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主要幹部の編集
 
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{{軍隊資料
|名称 =
|画像 = [[ファイル:富士訓練センター.jpg|250px300px]]
|画像説明 = 富士訓練センターの看板
|創設 = [[2000年]](平成12年)3月28日
|廃止 =
|再編成 =
|再廃止 =
|国籍 = {{JPN}}
|所属 = [[陸上自衛隊]]{{JGSDF}}
|規模 = [[隊]]
|兵科 = 諸職種混成
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|主な戦歴 =
}}
'''部隊訓練評価隊'''(ぶたいくんれんひょうかたい、Training Evaluation Unit;TEU)は、陸上自衛隊[[北富士駐屯地]]([[山梨県]][[南都留郡]][[忍野村]])に駐屯する富士学校隷下の訓練支援部隊である。通称'''富士訓練センター'''('''Fuji Training Center''':''FTC'')。
 
'''部隊訓練評価隊'''(ぶたいくんれんひょうかたい、Training Evaluation Unit;TEU)は、[[山梨県]][[南都留郡]][[忍野村]]の[[北富士駐屯地]]に駐屯する、富士学校隷下の訓練支援部隊である。通称'''富士訓練センター'''('''Fuji Training Center''':''FTC'')。
 
== 沿革 ==
* [[2000年]]3月:編成完結、駐屯地司令職務担任部隊に指定(当隊編成前は第1特科連隊第5大隊が同職務を担任)
*
* [[2002年]]3月:
#評価支援隊を新編<ref>第1師団各普通科連隊・普通科教導連隊及び戦車教導隊・第1機甲教育隊からそれぞれ2個普通科中隊と1個戦車中隊の編成要員を引き受け、[[教育支援施設隊|第110施設大隊]]から1個施設小隊、特科教導隊及び第1特科連隊第5大隊より観測要員を加えて編成完結</ref>
#同日付で縮小改編し移駐してきた[[第1特科隊]]に駐屯地司令職務を移管<ref>元々が特科部隊の駐屯地であった点や、名簿上での序列上は部隊訓練評価隊長が上級となるものの部隊の特性上などの絡みから、司令職務を移管することになった。</ref>
 
== 概要 ==
全国各地に所在する各普通科中隊を対象に、[[北富士演習場]]において[[レーザー交戦装置|交戦訓練教材]](バトラー)を使用して中隊規模の諸職種混成部隊に対する模擬の実戦的訓練環境を提供する(いわゆる「演習対抗部隊」)。隊長は部隊の特性上[[普通科 (陸上自衛隊)|普通科連隊]]長職を経た1等陸佐(二)が充てられ、統裁科が訓練全般を統裁し、評価支援隊(第1機械化大隊<ref>[httphttps://www.mod.go.jp/gsdf/takigahara/butai/butai_hyoukahyoukasienn.html 陸上自衛隊滝ヶ原駐屯地 公式ホームページ - 評価支援隊]</ref>)が実際の対抗部隊を演じ、評価分析科が結果を客観的・計数的に評価する。設立当初は普通科教導連隊から1個中隊と戦車教導隊から1個小隊の支援を受けることで対抗部隊を編成していたが、これにより両隊内の隊務運営に支障をきたしていた事などの理由から、2002年(平成14年)に同隊直轄の「評価支援隊」を新編した
 
受閲部隊は訓練後にAAR(アフター・アクション・レビュー)を行い、反省点を踏まえのちの訓練に役立てる。評価支援隊の隊員は任務の特性上、通常の迷彩服に加え、専用の迷彩服(対抗部隊用迷彩服)が2009年(平成21年度より支給されている。これは航空自衛隊の旧型の戦闘服と同様のパターンだが若干配色が異なっている。また、車両も陸上自衛隊標準の二色迷彩に黒を加えた三色迷彩が施される。
 
[[アメリカドイツ連邦陸軍]]や[[ドイツ連邦アメリカ陸軍]]も同様の施設・部隊を有し、大隊規模の訓練環境は提供できたが、レーザーの特性上、銃砲など直接照準火器や地雷など固定された武器などの定量評価に留まっていた。富士トレーニングセンターでは訓練に参加する全部隊の隊員や車両・火器のモニタリング、定点センサーやカメラの設置、それらに連動し砲迫の着弾を演出するための発煙装置などを新たに利用して、中隊規模ながら砲迫など間接照準火器の定量評価が可能となった。
 
受閲部隊は訓練後にAAR(アフター・アクション・レビュー)を行い、反省点を踏まえのちの訓練に役立てる。また、中隊としての参加だけでなく、対抗部隊要員としての参加、評価分析官としての参加も受け入れており、訓練とは違った角度での練度向上も見込めるという<ref name=":0" />。
設立当初は普通科教導連隊から1個中隊と戦車教導隊から1個小隊の支援を受けることで対抗部隊を編成していたが、これにより両隊内の隊務運営に支障をきたしていた事などの理由から、2002年に同隊直轄の「評価支援隊」を新編した。
 
なお、富士訓練センターと同様の機能を有する部隊として各方面隊に「方面指揮所訓練支援隊」がある(方面指揮所訓練支援隊長は部隊訓練評価隊長同様、連隊長もしくは相当級の幕僚を経た1等陸佐が補職される)。
 
[[ファイル:新型バトラー.jpg|thumb|250px|right|訓練機材として使用されるバトラーの例、胸元のモニター部に「シボウ」「ジュウショウ」「ケイショウ」の文字の他に受傷部等が表示される。人員の状況は統裁部にて氏名と部隊名が全て記録され、死亡宣告を受けた隊員は別途回収要員に回収される。]]
 
=== 主な受閲部隊の訓練時の編成の一例 ===
*増強普通科中隊(戦闘群)
#中隊本部
#第1小銃小隊(原則として訓練を行う普通科中隊の小銃小隊を基幹部隊として集約し臨時に増員・フル化編成となっている)
#第2~4小銃小隊(原則として訓練を行う普通科中隊以外の各ナンバー中隊から要員が選抜され編成及び増員されている<ref group=注釈>各小隊には3個小銃班が編制されるが、各普通科中隊から3個小銃小隊より人員を選抜しそれぞれ10名の小銃班3個の計33名による事実上のフル化編成が組まれる</ref>)
#迫撃砲小隊(他中隊からの応援を受けて4個射撃分隊を編成)
#対戦車小隊(他中隊からの応援を受けて4個射撃分隊を編成)
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上記に関してはあくまでも部隊広報誌・マスコミ等にて公表されている内容であり、実際の訓練時には師団・連隊等の状況により変化が生じる。また小銃小隊に関しては訓練参加部隊のうち指定された中隊が基幹となり、1個小銃小隊を4個小銃班のフル編制に編成した上で残りの小銃小隊は他の中隊からの支援を受けて編成する。
 
=== 「不敗神話」 ===
対抗部隊であるゆえに配属される基幹部隊の隊員は最精強であり、(模擬)特科火砲支援下のもと、主力戦車たる90式戦車で増強された機械化歩兵部隊、[[北富士演習場]]を知り尽くしての戦闘という地の利を生かし<ref name=":0" />、精強部隊とされる[[第1空挺団 (陸上自衛隊)|第1空挺団]]や旧[[第1水陸機動連隊|西部方面普通科連隊]]でも勝てないと噂されるなど、創設以来約20年間無敗を守り「不敗神話」を継続していた<ref name=":0" />。しかし、2019年(令和元年)に[[第39普通科連隊]]基幹の第39戦闘団が「総合的に評価した結果、撃破判定」を勝ち取り、部隊訓練評価隊も対抗部隊指揮官が「(我々の)事実上の敗北だ」と負けを認める「史上初の快挙」となった<ref group=注釈>2016年(平成28年)に[[第18普通科連隊]]、2017年(平成29年)に[[第8普通科連隊]]が部隊訓練評価隊に対して撃破判定をしたものの、「総合評価」では撃破判定とはなっていない。</ref><ref name=":0" />。[[ファイル:Japan Ground Self-Defense Force trains alongside US forces at NTC for first time 140115-A-ET795-001.jpg|サムネイル|250px|米陸軍戦闘訓練センター(NTC)における訓練での評価支援隊戦車中隊の74式戦車(2014年1月)]]
 
== 沿革 ==
* [[2000年]](平成12年)3月28日:部隊訓練評価隊が北富士駐屯地において編成完結。駐屯地司令職務担任部隊に指定(当隊編成前は[[第1特科隊|第1特科連隊]]第5大隊が同職務を担任)。
* [[2002年]](平成14年)3月27日:部隊新編。
#隷下に評価支援隊を滝ヶ原駐屯地に新編<ref group=注釈>[[第1師団 (陸上自衛隊)|第1師団]]各普通科連隊・[[普通科教導連隊]]及び[[戦車教導隊]]・[[第1機甲教育隊]]からあわせて2個普通科中隊と1個戦車中隊の編成要員を引き受け、[[教育支援施設隊|第110施設大隊]]から1個施設小隊、特科教導隊及び第1特科連隊第5大隊より観測要員を加えて編成完結</ref>。
#駒門駐屯地から移駐してきた[[第1特科隊]]に駐屯地司令職務を移管。
*[[2019年]](平成31年/令和元年)
**3月:評価支援隊の戦車中隊の装備を74式戦車から90式戦車に更新。
**11月4日 - 9日:第10次運営において、[[第39普通科連隊|第39戦闘団]]が史上初となる「総合評価で、対抗部隊を撃破」の評価を勝ち取り、創設以来初の敗戦となる<ref name=":0">{{Cite news|title=陸自39戦闘団快挙 第10次運営 FTC部隊敗れる(2019年11月4日~9日)|date=2019-12-6|archiveurl=https://web.archive.org/web/20191207202426/http://www.asagumo-news.com/homepage/htdocs/news/newsflash/201912/191206/19120602.html|url=http://www.asagumo-news.com/homepage/htdocs/news/newsflash/201912/191206/19120602.html|accessdate=2019-12-8|archivedate=2019-12-8}}</ref>。
 
== 部隊編成 ==
* 部隊訓練評価隊本部
[[ファイル:Japan Ground Self-Defense Force trains alongside US forces at NTC for first time 140115-A-ET795-001.jpg|サムネイル|250px|米陸軍戦闘訓練センター(NTC)における訓練での評価支援隊戦車中隊の74式戦車(2014年1月)]]
**統裁科
* 隊本部(統裁科・評価分析科・器材管理科)
**評価分析科
* 評価支援隊([[滝ヶ原駐屯地]])<ref>1中及び2中は持ち回りで対抗部隊を編制する</ref>
**器材管理科
** 隊本部
* 評価支援隊([[滝ヶ原駐屯地]])<ref group=注釈>1中及び2中は持ち回りで対抗部隊を編制する</ref>
** 第1普通科中隊
** 評価支援隊本部「評支-本」
** 第2普通科中隊
** 戦車中施設小 保有する戦車は訓練実施時は対抗部隊への管理替えも兼ねて配置され施設作業支援を主任務としている)
** 指揮観測班(野戦特科職種隊員による編成、火砲類の装備は無く、あくまでも対抗部隊に対しての砲撃に関係する指揮観測が主任務)
** 施設小隊 (訓練時は対抗部隊への施設作業支援を主任務としている)
** 第1普通科中隊「評支-1」
** 指揮観測班(野戦特科職種隊員による編成、砲類の装備は無く、あくまでも対抗部隊に対しての砲撃に関係する指揮観測が主任務)
** 第2普通科中隊「評支-2」
** 戦車中隊「評支-戦」(保有する戦車は訓練実施部隊への管理替えも兼ねて配置されている、2019年(平成31年)3月に74式戦車から90式戦車へ装備転換を実施)
 
=== 主要幹部 ===
{| class="wikitable"
! 官職名 !! 階級 !! 氏名 !! 補職発令日 !! 前職
|-
| 部隊訓練評価隊長 || [[1等陸佐]] || 中嶋豊 || 2024年{{0}}8月{{0}}1日 || [[第31普通科連隊]]長
!職名||氏名||階級||補職発令日||前職
|-
|部隊訓練評価隊長 ||菅野隆||[[ 1等陸佐]] || 石崎美生 |2015| 2025{{0}}3月3017 || [[中央即応集第6師団 (陸上自衛隊)|第6師団]]司令部幕僚副火力調整部
|-
|評価支援隊長
|副隊長||中川宏樹||1等陸佐||2014年3月23日||[[第12旅団 (陸上自衛隊)|第12旅団]]司令部第3部長
|2等陸佐
|矢野 竜三
|
|
|}
 
{| class="wikitable"
|+ 歴代の部隊訓練評価隊長(1等陸佐(二))
|+歴代の部隊訓練評価隊長([[1等陸佐]]<ref>規定上は1佐(二)とするも当該職は前任がいずれも師団等普通科連隊長及び旅団幕僚長職を経て現職となっている事、副隊長が1佐相当職であることから名簿上における序列上は1佐(一)相当が配置</ref>)
! 代 !! 氏名 !! 在任期間 !! 出身校・期 !! 前職 !! 後職
|-
| {{0}}1 || 榎本眞己 || 2000年{{0}}3月28日 - 2002年{{0}}7月31日 || 防大14期 || [[防衛大学校]]教授 || [[練馬駐屯地]][[駐屯地業務隊|業務隊]]長<!--2003.8.1退職・陸将補-->
!|代||氏名||在任期間||出身校・期||前職||後職
|-
|1 {{0}}2 ||榎本眞己 松尾辰蔵 ||2000.3 2002年{{0}}8月{{0}}1日 - 2002.7.312004年{{0}}3月28日 || 防大1418 || [[第35普通科教導連隊]]長<br />→防衛大学校教授||[[ 西部方面指揮所訓馬駐屯地]]業務支援隊長<!--20032007.84.1退職・陸将補-->
|-
|2 {{0}}3 ||松尾辰蔵 野田一巳 ||2002.8.1 2004年{{0}}3月29日 - 2004.2006年{{0}}8月{{0}}3.28|| 防大1820 || [[第35空挺普通科連隊]]長 ||西部方面指揮所訓練支援 [[第1空挺団 (陸上自衛)|第1空挺団]]副団長<!--20072008.412.1退職・陸将補-->
|-
|3 {{0}}4 ||野田一巳 高木新二 ||2004.3.29 - 2006.年{{0}}8.3月{{0}}4日 - 2008年{{0}}7月31日 ||[[ 防大]]2024 || [[空挺第21普通科連隊]]長 ||第1空挺団副団 [[自衛隊大分地方協力本部]]<!--2008.12.1退職・陸将補-->
|-
|4 {{0}}5 ||高木新二 河井繁樹 ||2006. 2008年{{0}}8.4月{{0}}1日 - 2008.7.312009年12月{{0}}6日 || 防大2427 || [[第2116普通科連隊]]長 ||[[ 陸上自衛隊大分地方協力本富士学校普通科]]<br />教育課
|-
|5 {{0}}6 ||河井繁樹 曽田健史 ||2008.8.1 - 2009.12.6月{{0}}7日 - 2011年{{0}}7月31日 || 防大2726 || [[第16普通科連14旅団 (陸上自衛)|第14旅団]]司令部幕僚 || 陸上自衛隊富士学校普通科総務教育課
|-
|6 {{0}}7 ||曽田健史 菅野茂 ||2009.12.7 2011年{{0}}8月{{0}}1日 - 2011.7.2013年{{0}}3月31|| 防大2627 ||[[ 32普通科連隊]]14旅団司令部幕僚<br />→|| [[第1415旅団 (陸上自衛隊)|第1415旅団]]副旅団長<br />兼 [[司令部那覇駐屯地]]幕僚長||富士学校総務部長司令
|-
|7 {{0}}8 ||菅野茂 井上一 ||2011.8. 2013年{{0}}4月{{0}}1 - 2013.2015年{{0}}3.31月29日 || 防大2730 || [[第22普通科連自衛長野地方協力本部]]長<br />→第14旅|| [[中央即応集]]司令部幕僚長||第15旅団旅団
|-
|8 {{0}}9 ||井上一 菅野隆 ||2013.4.1 - 2015.年{{0}}3.29月30日 - 2016年{{0}}2月18日 || 防大3033||[[第11普通科連隊]]長<br />→[[自衛隊長野地方協力本部]]長||[[ 中央即応集団]]司令部幕僚副長 || 陸上自衛隊富士学校付<br />→2017年1月10日 研究本部研究員
|-
|9 10 ||菅野隆 山下博二 ||2015. 2016年{{0}}3.30月23日 - 2017年{{0}}7月31日 || 防大3334 || [[第35普通科連隊長5施設団]]<br>→中央即応集長 || [[第9師団 (陸上自衛隊)|第9師団]]司令部幕僚||
|-
| 11 || 永田真一 || 2017年{{0}}8月{{0}}1日 - 2019年{{0}}8月22日 ||防大33期|| [[第11旅団 (陸上自衛隊)|第11旅団]]司令部幕僚長 || 東北方面総監部総務部長
|-
| 12 || 近藤力也 || 2019年{{0}}8月23日 - 2022年{{0}}7月31日 ||防大34期|| [[統合幕僚学校]]国際平和協力センター長 || 定年退官<br />→[[予備自衛官]](予備1等陸佐)に採用<ref>{{Cite web|和書|date=2022-09-15|url=https://www.boueinews.com/news/2022/20220915_11.html |title=近藤隊長 予備1陸佐へFTC3年間指揮し退官「今こそ "連隊長" できる」将補返上し |publisher=[[防衛ホーム]] |accessdate=2023-05-22}}</ref>
|-
| 13 || 加々尾哲郎 || 2022年{{0}}8月{{0}}1日 - 2024年{{0}}7月31日 || 防大37期 || [[陸上自衛隊教育訓練研究本部]]主任研究官 || [[第52普通科連隊]]長
|-
| 14 ||中嶋豊 || 2024年{{0}}8月{{0}}1日 - || || [[第31普通科連隊]]長 ||
|}
※副隊長は規定上は階級が指定されていないものの人事発令上は1佐相当職とされており1等陸佐(三)若しくはそれに準ずる序列の2等陸佐が充てられている<ref>防衛省が公表する人事発令通知・副隊長も普通科連隊等の副連隊長若しくは相当職経験者が着任しており、特科隊副隊長よりも序列上は上級である事を確認</ref>。
 
== 主要装備 ==
* [[7390小型トラック戦車]]
* [[73式中型トラック]]
* [[73式大型トラック]]
* [[96式装輪装甲車]]
* [[74式戦軽装甲機動車]]
* 1/2tトラック / [[73式小型トラック]]
* [[ミネベア 9mm自動拳銃|9mm拳銃]]
* 1 1/2tトラック / [[73式中型トラック]]
* 3 1/2tトラック / [[73式大型トラック]]
* [[89式5.56mm小銃]]
* [[ミニミ軽機関銃|5.56mm機関銃MINIMI]]
* [[9mm拳銃]]
* [[カールグスタフ (無反動砲)|84mm無反動砲]]
* [[パンツァーファウスト3|110mm個人携帯対戦車弾]](LAM パンツァーファウスト3)
* [[87式対戦車誘導弾]]
 
=== 過去の装備品 ===
==脚注==
* [[74式戦車]]
<references />
* [[79式対舟艇対戦車誘導弾]]
 
== 関連項目 ==
ここでは、当部隊と同一、あるいは類似の任務を有する部隊について解説する。訓練評価支援隊長・方面指揮所訓練支援隊長は部隊訓練評価隊長同様、連隊長もしくは相当級の幕僚を経た1等陸佐を基準として充てられる。
 
'''[[訓練評価支援隊]]'''(くんれんひょうかしえんたい)は、北千歳駐屯地に駐屯する[[陸上自衛隊教育訓練研究本部]]の隷下の訓練支援部隊である。通称「HTC」<ref>[https://www.mod.go.jp/gsdf/nae/1ab/topic2018/topiccontent2020/topicformat2003syodosisatu/topicformat.html 第1特科団・北千歳駐屯地司令初度視察](訓練評価支援隊準備室の記載が確認できる)</ref>[[2020年]](令和2年)3月26日に新編された<ref>[https://www.mod.go.jp/j/press/jinji/2020/0326b.pdf 防衛省人事発令・1佐職(令和2年3月26日)]</ref><ref>{{Cite web|和書|title=陸自訓練評価支援隊が発足 250人規模、北千歳駐屯地が拠点:北海道新聞 どうしん電子版|url=https://www.hokkaido-np.co.jp/article/406287|website=北海道新聞 どうしん電子版|accessdate=2020-03-27|language=ja}}</ref>。北部方面区内(冬季は西部方面区内)の演習場で、部隊同士の戦闘訓練等を基に訓練評価を行うことを主とする。
 
'''[[方面指揮所訓練支援隊]]'''(ほうめんしきしょくんれんしえんたい)は、各方面隊にひとつずつ置かれる陸上自衛隊の訓練支援部隊である。「指揮所訓練センター」を運営して当該方面区に所在する諸職種混成部隊に対する模擬の訓練環境を提供する。[[2001年]](平成13年)3月に北部方面隊に新編されたのを最初に毎年各方面隊に編成された。
 
'''方面指揮所訓練支援隊の一覧'''
 
* 北部方面指揮所訓練支援隊([[東千歳駐屯地]]):[[2001年]](平成13年)3月27日新編。
* 東北方面指揮所訓練支援隊([[仙台駐屯地]]):[[2005年]](平成17年)3月28日新編。
* 東部方面指揮所訓練支援隊([[朝霞駐屯地]]):[[2003年]](平成15年)3月27日新編。
* 中部方面指揮所訓練支援隊([[川西駐屯地]]):[[2002年]](平成14年)3月27日新編。
* 西部方面指揮所訓練支援隊([[健軍駐屯地]]):[[2004年]](平成16年)3月27日新編。
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Reflist|group=注釈}}
 
=== 出典 ===
{{Reflist}}
 
== 外部リンク ==
* [https://www.mod.go.jp/gsdf/fsh/campunit.html 陸上自衛隊富士学校HP(部隊紹介)]
* [https://www.mod.go.jp/gsdf/takigahara/butai.html 滝ヶ原駐屯地公式ホームページ所属部隊]
* [http://www.clearing.mod.go.jp/kunrei_data/a_fd/1999/ax20000322_00013_000.pdf 部隊訓練評価隊の組織等に関する訓令]
* [http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2002/column/frame/ak145005.htm 自衛隊の多彩な部隊]
131 ⟶ 175行目:
* [http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2002/clmphoto/frame/cp145011.htm 部隊訓練評価隊の編成]
 
[[Category{{デフォルトソート:陸上自衛隊の隊|ふたいくんれんひようかたい]]}}
[[Category:陸上自衛隊の隊]]
[[Category:日本の軍事教育と訓練]]
[[Category:仮想敵部隊]]