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{{Infobox animanga/Header
| タイトル = 海猿
| ジャンル = [[青年漫画]]
}}
{{Infobox animanga/Manga
| 作者 = [[佐藤秀峰]]<br />[[小森陽一 (作家)|小森陽一]](原案・取材)
| 出版社 = [[小学館]]
| 掲載誌 = [[週刊ヤングサンデー]]
| レーベル = 小学館ヤングサンデーコミックス
| 開始号 =
| 終了号 =
| 開始日 = 1998年12月
| 終了日 = 2001年6月
| 巻数 = 全12巻
| 話数 =
| その他 =
| インターネット =
}}
{{Infobox animanga/Footer
| ウィキプロジェクト = [[プロジェクト:漫画|漫画]]
| ウィキポータル = [[Portal:漫画|漫画]]
}}
『'''海猿'''』(うみざる)は、作者[[佐藤秀峰]]、原案・取材[[小森陽一 (作家)|小森陽一]]による[[日本]]の[[漫画]]。この原作漫画は1999年より連載され2001年に完結したものの、翌2002年にテレビドラマ化、さらに2004年に映画化され、さらに続編も幾つか制作された。
== 概要 ==
[[海上保安官]]である
作中の事件事故の一部は現実に発生したものをモチーフにしており、連載終盤での工作船([[不審船]])事件などタイムリーな話題も取り入れられた。
[[小森陽一 (作家)|小森陽一]]が読み切り用の原作として書いた「七管の海」が原案となっている。その時点での主人公の名前は仙崎勇(ゆう)<ref>{{Cite web |title=小森陽一ブログ » 『海の日に寄せて』 |url=https://www.y-komori.net/blog/?p=596 |access-date=2024-02-24}}</ref>。
漫画を原作として複数回実写化されており、2002年と2003年に[[日本放送協会|NHK]]([[大映テレビ]]制作)で単発テレビドラマ化された後、2004年6月に[[フジテレビジョン|フジテレビ]]・[[ロボット (企業)|ロボット]]制作で実写映画化した。更に2005年から2012年にかけて映画(パート1)の続編として物語が連続したテレビドラマ1作品と映画3作品が制作され、8年に亘るシリーズ作品となった。なお、実写版はオリジナルストーリーとなっている。
=== 海猿の由来 ===
[[潜水士]]を指して
一連の映画やドラマのヒット以降、マスコミや一般人が海上保安官の潜水士を指して「海猿」を用いる例も散見されるようになっている。海上保安庁自身も広報などでこの用語を用いる事がある<ref>{{Twitter status|JCG_koho|1430103703327952901|海上保安庁公式twitterアカウントによる2021年8月24日のツイート}}</ref>。
なお、実際の猿は海中に潜って敏捷に活動することはない。[[シーモンキー]]とも全く関係がない。
また、海中で高圧空気による[[呼吸]]をしている場合の激しい運動や急な深度変化は、[[窒素酔い]]や[[潜水病]]の原因となるため慎まれている。
===
[[佐藤秀峰]]は「海上保安官の仕事は、海上の治安の維持という海の平和を保つ仕事。溺れてる人がいたら助けるけど、悪いヤツがいたら時には銃を撃たないといけない。同じ人間が、ある時は命を救い、ある時は人を殺すという矛盾や葛藤を描きたかったが、それは編集部が描かせてくれない。『だったらやる意味ない』と思って、結局止めた」「単純に人助けをして『かっこいい』『感動した』という話を延々描いてくれと言われると無理。それは僕の表現したいことじゃない。描けと強制されると無理」と述べている<ref>{{Cite web|url=https://www.cyzo.com/2010/06/post_4787_entry.html|title=「マンガを正当なビジネスにしたい」マンガ家・佐藤秀峰 爆弾発言の裏にある思い(前編)|website=日刊サイゾー|publisher=サイゾー|date=2010-06-21|accessdate=2024-07-30}}</ref>。
{{節stub}}
; 密航船救出編
:栗ノ上岩礁付近で、鳳来号が舵を故障し漂流。巡視船ながれに出動要請が下る。現場に到着すると鳳来号は炎上していた。ながれの海上保安官により、乗員名簿記載の全員を救出した。しかし、仙崎は、蓋が溶接されたコンテナの中の密航者を発見。沈没までの残された時間は最大でも15分。溶接されたコンテナを開けて密航者を助けるための時間は足りない。(1巻前半、フジテレビ版ドラマ部に該当あり)。
; 陸上捜査編
:密航船の一件で、勝手な行動をとった仙崎には、謹慎処分が下った。しかし、謹慎処分が途中で解除になり、保安部へ招集される。保安部には、ながれの姿はなく、陸上捜査担当の警備専門官がいた。仙崎の任務は、拳銃の密輸が疑われる現場で釣り人の姿で
; たけちゃん一家救出編
:仙崎の近所に住むたけちゃんの一家は波の高い日だが、クルーザーを出航させた。たけちゃんの母親の再婚が決まり、これが最後の親子4人が揃える機会だったからだ。防波堤をでたところで、クルーザーが転覆。たけちゃんは、クルーザー内でかくれんぼをしており、そのままクルーザーごと漂流していた。2つの岩にかろうじてひっかかり沈没は免れているが、少しでも船体を動かせば沈没しかねない(2巻〜3巻前段、テレビドラマ部に該当あり、ただし遭難者は下川の娘)。
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:
; 不審船追跡編
:フジテレビ版ドラマに該当があるが、威嚇発砲後の展開が大きく異なる。[[能登半島沖不審船事件]]がモデル。(原作とドラマの間に発生した[[九州南西海域工作船事件]]がモデル)。
; エイジアントリップ号編
:
; くろーばー号編
:1999年12月22日13時58分、関門海峡。大型フェリー「くろーばー号」が小型汽船を追い越そうと航路を変更した
; ながれ号下船編
:仙崎と池澤に巡視船かいこうへの転任が言い渡される。かいこうは救難強化型巡視船で、仙崎達はその潜水チームに加えられることになった。ながれとの別れを寂しがる仙崎を、池澤と勝田は「転任なんて大したことじゃない」と励ます(7巻中盤)。
87 ⟶ 75行目:
:
; J-WING機遭難編
:
{{節stub}}
; 仙崎 大輔
:初登場時(第1話)19歳。ながれ航海士補。
; 浦部 美晴
:初登場時(第1話)22歳。毎朝新聞社記者。
; 勝田 孝太郎
:初登場時(第1話)45歳。ながれ船長。
; 佐伯 道夫
:初登場時(第1話)41歳。ながれ航海長。
; 池澤 真樹
:初登場時(第1話)30歳。ながれ航海士・潜水士→後に殉職。
; 三池 健児
:初登場時(第1話)24歳。ながれ通信士補。
; 酒井 直人
:初登場時(名前は第2話)?歳。シーホーク機長。
; 汪 美花
:鳳来での密航者の1人。
; 藤堂
:[[第七管区海上保安本部]][[福岡海上保安部]]警備課所属の警備専門官。ナムの密輸についての捜査中にタバコを買いに行き、その最中に独断行動をとった部下が殉職したため、それ以降禁煙中。
; ナム・ワンチャイ
:ベトナム人運び屋。木材運搬船マイルス号で拳銃を密輸
; 原子
:[[福岡県警察本部]]の警察官。ナムを尾行中の仙崎を不審者として逮捕。警察官にはあるまじき服装をしている。
; 峯村
:第七管区海上保安本部福岡海上保安部警備課課長。
=== 登場巡視船等 ===
; ながれ
:第七管区海上保安本部所属の巡視船。番号PS03。{{Efn2|同じ[[小森陽一 (漫画原作者)|小森陽一]]原作の漫画作品である『[[S -最後の警官-]]』にも同名の巡視船が登場している。}}
; はかた
:第七管区海上保安本部所属の巡視船。番号PLH31。第1話で就航をお披露目されている船舶。
; かいこう
:第七管区海上保安本部所属の巡視船。番号PLH22。
; シーホーク1号
:第七管区海上保安本部所属のヘリコプター。番号JA6256。
; シースワロー
:第七管区海上保安本部所属のヘリコプター。番号不明。巡視船「かいこう」に搭載。
=== 登場遭難船 ===
; 鳳来
:中国船籍の船舶。第1話で舵が故障して漂流。ながれに現場到着時には既に火災発生。実は密航船であった。
== 書誌情報 ==
=== 単行本 ===
* 佐藤秀峰(作者) / 小森陽一(原案・取材) 『海猿』 小学館〈小学館ヤングサンデーコミックス〉、全12巻
*# 「漂流」1998年6月5日初版発行、{{ISBN2|4-09-152361-7}}
*# 「転覆」1999年8月5日初版発行、{{ISBN2|4-09-152362-5}}
*# 「帰還」1999年11月5日初版発行、{{ISBN2|4-09-152363-3}}
*# 「仲間」2000年2月5日初版発行、{{ISBN2|4-09-152364-1}}
*# 「約束」2000年5月5日初版発行、{{ISBN2|4-09-152365-X}}
*# 「爆発」2000年7月5日初版発行、{{ISBN2|4-09-152366-8}}
*# 「落涙」2000年10月5日初版発行、{{ISBN2|4-09-152367-6}}
*# 「生存」2001年1月5日初版発行、{{ISBN2|4-09-152368-4}}
*# 「名前」2001年3月5日初版発行、{{ISBN2|4-09-152369-2}}
*# 「灯火」2001年6月5日初版発行、{{ISBN2|4-09-152370-6}}
*# 「着水」2001年9月5日初版発行、{{ISBN2|4-09-152611-X}}
*# 「出発」2001年10月5日初版発行、{{ISBN2|4-09-152612-8}}
=== 文庫版 ===
* 佐藤秀峰(作者) / 小森陽一(原案・取材) 『海猿』 小学館〈小学館文庫〉、全5巻
*# 2006年4月15日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.shogakukan.co.jp/books/09193671 |title=海猿 1(文庫版) |publisher=小学館 |accessdate=2022-11-27}}</ref>、{{ISBN2|4-09-193671-7}}
*# 2006年4月15日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.shogakukan.co.jp/books/09193672 |title=海猿 2(文庫版) |publisher=小学館 |accessdate=2022-11-27}}</ref>、{{ISBN2|4-09-193672-5}}
*# 2006年4月15日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.shogakukan.co.jp/books/09193673 |title=海猿 3(文庫版) |publisher=小学館 |accessdate=2022-11-27}}</ref>、{{ISBN2|4-09-193673-3}}
*# 2006年5月13日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.shogakukan.co.jp/books/09193674 |title=海猿 4(文庫版) |publisher=小学館 |accessdate=2022-11-27}}</ref>、{{ISBN2|4-09-193674-1}}
*# 2006年5月13日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.shogakukan.co.jp/books/09193675 |title=海猿 5(文庫版) |publisher=小学館 |accessdate=2022-11-27}}</ref>、{{ISBN2|4-09-193675-X}}
== テレビドラマ (NHK) ==
[[ハイビジョン]][[サスペンス]]「海猿〜うみざる」・「海猿2」
* 放送日:[[2002年]][[7月13日]]・[[2003年]][[8月18日]]、[[NHKデジタル衛星ハイビジョン]](BShi)
[[NHK総合テレビジョン|総合テレビ]]でも以下の日時にトリミングサイズで放送された。
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原作に比べてサスペンスの要素が強い内容になっている。どちらも鹿児島が舞台となっている。
=== キャスト ===
* 仙崎 大輔 - [[国分太一]]
* 浦部 美晴(毎朝新聞の新人記者) - [[永作博美]]
* 池澤 直樹 - [[杉本哲太]]
* 野島 伸也 - [[小橋賢児]]
* 八重樫(デスク) - [[田山涼成]]
* 桜井 武彦 - [[笘篠和馬]]
* 佐伯 - 島英臣
* 峯村 - 西田聖志郎
* 仙崎 守(大輔の父で巡視船ながれの船長) - [[加藤剛]]
* 有馬 久枝(大輔の祖母) - [[菅井きん]]
=== スタッフ ===
* 脚本 - 長谷川康夫
* 演出 - [[星田良子]]
* 制作 - [[大映テレビ]]、[[NHKエンタープライズ21]]
== フジテレビ制作版 ==
[[フジテレビジョン|フジテレビ]]制作により[[伊藤英明]]主演で映像化された。
2008年の『[[土曜プレミアム]]』枠での映画『海猿』シリーズ2作品の放映後に続編決定がアナウンスされ『THE LAST MESSAGE-海猿』が完結編として位置づけられていたが、2012年7月に続編『'''BRAVE HEARTS 海猿'''』が公開された。
この映画版とフジテレビ版の一連の作品は、主人公のイメージや恋人の設定から、ストーリーに至るまで、原作とは大きく異なる。
=== 主要人物 ===
; 仙崎 大輔 - [[伊藤英明]]
: 本作の主人公。元々は健康食品会社の部内トップ成績の優秀な営業マンだったが、友人にまでセールスを掛けるようになった生活に嫌気が差し、海が好きという理由で[[海上保安庁]]に転職した。お調子者な部分もあるが、硬派で実直な性格。
: 最前線で活躍したいと願い、潜水士を目指して呉での訓練に身を投じ、その過程で最初のバディの工藤の死などの経験を通じて人命救助への重要さを知り、人命救助への思いを強めるようになる。潜水士となって福岡
: 「ながれ」廃船後は吉岡と共に鹿児島へ異動し、機動救難隊に所属。飛行機墜落事故が発生した際、嵐の中、海に取り残された親子を救出しようとするが、父親の救出に失敗してしまう。そのことが心の傷となり、婚約した環菜ともうまくいかなくなってしまう。しかし、くろーばー号沈没事故の中で環菜の大切さを再び思い知り、事故の最中にもかかわらず、
; 仙崎
: 本作のヒロイン。広島県[[呉市]]出身。旧姓:伊沢。明るく屈託のない性格だが恋愛には奥手な一面もある。後述の経緯で呉帰郷時には雑誌のページを任されていたが、自身の担当ページが別の記事へ差し替えとなり、契約を打ち切られた。そこで夢を諦めようとしたが、仙崎の影響で自分で服を作りたいと決心、専門学校を経て縫製スタジオ「リアンリアン」へデザイナーとして入社する。
: 母・歌子が足を骨折して入院したため自分の仕事半ばで呉に帰郷し、そこで
: 『THE LASTMESSAGE 海猿』では結婚し、仙崎の妻になっている。
=== 映画1作目 ===
{{Infobox Film
| 作品名 = 海猿 ウミザル
| 原題 =
| 画像 =
| 画像サイズ =
| 画像解説 =
| 監督 = [[羽住英一郎]]
| 製作総指揮 =
| 製作 = [[亀山千広]]<br />[[阿部秀司 (映画プロデューサー)|阿部秀司]]<br />武政克彦<br />島谷能成
| 脚本 = [[福田靖]]
| 原作 = [[佐藤秀峰]]
| 原案 = [[小森陽一 (漫画原作者)|小森陽一]]
| 出演者 = [[伊藤英明]]<br />[[加藤あい]]<br />[[海東健]]<br />[[香里奈]]<br />[[伊藤淳史]]<br />[[杏子 (ミュージシャン)|杏子]]<br />[[國村隼]]<br />[[藤竜也]]
|
| 主題歌 =[[ジャーニー (バンド)|JOURNEY]]「[[オープン・アームズ|OPEN ARMS]]」
|
|
| 配給 = [[東宝]]
| 公開 ={{flagicon|JPN}} 2004年6月12日
| 上映時間 = 120分
| 製作国 = {{JPN}}
| 言語 = [[日本語]]
|
| 興行収入 = 17億4千万円<ref>[https://www.eiren.org/toukei/img/eiren_kosyu/data_2004.pdf 日本映画製作者連盟2004統計]</ref>
|
| 次作 = [[#映画2作目|LIMIT OF LOVE 海猿]]
}}
『'''海猿 -ウミザル-'''』のタイトルで2004年6月12日に全国[[東宝]]系にて公開<ref>{{Cite web |url=https://eiga.com/movie/41011/ |title=海猿:作品情報・キャスト・あらすじ |publisher=映画.com |accessdate=2025-09-14}}</ref>。[[海上保安庁]]が全面協力。
キャッチコピーは「カッコつけてちゃ、命は救えない。」
206 ⟶ 230行目:
==== 登場人物 ====
===== 海上保安大学校研修
; [[#主要人物|仙崎 大輔]] - [[伊藤英明]]
: 一等海上保安士 [[第七管区海上保安本部|第七管区]]福岡海上保安部所属
; 三島 優二 - [[海東健]]
: 三等海上保安正 [[第三管区海上保安本部|第三管区]]東京海上保安部所属。
: ダイブマスターの資格所有。海上保安大学校を卒業したエリートで、最終的には特殊救難隊に配属されることを目標にしている。訓練生の中ではリーダー的な存在。何かと仙崎とはしばし
: 当初は川口とバディを組むが、最終訓練では源の[[命令]]で仙崎とバディを組むことになる。最終訓練では事故で窮地に陥ってしまうが、源の判断で規則上救助活動ができない訓練生達に救われ、以降は仙崎や訓練生達との絆を深めること
; 工藤 始 - [[伊藤淳史]]
: 一等海上保安士 [[第一管区海上保安本部|第一管区]]根室海上保安部所属。
: 仙崎の最初のバディでもある。人命救助へ掛ける思いは強く、漁師をしている父と兄が海難事故に遭ったら自分の手で助け出したいという思いから潜水技術課程に参加した。だが訓練では他の訓練生とは技術面でも劣り、訓練でも失敗を繰り返し、仙崎と共に50回~100回程度の腕立て伏せにさせられてしまう。訓練中のミスで仙崎と入院した病院でエリカに一目惚れするが、エリカには相手にされず、他の訓練生達にはからかわれている。
; 川口 淳 - [[村田充]]
: 三等海上保安正 [[第八管区海上保安本部|第八管区]]舞鶴海上保安部所属。
: 任務終了後に一足先に風呂に入りたいという理由で潜水技術課程に参加。三島のバディとなるが、三島に気を使う一面もある。
; 土屋 誠 - [[深水元基]]
: 二等海上保安士 [[第四管区海上保安本部|第四管区]]四日市海上保安部所属
: 1500円の潜水手当てがつくということで、潜水技術課程に参加。
; 野村 栄司 - [[田中聡元]]
: 一等海上保安士 [[第二管区海上保安本部|第二管区]]福島海上保安部所属
: 女性保安官にモテるからという理由で潜水技術課程に参加。
; 八重樫 裕太 - [[古畑勝隆]]
: 一等海上保安士 第四管区名古屋海上保安部所属
: 上司に無理矢理参加させられたと、序盤に話していた。
; 林 光平 - [[飯沼誠司]]
: 二等海上保安士 第三管区横浜海上保安部所属
; 堺 和樹 - 恵秀
: 一等海上保安士 [[第十一管区海上保安本部|第十一管区]][[石垣海上保安部]]所属
; 中原 響 - 佐野進也
: 一等海上保安士 第一管区小樽海上保安部所属
; 渡辺 マサヤ - [[青木崇高]]
: 一等海上保安士 [[第五管区海上保安本部|第五管区]]岸和田海上保安部所属
; 郡司 謙介 - [[大口兼悟]]
: 一等海上保安士 [[第十管区海上保安本部|第十管区]]鹿児島海上保安部所属
; 田所 慎二 - [[斎藤工]]
: 一等海上保安士 [[第九管区海上保安本部|第九管区]]新潟海上保安部所属
; 武藤 忠宏 - [[青木忠宏]]
: 一等海上保安士 [[第六管区海上保安本部|第六管区]]宇和島海上保安部所属
===== 海上保安大学校 潜水技術課程研修の教官たち =====
; 源 太郎 - [[藤竜也]]
: 一等海上保安正 主任教官・潜水士。
: 後述の事故により、海の恐ろしさを知っているが故に厳格な態度で訓練生達に接し、訓練生達を鍛え上げる。仙崎にも「最前線に楽しいことは無い」と言い放ち、訓練生たちの反感を買うことも多い。50日間の訓練が行われる際「強い信頼関係がなければ、バディにはなれん」とバディとともに2人一組で行動するように命ずる。プール実習や海洋実習で訓練の記録を残しているほか、スキューバダイビングを装着した訓練生が険しい階段を登って10分休憩の際にベルトが捻れた事に気づき、「仙崎!!背中のベルトが捻れてる、バディ同士チェックしたのか!」と言い放つ場面も見られる。海洋実習における最終訓練では海難事故に遭った仙崎と三島を救うため規則を破って訓練生達に救助を命じたことが問題となり、査問に掛けられるが仙崎や三島に庇われ不問となったため、訓練生たちが救出に入る際は「仙崎は絶対にバディを見捨てん!お前たちを信じて助けを待ってる。なにがなんでも生きて連れ戻せ!」と厳しく命令して訓練生たちの救出を見張っているが、救出後は涙がこみ上げる。閉講式では手首を組んで気を付けした後「最前線に、楽しいことなんか無いぞ!!覚悟していけ!!」と厳しく命じて全ての潜水技術課程を修了の際に敬礼をする。
: 潜水士時代
; 板東 茂 - [[田中哲司]]
: 二等海上保安正 教官・潜水士。
: 訓練生達を鍛え上げてバディとともに2人一組で行動するように厳しく命ずる。序盤の後半では「おまえらのことを海猿と呼んでいる。酔ってハメをはずすバカが何人もいるからだ。節度ある行動をするように」と命じて外泊を許可する。ドアを閉めた後、暴れ出す訓練生たちに「おい、おまえら!!」と制止も止まらない事態があったほか、中盤の前半では訓練生が一般人の相手に乱闘騒ぎを起こしたことで「海上保安官は国民全体の奉仕者なんだ、自覚を持て自覚を!!」と一喝する。
; 大友 信士 - [[中根徹]]
: 二等海上保安正 教官・潜水士。
: 訓練生達を鍛え上げてバディとともに2人一組で行動するように厳しく命ずる。
===== ヒロインとその関係者 =====
; [[#主要人物|伊沢 環菜]] - [[加藤あい]]
: ファッション雑誌編集者。
; <span id="松原エリカ">松原 エリカ</span> - [[香里奈]]
: 看護師。環菜の後輩であり友人。環菜とは反対に恋愛に関して積極的で、「海猿」と馬鹿にしていた訓練生達とも打ち解けあうなど気さくなノリの持ち主でサバサバした性格。工藤
; 園部 美由紀 - [[渡辺典子]]
: ファッション雑誌編集長で環菜の上司。
; <span id="伊沢歌子">伊沢 歌子</span> - [[朝加真由美]]
: 環菜の母親。造船所勤めの夫を海難事故で亡くしている。性格は朗らか
===== その他 =====
{{節スタブ}}
; 中迫 夏子 - [[杏子 (ミュージシャン)|杏子]]
: 海上保安大学校 職員(調理・給仕員)。源の過去を知っており、そのことから工藤の死を機に落ち込む仙崎に源の過去を教えた上で励ました。
; 五十嵐 正樹 - [[國村隼]]
: 一等海上保安監 海上保安庁 首席監察官。
: 源とは同期の間柄だが、源が京野を見捨てたことに対してわだかまりを抱いている。
==== スタッフ ====
275 ⟶ 301行目:
* 脚本 - 福田靖
* 音楽 - [[佐藤直紀]]
* 主題歌 - [[ジャーニー (バンド)|JOURNEY]]「[[オープン・アームズ|Open Arms]]」
* 製作 - [[フジテレビジョン]]、[[ロボット (企業)|ROBOT]]、[[ポニーキャニオン]]、[[東宝]]
=== テレビドラマ ===
{{基礎情報 テレビ番組
| 番組名 = 海猿 UMIZARU EVOLUTION
| ジャンル = [[テレビドラマ]]
| 放送時間 = 火曜日21:00
| 放送分 = 54
| 放送国 = {{JPN}}
| 制作局 = [[フジテレビジョン|フジテレビ]]、[[共同テレビ]]
| 企画 = [[臼井裕詞]]、[[保原賢一郎]]
| プロデューサー = [[関口静夫]]<br />鈴木伸太郎<br />橋本芙美
| 演出 = 羽住英一郎、[[小林義則]]
| 出演者 = [[伊藤英明]]<br />[[加藤あい]]<br />[[仲村トオル]]<br />[[佐藤隆太]]<br />[[時任三郎]]<br />[[夏八木勲]]
| 放送期間 = 2005年7月5日 - 9月13日
| 放送回数 = 11
| OPテーマ = [[佐藤直紀]]「Courage」
| EDテーマ = [[B'z]] 「[[OCEAN (B'zの曲)|OCEAN]]」
| 音声 = [[ステレオ放送]]
| 特記事項 = [[ハイビジョン制作|16:9LB]]、[[字幕放送]]<br />初回は10分拡大(21:30 - 22:34)。 }}
『'''海猿 UMIZARU EVOLUTION'''』(ウミザル エボリューション)のタイトルで2005年7月5日 - 9月13日まで毎週[[火曜日]]21時 - 21時54分に[[フジテレビ系列]]で[[放送]]。初回は10分拡大。
映画からの続編で、主要キャストは引き継いでいる。映画の舞台であった[[海上保安大学校]]にて潜水士訓練課程を卒業後、1年間現場での実務をこなし、辞令により第三管区横浜海上保安部([[横浜市]])所属PL型[[巡視船]]「ながれ」に配属されるところから物語は始まる。
キャッチコピーは「キミがいたから、勇気を知った。アイツがいたから、命をかけた。」
==== 登場人物 ====
===== 第三管区横浜海上保安部 巡視船「ながれ」
; [[#主要人物|仙崎 大輔]] - 伊藤英明
: 一等海上保安士 航海士補
; 池澤 真樹 - [[仲村トオル]]
: 三等海上保安正
: [[特殊救難隊]]から海上保安大学校特修科
; <span id="吉岡哲也">吉岡 哲也</span> - [[佐藤隆太]]
: 二等海上保安士 主計士補→主計士補/潜水士。
: 明るいノリの持ち主で、仲間達との場を盛り上げる気楽な性格。仙崎との初対面時には年上の仙崎にもタメ口で接するが、仙崎に上下関係を徹底されてからは先輩後輩の仲となり、以降も仙崎を慕っていく。「オーシャンズ」の怜に好意を寄せており、何かと怜にアプローチを掛けている。
: ドラマ中盤で仙崎と永島に潜水士になるよう焚き付けられたことを機に呉での潜水技術課程研修に参加し、その研修を終えて潜水士となり、「ながれ」帰船後は仙崎のバディとなり、その後の作品でもバディとして共に任務を遂行する。「ながれ」廃船後は仙崎と共に鹿児島に異動となり、機動救難隊に所属。
; 別所 健次郎 - [[三宅弘城]]
: 一等海上保安士 機関士補
: 下ネタ好きなオープンな性格で、普段は仲間に対して気軽に振舞っている。仙崎や吉岡、永島と「オーシャンズ」で行動することが多い。だが一方で現場では真っ先に海に飛び込む姿勢から潜水士としての評価も高い。
: だが現場を前にするとアドレナリンが噴出するなどの要因で潜水士を続けることに精神的にも肉体的にも限界を感じ、このままでは永島を危険な状況に巻き込んでしまうと危惧したため、5話でダイビングインストラクターとして働くことを決め、潜水士及び海上保安官を辞職。
; 山路 拓海 - [[平山祐介]]
: 一等海上保安士 通信士補
: 池澤と同じく、特殊救難隊から海上保安大学校特修科
; 永島 康太 - [[坂本真]]
: 一等海上保安士 機関士補
: 現場では常にバディを組んでいる別所を公私共に慕っており、普段は別所と行動を共にしている。
; 岩松 大悟 - [[坂本あきら (俳優)|坂本あきら]]
: 三等海上保安正 主任主計
; 三池 健児 - [[飯田基祐]]
: 三等海上保安監 航海科・甲板長
; <span id="下川嵓">下川 嵓</span> - [[時任三郎]]
:
: 普段は冷静な性格で仲間達のことを気に掛け、
: 唯がプレジャーボート転覆事故に巻き込まれた際、唯救出の時に事故に遭い意識不明の状態となるが、唯の言葉を機に回復する。だがその時に「唯のためなら
: 『THE
:『BRAVE HEARTS 海猿』では同じく本庁救難課長として事故対策本部に加わり、飛行機を海上着水させることを提案し、その後の救助活動を指揮していく。
; 勝田 孝太郎 - [[夏八木勲]]([[カメオ出演|特別出演]])
: 二等海上保安監 船長。
: 現場一筋35年のベテランの現場主義者。「ながれ」船長として厳かに振舞い、現場の責任は全て自分が負うという責任感を持った昔気質の海の男。潜水士達に対しては潜水士の成長に関することなら一定の理解を示している。キャリアの上司である津田にも遠慮無く意見を言う豪胆さもあり、その言動で津田を困惑させている。自身が長く船長を務めた「ながれ」には一入の愛着を抱いている。
: 下川がプレジャーボート転覆事故で意識不明の状態になった際、事故に巻き込まれた唯が下川の娘と知ってそれでも下川を現場に向かわせたことに関して海上保安官を辞職して責任を取ろうとしたが、津田がそれを認めず、「ながれ」廃船後は巡視船「みさき」
===== 縫製スタジオ「リアンリアン」スタッフ =====
; [[#主要人物|伊沢 環菜]] - 加藤あい
: 「リアンリアン」デザイナー
; 冬柴 康介 - [[鈴木一真]]
: 「リアンリアン」チーフデザイナー。環菜の上司。常に落ち着き払った大人の男性であり、周囲からも慕われている。環菜
; 辻 沙耶香 - [[川瀬良子]]
: 環菜の同僚
===== ダイニングバー「オーシャンズ」スタッフ =====
; 肥後 大作 - [[伊武雅刀]]
: 海上保安官達の溜り場となっているダイニングバー「オーシャンズ」のマスター。仙崎達に「ジジイ」と憎まれ口を叩かれ、とぼけた振る舞いで吉岡達をからかいながらも
; 光森 千佳 - [[佐藤仁美]]
: 「オーシャンズ」従業員。環菜の先輩
; 星野 怜 - [[臼田あさ美]]
: 「オーシャンズ」のウェイトレス。吉岡にアタックされているが、毎回軽くあしらっている
===== その他 =====
; 大野 里江子 - [[奥貫薫]]
: 下川の元妻。家族を顧みずに潜水士を続ける下川との生活に限界を感じ離婚、娘の唯を引き取り、花屋を営んでいる。やむをえない事情であるとはいえ、緊急出航命令で唯と遊ぶ約束をすっぽかしている下川に複雑な心境を抱いている。
: 交際していた会計士の男性との再婚話を機に、下川
; 大野 唯 - [[一木有海]]
: 下川の娘。父
: 里江子の再婚で下川と会えなくなることに反発していた矢先に、バレエ教室のクルージングでプレジャーボート転覆事故に巻き込まれ
; 池澤 尚子 - [[芳本美代子]]
: 池澤の妻。池澤のことを「マー君」と呼んで慕っている。池澤の仕事に関しても理解しているものの、最前線にいる池澤の身を案じ不安を抱くことも。「ながれ」でのファミリーデーを機に環菜と知り合い交流を深める。池澤の子供を身籠っていたが、奇しくも池澤が死んだ同
; [[#伊沢歌子|伊沢 歌子]] - [[朝加真由美]]
: 環菜の母。前述した、趣味のボール体操の発表会という形で登場。
; 矢吹 真一 - [[布施博]]
: 三等海上保安監 海上保安庁本庁警備救難部専門官。
: かつて下川とバディを組んでいたが、とある海難現場で負傷して、潜水士を続けることが困難になってしまい、陸上勤務となった。だが現場で自分が復帰するのを待つ下川のために潜水士復帰をかけて、吉岡も参加していた呉での潜水技術課程に参加、後に下川が潜水士を引退する同じ時期に現場復帰する。
; 津田 晋平 - [[益岡徹]]
: 三等海上保安監 第三管区横浜海上保安部 警備救難課長。「ながれ」で起きるトラブルに気を揉んでいるが、現場主義者の勝田にいつも言いくるめられている。下川とは海上保安大学校時代からの先輩・後輩の間柄。
;
: 転覆事故を起こしたパナマ船籍のタンカー「エイジアントリップ号」の船長。転覆事故の際は船員のマハール([[アベディン・モハメッド|アベディーン]])と取り残されてしまい、その現場で池澤と仙崎と遭遇する。池澤達に船員を先に救助するよう懇願するも、池澤ににべもない対応をされる。池澤には動転している内田を新人の仙崎と救助するのは難しいと判断した上で力尽きないようあえて突き放した言い方をしたという意図があったが、それを知らない仙崎に「必ず助ける」と優しい言葉を掛けられた。船員救助後は行方不明となり、後に遺体として発見されることになる。
; 徳永 雅也 - [[波岡一喜]](第4話)
: 台風の影響で沈没した「第一永徳丸」の船長・徳永栄([[本多晋]])の息子で中華料理店でバイトをしている。定職に就かないことで父と何度か喧嘩をしていたが、定職についたら父親が大切に身に着けている腕時計をもらう約束をしていた。父の遺体が発見された際にその腕時計がなかったため、それを探すために海に潜り続けるようになり、仙崎や母・曜子([[大塚良重]])の忠告も聞かない。海上保安
;
: 永島の母。
; 三田村 和也 - [[大和田伸也]](第6 - 7話・友情出演)
: 海上保安庁 警備救難部長。
: 不審船が出現した際には不審船対策本部の指揮を執る。そして不審船が停船
; 内村 匡 - [[木場勝己]](第7話)
: 海上保安庁 首席監察官。勝田とは同期の間柄で勝田を本物の海の男と評している。不審船事件の査問委員会で不審船への威嚇射撃を担当した池澤と仙崎に事情聴取を行う。聴取後は「ながれ」廃船の決定事項を勝田に伝えた。
==== スタッフ ====
* 監督 - 羽住英一郎([[ロボット (企業)|ROBOT]])、[[小林義則]](共同テレビ)
* 演出補 - 近藤一彦
* 助監督 - [[七高剛]]、細川光信、倉木義典、植木美帆、淵上正人
* 協力プロデューサー - 安藤親広([[ロボット (企業)|ROBOT]])
* プロデュース - 関口静夫、[[鈴木伸太郎]]、[[橋本芙美]](共同テレビ)
* 企画 - [[臼井裕詞]]、[[保原賢一郎]](フジテレビ)
* 脚本 - [[福田靖]]
* 音楽 - 佐藤直紀
* 製作 - フジテレビ、共同テレビ
==== 主題歌 ====
* 「[[OCEAN (B'zの曲)|OCEAN]]」[[B'z]]
** 作詞:[[稲葉浩志]] 作曲:[[松本孝弘]] 編曲:松本孝弘、稲葉浩志、[[池田大介 (編曲家)|池田大介]]、[[徳永暁人]]
*: 本ドラマのために書き下ろされた曲。この曲の[[ミュージック・ビデオ|PV]]は、第四管区海上保安本部所属のPLH型[[巡視船]]「みずほ」上で撮影された。
*: 本編では、CDとは違うバージョンで放送された。
==== サブタイトル ====
{| class="wikitable" style="text-align:center"
|-
!各
|-
|EVOLUTION {{0}}1||2005年7月{{0}}5日||運命の幕開け||rowspan="3"|
|-
|EVOLUTION {{0}}2||2005年7月12日||潜水士浮上せず
|-
|EVOLUTION {{0}}3
|-
|EVOLUTION {{0}}4||2005年7月26日||海に消えた思いを探せ!||rowspan="2"|
|-
|EVOLUTION {{0}}5
|-
|EVOLUTION {{0}}6||2005年8月{{0}}9日||不審船発射||羽住英一郎
|-
|EVOLUTION {{0}}7||2005年8月16日||人を殺した||小林義則
|-
|EVOLUTION {{0}}8||2005年8月23日||池澤、死す||rowspan="2"|羽住英一郎
|-
|EVOLUTION {{0}}9||2005年8月30日||失われた夏を求めて
|-
|EVOLUTION 10||2005年9月{{0}}6日||命にかえて||rowspan="2"|小林義則
|-
|EVOLUTION Final||2005年9月13日||この手を離さない
|-
!colspan="5"|平均視聴率 13.2%
|}
==== 備考 ====
*「ながれ」は原作では第七管区[[福岡市|福岡]]海上保安部所属の
* [[オリコンチャート|オリコン]]集計の『[[2005年ドラマ満足度ランキング]]』では第3位となった。
* ドラマの最終話の撮影が行われた2005年8月4日、プールの水の上に設置した照明器具の近くにいた男性スタッフ2人が感電するという事故が起きた<ref>「[https://web.archive.org/web/20050807011523/http://www.zakzak.co.jp/gei/2005_08/g2005080505.html ドラマ「海猿」撮影で2人感電…しびれたが外傷はなし]」 2005年8月5日、[[ZAKZAK]]。</ref>。
{{前後番組
| 放送局 = [[フジテレビジョン|フジテレビ]]系
| 放送枠 = 火曜21時台([[フジテレビ火曜9時枠の連続ドラマ|連続ドラマ枠]])
| 前番組 = [[離婚弁護士|離婚弁護士II〜ハンサムウーマン〜]]<br />(2005.4.19 - 2005.6.28)
| 番組名 = 海猿 - UMIZARU EVOLUTION -<br />(2005.7.5 - 2005.9.13)
| 次番組 = [[1リットルの涙 (テレビドラマ)|1リットルの涙]]<br />(2005.10.11 - 2005.12.20)
}}
{{フジテレビ火曜9時枠の連続ドラマ}}
=== 映画2作目 ===
{{Infobox Film
| 作品名 = LIMIT OF LOVE 海猿
| 原題 =
| 画像 =
| 画像サイズ =
| 画像解説 =
| 監督 = [[羽住英一郎]]
| 製作総指揮 = [[亀山千広]]
| 製作 = [[阿部秀司 (映画プロデューサー)|阿部秀司]]<br />[[尾越浩文]]<br />[[島谷能成]]<br />[[亀井修]]
| 脚本 = [[福田靖]]
| 原作 = [[佐藤秀峰]]
| 原案 = [[小森陽一 (漫画原作者)|小森陽一]]
| 出演者 = [[伊藤英明]]<br />[[加藤あい]]<br />[[佐藤隆太]]<br />[[大塚寧々]]<br />[[浅見れいな]]<br />[[吹越満]]<br />[[美木良介]]<br />[[石黒賢]]<br />[[時任三郎]]
|
| 主題歌 = [[伊藤由奈]]「[[Precious (伊藤由奈の曲)|Precious]]」
| 撮影 = [[佐光朗]]
| 編集 = [[松尾浩]]<br />[[穂垣順之助]] | 配給 = [[東宝]]
| 公開 =
| 上映時間 = 117分
| 製作国 = {{JPN}}
| 言語 = [[日本語]]
| 制作費 =
| 興行収入 = 71億円<ref>{{映連興行収入|2006}}</ref>
| 前作 = [[#映画1作目|海猿 ウミザル]]
| 次作 = [[#映画3作目|THE LAST MESSAGE 海猿]]
}}
[[ファイル:FerryHimuka.jpg|thumb|right|当作の撮影で主に使用された「フェリーひむか」 - 宮崎港(2005年6月撮影)]]
『'''LIMIT OF LOVE 海猿-UMIZARU-'''』(リミット オブ ラブ ウミザル)のタイトルで2006年5月6日に全国[[東宝]]系にて公開<ref>{{Cite web |url=https://eiga.com/movie/41661/ |title=LIMIT OF LOVE 海猿:作品情報・キャスト・あらすじ |publisher=映画.com |accessdate=2025-09-15}}</ref>。日本国内の315スクリーンで封切られ、530万人を動員、[[興行収入]]71億円のヒットを記録し、2006年公開の日本映画の実写映画部門では興行収入第1位となった。
撮影には海上保安庁が船艇を提供するなどの協力を行った。同庁のイメージアップに貢献したことから、感謝状を贈っている。また、漫画・テレビ・映画での公開以降、海上保安官の志願者数が激増した<ref>[https://web.archive.org/web/20060901182622/http://www.sankei.co.jp/enak/2006/aug/kiji/24tvUmizaru.html 産経新聞2006年8月24日]</ref>。
当初原作の通りに[[関門海峡]]でのロケを希望していた
撮影には、[[宮崎カーフェリー]]の「フェリーひむか」などが使用された。この船は旧・[[東日本フェリー|九越フェリー]]「[[れいんぼうべる]]」として運航されていた当時、映画『[[白い船]]』のモデル(劇中でおもに登場したのは姉妹船の「れいんぼうらぶ」)となるなど、映画と縁の深い船であった。
キャッチコピーは「愛でしか、救えない。」
==== あらすじ ====
鹿児島、機動救難隊へと異動し[[機動救難士]]となった仙崎と吉岡。仙崎は遠距離恋愛ながらも、環菜と順調に交際し、結婚は目前だった。ある日、訓練中に機動救難隊に出動が命じられる。任務は鹿児島湾内で座礁したフェリー「くろーばー号」での救助活動。しかし、予想以上の速さで浸水、傾いていく船体。仙崎と吉岡、そして要救助者2名は、絶体絶命の状況に追いやられていく…。
==== 登場人物 ====
; [[#主要人物|仙崎 大輔]] (27) - [[伊藤英明]]
:
; [[#主要人物|伊沢 環菜]] (26) - [[加藤あい]]
:
; [[#吉岡哲也|吉岡 哲也]] (24) - [[佐藤隆太]]
:
; 本間 恵 (35) - [[大塚寧々]]
:
; 海老原 真一 (41) - [[吹越満]]
:
; [[#第三管区横浜海上保安部 巡視船「ながれ」
:
; <span id="北尾勇">北尾 勇</span> (38) - [[石黒賢]]
:
: 事故でパニックになる乗客をなだめて、先導できるほどの冷静さと技量を持った部下思いの人物。仙崎達が船に取り残されたままでの撤収命令に反対しようとするもやむなく捜索を断念し、船にボンベを残し撤収する。
; 乙部 志保里 (23) - [[浅見れいな]]
:
; 重富 活一 (32) - [[菅原卓磨]]
:
; 本丸 正也 (28) - [[坂本雄吾]]
:
; 瀬戸口 滋 (28) - [[江畑浩規]]
:
; 渡辺 マサヤ (25) - [[青木崇高]]
:
; 梨本 信士 (40) - [[光石研]]
:
; 桂木 貞之 (47) - [[美木良介]]
:
; 三沢 圭介 (35) - [[津田寛治]]
:
; 服部 真佐彦 (32) - [[荒川良々]]
:
; 矢野 達郎 (42) - [[市川しんぺー]]
:
; [[#下川嵓|下川 嵓]] (43) - [[時任三郎]]
:
==== スタッフ ====
536 ⟶ 560行目:
* 企画 - 関一由、[[堀部徹]]
* プロデューサー - [[臼井裕詞]](フジテレビ)、[[安藤親広]](ROBOT)
* ラインプロデューサー - [[森井輝]]
* 撮影協力 - [[海上保安庁]]
* 映像制作 - [[東宝映像美術]]
* 配給 - [[東宝]]
* 製作 - [[フジテレビジョン]]、[[ロボット (企業)|ROBOT]]、[[ポニーキャニオン]]、[[東宝]]、[[小学館]]、[[フジネットワーク|FNS]]加盟27社
==== 主題歌 ====
* 「[[Precious (伊藤由奈の曲)|Precious]]」[[伊藤由奈]]
*: この曲のPVには、『LIMIT OF LOVE 海猿』本編の映像も一部使用。
==== 備考 ====
*
* 劇中に登場したテレビ中継車は[[テークワン]]の大型中継車と実在する[[鹿児島テレビ放送|鹿児島テレビ]]の大型中継車である。
* 2006年の[[文春きいちご賞]]([[ゴールデンラズベリー賞]]の日本版)で、6位に選ばれている。また、アメリカ公開時に「あんな危機的状況下で長々とプロポーズするバカなどいない」と
{{
</ref>こともある。
* [[プロフェッショナル仕事の流儀]](2006年放送)において、海猿の原点「冷静に心を燃やす」と題し、[[海上保安官]]の[[羽田特殊救難基地]]分隊長[[寺門嘉之]]が出演し、番組の冒頭では司会者の背後のモニターでフジテレビ版海猿シリーズの映像が流された。
562 ⟶ 591行目:
|製作 =
|脚本 = [[福田靖]]
|原作 = [[佐藤秀峰]]
|原案 = [[小森陽一 (漫画原作者)|小森陽一]]
|出演者 = [[伊藤英明]]<br />[[加藤あい]]<br />[[佐藤隆太]]<br />[[加藤雅也]]<br />[[吹石一恵]]<br />[[三浦翔平]]<br />[[濱田岳]]<br />[[時任三郎]]
|音楽 = [[佐藤直紀]]
|主題歌 = [[EXILE]]「[[もっと強く]]」
|撮影
|編集 = [[松尾浩]]
|製作会社 = [[ロボット (企業)|ROBOT]]
|配給 = [[東宝]]
|公開 =
|上映時間 = 129分
|製作国 = {{JPN}}
|言語 = [[日本語]]
|製作費 =
|興行収入 = 80.4億円<ref name="cinema2010">{{
|前作 = [[#映画2作目|LIMIT OF LOVE 海猿]]
|次作 = [[#映画4作目|BRAVE HEARTS 海猿]]
}}
『'''THE LAST MESSAGE 海猿-UMIZARU-'''』(ザ・ラストメッセージ ウミザル)のタイトルで2008年8月2日、9日の[[土曜プレミアム]]『海猿 -ウミザル-』『LIMIT OF LOVE 海猿』の放送終了時に、続編となる映画『海猿 -UMIZARU-3』の制作を決定したことが発表された。
[[伊藤英明]]や[[加藤あい]]、[[佐藤隆太]]などほぼ同じ
2009年7月15日に海猿3制作ブログが開設。2010年9月18日公開<ref name=sanspo/>。メインの撮影場所は[[福岡県]][[北九州市]]。
2010年5月18日、邦画大作史上初の[[3次元映像|3D]]公開が発表された。3D撮影ではなく、2D撮影した映像を2D-3D変換したもので、変換を担当したのは[[キュー・テック]]<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.oricon.co.jp/news/76368/full/|title=映画『海猿』第3弾 製作費1.5割増しで3D公開決定 |publisher=オリコン|accessdate=2010-05-19}}</ref>。
キャッチコピーは「'''愛する人に何を残すのか──。'''」。
2010年9月18日に全国東宝系にて公開。日本国内の467スクリーンで公開され、公開初日3日間で3D版(277スクリーン)が動員65万5922人に対し2D版(190スクリーン)が動員28万4028人と3D版のシェアは74.1%であった。<ref>[http://movie.goo.ne.jp/ranking/boxoffice/ 映画興行成績ランキング 2010年9月18日~9月19日]goo映画 2010年9月21日</ref>。また、[[ぴあ]]初日満足度ランキング(ぴあ映画生活調べ)では第1位と、女性層を中心に幅広い世代から高評価された。2010年11月19日、香港・台湾・シンガポール・フランス・米国・メキシコ・ペルー・アルゼンチン・
観客動員数は537万人、最終興収80.4億円のヒットを記録し、2010年公開の邦画実写映画では興行収入第1位となった。2010年度興行収入邦画第2位となっている<ref name="cinema2010" />。
==== あらすじ ====
2010年9月、大型台風が接近する中、[[福岡市|福岡]]沖に国家プロジェクトとして建設された天然ガス採掘プラント施設「レガリア」(REGALIA)で火災が発生した。仙崎は吉岡と「レガリア」設計主任の桜木とともに現場へ向かうが、救助作業中に爆発が起こり、仙崎や桜木たちは施設内に取り残されてしまう。ヘリも船も近づけない中、仙崎は知り合ったばかりの機動救難士・服部とバディを組み、全員で無事帰還する方法を探る。
==== 出演 ====
; [[#主要人物|仙崎 大輔]] (31) - [[伊藤英明]]
:
; [[#主要人物|仙崎 環菜]] (30) - [[加藤あい]]
:
; [[#吉岡哲也|吉岡 哲也]] (28) - [[佐藤隆太]]
:
; 桜木 浩一郎 (45) - [[加藤雅也]]
:
; 西沢 夏 (27) - [[吹石一恵]]
:
; 服部 拓也 (24) - [[三浦翔平]]
:
: 「レガリア」の事故現場で、自身が助けた仙崎とバディを組む。潜水士歴2年ながらも冷静で機転が利くが、次々と迫る事態に恐怖心を露にし、打ちのめされていく。潜水士になる前は会社も嫌になって辞め、公務員であれば親も納得するという理由で海上保安庁に入庁した経緯から、あらゆる境遇に逃げてきていたと自認しているが、仙崎と行動するうちに潜水士としての成長も見せている。
; 木嶋 久米夫 (22) - [[濱田岳]]
:
;
: 海上保安庁 警備救難部救難課長。なお、作中では1988年に起きたノルウェー沖での天然ガスプラントの事故を参考に救助法を検討したことになっている。ただ、[[パイパー・アルファ|実際に1988年にノルウェー沖で起きた類似の事故]]での死者数が167名であるのに対し、作中での事故の死者数は394名であるなど細部が異なっており、作中で参考にしたことになっている1988年の事故は架空のものであると考えられる。
; [[#松原エリカ|松原 エリカ]] (29) - [[香里奈]]
:
; 遠藤 翔太 (45) - [[勝村政信]]
:
; 村上 良三 (31) - [[川岡大次郎]]
:
; 吉森 久貴 (46) - [[鶴見辰吾]]
:
; 内藤 琢磨 (53) - [[中原丈雄]]
:
; [[#北尾勇|北尾 勇]] (42) - [[石黒賢]]
:
; [[#第三管区横浜海上保安部 巡視船「ながれ」乗組員|山路 拓海]] (35)- [[平山祐介]]
: 第三管区特殊救難隊 隊長・潜水士
; 渡辺 マサヤ (29)- [[青木崇高]]
: 第十管区海上保安部機関科・機関士・潜水士
==== スタッフ ====
* 監督 - 羽住英一郎
* 脚本 - 福田靖
* 音楽 - 佐藤直紀
* 製作総指揮 - 亀山千広
* 製作 - 加太孝明、[[水口昌彦]]、島谷能成、亀井修、小笠原明男
* プロデューサー - 臼井裕詞、安藤親広
* アソシエイトプロデューサー - 小出真佐樹、上原寿一
* ラインプロデューサー - [[森井輝]]
* 撮影 - 佐光朗
* 照明 - 水野研一
* 録音 - 柳屋文彦
* 美術 - 清水剛
* 装飾 - 沢下和好
* 編集 - 松尾浩
* 音響効果 - [[柴崎憲治]]
* ダイビングコーディネーター - 金城将憲
* VFXスーパーバイザー - [[石井教雄]]
* スクリプター - 荒澤志津子
* 助監督 - 近藤一彦
* 制作担当 - 阿部豪
* 撮影協力 - 海上保安庁
* 協賛 - [[花王]]サクセス
* 製作 - フジテレビ、ロボット
* 制作プロダクション - ROBOT
* 配給 - 東宝
==== 主題歌 ====
*
=== 映画4作目 ===
{{Infobox Film
| 作品名 = BRAVE HEARTS 海猿
| 原題 =
| 画像 =
| 画像サイズ =
| 画像解説 =
| 監督 = [[羽住英一郎]]
| 脚本 = [[福田靖]]
| 原作 = [[佐藤秀峰]]
| 原案 = [[小森陽一 (漫画原作者)|小森陽一]]
| 製作 =
| 製作総指揮 =
| ナレーター =
| 出演者 = [[伊藤英明]]<br />[[加藤あい]]<br />[[佐藤隆太]]<br />[[仲里依紗]]<br />[[伊原剛志]]<br />[[三浦翔平]]<br />[[時任三郎]]
| 音楽 = [[佐藤直紀]]
| 主題歌 = [[シェネル]]「[[ビリーヴ (シェネルの曲)|ビリーヴ]]」
| 撮影 = [[江崎朋生]]
| 編集 = [[松尾浩]]
| 製作会社 = [[フジテレビジョン]]<br />[[ロボット (企業)|ROBOT]]<br />[[ポニーキャニオン]]<br />[[東宝]]<br />[[小学館]]<br />[[
| 配給 = 東宝
| 公開 =
| 上映時間 = 116分
| 製作国 = {{JPN}}
| 言語 = [[日本語]]
| 製作費 =
| 興行収入 = 73.3億円<ref>{{映連興行収入|2012}}</ref>
| 前作 = [[#映画3作目|THE LAST MESSAGE 海猿]]
| 次作 =
}}
『'''BRAVE HEARTS 海猿-UMIZARU-'''』(ブレイブハーツ
キャッチコピーは「命をかけて、命を救う―。」。
2012年8月25日 - 9月2日、全国276劇場で[[2032年]]公開(という設定)の、'''架空'''の映画16作目『FINAL LIMIT BRAVE MESSAGE and LOVE HEARTS 海猿』の予告編が本編と同時上映された。伊藤英明の発案のもと製作され、本編と同一スタッフ・キャストにより、半日で撮影が行われた<ref>[
後述の[[海猿#作者とフジテレビとのトラブル|トラブル]]により、フジテレビとしてはこの作品を最後に新作が製作されておらず、2017年10月に契約が終了したこともあり事実上これが'''最終作'''となった。ただ、地上波初放送は和解前の[[2013年]][[9月21日]]に実施された。
==== あらすじ ====
世界最大級の天然ガスプラント「レガリア」の爆発事故から2年。仙崎は自ら志願し、海難救助のエキスパートであり最も危険な事案に従事する「特殊救難隊」で後輩の吉岡と共に海難現場の最前線にいた。嶋副隊長の指導の下、日々過酷な任務に就いていた二人だが充実した毎日を送っていた。仙崎の妻・環菜は2人目の子を身ごもり、吉岡にはキャビンアテンダントの美香という恋人が出来ていたのだ。そんな折、美香の搭乗するジャンボ旅客機・G-WING206便が羽田空港を目指し飛行中、エンジンが炎上し飛行が困難な状況に陥る。様々な救助案が検討される中、総合対策室の下川救難課長は、夕闇が迫り視界が悪くなる状況の中で、前代未聞の東京湾への着水を提案。特救隊や現場に駆け付けた第5管区の服部たち、警察や消防などの関係機関を巻き込んだ空前の大救出計画を、日本中が固唾を飲んで見守る中、村松機長は東京湾着水に向けて降下を始める。しかし、予想だにしない事態が仙崎たちを待ち受けていた―。
==== 出演 ====
; 仙崎 大輔 (33) - 伊藤英明
: 第三管区海上保安本部特殊救難隊第二隊隊員。機動救難隊の隊長の話が持ち上がっていたが、それを蹴って第十管区から特殊救難隊に自ら志願し、異動した。
; 仙崎 環菜 (32) - 加藤あい
: 大輔の妻。子育てに専念し長男・大洋を可愛がっている。そしてお腹には2人目の子を身籠っている。
; 吉岡 哲也 (30) - 佐藤隆太
: 第三管区海上保安本部特殊救難隊第二隊[[救急救命士]]。第十管区から特殊救難隊に異動した。
; 矢部 美香 (25) - [[仲里依紗]]
: 吉岡の恋人。[[シドニー国際空港|シドニー空港]]発[[東京国際空港|羽田空港]]行G-WING206便[[キャビンアテンダント]]。終盤辺りでは泣きながら悲痛な声で叫ぶも、無事に救出することが出来た。
; 服部 拓也 (26) - 三浦翔平
: 第五管区海上保安本部機動救難士。第七管区より異動した。
; 村松 貴史 (36) - [[平山浩行]]
: G-WING206便機長。コントロール不能となった206便の海上着水を決断する。
; 伊勢原 幸二 (45) - [[矢島健一]]
: 国土交通省交通局管理官。
; 堂上 進二郎 (50) - [[蛍雪次朗]]
: [[東京国際空港]]空港長。
; 角倉 大吾 (45) - [[神保悟志]]
: 第三管区海上保安本部特殊救難隊第二隊隊長。
; 山路 拓海 (37) - [[平山祐介]]
: 第三管区海上保安本部特殊救難隊第三隊隊長。
; 三井 邦明 (37) - [[東根作寿英]]
: 海上保安庁警備救難部救難課業務係長。
; 辻 修平 (33) - [[窪塚俊介]]
: 国土交通省交通局担当者。
; 池永 俊介 (11) - [[濱田龍臣]]
: G-WING206便乗客。
; 坂井 義之 - [[中丸新将]]
: 第三管区海上保安本部巡視船「いず」船長。
; 原田 厚 - [[緒形幹太]]
: 第三管区海上保安本部巡視船「いず」通信士。
; 仙崎 大洋 (3) - [[大山
:
; 嶋 一彦 (43) - [[伊原剛志]]
:
; 下川 嵓 (49) - 時任三郎
:
==== スタッフ
* 原作 - [[佐藤秀峰]]
* 原案 - [[小森陽一 (漫画原作者)|小森陽一]]
742 ⟶ 778行目:
* 音楽 - [[佐藤直紀]]
* 監督 - [[羽住英一郎]]
* 製作 - [[亀山千広]]、加太孝明、[[水口昌彦]]、[[市川南 (映画プロデューサー)|市川南]]、[[亀井修]]、小笠原明男
* チーフプロデューサー - [[臼井裕詞]]
* プロデューサー - [[安藤親広]]、上原寿一、[[森井輝]]
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* 制作担当 - 阿部豪、道上巧矢
* 撮影協力 - [[海上保安庁]]、[[国土交通省]][[航空局]]
* 製作 - [[フジテレビジョン]]、[[ロボット (企業)|ROBOT]]、[[ポニーキャニオン]]、[[東宝]]、[[小学館]]、[[
* 制作プロダクション - ROBOT
* 配給 - 東宝
==== 主題歌
* [[シェネル]]「[[ビリーヴ (シェネルの曲)|ビリーヴ]]」([[EMIミュージック・ジャパン]])<ref>{{Cite web|和書|url = http://www.excite.co.jp/News/laurier/cinema/E1389066695609.html|title = 2013年邦画年間ランキングTOP5は!?(LAURIER(ローリエ)) - エキサイトニュース(1/2)|accessdate = 2014-01-27|publisher = エキサイト|archive-url=https://web.archive.org/web/20140112025301/http://www.excite.co.jp/News/laurier/cinema/E1389066695609.html |archive-date=2014-01-12 |url-status=dead |url-status-date=2024-09-23}}</ref>
==== 封切り ====
全国450スクリーンで公開され、2012年7月14、15日の初日2日間で興収8億7,822万6,350円、動員68万3,977人(公開4日間では興収15億6,357万5,650円、動員122万3,437人)になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第1位となった<ref>[
2012年9月度社長会見要旨 |work=こちらフジテレビ |publisher=[[フジテレビジョン]] |accessdate=2012-10-03}}</ref>。
=== 作者とフジテレビとのトラブル ===
{{main|佐藤秀峰#執筆条件・権利問題に関する言動}}
2012年10月26日、原作者[[佐藤秀峰]]は自身のツイッターにて、[[フジテレビジョン|フジテレビ]]がアポイントメントもなく自身の事務所に突撃取材したほか、『海猿』の関連書籍が契約書なしに販売されていたことを理由に、フジテレビとの新規取引停止と、同作の続編制作を許可しないことを発表した。これに対し、当時フジテレビの映画事業を担当する常務だった[[亀山千広]]が定例会見で謝罪する事態となった<ref>[https://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20121027-1038278.html 『「海猿」続編なし 原作者怒りのツイート』]日刊スポーツ 2012年10月27日</ref>。
これに対し佐藤は、「映画のファンの方には非常に申し訳ないなと思
2017年11月28日、佐藤は自身のツイッター上で「同年10月末で本作実写版の全ての契約が終了し、今後テレビやインターネットで放送・配信されることは永久に無い」と述べたと報じられた<ref>{{Cite news |title=「海猿」作者・佐藤秀峰さん、実写版すべての契約終了を報告 |newspaper=スポーツ報知 |date=2017-11-28|url=https://web.archive.org/web/20171129012023/http://www.hochi.co.jp/entertainment/20171128-OHT1T50214.html |accessdate=2017-11-29}}</ref>。
2024年2月2日、佐藤は自身の[[note (配信サイト)|note]]で「死ぬほど嫌でした」と題し、当時のことを綴った記事を公開した。「契約書には都度都度、漫画家に報告し許諾を取ることが書かれていたが、それは守られなかった。すでに企画が進んでいることを理由に、映像化の契約書に判を押すことを要求された。嫌だったが、『映像化は名誉なこと』という固定観念があり、映像化決定のプロセスが嫌なだけで、出版社もいろいろ動いてくれたんだろうなとしぶしぶ判を押した。原作使用料は確か200万円弱だった。試写会に呼ばれたかどうか記憶が定かでない。映像関係者には一人も会わなかった。脚本?見たことがなかった。『[[ブラックジャックによろしく]]』を週刊連載中で忙しかったこともある。好きなようにされていた。作品が自分の手から奪われていく感覚があった。『漫画と映像は全くの別物である』と考えた。そうしないと心が壊れてしまう」とし、映画1作目をDVD化後に視聴し、「クソ映画でした。僕が漫画で描きたかったこととはまったく違いました」と感想を抱いたことを振り返っている<ref>{{Cite web|和書|url=https://note.com/shuho_sato/n/n37e9d6d4d8d9|title=死ぬほど嫌でした|author=佐藤秀峰|date=2024-02-02|work=note|accessdate=2024-02-02}}</ref>。
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Notelist2}}
=== 出典 ===
{{Reflist}}
== 関連項目 ==
* [[トッキュー!!]] - 原案者による海上保安官を主人公とした次作品
* [[我が名は海師]] - 原案者による[[海洋サルベージ]]を題材とした小学館漫画雑誌での次作品
* [[海上保安庁]]
* [[海上保安大学校]]
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* [[潜水士]](海上自衛隊・海上保安庁)
* [[機動救難士]](主に航空機を使用した救難活動を行う海上保安庁の救助部隊)
* [[羽田特殊救難基地]](特殊救難隊の正式名称)
* [[能登半島沖不審船事件]]・[[九州南西海域工作船事件]] - 場所を移してほぼ同じ推移の事件が描かれている。
* [[日本航空123便墜落事故]] - 同様の原因で着水する事故として取り上げられている。
* [[USエアウェイズ1549便不時着水事故]] - 映画第4作で旅客機の着水事故の実例として言及されている。
* [[海守]] - 海上保安庁公認ボランティア団体
== 外部リンク ==
* 映画
** {{Allcinema title|242029|海猿 ウミザル}}
** {{Kinejun title|35865|海猿 ウミザル}}
** {{Allcinema title|322769|LIMIT OF LOVE 海猿}}
** {{Kinejun title|37554|LIMIT OF LOVE 海猿}}
** {{Allcinema title|336591|THE LAST MESSAGE 海猿}}
** {{Kinejun title|41174|THE LAST MESSAGE 海猿}}
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** {{
* NHK
** {{NHK放送史|D0009050265_00000|HVサスペンス 海猿(うみざる)}}
** {{NHK放送史|D0009050266_00000|海猿2 炎の海に挑む・海上保安官物語}}
* フジテレビ
** {{wayback | url = http://www.fujitv.co.jp/umizaru/index2.html | title = 海猿 -UMIZARU EVOLUTION- | date = 20060215104406}} - フジテレビ
** [https://www.fujitv.co.jp/b_hp/umizaru/index.html 海猿] - フジテレビ番組情報
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