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{{出典の明記|date=2012年1月}}
'''ARM CHAMPS'''(アームチャンプス)とは、[[ジャレコ]]が販売した[[ゲームセンター]]向けの[[アーケードゲーム]]。[[筐体]]に設置された[[腕]]を握ることで、[[腕相撲]]を行う体感型腕相撲ゲーム。腕力を測定できることから、腕相撲マシンとも呼ばれている。続編ARM CHAMPS IIについても記載する。
== 概要 ==
[[File:Armcamps2.JPG|thumb|right|180px|ARM CHAMPS II筺体]]
プレイヤーはお金を入れ、対戦相手を選択する。対戦相手は[[レベル]]ごとに腕力が設定されている。プレイヤーは[[筐体]]の[[肘]]を乗せる台に[[]]を乗せ、[[筐体]][[]]を握り、[[腕相撲]]を行う。[[筐体]][[]]を押し倒し、3秒間固定させれば勝利となる。逆に[[筐体]][[]]によって、プレイヤーの[[]]が押し倒され、3秒間固定されれば負けとなる。なお制限時間中に決着がつかない場合には[[引き分け]]となる。対戦中は対戦相手によって力の強弱や、[[モニター]]に映し出された対戦相手の表情が変化し、臨場感あふれるプレイを楽しむことができる。なおこのゲーム機は[[右利き]]専用であるため、[[左利き]]の人も右手でのプレイとなる。以下、機種ごとの特徴を記載する。
 
==概要 ARM CHAMPS ==
プレイヤーはお金を入れ、対戦相手を選択する。対戦相手は[[レベル]]ごとに腕力が設定されている。プレイヤーは[[筐体]]の[[肘]]を乗せる台に[[肘]]を乗せ、[[筐体]]の[[腕]]を握り、[[腕相撲]]を行う。[[筐体]]の[[腕]]を押し倒し、3秒間固定させれば勝利となる。逆に[[筐体]]の[[腕]]によって、プレイヤーの[[腕]]が押し倒され、3秒間固定されれば負けとなる。なお制限時間中に決着がつかない場合には[[引き分け]]となる。対戦中は対戦相手によって力の強弱や、[[モニター]]に映し出された対戦相手の表情が変化し、臨場感あふれるプレイを楽しむことができる。なおこのゲーム機は[[右利き]]専用であるため、[[左利き]]の人も右手でのプレイとなる。以下、機種ごとの特徴を記載する。
 
==ARM CHAMPS==
[[File:Armcamps.JPG|thumb|right|180px|初代ARM CHAMPS筺体]]
1988年[[ジャレコ]]より販売される。本作の特徴として、[[腕相撲]]中にプレイヤーの腕力が計測される。
 
=== ゲームの進め方 ===
プレイヤーはコインを入れ、次の2つのうちのいずれかのモードを選択する。対戦回数をあらかじめ決定し対戦相手を自由に選択できるモード、もしくは[[トーナメント方式]]形式の遊び方の2種類である。前者はその都度、対戦相手を自由に変更できる。後者は勝てば1ランク上の対戦相手と自動的に対戦となる。
 
=== 対戦相手 ===
対戦相手は5名である。[[難易度]]の低い順番に、女性チャンプ(ネッシーパピオン [[イギリス]]人プロレスラー)、ステップ1(マッドフォァマン [[ドイツ]]の[[無職]])、ステップ2(チョーヨンピン [[中国]]の[[漁師]])、ステップ3(マイクロビンソン [[南アフリカ]]の鉱夫)、ステップ4(ウルフアダムス [[アメリカ]]の[[コンボイ]][[運転手]])である。
 
== ARM CHAMPS II ==
[[File:Armcamps2.JPG|thumb|right|180px|ARM CHAMPS II筺体]]
1992年[[ジャレコ]]より販売される。前作の反省点から、[[筐体]]にプレイヤーの[[肘]]が固定されていないと警告機能が発動し、ゲームの進行が中断するようになった。なお警告を無視し続けると自動的に[[反則]]負けとなる。また[[モーター]]駆動方式を採用し、より対戦相手の力の強弱のバリエーションが増した。
 
=== ゲームの進め方 ===
プレイヤーはコインを入れ、それぞれレベルごとに選別された9人の対戦相手の中から1人を選択する。その後、勝負を行い勝った場合は1ランク上の対戦相手と自動的に対戦となる。なお最も強い「ロボアームレスラー」を選択した場合、色違いで強さの異なる「ロボアームレスラー」がプレイ回数分登場する。なおプレイ回数は店舗の設定により異なり、2〜4試合のいずれかの設定となっている。
 
=== 対戦相手 ===
対戦相手は9名である。難易度の低い順番に、トリクシィ([[ロシア]]の女性[[ボディビルダー]])、チャン([[台湾]]の[[大道芸人]])、アトラス([[宇宙]]の惑星アミューズメントの王子)、ターク([[エジプト]]の[[退役軍人]])、デューク([[アメリカ]]の元チャンピオン[[プロボクサー]])、ザ・ロック([[イギリス]]の[[悪役レスラー]])、ゴライアス([[フランス]]の[[ボディビルダー]])、シバヤマ([[日本]]の[[横綱]])、スペックス([[ハリウッド]]のロボアームレスラー)である。
 
=== ボーナスゲーム ===
本作では、[[無敗]]で[[トーナメント]]が終了した場合にはボーナスゲームが用意されている。金色のロボアームレスラーが相手となり、プレイヤーの腕力を計測してくれる。なお[[得点#コンピュータゲームにおける得点|ハイスコア]]を出した場合には、[[ランキング]]に載ることが出来る。なお[[ランキング]]は上位20名のみで、電源を切ると[[リセット]]される。腕力があまりにも高い場合は測定不能で[[∞]]と表示される。
 
== 問題点 ==
このゲームは腕力を測定するという機能がついており、どうしても無茶をしてしまう者がいて、その結果[[怪我]]をしてしまうといったことが見受けられた。また腕力の測定時には、両手を使う、3人がかりで抑え付ける、[[筐体]]の腕の上に全体重をかけるといった本来のプレイ方法に反した行為が行われていた。しかしここでの測定基準はあくまで、[[筐体]][[]]を倒す際のスピードであり、体重をかけるといった重さの問題ではないため、[[得点#コンピュータゲームにおける得点|ハイスコア]]が出ることはない。
 
== 店ごとの強さ ==
アームチャンプスでは、難易度別にキャラクターを用意し、強さを分けているが、[[店舗]]によって同じキャラクターでも強さが全く違うといった事象が発生している。このゲームに強さの設定機能は付いていないため、[[筐体]]の[[メンテナンス]]状況や使用回数が関係している。従って同じ機種であっても、[[店舗]]によって強さが異なるため、楽にロボアームレスラーを倒せる場合もあれば、数人がかりでも倒せない[[店舗]]などがある。
 
== 設置店 ==
1990年代には、ほとんどの[[ゲームセンター]]で見ることが出来たが、現在ではあまり見ることがない。昔ながらの[[ボウリング場]]やスパ施設などのゲームコーナー、時間定額制の[[ゲームセンター]]や[[レジャーランド]]などで見ることができる。
 
== 類似品 ==
;Arm Champs
同じ名称のゲームだが、[[中国]]で販売されている腕相撲体感ゲーム。日本版Arm Champsとゲームの仕組みは同じだが、関連性はなく全くの別物である。プレイヤーは難易度の異なる対戦キャラクターを選択し、2人に勝てばプレイヤーの腕力を計測することができる。なお腕力のスコアが優秀だった場合、筐体についているカメラでプレイヤーの顔写真を撮影し、記録として残すことができる。黄色と黒の筐体が目印である。
 
;腕魂
[[アトラス (ゲーム会社)|アトラス]]から2007年に販売された腕相撲体感ゲーム。発売してすぐに、プレイヤーの腕を[[骨折]]させてしまう事件が3件発生し、全国に販売した155150台をすぐに自主回収した<ref>[http{{Cite web ja|url=https://www.nikkeibpitmedia.co.jp/news/manu07q3articles/5428580708/] 日経BPnet2007年8月22日 2012年12月27日閲覧/news051.html|title=アトラスの腕相撲ゲーム機で骨折 自主回収へ|date=2007-08-02|website=[[ITmedia]]|access-date=2024-06-17}}</ref>。[[セガ・インタラクティブ]]へアトラスのアーケードマシン事業が移管した現在設置している店舗はない。
 
;海外の腕相撲体感型ゲーム
海外でもArm Champsのような腕相撲体感型のアーケードゲームが多数存在する。中には[[左利き]]用の物も存在する。Arm Wrestling Machineと呼ばれている。
 
== 脚注 ==
{{Reflist}}
 
== 関連項目 ==
*[[アーケードゲーム]](業務用ゲーム機)
*[[パンチングマシン]]
*[[腕相撲]]
 
{{デフォルトソート:ああむちやんふす}}
[[Category:アーケードゲーム作品]]
[[Category:ジャレコ]]