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『'''哀れなピエロ'''』(原題:''Pauvre Pierrot'')は、[[1892年]][[10月28日]]に[[パリ]]の[[{{仮リンク|グレヴァン蝋人形館]]|en|Musée Grévin}}で、[[テアトル・オプティーク]]と呼ばれた装置を用いて上映された世界最初のアニメーション作品の一つ<ref name="who">{{Cite web|date=|url=http://www.victorian-cinema.net/reynaud |title=Charles-Émile Reynaud |publisher=Who's Who of Victorian Cinema |accessdate=2013-11-16}}</ref>。作者は[[アニメーション映画]]の先駆者とされる[[シャルル・エミール・レイノー]]。動画は500枚のイラストで構成されており、上映時間は約15分である<ref name="who" />。
 
本作を始めとする3本の作品が同時公開された<ref name="who" />。他の2本は「{{仮リンク|[[一杯のビール|en|Un bon bock}}]]」と「{{仮リンク|[[道化師と犬|en|Le Clown et ses chiens}}]]」である<ref name="who" />。
 
1888年10月、レイノーは招待した幾人かの友人の前で処女作「一杯のビール」の試写会を行ない、1892年10月28日に本作を[[パリ]]のグレヴァン蝋人形館で上映した<ref name="who" />。以後10年間、多数の作品を上映し続けた。この間の観客動員数は50万人に上ると言われている。
 
本作は世界最初のアニメーション作品であるが、レイノーの作品は純粋な意味での映画ではなく、[[テアトル・オプティーク]]と呼ばれるゼラチンフィルムに別々に描かれた手書きの人物と背景をプロジェクターで同時にスクリーンに投影する装置によって上映されていた。
[[ファイル:Pauvre Pierrot (Emile Reynaud, 1892).webm|サムネイル|256x256ピクセル|哀れなピエロ]]
2015年に[[ユネスコ記憶遺産]]に登録された<ref>[http://www.unesco.org/new/en/communication-and-information/flagship-project-activities/memory-of-the-world/register/full-list-of-registered-heritage/registered-heritage-page-8/the-moving-picture-shows-of-emile-reynaud/ The moving picture shows of Émile Reynaud] Memory of the World - UNESCO</ref>。
 
== 出典 ==
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{{DEFAULTSORT:あわれなひえろ}}
[[Category:1892年のアニメ映画作品 あ|われなひえろ]]
[[Category:フランス1890年代アニメ作品映画]]
[[Category:フランスのアニメ映画]]
[[Category:フランスのサイレント映画]]
[[Category:シャルル・エミール・レイノーの作品]]
[[Category:道化師を題材とした作品]]
[[Category:カラーのサイレント映画]]