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{{出典の明記|date = 2015年12519日 (土) 16:46 (UTC)}}
{{基礎情報 会社
|社名 = WWEWorld Wrestling Entertainment, IncLLC.
|ロゴ = [[File:2015 WWE official logo.svg|150px]]
|種類 = 株式会社
|市場情報 = [[ニューヨーク証券取引所]]
|略称 = WWE
|国籍 = [[アメリカ合衆国]]{{USA}}
|本社所在地 = [[コネチカット州]][[スタンフォード (コネチカット州)|スタンフォード]]
|設立 = 1952年2月21日
|改称 = 2002年5月6日
|業種 = サービス業
|事業内容 = プロレス興行<br />関連企画の運営<br />関連商品の販売
|代表者 = 代表取締役会長兼最高経営責任者 [[ビンス・マクマホン]]
|売上高 = 6億400万{{increase}} {{USドル(2012$|1.095 billion|link=no}}(2021年)<ref name=Q4FY2012"xbrlus_1">{{cite web|url=httphttps://corporate.wwe.com/documents~/q1media/Files/W/WWE/press-releases/2021/4q21-earnings-2012pr.pdf|title=WWE® Reports 2012Record Fourth2021 QuarterResults and Full2022 YearBusiness ResultsOutlook| accessdatepublisher=2012-02-28corporate.wwe.com |access-date=20122023-0204-23|publisher=WWE15 }}</ref>
|営業利益 = 5202万{{increase}} {{USドル(2012$|259 million}}(2021年)<ref name=Q4FY2012"xbrlus_1"/>
|純利益 = 3983万{{increase}} {{USドル(2012$|180.4 million}}(2021年)<ref name=Q4FY2012"xbrlus_1"/>
|総資産 = 3億8887万{{increase}} {{USドル(2012$|1.204 billion}}(2021年)<ref name=Q4FY2012"xbrlus_1"/>
|純資産 = 3億8887万{{increase}} {{USドル(2012$|381.3 million}}(2021年)<ref name=Q4FY2012"xbrlus_1"/>
|主要株主 = ビンス・マクマホン 53%<ref name="WWEProxy2012WWEOwnership">{{cite web |title=WWE Definitive Proxy Statement 2022 |url=httphttps://irapp.corporate.wwequotemedia.com/Cachedata/c12947772downloadFiling?webmasterId=90423&ref=116613245&type=HTML&symbol=WWE&companyName=World+Wrestling+Entertainment+Inc.html+Class+A&formType=DEF+14A&formDescription=Other+definitive+proxy+statements&dateFiled=2022-04-08&CK=1091907 |titlepublisher=WWE[[NASDAQ]] Proxy Statement 2012|access-date=2012-03-12April 9, 2022|publisherpage=WWE8 |accessdatedate=2012-10-21April 8, 2022}}</ref>
|従業員数 = 585870(2011(2021の所属選手は除く)<ref name=AR10>{{cite web|titleurl=https://money.cnn.com/quote/profile/profile.html?symb=The New WWE Annual Report 2010|publishertitle=WWE - World Wrestling Entertainment Inc Company Profile - CNNMoney.com |urlpublisher=https://materialsMoney.proxyvotecnn.com/Approved/98156Q/20110304/AR_82759/HTML2/default.htm |date= |accessdate=2011-05-22July 24, 2022}}</ref>
|関係する人物 = [[ジェス・マクマホン]](創業者)<br />[[トゥーツ・モント]](創業者)<br />[[ビンス・マクマホン・シニア]]<br />ビンス・マクマホン<br />[[ジェームズ・ダッドリー]]<br />[[フレッド・ブラッシー]]<br />[[ゴリラ・モンスーン]] <br />[[ステファニー・マクマホン=レヴェック|ステファニー・マクマホン]]
|外部リンク = [httphttps://www.wwe.com/ WWE公式サイト](英語)<br/>[http://www.wwe.co.jp/ WWE公式サイト](日本語)
}}
 
'''WWE'''(''World Wrestling Entertainment''、ワールド・レスリング・エンターテインメント)は、[[アメリカ合衆国]]の[[プロレス]][[団体]]。[[1979年]][[3月29日]]以前は'''WWWF'''<ref group="注">設立当初、「WWWF」の読みは「スリーダブリュー・エフ」。</ref>、[[2002年]][[5月5日]]以前は'''WWF'''という団体名であった<ref name="CRC2003">{{Citation|title={{lang|en|World Wide Fund For Nature vs. World Wrestling Entertainment |work=Foundation Watch}}|author={{lang|en|John K. Carlisle}}|year=2003|url=https://capitalresearch.org/pubs/pdf/x3773144899.pdf|publisher={{lang|en|Capital Research Center}}|accessdate=2010-12-15}}</ref>。現在は[[TKOグループ・ホールディングス]]に所有されている。
'''WWE'''({{lang-en-short|''WWE, Inc.''}}、{{lang|en|''World Wrestling Entertainment''}})は、[[アメリカ合衆国]]の[[プロレス]][[団体]]及び[[興行]][[会社]]。
 
世界最大のプロレス団体であり、[[2024年]][[3月8日]]にはWWE公式[[YouTube]]チャンネルの登録者数は史上10チャンネル目の1億人超えを果たした。これはスポーツ関連のYouTubeチャンネルでは最多の登録者数となっている<ref>{{Cite web |title=WWE surpasses 100 million subscriber mark on YouTube |url=https://www.wwe.com/article/wwe-100-million-youtube |website=WWE |access-date=2024-11-25 |language=en}}</ref>。
[[2002年]]以前は'''WWF'''({{lang-en-short|''World Wrestling Federation''}})または'''WWWF'''({{lang-en-short|''World Wide Wrestling Federation''}})という名称であったが、まったく同じ略称の {{lang|en|World Wide Fund For Nature}}([[世界自然保護基金]])に名称の改変を求める訴訟を起こされ敗訴、WWEに改めた<ref name="CRC2003">{{Citation|author={{lang|en|John K. Carlisle}}|year=2003|title={{lang|en|World Wide Fund For Nature vs. World Wrestling Entertainment |work=Foundation Watch}}|publisher={{lang|en|Capital Research Center}}|url=http://www.capitalresearch.org/pubs/pdf/x3773144899.pdf|accessdate=2010-12-15}}</ref>(ちなみに近年販売されているオフィシャルなDVD等においては、過去の映像の中で「WWF」の語が発せられた場合、全て「WWE」と訳出されている。マークやロゴの場合はぼかしなどで修正していた)。2012年に世界自然保護基金との交渉により、映像や音声の修正無しでの過去の映像の使用が可能となった。
 
長らく[[ビンス・マクマホン]]がオーナーを担っていたが、WWEは[[2023年]]4月に[[エンデバー (企業)|エンデバー]]社に買収され、まもなくビンスもWWEから離れている<ref name=":3">{{Cite web |title=WWE+UFC新会社「TKO」発進 ビンス・マクマホン氏は新会社トップに就かず=米報道 |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/276461 |website=東スポWEB |date=2023-09-15 |access-date=2024-11-25 |language=ja}}</ref>。
[[1999年]]より[[株式]]を公開(当初は[[NASDAQ]]、現在は[[ニューヨーク証券取引所]])しているが、株式の約8割をオーナーであるマクマホン・ファミリーと関係者で保持しているために会社の経営権は不動となっている。なお、取引所内で使われる[[ティッカーシンボル|証券コード]]もWWEである<ref>[http://www.nyse.com/about/listed/lcddata.html?ticker=WWE WWE]</ref>。
 
== 歴史概要 ==
WWEが手がける事業は主に3つに分類できる<ref>{{Cite web |title=WHAT WE DO {{!}} Corporate |url=https://corporate.wwe.com/about/what-we-do |website=corporate.wwe.com |access-date=2025-05-17}}</ref>。
=== WWWF設立以前 ===
[[ビンス・マクマホン]](ビンセント・ケネディ・マクマホン)の祖父、[[:en:Roderick McMahon|ロドリック・ジェス・マクマホン]]は[[1925年]]から[[ニューヨーク]]のMSG([[マディソン・スクエア・ガーデン]])を拠点として[[プロレス]]、[[ボクシング]]の興行を行っていたプロモーターだった。[[第二次世界大戦]]前後の一時期はMSGがプロレスの興行を行っていなかったために[[ワシントンD.C.]]を中心に活動。[[1954年]]の彼の死後は息子でビンス・マクマホンの父、[[ビンス・マクマホン・シニア]](ビンセント・ジェームス・マクマホン)が興行会社の'''キャピトル・レスリング・コーポレーション'''(''Capitol Wrestling Corporation'')を引継ぎ、[[1956年]]からMSGに再進出。激戦区ニューヨークで唯一MSGのプロレス興行権を獲得した。[[アントニオ・ロッカ]]や[[バディ・ロジャース]]をメインイベンターとして興行を行い、格闘技・プロレスの殿堂と呼ばれるMSGの伝統を引き継いだ。[[1948年]]に発足した[[NWA (プロレス)|NWA]](''National Wrestling Alliance'')にも加盟、大物プロモーターとして大きな発言権を得た。
 
1つ目はライブイベントである。年間300回を超える[[プロレス]]の大会を開催し、チケット収入を得ている。[[北米]]を中心に巡業を行い、[[欧州]]や[[中東]]でも大規模イベントを開催している<ref>{{Cite web |title=LIVE EVENTS {{!}} Corporate |url=https://corporate.wwe.com/about/what-we-do/liveevents |website=corporate.wwe.com |access-date=2025-05-17}}</ref>。
=== WWWF設立、WWF改称 ===
[[1963年]]、ビンス・シニアは同年1月に起きた自派の[[バディ・ロジャース]]から[[:en:Sam Muchnick|サム・マソニック]]派の[[ルー・テーズ]]へのNWA王座の移動を認めず、3月に試験的に新団体WWWA(''World Wide Wrestling Association'')を、5月にはNWAを脱退して'''WWWF'''(''World Wide Wrestling Federation'')を設立する。同時にロジャースを初代[[WWE王座|WWWF王者]]に認定、[[5月14日]]にロジャースを破って王者となった[[イタリア]]系の[[ブルーノ・サンマルチノ]]を新団体の絶対的な主人公とした。[[1970年代]]前半には[[プエルトリコ]]系の[[ペドロ・モラレス]]、中頃には再びサンマルチノから[[スーパースター・ビリー・グラハム]]へ、1970年代終盤から[[1980年代]]前半にかけては[[ボブ・バックランド]]へと王座ベルトと主人公の座が移っていった。当時のアメリカプロレス界は北部の[[アメリカン・レスリング・アソシエーション|AWA]](''American Wrestling Association'')、東部のWWWF、南西部のNWA加盟団体を中心に、各地区のプロモーターが暗黙の不可侵条約を結んでいた時代であり、WWWF所属だった[[アンドレ・ザ・ジャイアント]]が各地にゲスト出場し、親善大使的な役割を務めた。[[1979年]]にNWAに再び加盟したことを機会に、'''WWF'''(''World Wrestling Federation'')に改称。[[1982年]]、大学を卒業後リングアナウンサーやプロモーターをしていた[[ビンス・マクマホン]]と妻[[リンダ・マクマホン|リンダ]]が、不仲であった父親からWWFの親会社キャピタル・レスリング・コーポレーションを譲渡ではなく株式の買収という形で手に入れ、新会社タイタン・スポーツを設立した。
 
2つ目はメディア分野である。WWEは、動画[[コンテンツ]]の制作・配信事業に注力しており、週7時間に及ぶ番組(主にRawやSmackdownを始めとする大会の生中継)を通年で制作し国内外の[[テレビ局]]や[[インターネットテレビ]]事業者に提供している。番組は長年にわたりアメリカ国内で[[ゴールデンタイム]]に生中継でTV放送されていた。2024年には、配信プラットフォーム[[Netflix]]と、1993年に放送を開始した自社の代表的番組[[WWE・ロウ|マンデイ・ナイト・ロウ]]の米国を含む複数地域における独占配信契約を締結。この契約は10年間で50億ドル規模と報じられている<ref>{{Cite news |title=Netflix to Stream W.W.E.’s ‘Raw’ in $5 Billion Deal |url=https://www.nytimes.com/2024/01/23/business/netflix-wwe-raw-wrestling.html |work=The New York Times |date=2024-01-23 |access-date=2025-05-17 |issn=0362-4331 |language=en-US |first=Nicole |last=Sperling |first2=Gregory |last2=Schmidt}}</ref>。
=== 1984年以降、WrestleMania時代 ===
ビンス・マクマホンはWWFの全米進出によるプロレス界の統一を計画、当時[[アメリカン・レスリング・アソシエーション|AWA]]に在籍していた[[ハルク・ホーガン]]を筆頭に、[[1983年]]から[[ロディ・パイパー]]、[[ポール・オーンドーフ]]など各地の有力選手を次々と引き抜いた。テレビ局からNWAの試合を放送していた枠の放送権を買い取ると、同年12月27日、いきなりNWAの本部が置かれていた[[セントルイス]]で興行を行った。以降も次々と他団体への[[M&A]]や同様のケーブルテレビ番組を利用した中継等により事業を大幅に拡大。この一連の侵略行為は旧来のプロモーターから同名の有名SF小説に準えて「'''[[1984年 (小説)|1984]]'''」と呼ばれた。
 
またWWEは[[YouTube]]や[[Instagram]]をはじめとする[[動画共有サービス|動画共有サイト]]や[[SNSサイト|SNS]]においても、試合のハイライトや過去映像などのコンテンツを配信し、プロモーションと[[ブランド]]認知の拡大を図っている。2025年5月時点で、YouTubeの公式チャンネルは登録者数1億人を超え、Instagramは約3,400万人、[[X (ソーシャル・ネットワーキング・サービス)|X]]では約1,400万人のフォロワーを有している。
[[1985年]]には歌手の[[シンディ・ローパー]]やホーガンと共に、[[ロッキー (映画)|ロッキー3]]にも出演したアクションスター[[ミスター・T]]を[[MTV]]のプロレス特番に出演させ注目を集めると、同年[[3月19日]]に[[ニューヨーク]]の[[マディソン・スクエア・ガーデン]]で[[レッスルマニア|WrestleMania]]を開催。ローパーの他にも元[[ニューヨーク・ヤンキース]]監督の[[ビリー・マーチン]]や元ボクシング世界王者の[[モハメド・アリ]]、ショー・[[ピアニスト]]の[[リベラーチェ]]らを招き、ホーガンやミスター・Tをメインで戦わせたこのイベントは約2万人の観客を集め、プロレスイベントとしては異例の400万ドルの興行収益をあげた。全米がホーガンを中心としたプロレス・ブームに沸き、この現象はマスコミから「レスリング・[[ルネサンス|ルネッサンス]]」と称された。さらに2年後の[[レッスルマニアIII|WrestleMania III]]ではメインにホーガンvsアンドレ戦を組んで[[デトロイト]]のシルバードームに9万3173人の観衆を集め、全米マット界での一人勝ち状態を誇示してみせた。
 
3つ目の事業はグッズなどの消費者向け商品である。各国の企業と[[ライセンス契約]]を結び、[[玩具]]、[[ビデオゲーム]]、アパレル、家庭用品、コレクターグッズ、[[スポーツ器具|スポーツ用品]]、[[書籍]]など、多様なカテゴリにおいて自社のロゴや[[キャラクター]]を使用した製品を展開している。これらのライセンス商品は、100カ国以上で100社を超える[[ライセンシー]]によって製造され各国の小売店で販売されている。WWEは自社制作の番組を通じてレスラーらを個性的なキャラクターとして描き、その人気を商品展開に結びつけることを試みている<ref>{{Cite web |title=CONSUMER PRODUCTS {{!}} Corporate |url=https://corporate.wwe.com/about/what-we-do/consumerproducts |website=corporate.wwe.com |access-date=2025-05-17}}</ref>。
ホーガンがプロレスの現場から離れがちになった[[1988年]]から[[1992年]]頃は[[ランディ・サベージ]]や[[アルティメット・ウォリアー]]、[[シッド・ビシャス|シッド・ジャスティス]]や[[ジ・アンダーテイカー]]らが団体の主役の座を担った。また旧NWAから誕生した[[WCW]] (''World Championship Wrestling'') の[[絶対王者]]、[[リック・フレアー]]の電撃移籍といった事件もあった。
 
== 特徴 ==
この頃、会社全体での[[アナボリックステロイド|ステロイド剤]]流通への関与、それに伴うレスラーたちのステロイド剤使用疑惑が発覚、[[連邦捜査局|FBI]]による捜査が行われるまでの事件に発展した。裁判は数年続き、被告としてビンスが出廷する事態となったが最終的には証拠不十分により無罪判決に落ち着いた。だがこの事件の影響は大きく、団体に溢れていたスーパーヘビー級の「[[マッチョ|筋肉マン]]」タイプの選手たちは一気にフェードアウトしていく。代わって主役の座を手にしたのは技巧派で体型もナチュラルな[[ブレット・ハート|"ヒットマン" ブレット・ハート]]だった。
 
=== 団体としての特徴 ===
[[1993年]]には「[[WWE・ロウ|MONDAY NIGHT RAW]]」(後に「RAW IS WAR」「RAW」と改称)の放送を開始。[[ケビン・ナッシュ|ディーゼル]]、[[スコット・ホール|レイザー・ラモン]]、[[ショーン・マイケルズ]]らが台頭し、ブレットなどと共に'''ニュー・ジェネレーション'''と呼ばれた。一方、ホーガン、サベージなどかつての団体のスター選手たちの多くはWCWへと移籍し、WCWは徐々にWWFに対抗するほどの人気を獲得していった。
WWEにおいては台本(ストーリーライン)の存在を団体側が明らかにしている。ストーリーラインとは、例えば試合の勝敗の他にも、ライバル選手による襲撃といった試合以外の展開も含む。こういった番組内の展開は、社内の会議やレスラーとの調整などを経て、予め詳細に決められており、レスラーら番組出演者はそれに従って試合やマイクパフォーマンスを行っている。
 
特に、2025年に公開されたNetflix制作のドキュメンタリー"WWE:Unreal(邦題 WWE:"壮大なるドラマ"の裏側)では、[[トリプルH|ポール・レヴェック]]や[[マイケル・ヘイズ]]らが、試合の勝者を誰にするか、社内の会議で議論しているシーンも公開された<ref>{{Cite web|title=WWE、ドキュメンタリーシリーズ『WWE: 壮大なるドラマの裏側』で新たな物語の時代へ|url=https://ja.martincid.com/tv-shows-ja/wwe%e3%80%81%e3%83%89%e3%82%ad%e3%83%a5%e3%83%a1%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%ba%e3%80%8ewwe-%e5%a3%ae%e5%a4%a7%e3%81%aa%e3%82%8b%e3%83%89%e3%83%a9%e3%83%9e/|date=2025-07-29|access-date=2025-09-09|language=ja}}</ref>。ただ台本の存在は最近公表されたことではなく、過去にも1999年に制作された映画「[[ビヨンド・ザ・マット]]」で台本や打ち合わせの存在を示したほか<ref>{{Cite web|title=プロレスとドキュメンタリーに共通する「虚」と「実」~『俺たち文化系プロレスDDT』|稲田豊史・ミステリーファンに贈るドキュメンタリー入門【第8回】|光文社 文芸/文庫編集部|kobunsha|url=https://note.com/giallo_kobunsha/n/n410a84ba637f|website=note(ノート)|date=2023-05-23|access-date=2025-09-09|language=ja-JP}}</ref>、株式上場の際に事業内容を公開するにあたってその存在を公式に認めている。
=== Monday Night Wars、アティテュード時代 ===
[[1995年]][[9月4日]]、[[エリック・ビショフ]]が副社長に就任した[[WCW]](オーナーは[[テッド・ターナー]])が「'''MONDAY NIGHT RAW'''」の裏番組として「'''[[WCWマンデー・ナイトロ|MONDAY NITRO]]'''」の放送を開始、両番組の視聴率争いが始まった。WCWはナイトロ第一回放送でいきなり前日までWWFの大会に出場していたルガーを引き抜いて登場させた。これを引き金とし、「'''[[マンデー・ナイト・ウォーズ|月曜夜の視聴率戦争]]'''(''Monday night wars'')」と言われる程の壮絶な視聴率合戦が繰り広げられた。
 
番組内容の特徴としては、ストーリーラインにドラマ仕立ての要素が強く、他団体よりもストーリーの流れに注目が集まることが多いといわれる。
一時期は人気選手の相次ぐ引き抜きや[[ニュー・ワールド・オーダー|nWo]]というユニットの大ヒット、無敵のスーパースター[[ビル・ゴールドバーグ]]の大ブレイクなどでWCWがリードし、[[1996年]][[6月10日]]から[[1998年]][[4月13日]]まで実に83週間連続でナイトロはロウの視聴率を上回った。それに対しWWFは[[1997年]]以降、[[D-ジェネレーションX|D-X]]に代表される悪ふざけやお色気の要素を取り入れた'''アティテュード'''(''Attitude''、態度・感性という意味だが元々不愉快な、ケンカ腰の態度といった意味合いを持つ)路線に切り替え、団体オーナーのビンス・マクマホンと[[ストーン・コールド・スティーブ・オースチン]]との抗争で人気を逆転させた([[1998年]][[4月13日]]に二人の初めての直接対決が組まれていた)。
 
<!-- マッチメイクの特徴としては、特番以外の通常興行やハウス・ショーでもタイトルマッチや「黄金カード」と呼ばれるようなエース級のレスラー同士のシングルマッチが行われることも珍しくない(ただし、ハウス・ショーでのタイトル移動はほぼ皆無であり、「PLE等の大一番に向けての公開リハーサル」という見方もできる)。WWEでは同じカードでも「誰と試合を行うか」よりも「どの大会で試合を行うか」が重要視されているためであり、その最高峰としてレッスルマニアが位置付けられている。テレビ放送やネット配信のない大会も含め、王座戦の回数は非常に多いため、王者の価値は日本のように防衛回数で測るのではなく、防衛期間と戴冠回数に価値を置かれている(戴冠回数に関してはリック・フレアーの「16-time World Champion」やブッカーTの「5-times Champion」が好例と言える)。 -->==== ゴリラ・ポジション ====
なお1998年後半、格闘技色を前面に押し出した「[[:en:Brawl For All|Brawl For All]]」なる企画も展開していたことがある(優勝は[[マイク・ポルクロペック|バート・ガン]])。無論、この企画は大失敗に終わり、「WWEの負の歴史」とも一部では呼ばれている([[ジョン・レイフィールド|ブラッドショー]]が決勝戦まで進出していたり、控え室にいたスーパースター達には好評だったらしい)。
WWEの大会、特に中継を伴う大会では、選手の入場口のすぐ手前に「ゴリラ・ポジション」と呼ばれる部屋が設けられ、ここが大会全体の司令室の役割を果たしている。[[トリプルH|ポール・レヴェック]]や[[ブルース・プリチャード]]ら番組制作の責任者や、各試合を担当するプロデューサーたちはこのゴリラ・ポジションに集まり、試合映像を見ながらヘッドセットを通じて中継車、レフェリー、実況席などにリアルタイムで指示を送る<ref name=":4">『WWE: “壮大なるドラマ”の裏側』シーズン1第1話 『新時代』 2025年7月、(監督:Chris Weaver)</ref>。
 
例えばプロデューサーは次の展開や技を随時中継車に伝え、重要な場面やサプライズをカメラが捉え損なうことを防ぐ。また、「ここで選手の表情を映してほしい」といったスイッチングの指示も行い、より印象的な映像となるよう工夫している<ref name=":4" />。
プロレス史に残る抗争と呼ばれるオースチンvsマクマホン抗争に加え、WWFは[[ジ・アンダーテイカー]]や[[ショーン・マイケルズ]]のライバルとしても活躍した[[ミック・フォーリー|マンカインド]]がその「自虐的」とも評される[[ハードコア・レスリング|ハードコア・スタイル]]でカルト的な人気を集める。マイケルズは1998年に一時引退するものの、マンカインドとの連戦を通して若手の[[ドウェイン・ジョンソン|ザ・ロック]]と[[トリプルH]]が次代の主役の座を掴み一気にスターダムに駆け上った。二人はすぐにオースチンと肩を並べるまでになり、WWFのストーリーはこの三人を中心として動いていく。そこに元[[夏季オリンピック|オリンピック]][[金メダル|金メダリスト]]から転身した[[カート・アングル]]、WCWから移籍した[[ポール・ワイト|ビッグ・ショー]]、[[クリス・ジェリコ]]、[[クリス・ベノワ]]らが絡むようになる。[[1999年]]夏からは[[スマックダウン|Smack Down]]の放送も開始、WWFの優位が徐々に確立されていった。
 
またWWEの番組、特に生放送であるRawやSmackDownでは、各試合に割り当てられた時間が厳密に定められており、予定された試合時間どおりに終了することが求められる。そして予定より進行が前後した場合などの時間調整も、ゴリラ・ポジションからの指示によって行われる。例えば、2025年1月6日放送のRawにおける[[CMパンク]]対[[セス・ロリンズ]]の試合では、進行が数分遅れていた。そのため、プロデューサーからレフェリーを通じて選手に指示が伝えられ、CMパンクの[[アナコンダ・バイス]]など一部スポットは急遽省略されている<ref name=":4" />。逆に進行が巻いている場合は、試合やマイクパフォーマンスが追加されることがあると[[カイリ・セイン]]は語っている<ref>{{Cite web|title=“落ちこぼれ”はWWEスーパースターに…KAIRIが明かしたスターダム帰還「まだやれる、やり残したことがある」《特別グラビア》|url=https://number.bunshun.jp/articles/-/852488|website=Number Web - ナンバー|access-date=2025-09-09|language=ja|date=2022/03/25|author=橋本宗洋}}</ref>。
[[1999年]]頃からWCWはストーリーラインの迷走から視聴率が急低下し、もともと組織の統制が取れていなかったこともあり内部崩壊。奥の手としてWWFの脚本を書いていた放送作家[[:en:Vince_Russo|ビンス・ルッソー]]を引き抜くが、それは状況をさらに混沌とさせた。一時期失脚していたビショフが復権するも状況を好転させることはできなかった。[[2001年]]1月、第三団体だった[[ECW]]が経営難から活動停止・破産し、WWFはECWの全ての権利を買い上げ債権を回収。同年[[3月23日]]、莫大な赤字を計上して経営破綻したWCWをも買収した。これによって「Monday night war」も終結し、米マット界は事実上WWFの独占状態となった。
 
==== プロレス以外の活動 ====
Monday night warsが繰り広げられた1990年代後半は全米で空前のプロレスブームが起きた。しかしこの抗争の間には「[[モントリオール事件]]」や[[オーエン・ハート]]の事故死など、いくつもの後味の悪い事件も起こっている。
[[File:WWE Stars in Iraq 2003.jpg|thumb|280px|2003年のイラク慰問興行。]]
[[File:WWE autographs in Iraq 1.JPG|thumb|280px|2009年のイラク慰問(左手前からビンス・マクマホン、Rトゥルース、レイ・ミステリオ)。]]
 
2002年には、[[ドウェイン・ジョンソン]](ザ・ロック)の俳優としての成功を受け、WWEフィルムズ(現:{{仮リンク|WWEスタジオズ|en|WWE Studios}})と題した映像会社を設立して<ref>{{Cite web|title=WWE、独自の映画製作会社を設立! : 映画ニュース|url=https://eiga.com/news/20020806/10/|website=映画.com|access-date=2025-09-09|language=ja}}</ref>、所属選手を主演にした映画やテレビ番組を製作するなどの活動を実施している他、音楽会社や出版会社などを子会社に持つなどして、[[メディアミックス]]を行っている。
「WCWオーナー」とされた[[シェイン・マクマホン]]を中心に、WWFに合流した旧WCW、[[ECW]]の選手たちによって[[アライアンス (プロレス)|WCW・ECW連合軍(アライアンス)]]が結成されるも、この抗争はWCWの中核選手不在により振るわずフェードアウトしていく。
 
加えて、慈善活動にも力を入れていることも特徴として挙げられる<ref>{{Cite web|title=IMPACT {{!}} Corporate|url=https://corporate.wwe.com/impact|website=corporate.wwe.com|access-date=2025-09-09}}</ref>。難病を持つ子供の夢を支援する「[[メイク・ア・ウィッシュ]]」に対しては数多くの所属レスラーが活動を行い、[[ジョン・シナ]]が650回以上もの活動を行ったことで記録を樹立している。特に、脳腫瘍に苦しんでいたある少年には対しては、開場前のリング上に招待やレッスルマニアへの最前列招待などの夢を叶え、没後には追悼動画や[[WWE殿堂]]の特別賞を授与した<ref>{{Cite web|title=肉体派俳優 病魔と戦う子どもたちの650個の“夢”叶えた!/デイリースポーツ online|url=https://www.daily.co.jp/gossip/foreign_topics/2022/06/24/0015412685.shtml|website=デイリースポーツ online|date=2025-09-10|access-date=2025-09-09|language=ja}}</ref>。この他にも、2018年に行われた「[[ミックスド・マッチ・チャレンジ]]」では、賞金の使い道を慈善団体への寄付に限定していた<ref>{{Cite web|title=ザ・ミズ&アスカがミックスド・マッチ・チャレンジに優勝し慈善団体に10万ドルの寄付!中邑真輔のドキュメンタリーVTRが解禁!|url=https://battle-news.com/?p=38805|website=バトル・ニュース|access-date=2025-09-09|language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|title=アスカ組が初戦突破 WWE男女混合トーナメント - プロレス : 日刊スポーツ|url=https://www.nikkansports.com/battle/news/201801250000191.html|website=nikkansports.com|access-date=2025-09-09|language=ja}}</ref>。さらに、[[アメリカ軍]]兵士に対しては無料招待の他<ref>{{Cite web|title=WWE offers free tickets to the military {{!}} WWE|url=https://www.wwe.com/military/free-military-tickets|website=www.wwe.com|access-date=2025-09-09|language=en}}</ref>、特別大会「{{仮リンク|WWEトリビュート・トゥ・ザ・トゥループス|en|WWE Tribute to the Troops|label=トリビュート・トゥ・ザ・トゥループス}}」を米軍基地内で行うなどしてきた。
[[11月18日]]に[[ダッドリー・ボーイズ]]によりWWFタッグ王座とWCWタッグ王座が統一(初の同時王者は[[ジ・アンダーテイカー]]&[[グレン・ジェイコブズ|ケイン]])、[[12月9日]]にはクリス・ジェリコによってWWF王座とWCW王座が統一され、WWF統一王座が誕生した。
 
=== WWE時代所属レスラーの特徴 ===
多くのレスラーは善玉([[ベビーフェイス (プロレス)|ベビーフェイス]])と悪玉([[ヒール (プロレス)|ヒール]])がはっきりと区別されている。ヒールはベビーフェイスに暴行を加えたり、マイクでその日の開催地をこき下ろすが、観客はそれに対して[[ブーイング]]で応える。これらの役割は流動的であり、ある日突然、ベビーフェイスのレスラーがヒールになったりというふうに、役割が変わることも珍しくない。また両者の境界も曖昧になりつつあり、ベビーフェイスよりのヒールといった立場のレスラーも存在する。
WCW、ECWといった競争相手買収後は、競争相手不在によりWWE自体の観客動員や視聴率で苦戦したり、一回り小さいアリーナを使うことが増えた時期もあった。[[2002年]]には長年にわたるWWF([[世界自然保護基金]])との名称を巡る裁判に敗れ、[[5月6日]]団体名を'''WWE'''へと改称<ref name="CRC2003"/><ref name="GetFOut">{{cite web|title=World Wrestling Federation Entertainment Drops The "F" | publisher=WWE Corporate |date=May 6, 2002 |url=http://corporate.wwe.com/news/2002/2002_05_06.jsp| accessdate=2010-12-15}}</ref>(公式発表では「よりエンターテイメントを追求するための改称」とされる<ref name="GetFOut"/>)。ささやかな抵抗として「Get the "F" out(Fなんかいらない)」キャンペーンを展開した<ref name="GetFOut"/>。同時に親会社タイタン・スポーツの名称もWWEに統一した。
 
契約レスラーのバックグラウンドとしては、インディー団体出身者、[[近代オリンピック|オリンピック]]メダリスト<ref>{{Cite web |title=Wrestlers Who Competed In The Olympics |url=https://www.thesportster.com/wrestlers-competed-olympic-athletes-kurt-angle-ronda-rousey-chad-gable/ |website=TheSportster |date=2020-04-15 |access-date=2025-06-04 |language=en |first=Matthew |last=Wilkinson}}</ref>、元[[アメリカンフットボール|アメフト]]選手<ref>{{Cite web |title=10 Best Football Players To Ever Wrestle In WWE, Ranked |url=https://www.thesportster.com/wrestling/10-best-football-players-to-ever-wrestle-in-wwe-ranked/ |website=TheSportster |date=2020-06-09 |access-date=2025-06-04 |language=en |first=Jack |last=Gibson}}</ref>、[[YouTuber]]など多彩である<ref>{{Cite web |title=【WWE】YouTuberのローガン・ポールがWWEと契約、ミズとの遺恨再燃か |url=https://dx-sp.gsj.bz/dxnews.index/detail/?news_id=/20220701007 |website=プロレス/格闘技DX |access-date=2025-06-04}}</ref>。しかし、人気がなくなると登場頻度が減り、場合によっては功労者であろうと解雇される<ref>{{Cite web |title=【WWE】Rトゥルース&カリートが突如退団発表 「解雇されました」にユニバース衝撃 |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/346846 |website=東スポWEB |date=2025-06-02 |access-date=2025-06-04 |language=ja}}</ref>。生存競争は激しく、長期間にわたって活躍できるレスラーは限られている。また、選手の暴走を許したことで運営に大きな支障をきたし消滅した最大のライバル団体、WCWの教訓を生かし、たとえトップレスラーであろうともバックステージでの態度に問題があれば厳しい措置をとると言われ、実績あるレスラーであっても自身の勝敗などに口出しすることはできないと言われる。実際、[[SARRAY]]が[[魔法少女]]ギミックを求められた際、キャラクターはもちろん、髪型すらも厳守を求められた<ref>{{Cite web|title=「アイドルを観る感覚じゃ困ります」WWEから復帰の人気女子レスラーSareeeは“日本の女子プロレス界”を変えるか?「もっと闘いを見せていけたら」(堀江ガンツ)|url=https://number.bunshun.jp/articles/-/857406|website=Number Web - ナンバー|access-date=2025-09-09|language=ja}}</ref>。
[[2001年]]末には団体の共同オーナー([[シェイン・マクマホン|シェイン]]と[[ステファニー・マクマホン=レヴェック|ステファニー]]から団体の株式50%を購入した、という設定)として[[リック・フレアー]]が、[[2002年]]の[[レッスルマニアX8|WrestleMania X8]]前には[[ニュー・ワールド・オーダー|nWo]]のメンバーとして[[ハルク・ホーガン]]がWWEに復帰、ストーリー上重要な登場人物となる。元WCW、ECWのレスラーを多く雇用し、ストーリーが賄いきれなくなったことから[[3月25日]]に開催されたRAWでビンスGMのSmack Down、[[リック・フレアー]]GMのRAWの間でドラフトを開催。両オーナーがスーパースターを一人ずつ(場合によっては1組)ずつ指名していき、それぞれの番組の専属スーパースターとさせることとなった。これ以降、RAWとSmack Downは別ブランドとしてストーリーを進行させていくことになった。
 
WWEは所属するレスラーと独占契約を結んでおり、これにより選手はWWE制作の番組やイベントのみに出場することが義務付けられる。他団体への出演・試合は、事前に特別な合意がなされない限り許可されない。またWWEは選手の給与、契約期間、福利厚生、その他の契約内容を基本的に非公開としている<ref>{{Cite web |title=Breaking Down How WWE Contracts Work |url=https://www.forbes.com/sites/chrissmith/2015/03/28/breaking-down-how-wwe-contracts-work/ |website=Forbes |access-date=2025-02-24 |language=en |first=Chris |last=Smith}}</ref>。
時を同じくして、団体の象徴であったオースチンが怪我により事実上の引退、ザ・ロックも[[映画]][[俳優]]に転向を計画しリング上から離れがちになり、RAWではトリプルHを中心とした王座戦線を展開。2003年3月には、かつてのライバルWCWの最大のスターだった[[ビル・ゴールドバーグ|ゴールドバーグ]]をついに獲得したが、90年代後半のようなプロレスブームの再燃にはならなかった。ゴールドバーグは世界ヘビー級王座を獲得するも2004年の3月には引退。
 
==== デビュー ====
その中で[[ランディ・オートン]]、[[デビッド・バウティスタ|バティスタ]]、[[アダム・コープランド|エッジ]]等の有望な世代が成長し新たなメインイベンターとなる。Smack Downではレスリング出身の[[ブロック・レスナー]]が史上最年少でWWE王座を獲得する等大いに期待されたが、NFL挑戦のために退団。その後はWWE王座に縁の無かった[[エディ・ゲレロ]]、[[ジョン・レイフィールド|JBL]]がWWE王座を獲得。[[ジ・アンダーテイカー]]、[[カート・アングル]]、[[ポール・ワイト|ビッグ・ショー]]、[[レイ・ミステリオ・ジュニア|レイ・ミステリオ]]等のベテランも活躍し、王座戦線を盛り上げた。[[D-ジェネレーションX]]の復活もまた往年のファンを楽しませ、新しいファンの獲得に一役買った。そんな中、抜群のレスリングセンスとカリスマ性がある[[ランディ・オートン]]に、女性や子供に人気のある[[ジョン・シナ]]が徐々にメインイベンターへと上り詰めた。[[クリス・ジェリコ]]や[[グレン・ジェイコブズ|ケイン]]らはその安定した実力をもってして脇を固めるなどし、便利屋のポジションから大いにこの時期を支えた。後に最高位の王座前線に参戦している。
新規に番組に出演する方法としてはレスリングやボディビル等の他のスポーツからのスカウト、他団体からの移籍、または[[タフイナフ]](2001年 - 2004年)や[[ディーヴァサーチ]]という番組内の新人発掘コーナーがある。不定期に各国で[[トライアウト]]も行われている<ref>{{Cite web|title=武藤敬司がWWEトライアウト視察「日本でもこういう規模でやりたい。何団体か集まってオーディションみたいな形でも面白いよな」【週刊プロレス】 {{!}} BBMスポーツ {{!}} ベースボール・マガジン社|url=http://www.bbm-japan.com/article/detail/40978|website=www.bbm-japan.com|access-date=2025-09-09|language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|title=ロバート・ケネディ・ジュニア氏のめいがWWEトライアウト受験と米報道 - プロレス : 日刊スポーツ|url=https://www.nikkansports.com/battle/news/202508060000480.html|website=nikkansports.com|access-date=2025-09-09|language=ja|last=藤中栄二}}</ref>。ほとんどの契約レスラーは場合育成ブランドの[[WWE・NXT|NXT]]で実績を積んだ後にRAW、SmackDownに昇格する形になる。
 
NXT誕生以前は、育成機能を果たす場所として[[FCW (プロレス)|FCW]]、[[DSW]]、[[OVW]]などが存在していた。
[[2004年]]という年はオートン、シナ、エッジ、バティスタ等新世代の時代が始まりの年となった。この4人以外にもカリート、Mr.ケネディ、MVP等の若手がとデビューしている。それと時を同じくして、選手の出入りのペースが早まるようにもなった。
 
=== 現在客層 ===
WWEは、基本的に家族揃って見ることができるファミリー路線を採用しているため、会場には家族連れや女性の観客も多い<ref>{{Cite web|title=WWE Touts Nearly 90M U.S. Fans as CEO Says “It’s Time to Monetize” With New TV Deals|url=https://www.hollywoodreporter.com/business/business-news/wwe-fans-record-tv-rights-deals-1235499439/|website=The Hollywood Reporter|date=2023-06-08|access-date=2025-06-04|language=en-US|first=Georg|last=Szalai}}</ref>。
アティテュード時代の雄であるオースチンらは特別な回にしか登場しないが、オートン、シナ、エッジ、バティスタ等の新世代が主力となり、90年代から出場しているトリプルH、アンダーテイカー、ショーン・マイケルズ等のベテランの力を借りながら世代交代を着実に進めている。その裏で、[[ブッカー・ハフマン|ブッカー・T]]、[[カート・アングル]]等トップレスラーの大量離脱やレスラーのドラッグ使用等の課題も多く存在している。また、[[2005年]]の[[エディ・ゲレロ]]・[[2007年]]の[[クリス・ベノワ]]の死去はWWEに大きなショックを与えた。[[タフイナフ]]や[[ディーヴァサーチ]]といった育成番組出身の[[ミシェル・マクール]]、[[マイク・ミザニン|ザ・ミズ]]、[[ジョン・ヘニガン|ジョン・モリソン]]が新たな番組の中心スターとして活躍し、FCW出身者や[[CMパンク]]、[[マット・コークラン|エヴァン・ボーン]]や[[ブライアン・ダニエルソン|ダニエル・ブライアン]]などのインディー団体出身者を活用、[[ドス・カラス・ジュニア|アルベルト・デル・リオ]]のような格闘技出身者も登場している。[[ステファン・ファレリー|シェイマス]](アイルランド)、[[ウェイド・バレット]](イングランド)など英国圏出身のスーパースターの台頭も著しい。また、[[コーディ・ローデス]]、[[テッド・デビアス・ジュニア]]、[[マイケル・マクギリカティ]]、[[ハスキー・ハリス]]、[[ウーソズ]]、[[ナッティ・ナイドハート|ナタリヤ]]、[[サロナ・ライアー|タミーナ]]など80年代〜90年代のWWFを支えたレスラーの血を引く若手スーパースターが数多く在籍している。
 
しかし、過去には{{仮リンク|アティテュード時代|en|Attitude Era}}と呼ばれる<ref>{{Cite web|title=Vince McMahon Officially Introduced The Attitude Era On Raw 18 Years Ago Today|url=https://stillrealtous.com/vince-mcmahon-officially-introduced-attitude-era-raw-18-years-ago-today/|website=StillRealToUs.com|date=2015-12-15|access-date=2025-09-09|language=en-US|first=Still Real To|last=Us}}</ref>、マニア層を主なターゲットとしていた時期があり、そのストーリーラインには下品、流血、色気、暴力、犯罪等など過激なものも多く見られたために<ref>{{Cite web|title=25 moments that defined the Attitude Era {{!}} WWE|url=https://www.wwe.com/classics/25-moments-that-defined-the-attitude-era|website=www.wwe.com|access-date=2025-09-09|language=en}}</ref><ref>{{Cite web|title=REVIEW: WWE ‘1997: DAWN OF ATTITUDE’ DVD – How A New Generation Became A Rebellious Revolution {{!}} Wrestling DVD Network|url=https://www.wrestlingdvdnetwork.com/review-wwe-1997-dawn-of-the-attitude-dvd/142819/|date=2017-10-02|access-date=2025-09-09|language=en-US|first=Mark|last=Armstrong}}</ref>、ある新聞では「子供向けポルノ」と評されたこともある<ref>{{Cite web|title=IN THE NAME OF GOD, STOP!|url=https://nypost.com/1999/01/17/in-the-name-of-god-stop/|date=1999-01-17|access-date=2025-09-09|language=en-US}}</ref>。だが、次第に過激描写を抑制するようになり、2008年にはテレビ番組のレーティングをPG([[映画のレイティングシステム]]参照)に引き下げるなど前述のファミリー路線(PG時代とも)へ転換<ref>{{Cite web|title=WWE goes PG {{!}} WWE|url=https://www.wwe.com/inside/industrynews/7706710|website=www.wwe.com|access-date=2025-09-09|language=en|date=July 22, 2008}}</ref>、[[リンダ・マクマホン]]が「[[ゆりかごから墓場まで]]」と評した改革を行った<ref>{{Cite web|title=PWTorch.com - WWE News: "From the cradle to the grave" - WWE describes strategy of hooking kids on TV product|url=https://www.pwtorch.com/artman2/publish/WWE_News_3/article_28495.shtml|website=www.pwtorch.com|access-date=2025-09-09}}</ref>。
[[2006年]]にはWWE Filmsを設立し、第1回作品「[[シー・ノー・イーヴル 肉鉤のいけにえ]]」を公開。映画製作に乗り出した。
 
=== 海外展開 ===
[[2009年]]4月からはブランド共通で選手が登場する[[WWE・スーパースターズ|WWE Superstars]]が、2010年2月からは新人育成番組[[NXT]]の放送を開始している。
WWEは主に米国及びカナダで興行しているが、海外ツアーとして北米外で大会を開催することもしばしばある。[[サウジアラビア]]を筆頭に、ヨーロッパや[[オーストラリア]]の他、日本公演も年に1回程度開催されている。
 
90年代前半にWWEはイギリスで高い人気を獲得しており、[[ロンドン]]の[[ウェンブリー・スタジアム]]で行われた[[サマースラム]]92年大会では約8万人の観衆を集めている。また、2005年2月には[[ROAD TO WRESTLEMANIA 21 JAPAN TOUR|アジア初のTV収録大会]]を[[さいたまスーパーアリーナ]]で開催している。
[[2011年]]4月より、社名を「World Wrestling Entertainment」から「WWE, Inc.」に変更し、それまで「World Wrestling Entertainment」で扱われていたブランド名も全て「WWE」に統一されることになった<ref>[http://english.oricon.co.jp/news/86457/full/ WWEが新ブランド戦略 トリプルHが新人開発部門トップに就任] - oricon English 2011年4月26日</ref>。各種テレビ番組の開発推進と共に、タレント開発部門(部門統括には[[トリプルH]]が就任)を発足させている。
 
かつては、海外での大会形式は、生中継や配信のないハウスショーあるいはTV収録大会と言った中規模程度の大会が主体であったが、2020年前後からその方針に変化が生じ、現在は北米外での大規模大会(PLE)の開催にも積極的である。
[[2011年]]8月29日、RAWとSmackDownの番組としてのブランドは残しつつ、ストーリーの共通化とスーパースターの両番組への出演の柔軟化(以降ほぼ無制限に両番組に出演できるようになった)が発表され、実質的にRAWとSmackDownの再統合がなされた。各スーパースターは、その後しばらくの間はいずれかのブランドに所属していたが、現在では所属ブランドという概念も無くなり、全て共通してWWE所属という扱いになっている。
タイトルも全てWWE管理に統一された。それまで、各ブランド独自に主催していたハウス・ショーにもブランドに関係なく全てのスーパースターが出演する様になった。
 
例えば2024年には[[サウジアラビア]](キング・アンド・クイーン・オブ・ザ・リング、クラウン・ジュエル)、イギリス(クラッシュ・アット・ザ・キャッスル)、[[フランス]](バックラッシュ)、[[オーストラリア]](エリミネーション・チェンバー)、ドイツ(バッシュ・イン・ベルリン)でPLEを開催し、中でも[[パース (西オーストラリア州)|パース]]で開催されたエリミネーション・チェンバーでは52,590人の観客を集めた。
[[2014年]]、インターネットを介して視聴可能な有料の24時間ストリーミングビデオサービス(WWE Network)を2014年2月24日から開始すると発表した。
PPVを含む全試合のライブ中継、WWEが放映権を持つ過去の映像(WCWやECWも含む)、テレビ放映時にはカットされるような試合前後のレスラー達の動き、独自番組などをオンデマンド配信する。
まずは北米でサービスを開始し、英語圏の国を中心にサービスを広げており、日本では[[2016年]][[1月5日]]からサービス開始となった(ただし[[日本語]]字幕はなし)。
 
==== サウジアラビアへの進出 ====
[[2016年]]7月19日、RAWとSmackDownの再分割が行われる。また、その際に各スーパースター選手の所属ブランド移籍を決めるドラフトも再始動されることになった。
WWEはヨーロッパやオーストラリア市場への進出を進めているものの、現在WWEが最も積極的にイベント開催を行っている国は[[サウジアラビア]]である。2025年8月現在WWEは、サウジアラビアの政府機関であり国内の娯楽産業の振興や規制を担当する[[サウジアラビア総合娯楽庁|総合娯楽庁]]<sub>([[:en:General officer|英語版]])</sub>と2027年までの10年間の提携契約を結んでいる。それに伴い2018年以降、年2回のPLEを首都[[リヤド]]や第二の都市[[ジッダ]]で開催する一方、WWEは年間約1億ドルの収入をサウジアラビア政府から受け取っているとされる<ref>{{Cite web|title=How we know WWE is paid about $50 million by the Kingdom of Saudi Arabia for each event|url=https://wrestlenomics.com/2020/11/09/how-we-know-wwe-gets-paid-about-50-million-by-the-kingdom-of-saudi-arabia-for-each-event/|website=Wrestlenomics|date=2020-11-09|access-date=2025-08-14|language=en-US|first=Brandon|last=Thurston}}</ref>。
 
また2024年5月にはWWEを所有するTKO社の社長マーク・シャパイロが今後6〜12ヶ月以内のサウジアラビア政府とWWEの提携契約の延長を目指すと述べていたほか、総合娯楽庁の[[トゥルキ・アル・シェイク]]長官も、レッスルマニアやロイヤルランブルといった人気大会の同国開催を希望していることを明らかにしていた<ref>{{Cite web|title=Major Update on WWE's Future with Saudi Arabia Before King and Queen of the Ring 2024|url=https://www.si.com/fannation/mma/news/major-update-wwe-future-with-saudi-arabia-before-king-queen-ring-2024|website=MMA Knockout On SI|date=2024-05-20|access-date=2025-08-15|language=en-US}}</ref>。
=== ECW復活の余波 ===
2006年、Monday Night War時代にハードコア路線でWWF、WCWと興行戦争を行っていたECWがWWE傘下で復活することが決定。2004年に発売されたDVDの売り上げが好調だったのを受けて2005年に開催されたECW One Night Stand以降、ECW人気が再燃したこともあり、[[6月13日]]からはレギュラー放送も開始された。Monday Night War時代にECWを率いていた[[ポール・ヘイマン]]が番組の指揮を執り、[[ロブ・ヴァン・ダム]](RVD)、[[テリー・ブルンク|サブゥー]]、[[ジェームズ・フォリントン|サンドマン]]等1990年代の旧ECWの人気選手が参戦したこともあり大きく注目された。しかし、番組復活直後からかつて'''EC"Fuckin'"W'''と評された頃の過激なECWとはまるで違った団体となってしまったことが露呈。旧ECWの名タッグであった[[ダッドリー・ボーイズ]]や[[テリー・ゲリン|ライノ]]、[[スコット・レビー|レイヴェン]]がTNA移籍のため参戦不可となり、人材不足からてこ入れとして旧ECWとは関係の無かった[[ボビー・ラシュリー]]、ビッグ・ショー、[[アンドリュー・マーチン|テスト]]、[[CMパンク]]等をメインイベンターとして起用せざるを得なくなる。こういった旧ECWとは関係のないレスラーの起用が旧ECWファンの違和感を誘発させた。エクストリームルールの試合もたまにしか行なわれず、NXTに切り替わる間際の2009年頃にはWWEに初登場する新人のためのデビューの場として、ほとんど若手育成のための番組となってしまい、ある程度芽が出てくるとRAWやSmack Downへ移籍することが多かった(CMパンク、[[コフィ・サーコーディエ・メンサー|コフィ・キングストン]]、[[マット・コークラン|エヴァン・ボーン]]など)
 
そして翌2025年1月には人気イベント、[[ロイヤルランブル]]をサウジアラビアのリヤドで2026年1月に開催することがWWEにより発表された。同イベントが北米以外の地域で開催されるのは史上初めてのことであり、WWEとサウジアラビア政府の更なる関係強化が今後も見込まれている<ref name=":3" />。  
=== アメリカにおける他の団体との関係 ===
現在米マット界で独占状態になっているWWEに対抗しうる団体は[[TNA]](''Total Nonstop Action'')、[[ROH]](''Ring Of Honor'')等。中でもTNAは元WWEの[[ジェフ・ジャレット]]が立ち上げた団体で、元WWE選手や元WCWのスターが多く所属している。現在「[[TNA・インパクト|TNA iMPACT!]]」の放送を2007年秋より、2時間放送に拡大して放送している。ROHも2009年3月より全米放送を開始した。
 
=== マクマホン家 ===
団体同士の直接の交流は存在しないが、他の団体に移籍した選手が移籍といった形で移動するのは珍しくない。ジェフ・ハーディーやクリスチャンのように退団、移籍を繰り返す選手やダニエル・ブライアン、CMパンクといったROHの元世界王者もWWEに登場している。しかしながら、TNAが対WWE色を強くしてからはTNAと契約した選手に対しては対応を厳しくしている。逆にTNAと契約しなければWWEは出戻りに対して寛容である。しかし、最近ではストーリー外でのドキュメントでは触れている。例えば[[AJスタイルズ]]のWWEへの電撃移籍について、[[ストーン・コールド・スティーブ・オースチン]]が訊いたことは直近の話である。
1920年代には既にマクマホン家はプロレス業に関わっていたが、WWE(当時はWWF)を全米、さらには米国外でも興行を行う規模にまで成長させたのは、1982年に父親の[[ビンス・マクマホン・シニア]]から団体を受け継いだ[[ビンス・マクマホン|ビンス・マクマホン・ジュニア]](通常"ビンス・マクマホン"というと後者を指す)および妻の[[リンダ・マクマホン]]である。
 
マクマホン・ジュニアは団体経営や台本作成について非常に大きな権限を持っていただけでなく、自ら番組に出演し本職ではないものの時には試合も行うなど出演者としても大きな人気を博した。団体オーナーとしての権力を用いて善玉レスラーに試練を与える悪役(いわゆる"悪のオーナー")を演じることが多く、とりわけ1990年代後半の[[ストーン・コールド・スティーブ・オースチン|スティーブ・オースチン]]との抗争が有名である。約40年もの間、団体の顔として番組制作や経営に携わっていたマクマホン・ジュニアだが、2023年にWWEをエンデバー社に売却した後、まもなく団体を去っている。
ROHに関してはTNAのような敵対関係はなく、CMパンクやブライアンのROH時代の映像や写真の提供、WWEによる取材の受け入れるなど友好的な関係を築いている模様。
 
またマクマホン・ジュニアの妻、[[リンダ・マクマホン]]もWWEの経営に大きく関与してきた。リンダは夫と共に1980年にWWE社(当時はタイタン・スポーツ社)を設立。ビンスがストーリーラインなど番組制作に主に携わる一方、リンダは社内にマーチャンダイジング部門を立ち上げ、アクション・フィギュアなどのライセンス事業やTV契約の締結に関わるなど経営面でWWEの成長を支えた。また1993年から2000年までは社長、1997年から2009年まで[[最高経営責任者|CEO]]を務めている。2009年の退社後は政治家に転身し、第1次トランプ政権では中小企業長官、第2次政権では[[アメリカ合衆国教育長官|教育長官]]に就任している<ref>{{Cite web|title=Linda McMahon {{!}} Secretary of Education, Confirmation, WWE, & Facts {{!}} Britannica|url=https://www.britannica.com/biography/Linda-McMahon|website=www.britannica.com|date=2025-08-13|access-date=2025-08-16|language=en}}</ref>。
2016年には所属団体の枠を超えたクルーザー級のトーナメントの大会「[[WWEクルーザー級クラシック]]」を開催。
 
なおビンスとリンダの娘でレヴェックの妻である[[ステファニー・マクマホン]]、同じく息子の[[シェイン・マクマホン]]らも、社内の要職への就任歴があり、父親同様に出演者として自ら試合も行っていた。
== 特徴 ==
=== スタイル ===
プロレス団体としてのスタイルは、完全に[[ドラマ]]仕立てのショープロレスで、試合における技の美しさや流れよりも、ストーリーの流れの方が注目されることが多い。しかし試合そのものはプロレスの基本に忠実な正統な展開を好み、あまり大技を使わずに試合を構成できる実力派の選手も多い。一方では凶器有りの[[デスマッチ]]を得意とする者もおり、単にストーリーだけの団体ではない。
 
2025年8月現在は元レスラーでビンスとリンダからみて娘婿にあたる[[トリプルH|ポール・レヴェック]]が最高コンテンツ責任者として番組内容や制作についての責任者を務めている。
WWEが[[株式]]上場する以前は、「シナリオなど存在しない」という建前であったが、株式上場の際、事業内容を公開するにあたってシナリオ([[アングル (プロレス)|アングル]])の存在を公式に認めた。
 
=== 政治との関わり ===
アングルには下品、流血、色気、暴力、犯罪等ありとあらゆる悪徳が採用されており、当然そのような描写を嫌う人も多く、攻撃されることもあるが、それも肥やしにしてしまう強さがある。しかしながら、2000年以降圧力団体のクレームから過激な暴力描写を抑制せざるをえない状況にある。例えば、鉄柱、実況席を使った攻防、イス攻撃や試合外での襲撃シーンその他過激なシーンに自主規制を加えるようになっている。
 
==== ギミック ====
近年は特に過激路線からの方向転換が顕著で、テレビ番組のレーティングをPG([[映画のレイティングシステム]]参照)に引き下げるなどファミリー路線への転換を狙っているようである。この影響で現在ブラ&パンティマッチなどを放送することはできなくなっている。これによりストーリーも以前のような過激なものではなくなった。
[[湾岸戦争]]の際、[[サージェント・スローター]]が[[サッダーム・フセイン|フセイン]]の友人という[[ギミック (プロレス)|ギミック]]で登場した他<ref name=":5">{{Cite web|title=本当の戦争をプロレスのモチーフに!? やりすぎたWWEの顛末|url=https://www.excite.co.jp/news/article/E1491893629602/|website=エキサイトニュース|date=2017-04-17|access-date=2025-09-09|language=ja}}</ref>、イラク戦争の際にはイラク攻撃に反対したフランスに対する当てつけとして反米フランス人ギミックの[[ラ・レジスタンス]]が登場。また、数年後には同時多発テロ以降差別に苦しむアラブ系アメリカ人の[[マーク・コパーニ|モハメド・ハッサン]]が登場した。このように番組にアメリカの視点からみた政治的なストーリーラインを取り入れることは多々ある。
 
政治的な要素を取り込んだ、最近の例には[[ミロ (プロレスラー)|ルセフ]]による反米[[ロシア]]人ギミックが挙げられる。2014年の[[ロシアによるクリミアの併合|ロシアによるクリミア併合]]を契機とする米国内の反露感情の高まりに合わせて、WWEは[[ブルガリア]]人のルセフにロシア人ギミックを与えて番組に登場させた。ルセフは"ロシア政府から授与されたメダル"を首にかけ<ref>{{Citation|last=WWE|date=2014-06-02|title=Hero of the Russian Federation Ceremony: Raw, June 2, 2014|url=https://www.youtube.com/watch?v=eyiXwy4z-M0|access-date=2025-08-15}}</ref>、"ロシアの英雄"として愛国者ギミックの米国人レスラー[[ジェイク・ヘイガー|ジャック・スワガー]]らから勝利を重ねていく。マネージャー役の"魅惑のロシア人"こと[[ラナ(プロレスラー)|ラナ]]<ref group="注">実際はアメリカ出身であり、ロシアにルーツもない。</ref>もロシアの方が米国より優れているといったマイクアピールを繰り返した。
ちなみに過去にファミリー路線への変換を狙ったときは途中でWCWに追い抜かれ、結果としてストーンコールドなどを中心とするアティテュード路線に変更した。
 
ルセフが[[WWEユナイテッドステイツ王座|US王座]]を獲得した際には、"ロシア政府職員"から祝意が伝えられ、[[ウラジーミル・プーチン|プーチン]]大統領の顔写真も会場内に映し出された他、ロシア国歌が流れる中、巨大なロシア国旗を掲揚するパフォーマンスをリング上で行い<ref>{{Citation|last=WWE|date=2014-11-10|title=Rusev & Lana celebrate their United States Championship conquest: Raw, November 10, 2014|url=https://www.youtube.com/watch?v=0DwmrEQAsT4|access-date=2025-08-15}}</ref>、防衛戦を行った[[レッスルマニア31]]の入場は[[ロシア連邦軍|ロシア軍]]を模したものであり、ルセフはロシア国旗を持ち戦車に乗って入場。対する米国人で人気ベビーフェイスの[[ジョン・シナ]]の入場時には、[[ロナルド・レーガン]]ら米国歴代大統領のスピーチの一部や米国の偉人や偉業、米兵の祖国への貢献を讃えるビデオが流された。試合はシナが勝利しUS王座を奪還している<ref>{{Citation|last=WWE|date=2020-03-13|title=FULL MATCH - Rusev vs. John Cena – U.S. Title Match: WrestleMania 31|url=https://www.youtube.com/watch?v=A5wwxXtRfl4|access-date=2025-08-15}}</ref>。なお、翌2015年以降はルセフはブルガリア人として紹介されている。
WWEにおいて特徴的なのは、時々経営者一族(マクマホン一家)がシナリオに絡むことであり、彼等が登場することで、スーパースター達のみの興行より盛り上がることである。ビンスはレスラーではないが60歳を超えたにもかかわらず鍛え上げた身体でスーパースター達と抗争を繰り返し、息子のシェインは10m以上の高さからのダイビングを得意としている。娘の[[ステファニー・マクマホン=レヴェック|ステファニー]]に至っては自身の豊胸手術までもが番組のネタとされてしまったことがある。妻の[[リンダ・マクマホン|リンダ]]も[[最高経営責任者|CEO]]の地位にありながら、設定上夫の浮気に傷つき精神障害に陥ったふりをしたり、[[グレン・ジェイコブズ|ケイン]]からツームストーン・パイルドライバーを受けたりしている。
 
もちろんコミカルさやエンタメ要素を多分に含んでいるものの、ルセフのような反米ギミックや米国人の愛国心に訴えかけるストーリーはWWEの特徴の一つであるが<ref>{{Cite web|title=Top 5 Best Anti-American Wrestling Gimmicks (& The 5 Worst)|url=https://www.thesportster.com/top-greatest-best-worst-anti-american-wrestling-gimmicks-characters-wwe/|website=TheSportster|date=2022-09-19|access-date=2025-08-15|language=en|first=Michael|last=Weyer}}</ref>、スローターの例では大バッシングを受け、[[レッスルマニアVII]]の会場が小規模なものに変更されるなど<ref name=":5" />、批判に遭うことも多い。
WWEで用いられる名称もまた特徴的で、[[プロレス|プロレスリング]]という言葉は一切使われず、「'''スポーツ・エンターテイメント'''」という用語が使われる(シナリオの流れは「[[ソープオペラ]](昼ドラマ)」のような、と表現されることが多い)。同様にレスラー達の呼称は男子レスラーが「'''[[スーパースター]]'''」、女子レスラーが「'''[[ディーヴァ (プロレス)|ディーヴァ]]'''」(マネージャーからレスリングまで幅広い活動を行う)に統一されており、[[プロレスラー]]という単語は使われない。また、レスリングビジネスに関しても「この業界」(''This business'')と表現し、レスリングとは別のものであることをアピールしている。観客・ファン・視聴者などを示すものとして「'''WWEユニバース'''」という名称が用いられている他、ハルカマニア([[ハルク・ホーガン]])、ジェリカホリック([[クリス・ジェリコ]])、エッジヘッド([[エッジ (プロレスラー)|エッジ]])、ピープス([[クリスチャン (プロレスラー)|クリスチャン]])など特定のスーパースターのファンを指す呼称が存在する。
 
==== ドナルド・トランプとの関係 ====
主役級のスーパースターは善玉([[ベビーフェイス (プロレス)|ベビーフェイス]])と悪玉([[ヒール (プロレス)|ヒール]])がはっきりと色分けされており、悪玉は観客、地域について罵詈雑言を浴びせ、観客はそれに対して[[ブーイング]]で応えることを楽しんでいるが、アングルにより、ある日突然役割が入れ替わることも珍しくない。しかし最近ではWWE側がベビーフェイスと設定しプッシュの割に至らない所があるスーパースターに[[ブーイング]]を浴びせることもある([[ジョン・シナ]]など)。
WWEは第45・47代アメリカ大統領[[ドナルド・トランプ]]との深いつながりでも知られる。
 
両者の関係はWWE(当時はWWF)が1980年代末に急成長を遂げる中で、レッスルマニア4と5の2年連続でトランプ所有のカジノホテル「トランプ・プラザ」で開催したことに始まる。その後の2007年には[[バトル・オブ・ザ・ビリオネアーズ|バトル・オブ・ビリオネアーズ]]と呼ばれたビンス・マクマホンとの対決ストーリーに登場し人気を博すなど、折に触れてWWEの番組に出演。2013年にはWWE殿堂入りを果たしている<ref>{{Cite web|title=教育長官に元プロレス団体トップ エンタメ業界、異例の存在感―米次期政権:時事ドットコム|url=https://www.jiji.com/jc/article?k=2024112000789&g=int|website=時事ドットコム|date=2024-11-20|access-date=2025-08-15|language=ja|first=時事通信|last=外信部}}</ref>。
登場するスーパースターは[[アマチュアレスリング|レスリング]]の元金メダリストや[[義足]]のスーパースター、また近年デビューするスーパースターは有名レスラーの息子、孫等の二世、三世のスーパースターが増加傾向にある。<ref>[http://www.jsports.co.jp/wwe/universe/universe_03.html WWEユニバース倶楽部古田新太の発言]</ref>など、多彩である。しかし生存競争は激しく、怪我による長期休場や他団体による引き抜き、また人気がなくなると二軍落ちや解雇となり出場そのものができなくなる等、長期間連続で出演できるスーパースターは少ない。また、一部のレスラーの暴走を許したことで運営に大きな支障をきたしたWCWの教訓を生かし、たとえトップレスラーであろうともバックステージでの態度に問題があれば厳しい措置をとっている([[ランディ・オートン]]、[[レイ・ミステリオ・ジュニア|レイ・ミステリオ]]など)。
 
2007年と2009年には[[ビンス・マクマホン]]がトランプの慈善団体「トランプ財団」に計500万ドルを寄付している。慈善団体といっても、当団体に寄付された資金はトランプの私物購入や所有ホテルの宣伝費などに使用されており、これらの違法行為が明るみになったのち、同財団は2018年に司法当局の管理下で解散している<ref>{{Cite web|title=トランプ財団、解散に同意 NY「衝撃的な違法行為の連続」|url=https://www.sankei.com/article/20181219-ETUGM23KORPNJMCP2IHLTWT6RE/|website=産経新聞:産経ニュース|date=2018-12-19|access-date=2025-08-15|language=ja|last=産経新聞}}</ref>。なおこの寄付の事実はビンスによる未計上経費1960万ドルの使途についての社内調査の過程で明らかになったもので、この500万ドルを除いた残りの大部分は、ビンスと別のWWE幹部から性的違法行為を受けたと訴えた女性らへの支払いに充てられている<ref>{{Cite web|title=Investigation into Vince McMahon’s hush money payments reportedly turns up Trump charity donations {{!}} CNN Business|url=https://www.cnn.com/2022/08/18/media/vince-mcmahon-donald-trump-payments|website=CNN|date=2022-08-18|access-date=2025-08-15|language=en|first=Frank|last=Pallotta}}</ref><ref>{{Cite web|title=WWE前会長、トランプ氏慈善団体に6.75億円寄付|url=https://diamond.jp/articles/-/308231|website=ダイヤモンド・オンライン|date=2022-08-18|access-date=2025-08-15|language=ja}}</ref>。
近年はアメリカや[[ヨーロッパ]]だけに留まらず、アジア諸国(日本・[[大韓民国|韓国]]・[[上海]]・[[フィリピン]]・[[シンガポール]]や[[カタール]]等)や中南米での興行も多く組まれている。ヨーロッパや北米でのWWE人気は高く、特に[[イタリア]]と[[メキシコ]]ではその人気が急速に高まっている。2012年の2月には初の[[ドバイ]]大会<ref>{{cite web|url=http://corporate.wwe.com/news/2011/2011_12_13.jsp|title=WWE Corporate - WWE Raw World Tour Comes to Abu Dhabi for First Time|publisher=WWE|date=2011-12-13|accessdate=2012-04-15}}</ref>、4月にも初の[[ロシア]]大会を開催し<ref>{{cite web|url=http://corporate.wwe.com/news/2011/2011_12_21.jsp|title=WWE Corporate - WWE Comes To Russia For The First Time|publisher=WWE|date=2011-12-21|accessdate=2012-04-15}}</ref>、海外進出には積極的になってきている。
 
また、[[リンダ・マクマホン]]は、WWE退社後、第1次トランプ政権では中小企業長官、第2次政権では閣僚である[[アメリカ合衆国教育長官|教育長官]]に就任した他、トランプへの大口献金者として知られている<ref>{{Cite web|title=米共和党の全国大会終了、ヘイリー氏に加え格闘技団体CEOや元プロレスラーも演説(米国) {{!}} ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース|url=https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/07/c31e1b6bdfb7ac58.html|website=ジェトロ|access-date=2025-08-15|language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|title=Linda McMahon {{!}} Secretary of Education, Confirmation, WWE, & Facts {{!}} Britannica|url=https://www.britannica.com/biography/Linda-McMahon|website=www.britannica.com|date=2025-08-13|access-date=2025-08-15|language=en}}</ref><ref>{{Cite web|title=トランプ大統領の就任式、過去最高の330億円集める 富豪や大企業が多額の献金|url=https://www.cnn.co.jp/usa/35232150.html|website=CNN.co.jp|access-date=2025-08-15|language=ja}}</ref>。
海外においては90年代前半はイギリスでの人気が高く、サマースラム92年大会では約8万人の大観衆を集めた。03~05年には日本人レスラーがクルーザー級を主力に複数名所属し、テレビ東京で地上波放送されていたこともありライト層のファンを多く獲得、2005年2月にはアジア初のTV収録公演を[[さいたまスーパーアリーナ]]で開催している。近年は視聴率やPPV市場において北米が減少傾向にあるのに対して、海外でのPPV販売数は上昇しており、特にメキシコではWWEの番組は高視聴率を獲得しつつ、PPV市場においても急成長している。この様なメキシコや中南米の国々の人気もあって、2010年頃からヒスパニック系レスラーの獲得に注力し始め、2011年にはアルベルト・デル・リオがメキシコ人レスラーとして初の世界王者となった。同年にはメキシコの国民的英雄ともいわれるミスティコがシン・カラのリングネームでWWEデビューをしている。10月にはメキシコで初のTV収録公演を行った。これらの国以外ではプエルトリコやイタリア、フランスでもTV収録を行ったことがある。
 
第2次政権中の2025年7月31日には体力テスト復活に関する大統領令の署名式に、リンダの義理の息子で最高コンテンツ責任者の[[トリプルH|ポール・レヴェック]]も同席。会見ではトランプ大統領の隣に立ち言葉を交わす様子も映し出され、トランプはレヴェックを『絶対に手を出してはいけない男』と賛辞したとされる。ホワイトハウスを出る際には、レヴェックはリングで見せていた水吹きパフォーマンスを披露。ホワイトハウスの公式Xではレヴェックのレスラー時代の決め台詞と共に、その様子が動画でが公開された<ref>{{Cite web|title=【1ページ目】【WWE】トリプルHがトランプ大統領の隣にいたワケ 日本のファンから驚きの声|url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/354274|website=東スポWEB|date=2025-08-01|access-date=2025-08-15|language=ja}}</ref>。
また、WWEフィルムズという映画会社を設立して、所属選手を主演に[[アメリカ合衆国の映画|ハリウッド映画]]界に進出したり、[[アルバム|CD]]を発売したりなど、かつてのようにレスリング以外での活動もよく見受けられる。
 
一方で、WWEの演出手法がトランプの政治パフォーマンスや自己演出に影響を与えたという指摘もなされている。例えば彼の支持者集会はプロレスの会場に類似しているとも評され、決まり文句に観衆が唱和して会場が盛り上げる場面や、バックステージから入場する様子を会場スクリーンに映し出すといった派手な演出手法はWWEのイベントとの共通性が論じられている<ref>{{Cite web|title=トランプ節の起源はプロレスに フォードMIT研究員に聞く|url=https://www.nikkei.com/article/DGXLASGN19H1N_R00C17A5000000/|website=日本経済新聞|date=2017-05-02|access-date=2025-08-15|language=ja|first=Nikkei|last=Inc}}</ref><ref>{{Cite web|title=How Professional Wrestling Explains Donald Trump's Washington|url=https://www.politico.com/news/magazine/2025/04/19/donald-trump-pro-wrestling-wwe-00298303|website=POLITICO|date=2025-04-19|access-date=2025-08-15}}</ref><ref>{{Cite web|title=アメリカ共和党大会にハルク・ホーガン氏登場 トランプ前大統領支持|url=https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN18DT20Y4A710C2000000/|website=日本経済新聞|date=2024-07-19|access-date=2025-08-15|language=ja|first=Nikkei|last=Inc}}</ref>。
=== 政治に関する活動など ===
[[File:WWE autographs in Iraq 1.JPG|right|200px|thumb|スーパースターズによる2009年のイラク慰問(左手前からビンス・マクマホン、R・トゥルース、レイ・ミステリオ)]]
[[File:WWE Stars in Iraq 2003.jpg|thumb|200px|right|2003年のイラク慰問興行]]
WWEのスーパースター達の社会的地位は高く、大統領選の応援演説にレスラーが駆り出されたりする。また、WWE自体が社会貢献のために軍の慰問や投票率アップキャンペーン等に積極的に協力している。
 
=== 団体独自の用語 ===
政治思想的には[[共和党 (アメリカ)|共和党]]支持を掲げており極右色が強く、アメリカの[[イラク戦争|イラク攻撃]]に賛同し、アメリカ軍の駐屯地へ赴き慰問興行も行っている。アメリカに敵対する国に対する当てつけとして、その国に倣ったギミックの選手がヒールとして登場することも多い。[[湾岸戦争]]の際は[[サージェント・スローター]]が[[サッダーム・フセイン|フセイン]]の友人というギミックで登場し、イラク戦争の際にはイラク攻撃に反対したフランスに対する当てつけとして反米フランス人ギミックの[[ラ・レジスタンス]]が登場し、数年後には同時多発テロ以降差別に苦しむアラブ系アメリカ人の[[マーク・コパーニ|モハメド・ハッサン]]が登場した。
WWEは、自社のプロモーション活動において独自の専門用語を使用している。たとえば、プロレス業界を「スポーツ・エンターテインメント(Sports Entertainment)」と表現することがその代表例である。
ただしこの手のギミックはアメリカではファンの憎悪を集めるが、反米感情の強い国ではある種、正論とも取れるため人気を獲得し難い。
一方[[リンダ・マクマホン]]がイラク戦争に当初から個人的に反対していたり、反米ユニットが番組内のディベートで事実上勝利してしまう(結局はうやむやになるが)など経営陣は決して一枚岩ではないことが伺え、どちらかといえばビジネスのため政治思想をはっきりさせる、というのが実情のようである。
 
WWEのファン層は、メインロースター(RawおよびSmackDown)においては「WWEユニバース(WWE Universe)」と呼ばれ、NXTのファンは「NXTユニバース(NXT Universe)」と称される。
なお、近年は長年支持してきた共和党政権がもたらした[[イラク戦争]]の失敗、民主党政権への交代、金融危機の影響からイラク戦争開戦当初から前面に押し出してきたかつての反米ギミックの選手を公然と嘲り、アメリカを讃えるといった極端な保守色を薄めつつあり、慰問興行も減少傾向にある。
 
所属レスラーについては、メインロースターの選手を「WWEスーパースター(WWE Superstars)」と呼び、NXTの選手は「NXTスーパースター(NXT Superstars)」とされる。また、引退したレスラーは「WWEレジェンド(WWE Legends)」、WWE殿堂(WWE Hall of Fame)に選出された人物は「ホール・オブ・フェーマー(Hall of Famers)」と呼ばれる<ref>{{Cite web |title=WrestleMania expected to attract 120,00 fans to Bay Area - SFGate |url=https://web.archive.org/web/20150331102905/http://www.sfgate.com/entertainment/article/WrestleMania-expected-to-attract-120-00-fans-to-6145870.php |website=web.archive.org |date=2015-03-31 |access-date=2025-02-24}}</ref>。
=== WWEへのデビュー ===
新規に番組に出演する方法としてはレスリングやボディビル等の他のスポーツからのスカウト、他団体からの移籍、または[[タフイナフ]](2001年 - 2004年)や[[ディーヴァサーチ]]という番組内の新人発掘コーナーや、不定期に行われる[[トライアウト]]で優勝または合格、もしくは才能が認められる必要がある。こうしてWWEとの契約に至っても、そのほとんどはDevelopment Deal(育成契約)であり、すぐにRAW、またはSmack Downに登場するのは稀である。ほとんどの場合[[FCW (プロレス)|FCW]](Florida Championship Wrestling)というWWEのDevelopment Systemを担っているインディー団体でトレーニングや試合を行ってからRAW、SmackDown!での[[ダーク・マッチ]](テレビ放送されない試合)に出場し、認められたらRAW、Smack Down、または2010年2月開始のNXTでデビューする(NXT以前は一部の有望選手を除いて、放送を終了したECWでデビューするケースが多かった)。もっともDevelopment Dealにサインしたからと言って、WWEへの登場が保証されている訳ではなく、途中で解雇されることもあり得る。また育成期間もあらかじめ決まっている訳ではない。
 
=== 商標 ===
このような育成機関ともいえる団体としては、2005年8月から2007年4月までは[[DSW]]、2000年から2008年2月までは[[OVW]]があったが、契約を解消したと同時にFCWを新しく設立している。OVW出身のスーパースターは多く、バティスタ、ジョン・シナ、[[ニコラス・ディンスモア|ユージン]]等が挙げられる。また、これらの団体ではケガをしたスーパースターのリハビリやギミック(キャラ設定)がうまくはまらなかったスーパースターのギミックの練り直し等にも使われることがある。
WWEは非常に多くの商標を登録しており、2018年4月現在、世界最大の商標データベースであるGlobalBrandDatabaseに掲載されているだけでも3210件もの商標を登録している。会社名などはもちろん、リングネームや選手の技名も登録しており、有名選手名の出願が行われると話題になることもある<ref>{{Cite web|和書|title=世界的人気の裏に隠された、過去の経験から築かれた商標管理方法 |url=https://www.brandsecurity.gmo/post/世界的人気の裏に隠された、過去の経験から築かれた商標管理方法-2 |website=GMOブランドセキュリティ株式会社 |date=2018-04-24 |access-date=2023-01-18 |language=ja}}</ref>。また退団した選手が他団体でWWE時代のリングネームを名乗れなくなることが多く、他団体から移籍した選手がリングネームや技名を改名することも少なくない(例:[[ジョナサン・グッド|ディーン・アンブローズ]]→ジョン・モクスリー)。
 
=== 他団体との関係 ===
なお[[FCW (プロレス)|FCW]]にはそれぞれWWEのDevelopment Systemとは関係のない独自に契約を結んでいるレスラーもいる。彼らはNon-WWE-Talentとも呼ばれている。
かつてWWE1970~80年代には[[新日本プロレス]]と業務提携するなどしていたが<ref>{{Cite web |title=WWE殿堂入りの新間寿とは何者か。新日本プロレスの「過激な仕掛け人」。(堀江ガンツ) |url=https://number.bunshun.jp/articles/-/839843?page=1 |website=Number Web - ナンバー |access-date=2024-08-30 |language=ja}}</ref>、近年は他団体との人的交流は乏しかった。しかし、2024年以降、他団体との交流が再び活発化しつつある<ref>{{Cite web |title=WWE News: Colossal Update on WWE Working With Another Promotion, Sharing Talent? |url=https://www.si.com/wrestling/wwe-news-colossal-update-wwe-working-another-promotion-talent |website=SI |date=2024-04-19 |access-date=2024-08-30 |language=en-US}}</ref><ref>{{Cite web |title=Is WWE Interested In Working With Other Promotions? – TJR Wrestling |url=https://tjrwrestling.net/news/is-wwe-interested-working-other-promotions/ |website=tjrwrestling.net |date=2024-01-08 |access-date=2024-08-30 |language=en-US}}</ref>。
 
2015年には米国のインディ団体であるEVOLVEと提携し<ref>{{Cite web |title=411MANIA |url=https://411mania.com/wrestling/wwewwn-live-partnership-boosing-evolve-seminar-numbers-more/ |website=WWE/WWN Live Partnership Boosing EVOLVE Seminar Numbers, More |access-date=2025-02-24 |language=en-US}}</ref>、2020年には買収している<ref>{{Cite web |title=WWE buys EVOLVE, additional library content |url=https://www.f4wonline.com/news/wwe/wwe-buys-evolve-additional-library-content-314631/ |website=F4W/WON |date=2020-07-03 |access-date=2025-02-24 |language=en-GB}}</ref>。
また[[UPW (プロレス)|UPW]](Ultimate Pro Wrestling)というインディー団体もDevelopment Systemの一翼を担っている。この団体は前出の3団体とは異なり、Development Dealにサインしたレスラーを引き受けて育成するのではなく、WWEのオフィシャルタレントスカウトが所属レスラーからスカウトをするという方式がとられている。またペイパービューイベントなどでの重要な脇役の供給源でもある。
UPW出身のスーパースターは、[[ザ・プレデター|シルベスター・ターカイ]]、[[マーティー・ルバルカーダ]]が挙げられる。
 
2016年から2018年にかけては、英国のプログレス・レスリング<ref>{{Cite web |title=Photos: Sabre & Gallagher qualify for Cruiserweight Classic at PROGRESS |url=https://www.wwe.com/shows/cruiserweightclassic/gallery/cruiserweight-classic-progress-qualifying-photos#fid-40020752 |website=WWE |access-date=2025-02-24 |language=en}}</ref>、ICW<ref>{{Cite web |title=WrestleMania Axxess match lineup: NXT, 205 Live, PROGRESS, ICW and more |url=https://www.wwe.com/shows/wrestlemania/33/article/wrestlemania-axxess-live-match-schedule |website=WWE |access-date=2025-02-24 |language=en}}</ref>、ドイツのwXw<ref>{{Cite web |title=Wrestling News, NWA Women's Title Bout, PROGRESS Title Bout, WWE-WXW Relationship, WWE News {{!}} Fightful News |url=https://www.fightful.com/wrestling/fight-size-update-wwe-wxw-relationship-jazz-next-title-defense-progress-title-match-set-more |website=www.fightful.com |date=2018-10-01 |access-date=2025-02-24 |language=en}}</ref> などと提携し、2020年にはこれらの団体の試合がWWEネットワークで配信された。
=== 客層 ===
 
また、2016,17年には、WWE契約下の選手だけでなく、フリーランス選手やインディ団体所属選手も参加するトーナメント戦を開催している(WWEクルーザー級クラシック、[[WWEメイ・ヤング・クラシック|メイ・ヤング・クラシック]])。参加選手の中にはこのトーナメントがきっかけとなりWWEと契約した選手も何名か存在する。
WWEは現在家族揃って見ることができるファミリー路線を採用しているため、会場には家族連れや女性の観客も多い。こういったファン達(ライト層)と、プロレスに関する知識をある程度有する青年以上の層(ヘビー層)が主な客層となっているが、後者が観客の多数を占めていたアティテュード路線の時代と比べて異なるファン層が同じ会場にいるため、以前では見られない現象が起こっている。
 
ライト層がストーリーライン上ベビーフェイスと位置づけられるレスラーを応援するのに対し、ヘビー層はそれだけではなくレスラーに試合やパフォーマンスの出来を高く求める。このため両者が声援を送るレスラーにずれが生じ、ベビーフェイスでありながらブーイング、ヒールでありながら声援を送られるという通常では考えられない現象が見られるようになった。([[ジョン・シナ]]、[[CMパンク]]を参照)
2023年にはWWEレジェンドの[[ブッカー・T (プロレスラー)|ブッカーT]]が所有する米国のインディ団体、ROW(Reality of Wrestling)とNXTの提携が始まった。
 
2024年には[[TNAレスリング|TNA]]<ref>{{Cite web |title=Backstage Details on WWE Partnership with TNA Wrestling Amid Jordynne Grace Surprises |url=https://www.si.com/fannation/mma/news/backstage-details-wwe-partnership-tna-wrestling-jordynne-grace-surprises |website=MMA Knockout On SI |date=2024-05-30 |access-date=2025-02-24 |language=en-US}}</ref>、GCWと提携。中でもTNAとは2025年1月に複数年のパートナーシップ契約が締結され<ref>{{Cite web |title=WWE & TNA Wrestling announce multi-year partnership |url=https://www.wwe.com/article/wwe-tna-wrestling-announce-multi-year-partnership |website=WWE |access-date=2025-02-24 |language=en}}</ref>、TNAの選手がWWEの番組に登場(あるいはその逆も)することが時折見られるようになっている。また、日本においても[[プロレスリング・ノア]]などに対して選手を相互に派遣するなど、関係性を深めている団体もある(詳細後述)。
 
== 制作番組(ブランド) ==
WWEが制作するプロレス番組は主に[[WWE・ロウ|Raw]]、[[WWEスマックダウン|SmackDown]]、[[WWE・NXT|NXT]]の3つである。これらはブランドとも呼ばれ、ブランドごとに所属レスラー及び王座が分かれている。例えばRawが管轄する世界ヘビー級王座に挑戦するのは、多くの場合Raw所属のレスラーである。
 
RawとSmackDownの2つがWWEの看板ブランドであり、主力選手のほとんどがどちらかに所属する。残るNXTは元々は若手やWWE入団まもないレスラーの育成・調整のための場所であったが、放送時間の拡大やTV放送開始、業務提携団体([[TNAレスリング|TNA]]、[[AAA (プロレス)|AAA]])との交流や対抗戦の場として使用されており、現在はRawとSmackDownにつぐ3番目のブランドとしての地位を築いている。また2025年には新ブランドとして[[エボルブ (プロレス)|Evolve]]を開始したが、こちらはNXTに上がる前のより経験の浅い若手の育成などを担当する。
 
大会の開催場所については、RawとSmackDownは米国・カナダを中心に世界各国を巡業するが、NXTはフロリダ州[[オーランド]]にある自社施設、[[WWEパフォーマンスセンター]]を拠点としている。こちらはトレーニング施設や試合会場を備えた施設であり、NXTの放送も行われる。
 
== スケジュール ==
現在WWEが放送するプロレス番組は主にRaw、SmackDown、NXTの3つであり、それぞれ毎週月曜日、金曜日、火曜日に生放送される(日本時間ではそれぞれ火曜、土曜、水曜日の午前中である)。放送時間はRawが3時間、SmackDownとNXTは2時間である。
WWEのスケジュールは、基本的には毎週月曜日に「[[WWE・ロウ|RAW]]」の生放送と「[[WWE・スーパースターズ|WWE Superstars]]」の収録。火曜日に「[[スマックダウン|Smack Down]]」ならびに「[http://en.wikipedia.org/wiki/WWE_Main_Event WWE Main Event]」の収録を行う(海外ツアーなどが直後に開催される場合はRAWも収録になる)。「[[NXT]]」については不定期で収録される。収録されたSmack Downは毎週金曜日、NXTは毎週水曜日、WWE Superstarsは毎週木曜日に放送される。この他に週に何回かのテレビ収録のない興行([[ハウス・ショー]])を開催し、月に一度PPV([[ペイ・パー・ビュー]])形式で特番興行を行う。
 
RawとSmackDownの開催地は毎回異なり、海外開催の場合もある一方、「NXT」についてはフロリダ州内のWWEが管理する施設、[[WWEパフォーマンスセンター]]にて毎回開催している。
 
この他に週に何回かのテレビ収録のない興行([[ハウス・ショー]])を開催し、月に一度程度、週末にストリーミング配信する形式でPLE(プレミアム・ライブ・イベント、かつては[[ペイ・パー・ビュー]]と呼ばれていた)という特番を行う。多くの王座戦やドリーム・マッチはPLEで行われる。
 
おおまかに言えば、毎週放送の3番組でレスラー間の遺恨が深まり、PLEでその決着がつくという形となっている。
 
PLEは2000年は年12〜15回程度の開催であったが、2019年にはNXT主催のPLEも含めると26大会になっている。また近年はPLEの海外開催や[[スタジアム]]開催も積極的に行われている。
 
そのPLEの中で特に歴史ある5つのPLE([[ロイヤルランブル|Royal Rumble]]、[[レッスルマニア|Wrestle Mania]]、[[サマースラム|Summer Slam]]、[[WWEマネー・イン・ザ・バンク|Money in the Bank]]<ref group="注">2024年から昇格</ref>、[[サバイバー・シリーズ|Survivor Series]])については[[スタジアム]]で開催されるなど、盛大に行われる。その中でも最大のイベントが[[レッスルマニア|Wrestle Mania]]であり、第32回大会では主催者発表で10万人が来場した。
 
[[ハウス・ショー]]とはテレビ放送やネット配信のない大会のことを指す。 基本的に会場にいる観客しか見ることができないため、ストーリーの進行はなく、マイクパフォーマンスなども少なく、試合が主となる。最高王座を含めた王座戦が組まれることがほとんどだが、王座移動は稀である。厳密な時間調整が要求されるTVショーとは異なり、入退場時にファンとのハイタッチやツーショットの自撮りに応じることも多く、 また会場内の人しか見ることのできない"閉じたショー"であるため、普段は見られないような技や試合運びを見られることもある。また、新人レスラーや新キャラクターのテストの場ともなっている。
 
トップレスラーは世界中で生放送やハウス・ショーを行うためにアメリカ国内外を移動し<ref>{{Cite web |title=WWE wrestlers insane travel scheduled revealed since WrestleMania |url=https://www.mirror.co.uk/sport/other-sports/wrestling/wwes-insane-travel-schedule-cover-12431547 |website=The Mirror |date=2018-04-26 |access-date=2025-01-20 |language=en |first=Sam |last=Stride}}</ref><ref>{{Cite web |title=“10億人に見られる日本人”中邑真輔が語る、表現力の作り方 海外志向の選手が「見ておくべき映画」とは |url=https://www.oricon.co.jp/news/2303637/full/ |website=ORICON NEWS |date=2023-11-27 |access-date=2025-01-20}}</ref>、週2~3大会ペースで試合しながら、深夜には移動を開始するという過密スケジュールをこなしながら、パフォーマンス維持のトレーニングをせねばならず、さらには国内外のメディアのインタビューやテレビ出演に時間を割かねばならないなど過酷な勤務形態も問題になっていた。過去にはこの過酷さに退団する者や、肉体の痛みをごまかすため鎮痛剤を服用した影響とみられる死亡事故が起こっていた<ref>{{Cite web|title=プロレス界も薬物検査へ/WWE、有名選手の死契機|url=http://www.shikoku-np.co.jp/sports/general/20051208000031|website=四国新聞社|access-date=2025-09-09}}</ref><ref>{{Cite web|title=35歳のハンサムボディビルダー、その悲しい突然死からインスリンの危険性を考える|url=https://www.esquire.com/jp/menshealth/fitness/g177967/lifestyle-health-bodybuildersdeath17-1201/|website=Esquire|date=2017-11-30|access-date=2025-09-09|language=ja-JP}}</ref>。しかし、現在のトップクラスの選手は休暇を取ることも多く<ref>{{Cite web|和書|title=【WWE】ビアンカ・ブレアが長期休暇を取ると報じられる。メディア対応を含め、活動は団体内でも高評価 |url=https://wrestling-now.net/archives/27232 |website=Wrestling-NOW.net レスリングナウ |date=2023-08-30 |access-date=2023-09-11 |language=ja |last=BAnjaku}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=WWEシャーロット・フレアーが無期限活動停止 アンドラデと結婚準備の休暇と米メディア報道も - プロレス : 日刊スポーツ |url=https://www.nikkansports.com/battle/news/202205120000378.html |website=nikkansports.com |access-date=2023-09-11 |language=ja}}</ref>、中邑真輔によれば、smackdownやハウスショーが終わって月曜日に帰宅してから木曜日の夕方までは休むことができ、家族行事などで休暇を取ることもできると語っている<ref>[[テレビ東京]]「[[あちこちオードリー]]」2024年8月21日放送分より</ref>。
 
宿泊施設、食事、トレーニングジムの確保、会場移動は航空機代を除いた費用も含めて完全に自己に任せている<ref>{{Cite web |title=10 Things Fans Don't Know About WWE's Travel Schedule |url=https://www.thesportster.com/wrestling/things-fans-dont-know-about-wwes-travel-schedule/ |website=TheSportster |date=2018-12-25 |access-date=2023-04-14 |language=en |first=Alex |last=Passa}}</ref>。なお、NXTは集団でのバス移動が多い<ref name=":1">{{Cite web|和書 |title=“落ちこぼれ”はWWEスーパースターに…KAIRIが明かしたスターダム帰還「まだやれる、やり残したことがある」《特別グラビア》(橋本宗洋) |url=https://number.bunshun.jp/articles/-/852488?page=2 |website=Number Web - ナンバー |access-date=2023-04-14 |language=ja}}</ref>。
 
== タイトルホルダー ==
{|class="wikitable"
|+[[WWE・ロウ|RAW]]の王座
!タイトル
!保持者
|-
|[[世界ヘビー級王座 (2023)|世界ヘビー級王座]]
|[[セス・ロリンズ]]
|-
|[[女子世界王座]]
|[[ステファニー・バッケル]]
|-
|[[世界タッグチーム王座|世界タッグ王座]]
|[[ジャッジメント・デイ (プロレス)|ジャッジメント・デイ]]
|-
|[[WWE・インターコンチネンタル王座|WWEインターコンチネンタル王座]]
|[[ドミニク・ミステリオ]]
|-
|[[WWE女子インターコンチネンタル王座]]
|[[ベッキー・リンチ]]
|}
{|class="wikitable"
|+[[スマックダウン|SmackDown]]の王座
!タイトル
!保持者
|-
|[[WWE王座 (世界ヘビー級)|WWE王座]]
|[[コーディ・ローデス]]
|-
|[[WWE女子王座]]
|[[ジェシカ・ウォイニルコ|ティファニー・ストラットン]]
|-
|[[WWEタッグチーム王座|WWEタッグ王座]]
|[[デクスター・ルミス]]<br />[[ジョー・ゲイシー]]
|-
|[[WWE・ユナイテッドステイツ王座|WWE US王座]]
|[[ラミ・セベイ|サミ・ゼイン]]
|-
|[[WWE女子ユナイテッドステイツ王座|WWE女子US王座]]
|[[ジュリア (プロレスラー)|ジュリア]]
|}
{|class="wikitable"
|+RAW・SmackDownの共有王座
!タイトル
!保持者
|-
|[[WWE女子タッグチーム王座|WWE女子タッグ王座]]
|[[シャーロット・フレアー]]<br />[[アレクサ・ブリス]]
|-
|[[クラウン・ジュエル王座]]
|[[コーディ・ローデス]]
|-
|[[女子クラウン・ジュエル王座]]
|[[リヴ・モーガン]]
|}
{|class="wikitable"
|+[[WWE・NXT|NXT]]の王座
!タイトル
!保持者
|-
|[[NXT王座]]
|[[アイザック・オドゥベサン|オバ・フェミ]]
|-
|[[NXT女子王座]]
|[[ジェイシー・ジェイン]]
|-
|[[NXTタッグチーム王座|NXTタッグ王座]]
|[[ネイサン・フレイザー]]<br />[[アクシオム]]
|-
|[[NXT北米王座]]
|[[リッキー・スタークス|リッキー・セインツ]]
|-
|[[NXT女子北米王座]]
|[[ソル・ルーカ]]
|-
|[[NXTヘリテージ・カップ]]
|[[チャーリー・デンプシー]]
|}
 
== 歴史 ==
=== 設立以前 ===
[[ビンス・マクマホン]](ビンセント・ケネディ・マクマホン)の祖父の[[:en:Roderick McMahon|ロドリック・ジェス・マクマホン]]は[[1925年]]から[[ニューヨーク]]のMSG([[マディソン・スクエア・ガーデン]])を拠点として[[プロレス]]、[[ボクシング]]の興行を行っていたプロモーターだった。[[第二次世界大戦]]前後の一時期はMSGがプロレスの興行を行っていなかったために[[ワシントンD.C.]]を中心に活動。[[1954年]]の彼の死後は息子でビンス・マクマホンの父、[[ビンス・マクマホン・シニア]](ビンセント・ジェームス・マクマホン)が興行会社の'''キャピトル・レスリング・コーポレーション'''(''Capitol Wrestling Corporation'')を引継ぎ、[[1956年]]からMSGに再進出。激戦区ニューヨークで唯一MSGのプロレス興行権を獲得した。[[アントニオ・ロッカ]]や[[バディ・ロジャース]]をメインイベンターとして興行を行い、格闘技・プロレスの殿堂と呼ばれるMSGの伝統を引き継いだ。[[1948年]]に発足した[[NWA (プロレス)|NWA]](''National Wrestling Alliance'')にも加盟して大物プロモーターとして大きな発言権を得た。
 
=== WWWF時代 - WWF時代(1963年~1982年) ===
[[1963年]]、ビンス・マクマホン・シニアは自派の[[バディ・ロジャース]]から[[:en:Sam Muchnick|サム・マソニック]]派の[[ルー・テーズ]]へのNWA王座の移動を認めず、3月に試験的にWWWA(''World Wide Wrestling Association'')を、5月にはNWAを脱退して'''WWWF'''(''World Wide Wrestling Federation'')を設立。同時にロジャースを初代[[WWE王座|WWWF王者]]に認定して5月14日にロジャースを破って王者となった[[イタリア]]系の[[ブルーノ・サンマルチノ]]を新団体の絶対的な主人公とした。NWA再加盟後の[[1970年代]]前半には[[プエルトリコ]]系の[[ペドロ・モラレス]]、中頃には再びサンマルチノから[[スーパースター・ビリー・グラハム]]へ、1970年代終盤から[[1980年代]]前半にかけては[[ボブ・バックランド]]へと王座と主人公の座が移っていった。当時のアメリカプロレス界は北部の[[アメリカン・レスリング・アソシエーション|AWA]](''American Wrestling Association'')、東部のWWWF、南西部のNWA加盟団体を中心に、各地区のプロモーターが暗黙の不可侵条約を結んでいた時代であり、WWWF所属だった[[アンドレ・ザ・ジャイアント]]が各地にゲスト出場して親善大使的な役割を務めた。[[1979年]]3月、団体名を'''WWF'''(''World Wrestling Federation'')に改称。
 
=== ビンス・マクマホン・ジュニアによる運営の開始(1982年~1995年) ===
[[1982年]]6月、大学を卒業後リングアナウンサーやプロモーターをしていた[[ビンス・マクマホン|ビンス・マクマホン・ジュニア]]と妻[[リンダ・マクマホン|リンダ]]が不仲であったマクマホン・シニアからWWFの親会社キャピトル・レスリング・コーポレーションを譲渡ではなく株式の買収という形で手に入れて、新会社'''タイタン・スポーツ'''(''Titan Sports, Inc.'')を設立。
 
[[1983年]]末、ビンス・マクマホンはWWFの全米進出によるプロレス界の統一に着手、当時[[アメリカン・レスリング・アソシエーション|AWA]]に在籍していた[[ハルク・ホーガン]]を筆頭に、NWAからも[[ロディ・パイパー]]や[[ポール・オーンドーフ]]など各地の有力選手を次々と引き抜いた。テレビ局からNWAの試合を放送していた枠の放送権を買い取ると、同年12月27日、いきなりNWAの本部が置かれていた[[セントルイス]]で興行を行った。以降も次々と他団体への[[M&A]]や同様のケーブルテレビ番組を利用した中継等により事業を大幅に拡大。この一連の侵略行為は旧来のプロモーターから[[1984年 (小説)|同名の有名SF小説]]に準えて「'''1984'''」と呼ばれた。
 
[[1985年]]には歌手の[[シンディ・ローパー]]やホーガンと共に、[[ロッキー (映画)|ロッキー3]]にも出演したアクションスター[[ミスター・T]]を[[MTV]]のプロレス特番に出演させ注目を集めると、同年[[3月19日]]に[[ニューヨーク]]の[[マディソン・スクエア・ガーデン]]で第1回の[[レッスルマニア|WrestleMania]]を開催。ローパーの他にも元[[ニューヨーク・ヤンキース]]監督の[[ビリー・マーチン]]や元ボクシング世界王者の[[モハメド・アリ]]、ショー・[[ピアニスト]]の[[リベラーチェ]]といった著名人らを招き、ホーガンやミスター・Tをメインで戦わせたこのイベントは約2万人の観客を集め、プロレスイベントとしては異例の400万ドルの興行収益をあげた。全米がホーガンを中心としたプロレス・ブームに沸き、この現象はマスコミから「レスリング・[[ルネサンス|ルネッサンス]]」と称された。さらに2年後の[[レッスルマニアIII|WrestleMania III]]ではメインにホーガンvsアンドレ戦を組んで[[デトロイト]]のシルバードームに9万3173人の観衆を集め、大人から子供まで、あらゆる世代が一緒に楽しめる'''ファミリー・エンターテインメント'''として、全米マット界での圧倒的な人気を証明してみせた。
 
ホーガンがプロレスの現場から離れがちになった[[1988年]]から[[1992年]]頃は[[ランディ・サベージ]]や[[アルティメット・ウォリアー]]、[[シッド・ビシャス|シッド・ジャスティス]]や[[ジ・アンダーテイカー]]らが団体の主役の座を担った。また旧NWAから誕生した[[WCW]](''World Championship Wrestling''))の[[絶対王者]]、[[リック・フレアー]]の電撃移籍といった事件もあった。
 
この頃、会社全体での[[アナボリックステロイド|ステロイド剤]]流通への関与、それに伴うレスラーたちのステロイド剤使用疑惑が発覚、[[連邦捜査局|FBI]]による捜査が行われるまでの事件に発展して裁判は数年続き、被告としてビンスが出廷する事態となったが最終的には証拠不十分により、無罪判決に落ち着いた。だがこの事件の影響は大きく、団体に溢れていたスーパーヘビー級の「[[マッチョ|筋肉マン]]」タイプの選手たちは一気にフェードアウトしていく。代わって主役の座を手にしたのは技巧派で体型もナチュラルな[[ブレット・ハート|"ヒットマン" ブレット・ハート]]だった。
 
[[1993年]]には「[[WWE・ロウ|Monday NightRAW]]」(後に「RAW Is War」、「RAW」と改称)の放送を開始。[[ケビン・ナッシュ|ディーゼル]]、[[スコット・ホール|レイザー・ラモン]]、[[ショーン・マイケルズ]]らが台頭してブレットなどと共に'''New Generation'''(ニュー・ジェネレーション)と呼ばれた。一方、ホーガン、サベージなどかつての団体のスター選手たちの多くはWCWへと移籍してWCWは徐々にWWFに対抗するほどの人気を獲得していった。
 
=== Monday Night Wars - Attitude時代(1995年~2002年) ===
[[1995年]][[9月4日]]、[[エリック・ビショフ]]が副社長に就任した[[WCW]](オーナーは[[テッド・ターナー]])が「'''Monday Night RAW'''」の裏番組として「'''[[WCWマンデー・ナイトロ|Monday Nitro]]'''」の放送を開始、両番組の視聴率争いが始まった。WCWはナイトロ第一回放送でいきなり前日までWWFの大会に出場していた[[レックス・ルガー]]を引き抜いて登場させた。これを引き金とし、WWFとWCWは「'''[[マンデー・ナイト・ウォーズ|Monday Night Wars]]'''(月曜夜の視聴率戦争)」と言われる程の壮絶な視聴率合戦が繰り広げられた。
 
一時期は人気選手の相次ぐ引き抜きや[[ニュー・ワールド・オーダー|nWo]]というユニットの大ヒット、無敵のスーパースター[[ビル・ゴールドバーグ]]の大ブレイクなどでWCWがリードし、[[1996年]][[6月10日]]から[[1998年]][[4月13日]]まで実に84週間連続でナイトロはロウの視聴率を上回った。それに対しWWFは[[1997年]]以降、[[D-ジェネレーションX|D-X]]や、[[ストーン・コールド・スティーブ・オースチン]]に代表される悪ふざけやお色気の要素を取り入れた'''Attitude'''(アティテュード、態度不愉快な、ケンカ腰の態度といった意味合いも持つ語)路線に切り替え 、団体オーナーの[[ビンス・マクマホン]]と看板レスラーの[[ストーン・コールド・スティーブ・オースチン]]との抗争で人気を逆転させた。
 
このプロレス史に残るオースチンvsマクマホン抗争に加え、[[ミック・フォーリー|マンカインド]]もその「自虐的」とも評される[[ハードコア・レスリング|ハードコア・スタイル]]でカルト的な人気を集める。マイケルズは1998年に一時引退するものの、マンカインドとの連戦を通して若手の[[ドウェイン・ジョンソン|ザ・ロック]]と[[トリプルH]]が次代の主役の座を掴み一気にスターダムに駆け上った。二人はすぐにオースチンと肩を並べるまでになり、WWFのストーリーはこの三人を中心として動いていく。そこに元[[夏季オリンピック|オリンピック]][[金メダル|金メダリスト]]から転身した[[カート・アングル]]、WCWから移籍した[[ポール・ワイト|ビッグ・ショー]]、[[クリス・ジェリコ]]、[[クリス・ベノワ]]らが加わり、レスラー層も充実。[[1999年]]夏からは毎週放送のプロレス番組である[[スマックダウン|SmackDown!]]の放送も開始、WWFの優位が徐々に確立されていった、
 
1999年頃からWCWはストーリーラインの迷走から視聴率が急低下し、もともと組織の統制が取れていなかったこともあり内部崩壊に至った。奥の手としてWWFの脚本を書いていた放送作家[[:en:Vince Russo|ビンス・ルッソー]]を引き抜くがそれも裏目にでて自体はさらに悪化。一時期失脚していた[[エリック・ビショフ]]を復権させるも状況を好転させることはできなかった。[[2001年]]1月には米国第三の規模の団体であった[[ポール・ヘイマン]]をはじめとした、[[ECW]]が経営難から活動停止・破産し、WWFはECWの全ての権利を買い上げ債権を回収。さらには同年[[3月23日]]、ついに莫大な赤字を計上して経営破綻した[[WCW]]を買収した。これによって「Monday night war」も終結し、しばらくの間米国のプロレス界は事実上WWFの一人勝ち状態となったほか、世界最大のプロレス団体の座もそれ以降保持し続けている。
 
Monday night warsが繰り広げられた1990年代後半は全米で空前のプロレスブームが起きき、街中にプロレスTシャツを着た人が溢れかえったという逸話もある。しかしこの抗争の間には「[[モントリオール事件]]」や[[オーエン・ハート]]の事故死など、いくつかの不祥事や事故も発生している。
 
WCW買収後は「WCWオーナー」役で番組に登場したビンスの息子[[シェイン・マクマホン]]を中心に、WWFに入団した旧WCW、ECWの選手たちによって[[アライアンス (プロレス)|WCW・ECW連合軍(アライアンス)]]が結成され、実際の買収劇が番組内のストーリーとして取り込まれるが、結局この抗争は振るわずフェードアウトしていった。その後、[[11月18日]]に[[ダッドリー・ボーイズ]]によりWWFタッグ王座とWCWタッグ王座が統一、[[12月9日]]にはクリス・ジェリコによってWWF王座とWCW王座が統一され、WWF統一王座が誕生した。
 
=== 団体名変更以降(2002年~2011年) ===
WCW、ECWといった競争相手買収後は、競争相手不在によりWWE自体の観客動員や視聴率で苦戦したり、一回り小さいアリーナを使うことが増えた時期もあった。[[2002年]]には長年にわたる同名のWWF([[世界自然保護基金]])との名称を巡る裁判に敗れ、[[5月6日]]団体名を'''WWE'''へと改称<ref name="CRC2003"/><ref name="GetFOut">{{cite web|title=World Wrestling Federation Entertainment Drops The "F" | publisher=WWE Corporate |date=May 6, 2002 |url=https://corporate.wwe.com/news/2002/2002_05_06.jsp| accessdate=2010-12-15}}</ref>(Eは"Entertainment"を表し、公式発表では「よりエンターテイメントを追求するための改称」とされる<ref name="GetFOut"/>)。同時に親会社タイタン・スポーツの名称もWWEに統一した。
 
[[2001年]]末には団体の共同オーナー([[シェイン・マクマホン|シェイン]]と[[ステファニー・マクマホン=レヴェック|ステファニー]]から団体の株式50%を購入したという番組内の設定)として[[リック・フレアー]]が、[[2002年]]の[[レッスルマニアX8|WrestleMania X8]]前には[[ニュー・ワールド・オーダー|nWo]]のメンバーとして[[ハルク・ホーガン]]がWWEに復帰、ストーリー上重要な登場人物となる。元WCW、ECWのレスラーを多く雇用し、ストーリーが賄いきれなくなったことから[[3月25日]]に開催されたRAWでビンスGMのSmackDown!、[[リック・フレアー]]GMのRAWの間でドラフトを開催。両オーナーがスーパースターを一人ずつ(場合によっては1組)指名していき、それぞれの番組の専属スーパースターとさせることとなった。これ以降、RAWとSmackDown!は別ブランドとしてストーリーを進行させていくことになった。
 
時を同じくして、団体の象徴であったオースチンが怪我により事実上の引退、ザ・ロックも[[映画]][[俳優]]に転向を計画しリング上から離れがちになり、RAWではトリプルHを中心とした王座戦線を展開。2003年3月には、かつてのライバルWCWの最大のスターだった[[ビル・ゴールドバーグ|ゴールドバーグ]]をついに獲得したが、90年代後半のようなプロレスブームの再燃にはならなかった。ゴールドバーグは世界ヘビー級王座を獲得するも2004年の3月には引退した。
 
その中で[[ランディ・オートン]]、[[デビッド・バウティスタ|バティスタ]]、[[アダム・コープランド|エッジ]]等の有望な世代が成長し新たなメインイベンターとなる。SmackDown!ではレスリング出身の[[ブロック・レスナー]]が史上最年少でWWE王座を獲得する等大いに期待されたが、NFL挑戦のために退団。その後はWWE王座に縁の無かった[[エディ・ゲレロ]]、[[ジョン・レイフィールド|JBL]]がWWE王座を獲得。[[ジ・アンダーテイカー]]、[[カート・アングル]]、[[ポール・ワイト|ビッグ・ショー]]、[[レイ・ミステリオ・ジュニア|レイ・ミステリオ]]等のベテランも活躍し、王座戦線を盛り上げた。[[D-ジェネレーションX]]の復活もまた往年のファンを楽しませ、新しいファンの獲得に一役買った。そんな中、抜群のレスリングセンスとカリスマ性がある[[ランディ・オートン]]に、女性や子供に人気のある[[ジョン・シナ]]が徐々にメインイベンターへと上り詰めた。[[クリス・ジェリコ]]や[[グレン・ジェイコブズ|ケイン]]らはその安定した実力をもってして脇を固めるなどし、便利屋のポジションからこの時期を支えた。
 
また、リング外では2002年にWWE Filmsを設立し、映画およびテレビ番組の映像コンテンツの強化を行った。
 
[[2004年]]という年はオートン、シナ、エッジ、バティスタ等新世代の時代が始まりの年となった。この4人以外にもカリート、Mr.ケネディ、MVP等の若手がデビューしている。それと時を同じくして、選手の出入りのペースが早まるようにもなった。
 
これ以降、アティテュード時代の雄であるオースチンらは特別な回にしか登場しないが、オートン、シナ、エッジ、バティスタ等の新世代が主力となり、90年代から出場しているトリプルH、アンダーテイカー、ショーン・マイケルズ等のベテランの力を借りながら世代交代を着実に進めていったが、その裏で、[[ブッカー・ハフマン|ブッカー・T]]、[[カート・アングル]]等トップレスラーの大量離脱やレスラーのドラッグ使用等の課題も多く、また、[[2005年]]の[[エディ・ゲレロ]]・[[2007年]]の[[クリス・ベノワ]]の死去はWWEに大きなショックを与えた。
 
しかしながら、[[タフイナフ]]や[[ディーヴァサーチ]]といった育成番組出身の[[ミシェル・マクール]]、[[マイク・ミザニン|ザ・ミズ]]、[[ジョン・ヘニガン|ジョン・モリソン]]が新たな番組の中心スターとして活躍し、また、[[コーディ・ローデス]]、[[テッド・デビアス・ジュニア]]、[[マイケル・マクギリカティ]]、[[ウーソズ]]、[[ナッティ・ナイドハート|ナタリヤ]]、[[サロナ・ライアー|タミーナ]]など80年代〜90年代のWWFを支えたレスラーの血を引く若手スーパースターが数多く在籍し、この時代を支えてきた。
 
[[2006年]]、Monday Night War時代にハードコア路線でWWF、WCWと興行戦争を行っていたECWがWWE傘下で復活することが決定。Monday Night Wars時代にECWを率いていた[[ポール・ヘイマン]]が番組の指揮を執り、[[ロブ・ヴァン・ダム]](RVD)、[[サブゥー]]、[[サンドマン (プロレスラー)|サンドマン]]等1990年代の旧ECWの人気選手が参戦したこともあり大きく注目されたが、番組復活直後からかつての過激なハードコア団体ECWとは全く違った団体となってしまったことが露呈。多くの名選手がTNA移籍のため参戦不可となり、人材不足からてこ入れとして旧ECWとは関係の無かった選手をメインイベンターとして起用せざるを得なくなる。最終的には当初のコンセプトはなかったこととなり、WWEに初登場する新人のためのデビューの場として、ほとんど若手育成のための番組と移行していった。
 
同年には、WWE Films初の単独制作映画の「[[シー・ノー・イーヴル 肉鉤のいけにえ]]」を公開。映画製作に乗り出し、後に映画部門はWWE Studiosに改名。多くの映像作品を生み出している。
 
[[2007年]]、下部団体として[[FCW (プロレス)|FCW]]を設立。[[アルベルト・エル・パトロン|アルベルト・デル・リオ]]や[[ウーソズ]]など多くのメインイベンターを排出する。
 
[[2008年]]1月の[[ロイヤルランブル|Royal Rumble 2008]] より映像のHD化が行われた。テレビ放送も翌日から移行。
 
[[2009年]]4月からはブランド共通で選手が登場する[[WWE・スーパースターズ|WWE Superstars]]が、2010年2月からは新人育成番組[[WWE・NXT (TVシリーズ)|NXT]]の放送を開始した。
 
=== ブランド統一 - 再分割(2011年~2020年) ===
[[2011年]]4月より、社名を「World Wrestling Entertainment」から「WWE, Inc.」に変更し、それまで「World Wrestling Entertainment」で扱われていたブランド名も全て「WWE」に統一されることになった<ref>[https://www.oricon.co.jp/news/86457/full/ WWEが新ブランド戦略 トリプルHが新人開発部門トップに就任] - oricon English 2011年4月26日</ref>。各種テレビ番組の開発推進と共に、タレント開発部門(部門統括には[[トリプルH]]が就任)を発足させている。
 
8月29日、RAWとSmackDownの番組としてのブランドは残しつつ、ストーリーの共通化とスーパースターの両番組への出演の柔軟化(以降ほぼ無制限に両番組に出演できるようになった)が発表され、実質的にRAWとSmackDownの統合がなされた。各スーパースターは、その後しばらくの間はいずれかのブランドに所属していたが、後述する2016年のドラフトまで、所属ブランドという概念も無くなり、全て共通してWWE所属という扱いになっていた。タイトルも全てWWE管理に統一され、[[2013年]]12月15日にはこれまで最高位として存在していた世界ヘビー級王座が廃止、統合された。それまで、各ブランド独自に主催していたハウス・ショーにもブランドに関係なく全てのスーパースターが出演する様になった。
 
[[2012年]]、WWE下部団体であったFCWと新人発掘番組のNXTが統合され、[[WWE・NXT|NXT Wrestling]]として始動。[[フロリダ州]]に位置するフルセイル大学を会場とし、数回分の収録をまとめて撮影し放送する体制を取っていた。2013年にNXTと改称された。
 
[[2014年]]、1980年代にWWFに所属した[[ビリー・ジャック・ヘインズ]]が当時受けた頭部へのダメージや[[脳震盪]]が原因で[[慢性外傷性脳損傷]](CTE)を患ったとしてWWEを相手に告訴を行った<ref>{{cite web|url=https://411mania.com/wrestling/former-wwe-superstar-billy-jack-haynes-suing-wwe-for-egregious-mistreatment-of-wrestlers/|title=Former WWE Superstar Billy Jack Haynes Suing WWE for ‘Egregious Mistreatment’ of Wrestlers|accessdate=2016-06-03|publisher=411mania.com (October 25, 2014)}}</ref>。ヘインズ対WWE訴訟は2016年末までに[[ロード・ウォリアー・アニマル]]ら、60名余りのWWF/WWEに所属した経験を持つ元レスラーがCTE患者として原告に名を連ねる集団訴訟に発展した<ref>[https://wweconcussionlawsuitnews.com/plaintiffsformer-wrestlers/ Plaintiffs/Former Wrestlers] – WWE Concussion Lawsuit</ref>。これに対して司法側は原告の元レスラーたちの多くがWWE以外の他団体でも活動していた事に加えて、そもそも現在の技術ではCTEの診断が患者(と目される人物)の死後にしかできないことに着目し<ref>[https://www.sites.google.com/site/wrestlingscout/home/updates/themostnotablewwfwwelawsuits1990-2018 The Most Notable WWF/WWE Lawsuits (1990 - 2018)] - wrestlingscout</ref>、WWEでの試合のみにCTEとの因果関係を帰結させることは困難として請求を却下している。<br>但し、クリス・ベノワは死後の解剖の結果、重度のCTEであったと診断されている。更に2009年に死去した「テスト」こと[[アンドリュー・マーチン]]もCTEと診断されている。これを受けてWWEは頭部への攻撃について、凶器攻撃の際は頭部ではない場所を攻撃する、パイルドライバーなど頭部への衝撃を逃すことができない技の使用を禁止する<ref group="注">アンダーテイカーやケインのツームストーン・パイルドライバーは両者のフィニッシャーである為、改良(膝で頭部をロックしてリングに頭が当たらないようにしている)の上で例外的に使用を許可されている。セス・ロリンズのカーブストンプは頭部をリングに叩きつける技なので上述の訴訟期間中は使用を禁止していたが、受け身が取れない技ではない(叩きつけられる際にスピードを調整できる上に顔面がリングに叩きつけられる前に腕で衝撃を抑えることができる)ので訴訟以後は使用している。</ref> などの自主規制をヘインズ対WWE訴訟以前から行っている。
 
同年、インターネットを介して視聴可能な有料の24時間ストリーミングビデオサービス(WWE Network)を2月24日から開始すると発表した。PLEを含む全試合のライブ中継、WWEが放映権を持つ過去の映像(WCWやECWも含む)、テレビ放映時にはカットされるような試合前後のレスラー達の動き、独自番組などをオンデマンド配信を始めた。日本では[[2016年]][[1月5日]]からサービス開始となった。
 
[[2016年]]7月19日、RAWとSmackDownの再分割が行われる。また、その際に各スーパースター選手の所属ブランド移籍を決めるドラフトが再始動されることになり、[[2017年]]以降はスーパースターシェイクアップという名で続いている。
 
=== 新型コロナウイルス以降(2020年~2023年) ===
PPV興行は2002年までは年12回行われていたが、2ブランド制への移行により2003年からRAW、SmackDown!単独開催の場合と両ブランド共催の二形態になり、2005年からは14本、2006年はECWも含めて16本に増えた。しかし、その多さゆえシナリオがきちんと成り立っていなかったり、またレスラーの疲労も激しいため2007年から計15本、3ブランド共催の形になり、2008年からは計14本、2010年からは13本となっている。そのPPVの中で歴史ある4つのPPV([[ロイヤルランブル|Royal Rumble]]、[[レッスルマニア|Wrestle Mania]]、[[サマースラム|Summer Slam]]、[[サバイバー・シリーズ|Survivor Series]])をBig Four(ビッグ・フォー)と呼び、その中でも最大のイベントが[[レッスルマニア|Wrestle Mania]]であり、2014年に30回目を数える大興行である。PPVはWWEにとって大きな収入源となっており、通常その様子の動画は一般放送では流されない。
2020年3月以降、[[新型コロナウイルス感染症 (2019年)|新型コロナウイルス]]の[[新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)|世界的な感染拡大]]に伴い全米各地で外出禁止令が発出、WWEの有観客興行も事実上不可能となり、無観客大会の録画放送を始めたところ<ref>{{Cite web|title=米WWE、「レッスルマニア」は無観客で実施 会場も変更|url=https://www.cnn.co.jp/showbiz/35150938.html|website=CNN.co.jp|access-date=2025-09-15|language=ja}}</ref>、同年4月9日、フロリダ州知事が食料品店や病院などと並びプロレス中継を「必要不可欠なサービス」として認定。4月13日からフロリダ州オーランドにあるパフォーマンスセンターにて試合の生放送を再開した<ref>{{Cite web|和書|date=2020-04-14 |url=https://www.cnn.co.jp/showbiz/35152364.html |title=WWEのプロレス実況再開 「不可欠なサービス」と認定 |publisher=CNN |accessdate=2020-04-13}}</ref>。その一方、4月15日には予算削減措置に言及。幹部の給与の引き下げとともに<ref>{{Cite web|title=カート・アングルも…WWE、レスラー20人ら大量解雇、新型コロナで収益悪化 - スポニチ Sponichi Annex 格闘技|url=https://www.sponichi.co.jp/battle/news/2020/04/17/kiji/20200417s00003000081000c.html?page=1|website=スポニチ Sponichi Annex|access-date=2025-09-15|language=ja}}</ref>、王者経験者である[[ミロ (プロレスラー)|ルセフ]]や[[カート・アングル]]などの解雇が発表された<ref>{{Cite web|和書|date=2020-04-16 |url=https://www.cnn.co.jp/showbiz/35152486.html |title=米WWE、一部プロレスラーを解雇 新型コロナ拡大受け |publisher=CNN |accessdate=2020-04-16}}</ref><ref>{{Cite web|title=WWEがカール・アンダーソン&ルーク・ギャローズらを新型コロナの影響で解雇|url=https://battle-news.com/?p=58173|website=バトル・ニュース|access-date=2025-09-15|language=ja}}</ref>。
 
日本国内での事業にも影響を与え、7月に開催予定だった3大会([[7月2日]]・[[大阪府立体育会館]]大会、[[7月3日]]~[[7月4日|4日]]・[[横浜アリーナ]]大会)を中止<ref name="2020Live Japan">[https://wwe.co.jp/news-20200606-vol1/ WWE Live Japan開催中止のお知らせ] - WWE日本公式サイト 2020年6月6日</ref>。また3月に選手契約を締結していた[[Sareee]]についても渡米が困難な事態に陥った事から、WWE所属のまま日本国内での活動を許可する決定を下した<ref>[https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/202033 所属はWWE! Sareee異例の許可で国内活動を再開] - 東京スポーツ 2020年8月7日</ref>。
[[ハウス・ショー]]はテレビショー同様、ブランド別に開催している。そのため、他のテレビショーとスケジュールを合わせる必要はなく、例えばRAW収録日にSmack Downが別の都市でハウス・ショーを開催することも一般的である。PPV興行前日、前々日もハウス・ショーを開催することも多く、また海外公演のハウス・ショー(基本的に海外公演はハウス・ショーで行なわれる)も毎月のように開催しているため、WWEのスケジュールの過密さを物語っている。ハウス・ショーではテレビショーで見られるような華やかな演出はなく、淡々と進行する。ファンとの交流イベントやテレビショーでは見られないようなパフォーマンスを見せてくれることもある。また、[[ダーク・マッチ]]同様、新人レスラーやギミックのテストの場となっている。ハウス・ショーは週2回(PPV除く)土曜日は必ずハウス・ショーに割り当てられ、それ以外はオフか試合以外の活動を行う。大きな休みを取れるのは、[[年末]][[年始]]の一週間のみでその週は一年の総集編が組まれている。
 
[[2021年]]5月26日、同週に入って管理職を含めた35人のバックステージスタッフを解雇したと複数のアメリカメディアが報じた。主にテレビ制作とデジタルコンテンツ制作で重複している業務を統合した影響で大量解雇につながったと見られ<ref>[https://www.nikkansports.com/battle/news/202105270000266.html WWEが裏方スタッフ35人以上を解雇と米報道 敏腕実況アナも退任] 日刊スポーツ 2021年5月27日10時56分 (2021年6月5日閲覧)</ref>、さらに、2021年9月2日付の日本政府官報で日本法人となるWWEジャパン合同会社の解散公告があった。同月1日に全従業員が解散に同意したものとされる。米メディアによると、その流れによる組織変更の一環だと伝えている<ref name=":6">[https://www.nikkansports.com/battle/news/202109030000302.html 「WWEジャパン」解散 100人超の選手、スタッフ解雇の流れの一環] 日刊スポーツ 2021年9月3日11時55分 (2021年9月3日閲覧)</ref>。結果として、WWEでは新型コロナウイルス感染拡大の影響で経営的な問題があったとして100人を超える選手、スタッフが解雇された<ref name=":6" />。
宿泊施設、食事、会場移動は自己に任せ、移動手段も集団でバス移動ではなく、会場入り時間を教え、厳守してもらう以外は全て自由で個人個人好きな移動手段で会場に入る。これはアメリカンプロレスでは一般的な移動手段であり、その中で経費削減のためアングル上対立しているスーパースター同士が一緒の車で移動したりプライベートでは行動を一緒にしていることも起きる。また[[ディーヴァ (プロレス)|ディーヴァ]]は試合前に練習を行うため、会場入りが早く設定されている。
 
2022年6月、会長兼CEOのビンス・マクマホンが不倫関係にあった元従業員に300万ドル(日本円換算で約3億9000万円)の口止め料を支払ったとされる問題をWWE取締役会が調査していると報道<ref>{{Cite web|和書|title=米プロレス団体WWEのマクマホンCEO、不倫相手の口止めで4億円支払いか |url=https://jp.wsj.com/articles/wwe-board-probes-secret-3-million-hush-pact-by-ceo-vince-mcmahon-sources-say-11655350684 |website=WSJ Japan |access-date=2023-04-05 |language=ja}}</ref>。これを受け、ビンスは調査が終了するまで会長とCEOの座から離れる事態となり、娘のステファニーが同職を引き継いだが、7月22日に会長兼CEOとしての引退を発表。WWEの現場からは離れることとなった<ref>{{Cite web|和書|title=【WWE】米プロレス界に衝撃、76歳ビンス・マクマホン氏が引退発表 団体株主は継続 - プロレス : 日刊スポーツ |url=https://www.nikkansports.com/battle/news/202207230000136.html |website=nikkansports.com |access-date=2023-04-05 |language=ja}}</ref>。
チャンピオンシップは「RAW」と「Smack Down」の各番組毎に「ヘビー級シングル王座」と「それに準ずるシングル王座」、「タッグ王座」と「女子王座」があったが、現在は「タッグ王座」と「女子王座」は統一された。挑戦者が勝ち王座移動が起こると前王者には「リマッチ」の権利が与えられ一ヶ月以内に王者に挑戦する事ができる。
 
しかし、ビンスは数ヶ月後の12月に自身の取締役会復帰を要求。大株主ということもありその要求が認められ、翌2023年1月6日に取締役に復職し<ref name="tokyo-sports">{{Cite web|和書|title=【WWE】〝不倫口止め料問題〟で引退したビンス・マクマホン氏が半年足らずで取締役復帰=米報道 |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/250322 |website=東スポWEB |date=2023-01-07 |access-date=2023-04-05 |language=ja}}</ref>、10日にはわずか半年足らずでWWE会長職に再就任した{{R|"tokyo-sports"}}。なお、この間にCEOを務めていたステファニーはWWEそのものから離れた<ref>{{Cite web |title=How WWE's Vince McMahon ruthlessly got his job back despite allegations of sexual assault and misuse of company funds {{!}} CNN Business |url=https://edition.cnn.com/2023/01/14/media/wwe-vince-mcmahon-explainer/index.html |website=CNN |date=2023-01-14 |access-date=2023-04-05 |language=en |first=Kyle |last=Feldscher}}</ref>。
先に述べたPPVはそれぞれの番組の主催、それに共催という形態をとっていたが2007年からはPPVは全て3ブランドの共催に変更された([[WWE・バックラッシュ|Backlash]]より)。WWEが拡大していく過程でECW、WCWといった他団体を併合してきたため、所属スーパースターが多くなり過ぎたこともあり、現在ではスーパースターは「RAW」か「Smack Down」かどちらかの所属となっており、トレード、またはドラフトが行われることもある。
 
=== エンデバー時代(2023年~) ===
2008年の[[ロイヤルランブル|Royal Rumble]] より映像のHD化が行われた。テレビ放送も翌日から移行。
[[2023年]]4月3日、世界最大級の[[総合格闘技]]団体である[[UFC]]の親会社として知られる[[エンデバー (企業)|エンデバー]]がWWEを93億ドルで買収したことを発表。なお新会社では、WWEはマクマホンが取締役会長、ニック・カーンが社長を継続する<ref>{{Cite web|和書|title=WWE、UFCの親会社エンデバー社に推定93億ドルで買収される WWEとUFCが統合企業に - プロレス : 日刊スポーツ |url=https://www.nikkansports.com/battle/news/202304040000126.html |website=nikkansports.com |access-date=2023-04-05 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=格闘技UFCとプロレスWWE合併へ 世界2位のスポーツエンタメ企業に {{!}} Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン) |url=https://forbesjapan.com/articles/detail/62144 |website=forbesjapan.com |access-date=2023-04-05 |language=ja}}</ref>。この発表は[[レッスルマニア39]]の翌日の事であった。同日のRAWに最高コンテンツ責任者の[[トリプルH]]が登場。この買収によってWWEは変わらない事を強調した<ref>{{Cite web|和書|title=「WWEはどこにも行かない」トリプルHがUFCとの経営統合受け緊急メッセージ |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/259261 |website=東スポWEB |date=2023-04-05 |access-date=2023-04-05 |language=ja}}</ref>。
 
9月12日、UFCと正式に合併してTKOグループ・ホールディングスを設立。それと同時にWWEとしては上場廃止し、変わってTKOグループ・ホールディングが上場<ref>{{Cite web |title=Endeavor Announces Close of UFC® and WWE® Transaction to Create TKO Group Holdings, a Premium Sports and Entertainment Company |url=https://www.businesswire.com/news/home/20230911475117/en/Endeavor-Announces-Close-of-UFC%C2%AE-and-WWE%C2%AE-Transaction-to-Create-TKO-Group-Holdings-a-Premium-Sports-and-Entertainment-Company |website=www.businesswire.com |date=2023-09-12 |access-date=2023-09-13 |language=en}}</ref><ref>{{Cite web |title=NYSE |url=https://www.nyse.com/quote/XNYS:TKO |website=www.nyse.com |access-date=2023-09-13}}</ref>。エンデバーはTKOグループ・ホールディングスの51%の支配権を保有したことで、設立当初からのマクマホンファミリーの一強体制は事実上終焉した<ref>{{Cite web |title=WWE, UFC Officially Merge to Form TKO Group, New Stock to Start Trading |url=https://variety.com/2023/tv/news/wwe-ufc-deal-closes-tko-group-1235719908/ |website=Variety |date=2023-09-12 |access-date=2023-09-13 |language=en-US |first=Todd |last=Spangler}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=WWE+UFC新会社「TKO」発進 ビンス・マクマホン氏は新会社トップに就かず=米報道 |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/276461 |website=東スポWEB |date=2023-09-15 |access-date=2023-09-22 |language=ja}}</ref>。さらに、2024年1月26日にはマクマホンがTKOグループ・ホールディングスの会長を辞任している<ref>[https://times.abema.tv/articles/-/10112129?page=1 性的暴行で訴えられていたプロレス団体「WWE」 会長が辞任] - ABEMA TIMES・2024年1月28日</ref>。
マッチメイクは「カード」よりも「興行」に価値が置かれ、特番以外の通常興行やハウス・ショーでもタイトルマッチや「黄金カード」と呼ばれるようなエース級のスーパースター同士のシングルマッチが平然と行われる(ただしハウス・ショーでのタイトル移動はほぼ皆無であり、「PPV等の大一番に向けての公開リハーサル」という見方もできる)。WWEでは同じカードでも「誰と試合を行うか」よりも「何処で試合を行うか」が重要視されているためであり、その最高峰としてレッスルマニアが位置付けられている。王座戦が何度も行われるので王座の価値は防衛回数ではなく、防衛期間と戴冠回数に価値を置かれている。(戴冠回数に関しては[[リック・フレアー]]の「16-time World Champion」や[[ブッカーT]]の「5-times Champion」が好例と言える。)このような考え方はビッグマッチまでカードを温存する日本のプロレスとは大きく異なる。
 
[[2024年]]1月23日、[[Netflix]]との業務提携を発表。Netflixは2025年1月より、アメリカ・カナダ・イギリス・ラテンアメリカ等でRAWを独占的に配信するほか、SmackDown・NXT等の他ブランド、レッスルマニア・サマースラム等のプレミアムライブイベントについてもアメリカ国外での独占配信権を得たこと、また同社が得意とするスポーツドキュメンタリーをWWEにおいても展開することなどを明らかにしている<ref name=netflix240123>[https://about.netflix.com/en/news/netflix-to-become-new-home-of-wwe-raw-beginning-2025 Long-Term Deal Brings Weekly Live Sports Entertainment to Netflix] - Netflix・2024年1月23日</ref>。なお、アメリカをはじめとする一部の地域ではRAWのテレビ放送が2024年限りで終了することになった<ref name=netflix240123 />。
他方広大なアメリカ全土を回り、年間200試合以上という過密スケジュールをこなしながらパフォーマンス維持のトレーニングをせねばならず、特にトップレスラーはそれらに加え映画出演や地元メディアのインタビューに時間を割かねばならないなど過酷な勤務形態も問題になっている。この過酷さに退団する者や、肉体の痛みをごまかすため鎮痛剤を服用した影響とみられる死亡事故が起こっていた。
 
[[2025年]]4月20日に[[メキシコ]]の[[プロレス]]団体である[[AAA (プロレス)]]の買収を発表した<ref>{{Cite web |title=【WWE】メキシコ大手AAAを電撃買収!中南米市場本格進出へ {{!}} プロレスTODAY |url=https://proresu-today.com/archives/265718/ |date=2025-04-20 |access-date=2025-04-28 |language=ja |last=マスクドTODAY}}</ref>。
2016年5月に「SmackDown」が現地時間7月19日火曜日の放送から毎週生放送になることを発表して、また「Raw」「Smackdown」は再び2ブランド制に移行することとなりドラフトを行うことも発表した。<ref>http://www.wwe.co.jp/article/2016/05/1205.html WWE Japan:
スマックダウンが米国で火曜生放送に移動
</ref>
 
== 日本との関係 ==
=== 日本の団体との関わり ===
NWA内での同じ反主流派ということもあり、[[1975年]]頃から[[新日本プロレス]]と協力関係を持ち、団体同士の提携を結び、当時のトップレスラー達の派遣や王座の認定等、積極的に関わっていた。権限のない名誉職ではあったが、[[新間寿]]が当時のWWFの会長になったこともある。だが、[[ビンス・マクマホン|ビンス・マクマホン・ジュニア]]が実権を握り、全米マット制圧を掲げだした頃から、所属レスラーを自団体の興行へ優先させるために、トップレスラーの派遣を渋るようになり、さらに、提携継続の条件として高額な提携金を要求し、支払ったにもかかわらず、相変わらずトップレスラーの派遣を渋るなど、徐々に新日本プロレスとは疎遠となり、最終的に1985年10月末に提携は解消された。
[[日本プロレス]]とは創設者であった[[力道山]]がアメリカでは[[ロサンゼルス]]等の主に西海岸を中心に活動していた事もあり、当時のWWFとはあまり縁がなく団体同士の業務提携も結ばれていなかったが、全米武者修行中であった[[ジャイアント馬場]]が[[ビンス・マクマホン・シニア]]によって『'''ババ・ザ・ジャイアント'''』のリングネームを与えられ、WWFのエリアでメインイベンターとして活躍している等、日本プロレスに所属する選手との個人的な交流は存在していた。なお、力道山は2017年にレガシー部門で[[WWE殿堂]]入りし表彰されている。
 
[[新日本プロレス]]に関しては、[[NWA (プロレス)|NWA]]内での同じ反主流派ということもあり、[[1974年]]頃から業務提携を結び、[[アメリカン・レスリング・アソシエーション|AWA]]からWWFへブッキング権の移った[[アンドレ・ザ・ジャイアント]]、現役王者の[[スーパースター・ビリー・グラハム]]や[[ボブ・バックランド]]をはじめ、当時のトップレスラー達の派遣やタイトルマッチの開催、新規王座の認定等、強固な協力関係を保っていた。後に新日本プロレスの看板外国人となる[[スタン・ハンセン]]や[[ハルク・ホーガン]]も、大ブレイクを果たす前にWWWF / WWFからブッキングされたレスラーである。権限のない名誉職ではあったが、[[新間寿]]が[[1978年]]よりWWFの会長になったこともある<ref>『Gスピリッツ Vol.32』P13(2014年、[[辰巳出版]]、ISBN 4777813304)</ref>。
[[全日本プロレス]]に関しては、[[ジャイアント馬場]]が全米で武者修行していた頃からマクマホン親子とは旧知の仲ということもあり、新日本プロレスがWWFと提携を結ぶ以前は、馬場がWWFの興行に出場したり、海外武者修行中だった[[ジャンボ鶴田]]が単発ではあるがWWFの興行に出場したりと団体同士の提携は無かったが、交流は行われていた。その後、新日本プロレスが正式にWWFと団体同士の提携を結んでからは、団体同士の交流も行われなくなったが、ブルーノ・サンマルチノと馬場が親友同士という事もあり、サンマルチノは馬場との友情関係を理由に新日本への参戦を拒否し、全日本プロレスに出場し続け、[[PWF]]とのダブルタイトルマッチとして全日本プロレスのリングでWWWFの防衛戦を実現させている。また、サンマルチノ以外にも[[ゴリラ・モンスーン]]や[[ドン・デヌーチ]]などのサンマルチノと親交の深かった当時のWWF所属レスラーたちが全日本プロレスに出場している等、個人的な交流は存在している。
 
だが、[[ビンス・マクマホン|ビンス・マクマホン・ジュニア]]が実権を握り、全米マット制圧を掲げだした頃から、所属レスラーを自団体の興行へ優先させるために、トップレスラーの派遣を渋るようになり、さらに、提携継続の条件として高額な提携金を要求し、支払ったにもかかわらず、相変わらずトップレスラーの派遣を渋るなど、徐々に新日本プロレスとは疎遠となり、最終的に[[1985年]]10月末の契約終了に伴い提携は解消された<ref>『Gスピリッツ Vol.32』P47(2014年、辰巳出版、ISBN 4777813304)</ref>。
一方、女子では分裂後の[[日本女子プロレス]]と提携した後、[[全日本女子プロレス]]に参戦していた[[ファビュラス・ムーラ]]のWWF入りを機に、全女との間で選手派遣で関係を持っていた。そのラインでWWFに参戦した[[ジャンピング・ボム・エンジェルス]]([[立野記代]]、[[山崎五紀]])や[[ブル中野]]の活躍もあり、その後も全日本女子プロレスの選手が定期的にWWFに参戦するプランもあったが、[[1995年]]に当時の同団体の女子王者であったアランドラ・ブレイズ([[デブラ・ミセリー]]、日本ではメドゥーサ)が、王者のままWCWへ移籍し、番組内にてWWF女子王座のベルトをゴミ箱へ捨てるパフォーマンスを行ったため、女子レスラーの出場が一時期見直された事により立ち消えになってしまい、団体としての交流は途絶えている。
 
[[全日本プロレス]]に関しては、ジャイアント馬場が全米で武者修行していた頃からビンス・マクマホン・シニアとは旧知の仲ということもあり、新日本プロレスがWWFと提携する以前は、馬場や海外武者修行中だった[[ジャンボ鶴田]]が単発ではあるがWWFの興行に出場するなど交流は行われていた。その後、新日本プロレスが正式にWWFと団体間の業務提携を結んでからは交流は行われなくなったが、[[ブルーノ・サンマルチノ]]と馬場が親友同士ということもあり、サンマルチノは馬場との友情関係を理由に新日本への参戦を拒否し、全日本プロレスに出場し続け、[[PWF]]とのダブルタイトルマッチとして全日本プロレスのリングでWWFの防衛戦を実現させている。また、サンマルチノ以外にも[[ゴリラ・モンスーン]]や[[ドミニク・デヌーチ|ドン・デヌーチ]]などのサンマルチノや馬場と親交の深かった当時のWWF所属レスラーたちも全日本プロレスに出場するなど、個人的な交流は存在していた<ref>『Gスピリッツ Vol.32』P5(2014年、辰巳出版、ISBN 4777813304)</ref>。
新日本プロレスとの提携解消後、特定の団体とは提携を結ばなかったが、1990年には新日本プロレスおよび[[全日本プロレス]]の3団体合同で東京ドーム興行「[[日米レスリングサミット]]」を開催。その後(1990年から1992年の間)、[[SWS]]と提携を結び、幾度かの合同興行を開催したり、王座の認定や所属レスラーの派遣などを行っていた。
 
一方、女子では分裂後の[[日本女子プロレス]]と提携した後、[[全日本女子プロレス]]に参戦していた[[ファビュラス・ムーラ]]のWWF入りを機に、全女との間で選手派遣で関係を持っていた。そのラインでWWFに参戦した[[ジャンピング・ボム・エンジェルス]]([[立野記代]]、[[山崎五紀]])や[[ブル中野]](後に殿堂入り)らが活躍した。
この頃、単独での日本進出を目論んでいたこともあり、日本のプロレスマスコミには好意的で、アメリカのマスコミでも入ることができなかったリングサイドでの取材(ただし2007年になり番組が全て[[高精細度テレビジョン放送|HDTV]]で製作されるようになると、リングサイドでの取材は突如禁止となった)や、マクマホン本人が日本向けにテレビインタビューに出演する等、積極的に協力している。
 
新日本プロレスとの提携解消後、特定の団体とは提携を結ばなかったが、1990年には新日本プロレスおよび全日本プロレスの3団体合同で東京ドーム興行「[[日米レスリングサミット]]」を開催<ref>{{Cite web |title=今では信じられない! ビンス・マクマホンJrが新日本&全日本&WWF合同興行開催を発表!!【週刊プロレス昔話】 {{!}} BBMスポーツ {{!}} ベースボール・マガジン社 |url=https://www.bbm-japan.com/article/detail/31778 |website=www.bbm-japan.com |access-date=2025-01-20 |language=ja}}</ref>。その後(1990年から1992年の間)、[[SWS]]と提携を結び、幾度かの合同興行を開催したり、王座の認定や所属レスラーの派遣などを行っており、SWSが活動を停止し解散した後は、SWSから分裂した[[WAR (プロレス)|WAR]]としばらくの間交流を持ち、所属選手を派遣していた。
1994年には「マニアツアー」として横浜・大阪・名古屋・札幌で単独興行を行ったが、当時のWWFとは関係ない日本人レスラーの出場や、バックステージの趣向を凝らさなかったこと、本場の様な豪華なセットを組まなかったこと、それにプロレスの興行を扱ったことのない興行会社がプロモートを行ったことなどがあり、直輸入を期待していたファンからの支持が得られず、興行成績も振るわず、2002年に再上陸するまで自社の手による興行は行われなかった。
 
この頃、単独での日本進出を目論んでいたこともあり、日本のプロレスマスコミには好意的で、アメリカのマスコミでも入ることができなかったリングサイドでの取材や、マクマホン本人が日本向けにテレビインタビューに出演する等、積極的に協力している。
2005年に開催された[[レッスルマニア21|WrestleMania 21]]では元横綱の[[曙太郎|曙]]が特別出演し、スモー・マッチを行った。
 
1994年には「マニアツアー」として横浜、大阪、名古屋、札幌で単独興行を行ったが、当時のWWFとは関係ない日本人レスラーの出場、バックステージの趣向を凝らさなかったこと、本場の様な豪華なセットを組まなかったこと、それにプロレスの興行を扱ったことのない興行会社がプロモートを行ったことなどがあり、直輸入を期待していたファンからの支持が得られなかったことで、興行成績も振るわず<ref>{{Cite web|title=【帰ってきた #プロレス今日は何の日】1994年5.7 横浜アリーナ WWFマニアツアー開幕戦|url=https://battle-news.com/?p=83125|website=バトル・ニュース|access-date=2025-09-15|language=ja}}</ref>、2002年に再上陸するまで自社の手による興行は開催されなかった。なお、1998年に開催された全日本プロレス初の[[東京ドーム]]大会に[[ビッグバン・ベイダー|ベイダー]]が参戦するなど<ref>{{Cite web |title=全日本初の東京ドーム急転…カード変更でWWFからベイダー参戦、北尾は不可解な出場キャンセル【週刊プロレス昔話】 {{!}} BBMスポーツ {{!}} ベースボール・マガジン社 |url=https://www.bbm-japan.com/article/detail/49082 |website=www.bbm-japan.com |access-date=2025-01-20 |language=ja}}</ref>、スポット参戦は行われていた。
現在はWWEを解雇されたレスラーが[[ジョン・ロウリネイティス|ジョニー・エース]]の斡旋等で日本のマットに上がることが多くなり、[[エディ・ファトゥ|ジャマール]]と[[チャック・パルンボ]]のように復帰が認められるケースもある。
 
しかし以降はWWEの方針として他団体との交流は控えるようになり、2020年代になるまで、日本国内の団体との関係は非常に乏しいものとなる。数少ない例外としては、[[2015年]]の[[獣神サンダー・ライガー]]によるNXT参戦が挙げられる。2015年8月22日に行われた特番「[[NXTテイクオーバー]]」に特別出場し、[[タイラー・ブリーズ]]に勝利した。これは1985年に提携解消して以来、約30年ぶりの新日本プロレスに所属するレスラーのWWEへの出場となった<ref>{{Cite web |title=NXT TakeOver: Brooklyn: August, 22, 2015 |url=https://www.wwe.com/node/27620595/nxt-takeover-brooklyn-results-aug-22-2015-27849911 |website=WWE |access-date=2023-09-29 |language=en}}</ref>。また、[[2018年]]9月1日にも[[小林健太|ヒデオ・イタミ]](KENTA)が古巣NOAHで開催された[[丸藤正道]]のデビュー20周年記念試合に出場している。
J SPORTSでの放送以降、他のスポーツを視聴することが目的でJ SPORTSを視聴した視聴者がWWEのファンになることが多く、一般的なプロレスファンとは異なるファン層を獲得している。特に団体外の要素を団体内に持ちこむことが嫌われる傾向にあり、来日公演では、
* [[シェイン・マクマホン]]の通訳を務めていた[[ウォーリー山口]]にブーイングを浴びせ退場させた。
* [[フレッド・ブラッシー]]追悼VTRの説明をしていたフジテレビの[[千野志麻]]アナウンサーに「ass hole」コールを浴びせた。
* [[グレゴリー・ヘルムズ|ザ・ハリケーン]]対[[船木勝一|フナキ]]戦で、ハリケーンがスーパーヒーローという立場であったため、地元日本の出身だったにも拘らずフナキとセコンドのTAKAみちのくをヒール扱いしブーイングを浴びせた。
 
また2023年には、団体間の交流としての選手の貸し借りとは異なるが、WWE入団時に新日本プロレスの王座を保持していたことにより、入団後に新日本プロレスの大会に出場するという異例の出来事が起こっている。
などのエピソードがある。
 
[[2022年]]10月当時は[[カール・アンダーソン (プロレスラー)|カール・アンダーソン]]が[[NEVER無差別級王座|NEVER無差別級王者]]であったが、王座を保持したまま同月のRawにサプライズ登場してWWEに入団。ダブルブッキングが起きたとして、発表済みであった11月5日の新日本プロレス[[大阪府立体育会館]]大会での防衛戦を拒否し、11月6日の[[サウジアラビア]]でのWWE[[クラウンジュエル]]大会を優先することを10月20日に自身のSNSで述べた。防衛戦を行わなかった場合は新日本プロレスがNEVER無差別級王座の返還を求めると声明を出すなど禍根を残したが<ref>{{Cite web|和書|title=【お知らせ】カール・アンダーソン選手が11.5大阪府立体育会館大会に来日を拒否した件に関しまして。来日しない場合、NEVER無差別級王座の返上を要求|url=https://www.njpw.co.jp/385600|website=www.njpw.co.jp|access-date=2022-10-30|language=ja}}</ref>、結局大阪での防衛戦は実現しなかった。しかし、最終的には[[2023年]]1月4日の[[WRESTLE KINGDOM 17]]で防衛戦が実現。WWEと契約したレスラーが新日本プロレスの年間最大の興行に出場するという異例の事態となったが、結果はアンダーソンが敗れ、王座を手放している。
細かい動きにも賛辞を送る日本人ファンに対するレスラーの評価は高いといわれている。来日回数が豊富な[[リック・フレアー]]も「アメリカのファンはショーとして見るが、日本のファンはスポーツとして見る」と語るほどアメリカとは別の要素が求められることを強調している。
 
このように、少数の例外はありつつも、基本的にはWWEと日本の団体との関わりは乏しい状態が続いていたが、コンテンツ制作の責任者が[[ビンス・マクマホン]]から[[トリプルH|ポール・レヴェック]]へと交代したこともあってか、2023年頃より、交流の活発化が急激に進み始める。
なお、放送内ではアメリカの別の団体名を挙げることはまずないが、日本で活躍してWWEにやってきたレスラーの紹介では実際に日本の団体名を挙げて紹介することがある(全日本プロレス、[[DRAGON GATE]]など)。
 
2023年1月1日の[[プロレスリング・ノア]][[日本武道館]]大会に[[中邑真輔]]が出場。引退を控えていた[[武藤敬司|グレート・ムタ]]と対戦し、その出場自体だけでなく、試合内容も大きな話題を呼んだ<ref>{{Cite web|title=【プロレス大賞】中邑真輔が振り返るムタとの歴史的ベストバウト「芸術を残せた」「キャリアの分岐点」|url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/285723|website=東スポWEB|date=2023-12-13|access-date=2025-01-20|language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|title=中邑真輔が回想する〝奇跡のムタ戦〟「自分の血の中に武藤敬司、ムタが入ってきた」|url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/250027|website=東スポWEB|date=2023-01-04|access-date=2025-01-20|language=ja}}</ref>。また2023年から2024年の年末年始にかけて、NXT所属の[[ベイリー・マシューズ|チャーリー・デンプシー]]が全日本プロレスに参戦し、[[三冠ヘビー級王座]]に挑戦<ref>{{Cite web |title=「待ってろよ、NXT!」中嶋勝彦が“ウィリアム・リーガルの息子”チャーリー・デンプシーを撃破し三冠王座V2!三冠王者としてNXTへの進出を宣言! |url=https://battle-news.com/?p=109483 |website=バトル・ニュース |access-date=2024-07-17 |language=ja}}</ref>。7月13日にはノアでは[[丸藤正道]]対[[AJスタイルズ]]<ref>{{Cite web |title=AJスタイルズ、丸藤正道と劇的名勝負で勝利…「WWE」へメッセージ「選手たちに言いたい…ぜひ日本に行ったほうがいい」…7・13日本武道館全成績 |url=https://hochi.news/articles/20240714-OHT1T51042.html |website=スポーツ報知 |date=2024-07-14 |access-date=2024-07-17 |language=ja}}</ref>、[[マリーゴールド (女子プロレス)|MARIGOLD]]では[[林下詩美]]対[[紫雷イオ|イヨ・スカイ]]と、同じ日に2人のWWEの主力選手が日本の団体で試合を行った<ref>{{Cite web |title=【マリーゴールド】WWEイヨ・スカイ「いとおしく思いました」6年ぶり日本マットで凱旋勝利 - プロレス : 日刊スポーツ |url=https://www.nikkansports.com/battle/news/202407130001626.html |website=nikkansports.com |access-date=2024-07-17 |language=ja |last=藤中栄二}}</ref>。
2015年8月22日に行われたNXTに[[獣神サンダー・ライガー]]が、WWEへの移籍ではなく、新日本プロレスの所属レスラーとして出場。1985年に提携を解消して以来、約30年ぶりに新日本プロレスに所属するレスラーのWWEへの出場となった。
 
特にプロレスリング・ノアは、2025年1月の[[中邑真輔]]や[[オモス]]の参戦の他、NXT所属選手をノアの「[[N-1 VICTORY]]」に参戦させたり<ref>{{Cite web |title=プロレスリング・ノア「N―1」、「WWE NXT」から2人のスーパースターが参戦…8・4横浜武道館で開幕 |url=https://hochi.news/articles/20240717-OHT1T51019.html |website=スポーツ報知 |date=2024-07-17 |access-date=2024-07-17 |language=ja}}</ref>、逆にノアから[[稲村愛輝]]が海外武者修行としてNXTに参戦するなど<ref>{{Cite news ja|url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/322939|title=【WWE】ノア稲村愛輝がNXT入り マイケルズ「迎え入れることに興奮している」|date=2024-11-07|accessdate=2024-11-07|newspaper=東京スポーツ}}</ref>、最も活発にWWEと交流を続ける日本の団体といえる。
=== 日本人所属選手 ===
* [[船木勝一|FUNAKI]](1998年 - 2010年、2010年 - ) ※2010年にタレント・スカウト・コンサルタント兼ロード・エージェントとして再契約。
* [[ASUKA (プロレスラー)|ASUKA]](2015年 - )
*:タレント・スカウト・コンサルタントとして再契約
* [[小林健太|ヒデオ・イタミ中邑真輔]](2014(2016年 - )
* [[華名|アスカ戸澤陽]] (2015(2016年 -)
* [[中邑真輔カイリ・セイン]](2016(2017年 - 2020年、2023年 - )
* [[紫雷イオ|イヨ・スカイ]](2018年 - )
* [[ジュリア (プロレスラー)|ジュリア]](2024年 - )
 
=== 過去の歴代日本人所属選手 ===
* [[ジャイアント馬場|ババ・ザ・ジャイアント]](1961年 - 1962年、1964年)
* [[ストロング小林]](1974年、1978年、1981年)
* [[谷津嘉章|ザ・グレート・ヤツ]](1980年 - 1981年)
* [[キラー・カーン]](1980年 - 1981年、1987年)
* [[マサ斎藤|ミスター・サイトー]](1981年 - 1982年)
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* [[立野記代]](1987年 - 1988年)
* [[山崎五紀]](1987年 - 1988年)
* [[佐藤昭雄|サトー / 信者(シンジャ]](1989年 - 1995年)
* [[ブル中野]](1993年 - 1994年)
* [[新崎人生|白使ハクシ]](1995年 - 1996年)※現在でも「白使/ハクシ」のリングネームはWWE管轄。
* [[TAKAみちのく]](1997年 - 2002年)
* [[ディック東郷]](1998年 - 1999年)
* [[MEN'Sテイオー]](1998年 - 1999年)
* [[ウォーリー山口|ヤマグチ・サン]](1998年 - 1999年) ※マネージャー
* [[TAJIRI]](2001年 - 2005年)
* [[カズ・ハヤシ]](2001年 - 2002年)
* [[TAJIRI]](2001年 - 2005年、2016年 - 2017年)
* [[ウルティモ・ドラゴン]](2003年 - 2004年)
* [[鈴木健想|ケンゾー・スズキ]](2004年 - 2005年)
* [[鈴木浩子|ヒロコ]](2004年 - 2005年) ※日本人初[[ディーヴァ (プロレス)|ディーヴァ]]
* [[滝澤大志|ジロー]](2011年 - 2012年)
* [[KAZMA SAKAMOTO|サカモト]](2011年 - 2013年)
* [[山本尚史|ヨシ・タツ]](2008年 - 2014年)
* [[小林健太|ヒデオ・イタミ]](2014年 - 2019年)
* [[ケンドー・カシン]](2019年 - 2020年) ※コーチ<ref>{{Cite news |title=悪魔仮面ケンドー・カシン、WWE傘下で新人指導中 |url=https://www.nikkansports.com/battle/news/201902070000752.html |newspaper=日刊スポーツ |date=2019-02-07 |language=ja}}</ref>
* [[鈴木秀樹 (プロレスラー)|鈴木秀樹 / ハチマン]](2021年 - 2022年) ※選手兼コーチ<ref>{{Cite news |title=【WWE】鈴木秀樹が養成機関のコーチに就任 選手兼任の可能性も |newspaper=東スポWeb |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/40140 |date=2021-04-24 |language=ja}}</ref>
* [[KUSHIDA]](2019年 - 2022年)
* [[Sareee|SARRAY]](2020年 - 2023年) ※ただし、2021年1月までは日本で活動していた。
* [[黒潮"イケメン"二郎|イケメン二郎]](2020年 - 2023年)
* [[里村明衣子]](2021年 - 2024年) ※選手兼コーチ<ref group="注">[[センダイガールズプロレスリング]]代表取締役の職に就いているため、スポット参戦扱いだった。</ref><ref>{{Cite news |title=里村明衣子がWWEと日本人初のコーチ兼選手契約 |url=https://www.nikkansports.com/battle/news/202101280000770.html |newspaper=日刊スポーツ |date=2021-01-29 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web |title=30年と2週間の現役生活にピリオド 里村明衣子のラストスパートを振り返る {{!}} プロレスTODAY |url=https://proresu-today.com/archives/266959/ |date=2025-05-08 |access-date=2025-06-04 |language=ja |last=新井宏}}</ref>
このほか、[[ビンス・マクマホン・シニア]]時代のWWWFおよびWWFには[[ジャンボ鶴田]]、[[アントニオ猪木]]、[[坂口征二]]、[[藤波辰爾|藤波辰巳]]、[[長州力]]、[[佐山聡|タイガーマスク]](初代)、[[ビンス・マクマホン|ビンス・マクマホン・ジュニア]](現:ビンス・マクマホン)の体制期に入ってからは[[ジョージ高野|ザ・コブラ]]や[[前田日明]]などが檜舞台の[[マディソン・スクエア・ガーデン]]に出場している。藤波<ref>{{cite web|url=https://www.wrestlingdata.com/index.php?befehl=bios&wrestler=551&bild=1&details=7&liga=3&jahr=1979|title=The WWE matches fought by Tatsumi Fujinami in 1979|accessdate=2016-07-04|publisher=Wrestlingdata.com}}</ref><ref>{{cite web|url=https://www.wrestlingdata.com/index.php?befehl=bios&wrestler=551&bild=1&details=7&liga=3&jahr=1983|title=The WWE matches fought by Tatsumi Fujinami in 1983|accessdate=2016-07-04|publisher=Wrestlingdata.com}}</ref>、タイガー<ref>{{cite web|url=https://www.wrestlingdata.com/index.php?befehl=bios&wrestler=766&bild=1&details=7&liga=3&jahr=1982|title=The WWE matches fought by First Tiger Mask in 1982|accessdate=2016-07-04|publisher=Wrestlingdata.com}}</ref>、前田<ref>{{cite web|url=https://www.wrestlingdata.com/index.php?befehl=bios&wrestler=1006&bild=1&details=7&liga=3&jahr=1984|title=The WWE matches fought by Akira Maeda in 1984|accessdate=2016-07-04|publisher=Wrestlingdata.com}}</ref> は、それぞれWWFを短期間サーキットしていた。
 
近年ビンス・マクマホン体制期の日本人レスラーとしては、WWF時代に[[ブル中野]]が女子王座を獲得するなどトップレスラーとして活躍。所属までは至らなかったが[[ジャンピング・ボム・エンジェルス|JBエンジェルス]](立野&山崎)も女子タッグ王座を[[1988年]]の第1回[[ロイヤルランブル]]の大舞台で獲得した。2000年以降、所属していたレスラーでは[[TAKAみちのく]]が1998年に初代[[WWF・ライトヘビー級王座|WWFライトヘビー級王座]]を獲得。[[TAJIRI]]はシングルとタッグで6度の王座を7度獲得(2005年[[12月12日]]に自主退団)したその他にもまた2004年から20052023年にかけて夫婦で活躍した[[鈴木健想|ケンゾーはイヨ・スズキ]]&[[鈴木浩子|ヒロコ]]や、13年カイとASUKAのに渡って職で日本レスラーとして活躍選手同士の女子王座戦が実現した[[船木勝一<ref>{{Cite web|和書|FUNAKI]](2010年退団・現エージェント)、2008年にトラtitle=【WWE】アウトを経て下部団体FCWからスタートした[[山本尚史|タツ]](2014年6月に契約が終了(実質的な解雇))、2012年には[[トラスカ「だってウト]]スカ合格し下部団体[[FCW (プロレス)|FCW]]からのスタートとなった[[滝澤大志|ジロー]]と[[KAZMA|サカモト]]、などんだ在籍したが、現在は2014年7月[[大阪府|大阪]]・[[舞洲アリーナ]]大会にて公開契約を行った[[小林健太|ヒデオ・イタミ]]、2015年に日本人二人目の[[ディーヴァ〝夢対決〟制し女子王座防衛! (プロレス)|ディーヴァ]]として契約した[[華名url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/277341 |website=東カ]]、2016年に新日本プロレスを退団した[[中邑真輔ポWEB |シンスケ・ナカムラ]]がWWEと契約し、現在は日本人レスラーの所属は3となっているdate=2023-09-24 |access-date=2023-09-29 |language=ja}}</ref>
 
近年では日本人選手のコーチ契約も増加しており、ケンドー・カシン、鈴木秀樹、里村明衣子などがコーチ契約をした。また、2020年には[[秋山準]]が臨時コーチ契約を発表するも<ref>{{Cite web |title=WWEと全日本が電撃合体か 秋山をコーチで招へい |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/183004 |website=東スポWEB |date=2020-03-02 |access-date=2025-04-28 |language=ja}}</ref>、新型コロナウイルスの世界的蔓延から白紙となった<ref>{{Cite web |title=【全日本】秋山 コロナ禍でWWE視察&コーチ案が消えた? |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/190206 |website=東スポWEB |date=2020-04-24 |access-date=2025-04-28 |language=ja}}</ref>。
=== 日本国内のテレビ放送 ===
日本国内でのテレビ放送は[[J SPORTS]]が担当している。また、PPV特番は[[スカチャン]](旧パーフェクト・チョイス)で放送されるが、いずれも約10日遅れでの放映となる。字幕翻訳は[http://www.lumiere-inc.jp/ 株式会社ルミエール]が担当しているが、意訳・誤訳が多い。
 
=== WWE殿堂に迎えられた日本の選手および関係者 ===
1992年4月から1993年5月まで[[WOWOW]]がPPV大会のみを1か月遅れの120分枠で「レッスルマニア8」、「サマースラム92」、「サバイバーシリーズ92」、「ロイヤルランブル93」4大会を放送した。(実況:[[土居壮]] 解説:[[斎藤文彦]]。日本版ビデオシリーズのコンビが担当)
* [[アントニオ猪木]](2010年)
また、1992年8月8日「ハルク・ホーガンスペシャル」、1992年8月15日「ヒストリー・オブ・WWF」2週にわたって特別番組が放送された。
* [[藤波辰爾]](2015年)
* [[力道山]](レガシー部門)(2017年)
* [[ヒロ・マツダ]](レガシー部門)(2018年)
* [[新間寿]](レガシー部門)(2019年)
* [[獣神サンダー・ライガー]](2020年)
* [[武藤敬司|グレート・ムタ]](2023年)
* [[ブル中野]](2024年)
このほかにも[[ザ・グレート・カブキ]]、[[ジャイアント馬場]]に殿堂入りの打診があったが、辞退したと報道されている<ref>{{Cite web|和書|title=ライガー、WWE殿堂入りの理由とは。かつて馬場とカブキは辞退した!?(堀江ガンツ) |url=https://number.bunshun.jp/articles/-/842915?page=3 |website=Number Web - ナンバー |access-date=2023-09-29 |language=ja}}</ref>。
 
=== その他 ===
地上波では1992年9月から1994年1月まで「WWFスーパープロレス」日本オリジナル番組が[[全国独立UHF放送協議会|独立UHF局]]で放送された。ストーリーのダイジェストと試合を中心に60分枠で放送。なお、試合の映像は本国から1年遅れであった。斎藤文彦と土居壮のコンビが吹き替えでもなく、全くリアルタイムで見ているかのような実況と解説を行っていたのが特徴。2001年10月から2002年12月まで[[テレビ東京]]が深夜枠で放送。当初は「[[ライブワイヤー]]」を放送していたが、本国での同番組の終了以降は「[[アフターバーン]]」を放送した。マイクアピールを除く、試合の実況解説などを字幕ではなく日本語吹き替えで対応したことが大きな特徴といえる。なお、英語圏以外の国でのWWEの番組は吹き替えが一般的である。
* [[花田秀虎]] (NIL契約)(2025年 ‐)<ref>[https://www.instagram.com/p/DFmtdxxpmWy/?utm_source=ig_web_copy_link torajiro.hanada] Instagram</ref>
 
=== 日本での放送・配信 ===
テレビ東京での放送終了後、2003年4月から2005年3月までは[[フジテレビジョン|フジテレビ]]が関東ローカルの地上波で放送した(J SPORTS協力の元、新たに字幕スーパーや日本語ナレーションを追加。)。現在でもWWEが映像の編集を外部の会社に許可したのはフジテレビだけである。
[[1992年]]4月から1993年5月まで[[WOWOW]]がPPV大会のみを1か月遅れの120分枠で「レッスルマニア8」、「サマースラム92」、「サバイバーシリーズ92」、「ロイヤルランブル93」の4大会を放送した(実況:[[土居壮]]、解説:[[斎藤文彦]]。日本版ビデオシリーズのコンビが担当)。また、1992年8月8日の「ハルク・ホーガンスペシャル」、1992年8月15日の「ヒストリー・オブWWF」を2週にわたって特別番組が放送された。
2004年3月までは、実況に[[佐野瑞樹 (アナウンサー)|佐野瑞樹]]。解説に[[DDTプロレスリング|DDT]]の[[高木三四郎]]。
2004年4月以降は、[[三村ロンド]]と「Mrビーフジャーキー」こと[[ブラザートム]]が担当。
テレビ東京の放送が多くのライト層の新規ファンを獲得したが、不評だったフジテレビの放送でライト層のファンを失ってしまい{{要出典|date=2016年6月}}、[[2005年]]、[[2006年]]のWWE日本公演(後述)の観客動員数は大幅に減少、結果として[[2007年]]の日本公演は見送られたが、[[2008年]]1月、日本でのマーケット強化を目的に、日本法人[[WWE Japan]]を設立。同社より2008年2月に再び日本公演が開催されることが発表された。
 
地上波では1992年9月から1994年1月まで日本オリジナル番組の「WWFスーパープロレス」が[[全国独立UHF放送協議会|独立UHF局]]で放送された。ストーリーのダイジェストと試合を中心に60分枠で放送。なお、試合の映像は本国から1年遅れであった。斎藤文彦と土居壮のコンビが吹き替えでもなく、全くリアルタイムで見ているかのような実況と解説を行っていたのが特徴であった。
PPVやレスラーを特集したDVDは[[ユークス]]が発売していたが、[[2005年]]夏をもって生産を終了。代わってJ SPORTSからDVDが販売されるようになった(アメリカ本国では2009年からPPVの[[Blu-ray Disc]]もリリースされているが、日本でのリリースされる予定は無い。)。
 
[[1998年]]に[[Sky Sports|SKY sports]](現:[[J SPORTS]])との間で放映権を締結し、ウィークリー番組が放送開始。字幕翻訳は 株式会社ルミエール が担当していた。当初、PPV特番も[[J SPORTS]]でも放送されていたが、2003年より[[スカチャン]](旧パーフェクト・チョイス)などでのPPV放送に切り替えられた。
2011年現在ではスカパー!やケーブルテレビなどの[[J SPORTS]]による本放送と地上波ローカル局のダイジェスト番組が放送されている。2011年10月1日には[[J SPORTS]]がBSデジタル放送へ進出したため、WWEの番組の初回放送は全て新生J SPORTS 2となり、また「[[WWE・ロウ|RAW]]」の初回放送は毎週金曜日から毎週木曜日に変更になった。映像権などの事情により日本では約10日遅れての放送となる。そのため、[[ハウス・ショー]]が日本で行われる際にチャンピオンが違っていたり、日本の放送スケジュール上まだ登場していないスーパースターが試合をすることもある。かつては3週間遅れての放送(例として、[[2005年]][[2月4日]]の[[ROAD TO WRESTLEMANIA 21 JAPAN TOUR|RAWさいたま大会]]の場合、米国では[[2月7日]]の放送であったのに対し、日本では[[2月28日]]に放送された)であったが、[[WWE Japan]]がこの3週間の「ディレイ」を短縮するべく交渉し、その結果[[2009年]][[3月9日]]より日本でもハイビジョンが開始され、27日の放送より10日遅れの放送に短縮されることが発表された。それに合わせ、これまでRAWの3時間のスペシャル番組は2時間に編集されていたが、そのまま3時間番組として放送されることとなった。2009年7月12日からテレビ神奈川をはじめ、各局でダイジェスト番組「This Week」の放送が開始した。2013年3月から現地放送と同じ3時間放送へ移行した。<ref>[http://www.wwe.co.jp/news/news_detail.php?nid=10418 WWE「ロウ」、3時間バージョンJ SPORTSで放送決定!]</ref>2014年からはRawとSmackdownに関して字幕無しではあるが米国放送に合わせて放送すること(SmackDownについては2時間のディレイ)が発表されて、また、[[WWE NXT|NXT]]の放送は終了となることが合わせて発表された。<ref>[http://www.wwe.co.jp/article/2013/12/651.html ロウ生中継、スマックダウン同日放送が決定!!PPVは2日ディレイに!]</ref>2014年7月、J SPORTSは放送を終了していたNXTを同月にWWEと契約した[[小林健太|ヒデオ・イタミ]]の出場に合わせて放送することを発表した。<ref>[http://www.jsports.co.jp/wwe/ J SPORTS:KENTA、WWE契約!KENTA出場に合わせNXT放送決定!]</ref>2016年1月の再改編に伴い[[WWE・ロウ|RAW]]は2時間版に戻り、Smackdownは8年ぶりとなるダイジェストの[[アフターバーン]]として放送を継続。これまで[[J SPORTS]]で放送していた[[WWE NXT|NXT]]はWWE NETWORKでの配信に完全移行した。<ref>[http://www.jsports.co.jp/press_release/20151218.html 「WWE」 2016年1月以降の放送について]</ref>なお、J SPORTS 4による字幕無しの放送は継続される。
 
当時は3週間遅れての放送(例として、[[2005年]][[2月4日]]の[[ROAD TO WRESTLEMANIA 21 JAPAN TOUR|RAWさいたま大会]]の場合、米国では[[2月7日]]の放送であったのに対し、日本では[[2月28日]]に放送された)であり、[[ハウス・ショー]]が日本で行われる際にチャンピオンが違っていたり、日本の放送スケジュール上まだ登場していないスーパースターが試合をすることもあった。
=== J SPORTSでの放送日程 ===
* 「[[WWE・ロウ|RAW]]」
: 英語版(字幕無)初回放送 - 毎週木曜日午前10時からJ SPORTS 4にて放送(1/1~)
: 字幕版初回放送 - 毎週木曜日午後10時30分からJ SPORTS 3にて放送(1/14~)
* 「[[アフターバーン|After Burn]]」
: 英語版(字幕無)初回放送 - 毎週土曜日午前10時からJ SPORTS 4にて放送(1/2~)
: 字幕版初回放送 - 毎週月曜日午後6時からJ SPORTS 3にて放送(1/11~)
 
[[2001年]]10月から2002年12月まで[[テレビ東京]]が深夜枠で放送。当初は「{{仮リンク|ライブワイヤー|en|WWF LiveWire}}」を放送していたが、本国での同番組の終了以降は「[[アフターバーン|Afterburn]]」を放送した。マイクアピールを除く、試合の実況解説などを字幕ではなく日本語吹き替えで対応したことが大きな特徴といえる。なお、英語圏以外の国でのWWEの番組は吹き替えが一般的である。
=== 地方局での放送日程 ===
* 「[[This Week in WWE|This Week]]」- [[テレビ神奈川]]、[[東京メトロポリタンテレビジョン|TOKYO MX]]、[[テレビ埼玉]]などで放送されている。放送時間は局によって異なる。なお、かつて年に2、3回行われていた''[[サタデー・ナイト・メイン・イベント|Saturday Night's Main Event]]''は日本では放送されていない。
* 本国で放送されているレギュラー番組の中で「[[:en:WWE Main Event|Main Event]]」(上記のとは別)、「[[:en:WWE Total Divas|Total Divas]]」が日本で未放送である。また、かつて放送されていた「[[WWE・サタデー・モーニング・スラム|サタデー・モーニング・スラム]]」は日本では放送されることはなかった。
 
テレビ東京での放送終了後、[[2003年]]4月から[[2005年]]3月までは[[フジテレビジョン|フジテレビ]]が関東ローカルの地上波で放送した(J SPORTS協力の元、新たに字幕スーパーや日本語ナレーションを追加)。現在でもWWEが映像の編集を外部の会社に許可したのはフジテレビだけである。2004年3月までは、実況に[[佐野瑞樹 (アナウンサー)|佐野瑞樹]]。解説に[[DDTプロレスリング]]の[[高木三四郎]]。2004年4月以降は[[三村ロンド]]と[[ブラザートム]]が担当。テレビ東京の放送が多くのライト層の新規ファンを獲得したが、不評だったフジテレビの放送でライト層のファンを失ってしまい{{要出典|date=2016年6月}}、2005年、[[2006年]]のWWE日本公演(後述)の観客動員数は大幅に減少、結果として[[2007年]]の日本公演は見送られたが、[[2008年]]1月、日本でのマーケット強化を目的に、日本法人[[WWE Japan]]を設立。同社より2008年2月に再び日本公演が開催されることが発表された。
=== 過去に放送されていた番組 ===
* Metal(メタル) - RAWのダイジェストとアンダーカードを放送。[[2002年]]に放送終了し、ヴェロシティに引き継がれた。
* Velocity(ヴェロシティ・「速力」の意) - スマックダウンのダイジェストとアンダーカードを放送。[[2005年]]に放送終了。
* Livewire - RAWとスマックダウンのダイジェスト。日本では[[テレビ東京]]系列で[[2002年]]まで放送された。
* Confidencial(コンフィデンシャル) - プライベートやリング外での活動など、スーパースターの素顔を取り上げたドキュメント番組。[[ジーン・オーカーランド|ミーン・ジーン・オーカーランド]]がホストを務めた。
* Bottom Line(ボトムライン) - RAWのダイジェストを放送。[[2008年]]まで放送された。
* Heat(ヒート) - RAWのダイジェストとアンダーカードを放送。2008年まで放送された。
* [[ECW#ECW-WWE|ECW]](イーシーダブリュ) - オリジナルECWのハードコア路線を引き継ぎながら若手育成、中堅どころの再浮上を目的とした第3ブランド。[[2010年]]に放送終了、NXTに引き継がれた。
* [[WWEヴィンテージ・コレクション|Vintage Collection]](ヴィンテージ・コレクション) - 70年代~90年代の名勝負・名場面をまとめたクラシック番組。日本では[[2011年]]1月でレギュラー放送が終了し、以降は特番前の特別番組として放送。
* [[WWE・スーパースターズ|Superstars]](スーパースターズ) - 各ブランド共通のアンダーカード番組。日本では[[2013年]]3月、日本でのRAW3時間フル放送開始により休止。
 
[[2009年]]からは30分ハイライト番組の「[[This Week in WWE]]」が地上波[[全国独立放送協議会|独立局]]である[[テレビ神奈川]]にて放送開始する。また、[[2009年]][[3月9日]]より日本でもハイビジョン放送が開始され、27日の放送より、3週間の「ディレイ」を短縮するべく[[WWE Japan]]が交渉した結果、10日遅れの放送に短縮されることが発表された。加えて、これまでRAWの3時間拡大版は2時間に編集されていたが、そのまま3時間番組として放送されることとなった。
=== 2002年以降の日本興行 ===
 
[[2002年]]の再上陸以降は、[[ハウス・ショー]]が中心の興行である。[[2005年]][[2月4日]] (RAW)・[[2月5日|5日]] (SmackDown!)に[[さいたまスーパーアリーナ]]で、アジア初、世界では3カ国目となるテレビ収録での大会が開催された。通常は当日生放送(海外からの収録でも時間差で当日放送)するRAWも史上初の収録試合となった。[[2007年]]を除き、[[2011年]]まで毎年日本興行が開催されている。なお日本での大会では[[消防法]]の関係で[[パイロテクニクス|パイロ]]などの演出は行われない、もしくは小規模なものにとどめられ、2011年以降は[[福島第一原子力発電所事故|福島第一原発事故]]の影響もあり、[[節電]]にも努めている。
PPVやレスラーを特集したDVDは[[ユークス]]が発売していたが、[[2005年]]夏をもって生産を終了。代わって[[J SPORTS]]からDVDが販売されるようになった。
* [[2002年]][[3月1日]]:SMACKDOWN TOUR LIVE IN JAPAN([[横浜アリーナ]]大会)
 
* [[2003年]][[1月24日]]、[[1月25日|25日]]:WWE FAR EAST TOUR January 2003([[国立代々木競技場|国立代々木競技場第一体育館]]大会)
[[2011年]]10月1日にはJ SPORTSがBSデジタル放送へ進出したため、WWEの番組の初回放送は全て新生J SPORTS 2となり、また「[[WWE・ロウ|RAW]]」の初回放送は毎週金曜日から毎週木曜日に変更になった。映像権などの事情により日本では約10日遅れての放送となる。
* 2003年7月:SMACKDOWN UNLEASHED IN THE EAST
 
** [[7月17日]]・[[7月18日|18日]]:横浜アリーナ大会
[[2013年]]3月から現地放送と同じ3時間放送へ移行し<ref>[http://www.wwe.co.jp/news/news_detail.php?nid=10418 WWE「ロウ」、3時間バージョンJ SPORTSで放送決定!]</ref>、2014年からはRawとSmackDownに関して字幕無しではあるが米国放送に合わせて放送すること(SmackDownについては2時間のディレイ)が発表されたために[[WWE・NXT (TVシリーズ)|NXT]]は一旦打ち切りとなった<ref>[http://www.wwe.co.jp/article/2013/12/651.html ロウ生中継、スマックダウン同日放送が決定!!PPVは2日ディレイに!]</ref> が、2014年7月にWWEと契約した[[小林健太|ヒデオ・イタミ]]の出場に合わせて放送を再開<ref>[http://www.jsports.co.jp/wwe/ J SPORTS:KENTA、WWE契約!KENTA出場に合わせNXT放送決定!]</ref>。しかし、2016年1月にJ SPORTSの再改編でNXTは[[WWEネットワーク]]での配信に完全移行。また、同月に[[WWE・ロウ|RAW]]は2時間版に戻り、SmackDownは8年ぶりに[[アフターバーン|Afterburn]]として放送を継続<ref>[https://www.jsports.co.jp/press_release/20151218.html 「WWE」 2016年1月以降の放送について]</ref>。
** [[7月19日]]:[[ワールド記念ホール|神戸ワールド記念ホール]]大会
 
* [[2004年]]2月:ROAD TO WRESTLEMANIA TOUR(RAW)
[[2016年]]より、[[WWEネットワーク]]が日本でも対応開始。また、2017年には[[DAZN]]にてリアルタイム配信が開始。DAZNでは土居、斎藤のコンビの日本語実況も復活していたが、1から2年ほどで撤退した。
** [[2月5日]]:[[広島サンプラザ]]大会
 
** [[2月6日]]:[[大阪城ホール]]大会
[[2017年]]11月より、J SPORTSで放送している字幕版の初回放送が変更され、RAWは3日、アフターバーンは6日に短縮されることを発表。
** [[2月7日]]:[[さいたまスーパーアリーナ]]大会
 
* 2004年[[7月16日]]・[[7月17日|17日]]:SMACKDOWN AT THE BUDOKAN RETURN OF THE DEADMAN ([[日本武道館]]大会)
[[2018年]]12月20日にWWEとJ SPORTSが契約更新をしたことを発表し、再びRAWとSmackDownが通常版に放送が戻り、米国放送と同時刻によるリアルタイムでの放送も復活した<ref name=":0">{{Cite web|和書|title=世界がシビレる世界最強のスポーツエンターテインメント「WWE」番組ラインアップ拡大決定!さらにJ SPORTSオンデマンドでの配信も決定。PPVも視聴可能に! |url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000226.000014079.html |website=PR TIMES |accessdate=2021-11-27 |author=J SPORTS |date=2018-12-20}}</ref>。今回の再改編ではこれまでディレイ放送だったSmackDownもリアルタイムでの放送にラインナップされており、生放送はJ SPORTS 4の担当となり、同時にJ SPORTS傘下の定額制動画配信サービスであるJ SPORTSオンデマンド並びに[[Amazon Prime Video]]でも配信されるようになった。また、DAZNで配信されていたRAWとSmackDownの1時間のハイライト番組はJ SPORTS 3にて放送されることが発表され、J SPORTSオンデマンドではPPVが数日遅れで配信されることも併せて発表された<ref name=":0" /><ref>[https://corporate.wwe.com/news/company-news/2018/12-20-2018 WWE.com:WWE® AND J SPORTS EXTEND LONG-STANDING PARTNERSHIP IN JAPAN]</ref>。
* [[2005年]]2月:[[ROAD TO WRESTLEMANIA 21 JAPAN TOUR]](テレビ収録、[[さいたまスーパーアリーナ]]大会)
 
** [[2月4日]]:RAW
[[2021年]]11月25日、J SPORTSはWWE番組(RAW、SmackDown、PPV)の初回放送を年内で終了することを発表。また、再放送や見逃し配信は2022年1月31日までに終了することも発表された<ref>{{Cite web|和書|title=「WWEロウ」「WWEスマックダウン」放送終了 及びJ SPORTSオンデマンド「WWEパック」サービス終了のお知らせ |url=https://www.jsports.co.jp/news/?id=1120 |website=J SPORTS 総合サイト【公式】 |accessdate=2021-11-25 |date=2021-11-25}}</ref>。以降も、30分ハイライト番組のThis Weekが放送局を縮小しながらも放送されていたが、2022年末をもって終了し、1998年からのテレビ放映は全て消滅した<ref>{{Cite web|和書|title=WWEダイジェスト番組「This Week in WWE」放送/配信終了に関するお知らせ {{!}} J SPORTS 総合サイト【公式】 |url=https://www.jsports.co.jp/news/1538/ |website=www.jsports.co.jp |access-date=2023-01-22 |language=ja-jp}}</ref>。その後の配信はWWEネットワークと[[YouTube]]による無料配信のみとなり、日本語版は前者におけるPLEを除き制作されなくなった<ref>{{Cite web|title=2022年版WWEは無料で視聴可能、チェックしやすい環境に - プロレス : 日刊スポーツ|url=https://www.nikkansports.com/battle/news/202201150000201.html|website=nikkansports.com|access-date=2025-09-09|language=ja}}</ref>。
** [[2月5日]]:SmackDown!
 
* 2005年[[7月1日]]、[[7月2日|2日]]:WWE SUPERSHOW(RAW、SmackDown!共催、さいたまスーパーアリーナ大会)
[[2023年]]9月28日、[[インターネットテレビ]]局である[[ABEMA]]との間で国内独占放送契約を締結し、10月から「RAW」や「SmackDown」並びに各種プレミアム・ライブ・イベント(PLE)の配信を開始する予定であることを発表<ref>{{Cite web|和書|title=「ABEMA」、WWE『RAW』&『SMACKDOWN』を国内独占放送! 中邑真輔「ABEMAでWWE漬けに」 |url=https://times.abema.tv/articles/-/10097209?page=1 |website=ABEMA TIMES |date=2023-09-28 |access-date=2023-09-28 |author=ABEMATIMES編集部}}</ref><ref name=":2">{{Cite web|和書|title=【WWE】ABEMAが10月から「ロウ」「スマックダウン」を放送開始! 日本語実況も復活 |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/277835 |website=東京スポーツ |date=2023-09-28 |access-date=2023-09-28}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=ABEMA WWEと独占契約 「RAW」「SMACKDOWN」を放送 9・29「緊急生特番!WWEが丸ごとABEMAにやって来る!」に武藤敬司が出演決定戦 |url=https://www.daily.co.jp/ring/2023/09/28/0016861174.shtml |website=デイリースポーツ |date=2023-09-28 |access-date=2023-09-29}}</ref>。1年10か月ぶりの国内放送復活となる<ref name=":2" />。また、同時に日本語実況も復活し、「RAW」と「SmackDown」はアメリカ本国での放送から半日以内に無料配信している<ref>{{Cite web|和書|title=WWE『RAW』&『SMACKDOWN』10月からABEMAで無料放送 米国放送から半日で日本語実況付き |url=https://www.oricon.co.jp/news/2296521/full/ |website=ORICON NEWS |access-date=2023-09-28 |date=2023-09-28}}</ref>。PLEはABEMA PPVにて生中継を実施し、一部PLEは無料放送を行っている<ref>{{Cite web |title=【WWE】中邑真輔が王座挑戦のPLE「ファストレーン」 ABEMAで無料生中継が決定! |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/277983 |website=東スポWEB |date=2023-09-29 |access-date=2023-10-03 |language=ja}}</ref>。なお、Abemaでの配信開始と同時にYouTubeでの配信は終了し、WWEネットワークは規模を縮小している。
* [[2006年]][[2月4日]]、[[2月5日|5日]]:SMACKDOWN LIVE TOUR(横浜アリーナ大会)
==== 現在放送している番組 ====
* 2006年[[10月18日]]、[[10月19日|19日]]:WWE RAW&ECW LIVE@BUDOKAN(日本武道館大会)
* [[WWE・ロウ|RAW]]
* [[2008年]]2月:WWE RAW ROYAL RUMBLE TOUR(この大会より運営を[[WWE Japan]]に移管)
* [[スマックダウン|SmackDown]]
** [[2月11日]]:[[有明コロシアム]]大会
* [[WWE・NXT|NXT]]
** [[2月12日]]:日本武道館大会
* [[サタデー・ナイト・メイン・イベント|Saturday Night's Main Event]]
* [[2009年]][[7月7日]]、[[7月8日]]:SMACKDOWN&ECW LIVE TOUR(日本武道館大会)
 
* [[2010年]][[8月20日]]、[[8月21日]]:WWE RAW PRESENTS SUMMER SLAM TOUR 2010<ref>[http://battle-news.com/battle/2010/08/000180.php 5年ぶりに来日したシナがNEXUSに完勝!ジェリコに挑んだヨシ・タツの凱旋試合は、20分越えの熱戦に!] - バトル・ニュース 2010年8月20日</ref><ref>[http://battle-news.com/battle/2010/08/000181.php ヨシ・タツの好アシストでシナがジェリコに勝利!ミステリオとボーンの一戦が日本のファンを魅了!」] - バトル・ニュース 2010年8月21日</ref>([[両国国技館]]大会)
==== 現在配信している番組 ====
* [[2011年]][[11月30日]]、[[12月1日]]:WWE PRESENTS RAW WORLD TOUR 2011<ref>[http://battle-news.com/battle/2011/11/000851.php パンクとシナが共に勝利し、WWE日本公演の初日は大盛況!ナッシュとビッグショーはド迫力のぶつかり合い] - バトル・ニュース 2011年11月30日</ref><ref>[http://battle-news.com/battle/2011/12/000853.php CMパンクが2日連続でデル・リオをGTS葬!シナのZubaz姿、FUNAKIのレフェリー、リーガル出場などサプライズ満載!」] - バトル・ニュース 2011年12月1日</ref>([[横浜アリーナ]]大会)
* [[エボルブ (プロレス)|WWE Evolve]]
** 当初は7月から8月頃に行われる予定だったが、[[3月11日]]に発生した[[東北地方太平洋沖地震]]([[東日本大震災]])及び[[東京電力]]・[[福島第一原子力発電所]]での[[福島第一原子力発電所事故|放射能漏れ事故]]、それに伴い発令された夏場における[[電気使用制限等規則|電力使用制限]]の影響で中止、11月末に変更された。
* [[WWE・メインイベント|MAIN EVENT]]
** また、この大会のチケット収入をはじめ各種関連イベントの収益金の一部が震災復興支援のため寄付されている。
* [[WWEスピード王座|WWE SPEED]]
* [[2012年]][[8月9日]]、[[8月10日|10日]]:[[両国国技館]]大会
 
* [[2013年]][[7月4日]]、[[7月5日|5日]]:[[両国国技館]]大会
==== 過去に放送していた番組 ====
* [[2014年]]7月:WWE LIVE日本公演
* [[This Week in WWE|This Week]](ディスウィーク)- アメリカ国外向けの各ブランド共通の30分ハイライト番組。日本の番組表などでは「This Week in WWE」となっていた。以前は多くの[[独立放送局|独立局]]でも放送されていたが、2022年12月末の[[東京メトロポリタンテレビジョン|TOKYO MX]]、J SPORTS、[[FIGHTING TV サムライ]]の打ち切りをもって全て終了した<ref>{{Cite web|和書|title=「This Week in WWE」放送・配信終了に関するお知らせ {{!}} FIGHTING TV サムライ |url=https://www.samurai-tv.com/news/221216/ |website=www.samurai-tv.com |access-date=2023-01-22}}</ref>。
** [[7月10日]]、[[7月11日|11日]]:[[両国国技館]]大会
* Metal({{仮リンク|WWE・メタル|en|WWF Jakked/Metal}}) - RAWのダイジェストとアンダーカードを放送。[[2002年]]に放送終了し、ヴェロシティに引き継がれた。
** [[7月12日]]:大阪・[[舞洲アリーナ]]大会(大阪大会は[[2004年]][[2月6日]](大阪城ホール大会)以来となる)
* Velocity({{仮リンク|ヴェロシティ|en|WWE Velocity}}・「速力」の意) - スマックダウンのダイジェストとアンダーカードを放送。[[2005年]]に放送終了。
* [[2015年]][[7月3日]]、[[7月4日|4日]]:[[両国国技館]]大会
* Livewire({{仮リンク|ライブワイヤー|en|WWF LiveWire}}) - RAWとSmackDownのダイジェスト。日本では[[テレビ東京]]系列で[[2002年]]まで放送され、2009年にUHFのディスウィークに引き継がれた。
** 2日目はWWEネットワークを通じて本国に同時生中継された。
* Confidencial({{仮リンク|コンフィデンシャル|en|WWE Confidential}}) - プライベートやリング外での活動など、スーパースターの素顔を取り上げたドキュメント番組。[[ジーン・オーカーランド|ミーン・ジーン・オーカーランド]]がホストを務めた。
* [[WWE・ボトムライン|Bottom Line]](ボトム・ライン) - RAWのダイジェストを放送。[[2008年]]まで放送され、[[2017年]]にDAZNで再開。
* [[アフターバーン|Afterburn]](アフターバーン) - SmackDownのダイジェストを放送。[[2019年]]からはJ SPORTS 3にて放送。
* Heat({{仮リンク|WWE・ヒート|en|WWE Heat}}) - RAWのダイジェストとアンダーカードを放送。2008年まで放送された。
* [[ECW#ECW-WWE|ECW]](イー・シー・ダブリュー) - オリジナルECWのハードコア路線を引き継ぎながら若手育成、中堅どころの再浮上を目的とした第3ブランド。[[2010年]]に放送終了、NXTに引き継がれた。
* [[WWEヴィンテージ・コレクション|Vintage Collection]](ヴィンテージ・コレクション) - 70年代~90年代の名勝負・名場面をまとめたクラシック番組。日本では[[2011年]]1月でレギュラー放送が終了し、以降は特番前の特別番組として放送。
* [[WWE・スーパースターズ|Superstars]](スーパースターズ) - 各ブランド共通のアンダーカード番組。日本では[[2013年]]3月、日本でのRAW3時間フル放送開始により休止。2016年に[[WWE 205 Live|205 Live]]の放送開始に伴い放送終了。
* Experience({{仮リンク|WWE・エクスペリエンス|en|WWE Experience}}) - アメリカ国外向けの各ブランド共通の60分ハイライト番組。日本では[[DAZN]]で放送された後<ref>[http://www.wwe.co.jp/article/2017/08/1425.html WWE.co.jp:DAZNで新番組配信のお知らせ]</ref>、[[GYAO!]]と[[YouTube]]で配信<ref>[http://www.wwe.co.jp/article/2017/09/1458.html WWE.co.jp:映像配信サービスGYAO!でWWEダイジェスト番組「エクスペリエンス」の無料配信が決定!]</ref>。2020年1月に終了。
 
=== 日本公演 ===
[[2002年]]の再上陸以降は、[[ハウス・ショー]]が中心の興行である。[[2005年]][[2月4日]](RAW)、[[2月5日]](SmackDown)に[[さいたまスーパーアリーナ]]で、アジア初、世界では3カ国目となるテレビ収録での大会が開催された。通常は当日生放送(海外からの収録でも時間差で当日放送)するRAWも史上初の収録試合となった。なお日本での大会では[[消防法]]の関係で[[パイロテクニクス|パイロ]]などの演出は行われない、もしくは小規模なものにとどめられている。
 
[[2020年]]、[[新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)|新型コロナウイルスの世界的流行]]により、興行が中止になって以降は日本での興行は5年間開催されていなかった。
{| class="wikitable"
! width="70" |開催年
! width="160" |開催月日
! width="330" |大会名
! width="175" |開催地
! width="200" |会場
!備考
|-
|[[2002年]]
|[[3月1日]]
|SMACKDOWN! TOUR LIVE IN JAPAN
|[[神奈川県]][[横浜市]][[港北区]]
|[[横浜アリーナ]]
|
|-
| rowspan="3" |[[2003年]]
|[[1月24日]]、[[1月25日]]
|WWE FAR EAST TOUR January 2003
|[[東京都]][[渋谷区]]
|[[国立代々木競技場]]
|RAW主催
|-
|[[7月17日]]、[[7月18日]]
| rowspan="2" |SMACKDOWN! UNLEASHED IN THE EAST
|神奈川県横浜市港北区
|横浜アリーナ
| rowspan="2" |SmackDown主催
|-
|[[7月19日]]
|[[兵庫県]][[神戸市]][[中央区 (神戸市)|中央区]]
|[[ワールド記念ホール|神戸ポートアイランドホール]]
|-
| rowspan="4" |[[2004年]]
|[[2月5日]]
| rowspan="3" |ROAD TO WRESTLEMANIA TOUR
|[[広島県]][[広島市]]
|[[広島サンプラザ]]
| rowspan="3" |RAW主催
|-
|[[2月6日]]
|[[大阪府]][[大阪市]][[中央区 (大阪市)|中央区]]
|[[大阪城ホール]]
|-
|[[2月7日]]
|[[埼玉県]][[さいたま市]][[中央区 (さいたま市)|中央区]]
|[[さいたまスーパーアリーナ]]
|-
|[[7月16日]]、[[7月17日]]
|SMACK DOWN! at the BUDOKAN~Return of the DEADMAN~
|[[東京都]][[千代田区]]
|[[日本武道館]]
|SmackDown主催
|-
| rowspan="3" |[[2005年]]
|[[2月4日]]
| rowspan="2" |[[ROAD TO WRESTLEMANIA 21 JAPAN TOUR]]
| rowspan="2" |埼玉県さいたま市中央区
| rowspan="2" |さいたまスーパーアリーナ
|RAW主催によるTV収録
|-
|[[2月5日]]
|SmackDown主催によるTV収録
|-
|[[7月1日]]、[[7月2日]]
|WWE SUPERSHOW
|埼玉県さいたま市中央区
|さいたまスーパーアリーナ
|RAW&SmackDown共催
|-
| rowspan="2" |[[2006年]]
|[[2月4日]]<br>[[2月5日]]
|SmackDown LIVE TOUR
|神奈川県横浜市港北区
|横浜アリーナ
|SmackDown主催
|-
|[[10月18日]]、[[10月19日]]
|WWE RAW&ECW LIVE@BUDOKAN
|東京都千代田区
|日本武道館
|RAW&ECW共催
|-
| rowspan="2" |[[2008年]]
|[[2月11日]]
| rowspan="2" |WWE RAW ROYAL RUMBLE TOUR
|東京都[[江東区]]
|[[有明コロシアム]]
| rowspan="2" |RAW主催<br />この大会から日本公演の大会運営を[[コネチカット州]]本社から[[WWE Japan]]に移管
|-
|[[2月12日]]
|東京都千代田区
|日本武道館
|-
|[[2009年]]
|[[7月7日]]、[[7月8日]]
|SmackDown&ECW LIVE TOUR
|東京都千代田区
|日本武道館
|SmackDown&ECW共催
|-
|[[2010年]]
|[[8月20日]]、[[8月21日]]
|WWE RAW PRESENTS SUMMER SLAM TOUR 2010<ref>[https://battle-news.com/battle/2010/08/000180.php 5年ぶりに来日したシナがNEXUSに完勝!ジェリコに挑んだヨシ・タツの凱旋試合は、20分越えの熱戦に!] - バトル・ニュース 2010年8月20日</ref><ref>[https://battle-news.com/battle/2010/08/000181.php ヨシ・タツの好アシストでシナがジェリコに勝利!ミステリオとボーンの一戦が日本のファンを魅了!」] - バトル・ニュース 2010年8月21日</ref>
|[[東京都]][[墨田区]]
|[[両国国技館|国技館]]
|RAW主催<br />初の両国開催。
|-
| rowspan="2" |[[2011年]]
|7月頃予定
| colspan="4" |[[3月11日]]に発生した[[東北地方太平洋沖地震]]([[東日本大震災]])並びに[[福島第一原子力発電所|福島第一原発]]での[[福島第一原子力発電所事故|事故]]の影響で発令された夏場における[[電気使用制限等規則|電力使用制限令]]により中止<br />冬季に変更
|-
|[[11月30日]]、[[12月1日]]
|WWE PRESENTS RAW WORLD TOUR 2011<ref>[https://battle-news.com/battle/2011/11/000851.php パンクとシナが共に勝利し、WWE日本公演の初日は大盛況!ナッシュとビッグショーはド迫力のぶつかり合い] - バトル・ニュース 2011年11月30日</ref><ref>[https://battle-news.com/battle/2011/12/000853.php CMパンクが2日連続でデル・リオをGTS葬!シナのZubaz姿、FUNAKIのレフェリー、リーガル出場などサプライズ満載!」] - バトル・ニュース 2011年12月1日</ref>
|神奈川県横浜市港北区
|横浜アリーナ
|RAW主催<br />夏季予定分の代替興行<br />この大会のチケット収入をはじめ各種関連イベントの収益金の一部が震災復興支援のため寄付された
|-
|[[2012年]]
|[[8月9日]]、[[8月10日]]
|WWE LIVE
|東京都墨田区
|国技館
|
|-
|[[2013年]]
|[[7月4日]]、[[7月5日]]
|WWE LIVE
|東京都墨田区
|国技館
|
|-
| rowspan="2" |[[2014年]]
|[[7月10日]]<br>[[7月11日]]
| rowspan="2" |WWE LIVE日本公演
|東京都墨田区
|国技館
|
|-
|[[7月12日]]
|[[大阪府]][[大阪市]][[此花区]]
|[[舞洲アリーナ]]
|大阪大会は[[2004年]][[2月6日]]の大阪城ホール大会以来
|-
| rowspan="2" |[[2015年]]
|[[7月3日]]
|WWE LIVE
| rowspan="2" |東京都墨田区
| rowspan="2" |国技館
|
|-
|[[7月4日]]
|[[:en:The Beast in the East|The Beast in the East]] (WWE LIVE)
|[[WWEネットワーク]]を通じて世界に同時生中継された
|-
| rowspan="2" |[[2016年]]
|[[7月1日]]、[[7月2日]]
|WWE LIVE
|東京都墨田区
|国技館
|
|-
|[[12月3日]]
|NXT Live Japan<ref>[http://www.wwe.co.jp/article/2016/09/1266.html NXT Live、12/3(土)日本初上陸決定!] - WWE Japan ニュースリリース 2016年9月5日</ref>
|[[大阪府]][[大阪市]][[浪速区]]
|[[大阪府立体育会館]]
|NXT主催
|-
| rowspan="2" |[[2017年]]
|[[6月30日]]、[[7月1日]]
|WWE Live Japan<ref>[http://www.wwe.co.jp/article/2017/02/1338.html 2017年WWE日本公演決定!] - WWE Japan ニュースリリース 2017年2月17日</ref>
|東京都墨田区
|国技館
|
|-
|[[9月16日]]
|WWE Live Osaka<ref>[http://www.wwe.co.jp/article/2017/06/1392.html WWE Live Osaka、9/16開催決定!] - WWE Japan ニュースリリース 2017年6月6日</ref>
|大阪府大阪市浪速区
|大阪府立体育会館
|
|-
| rowspan="2" |[[2018年]]
|[[6月29日]]、[[6月30日]]
|WWE Live Japan<ref>[https://www.sportingnews.com/jp/wwe/news/wwe-live-japan6%E6%9C%8829%E6%97%A530%E6%97%A5%E4%B8%A1%E5%9B%BD%E5%9B%BD%E6%8A%80%E9%A4%A8%E3%81%A7%E9%96%8B%E5%82%AC%E6%B1%BA%E5%AE%9A/1oliegyf491xv1rk8rqi3z18ez 『WWE Live Japan』6月29日&30日、両国国技館で開催決定!] - Sporting News 2018年3月1日</ref>
|東京都墨田区
|国技館
|SmackDown LIVE主催
|-
|[[8月31日]]
|WWE Live Osaka<ref>[https://www.sportingnews.com/jp/wwe/news/8%E6%9C%8831%E6%97%A5wwe%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%85%AC%E6%BC%94wwe-live-osaka%E9%96%8B%E5%82%AC%E6%B1%BA%E5%AE%9A-%E5%99%82%E3%81%AE%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%81%8C%E6%9D%A5%E6%97%A5%E3%81%B8/13easyy03cqbz259y57rq0l8 8月31日、WWE大阪公演『WWE Live Osaka』開催決定! 噂のロンダ・ラウジーが来日へ!] - Sporting News 2018年5月18日</ref>
|大阪府大阪市浪速区
|大阪府立体育会館
|RAW主催
|-
|[[2019年]]
|[[6月28日]]、[[6月29日]]
|WWE Live Tokyo<ref>[https://wwe.co.jp/news-20190308-vol1/ 「WWE Live Tokyo」6/28&29両国国技館で開催決定!] - WWE日本公式サイト 2019年3月8日</ref>
|東京都墨田区
|国技館
|RAW主催
|-
|[[2020年]]
|[[7月2日]] - [[7月4日|4日]]予定
| colspan="4" |[[新型コロナウイルス感染症 (2019年)|新型コロナウイルス感染症]]及び行政からのイベント開催自粛勧告により中止<ref name="2020Live Japan" />
|-
| rowspan="2" |[[2024年]]
|[[7月25日]]
| rowspan="2" |WWE supershow Summer Tour<ref name="2024Live Japan">[https://www.wwe.com/article/wwe-returns-to-japan-this-july-for-the-first-time-in-five-years WWE returns to Japan this July for the first time in five years] - WWE 2024年5月21日</ref>
|大阪府大阪市浪速区
|大阪府立体育会館
| rowspan="2" |5年ぶりの日本大会
|-
|[[7月26日]]、[[7月27日]]
|東京都墨田区
|国技館
|-
|[[2025年]]
|[[10月17日]]・[[10月18日|18日]]
|WWE SUPER SHOW JAPAN<ref>[https://kakutolog.info/wrestling/wwe/46117/ WWE日本公演が2年連続開催 10月17日(金)・18日(土)両国国技館] - カクトウログ 2025年7月30日</ref>
|東京都墨田区
|国技館
|
|}
 
=== その他 ===
J SPORTSでの放送以降、他のスポーツを視聴することが目的でJ SPORTSを視聴した視聴者がWWEのファンになることが多く、一般的なプロレスファンとは異なるファン層を獲得している。特に団体外の要素を団体内に持ちこむことが嫌われる傾向にあり、来日公演では、
2016年、[[BABYMETAL]]の曲「KARATE」が「NXT」の公式テーマ曲に採用されている。
* [[シェイン・マクマホン]]の通訳を務めていた[[ウォーリー山口|ヤマグチ・サン]]にブーイングを浴びせ退場させた。
* [[フレッド・ブラッシー]]追悼VTRの説明をしていたフジテレビの[[千野志麻]]アナウンサーに「ass hole」コールを浴びせた。
* [[グレゴリー・ヘルムズ|ザ・ハリケーン]]対[[船木勝一|フナキ]]戦で、ハリケーンがスーパーヒーローという立場であったため、地元日本出身だったにも拘らず、フナキ、セコンドのTAKAみちのくをヒール扱いしてブーイングを浴びせた。
などのエピソードがある。
 
== WWEのオフィシャルCDアルバム ==
* [[The Wrestling Album]](1985年)
* WWEからオフィシャルで販売されている、または過去に販売されていたCD
* [[Piledriver – The Wrestling Album 2]] (1985(1987年)
* [[Piledriver – The Wrestling Album 2]] (1987年)
* [[WrestleMania: The Album]](1993年)
* [[WWF Full Metal]](1996年)
* [[WWF ザ・ミュージック Vol.2]] (1997年)
* [[WWF We Gotta Wrestle]](1997年)
* [[WWF ザ・ミュージック Vol.3]] (1998年)
* [[WWF ザ・ミュージック Vol.4]] (1999年)
* [[WWF Aggression]] (2000年)
* [[WWF ザ・ミュージック Vol.5]] (2001年)
* [[WWF Forceable Entry]] (2002年)
* [[WWE Anthology]] (2002年)
* [[WWE Originals]] (2004年)
* [[WWE ThemeAddict: ザ・ミュージック Vol.6]] (2004年)
* [[You Can't See Me]] (2005年)
* [[WWE WRECKLESS INTENT]] (2006年)
* [[WWE ザ・ミュージック Vol.7]] (2007年)
: 米国[[iTunes]]限定で販売
* [[Raw Greatest Hits:The Music]] (2007年)
* [[WWE ザ・ミュージック Vol.8]] (2008年)
* [[Voices: WWE ザ・ミュージック Vol.9]] (2009年)
* [[WWE ザ・ミュージック: A New Day]] (2010年)
: [[Amazon.com]]限定で発売
 
== WWEのテレビゲーム ==
* [[エキサイティングプロレス]]シリーズ
* [[レジェンズ・オブ・レッスルマニア]]
* [[WWE2K]]シリーズ
 
== WWEのPPVプレミアムライブイベント特番 ==
現在WWEでは月に1から2度特番を行い、[[WWE・ロウ|RAW]]、[[スマックダウン|SmackDown]]の2ブランド共催で行われる。なお、試合数が限られるため、テレビ放送には出られてもPLEに出られないレスラーは多い。以前、WWEはこれらのイベントを「[[ペイ・パー・ビュー]](PPV)」としてたが、[[サブスクリプション]]形式の動画配信サービスによるPPV大会配信が増加した事で、PPVという言葉の使用を縮小し、現在は「プレミアムライブイベント(Premium Live Event)」と呼んでいる<ref>{{Cite web |title=WWE Has Banned The Term 'Pay-Per-View' |url=https://wrestletalk.com/news/wwe-has-banned-the-term-pay-per-view/ |website=WrestleTalk |date=2022-01-06 |access-date=2023-09-30 |language=en-US |first=Connel |last=Rumsey}}</ref><ref>{{Cite web |title=Shows |url=https://www.wwe.com/shows |website=WWE |access-date=2022-09-08 |language=en}}</ref>。また、2018年まではテレビ放送の[[WWE・ロウ|RAW]]、[[スマックダウン|SmackDown!]]の単独開催もあった<ref>[https://www.wwe.com/article/wwe-2018-pay-per-view-schedule?sf182420287=1 WWE pay-per-views just got bigger for 2018! ]</ref>。基本的に毎年行われる大会は決まっているが、特別に組まれるPLEや現在は行われていないPLE(PPV)も存在する。PLEのスケジュールは以下の通りで、日付は現地時間。
前記の通りWWEでは月に1度特番を行い、テレビ放送の[[WWE・ロウ|RAW]]、[[スマックダウン|SmackDown!]]の2ブランド共催で行われる。そのためテレビ放送には出られてもPPVに出られないレスラーは多い。
=== 2025年のPLEスケジュール ===
 
{|class="wikitable"
基本的に毎年行われる大会は決まっているが、特別に組まれる[[ペイ・パー・ビュー|PPV]]や現在は行われていないPPVも存在する。
 
PPVのスケジュールは以下の通りで、日付は現地時間。
 
=== 2016年のPPVスケジュール ===
{| class="wikitable" style="font-size: middle; width: 100%;"
!日付
!PPVPLE
!開催地
!会場
|-
|[[12241日]]
|[[ロイヤルランブル|Royal Rumble]]<ref>[https://www.wwe.com/article/wrestlemania-summerslam-royal-rumble-indianapolis WrestleMania, SummerSlam and Royal Rumble headed to Indianapolis] WWE.com</ref>
|[[フロリダインディアナ州]][[オーラディアナポリス]]
|[[アムウェルーカス・オセンジアム]]
|-
|[[23211日]]
|[[WWEエリミネーション・チェンバー|Elimination Chamber]]<ref>[https://www.wwe.com/shows/eliminationchamber/article/elimination-chamber-2025-toronto-rogers-centre WWE returns to Rogers Centre in Toronto for 2025 Elimination Chamber] WWE.com</ref>
|[[WWEファスト・レーン|Fastlane]]
|{{Flagicon|CAN}}[[ミズーカナダ]]・[[オンタ州]][[トロントルイス]]
|[[スコットトレロジャ・センター]]
|-
|[[4月319日]]
|rowspan="2"|[[レッスルマニア41|WrestleMania 41]]<ref>[https://www.wwe.com/article/las-vegas-to-host-wrestlemania-41-on-saturday-april-19th-and-sunday-april-20th Las Vegas to host WrestleMania 41 on Saturday, April 19 and Sunday, April 20] WWE.com</ref>
|[[レッスルマニア|WrestleMania]]
|rowspan="2"|[[テキサスネバダ州]][[スベガス]]
|rowspan="2"|[[AT&Tアレジアント・スタジアム]]
|-
|[[54120日]]
|[[WWEペイバック|Payback]]
|[[イリノイ州]][[シカゴ]]
|[[オールステート・アリーナ]]
|-
|[[5月2210日]]
|[[WWE・バックラッシュ|BackLash]]<ref>[https://www.wwe.com/shows/backlash/article/st-louis-backlash-saturday-may-10-enterprise-center St. Louis to host Backlash on Saturday, May 10] WWE.com</ref>
|[[WWEエクストリーム・ルールズ|Extreme Rules]]
|[[ミズーリ州]][[セントルイス]]
|[[ニュージャージー州]][[ニューアーク (ニュージャージー州)|ニューアーク]]
|[[プルデシャルタープライズ・センター]]
|-
|[[6月197日]]
|[[WWEマネー・イン・ザ・バンク|Money In The Bank]]<ref>[https://www.wwe.com/shows/moneyinthebank/article/intuit-dome-in-los-angeles-to-host-money-in-the-bank-2025 Intuit Dome in Los Angeles to host Money in the Bank on June 7] WWE.com</ref>
|[[カリフォルニア州]][[イングルウッド (カリフォルニア州)|イングルウッド]]
|[[ネバダ州]][[ラスベガス]]
|[[T-モバンテュイットアリ]]
|-
|[[78242日]]
|rowspan="2"|[[サマースラム|SummerSlam]]<ref>[https://www.wwe.com/shows/summerslam/article/new-jersey-to-host-two-night-summerslam-in-2025 New Jersey to host first-ever two-night SummerSlam in 2025] WWE.coom</ref>
|[[WWEバトルグラウンド|Battleground]]
|rowspan="2"|[[ニュージャージー州]][[イーストラザフォード]]
|[[ワシントンD.C.]]
|rowspan="2"|[[メットライゾンセンジアム]]
|-
|[[8月213日]]
|[[サマースラム|Summerslam]]
|[[ニューヨーク州]][[ブルックリン]]
|[[バークレイズ・センター]]
|-
|[[981131日]]
|[[WWEクラッシュ・イン・パリ|Clash In Paris]]<ref>[https://www.wwe.com/article/wwe-clash-in-paris-confirmed-for-sunday-august-31 WWE 'Clash in Paris' confirmed for Sunday, August 31] WWE.com</ref>
|[[WWE・バックラッシュ|Backlash]](SmackDown!)
|{{Flagicon|FRA}}[[フランス]]・[[パリ]]
|[[バージニア州]][[リッチモンド]]
|[[パリ・ラ・デファンス・アレナ]]
|[[TBD]]
|-
|[[9102511日]]
|[[WWEクラウン・ジュエル|Crown Jewel]]<ref>[https://www.wwe.com/shows/wwe-crown-jewel/article/crown-jewel-australia-perth-october WWE returns to Australia this October with Crown Jewel: Perth] WWE.com</ref>
|[[WWEクラッシュ・オブ・チャンピオンズ|Clash of Champions]](Raw)
|{{Flagicon|AUS}}[[オーストラリア]]・[[西オーストラリア州]][[パース (西オーストラリア州)|パース]]
|[[インディアナ州]][[インディアナポリス]]
|[[RACアリーナ]]
|[[:en:Bankers Life Field House|バンカーズ・ライフ・フィールド・ハウス]]
|-
|[[1011929日]]
|[[サバイバー・シリーズ|Survivor Series]]<ref>[https://twitter.com/WWE/status/1914497162433421534 WWE Twitter]</ref>
|[[WWE・ノー・マーシー|No Mercy]](SmackDown!)
|[[カリフォルニア州]][[サクラメディエゴ]]
|[[ペトコ・パーク]]
|[[:en:Golden 1 Center|ゴールデン・1・センター]]
|}
{|class="wikitable"
!PLE名
|-
|[[キング・オブ・ザ・リング|King and Queen of the Ring]]
|[[10月30日]]
|[[WWEヘル・イン・ア・セル|Hell in a Cell]](Raw)
|[[マサチューセッツ州]][[ボストン]]
|[[TDガーデン]]
|-
|[[WWEクラッシュ・アット・ザ・キャッスル|Clash At The Castle]]
|[[11月20日]]
|[[サバイバー・シリーズ|Survivor Series]](Raw&SmackDown!)
|[[カナダ]]・[[オンタリオ州]][[トロント]]
|[[TBD]]
|-
|[[WWEバッシュ・イン・ベルリン|Bash in Berlin]]
|[[12月4日]]
|[[WWE TLC:テーブルズ・ラダーズ・アンド・チェアーズ|TLC:Tables, Ladders & Chairs]](SmackDown!)
|[[テキサス州]][[ダラス]]
|[[TBD]]
|-
|[[バッド・ブラッド (プロレス)|Bad Blood]]
|[[12月18日]]
|[[WWEロードブロック|Roadblock]](Raw)
|[[ペンシルヴァニア州]][[ピッツバーグ]]
|[[コンソル・エナジー・センター]]
|}
※PPV日程参照:[http://wrestlingnews.co/wp-content/uploads/2016/06/wwe-ppv-2016-1024x770.jpg Wrestling News.Co]
 
=== 20172026年のPPVPLEスケジュール ===
{| class="wikitable" style="font-size: middle; width: 100%;"
!日付
!PPVPLE
!開催地
!会場
|-
|[[412日]]
|[[ロイヤルランブル|Royal Rumble]]<ref>[https://www.wwe.com/article/saudi-arabia-to-host-royal-rumble-in-2026 Saudi Arabia to host Royal Rumble in 2026] WWE.com</ref>
|[[レッスルマニア|WrestleMania]]
|{{Flagicon|SAU}}[[サウジアラビア]]・[[リヤド]]
|[[フロリダ州]][[オーランド]]
|[[TBD]]
|[[シトラス・ボウル|キャンピング・ワールド・スタジアム]]
|-
|[[8月201日]]
|rowspan="2"|[[サマースラム|SummerSlam]]<ref>[https://www.wwe.com/shows/summerslam/article/summerslam-2026-minneapolis-minnesota Minneapolis to host 2026 SummerSlam] WWE.com</ref>
|[[サマースラム|Summerslam]]
|rowspan="2"|[[ニューヨークミネソタ州]][[ブルックミネアポ]]
|rowspan="2"|[[USレイズセンジアム]]
|-
|[[8月2日]]
|}
詳しくはPPV日程「[[:en:List of WWE pay-per-view events#2020|List of WWE pay-per-view events]]」を参照。
 
=== かつて行われていたWWEのPPVPLE(PPV)特番 ===
{|class="wikitable"
* [[イン・ユア・ハウス|In Your House]](1995 - 1999)
!PLE名
* [[オーバー・ジ・エッジ|Over the Edge]](1998 - 1999)
!開催期間
* [[フューリー・ローデッド|Fully Loaded]](1998 - 2000)
!備考
* [[WWF・インベイジョン|InVasion]](2001)
|-
* [[キング・オブ・ザ・リング|King of the Ring]](1993 - 2002、2006、2008、2010、2015)
|[[イン・ユア・ハウス|In Your House]]
* [[バッド・ブラッド|Bad Blood]](1997、2003 - 2004)
|(1995年 - 1999年)
* [[タブー・チューズデイ|Taboo Tuesday]](2004 - 2005) Cyber Sundayに変更
|
* [[ECW ディセンバー・トゥ・ディスメンバー|December to Dismember]](2006)
|-
* [[ニュー・イヤーズ・レボリューション|New Year's Revolution]](2005 - 2007)
|[[オーバー・ジ・エッジ|Over the Edge]]
* [[WWEワン・ナイト・スタンド|One Night Stand]](2005-2008) Extreme Rulesに変更
|(1998年 - 1999年)
* [[グレート・アメリカン・バッシュ|The Great American Bash]](2004 - 2008) The Bashに変更
|
* [[アンフォーギヴェン|Unforgiven]](1998 - 2008)
|-
* [[WWE・ノー・マーシー|No Mercy]](1999 - 2008) Hell in a Cellに変更
|[[フューリー・ローデッド|Fully Loaded]]
* [[サイバー・サンデー|Cyber Sunday]](2006 - 2008) Bragging Rightsに変更
|(1998年 - 2000年)
* [[WWE・アルマゲドン|Armageddon]](1999 - 2008) TLCに変更
|
* [[WWE・バックラッシュ|Backlash]](1999 - 2009)
|-
* [[ジャッジメント・デイ|Judgement Day]](1998 - 2009) Over the Limitに変更
|[[WWF・インベイジョン|InVasion]]
* [[WWEザ・バッシュ|The Bash]](2009)
|(2001年)
* [[WWEブレーキング・ポイント|Breaking Point]](2009)
|
* [[WWEフェイタル・4ウェイ|Fatal Four Way]](2010)
|-
* [[WWEキャピタル・パニッシュメント|Capitol Punishment]](2011)
|[[キング・オブ・ザ・リング|King of the Ring]]
* [[WWEヴェンジェンス|Vengeance]](2001 - 2007、2011)
|(1993年 - 2002年、2006年、2008年、2010年、2015年、2019年)
* [[WWEブラッギング・ライツ|Bragging Rights]](2009 - 2010)
|
* [[ノー・ウェイ・アウト|No Way Out]](1998、2000 - 2009、2012)
|-
* [[WWEオーバー・ザ・リミット|Over the Limit]](2010 - 2012)
|[[タブー・チューズデイ|Taboo Tuesday]]
* [[WWEエリミネーション・チェンバー|Elimination Chamber]](2010 - 2015)
|(2004年 - 2005年)
|Cyber Sundayに変更
|-
|[[ECW ディセンバー・トゥ・ディスメンバー|December to Dismember]]
|(2006年)
|
|-
|[[ニュー・イヤーズ・レボリューション|New Year's Revolution]]
|(2005年 - 2007年)
|
|-
|[[WWEワン・ナイト・スタンド|One Night Stand]]
|(2005年 - 2008年)
|Extreme Rulesに変更
|-
|[[グレート・アメリカン・バッシュ|The Great American Bash]]
|(2004年 - 2008年)
|The Bashに変更
|-
|[[アンフォーギヴェン|Unforgiven]]
|(1998年 - 2008年)
|
|-
|[[サイバー・サンデー|Cyber Sunday]]
|(2006年 - 2008年)
|Bragging Rightsに変更
|-
|[[WWE・アルマゲドン|Armageddon]]
|(1999年 - 2008年)
|TLCに変更
|-
|[[ジャッジメント・デイ|Judgement Day]]
|(1998年 - 2009年)
|Over the Limitに変更
|-
|[[WWEザ・バッシュ|The Bash]]
|(2009年)
|
|-
|[[WWEブレーキング・ポイント|Breaking Point]]
|(2009年)
|
|-
|[[WWEフェイタル・4ウェイ|Fatal 4-Way]]
|(2010年)
|
|-
|[[WWEキャピタル・パニッシュメント|Capitol Punishment]]
|(2011年)
|
|-
|[[WWEヴェンジェンス|Vengeance]]
|(2001年 - 2007年、2011年)
|
|-
|[[WWEブラッギング・ライツ|Bragging Rights]]
|(2009年 - 2010年)
|
|-
|[[ノー・ウェイ・アウト|No Way Out]]
|(1998年、2000年 - 2009年、2012年)
|
|-
|[[WWEオーバー・ザ・リミット|Over the Limit]]
|(2010年 - 2012年)
|
|-
|[[WWEロードブロック|Roadblock: End of the Line]]
|(2016年)
|
|-
|[[WWEグレート・ボールズ・オブ・ファイヤー|Great Balls of Fire]]
|(2017年)
|
|-
|[[WWE・ノー・マーシー|No Mercy]]
|(1999年 - 2008年、2016年 - 2017年)
|
|-
|[[WWEバトルグラウンド|Battleground]]
|(2013年 - 2017年)
|
|-
|[[WWEストンピング・グラウンズ|Stomping Grounds]]
|(2019年)
|
|-
|[[キング・オブ・ザ・リング|King of the Ring]]
|(1985年 - 1989年、1991年、1993年 - 2002年、2006年、2008年、2010年、2015年、2019年、2021年)
|
|-
|[[WWEスーパーショーダウン|Super ShowDown]]
|(2018年 - 2020年)
|
|-
|[[WWE TLC:テーブルズ・ラダーズ・アンド・チェアーズ|Tables Ledders and Chairs]]
|(2009年 - 2020年)
|
|-
|[[WWEクラッシュ・オブ・チャンピオンズ|Clash of Champions]]
|(2016年 - 2020年)
|
|-
|[[WWEデイ・ワン|DAY 1]]
|(2022年)
|
|-
|[[WWEヘル・イン・ア・セル|Hell In A Cell]]
|(2009年 - 2022年)
|
|-
|[[WWEエキストリーム・ルールズ|Extreme Rules]]
|(2009年 - 2022年)
|
|-
||[[WWEナイト・オブ・チャンピオンズ|Night of Champions]]
|(2008年 - 2015年、2023年)
|
|-
|[[WWEペイバック|Payback]]
|
|
|-
|[[WWEファスト・レーン|Fastlane]]
|
|
|}
 
=== 日本でのPPVPLE特番放送 ===
アルマゲドン2002までの特番はJ SPORTS(旧:J Sky SPORTS)で通常放送されており料金を払わずに視聴することができたが、WWE側の要望により、ロイヤルランブル2003より本国同様のPPV形式となった。加入しているケーブルテレビによってはPPVに対応していないため、これに伴い日本でも以降の特番はすべてDVD化されるようになり、日本語字幕版のPPV放送が打ち切られる2015年末まで販売された。
J SPORTSでの通常放送と同じく約10日遅れ([[2009年]]2月までは3週間遅れ)ての放送であった、2014年からは[[ビデオ・オン・デマンド|VOD]]限定(WWE日本語公式サイト(WWE Japan Videos)、[[DMM]]、[[J:COM]]等<ref>[http://www.wwe.co.jp/files/pdf/2014WWE%20PPV%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88%E8%A6%96%E8%81%B4%E7%92%B0%E5%A2%83%E4%B8%80%E8%A6%A7.pdf 2014 WWE PPVイベント視聴環境一覧(PDFファイル)]</ref>)で英語版(字幕無し)を2日遅れで放送することが発表された。
スカパー!では[[スカチャン]]でのPPV放送となる。初回放送は木曜日。
ケーブルテレビ[[J:COM]]ではJ:COMオンデマンドにて放送。配信開始は金曜日。
 
J SPORTSでの通常放送と同じく約10日遅れ([[2009年]]2月までは3週間遅れ)ての放送であった2014年からは[[ビデオ・オン・デマンド|VOD]]限定(WWE日本語公式サイト(WWE Japan Videos)、[[DMM.com|DMM]]、[[J:COM]]等<ref>[http://www.wwe.co.jp/files/pdf/2014WWE%20PPV%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88%E8%A6%96%E8%81%B4%E7%92%B0%E5%A2%83%E4%B8%80%E8%A6%A7.pdf 2014 WWE PPVイベント視聴環境一覧(PDFファイル)]</ref>)で英語版(字幕無し)を2日遅れで放送することが発表された。スカパー!では[[スカチャン]]でのPPV放送。初回放送は木曜日。ケーブルテレビ[[J:COM]]ではJ:COMオンデマンドにて放送。配信開始は金曜日で、視聴料金は4大PPVのロイヤルランブル、レッスルマニア、サマースラム、サバイバー・シリーズは2,100円/番組。その他は1,575円/番組。
視聴料金は4大PPVのロイヤルランブル、レッスルマニア、サマースラム、サバイバー・シリーズは2,100円/番組。その他は1,575円/番組。
 
また、スカパー!、スカパー!プレミアムサービスにて上記の1年間開催されるPPVを全て視聴できるパックセットも販売されてい。(WWEスペシャルリングサイド2014:142014:14,700円/一括払い<4月以降は15,120円>)。スカパー!ではPPVを行なっていないため、WWEスペシャルリングサイドでの一括購入のみで個別大会の購入はできなかった。その他にも、2015年のみ[[ニコニコ生放送]]([[ニコニコ動画]])で字幕なしの英語版のみの配信があり、視聴には番組あたり2,160ニコニコポイントが必要でタイムシフトも1回のみ可能だった
 
2016年にWWE NETWORKが日本でも開局した後は同サービスでPPV大会を視聴出来るようになる。また、日本語実況版が当初は製作されていたが、2020年までに消滅した。また、WWE NETWORK開局後は、PPV販売は一時停止していたが、後にJ SPORTSオンデマンドによりPPV配信が復活し<ref>{{Cite web|和書|title=世界がシビレる世界最強のスポーツエンターテインメント「WWE」番組ラインアップ拡大決定!さらにJ SPORTSオンデマンドでの配信も決定。PPVも視聴可能に! |url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000226.000014079.html |website=プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES |date=2018-12-20 |access-date=2023-09-30}}</ref>、2020年10月からはJ SPORTS独自の実況が付けられていた。しかし2021年末にPPV販売も終了した<ref>{{Cite web|和書|title=JスポーツWWE放送全部打ち切り!年内「ロウ」「スマックダウン」終了 |url=https://miruhon.net/192973 |website=週刊ファイト |date=2021-11-26 |access-date=2023-09-30 |language=ja}}</ref>。
アルマゲドン2002までの特番はJ SPORTS(当時:J Sky SPORTS)で通常放送されており料金を払わずに視聴することができたが、WWE側の要望により、ロイヤルランブル2003より本国同様のPPV形式となった。加入しているケーブルテレビによってはPPVに対応していないため、これに伴い日本でも以降の特番はすべてDVD化されるようになった。
 
2023年10月より、[[ABEMA]]にて生中継でのPLE配信を開始<ref>{{Cite web|和書|title=「ABEMA」にて、世界最高峰のスポーツエンターテインメントWWEを 日本語実況にて国内独占放送決定 世界10億人を魅了する番組『RAW』&『SMACKDOWN』を日本初の毎週夜8時より無料放送 |url=https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=29378 |website=株式会社サイバーエージェント |date=2023-09-28 |access-date=2023-09-30 |language=ja}}</ref>。数年ぶりに日本語実況が制作され、ABEMAでの放送初回となる、「[[WWEファスト・レーン|ファスト・レーン2023]]」は無料放送されるなど一部PLEは無料生中継され<ref>{{Cite web|和書|title=ABEMAが中邑真輔WWE世界ヘビー級王座戦を無料生中継! - 格闘技 : 日刊スポーツ |url=https://www.nikkansports.com/battle/news/202309290001367.html |website=nikkansports.com |access-date=2023-09-30 |language=ja |last=栗田尚樹}}</ref><ref>{{Cite web |title=【WWE】PLEエリミネーション・チェンバー大会を24日ABEMAで全編無料生中継 - プロレス : 日刊スポーツ |url=https://www.nikkansports.com/battle/news/202402100000567.html |website=nikkansports.com |access-date=2024-06-19 |language=ja |last=藤中栄二}}</ref>、5大PLE(上記4大PPVに加え[[WWEマネー・イン・ザ・バンク|マネー・イン・ザ・バンク]])はPPV配信(4,000円/1大会)される<ref>{{Cite web |title=「ABEMA」にて放送中!アメリカ発の世界最高峰のスポーツエンターテインメントWWE WWEプレミアム・ライブ・イベントの中でも特に注目度の高い“BIG5”である『レッスルマニア』ほか 『サマースラム』『サバイバーシリーズ』『ロイヤルランブル』『マネー・イン・ザ・バンク』を 「ABEMA PPV ONLINE LIVE」にて全試合生中継決定! {{!}} News |url=https://www.o-e-n.co.jp/releases/%e3%80%8cabema%e3%80%8d%e3%81%ab%e3%81%a6%e6%94%be%e9%80%81%e4%b8%ad%ef%bc%81%e3%82%a2%e3%83%a1%e3%83%aa%e3%82%ab%e7%99%ba%e3%81%ae%e4%b8%96%e7%95%8c%e6%9c%80%e9%ab%98%e5%b3%b0%e3%81%ae%e3%82%b9/ |website=株式会社OEN - 世界中に熱狂を届ける |date=2023-10-31 |access-date=2024-06-19 |language=ja}}</ref>。
また、ロイヤルランブル2015からは[[ニコニコ生放送]]も本格参入。字幕なしの英語版のみの配信となり、視聴には番組あたり2,160ニコニコポイントが必要。タイムシフトも1回のみ可能となる。
 
== PPVPLE以外の特番 ==
時々ハウスショーが特番として[[WWEネットワーク]]で放送されることがある。また特定の選手を集めて行うトーナメントを開催してWWEネットワークで放送されることもある。
=== PLE以外の特番 ===
 
{|class="wikitable"
=== 2015年 ===
!年
{| class="wikitable" style="font-size: middle; width: 100%;"
!
!イベント名
!開催地
!会場
|-
|[[2015年]]
|[[7月4日]]
|[[:en:The Beast in the East|The Beast in the East]]
|[[日本東京都]][[東京墨田区]]
|[[両国国技館]]
|-
|2015年
|[[10月3日]]
|[[:en:WWE Live from Madison Square Garden|WWE Network Live Spacial in MSG]]
523 ⟶ 1,040行目:
|[[マディソン・スクエア・ガーデン]]
|-
|[[2016年]]
|[[3月12日]]
|[[WWEロードブロック|Roadblock]]
|[[カナダ]]、[[オンタリオ州]][[トロント]]
|[[:en:Ricoh Coliseum|リコー・コロシアム]]
|-
|[[2019年]]
|[[7月27日]]
|[[WWEスマックヴィル|Smackville]]<ref>[https://www.wwe.com/article/smackville-wwe-network-special-event-july-27 SMACKVILLE to feature WWE Championship Triple Threat Match live on WWE Network tonight]</ref>
|[[テネシー州]][[ナッシュビル]]
|[[ブリヂストン・アリーナ]]
|-
|[[2024年]]
|[[12月14日]]
|[[サタデー・ナイト・メイン・イベント]]
|[[ニューヨーク州]][[ユニオンデール]]
|[[ナッソー・ベテランズ・メモリアル・コロシアム]]
|}
 
=== 2016年トーナメント戦 ===
{| class="wikitable" style="font-size: middle; width: 100%;"
!年代
!日付
!イベント名
!開催地
!会場
|-
|2016年
|[[3月12日]]
|[[WWEクルドブロザー級クラシック|Roadblock]]
|[[カナフロリ]][[:en:Winter Park, Florida|ウィンタリオ州]][[トロントー・パーク]]
|[[:en:RicohFull ColiseumSail University|リコーフルコロシセイル大学リーナ]]
|-
|2017年
|[[WWE・ユナイテッドキングダム王座|WWE英国王座トーナメント]]
|[[イギリス]]、[[ランカシャー州]][[ブラックプール]]
|[[:en:Empress Ballroom|エンプレス・ボールルーム]]
|-
|2017年
|[[WWEメイ・ヤング・クラシック (2017年)|WWEメイ・ヤング・クラシック]]
|フロリダ州ウィンター・パーク
|フル・セイル大学アリーナ
|-
|2018年
|[[WWEメイ・ヤング・クラシック (2018年)|WWEメイ・ヤング・クラシック]]
|フロリダ州ウィンター・パーク
|フル・セイル大学アリーナ
|}
 
545 ⟶ 1,093行目:
* アンビュランス・マッチ(救急車デスマッチ)
* [[デスマッチ#金網デスマッチ|スティール・ケージ・マッチ]](金網デスマッチ)
* チェアマッチ
* [[テーブルマッチ|テーブル・マッチ]]
* ノー・ホールズ・バード・マッチ(反則裁定無し・リング内決着)
* ビート・ザ・クロックマッチ(数試合行い一番短い試合時間の勝者が勝利。挑戦者決定で使われる。)
* [[ラストマン・スタンディング・マッチ]]
* [[ラダー・マッチ]]
* [[デスマッチ#ランバージャック・デスマッチ|ランバージャック・デスマッチ]]
 
==== PPVPLE限定の試合形式 ====
* [[TLC戦|TLC]]
* [[ウォーゲームズ]]
* [[タッグマッチ#エリミネーション・マッチ|エリミネーション・マッチ]]
* [[エリミネーション・チェンバー・マッチ]]
* [[ヘル・イン・ア・セル]]
* [[マネー・イン・ザ・バンク・ラダー・マッチ]]
* [[ロイヤルランブル#ロイヤルランブルマッチ|ロイヤルランブル・マッチ]]
 
==== ディーヴァ関連の試合形式 ====
* 水着・コスプレ・下着等の各種コンテスト
* ランジェリー・ピロー・ファイト(下着姿で枕投げ)
* ブラ・アンド・パンティマッチ
* 泥んこマッチ
 
==== 過去に行われた試合形式 ====
* アサイラム・マッチ
* [[アイアンマン・マッチ]]
* [[アイ・クイット・マッチ]]
* [[タッグマッチ#エリミネーションマッチ|エリミネーション・マッチ]]
* [[デスマッチ#ファイヤー・デスマッチ|インフェルノ・マッチ]](ファイヤー・デスマッチ)
* サブミッション・マッチ(決着はタップアウトのみ)
* [[チャンピオンシップ・スクランブル]]
* ファースト・ブラッド・マッチ(先に相手を流血させた方の勝ち)
* フォールズカウントエニウェア・マッチ(反則裁定無し・どこでも決着可)
ディーヴァ関連の試合形式
* 水着、コスプレ、下着等の各種コンテスト
* ランジェリー・ピロー・ファイト(下着姿で枕投げ)
* ブラ・アンド・パンティ・マッチ
* 泥んこマッチ
アンダーテイカー関連の試合形式
* キャスケット・マッチ(棺桶デスマッチ)
583 ⟶ 1,132行目:
 
=== 観客参加型興行 ===
WWEでは、興行の楽しみ方のキーワードとして、「観客参加型」を提唱。主に、次以下のも4つが主流となる。
# サインボード
#* ボードに自己主張一杯のメッセージを書いて掲げる、最も定番の一つである。単にメッセージを書き記したものや選手のイラストを描いたもの、果てに数人のグループで一つのサインボードにするなど、様々なものがあり、公式サイトでも取り上げられることがある<ref>{{Cite web |title=25 best modern Raw fan signs: photos |url=https://www.wwe.com/shows/raw/25-best-raw-fan-signs-photos |website=WWE |access-date=2023-08-26 |language=en}}</ref>。<!-- 直球型…スーパースターの名前・ニックネーム・必殺技を書いたモノ
#* ボードに自己主張一杯のメッセージを書いて掲げる、最も定番の一つである。
 
#** 直球型・・・スーパースターの名前・ニックネーム・必殺技を書いたモノ
#** 変化球型・・・名前にちなんだユニークな語呂合わせを書いたモノ。下記はほんの一例。
#*** 「Randy Always Wins(ランディはいつも勝つ)」(「RAW」に引っ掛けて)
#*** 「Jbl Best Loser(JBLは偉大なる負け犬)」
#*** 「We Want Edge(みんながエッジを求めてる)」(「WWE」に引っ掛けて)
#** デコレーション型・・・写真やイラストなど、オリジナリティあふれる工夫を凝らしたモノ -->
# [[チャント]](掛け声)
#* スーパースターの台詞や登場曲などに合わせて大合唱することがある<ref>{{Cite web |title=The 10 greatest crowd chants in WWE history |url=https://www.wwe.com/shows/raw/2014-01-13/10-greatest-crowd-chants |website=WWE |access-date=2023-08-26 |language=en}}</ref>。特にコーディ・ローデスの場合は登場曲「Kingdom」の歌詞を合唱する。
#* スーパースターの台詞や、登場曲などに合わせて大合唱
#** [[カート・アングル]]の場合・・・...登場曲に合わせて「'''You Suck!'''(へなちょこ!)」
#** [[ロブ・ヴァン・ダム]]の場合・・・...コールされる時、ポーズと一緒に「'''Rob Van Dam'''」
#** [[リック・フレアー]]の場合・・・...水平チョップを繰り出す時に「'''Wooooo!'''」<ref group="注">コーディ・ローデスが四の字固めを使う時は父であるダスティ・ローデスのライバルだったリック・フレアーへ敬意を表して叫んでいる。</ref>
#** [[D-ジェネレーションX]]の場合・・・...[[トリプルH]]、[[ショーン・マイケルズ]]のマイクに合わせて「'''Suck it!'''」
#** [[トミー・ドリーマー]]など元[[ECW]]所属のレスラー選手の場合・・・...入退場時や攻撃のあとに「'''ECW! ECW!'''」
#** また悪役が気に入らないことを言ったり、ストーン・コールド・スティーブ・オースチンのマイクパフォーマンスの場合に「'''What?'''」とうこともある。
# Tシャツバズーカ
#* 試合の合間に客席に向かってTシャツを込めたバズーカ砲を打ち上げる。
#** 日本公演では、主にツアータイトルが描かれたTシャツが打ち上げられる。
# コスプレ
#* スーパースターのコスチュームギミックを真似るモノ。楽しみ方としては上級者の部類になる<ref>{{Cite web |title=Photos: WWE-inspired cosplay invades Tokyo, Japan |url=https://www.wwe.com/gallery/wwe-cosplay-in-tokyo-during-international-tour-photos |website=WWE |access-date=2023-08-26 |language=en}}</ref><ref>{{Cite web |title=Photos: WrestleMania Axxess' best cosplay outfits |url=https://www.wwe.com/shows/wrestlemania/gallery/wrestlemania-axxess-cosplay-photos |website=WWE |access-date=2023-08-26 |language=en}}</ref>
#* よくコスプレの題材にされる選手
#** [[ザ・ロック]]・・・日本公演で「代々木ロック」なる者が出現。試合開始前や休憩時間中に会場中を回り、パフォーマンスをする。
#** [[ジ・アンダーテイカー]]・・・現在のギミックどおり、白目も。
#** [[ハルク・ホーガン]]・・・TVショーなどで最も頻繁に見られる。ホーガンの[[TNA]]参戦以降もその根強い人気は変わらない。
 
== タイトル ==
; 王座
* [[WWE世界ヘビー級王座]] : [[ジョナサン・グッド|ディーン・アンブローズ]]
* [[WWE・インターコンチネンタル王座|WWEインターコンチネンタル王座]] : [[ザ・ミズ]]
* [[WWE・ユナイテッドステイツ王座|WWE US王座]] : [[ミロスラフ・バルニャシェフ|ルセフ]]
* [[WWE・タッグチーム王座|WWEタッグ王座]] : [[ニュー・デイ (プロレス)|ニュー・デイ]]([[エットレ・ユエン|ビッグ・E]] & [[コフィ・キングストン]] & [[オースティン・ワトソン|エグザビアー・ウッズ]])
* [[WWE・女子王座|WWE女子王座]] : [[アシュリー・フレアー|シャーロット]]
; 特別な試合
* [[ロイヤルランブル]] : [[トリプルH|トリプルH]]
* [[マネー・イン・ザ・バンク・ラダー・マッチ]] : [[ジョナサン・グッド|ディーン・アンブローズ]]
* [[アンドレ・ザ・ジャイアント・メモリアル・バトルロイヤル]] : [[トム・ペストック|バロン・コービン]]
 
=== 過去に認定していたタイトル ===
かつて新日本プロレスと業務提携していた時代、様々な王座を認定していた。新日本プロレスが[[IWGP]]構想を提唱した際も一部の王座を除きWWFの認定する王座は業務提携が解消されるまで新日本プロレス内に存在し、防衛戦も行われていた。またWWF時代及び現WWEでも様々な王座が存在しているが中には一時期あまりにも王座の数が増えすぎたためなくなったものや、シナリオ上必要であったが自然に消滅したものなどがあり、様々な形で消えていった。
* [[WWFインターナショナル・ヘビー級王座|WWF International Heavyweight Championship]] (1959-1963, 1982-1985) ※
* [[WWFジュニアヘビー級王座|WWF Junior Heavyweight Championship]] (1967-1985) ※
* [[WWFインターナショナル・タッグ王座|WWF International Tag Team Championship ]](1969-1985) ※
* [[WWE・世界タッグチーム王座|World Tag Team Championship]](1971-2010)
* WWF New Japan Martial Arts Championship (1978-1985) ※
* WWF North American Championship (1979-1981) ※
* [[WWF・ライトヘビー級王座|WWF Light Heavyweight Championship]] (1981-2001)
* WWF Women's Tag Team Championship (1983-1989)
* WWF Canadian Championship (1985-1986)
* WWF Million Dollar Championship (1989-1992, 1995-1996、2010)
* WWF Intercontinental Tag Team Championship (1991)
* WWF SWS Tag Team Championship (1991-1992)
* [[WWE・クルーザー級王座|WWE Cruiserweight Championship]] (1992-2007)
* WWF Middle East Cup (1996)
* WWF Kuwaiti Cup (1996-1997)
* [[WWE・ヨーロピアン王座|WWE European Championship]] (1997-2002)
* [[WWE・ハードコア王座|WWE Hardcore Championship]] (1998-2002)
* [[WCW・世界ヘビー級王座|WCW Championship]](2001)
* [[WCW世界タッグチーム王座|WCW Tag Team Championship]](2001)
* [[ECW王座|ECW Championship]](2006 - 2010)
* [[世界ヘビー級王座 (WWE)|World Heavyweight Championship]](2002 - 2013)
* [[WWE・ディーヴァズ王座|WWE Divas Championship]](2008-2016)
※については主に新日本プロレスで使用された王座。Light Heavyweight Championshipに関してはメキシコ版と呼ばれた王座と後に新たに認定された王座が存在する。またInternational Heavyweight Championshipに関しては新日本プロレス版と[[UWF]]版が存在する。またSWS Tag Team Championshipに関しては[[SWS]]の王座だがSWSが当時WWFと提携していたためWWF認定の王座とされていた。
 
== 所属選手(THE WWE SUPERSTARS)(スーパースター)・スタッフ ==
* 詳しくは「[[{{main|WWEに所属する人物一覧]]」を参照。}}
 
== スーパースターの関係 ==
WWEでは[[アングル (プロレス)|アングル]]上、スーパースターの兄弟や夫婦、親戚といった設定が出てくるがもちろん全てが真実な訳ではない。特に、1980年代後半からタッグチームの多くに兄弟、親戚の[[ギミック (プロレス)|ギミック]]が頻繁に設定された。ただし、実際の人間関係がストーリーに絡むことも多く、そこにこの団体を楽しむ醍醐味がある。
* 現実でも肉親で番組ストーリーでもそれが取り上げられた例
** [[ビンス・マクマホン]]一家は本当の家族。
** [[チャボ・ゲレロ・シニア|チャボ・クラシック]]と[[エディ・ゲレロ]]は本当の兄弟。エディ・ゲレロと[[チャボ・ゲレロ・ジュニア|チャボ・ゲレロ]]は叔父と甥の関係。
661 ⟶ 1,165行目:
** [[カーリー・コロン|カリート]]と[[エディ・コロン|プリモ]]は本当の兄弟。
** [[コーディ・ローデス]]と[[ダスティン・ローデス|ゴールダスト]]は[[ダスティ・ローデス]]の実の息子で異母兄弟。
** [[ウーソズ]]([[ジョシュア・ファトゥ|ジェイ・ウーソ]]と[[ジョナサン・ファトゥ|ジミー・ウーソ]]はリキシのリングネームで有名な[[ソロファ・ファトゥ]]の実の息子で双子の兄弟。
** [[セファ・ファトゥ|ソロ・シコア]]も[[ソロファ・ファトゥ]]の実の息子で、[[ウーソズ]]([[ジョシュア・ファトゥ|ジェイ・ウーソ]]と[[ジョナサン・ファトゥ|ジミー・ウーソ]])の実弟。
* タッグやユニットでつながりがある例
** [[ジョー・アノアイ|ロマン・レインズ]]と[[ウーソズ]]([[ジョシュア・ファトゥ|ジェイ・ウーソ]]と[[ジョナサン・ファトゥ|ジミー・ウーソ]])、[[セファ・ファトゥ|ソロ・シコア]]は本当の親族(レインズは[[ソロファ・ファトゥ]]の従弟)。ウーソズとソロ・シコアは厳密にはアノアイ家ではないが、祖母(ソロファ・ファトゥの母)がアノアイ家の出身であるため、広義の[[アノアイ・ファミリー]]に含まれる。
** [[エッジ (プロレスラー)|エッジ]]と[[クリスチャン (プロレスラー)|クリスチャン]]は小学校来の親友。
** [[ドウェイン・ジョンソン|ザ・ロック]]の祖父・[[ピーター・メイビア]]が、[[ジョー・アノアイ|ロマン・レインズ]]の祖父・アミチュア・アノアイと[[義兄弟]]の関係であるため、ザ・ロックも広義の[[アノアイ・ファミリー]]に含まれる(ただし、あくまでも祖父同士が義兄弟であるため、ザ・ロックとレインズは血縁関係にない)。
** [[マーク・ロモナコ|ババ・レイ・ダッドリー]]と[[ディーボン・ヒューズ|ディーボン・ダッドリー]]は、共に[[ジョニー・ロッズ]]のジムの出身で兄弟子と弟弟子の関係である。
** [[レイ・ミステリオ・ジュニア|レイ・ミステリオ]]と[[ドミニク・ミステリオ]]は実の親子でドミニクは子供の頃からWWEのアングルに参加していた。
** [[レガシー (プロレス)|レガシー]]はメンバー全員2世または3世レスラー。
** [[アン・アメリカンズ]]はメンバー全員が非アメリカ人で構製されている。
* ギミック上のみの肉親関係の例
** [[ジ・アンダーテイカー]]と[[ケイン (プロレスラー)|ケイン]]は本当の兄弟ではない。
** [[ジ・アンダーテイカー]]及び[[ケイン (プロレスラー)|ケイン]]と[[ポール・ベアラー]]は本当の親子ではない。
** [[エッジ (プロレスラー)|エッジ]]と[[クリスチャン (プロレスラー)|クリスチャン]]は本当の兄弟ではない。クリスチャンがWWEに復帰してからは幼馴染みという事になっている。
** [[エリック・ビショフ]]と[[ニコラス・ディンスモア|ユージン]]は本当の親戚ではない。
** [[ジェイミー・ハワード|ジェイミー・ノーブル]]と[[ジェームズ・マリタート|ナンジオ]]は本当の従兄弟ではない。
** [[ダグ・バシャム]]と[[ダニー・ホリー|ダニー・バシャム]]は本当の兄弟ではない。
** [[マーク・ロモナコ|ババ・レイ・ダッドリー]]と[[ディーボン・ヒューズ|ディーボン・ダッドリー]]と[[マット・ハイソン|スパイク・ダッドリー]]は本当の兄弟ではない。
** [[クリフ・コンプトン|ドミノ]]と[[カラ・ドリュー|チェリー]]は本当の兄妹ではない。
** [[デイブ・フィンレー|フィンレー]]と[[ディラン・ポストゥル|ホーンスワグル]]は本当の親子ではない。
** [[カート・アングル]]と[[ネイサン・エバーハート|ジェイソン・ジョーダン]]は本当の親子ではない。
* 現実でも婚姻、または恋愛関係で、番組ストーリーでもそれが取り上げられた例
** [[ランディ・サベージ]]と[[{{仮リンク|ミス・エリザベス・ヒューレット|label=エリザベス]]|en|Miss Elizabeth}}は実際の夫婦だった。リング上で結婚式もあげているが、後離婚。後に続く「夫婦もの」の嚆矢となった。
** [[トリプルH]]と[[ステファニー・マクマホン=レヴェック|ステファニー・マクマホン]]は本当に結婚している(ストーリー上では離婚、夫婦ストーリー終了後に結婚)
** [[ブッカー・ハフマン|ブッカー・T]]と[[シャーメル・サリバン・ハフマン|シャーメル]]は本当の夫婦。
** [[マット・ハーディー]]と[[エーミィ・ダーマス|リタ]]は以前本当にプライベートでも恋愛関係にあった。
685 ⟶ 1,186行目:
** [[エディ・ゲレロ]]と[[ヴィッキー・ゲレロ]]は本当の夫婦だった。(その後に展開されたヴィッキーとエッジの結婚・離婚ストーリーは番組内だけのもの)
** [[ビリー・キッドマン]]と[[トリー・ウィルソン]](注:番組内では恋愛ストーリーのみ展開。2006年に離婚)
** [[ヴァージル・ラネルズ3世|ゴールダスト]]と[[{{仮リンク|テリー・ボートイトネルズ|label=テリー]]|en|Terri Runnels}}(注:現在は離婚)
** [[チャーリー・ハース]]と[[ジャッキー・ゲイダ|ミス・ジャッキー]](注:番組内では恋愛ストーリーのみ展開)
** [[ダニエル・ブライアン]]と[[ブリー・ベラ]]は本当の夫婦
** [[タイソン・キッド]]と[[ナッティ・ナイドハート|ナタリヤ]]は本当の夫婦
** [[ザ・ミズ]]と[[マリース・ウエレ|マリース]]は本当の夫婦。
* ストーリー上は関係ないが、現実に恋愛関係、または婚姻関係の例
** [[ロドニー・マック]]と[[カーレン・ベグナウド|ジャズ]]
** [[ドリュー・ギャロウェイ|ドリュー・マッキンタイア]]と[[タリン・テレル|ティファニー]]は本当の夫婦(注:2011年5月に離婚)
** [[ジ・アンダーテイカー]]と[[ミシェル・マクール]]は本当の夫婦
** [[ジョナサン・ファトゥ|ジミー・ウーソ]]と[[ナオミ・ナイト|ナオミ]]は本当の夫婦
** [[コーディ・ローズ]]と[[ブランディ・ラネルズ|エデン]]は本当の夫婦
 
== 出典脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
 
{{Reflist}}
=== 注釈 ===
<references group="注" responsive="" />
 
=== 出典 ===
{{Reflist|3}}
 
== 関連項目 ==
{{Commonscat|World Wrestling Entertainment}}
* [[ディーヴァ (プロレス)|ディーヴァ]]
* [[スマックダウン|SmackDown!]]
* [[WWE・ロウ|RAW]]
* [[スマックダウン|SmackDown]]
* [[WWE・NXT|NXT]]
* [[NXT UK]]
* [[UPW (プロレス)|UPW]]
* [[OVW]]
713 ⟶ 1,214行目:
* [[WCW]]
* [[WWE殿堂]]
* [[WWE世界ヘビー級王座]]
* [[世界ヘビー級王座 (WWE)|世界ヘビー級王座]]
* [[WWE統一世界王座]]
* [[WWE・インターコンチネンタル王座|WWEインターコンチネンタル王座]]
* [[WWE・ユナイテッドステイツ王座|WWE US王座]]
* [[WWE・ヨーロピアン王座|WWEヨーロピアン王座]]
* [[WWE・世界タッグチーム王座|WWE世界タッグ王座]]
* [[WWE・タッグチーム王座|WWEタッグ王座]]
* [[WWE・統一タッグチーム王座|WWE統一タッグ王座]]
* [[WWE・クルーザー級王座|WWEクルーザー級王座]]
* [[WWE・ディーヴァズ王座|WWEディーヴァズ王座]]
* [[WWE・女子王座|WWE女子王座]]
* [[WWE・ハードコア王座|WWEハードコア王座]]
* [[WWFインターナショナル・ヘビー級王座]]
* [[WWFインターナショナル・タッグ王座]]
* [[WWF北米ヘビー級王座]]
* [[WWFジュニアヘビー級王座]]
* [[WWF・ライトヘビー級王座|WWFライトヘビー級王座]]
* [[WWF世界女子タッグ王座]]
* [[WWF世界マーシャルアーツ王座]]
* [[WWF-SWSタッグ王座]]
* [[WWWF・ユナイテッドステイツ・タッグ王座|WWWF USタッグ王座]]
* [[ECW王座]]
* [[トリプルクラウン (WWE)|トリプルクラウン]]
* [[グランドスラム (WWE)|グランドスラム]]
* [[WWE&WWWF王座一覧]]
* [[WWEパフォーマンスセンター]]
* [[WWEネットワーク]]
* [[WWE Japan]]
* [[ディーヴァ (プロレス)|ディーヴァ]]
* [[アメリカンプロレス]]
 
== 外部リンク ==
* [httphttps://www.wwe.com/ WWE公式サイト](英語)
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