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'''ホーク'''
== 概要 ==
本モデル
しかし、日本では[[1975年]]に自動二輪車[[運転免許]]制度改正が実施され、排気量400cc以下のみ運転可能な中型限定が設定された
特徴的なエンジン(詳細は後述)は、多数の派生車種を展開するとともにフレームを共用した
なお、各車とも[[ホンダ・CB|CBシリーズ]]の車名を割り振られているが、同社ではペットネームであるホークシリーズとして扱う<ref>[http://www.honda.co.jp/pressroom/products/motor/hawk/
== 車両解説 ==
※本項ではベースとなったCB400T HAWK-IIについて解説を行う。
; 車体
: [[カフェレーサー]]風のドリームCB400FOURから大きく変貌し、丸いガソリンタンク・アップハンドル・厚いロール&タックシート・短く太いメガホン[[マフラー (原動機)|マフラー]]などを装備する。[[クルーザー (オートバイ)|アメリカン]]タイプとも[[ネイキッド (オートバイ)|ヨーロピアン]]タイプとも言えない独自のスタイルとした。
: [[フレーム (オートバイ)|フレーム]]は、鋼板プレス張り合わせのダイヤモンドフレームを採用するほか、[[ホイール・アライメント#キャスタ
; エンジン▼
▲[[フレーム (オートバイ)|フレーム]]は、鋼板プレス張り合わせのダイヤモンドフレームを採用するほか、[[ホイール・アライメント#キャスター角|キャスター角]]は27°、トレールは100mmに設定された。
: 吸気2・排気1の3バルブ配置としたCB400TE型空冷4ストローク2気筒SOHCエンジンはバランサーを内蔵する内径x行程=70.5x50.6(mm)の超ショートストローク設計。電気進角式[[キャパシター・ディスチャージド・イグニッション|CDI]]点火を採用する上で、[[圧縮比]]を9.3に設定。[[排気量]]395ccから最高出力40ps/9,500rpm・最大トルク3.2kgf・m/8.000rpmのスペックをマーク。変速機は左足動式5段[[マニュアルトランスミッション]]を搭載する。▼
▲;エンジン
: また、燃料は強制開閉式CV型[[キャブレター]]2基により供給。[[エキゾーストマニホールド]]ならびにマフラーは排気脈動効果から2into1の集合チャンバーがついた左右2本出しメガホンタイプを装着する<ref name="19770512press">[
▲吸気2・排気1の3バルブ配置としたCB400TE型空冷4ストローク2気筒SOHCエンジンはバランサーを内蔵する内径x行程=70.5x50.6(mm)の超ショートストローク設計。電気進角式[[キャパシター・ディスチャージド・イグニッション|CDI]]点火を採用する上で、[[圧縮比]]を9.3に設定。[[排気量]]395ccから最高出力40ps/9,500rpm・最大トルク3.2kgf・m/8.000rpmのスペックをマーク。変速機は左足動式5段[[マニュアルトランスミッション]]を搭載する。
; 足回り▼
▲*2気筒エンジンを採用した理由は、ミドルクラスなら4気筒より2気筒のほうが速く効率がよいとの理論に基づいており、最高出力はCB400FOURの37ps(408ccモデル)・36ps(398ccモデル)に対して40psと10%程向上した。
: [[サスペンション (オートバイ)|サスペンション]]は、[[フロントサスペンション (オートバイ)|フロント]]がテレスコピック、[[リヤサスペンション (オートバイ)|リヤ]]がスイングアーム。タイヤサイズは、フロントが3.60S-19-4PR、リヤが4.10S-18-4PRと従来の同クラスより幅が太めのサイズを装着する。▼
: ホイールは、メインテナンスフリーとコストダウンの観点から独自の組み立て式コムスターホイール
▲また、燃料は強制開閉式CV型[[キャブレター]]2基により供給。[[エキゾーストマニホールド]]ならびにマフラーは排気脈動効果から2into1の集合チャンバーがついた左右2本出しメガホンタイプを装着する<ref name="19770512press">[http://www.honda.co.jp/news/1977/2770512.html 1977年5月12日プレスリリース]</ref>。
: また、大幅なコストダウンの観点からメーター周辺へのプラスチック多用・プレス鋼板製トップブリッジ・メインキー連動ハンドルロックの省略などが実施された。▼
: ただし、パワーユニットなどの重量物を車体中心部にまとめた集中レイアウトによる安定感ある操縦性<ref name="19770512press"/>から運転しやすいこともあり、[[教習車]]仕様も導入実績がある。▼
▲;足回り
▲[[サスペンション (オートバイ)|サスペンション]]は、[[フロントサスペンション (オートバイ)|フロント]]がテレスコピック、[[リヤサスペンション (オートバイ)|リヤ]]がスイングアーム。タイヤサイズは、フロントが3.60S-19-4PR、リヤが4.10S-18-4PRと従来の同クラスより幅が太めのサイズを装着する。
▲ホイールは、メインテナンスフリーとコストダウンの観点から独自の組み立て式コムスターホイール<ref group="注">スポークホイールやキャストホイールより低コストで製造が可能。</ref>が[[ホンダ・ドリームCB750FOUR#ドリームCB750FOUR-II|CB750FOUR-II]]に続いて採用された。
▲また大幅なコストダウンの観点からメーター周辺へのプラスチック多用・プレス鋼板製トップブリッジ・メインキー連動ハンドルロックの省略などが実施された。
▲ただしパワーユニットなどの重量物を車体中心部にまとめた集中レイアウトによる安定感ある操縦性<ref name="19770512press"/>から運転しやすいこともあり、[[教習車]]仕様も導入実績がある。
== 車種構成 ==
=== 400ccモデル ===
==== CB400T HAWK-II ====
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HAWKシリーズの基礎となったモデルで[[1977年]]5月12日発表、同月25日発売<ref name="19770512press"/>。燃料タンクの形状から[[やかん]]の別称を持つ。
[[1978年]]3月9日発表、同月10日発売でマイナーチェンジを実施<ref>[
[[1980年]]6月にもカラーリング変更のマイナーチェンジを実施した。
==== CB400T ホンダマチック装備車 HAWK ====
1978年1月25日発表・発売<ref>[
4輪車用に開発された3要素1段2相形前進2速[[オートマチックトランスミッション]]の[[ホンダマチック]]を[[ホンダ・ドリームCB750FOUR#EARA|
*[[クラッチ]]レバーを廃止し、[[パーキングブレーキ]]レバーを設置。
*[[タコメーター]]を廃止し、シフトポジション[[インジケーター]]を設置。
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==== CB400N HAWK III ====
[[File:Honda CB400N in the Honda Collection Hall.JPG|thumb|right|200px|CB400N HAWK III<br />[[ホンダコレクションホール]]保存車]]
1978年8月23日発表、同月24日発売<ref>[
CB400T HAWK-IIをベースに[[ホンダ・CB-F|CB750F]]と同様なヨーロピアンテイストの外装スタイルを取り入れたスーパースポーツモデル。以下の変更点がある。
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*燃料タンクを14Lに増量。
*フロント[[ディスクブレーキ]]をダブル化。
*コムスターホイールをリム・スポークプレート・ハブともにすべて[[アルミニウム]]合金製に変更
[[1979年]]7月にカラーリング変更のマイナーチェンジを実施した。
==== CB400D SUPER HAWK III ====
[[1980年]]7月24日発表、同年8月1日発売<ref>[
*ハンドルロックをイグニッションキー連動タイプに変更。
*メータ周りをドリームCB400FOURと同意匠に変更。
*ハンドルを[[ジュラルミン]]鍛造製セパレートハンドルに変更。
*ブレーキペタル・チェンジペタルもジュラルミン鍛造製に変更。
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=== 250ccモデル ===
1973年から製造販売されていたドリームCB250T
*ただし排気量を249ccに設定するため内径x行程=62.0x41.4(mm)とボア・ストローク比は400の0.72以下の0.67とよりショートストロークとなった。
同エンジンは圧縮比9.4から最高出力26ps/10,500rpm・最大トルク2.0kgf・m/8.500rpmのスペックをマークする<ref name="19770705press">[
==== CB250T HAWK ====
[[File:Cheggy%27s_Honda_CB250T_Image_2.jpg|thumb|right|200px|CB250T<br>欧州仕様]]
1977年7月5日発表・発売<ref name="19770705press"/>。CB400T HAWK-IIとの相違は、前輪はタイヤ幅3.60のまま
1978年4月19日発表。同月20日発売でマイナーチェンジを実施<ref>[
なお1979年7月・1980年6月にもカラーリング変更に伴うマイナーチェンジを実施した。
==== CB250N HAWK ====
[[File:Honda_CB250N_PSParrot.jpg|thumb|right|200px|CB250N<br>欧州仕様]]
1979年7月20日発表、同月21日発売<ref>[
CB400N HAWK IIIの250cc版であるが以下の相違点がある。
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*コムスターホイールのスポーク部が鉄製。
*ハンドルをセミフラットタイプのみならずアップタイプをオプション設定。
*カラーリングにCB750Fと同じキャンディーブルー
==== CB250NA SUPER HAWK ====
1980年9月5日発表、同月6日発売<ref>[
型式名MC03。CB400D SUPER HAWK IIIの250cc版であり車体外装部品を共通化しているが、以下の相違点がある。
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=== エンジンを共用する姉妹車 ===
* [[ホンダ・CM|
=== 1,100ccモデル ===
==== HAWK 11 ====
{{節スタブ}}
== 評価 ==
CB400T HAWK-IIは
一方250ccクラスでは、共用するフレームが災いして車重が180kg前後と動力面では不利になるもののそれなりの販売実績を誇っていた。しかし、こちらも1978年にスズキが[[スズキ・ガンマ#RG250|RG250]]で、1979年にカワサキが[[カワサキ・Z250FT|Z250FT]]で、1980年にヤマハが[[ヤマハ・RZ|RZ250]]
このような状況から
== 脚注 ==
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=== 注釈 ===
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=== 出典 ===
{{Reflist}}
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* [[ホンダ・VTR1000F]]:北米仕様にSuper Hawkのペットネームを使用。
* [[ホンダ・ナイトホーク]]
{{motorcycle-stub}}
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