっかりペースを乱されて失敗する。最終的にペンギン村の住人たちに物珍しがられ、ステージの上で一曲歌う羽目になる。
; ペンザラシ
: 声 - 第1作・<!-- 戸谷公次(アニメ第1作・五作)、 -->松尾銀三(アニメ第2作・王様)、<!-- 杉山佳寿子(アニメ第1作・妻)、 -->三田ゆう子(アニメ第1作・子供)、[[渡辺菜生子]](アニメ第2作・ペンちゃん
: 非常に寒いオーサム地方に生息するペンギンと[[アザラシ]]に似た動物。'''''''''ごさく'''うオスとその妻がエサを探してゲンゴロウ島にやってきた時、妻が産気づき卵を産むが、急に夏になったためにく卵を置いてオーサム地方に帰ってしまう。ガジラたちの拾った卵から孵った子供は則巻一家によってオーサム地方に届けられ、無事に親と再会する。
: アニメ第2作では異星生物で、母星であるオーサム星の異常気象から避難させられた卵がニコチャン星に飛来してアラレの前で孵った。「ペンちゃん」と名付けたその子をオーサム星に連れて来たアラレたちによって異常気象は解決し、子供は実母のもとへ帰される。
; スーパーリッチのマスター
: モンシロ町にある[[レストラン]]「スーパーリッチ」の支配人。[[ギャルソン]]姿が特徴。
: 則巻家が来店した際、(大衆食堂で出すような)メニューにない物を注文したり[[フルコース]]が高いと言ったりする彼らに呆れつつ、店の(裏)メニュー「へいたっぷりくったぞタダだぜコース」を提供(今まで「完食した人はひとりもいない」とのこと)。完食したうえおかわりまでされ、2回目に来店した時には恐れをなして臨時休業した。
; カスマット姫
<!-- : 声 - 第1作・杉山佳寿子(アニメ第1作) -->
: ナナバ王国の姫。ナナバ王国侵略をたくらむチャカボ王国に監禁されていたが、飛行機を奪い逃走。飛行機がペンギン村に墜落し、突詰と出会う。
: 髪の色以外の外見があかねにそっくりだったため、見間違えられたあかねが誘拐されてしまうことになる。
: 事件解決後、密かにあかねと入れ替わってしばらくペンギン村に滞在。もっともあかねと比べて淑やかな性格のため友達にはすぐばれた。あかねは姫の生活を期待したが、ナナバ王国は予想外に原始的だった。
; ビスナ
: 声 - 第1作・玄田哲章/劇場版・(アニメ第1作)、[[小池朝雄]](劇場版第4作)
: カスマット姫をチャカボ王国に連れ戻そうとした男。カスマット姫とあかねが「まぎらわしい」という理由だけであかねを殺そうとした非情な性格。
: 劇場版『ほよよ!ナナバ城の秘宝』では遥か昔にアキレサンダー大王に滅ぼされたナナバ王国の生き残りで、王家に伝わる[[黒魔術]]の使い手となっている。
; 茶ビン魔人
: 声 - 第1作・佐藤正治/劇場版・(アニメ第1作)、八奈見乗児(劇場版第4作)
: ビスナが茶ビンから呼び出したいわゆる[[ジン (アラブ)|ランプの精]]。巨大な体と間の抜けた顔を持つが凶暴な性格で、自らを呼び出したビスナさえも殺してしまう。口からビーム砲も出す。アラレやガッちゃん2人の攻撃すらも効かず返り討ちにしたが、その様子を見て怒った突詰により空の彼方へと吹き飛ばされる{{R|group="ep"|Youth}}。アニメ第1作の234話「ほよよ!!地球バラバラ」では太平洋のホラホラ島にある地球の鍵穴の番人として再登場し、アラレの「んちゃ砲」を食らってもノーダメージで、逆に口から出したビーム砲「ぐわっ砲」でアラレをボロボロにして、そのアラレを助けようとしたオボッチャマンも踏みつぶして戦闘不能にしたが、マシリトがバビロンの鍵で地球を壊そうとしたせいで起きた地割れに落ちていった。
: ビスナが呼び出したいわゆる[[ジン (アラブ)|ランプの精]]。
: 名前は原作では茶ビン魔人、アニメ第1作ではマモノ、魔人、劇場版『ほよよ!ナナバ城の秘宝』では地底の魔人、週刊少年ジャンプ特別編集『鳥山明 THE WORLD』では茶ビンの精と表記されている。
: 巨大な体と間の抜けた顔を持つが凶暴な性格で、自らを呼び出したビスナさえも殺してしまう。とてつもない強さを誇り、アラレの攻撃やガジラたちの光線も全く通用せず、逆に三人を一撃で倒す。しかしその様子を見て怒った突詰により、空の彼方へと吹き飛ばされる。アニメ第1作ではその後、太平洋のホラホラ島にある地球の鍵穴の番人として魔人が登場し、んちゃ砲に似た「ぐわっ砲」を使用する。
: アニメ第1作ではマモノ、劇場版では地底の魔人、週刊少年ジャンプ特別編集『鳥山明 THE WORLD』では茶ビンの精と表記されている。
; キバルト・デルッヘ
: 声 - 千葉繁<ref>『マイアニメ』1985年2月特大号ふろく「TVアニメ総ガイド TV RADAR」秋田書店、19頁。</ref>(アニメ第1作)
: 声 - 第1作・千葉繁
: 大都会島からペンギン村に引っ越してきた[[ドイツ]]人。オートバイレースの世界チャンピオンとして第2回ペンギングランプリに参戦する。走りに絶対の自信を持っている色男で、グランプリ予選では好タイムを叩き出すが、その直後にオートバイこぞうに記録を上回られ、予選順位が6位だったことに愕然とする。グランプリ本戦では「ウンチを触らないと通過できない」チェックポイントなどの独特のルールに翻弄され、最後は借り物競走で「美女のパンツ」の紙を引いてブス不美人のパンツを出したことがばれバレ失格となる。
; ドクター脳(ドクターノウ)
: 声 - 第1作・水鳥鉄夫
: アニメオリジナルキャラクター。栗頭の兄で、天才的頭脳を持つ科学者。子供の頃のささいなことがきっかけで弟を憎むようになり、地球征服を企むようになる。得意技は「にくしみの頭突き」。
; モンシロ町の町長
: 声 - 第1作・玄田哲章
: アニメオリジナルキャラクター。ペンギン村の村長になったアラレが一度もあいさつに来ないことに怒り、装甲車でペンギン村まで乗り込んでくる。
; マスクド・メロン
: 声 - 第1作・兼本新吾
: アニメオリジナルキャラクター。プロレスの神様と呼ばれ、10年間負け知らずでほとんどの試合が10分以内で決着がつくといわれるプロレスラー。必殺技はフルーツラリアット。ピースケの憧れでもある。
; 珍 竹鈴(ちん ちくりん)
: 声 - 第1作・[[鶴ひろみ]]
: ファンから寄せられたアイデアから作られたアニメオリジナルキャラクター。突詰の幼友達で、15人兄弟の末っ子。参四號(さんしーごう)を操縦して中国からペンギン村まで摘家の洗濯物を持ってくる。一見少女のように見えるが男性で、兄弟が全部男だったので末の竹鈴だけ父親に女の子のように育てられた。突詰同様の変身体質で、女性に触られると龍になり、男性に触ると元に戻る。
 
== お化け ==
=== ドランパイアとその関係者 ===
; ドランパイア
: 声 - 第1作・[[潘恵子]]/(アニメ21)、[[小林優子]](アニメ第2作)
: 人の生き血とカネに目がない女[[吸血鬼]]。名前は[[ドラキュラ]]と[[吸血鬼|ヴァンパイア]]から。連載初期には則巻家に押し入る泥棒として、末期には千兵衛に死期を知らせに来る[[死神]]アルバイトとして登場する。
: アニメ第1作では顔があかねとそっくりなため、アラレや部下たちに間違えられる。アニメ第2作ではバイト料が没収されたためアラレに復讐(土下座)させるために銀行から融資を受けてお化け屋敷を作って脅かそうとするがあえなく失敗し、エンディングで自己破産申告の手続きをする。
; 召し使い
: 声 - 第1作・千葉繁/(アニメ21)、松尾銀三(アニメ第2作)
: ドランパイアに付き従っている、ひげ顔の男。モンスターたちの中では比較的常識人
; 狼男 / フランケン
: 声 - 第1作・戸谷公次/(アニメ21)、[[頓宮恭子]](アニメ第2作)
: ドランパイアの部下。最初に登場した時は[[フランケンシュタイン]]の怪物の姿だったが、泥棒に行く際に満月を見て[[狼男]]に変身した。死神としての登場の時は終始狼男の姿だった。モンスターたちの中では召し使い同様、比較的常識人
: アニメ第2作ではお化け屋敷でアラレに復讐を企むドランパイアの行動{{efn2|今更ながら催眠術で操ったり(ここでは召し使いと共にツッコミを入れている)、アラレに謝らせた上にお金まで取ろうとするなど。}}には召し使い共々、呆れていた。
; エンマ大王
: 声 - 声 第1作・佐藤正治(161話)→戸谷公次(234話)/第2作・[[大友龍三郎]]
: ドランパイアを死神アルバイトとして雇った、その名のとおり[[閻魔|閻魔大王]]。ドランパイア一行について来たアラレにウンチを投げつけられたため、千兵衛とアラレを地獄送りにした。
; モンスタープリンス
: 声 - 第1作・[[小宮山清]](アニメ第1作)
: アニメ第1作に登場。モンスター伯爵の子息でマントを着けている。人間の女の子に興味を持ち、アラレをガールフレンドにしようとする。原作では扉ページのみに登場している。
; 案内オバケ
; 半魚人
: 声 - 竜田直樹(アニメ21・[[吉本収一郎]]
: お化け屋敷を案内するオバケ。アラレたちを怖がらせることができず、帰らせようと昼寝していた鶴燐を叩き起こして怒らせてしまい、超能力で屋敷ごと吹き飛ばされる。オバケを怖がるタロウのことを気に入り、屋敷が壊れた後は仲間と共に空豆家へやってくる。
: 日光に弱い。
; お菊さん
; ミイラ男
: 声 - 向井真理子(アニメ21・[[佐藤智恵]]
: お化け屋敷の一員。ロックミュージシャンのような姿で、皿の代わりにレコードを数える。アニメ第1作ではオキクと表記されている。「お岩さん」もいるが、海外旅行に行っている。
: 体が弱い。
; [[のっぺらぼう]]
: 声 - 千葉繁(アニメ第1作)
: お化け屋敷の一員。うずくまって泣いている振りをして、寄って来たアラレたちに眼鼻のない顔で驚かそうとした。だが驚かないアラレに顔を落書きされ、本人は喜んで仲間に見せに行ったが案内オバケは困っていた<ref group="A">アニメ第2作では本人も嫌がっていた。</ref>。空豆家に来た際も落書きは残っていた。
; 山田花子(やまだ はなこ)
: 声 - 藤田淑子(アニメ第1作)
: 交通事故で死んでしまった女性。享年23歳、千兵衛曰く「最近珍しいお名前」。結婚を控えていたため死んでも死に切れず幽霊となる。生き返るために千兵衛にターボが作ったタイムマシンで事故を未然に防いでもらおうとする。そして彼女を轢きそうになった車をアラレが吹き飛ばしたため彼女の命は助かるが、今度はその車の運転手が幽霊となって出てきてしまった。
 
=== チビル家族世の住人 ===
; チビル
: 声 - 声 第1作・[[桂玲子]]/(アニメ21)、[[かないみか]](アニメ第2作)
: ペンギン村の[[活火山]]、パタパタ山の火口を通して[[地獄]]からやってきた子悪魔。アルバイトで人間の魂を求めているが、死ぬのを勧めれば当然断られ、不意討ちしてもギャグ漫画では滅多に死なないのでうまくいかない。「[[タクシー]]ドラゴン」を乗り物として操る。姉のモラスがペンギン村に初登場したときは3歳だった<ref group="ep">「はちゃめちゃでびるぎゃるの巻」『Dr.スランプ』第7巻、集英社、1982年。</ref>。「地獄」と書かれた看板を持ちながら地獄行きの船の整列係もしており、その列にアラレと千兵衛を見つけた時は「モクケラヒーッ!!」の呪文で、こっそり現世への通路を光線で開けて生き返らせてくれた。また、アニメ第1作でマシリトが地獄を脱走した時には連れ戻す役をしている。第1作では、彼の初登場の回に最高視聴率38%を記録した
: 第1作では、彼の初登場した回が最高視聴率38%を記録した。鳥山は「ドジで可愛い悪魔が、アラレたちに翻弄されるところがおもしろいかなというシンプルな発想で生まれた。ガジラとほぼ同じサイズなので、とても扱いやすいキャラで描くのも簡単だった」と語っている{{R|cover_2}}。
; モラス
: 声 - 第1作・[[松島みのり]](アニメ第1作)
: チビルの姉で、ホウキに乗った[[魔女]]。やたらにホレっぽく、男性を見るたび誰彼構わず結婚する気になる。
; タレル
: 声 - 第1作・<!-- 佐藤正治/(アニメ21作)、玄田哲章(アニメ第1作・110話)、 -->青森伸(アニメ第2作)
: チビルの父。原作ではチビルの台詞からチビルに父親がいることだけはわかるが、名前も姿も出てこない<ref group="ep">「地獄の使者(メッセンジャー)の巻」『Dr.スランプ』第6巻、集英社、1981年。</ref>。アニメ第1作では姿は見せず声だけ登場している。妻の名前はコラエルで、アニメ第1作86話「アラレ出生の秘密」では姿は見せずトランシーバーの声だけ登場している
; タクシードラゴン
: 声 - 第2作・[[江川央生]]
: チビルが長距離を移動する際に乗るドラゴン。火を吐く。
; 閻魔大王
 
: 声 - 佐藤正治(アニメ第1作・161話)、戸谷公次(アニメ第1作・234話)、大友龍三郎(アニメ第2作)
=== その他 ===
: その名のとおり[[閻魔|閻魔大王]]で、死者を天国と地獄どちらへ行かせるか決める。顔は髭もじゃで目の下には目立つクマがあり、独特な冠と独特な着物を着ており「閻魔大王」と書かれた柄杓を持っている。あの世で「よいこは天国!わるいこは地獄!」と前面に書かれた机に座っており、机には木槌、ペンとインク、死者のことが書かれている閻魔帳が置かれている。ドランパイア一行についてきたアラレからウンチを鼻の上に投げつけられたことに怒って、千兵衛とアラレを地獄送りにして、死神アルバイトとして働いていたドランパイアたちはクビにした。
; 案内オバケ
: アニメ第2作では、アラレとガジラとチビルによる鬼ごっこで地獄をめちゃくちゃにされたことに困り、アラレたちを生き返らせた上で、ドランパイアたちのバイト料を没収した。
: 声 - 第1作・竜田直樹
: お化け屋敷を案内するオバケ。アラレたちを怖がらせることができず、鶴燐の睡眠の邪魔をして怒らせてしまい超能力で屋敷ごと吹き飛ばされる。オバケを怖がるタロウのことを気に入り、屋敷が壊れた後は空豆家へやってくる。
; お菊さん
: 声 - 第1作・向井真理子
: ロックミュージシャンのような姿のオバケで、皿の代わりにレコードを数える。アニメ第1作ではオキクと表記されている。「お岩さん」もいるが海外旅行に行っている。
; 山田花子(やまだ はなこ)
: 声 - 第1作・藤田淑子
: 交通事故で死んでしまった女性。結婚を控えていたため死んでも死に切れず幽霊となる。生き返るために千兵衛にターボくんが作ったタイムマシンで事前に事故を防いでもらおうとする。そして彼女を轢きそうになった車をアラレが吹き飛ばしたため彼女の命は助かるが、今度はその車の運転手が幽霊となって出てきてしまった。
 
== 宇宙人 ==
=== オカカウメ星 ===
=== スッパマンとその関係者 ===
; スッパマン / 暗悪 健太(くらあく けんた)
: 声 - 玄田哲章(アニメ第1作、劇場版第1作 - 第4作、ドラゴンボール)、<!-- 戸谷公次(アニメ第1作・13話の次回予告)、 -->古谷徹(劇場版第6作 - 第9作、アニメ第2作)
: 声 - 第1作・玄田哲章/劇場版・第2作・古谷徹
: オカカウメ星からやってきた自称[[正義の味方]]。しかしその行動はアホそのもので、村人なおらは「アホのスッパマン」とバカにされている。普段はPCB(ペンギン村文化放送局)[[テレビ]]の[[アナウンサー]]'''暗健太'''(くらあく けんた)として変装し正体がばれないようにパトロールをしているが陰湿変装はほとんどの村人にバレている。事件に遭遇すると電話ボックス陰険コスチューム着替えて変身するが、卑怯な性格のために敵が自分より強いとわかると相手にへらうなど、かえって事件をややこしくする。またタイプ{{efn2|悪口を言われたりすると相手に爆弾を投げたり毛虫などで脅かしたりする。パーザ}}。オカカウメ星でも弱虫<ref group="ep">「SUPPAMAN2の巻」『Dr.スラプ』第6巻ブビビンマンとは全く同じ顔集英社、1981年昔はいじめ</ref>。村人かれっ子だったらしく、地球外の知り合いに自分が地球「アホヒーローになったスッパマン」吹聴しバカにされている。決め台詞が、アラレとガジラ「ウメボシたべてスッパマン!」。[[にとっても数少ないファンであり、度々彼を助けている<ref group="A">アニメ第1作ではアラレから村中で買い占めてきた梅干し]]食べないと変身しふるまわれことにサインを求められたり、アニメ第2作ではエネルギー切れで動けい。とくなったアラレを救っておきの必殺技は「勇気の人感謝し指」で、ウンチに触るれたこともある。</ref>
: 普段はアルバイトでやっている<ref group="ep">「大高校野球(ベースボール)大会〈その1〉の巻」『Dr.スランプ』第15巻、集英社、1984年。</ref>PCB(ペンギン村文化放送局)テレビのレポーター暗悪健太として変装し、正体がばれないようにパトロールをしているが、変装はほとんどの村人にバレている。事件に遭遇すると電話ボックスで、服の胸には丸の中に「す」と書かれているコスチュームに着替えて変身するが、卑怯な性格のために敵が自分より強いとわかると相手にへつらうなどする。魚が溺れていると思って助けたり、お地蔵さんを悪者と間違えたり、火事を消そうとして[[コンタクトレンズ]]を落としたり、マントを忘れて掛け布団を代用したり、[[タコ]]を地球に襲来した[[火星人]]と間違えて大ゲンカしたりなど、アホなことばかりやっている。アニメ第1作では、アレー彗星が地球に来る話を聞き、悪徳商法でタイヤを高値で売り、みんなで逃げるために千兵衛が作った大型ロケットを壊したうえ、以前に千兵衛が作った小型宇宙船を盗み、悪徳商法で手に入れた500万を持って自分だけ逃げた<ref group="ep">アニメ第1作・第206話「激突!アレーすい星」。</ref>。決め台詞は「ウメボシたべてスッパマン!」。[[梅干し]]を食べないと変身したことにできない。とっておきの必殺技は「勇気の人さし指」で、ウンチに触ること。飛べないため、いつもアラレやガジラ以外の村人たちにバカにされている{{efn2|画面の端などにモブキャラクターとして登場するときには空高く飛んでいる。}}。自ら付けたキャッチフレーズ的なものは「[[オカメコオロギ]]より速く、[[トノサマバッタ]]より強く、(価格が)高い[[数の子|カズノコ]]などひとっ飛び」<ref group="ep">「ペンギン村ウォーズの巻Part1」『Dr.スランプ』第8巻、集英社、1982年。</ref>。当初は一軒家に住んでいたが、留守にしていた際にたまたま家を訪れたオボッチャマンに「空き家」だと勘違いされて家を奪われてしまい<ref group="ep">「愛のテレパシーの巻」『Dr.スランプ』第13巻、集英社、1984年。</ref>、以後は「すっぱまんせいぎのやかた」と書かれた[[テント]]での生活を余儀なくされた。10年後の未来では、禿げてバーコード頭になっている<ref group="ep">「んちゃ!10年後のペンギン村の巻」『Dr.スランプ』第16巻、集英社、1985年。</ref>。原作、アニメ第1作ではオボッチャマンを恐れて家を譲り、第2作では後にオボッチャマンから取り返しているが、その後にテント暮らしをしているシーンがある。劇場版第8作では、アラレたちを助けようと[[サイヤ人#超サイヤ人|超サイヤ人]]に変身していたが、全く役に立たなかった。
: 当初は一軒家に住んでいたが、留守にしていた際にオボッチャマンに家を奪われてしまい、以後は「すっぱまんせいぎのやかた」と書かれた[[テント]]での生活を余儀なくされた。原作ではそのまま返ってこなかったが、アニメ第1作ではオボッチャマンを恐れ家を譲り、第2作では後にオボッチャマンから取り返しているが、その後にテント暮らしをしているシーンがある。
: 単行本9巻に載っている裏話の漫画では、鳥山はアラレの強敵として登場する予定で考えていたが、酸っぱい梅干しが憎たらしかったために思いっきり弱くしてやったと描かれている<ref name="bubibin">鳥山明「いまだからはなせるマル秘Dr.スランプうらばなし - ブビビンマン・スッパマン……の巻」『Dr.スランプ』第9巻、集英社、1981年、174頁。</ref>。後に鳥山は『Dr.スランプ』の連載開始前にスッパマンを主役にした漫画を描いたが「こんなへんなやつ主人公にするな」と没にされ、ふびんに思い『Dr.スランプ』に登場させたと語っている<ref name="himitsu_7">鳥山明「めずらしくわしがマジメに語るDr.スランプのヒミツその(7) その(8)」『Dr.スランプ』第16巻、集英社、1984年、146頁。</ref>{{R|cover_1}}。鳥山は「せこいところが最高で、こういうくだらないキャラは大好きなので、スランプに登場してもらった」<ref name="cover_1" />、「スッパマンの話とニコチャン大王の話が気に入っていて、基本的にバカバカしい話が大好きなので、けっこう楽しんで描いた憶えがある」<ref name="subete">鳥山明「鳥山先生に聞いてみたっ!Dr.スランプのすべて!?物語編」『ペンギン月報2』(Dr.スランプ完全版3巻初版用付録)、集英社、2006年。</ref>、「パーザン、ブビビンマンとは全く同じ顔なので、油断するとこんなのばっかり描いてしまうので、また一緒じゃないかなんてよく怒られた」と語っている{{R|cover_1}}。
: 単行本にはスッパマンの誕生秘話が1頁マンガで掲載されており、アラレのライバルとして登場する予定で考えてたが、とある事情で思いっきり弱くしてやったと描かれている。ただしスッパマンの原型となるキャラクターはDr.スランプの連載開始前からも他作品で登場している。主人公に据えた話も構想していたが没になっており、連載終了前にスッパマンは「次は私を主人公にしろ」と鳥山に提案したが即却下される。『[[貯金戦士キャッシュマン]]』や『[[ネコマジン]]』にも同じ顔のキャラが登場するなど、鳥山明の作品を代表するキャラクターの1人となっている。
: モデルは映画『[[スーパーマン]]』の[[スーパーマン (架空の人物)|クラーク・ケント]]{{efn2|また、スッパマン登場前の初期では、スーパーマン本人(ただし後ろ姿のみ)が一瞬登場している。}}
; ショッパマン
; しょっぱまん
: 声 - 第1作・木藤玲子(136(アニメ第1作・136)→)、<!-- 三田ゆう子(214話)/(アニメ21作・214話)、 -->[[冬馬由美]](アニメ第2作)
: スッパマンの弟。好物は[[塩辛#イカの塩辛|イカの塩辛]]。決め台詞は「シオカラなめてショッパマン!」。丸の中に「しょ」と書かれているとんがり帽子を被っている。正義学園を卒業し土星の平和を守ることになり<ref group="A">アニメ第2作では、銀河連邦警察 宇宙パトロール隊に配属。</ref>、兄のパトロールぶりを参考にするためにペンギン村にやって来てスッパマンと320年ぶりの再会を果たす。きのこには[[タケちゃんマン]]の弟と間違えられた。兄を心の底から尊敬しているが、アニメ第2作ではバカにしている。きのこには[[タケちゃんマン]]の弟と間違われる。
: 鳥山は「スッパマンと真逆で上品な王子様キャラにした。オボッチャマンと同じ立ち位置」と語っている{{R|cover_3}}。
; アンマン
: スッパマンの母。作中では登場しない。
; カレーマン
: スッパマンの父。作中では登場しない。
; ブビビンマン
: 声 - 第1作・寺田誠→佐藤正治(237話)
: [[ハエ]]に似た姿の宇宙人、ハエブンブ星人。スーパーマンが地球でヒーローになっていると聞き、自分も地球でヒーローになろうとしたが、あまりに強いアラレと遭遇したため挫折する。地球人の出した排泄物を好む。スーパーマンとは従兄弟同士{{要出典|date=2011年3月}}<!--(この設定を「スッパマンといとこ同士」と勘違している読者が多い)-->。スッパマンと同様、「本来アラレのライバルを想定していたが、とある事情で弱くした」と作者はコミックスで語っている。アニメ第1作ではその他大勢として初登場し、第2作では1期OPのみの出演となっている。
 
=== ニコチャン大王とその関係者 ===
; ニコチャン大王(ニコチャンだいおう)
: 声 - 大竹宏(アニメ第1作、劇場版第1作 - 第4作・第11作、ドラゴンボール)、島田敏(<!-- 劇場版第7作、 -->アニメ第2作、劇場版第10作)
: 声 - 第1作・大竹宏/第2作・島田敏
: 惑星の侵略を繰り返していた[[宇宙海賊]]で、ニコチャン星の王。顔に手足が生えたような体で、頭が尻、触が鼻、足の裏が耳という奇妙な構造をしている。実際に頭から糞をする。地肌は緑。宇宙人にもかかわらず[[名古屋弁]]をしゃべる(1{{efn2|1度だけ激怒して[[関西弁]]になったことがある。}}。地球を「チタマ」、火星を「ヒボシ」と呼ぶ間違えて読んでしまう。99個の星を占領し、宇宙の王者を自称していた。しかしピースケにサインを書く際「オオタマジャ)」と書き間違え、それが定着。アニメ第1作で皿田きのこに笑われた際は「どっちでも偉いことには変わりない」と開き直っていた地球人とは美的感覚が違うらくて、千兵衛の部屋に飾ってあった山吹みどりのポスターを見て「恐ろしいブスですね」と言う家来に賛同して「まるでバケモノ」と言ったり、ニコチャン星人では美人だが地球人ら見たらバケモノな容姿のポスターを千兵衛に見せたり、千兵衛のこともハンサムと褒めたりている<ref group="ep">「地球SOS!の巻Part2」『Dr.スランプ』第3巻、集英社、1980年。</ref>。初めて地球へ来て、アラレ、ガジラを地球人のサンプルとして捕獲した際、ガジラに宇宙船を食べられてしまい、地球に仕方なく住み着く。地球ではアルバイト<ref group="ep">「バキューム人間」(汲み取り屋)「チリ紙交換」「アイスクリーム屋」「手乗り文鳥屋」「タコヤキイモ屋」(焼き芋の中に蛸が入っている)などのアルバイト。</ref>をしつつ、宇宙船を買う資金を集めようとしていた。他にも「おたすけマン」など、悪役の助っ人として登場することもある。しばらくの滞在の後、最終的に2万円強を稼ぎ千兵衛の作り上げた宇宙船をタダ貰ってニコチャン星に帰った。完全版では全その後、[[ジャンプ・コミックス]]16「お答えしましょうスペシャル」と最終回見出2回か登場しない。「お答えしましょうスペシャル」ではターボ君超能力で地球に呼び出されて<ref group="A">アニメ第1作では、作者千兵衛に作らせた物体転送テレビジョンによて呼び出されて。</ref>、読者からの「どうやってウンチをするのか?」という問いに応えるため、公開で脱糞させられている。最終回には「わざわざやってきた」と言って登場している。
:アニメ第1作では、ニコチャン星に帰った後も、原作でも登場した149話「お答えしますスペシャル」、最終回「さよならアラレちゃん バイチャ!またねー!!」以外でも複数登場し、177話「ごぶさたニコチャン」では、手下、子どもと一緒にペンギン村に来て1日過ごしている。逆に、208話「コマッタチャンの逆襲」では、ニコチャン大王の子どもがニコチャン星のお祭りに招待し、アラレ、オボッチャマン、ガッちゃん、ターボと一緒に来た際も登場した。
: 鳥嶋からは「ブキミなもの書くな!」とスッパマンら同様、本来はボツキャラだったが、締め切りの都合上やむなく通した、というエピソードがある。
:『ドラゴンボール』にペンギン村が登場した際にはスッパマン、栗頭先生と共に登場している。アニメ版では、警察にUFOをレッドリボン軍と間違われてチャーミー山田に撃ち落とされ、地球での生活に戻る。
: 名前は下記のコマッタチャンとあわせて、TV番組『[[ロンパールーム]]』に由来する。
: ニコチャン大王と家来はスッパマンと同じく、元々は『Dr.スランプ』以前の没になったキャラクターだった{{R|cover_3}}。単行本9巻に載っている裏話の漫画では、明日が締め切りなのに遊んでしまって時間が無くなった鳥山は、ニコチャン大王が登場する『Dr.スランプ』の簡単な原稿を描いて飛行機便で送ったら、担当の鳥嶋から不気味なものを描くなと没にされ、明日までに直すよう言われたのに遊んでしまって、怒られるのを覚悟で直さずにそのまま送ったら、鳥嶋から「まあまあだな」と言われたと描かれており<ref>鳥山明「いまだからはなせるマル秘Dr.スランプうらばなし - ニコチャン大王の巻」『Dr.スランプ』第9巻、集英社、1981年、160頁。</ref>、単行本16巻に載っている裏話では、ニコチャン大王の原稿を締め切りギリギリで東京まで持っていったら、担当の鳥嶋から「なんだよこれ気持ち悪いキャラクターだな。時間さえあったら絶対に没なんだがしょうがない。二度とこんな不気味なやつ描くなよ」と言われたと書かれている{{R|himitsu_7}}。鳥山は後にこのことを、わりと気に入った話なのに没になって、しつこく逆らったのに駄目だったので頭にきて、直さずにもう一度同じものを2日後くらいに送ったら、ほら良くなったじゃないかと担当の鳥嶋から言われたと語っている{{R|kobayashi}}。これについて鳥嶋は、「なぜ知らんぷりをしてOKしたかというと、それを没にすると煮詰まって次が描けなくなることが予想できたからで、本人には言っていない」と語っている{{R|kobayashi}}。鳥山はニコチャン大王を、「最も僕の好きなくだらないキャラの代表格で、描いていて一番気楽で、どんどんくだらない話が浮かぶから個人的には最高のキャラかも」{{R|cover_3}}、「ニコチャン大王の話とスッパマンの話が気に入っていて、基本的にバカバカしい話が大好きなので、けっこう楽しんで描いた憶えがある」と語っている{{R|subete}}。
; ニコチャン家来(ニコチャンけらい)
: 声 - 第1作・千葉繁/(アニメ第1作、劇場版<!-- 第1作 -->第2作 - 第4作第11作、ドラゴンボール)、<!-- 島田敏/(劇場版27)、 -->堀川りょう(アニメ第2作、劇場版第10作)
: 大王第一の家来。眼鏡をかけており、アニメでは地肌はオレンジ。大王と共に地球へやってきて、共に放浪生活をする。常に眼鏡をかけ、話す言葉は[[標準語]]で丁寧な言葉使いをする。命令されて宇宙船のビーム砲で火星を木っ端微塵に破壊したり、基本的には大王に忠実だが、たまに大王のわがままに耐えられず反抗する(作者曰く、これが本音)。知的に見えるが、便器を宇宙船と間違えたり、初めて地球に降り立ったときには、大王と一緒になって野グソを珍しい石と勘違いし、記録のために背中に大きく「うんち」とメモ書きされてしまう。単純な算数の問題にも4分58秒かかる。涙もろい性格でもあり、母星に帰る希望が少しでも見えると、「大王さま…ついにわれわれは帰れるんですね…」と涙する。アニメでは宇宙船操縦の免許を取得しており、地球への2度目の再訪の際も操縦桿を握っていた{{efn2|大王は免許を取得していないようである原作での本名は「ニコチャン家来」<ref>ジャンプコミックス14巻186ページ</ref>だが、アニメ第1作では「手下」だけで名前が欲しいと言っている}}
: 原作での名称は「ニコチャン家来」<ref>「とりやま放送局」『Dr.スランプ』第14巻、集英社、1984年、186頁。</ref>もしくは「ニコチャンの家来」<ref>鳥山明「ペンギン村おらが1ばん!コンテスト - アホだがや…!部門」『Dr.スランプ』第8巻、集英社、1982年、116頁。</ref>。アニメ第1作での名称は「手下」のため、名前が欲しいと言っている。
; ニコチャンの妻
: 声 - 第1作・向井真理子(118(アニメ第1作・118)→<!-- ・第177話 -->)、杉山佳寿子(208話)/(アニメ21作・208話)、[[伊倉一恵]](アニメ第2作)
: 大王の妻で二児の母親。アニメでは地肌はピンク。赤い口紅を塗っている。
; ニコチャンの子供
: 声 - 第1作・<!-- 神保なおみ、三田ゆう子/(アニメ21)、 -->冬馬由美、佐藤智恵(アニメ第2作)
: アニメでは地肌は薄い紫色。父親を尊敬しており、地球人(アラレたち)は父親の捕虜だと信じ込んでいる。父親を馬鹿にされると激昂するが、基本的には子供らしい子供性格である。
; コマッタチャン
: 声 - 第1作・雨森雅司(118話)→飯塚昭三(208話)/第2作・[[ウド鈴木]]
: ニコチャン星を恐怖に陥れた、巨大なカニのような宇宙人。[[東北弁]]を話し、アラレと同じようなあいさつ砲を使うことができる。ニコチャン星の[[大根]]が好物。小学校では副級長をしていた。
 
=== その他の宇宙人 ===
; ブビビンマン
: 声 - 寺田誠(現・麦人)(アニメ第1作・69話)<!-- →佐藤正治(アニメ第1作・237話) -->
: [[ハエ]]に似た姿の宇宙人、ハエブンブ星人。地元では弱かった「いとこのスーパマン」が地球でヒーローになっていると聞き、地球でなら自分もスーパーヒーローになれると夢見てペンギン村に上陸するが、あまりに強いアラレと遭遇したため挫折する。スッパマンとはいとこにあたる{{R|alien}}。原作では地球人の出した排泄物を好んで食べる。単行本9巻に載っている裏話の漫画ではスッパマンと同様、飯を食っていたら部屋を飛び回っていた蝿を見た鳥山がアラレの強敵として思いついたが、その蝿が食べていたカレーライスに飛び込んで憎たらしくなったので弱い奴にしてやったと鳥山は語っている{{R|bubibin}}。アニメ第1作ではその他大勢として初登場し、第2作では1期オープニングのみの出演となっている。
; 王城恋太(おうじょう こいた)
: 声 - 藤田淑子(アニメ第1作)、鈴木富子(アニメ第2作)
: ウルチョラ警察隊員。サンマノマル星出身{{R|alien}}。ウルトラマンによく似たヒーロー'''キンタマン'''に変身し、怪獣と戦うが巨大化はしない上、二頭身である。飛行できるものの、それ以外はこれといった特技はない{{R|alien}}が、作中ではドドンガドンに偶然決まった頭突きを「必殺頭つきスペシャル」と称した。アニメではサンタクロースの仕事もしている。
; ウンチ
: 声 - 山本圭子(アニメ第1作)、坂本千夏(アニメ第2作)
: 千兵衛とアラレたちが野球をしていたときに偶然ガジラが発見した子犬。アラレによって「ウンチ」と名づけられたが、その次の回で遭難した宇宙犬であったことが判明、両親と共にペンギン村を去る(この回では副題や両親の服装、避難カプセルの形などでガジラを迎えに来たかのような[[ミスリード]]を誘っている)。人語を話す上、成長すると二足歩行する<ref>「恐怖のハエ人間〈その2〉の巻」『Dr.スランプ』第16巻、集英社、1985年、76頁。</ref>。
; ウンチの父
: 声 - <!-- 古川登志夫(アニメ第1作)、 -->[[沢木郁也]](アニメ第2作)
: 宇宙犬。妻子と宇宙船で移動中に、接近してきた別の宇宙船をギャングと誤解し(実は航路を尋ねようとしただけ)、子供だけカプセルで逃がす。その後あちこち探し回った末に則巻家に保護された子供(ウンチ)を発見し連れ帰る。最初は宇宙服のヘルメットで顔が見えず、背中の装置からガジラのような羽が生えていた。
; ヨウ・チエン
: 声 - 第1作・[[柴田秀勝]](アニメ第1作、劇場版第2作)
: 地球を侵略しに来た宇宙の三悪人のリーダー格。姿は地球間そっくに似てお、口ひげを生やした中年男のような風貌だが、部下のホイ、リボンと共に保育園児のような服装をしている。高度な文明を持ち、[[ウルトラマン]]の頭部によく似た形の宇宙船「ウルトラヘッド」に乗っている。[[モビルスーツ]]「リブギゴ」を地球に送り込むがアラレに破壊され、ガジラの悪戯でデカチビ光線を浴び巨大化していた千兵衛に驚いて逃げ帰る。原作では1回きりの登場だが、テレビアニメ第1作では、モビルスーツ登場を劇場版に譲ったために原作通りの描写にはならなかったのの、1回の登場で終わった原作に対して、複数回登場している。劇場版『Dr.SLUMP』や『ほよよ!世界一周大レース』ではホイ、リボンと共にマシリトの部下として出演登場し、レースでは巨大な[[ドリル]]を装備した地底[[戦車]]や、雪玉攻撃などでレースを妨害した。カニ型爆弾でレースを妨害した際、誤ってマシリトのマシンも巻き込んでしまったため、3人揃って制裁を受けた。『ほよよ!世界一周大レース』ではそれぞれ「破壊のヨウ・チエン」、「陰謀のリボン・チャン」、「火の雨のホイ・クエン」と名乗っている
; ホイ・クエン
: 声 - 第1作・兼本新吾(アニメ第1作、劇場版第2作)
: ヨウ・チエンの部下。[[フランケンシュタインの怪物]]のような風貌だが、出撃時の服装は短パンでランドセルを背負っている。モビルスーツリブギゴ」のパイロット出撃するしてペンギン村を「リブギゴ ハイパーキンチョールバズーカ」で破壊しようとした、登場早々にアラレにプロレスごっこでドロップキックを喰らい、ぶっ飛ばされる。テレビアニメ第1作ではリブギゴの登場は無くなったが、ヨウ・チエン同様にホイも複数回登場している。
; リボン・チャン
: 声 - 第1作・[[増山江威子]](アニメ第1作、劇場版第2作)
: ヨウ・チエンの部下で一味の紅一点。フムトタイヘン(=ウンチのこと。オシッコはチビルトタイヘン)が苦手で、アニメではそれをフムトタイヘンアレルギーで、見ると手がつけられないほど凶暴になる。
; 神様
: 声 - 第1作・宮内幸平
: 地球周辺の銀河系を治める神。地球の文明を食べつくさせるためにガジラを地球に送った張本人。ダジャレが得意らしい。小岩程度の物体なら宙に浮かせるなどの超能力を使えるが、ターボ君には全く適わない。惑星を破壊する光線も使える。神であるが、家は質素で昔の長屋風。アニメ第1作の233話「バレタ!!地球のひみつ」では、若い頃パパにおねだりして組み立てキットを購入し1週間で組み立て、バラバラにならないよう最後に鍵を閉めたのが地球で、その鍵は現在バビロンの鍵と呼ばれニューヨーク古代博物館に展示されているというエピソードが追加されている。
: 作者はこのキャラクターが気に入って『ドラゴンボール』の[[亀仙人]]に流用した(声も宮内が担当)。
; 王城恋太(おうじょう こいた)
: 声 - 第1作・藤田淑子/第2作・鈴木富子
: ウルチョラ警察隊員。ウルトラマンによく似たヒーロー'''キンタマン'''に変身し、怪獣と戦うが巨大化はしない。名前は「往生こいた」より(「困り果てた」「苦労した」の意)。アニメではサンタクロースの仕事もしている。
; ウンチ
: 声 - 第1作・山本圭子/第2作・坂本千夏
: 千兵衛とアラレ達が野球をしていたときに偶然ガジラが発見した子犬。アラレによって「ウンチ」と名づけられたが、その次の回で遭難した宇宙犬であったことが判明、両親と共にペンギン村を去る(この回では副題や両親の服装、避難カプセルの形などでガジラを迎えに来たかのようなミスリードを誘っている)。人語を話す上、成長すると二足歩行する。
; ウンチの父
: 声 - 第2作・[[沢木郁也]]
: 宇宙犬。妻子と宇宙船で移動中に、接近してきた別の宇宙船をギャングと誤解し(実は航路を尋ねようとしただけ)、子供だけカプセルで逃がす。その後あちこち探し回った末に則巻家に保護された子供(ウンチ)を発見し連れ帰る。
; タマ
: 声 - 第1作・古川登志夫/第2作・[[大塚芳忠]]
: ルマルマ星人の偵察員。乗っていた宇宙船をアラレに流れ星だと思われ石をぶつけられ、地球に不時着する。重力コントロール装置を千兵衛にあげ、別れ際にアラレからペロリンキャンディーをもらう。実は地球を侵略に来たインベーダーだったが、アラレたちとの友情から地球は征服に値しないと報告して去る。
; オペレーター
: 声 - 第2作・風間信彦
: タマのマザーシップのオペレーター。アラレの投げたウンチを未確認物体接近と艦長に報告する。
; 艦長
: 声 - 第2作・[[田中亮一]]
: タマのマザーシップの艦長。アラレの投げたウンチを見て戦闘を中止し、帰還を即断する。
; ヘイジ
: 声 - 第1作・寺田誠(現・麦人)(アニメ第1作)
: 惑星ハナノオエドに住む、宇宙警察官。地球人より体が小さい。ベニグモ一家を倒すため、アラレ、ガジラ、突詰に助っ人を頼んだ。特技は「なげ銭」。
: 以下のオシズとハチゴロウ共々、元ネタは『[[銭形平次 捕物控|銭形平次]]』。
; オシズ
<!-- : 声 - 第1作・杉山佳寿子(アニメ第1作) -->
: ヘイジの妻。惑星ハナノオエドが壊滅させられたにもかかわらず、熟睡していた。
; ハチゴロウ
<!-- : 声 - 第1作・古川登志夫(アニメ第1作) -->
: ヘイジを親分と慕う部下。地球にヘイジが乗って来た小型宇宙船ではアラレたちが乗れないため、呼ばれて大型船(それでもアラレたち3人がやっと入れる大きさ)で迎えに来た。瓦礫の中で眠っていたオシズを殺されたと勘違いしてベニグモ一家に仇討ちを挑んだが敗れ、子分の一人に丸呑みされる。突詰がその子分を倒した後、腹に入ったガジラに救出され
; ベニグモ一家
: 声 - 第1作・柴田秀勝、佐藤正治、戸谷公次(アニメ第1作)、掛川裕彦、龍谷修武、渡辺武彦(アニメ第2作)
: 惑星ハナノオエドを荒らしていた、流れ者の三悪人。地球人よりも体が大きく、ヘイジたちでは手に負えず指で弾かれたり丸呑みされたりする始末。子分2人は突詰に倒される。親分は突詰を手から糸を放つ「クモ糸地獄」で縛って踏み潰そうとしたが、アラレにパンチ一発で別の星まで飛ばされ、そこのもっと大きい住人にぶつかって怒られていた。アニメではそれぞれ五右ェ門、ブタ、チビと名付けられている。五右ェ門は芝居がかった口調でしゃべり、アラレからは[[歌舞伎]]と呼ばれている。
: アニメ第2作では、アニメオリジナルで、エックスカリバー王国を占領しようとしているモンスターとして登場。アラレ、ガッちゃん、オボッチャマンの3人で、んちゃ砲や投げ飛ばされ、一部の部下は逃げていった。
; タマ
: 声 - <!-- 古川登志夫(アニメ第1作)、 -->[[大塚芳忠]](アニメ第2作)
: ルマルマ星人の偵察員。乗っていた宇宙船をアラレに流れ星だと思われ石をぶつけられ、地球に不時着する。通信機を直してくれた千兵衛に重力コントロール装置を譲り、別れ際にアラレからペロリンキャンディーをもらう。実は地球を侵略に来たインベーダーだったが、アラレたちとの友情から、帰艦後に上司には地球は征服に値しないと報告した。
; オペレーター
: 声 - 風間信彦(アニメ第2作)
: タマのマザーシップのオペレーター。アラレの投げたウンチを未確認物体接近と艦長に報告する。
; 艦長
: 声 - [[田中亮一]](アニメ第2作)
: タマのマザーシップの艦長。アラレの投げたウンチを見て戦闘を中止し、帰還を即断する。
; コマッタチャン
: 声 - 雨森雅司(アニメ第1作・118話)、飯塚昭三(アニメ第1作・208話)、[[ウド鈴木]](アニメ第2作)
: ニコチャン星を恐怖に陥れた、巨大なカニのような宇宙人。[[東北方言|東北弁]]を話し、アラレと同じようなあいさつ砲を使うことができる。[[UFO]]のレーザー砲を食べてしまう上、撃墜できる粘着力の[[痰]]も吐ける。ニコチャン星の[[ダイコン|大根]]が好物。小学校では副級長をしていた。
; 宇宙人
: 声 - 第1作・佐藤正治(アニメ第1作)
: 宇宙船で旅する資源探索部の2人組。一方は人型だが魚面で水の入った密閉服を着用。他方は饅頭型の体で前後に眼と触手が2つずつ、真下から細い2足が生えた姿。水を求めて地球に着陸しようとした際に誤ってターボをひいてしまい、近代医学によって生き返らせる。その副作用のせいでターボに不思議な能力が身につくことになる。
; ロボット
: 声 - 飯塚昭三(アニメ第1作)
: 上記の宇宙人と同じ宇宙船に乗っていた通訳ロボット。独特の宇宙語を話す彼らの言葉を淡々と翻訳する。
; 神様
: 声 - 宮内幸平(アニメ第1作)
: 銀河系を担当している神。飛行機のような羽が付いたジェット噴射の乗り物の上に乗って移動する。地球の危険な文明を食べつくさせるためにガジラを恐竜がいた時代の地球に送ったが、アラレたちが現代(本編の時代)に連れていったため、計画は成功していなかった。負けず嫌いで、アラレの怪力やターボの超能力を見せつけられたときは、せめて笑いをとろうとダジャレを連発したがまったくウケず、アラレをくすぐって笑わせて悦に入っていた。小岩程度の物体を宙に浮かせたり、透明になる超能力を使える。地球に来る前には、愚かな文明が栄え取返しのつかないことになってしまった星を、杖から放った光線で破壊して自らの手で始末をつけた。神であるが、家は質素で昔の長屋風。別の銀河系で新たに人類が出現した星にガジラたちの中から一人行ってもらおうとしたのだが、ガジラたちのいたずらでターボがつくったガジラそっくりのロボットを卵に吸い込んでしまい、それが爆発。超能力で出した少年ジャンプ今週号でおちょくられたことを知って激怒し、一旦は地球を滅ぼそうとするが、ガジラの笑い顔をはじめて見たことで翻意し、自ら手を下さなくとも地球はいずれ滅びるとして、去って行く(がその前に、素性を知らずに泊めてくれたオボッチャマンの家に朝飯を食べさせてもらいに行く)。
: アニメ第1作の233話「バレタ!! 地球のひみつ」では、若い頃パパにおねだりして組み立てキットを購入し1週間で組み立て、バラバラにならないよう最後に鍵を閉めたのが地球で、その鍵は現在バビロンの鍵と呼ばれニューヨーク古代博物館に展示されているというエピソードが追加されている。
: 鳥山はこのキャラクターが気に入り『ドラゴンボール』の[[亀仙人]]に流用した<ref>鳥山明「とりやまさんのDRAGON BALLなんでもかんでもコーナー」『DRAGON BALL 第3巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1986年6月15日、190-191頁。ISBN 4-08-851833-0。</ref>。鳥山は「完全にドラゴンボールの亀仙人のベースになったキャラクターだけど、本人はすっかり忘れていた。『東京ガスでがす』というくだらないダジャレを書いたときは、本当に[[東京ガス]]があるなんて知らなくてビックリした」と語っている{{R|cover_4}}。亀仙人と違い額の真ん中に星マークがあり、サングラスは着けていない。声は亀仙人の初代声優である宮内が担当。
; 宇宙人
: 声 - [[高木渉]]
: 『ドクター・スランプ2007特別編 Dr.MASHIRITO ABALEちゃん』と『劇場版Dr.SLUMP Dr.マシリト アバレちゃん』に登場。地球を侵略するためにやってきた宇宙人。どこの惑星の星人かは不明。6時間で地球人を全滅させるほどの文明を持っている<ref>「HUMAN RACIAL DICTIONARY キャラクター事典」『ドラゴンボール超全集4』集英社、2013年、62頁。</ref>。ニコチャン大王と家来から地球で一番強いのはアラレという情報を聞きだして、宇宙船をあげるという条件でニコチャン大王にアラレを宇宙に連れ出すように仕向けて、その隙に地球を侵略しようとした。生物兵器チョキでアバレに挑むが生物兵器を瞬殺したアバレに恐怖を抱き、地球から逃げ帰った。『ネコマジン』に登場する宇宙人とそっくりだが別物<ref>「鳥山明に聞いてみた!2013」『ドラゴンボール超全集1』集英社、2013年、30頁。</ref>。
; 司令官
: 声 - [[竹本英史]]
: 『ドクター・スランプ2007特別編 Dr.MASHIRITO ABALEちゃん』と『劇場版Dr.SLUMP Dr.マシリト アバレちゃん』に登場。地球を侵略するためにやってきた宇宙人。降伏して奴隷になるように拡声器で警告している最中に、アバレが無視して通ったため、生物兵器チョキを出すように命令する。
; 生物兵器チョキ
: 『ドクター・スランプ2007特別編 Dr.MASHIRITO ABALEちゃん』と『劇場版Dr.SLUMP Dr.マシリト アバレちゃん』に登場。上記の宇宙人が巨大な円盤型宇宙船から出現させた4本の足と巨大なハサミの両手を持つ巨大な生物兵器で、宇宙人曰く「あっという間に地球の4分の1を破壊する」ほどの力を持つが、アバレに頭突き1発で倒される。
 
== アニメオリジナルキャラクター ==
=== アニメ第1作 ===
; 則巻十兵衛(のりまき じゅうべえ)
: 声 - 田中崇(現・銀河万丈)
: 千兵衛の祖父。空豆タロウたちの策略によって50年前のペンギン村にタイムスリップした千兵衛たちと偶然出会う。千兵衛と瓜二つの風貌だった。
; 則巻千兵衛の祖母
<!-- : 声 - 内海賢二 -->
: 千兵衛に都会島は怖いところと口癖のようにいっていた。名前は原作・アニメ共に明かされていない。
; 山吹みどりの母親
: アニメ第1作に登場。山吹みどりの母親。髪型はみどりと同じで、茶髪。理由は語られていないが、みどりが幼いころにみどりと別々に暮らすことになった<ref group="ep">アニメ第1作・第231話「わーい!メルヘンランド!!」。</ref>。アニメ第1作48話「チビルくんのアルバイト」では声のみ。原作では全く語られない。
; みっちゃん
: 声 - 島津冴子<ref>「ALL CAST INDEX」『SLUMP THE BOX んちゃ編 ブックレット』。</ref>
: かつて千兵衛の家の近所に住んでいた女の子で、見た目はアラレにそっくり。サツマイモが好きで、別れの際にサツマイモを千兵衛に渡している。しかし突然引っ越すことになり、別れた{{R|group="ep"|#1}}。
; ミス・カリフラワー
: 声 - 杉山佳寿子<ref>『マイアニメ』1985年1月号ふろく「TVアニメ総ガイド TV RADAR」秋田書店、18頁。</ref>
: 勘で何でも当てるという都会島の有名な占い師。千兵衛にそっくりな顔をしている。女体化した千兵衛がバレないために、ミス・カリフラワーと名乗っていたため、ペンギン村来た際は偽物とされ袋叩きにされた。
; キツネ子
: 声 - 渡辺菜生子
: ドンべが片思いしているキツネの女の子。
; ピーター・ピアノスキー
: 声 - 古川登志夫<ref>『マイアニメ』1985年4月特大号ふろく「TVアニメ総ガイド TV RADAR」秋田書店、19頁。</ref>
: 大都会島の名ピアニスト。ペンギン村にピアノが無いという話を聞き、自らのPRとして1台寄付する。
; シャベル
: 声 - 千葉繁<ref>『マイアニメ』1985年9月号ふろく「TVアニメ総ガイド TV RADAR」秋田書店、19頁。</ref>
: スコップの兄で、大都会島から来たウルトラスパルタ教師。100近い高校に次々に転任し、その[[スパルタ教育]]によって全ての学校をガリ勉一色に塗り替えている。
; 坂本 大輔(さかもと だいすけ)
: 声 - 堀川亮
: 大都会島高校の男子生徒。小柄で眼鏡をかけている。クラスの中では落ちこぼれで、クラスメイトの西条たちにいじめられていたが、一日交換留学でクラスメイトになったアラレと隣の席になったことで仲良くなり、彼女を庇って西条に立ち向かった。また、初めは暗い性格だったが、アラレと仲良くなったことで明るくなった。
; 吉田(よしだ)
<!-- : 声 - 不明 -->
: 大都会島高校の男子生徒。生真面目な性格で、クラスの中では一番の秀才。一日交換留学でクラスメイトになったアラレを初めは陰で田舎者と小馬鹿にしていたが、数学で彼女の実力には歯が立たなかった。また、坂本のいじめには唯一加担していない。
; 西条(さいじょう)
: 声 - 古谷徹
: 大都会島高校の男子生徒。クラスメイトの坂本をいじめる不良で、一日交換留学でクラスメイトになったアラレを田舎者と馬鹿にしていたが、彼女のめちゃんこパワーには歯が立たなかった。
; ドクター脳(ドクターノウ)
<!-- : 声 - 水鳥鉄夫 -->
: 栗頭の兄で、天才的頭脳を持つ科学者。子供の頃のささいなことがきっかけで弟を憎むようになり、地球征服を企むようになる。得意技は「にくしみの頭突き」。
; モンシロ町の町長
: 声 - 玄田哲章
: ペンギン村の村長になったアラレが一度もあいさつに来ないことに怒り、装甲車でペンギン村まで乗り込んでくる。
; モンシロ町の町長の妻
: 町長と同じくアラレが一度もあいさつに来ないことに怒り、装甲車でペンギン村まで乗り込んでくる。
; マスクド・メロン
: 声 - 兼本新吾
: プロレスの神様と呼ばれ、10年間負け知らずでほとんどの試合が10分以内で決着がつくといわれるプロレスラー。必殺技はフルーツラリアット。ピースケの憧れでもある。
; ガメオ
: 声 - 田中真弓
: アザラシ村からアラレたちのクラスに転校してきた元祖ガメラの息子。とても正義感が強い。父親と自称正義の味方のスッパマンを心の底から尊敬している。
; ガメラ
: ガメオの父親。都会島で怪獣ショーをやっている。スッパマンはビルより大きいと思っていたため、ガメオを使って捕まえようとしたが、ガメオが持っていた写真を見て、ただの大亀だと気づいた。
; ボクちん
: 声 - 山本圭子
: 金持ちの家の子どもで、おもちゃが気に食わないと手榴弾で壊してしまう。おもちゃを探している最中にアラレに出くわし、アラレをおもちゃとして誘拐する。
; ボクちんの父
: 声 - 戸谷公次
: 金持ちで、ボクちんの父親。ボクちんを甘やかす。
; ボクちんの母
<!-- : 声 - 杉山佳寿子 -->
: 金持ちで、ボクちんの母親。ボクちんを甘やかす。
; 珍竹鈴(ちん ちくりん)
: 声 - [[鶴ひろみ]]
: ファンから寄せられたアイデアから作られたキャラクター。突詰の幼友達で、15人兄弟の末っ子。参四號(さんしーごう)を操縦して中国からペンギン村まで摘家の洗濯物を持ってくる。一見少女のように見えるが男性で、兄弟が全部男だったので末の竹鈴だけ父親に女の子のように育てられた。突詰同様の変身体質で、女性に触られると龍になり、男性に触ると元に戻る。
; アレー彗星
<!-- : 声 - 第1作・千葉繁 -->
: アニメオリジナルキャラクター。ほうきで掃除をしながら宇宙を移動する彗星。90年に一度地球に近付き、地球上のものを全部吸い上げ新しい地球になり、元の地球はアレー彗星になり旅立って行くという交代が繰り返されているが、人類はその事実に気付いていない。
 
=== アニメ第2作 ===
; バーサン
: 声 - [[松島みのり]]
: ペンギン村のジャングルに住む、「ジャングルのプリンセス」を名乗る美熟女。千兵衛のじいちゃんにパンツを見られて後妻になる。
; ハシモトくん
: 声 - [[二又一成]](21話)、飛田展男(32話)
: 大都会島からペンギン村に引っ越してきたガリ勉少年。原作およびアニメ第1作のスコップくんに相当する人物。
; 都会島の校長
: 声 - [[北川米彦]]
: アニメオリジナルキャラクター。
; アーシャ王子
: 声 - [[石川寛美]]
: エックスカリバー王国の王子。ケチで怒りっぽい性格。姫を助けに身代金を持って行くがニセ物の宝石を持って行くほどケチ。姫が誘拐されたのは王子試すためで、ニセ物とバレたが、姫のために本物の海賊と戦い、姫と結婚した。
; マジト
: 声 - [[津久井教生]]
: アーシャ王子の使用人。
; アンコロモチ
: 声 - 第2作・[[青野武]]
: アニメオリジナルキャラクター。世界を破滅に導く[[恐怖の大王]](作中では大魔王とも)。古い瓶の中に閉じ込められていたが、千兵衛とスッパマンがはずみで割ってしまい復活した。攻撃を受ければ受けるほど大きくなっていく特性があるため、当初はガジラよりも小さかったのがアラレと戦ってついには巨人になってしまった。戦闘能力はきわめて高くアラレと同サイズの時には既に互角前述の特性のためか大きくなるにつれてパワー・スピードも上がっていく。またカラオケ好きであるのだがひどい音痴でその衝撃波は地球の破滅を予感させるほどであった。千兵衛が発明した「復元くん」によって一旦は元の小さい姿に戻るが復活し「復元くん」を握りつぶす。最終的にアラレの胸部に搭載された「復元くんミサイル」{{efn2|壊れた「復元くん」を元に足りない部分をアラレに補ったもの。}}によって元の姿に戻され、則巻家の水槽の中に閉じ込められることになった{{efn2|「復元くんミサイル」は壊された「復元くん」を基に足りない部品をアラレで補ったもので発射装置はアラレの胸部。確実に当てるためにアンコロモチが胸を触った瞬間に発射されるようになっていた。}}
<!--: ちなみに「復元くんミサイル」は壊された「復元くん」を元に足りない部品をアラレで補ったもので発射装置はアラレの胸部。確実に当てるためにアンコロモチが胸を触った瞬間に発射されるようになっていた。このときのアラレはミサイルを仕込んだために念願の[[巨乳]]になっており、アンコロモチを誘惑するためにボディコン姿になっていた。-->
 
=== 劇場版短編アニメ映画ゲストオリジナルキャラクター ===
{{For2|ボロボ|Dr.スランプ#アニメオリジナルの発明品}}
{{Main2|長編作品|Dr.SLUMP (映画)}}
; ボロボ
: 声 - 八奈見乗児
: 『ほよよ世界一周大レース』のゲストキャラクター。本作は原作第8巻および第18巻の「ペンギングランプリ」を下地にしたストーリーだが、脚本は本作専門に起こされたもので、オリジナルのキャラクターや本作独自の設定が多く登場する。
: 千兵衛が制作した自動車で、人格のある[[人工知能]]を搭載している。製造年はかなり古いようで、そのことをコンプレックスにしている。緊張すると[[エンジンストール|エンスト]]する。
: モデルは[[フィアット・ムルティプラ#初代(1956年-1966年)|Fiat600 Multipla]]。[[サンルーフ]]付。[[サスペンション]]は伸縮して他脚歩行形態に変形することができる。力尽きた所をアラレにウンチを持って追いかけられ、マシリト、王女と壮絶なデッドヒートになり優勝した。しかし、ドライバーの千兵衛が乗っていなかったために正式には優勝とは認められずフロント王女が優勝となったが、アラレに手作りのトロフィーをもらいペンギン村の面々から表彰され、自信を持つようになった。
; フロント王女
<!-- : 声 - 向井真理子 -->
: 劇場版第3作『ほよよ!世界一周大レース』のゲストキャラクター。作品の舞台になる「ラジアル王国」の王女で、国王の一人娘。
: 山吹みどりと見分けがつかないほどそっくりな外観だが、性格は対照的に剣術、弓術に秀でた女傑で男言葉を話す。ドライビングテクニックも一流。愛車は[[メルセデス・ベンツ]]SSKと思しき[[旧車|クラシックスタイル]]の[[オープンカー|オープン]][[スポーツカー]]だが、排気系がかなり強化されている。<!--: ([[V型エンジン|V型]]もしくは[[水平対向エンジン|水平対向]]の左右のシリンダー列から、双方を合流させないまま後輪フェンダー上に左右別の[[マフラー (原動機)|マフラー]]を取り付けている)。-->
: 父王にレースの優勝者との結婚を強要され反発。街に買い物に出ていた山吹みどりを見つけ、入れ替わって「山吹みどり」としてレースに参加する。他のレーサーを凌駕するテクニックを持つ。
; チャカボ
: 声 - 千葉繁
: 『ほよよ!ナナバ城の秘宝』のゲストキャラクター。ナナバの王ビスナの手下。
; プルア
{{節stub}}
: 声 - 冬馬由美
: 劇場版第7作『んちゃ!ペンギン村より愛をこめて』のゲストキャラクター。ヤパイヤ国の王女。生まれてから一度も笑ったことがないが、アラレの渾身のギャグで生まれて初めて笑うことができた。しかし一度笑い出すと、とんでもない事態を引き起こし、ヤパイヤ国を壊滅寸前まで追い込んだが、千兵衛とマシリトのお笑いロボットによる寒いダジャレで収まった。
; お后
: 声 - 小宮和枝
: 劇場版『んちゃ!ペンギン村より愛をこめて』のゲストキャラクター。
; ジオンレ
: 声 - 龍田直樹
: 劇場版『んちゃ!ペンギン村より愛をこめて』のゲストキャラクター。ヤパイヤ国の大臣。天使のような格好をしている。千兵衛にプルアを笑わせるようなお笑いロボットを作って欲しいと依頼し、口外しないようにと注意した{{efn2|その直後、千兵衛は「みどりさんなら、話しても大丈夫だろう」と思ってみどりに喋り、千兵衛に内緒と言われたにもかかわらずみどりもアラレに喋り、その結果アラレによって噂はたちまちペンギン村中に広まった。}}。
; 国王
: 声 - 平野正人
: 劇場版『んちゃ!ペンギン村より愛をこめて』のゲストキャラクター。
; チャップ王子
: 声 - 川島千代子
: 劇場版『んちゃ!ペンギン村より愛をこめて』のゲストキャラクター。トトマ国の王子で、プルアのお見合い相手。
; [[浦島太郎]]
: 声 - 青野武
: 『ほよよ!!助けたサメに連れられて…』のゲストキャラクター。[[龍宮|竜宮城]]に住み着いている老人。
: 原作では直接登場しないが、タイムスリッパー初登場回で溺れていたところをアラレに助けてもらったお礼に[[玉手箱]]を譲った。
; ヴァンドラ
: 声 - 小宮和枝
: 劇場版『んちゃ!!わくわくハートの夏休み』のゲストキャラクターで、同作の悪役。多くのモンスターたちを従える女吸血鬼。自身の根城を「ゴーストホテル ザ・モンスター」という[[ホテル]]と偽り、則巻家・空豆家・マシリト・スッパマンの13人を誘きだし、千兵衛たちを捕らえる。最後に捕らえたアラレの血を最初に吸おうとするが、アラレがロボットだったために通用せず、仲間もろともアラレのんちゃ砲で吹き飛ばされた。同時に根城も千兵衛に褒められて喜ぶアラレのんちゃ砲で崩壊していった。
; ミイラ
: 声 - 浦和めぐみ
: 『んちゃ!!わくわくハートの夏休み』のゲストキャラクター。ホテルのお土産の店員をしている。アラレの悪戯で体の包帯をヨーヨーのように遊ばれた挙げ句、全裸にされてしまう。その後もアラレにまた悪戯されたり、追いかけっこをさせられている。
; ゾンビ
: 声 - 田中和実
: 『んちゃ!!わくわくハートの夏休み』のゲストキャラクター。ヴァンドラの側近。ホテルで人間たちを誘き寄せる作戦の立案者。
; 半魚人
<!-- : 声 - 上村典子 -->
: 『んちゃ!!わくわくハートの夏休み』のゲストキャラクター。普段はスカジャンを羽織っているが、温泉でクリキントンをさらい、バーで人魚{{efn2|前作『ほよよ!!助けたサメに連れられて…』に登場したマーメイド女王の部下の人魚と酷似しているが、別人である。}}と共にマシリトとスッパマンを酒の洪水に流して連れさらった。
; フランケンシュタイン
<!-- : 声 - 掛川裕彦 -->
: 『んちゃ!!わくわくハートの夏休み』のゲストキャラクター。アラレのんちゃ砲で吹き飛ばされた後、「人間って怖い」と呟いていた。原作やアニメ第1作で登場したフランケンシュタインとは別。
; [[透明人間]]
<!-- : 声 - 神谷明 -->
: 『んちゃ!!わくわくハートの夏休み』のゲストキャラクター。ホテルのボーイとして過ごした上で千兵衛たちの部屋に潜み、千兵衛のフリをしてニトロのおむつをみどりに渡した。
; [[狼男]]
: 『んちゃ!!わくわくハートの夏休み』のゲストキャラクター。普段は無口で眼鏡をかけた地味な風貌だが、満月を見ると狼に変身し、月に向かって遠吠えする。原作やアニメ第1作で登場した狼男とは別。
 
== 「小説版ちょっとだけかえってきた Dr.スランプ」SLUMP登場したのオリジナルキャラクター ==
=== カルテ一家 ===
; カルテ
: 超都会島からペンギン村に引っ越してきた大金持ちの少年。高飛車でプライドが高い。
: サッカーの名プレイヤーで、しかも超都会島きっての秀才。容姿も端麗で、超都会島ではモデルもやっていた<ref group="ep">「エリート一家がやってきた…の巻」『ちょっとだけかえってきた Dr.SLUMP』第2巻、集英社、1995年。</ref>
: アラレのパワーに感服し、アラレに惚れてしまう。
; オペ
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; チンキ
: カルテの妹。3歳にして中学生並みの頭脳を持つ、IQ200の天才。
 
:: なお、カルテ一家は「ちょっとだけかえってきたDr.スランプ」にも登場している。
 
== 「ちょっとだけかえってきたDr.スランプ」で登場したキャラクター ==
; 皿田レタス(さらだ レタス)
: 皿田きのこの妹。姉のきのこがそのまま小さくなったような容姿、性格をしている。三輪車に乗っていて転んだときにターボに手を貸してもらったのがきっかけで、ターボに一目ぼれする<ref group="ep">「レタスの初恋物語…の巻」『ちょっとだけかえってきた Dr.SLUMP』第1巻、集英社、1994年。</ref>。きのこのことは「おねえたま」と呼んでいる。外見も姉同様オカッパと刈上げで、常にサングラスをかけている。
: 皿田きのこの妹。姉のきのこがそのまま小さくなったような容姿、性格である。
; ハンター
: 三輪車に乗っていて転んだときにターボに手を貸してもらったのがきっかけで、ターボに惚れてしまう。
; 親ザメ
: 声 - 龍田直樹
: アラレが助けたサメの親。劇場版作品第8作『ほよよ!!助けたサメに連れられて…』でも登場する。
; 子サメ
: 声 - [[佐藤智恵]]
: アラレが助けたサメ。劇場版『ほよよ!!助けたサメに連れられて…』でも登場する。
; マーメイド女王
: 声 - 川島千代子
: 竜宮城の女王様。親ザメ、子サメ同様で、劇場版『ほよよ!!助けたサメに連れられて…』でも登場する。
; スリムになり隊
: ゲンゴロウ島の近くにあるダイエッ島に住むオバケ。痩せるために島に来た者の手助けをする。
; 地底人
: 地底に王国を持つ、[[遮光器土偶]]に似た姿の民族。地下水を封じることで地上の生物を弱らせ、地上を支配しようとしていた。
: しかし彼らはあまりに小さかったため、侵略作戦は失敗。ガジラが地下水の栓をかじって王国は水没、アリの巣に居候する破目になった。
; タイガー・リリ子
: ペンギン村に来た「リンゴリンゴ大サーカス」の一員のメストラ。トラの状態で団員と間違えられた突詰のパートナーになった。
; ジャン警部補
: 超都会島から、本部命令で全員解雇されてしまったペンギン村警察署の警官の代わりに、ペンギン村警察に派遣されてきた男。
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: ジャンの相棒として一緒に派遣されたロボット警官。アラレに追い付くほどの駆動力、犬よりもすぐれた嗅覚をもつ。
: 脱獄したアラレを捕まえる際、赤信号を無視した自身を逮捕し、牢屋に閉じこもってしまった。
; タイガー・リリ子
: ペンギン村に来た「リンゴリンゴ大サーカス」の一員のメストラ。トラの状態で団員と間違えられた突詰のパートナーになった。
 
== 他作品のキャラクター ==
=== 鳥山明作品ドラゴンボールのキャラクター ===
; [[孫悟空 (ドラゴンボール)|孫悟空]](そん ごくう){{efn2|name="DBZ"|原作漫画『ドラゴンボール』およびそのアニメでも、ペンギン村を訪れたキャラクター。}}
; ピーマン
: 声 - [[野沢雅子]]
: 連載前に描かれた『ワンダー・アイランド』『ワンダー・アイランド2』(『[[鳥山明○作劇場]]』VOL.1収録)の登場人物。アラレが部活からスカウトされる時や千兵衛たちが不思議島(ワンダーアイランド)にやってきた時に相棒の妖精と共に1コマずつ登場している。部活のスカウトでは他に『本日のハイライ島』の主人公・カン太や『ギャル刑事トマト』の主人公・赤井十真都(あかい とまと)も1コマだけ登場している。
: アニメ第2作で登場。『ドラゴンボール』の主人公で、少年期の姿で登場する。叶えたい願いがあるため(願いの内容は不明)、[[ドラゴンボール (架空の道具)|ドラゴンボール]]を探しながら旅をしていた。
; ポラとロイド
: 偶然三星球を持っていたアラレと出会い仲良くなったが、[[筋斗雲]]に乗っている際にアラレに尻尾をつかまれて落下し、その衝撃でドラゴンレーダーが故障したために直るまでの間、則巻家に居候することになった。
: 1981年にジャンプの愛読者賞で描かれた『POLA&ROID』(『鳥山明○作劇場』VOL.1収録)の主人公カップル。原作「ドドドでペンギン村の巻」にて、アラレ達を追いかける群衆に混じっていた。
: レッドリボン軍とはすでにドラゴンボール争奪戦で敵対関係にありマークされていた。
; チョビット
: 満月を見たことで大猿になって大暴れしたが、アラレが尻尾をつかんで地面に叩きつけたことで元の姿に戻った。
: 1983年にジャンプの愛読者賞で描かれた『CHOBIT』(『鳥山明○作劇場』VOL.1収録)の主人公。アニメ第1作の最終回で集まった群衆に混じっている。
; [[孫悟空 (ドラゴンボール)|孫悟空]](そん ごくう)
: 声 - 第2作・[[野沢雅子]]
: 『ドラゴンボール』の主人公。アニメ第2作で登場。叶えたい願いがあるため(願いの内容は不明)、ドラゴンボールを探しながら旅をしていた。
: ドラゴンボールを探しているところで偶然三星球を持っていたアラレと出会い仲良くなったが、筋斗雲に乗ってる際にアラレに尻尾をつかまれてしまい落下、その衝撃でドラゴンレーダーが壊れてしまったため直るまでの間則巻家に居候することになった。
: レッドリボン軍とは既にドラゴンボール争奪戦で敵対関係にありマークされていた。
: 満月を見てしまって大猿になって大暴れしたがアラレが尻尾をつかんで投げ飛ばしたことで元の姿に戻った。
; [[魔人ブウ]]
: アニメ第2作で登場。アラレがホンモノマシーンで『ドラゴンボール』の最終巻を実体化させた際に悟空と戦っていた。
; [[レッドリボン軍#ムラサキ曹長|ムラサキ曹長]]
: 声 - 第2作・飛田展男
: アニメ第2作に登場。レッドリボン軍に所属する[[忍者]]で、悟空を追ってペンギン村に潜入する。
; [[レッドリボン軍#ブルー将軍|ブルー将軍]]{{efn2|name="DBZ"}}
: 声 - 第2作・風間信彦
: アニメ第2作に登場。ムラサキ曹長の上司として登場し、ドラゴンボールを狙う。アラレにより宇宙まで放り投げられたり、バーバーそらまめでモヒカン頭にされたりと、さんざんな目にあった
; [[神龍 (ドラゴンボール)|神龍]]
: 声 - 第2作・矢田耕司
: アニメ第2作に登場。
; 宇宙人
: 声 - [[高木渉]]
: 『ドクター・スランプ2007特別編 Dr.MASHIRITO ABALEちゃん』に登場。『ネコマジン』からのキャラクター。
 
=== その他のキャラクター ===
; [[ウルトラマン]]、[[ウルトラセブン (キャラクター)|ウルトラセブン]]、[[ガメラ]]、[[ゴジラ]]{{R|365日}}
: 画面の端々に登場。小さな子供のように描かれていることが多い。扉絵で設定の説明が描かれたり、アラレのコスプレ衣装になったこともある{{R|365日}}
: そのほかにもゴジラ、ガメラといった特撮映画の怪獣や、[[仮面ライダー]]やガンダムなども登場する。
: 文庫版や完全版では修正され名前もネコトラマン、ネコトラセブンに変えられ、その他のキャラクターの多くも修正されている。
; [[キン肉スグル|キン肉マン]]
: 原作のみに映画館の切符売りとして登場。
; パテ丸
: 声 - 山口勝平
: 知財教育ビデオ『んちゃ! アラレのおしおき! アイデア泥棒をやっつけちゃえ!』に登場。正確には漫画のキャラクターではなく、[[特許庁]]の産業財産権制度シンボルマーク。特許庁の特別講習ビデオの中でアラレのアクセスした特許庁ホームページに登場し、アラレの発明を特許登録した。なお、他のメディアでは[[高山みなみ]]が声を充てている。
; [[タケチャンマン]]
: 原作のみにモブで登場している。
 
== ナレーション ==
; ナレーション
: 声 - 第1作・古川登志夫
 
== 脚注 ==
{{Reflist脚注ヘルプ}}
 
<!--=== 外部リンク注釈 ===
{{Reflist|group="注"}}
* [http://slump.dbnao.net Dr.スランプ Polish Site]-->
 
=== アニメ版に関する注釈 ===
{{DEFAULTSORT:とくたあすらんふのとうしようしんふつ}}
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=== 出典 ===
{{Reflist|2
|refs=
<ref name="365日">{{Cite book|和書|author=野村宏平|author2=冬門稔弐|title=ゴジラ365日|date=2016-11-23|publisher=[[洋泉社]]|series=[[映画秘宝]]COLLECTION|page=68|chapter=3月3日|isbn=978-4-8003-1074-3}}</ref>
}}
=== 参照エピソード ===
{{Reflist|group="ep"|2}}
 
== 外部リンク ==
* [https://www.toei-anim.co.jp/dvd/movie-arale/intro/chara.html Dr.スランプメインキャラクターズ]
 
{{Dr.スランプ}}
 
{{DEFAULTSORT:とくたあすらんふのとうしようしんふつ}}
[[Category:Dr.スランプ|とうしようしんふつ]]
[[Category:漫画の登場人物の一覧]]
[[Category:アニメの登場人物の一覧]]
 
[[en:List of Dr. Slump characters]]
[[it:Personaggi di Dr. Slump & Arale]]