「不死鳥の騎士団」の版間の差分
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[[File:Claremont square, Islington (4) - geograph.org.uk - 1523975.jpg|thumb|320px|映画『[[ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (映画)|ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団]]』において、不死鳥の騎士団の本部となるブラック邸が存在する「グリモールド・プレイス」として撮影に使用された[[ロンドン]]・[[イズリントン区]]の{{仮リンク|クレアモント・スクエア|en|Claremont Square}}。]]
'''不死鳥の騎士団'''(ふしちょうのきしだん、Order of the Phoenix)は、[[J・K・ローリング]]の小説『[[ハリー・ポッターシリーズ|
== 概要 ==
[[アルバス・ダンブルドア]]が、[[ヴォルデモート]]陣営に対抗すべく創設した組織。1981年10月にヴォルデモートが失踪し
[[ハリー・ポッターシリーズの地理#イギリス魔法省本庁|魔法省]]には秘密で活動
== 活動内容 ==
犯罪者の逮捕の権限は魔法省([[ハリー・ポッターシリーズの地理#魔法警察部隊|魔法警察部隊]]・闇祓い)にあるため、民間団体である騎士団の第2期(1995-)における主要な活動は、
* [[ハリー・ポッター (架空の人物)|ハリー・ポッター]]および関係者の護衛
* 情報収集
* [[死喰い人]]の追跡および捕縛
* 魔法使い
が主体である。これらの活動に際し、死喰い人から攻撃を受けた場合、戦闘に発展
1997年8月、ヴォルデモート陣営が魔法省を陥落させてからは、[[レジスタンス運動]]を展開。
* [[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#マグル|マグル]]および魔法使いの、正確な死因の調査
* [[地下放送]]
** 死傷者、行方不明者、投獄者の公表
** 「マグル保護」の呼びかけ
** ヴォルデモート陣営に対する抗戦、およびハリー・ポッター支持の呼びかけ
1998年5月2日のホグワーツの戦いでは、騎士団員がホグワーツ防衛隊の指揮を執り、ヴォルデモート陣営と交戦。少なからずの戦死者を出すが、最終的にヴォルデモート陣営に勝利する。ヴォルデモート死亡後、騎士団員の[[#キングズリー・シャックルボルト|キングズリー・シャックルボルト]]が魔法大臣に就任
== 本部 ==
本部は、第5巻『[[ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団|
ブラック家の邸宅であり、シリウスの母ヴァルブルガの死後、10年あまり放置されていたが、第5巻でシリウスが騎士団の本部として提供
第5巻終盤でシリウスが亡くなったことを受けて、騎士団の本部はブラック邸から移動するが、第6巻『[[ハリー・ポッターと謎のプリンス|
1997年8月(第7巻『[[ハリー・ポッターと死の秘宝|
== 団員 ==
団員の数は明らかになっていないが、[[#リーマス・ルーピン|リーマス・ルーピン]]によれば、第1期では死喰い人の20分の1程度の人数だったとされる。第2期で騎士団本部に滞在
=== 第1期・第2期共通 ===
;
: 創設者。[[ハリー・ポッターシリーズの地理#ホグワーツ魔法魔術学校|ホグワーツ魔法魔術学校]]校長。
: {{Main|アルバス・ダンブルドア}}
;
: 創立メンバーの
: {{Main|ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ミネルバ・マクゴナガル}}
;
: 創立メンバーの
: {{Main|セブルス・スネイプ}}
;
: 創立メンバーの
: {{Main|ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ルビウス・ハグリッド}}
; {{
: 演 - [[ゲイリー・オールドマン]](映画版)、{{仮リンク|ジェームズ・ウォルターズ|en|James Walters}}(映画『不死鳥の騎士団』・学生時代)、ロハン・ゴトベッド(映画『[[ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2|死の秘宝 PART2]]』・幼少期)
: 日本語吹き替え - [[辻親八]](映画版)/[[中田和宏]](ゲーム版第3作)
: 創立メンバーのひとり。魔法界の刑務所「[[ハリー・ポッターシリーズの地理#アズカバン|アズカバン]]」に収監されていた人物。ハリーの父ジェームズの唯一無二の親友であり、ハリーの[[後見人]]([[代父母|代父]]、Godfather)。名前の由来は[[おおいぬ座]]の一等星[[シリウス]]から。黒髪で、瞳の色は灰色。父は純血の魔法使いオリオン・ブラック、母は純血の魔女[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ヴァルブルガ・ブラック|ヴァルブルガ・ブラック]]、弟は元死喰い人の[[死喰い人#レギュラス・ブラック|レギュラス・ブラック]]。従姉に[[死喰い人#ベラトリックス・レストレンジ|ベラトリックス・レストレンジ]]、[[#アンドロメダ・トンクス|アンドロメダ・トンクス]]、[[死喰い人#ナルシッサ・マルフォイ|ナルシッサ・マルフォイ]]の三姉妹がいる。
: 幼いころから純血主義を重んじるブラック家の家風に馴染めず、そのため狂信的な純血主義者だった両親との関係は非常に悪かった。同様に他のブラック家出身の人間に対しても激しい嫌悪感を抱いており、特に死喰い人となった従姉のベラトリックスについては「この魔女は、家族では絶対にない」と言い切る。また家風に忠実で学生時分から死喰い人となった弟のレギュラスについても「愚かな弟」と述べる。しかし例外的に、純血主義者ではなかった叔父のアルファードと従姉のアンドロメダには好意的であった{{Efn2|アルファードは、シリウスを経済的に支援したこと、アンドロメダは[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#マグル生まれ|マグル生まれ]]と結婚したことが原因で、両者とも家系図から抹消されている。}}。
: 優秀な頭脳に反し、激情型で考えるより先に行動する傾向が強い。また非常に悪戯(いたずら)好きな性格。
: ホグワーツでは[[ハリー・ポッターシリーズの地理#グリフィンドール|グリフィンドール]]寮に組分けされ、同級生のジェームズ・ポッター、[[#リーマス・ルーピン|リーマス・ルーピン]]、[[死喰い人#ピーター・ペティグリュー|ピーター・ペティグリュー]]と親しくなる。ハンサムかつ学業優秀で、ジェームズと共に「何でも一番だった」と評され、悪戯好きの性格も相まって学生たちの憧れの存在だった。ジェームズとは入学前のホグワーツ特急で初めて出会ったときから意気投合し、以降は16歳の夏休みに家出した際はポッター家の世話になるなど、家族ぐるみで兄弟同然の付き合いだった。また、2年生のときにルーピンが[[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#狼人間|狼人間]]であると知ると、狼状態のルーピンとも一緒にいることができるように、数年がかりで犬の[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#動物もどき|動物もどき]]を会得した{{Efn2|ただし、見る者によっては[[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#死神犬|死神犬]]と見間違えることがあり、ハリーとロンはシリウスが変身した犬の正体を知るまで[[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#グリム|死神犬(グリム)]]だと思い込んで、不吉な予感を覚える。}}。一方で同学年だったスリザリン寮のセブルス・スネイプとはジェームズと共に激しく対立しており、卒業後も顔を合わせるたびに険悪な雰囲気となっていた。
: 17歳の頃に叔父のアルファードから経済援助を受け、一人暮らしを始める。この際、母により家系図から抹消された。ホグワーツ卒業後は不死鳥の騎士団に加わる。ジェームズと[[#リリー・ポッター|リリー・エバンズ]]の結婚式では花婿付添人を務め、彼らに息子ハリーが生まれると、その洗礼式の(夫妻を除けば)唯一の出席者として後見人を引き受ける。しかし1981年10月31日、ポッター夫妻はペティグリューの裏切りによってヴォルデモートに殺害される。この事件の裏でペティグリューの裏切りがあったことを悟ったシリウスは、捨て身の覚悟でペティグリューを追跡するが、ペティグリューによって逆に大量殺人の濡れ衣を着せられ、アズカバンへ投獄された。
: 3巻でペティグリューが正体を隠してハリーの近くにいることを知ると、ハリーを守るため犬に変身してアズカバンから脱獄する。その後、ハリーやロン、ハーマイオニーに自身やペティグリューの過去の真実を明かし、旧友ルーピンとも和解、ペティグリューを追い詰めるが、ふたたび取り逃がす。その後、感情を取り戻したことで、現れた[[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#吸魂鬼|吸魂鬼]]に気を失わされ、一度は魔法省に捕らえられるが、[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#逆転時計|逆転時計]]を使用したハリーとハーマイオニーに助け出され、ふたたび逃亡する。4巻でヴォルデモートが復活し騎士団の活動が再開すると、ダンブルドアによりルーピンの元に身を寄せるよう指示される。
: その後、住人がいなくなった実家を不死鳥の騎士団の本部として提供し、約20年ぶりに実家に戻る。しかし指名手配中の脱獄囚という立場から、ダンブルドアに本部から出てはならないと命令され、「二度と戻るつもりは無かった」実家に幽閉されたこと、騎士団員としての活動が思うようにできないことに不満を抱くようになる。5巻ではヴォルデモートの策にはまったハリーたちを救出するため、スネイプの制止を振り切って他の騎士団員とともに魔法省神秘部へ向かい、その場にいた死喰い人と戦闘になる。死喰い人のなかでも戦闘に秀でた[[死喰い人#アントニン・ドロホフ|アントニン・ドロホフ]]やベラトリックスと連戦し互角に渡りあうが、ベラトリックスが放った呪文が直撃して「ヴェールの向こう」に突き飛ばされ、遺体も残さず戦死する。
:
: 映画版は第3作『アズカバンの囚人』から登場。第5作『不死鳥の騎士団』における神秘部の戦いでは、ハリーと連携して[[死喰い人#ルシウス・マルフォイ|ルシウス・マルフォイ]]ら死喰い人2人を破るが、その直後にベラトリックスがかけた「死の呪文」を胸に受けて死のアーチに押し込まれ、原作同様、現世に肉体を残さずに死亡する。
; {{Anchors|リーマス・ルーピン}}リーマス・ジョン・ルーピン
: 演 - [[デヴィッド・シューリス]](映画版)、ジェームズ・ウテツィン(映画『不死鳥の騎士団』・学生時代)
: 日本語吹き替え - [[郷田ほづみ]](映画版) / [[田中秀幸 (声優)|田中秀幸]](ゲーム版第3作)
: 創立メンバーのひとり。父は魔法省勤務の魔法使いライアル・ルーピン、母はマグルのホープ・ルーピン。
: 顔は青白く病人のようにやつれ、[[鳶色]]の髪には30代なかばながら白髪が交じり、使い古したトランクに、継ぎ接ぎだらけのローブをまとっている。基本的に優しく落ち着いた性格で、ユーモアのセンスもあり、周囲を楽しませるような言動も得意であるが、ときには容赦のない言動もとる。その正体は[[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#狼人間|狼人間]](人狼)。守護霊も狼。
: ジェームズ・ポッターやシリウス・ブラック、ピーター・ペティグリューとは親友であり、人狼である自分を受け入れた彼らに対し、深い感謝の念を抱いている。また、ダンブルドアに対しても、人狼である自分をホグワーツの生徒および教師として受け入れたことから、恩義を感じており、絶大な信頼を寄せている。
: 5歳の誕生日の直前、父ライアルがマグルの子供2人の死亡に関して人狼の[[死喰い人#フェンリール・グレイバック|フェンリール・グレイバック]]の尋問を担当したが、この際に父がグレイバックのまえで人狼を侮辱する発言をし、復讐としてグレイバックはリーマスを咬み、このときからリーマスは人狼となった。父は手を尽くしたが、治療することはできなかった。それ以降、人狼であることを隠すため、ほかの子供と遊ぶことを禁じられ、孤独な少年時代を過ごしていた。しかし、ダンブルドアの支えもあり、ホグワーツに入学することができた。
: ホグワーツではグリフィンドールに所属し、ジェームズたちと親友となった。学生時代には、ルーピンが満月の夜に狼に変わることにちなみ、「ムーニー」と呼ばれていた。2年生のときに人狼であることを知られたが、3人は動物の姿であれば狼と化したルーピンに襲われないと考え、数年がかりで[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#動物もどき|動物もどき]]になり、友情を示した。また、四人で「忍びの地図」も作成している。5年生のときには監督生に就任したが、友人のジェームズとシリウスのスネイプへの悪質な「悪戯」を不快に思いつつも、自分を友人と認めた恩から、積極的に制止できず、歯止めには成らなかった{{Efn2|ルーピンの人柄と責任感は周りに認められており、スネイプでさえも、ルーピンの行動は悪意ではないと認めていた。}}。
: ホグワーツ卒業後は、不死鳥の騎士団の一員として活動していた。第3巻で、ダンブルドアに招聘されて母校の「[[ハリー・ポッターシリーズの地理#闇の魔術に対する防衛術|闇の魔術に対する防衛術]]」教授に就任する。そのあいだは多くの生徒に好かれ、ほかの教授からも高い評価を受ける。ジェームズの遺児であるハリーを気にかけ、守護霊の出しかたを個人教授する。このあいだはスネイプに脱狼薬を作ってもらう。その後、シリウスと再会し、真実を知るとともに、互いの誤解を解いて友情を取り戻し、ともに裏切り者のペティグリューを殺そうとするが、ハリーに制止される。ペティグリューを真犯人として突き出そうとするが、脱狼薬を飲まなかったことから人狼に変身し、その隙にペティグリューに逃げられる。翌朝、[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#マーリン勲章|マーリン勲章]]の受章を逃したセブルス・スネイプに人狼であることを暴露され、辞任する。
: 第5巻の不死鳥の騎士団の再開時には、シリウスより連絡を受け、ダンブルドアの命でしばらくのあいだシリウスをかくまう。その後リーマスはシリウスとともに彼の実家であるグリモールド・プレイス12番地に居住し、その一員として行動する。騎士団の同僚[[#ニンファドーラ・トンクス|ニンファドーラ・トンクス]]と親しくなり、互いに惹かれ合うようになる。自身が人狼であることから思いを押し込めるが、トンクスはリーマスが自分のことを好きだと確信する。魔法省神秘部の戦いにも参戦し、ハリーとともにシリウスの死を目撃し、ハリーがベラトリックスを追うのを制止する。
: 第6巻ではホグワーツ城天文塔の戦いに参加する。トンクスに人狼でもリーマスへの愛は変わらないと詰め寄られ、トンクスの思いを受け入れ、第7巻で結婚式を挙げる。七人のポッター作戦にも参加し、ハリーに変身したジョージの護衛を担当する。その後、妻の妊娠が判明すると、人狼であることの苦悩から、妻子を残してハリーたちの[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#分霊箱|分霊箱]]探索の旅への同行を申し出るが、孤児であったハリーに「親は子供の側にいるべきだ」と糾弾されて激しく口論し、結果同行せず妻のもとに戻り、息子の[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#テディ・リーマス・ルーピン|テディ・リーマス・ルーピン]]が生まれた際はハリーと和解し、息子の後見人を頼む。
: ホグワーツの戦いにも参加するが、数か月安全な場所にいて決闘の技術が鈍っていたことから、[[死喰い人#アントニン・ドロホフ|アントニン・ドロホフ]]の手にかかって死亡する。その後、[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#蘇りの石|蘇りの石]]の力で、霊としてハリーのまえに姿を現す。死後は人狼としては初めて、勲一等マーリン勲章を授与される。
: 映画版は第3作『[[ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (映画)|アズカバンの囚人]]』から登場。
; {{Anchors|アラスター・ムーディ}}アラスター・ムーディ
: 演 - [[ブレンダン・グリーソン]](映画版)
: 日本語吹き替え - [[小林修 (声優)|小林修]](映画版) / 中田和宏(ゲーム版第4作)
: 創立メンバーのひとり。通称は「マッド-アイ」。元闇祓いであり、「アズカバンの半分を埋めた」と評されるほどの数の死喰い人と戦っており、[[死喰い人#エバン・ロジエール|エバン・ロジエール]]などの有力な死喰い人を倒している。物を透視することが可能な義眼「[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#魔法の目|魔法の目]]」を付けている。
: 第4巻で旧知の[[アルバス・ダンブルドア]]に頼まれ、1年間の条件つきで「闇の魔術に対する防衛術」を教えることになる。しかし、1994年8月、ホグワーツに赴任する前日に[[死喰い人#ピーター・ペティグリュー|ピーター・ペティグリュー]]と[[死喰い人#バーテミウス・クラウチ・ジュニア|バーテミウス・クラウチ・ジュニア]]に襲撃され、自身のトランクのなかに監禁される。その後はクラウチ・ジュニアが[[ポリジュース薬]]でムーディに成りすまし、授業をおこなう。第4巻終盤で救出された際には、服従の呪いと失神の呪文をかけられ、心身とも衰弱し、喋りかけられただけで飛び上がるという状況だった。
: 第5巻からは不死鳥の騎士団のメンバーとして登場。ハリーの護衛を務めたり、トンクスなどの若いメンバーに指図したりする。神秘部の戦いでは、[[死喰い人#アントニン・ドロホフ|アントニン・ドロホフ]]に倒されるが、意識を回復すると真っ先にトンクスを蘇生させる。
: 1997年夏、ダンブルドアの葬儀に出席する。その後グリモールド・プレイスにスネイプ除けの呪文を仕掛ける。同年7月下旬、七人のポッター作戦の最中、[[#マンダンガス・フレッチャー|マンダンガス・フレッチャー]]と組で移動するが、ヴォルデモートの姿を見たマンダンガスが恐怖のあまり姿くらましをして逃亡し、それを止めようとした隙にヴォルデモートの死の呪文が顔を直撃し死亡する。遺体は見つからないが、のちに「魔法の目」が[[ドローレス・アンブリッジ]]のオフィスから発見され、ハリーはこれを奪取して埋葬する。
: 映画版は第4作『炎のゴブレット』から登場。
; {{Anchors|ディーダラス・ディグル}}ディーダラス・ディグル
: 演 - [[デイビッド・ブレット]](映画版)
: 創立メンバーのひとり。紫色のシルクハットを被った小柄な男。軽はずみな性格で、ヴォルデモート失踪時、喜びのあまり[[ケント州]]で流星群を起こす。第7巻でダーズリー一家の警護を担当するが、魔法省陥落後、死喰い人に家を焼かれる。
: 映画版は第1作『賢者の石』に登場。
; {{Anchors|エルファイアス・ドージ}}エルファイアス・ドージ
: 演 - {{仮リンク|ピーター・カートライト (俳優)|en|Peter Cartwright (actor)|label=ピーター・カートライト}}(映画『不死鳥の騎士団』)、[[デヴィッド・ライオール]](映画『[[ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1|死の秘宝 PART1]]』)
: 日本語吹き替え - [[村松康雄]](映画版)
: 創立メンバーのひとり。アルバス・ダンブルドアの学友。ダンブルドアはホグワーツ入学初日からの友達であり、在学中はダンブルドアの腰巾着と呼ばれていた。卒業後はダンブルドアと一緒に、卒業旅行に行く計画をしていた。その後はウィゼンガモットの特別顧問を務めている.
: 第5巻では先発護衛隊に参加。第7巻では、ダンブルドアの死にともない、長い追悼文を新聞に載せる。ダンブルドアを崇拝しており、ダンブルドアに否定的な[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#リータ・スキーター|リータ・スキーター]]やミュリエル・プルウェットには容赦のない態度を取る。[[#アバーフォース・ダンブルドア|アバーフォース・ダンブルドア]]には「兄の毛穴という毛穴から太陽が輝くと思っていたやつ」と評される。ダンブルドア否定派には「ドジのドージ」と呼ばれる。
: 映画
; {{Anchors|スタージス・ポドモア}}スタージス・ポドモア
: 創立メンバーのひとり。顎の角張った魔法使い。麦わら色の豊かな髪を持ち、ロンは「茅葺屋根」とたとえる。第5巻時点で38歳、ロンドン市クラッパム地区ラバーナム・ガーデン二番地在住。
: 第5巻では任務中、死喰い人に服従の呪文をかけられて神秘部に侵入する。逮捕され、アズカバンに6か月収監される。その後の消息は描かれていない。
; {{Anchors|エメリーン・バンス}}エメリーン・バンス
: 演 - [[ブリジット・ミラー]](映画版)
: 創立メンバーのひとり。エネラルド・グリーンのショールを巻いた、堂々とした魔女。第6巻冒頭でヴォルデモート陣営(当局の見解ではヴォルデモート本人)に殺害されたことが明らかになる。
: 映画
; {{Anchors|マンダンガス・フレッチャー}}マンダンガス・フレッチャー
: 演 - [[アンディ・リンデン]](映画版)
: 日本語吹き替え - [[福沢良一]](映画版)
: 過去にダンブルドアに窮地を救われたことから、騎士団に入った人物。創立メンバーの写真には写っていないが、第4巻では「昔の仲間」の一員に挙げられる。騎士団のメンバーにダングと呼ばれることもある。
: 赤茶けたくしゃくしゃの髪(映画版ではつるつるの頭)で、緑色の刺激臭を発する[[パイプ]]を吸っている。ならず者で、ほかのならず者を全員知っている。
: 儲け話のためにハリーの護衛を怠けるといった、若干やる気に欠ける面もある。騎士団の一部メンバーにもやる気のなさを非難される。第2巻ではアーサー・ウィーズリーに呪いをかけようとし、第6巻では亡者を装って魔法省に入り、逮捕される。
: 第7巻では、スネイプにより「[[ポリジュース薬]]で6人をハリーに変身させる『七人のポッター作戦』を提案する」と刷り込まれ、七人のポッター作戦に参加するが、ヴォルデモートの姿を見て恐れをなして姿くらましで逃亡し、ともに移動していたムーディが死亡する。その後、シリウス・ブラックの物を屋敷から盗んで売ったことが露見し、ハリーたちは怒りを抱く。そして、ハリーの頼みで動いていた[[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#クリーチャー|クリーチャー]]に捕まってブラック邸まで連行され、ハリーたちに尋問されて盗んだ物の一つである[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#サラザール・スリザリンのロケット|サラザール・スリザリンのロケット]]が[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ドローレス・アンブリッジ|ガマガエルのような魔女]]に徴収されたことを白状する。
: 映画版は第7作『死の秘宝 PART1』に登場。
; {{Anchors|アバーフォース・ダンブルドア}}アバーフォース・ダンブルドア
: 演 - ジム・マクマナス(映画『不死鳥の騎士団』)、[[キアラン・ハインズ]](映画『死の秘宝 PART2』)、[[リチャード・コイル]](映画『ファンタスティック・ビースト』第3作)
: 日本語吹き替え - [[石住昭彦]](映画『不死鳥の騎士団』)、[[菅生隆之]](映画『死の秘宝 PART2』)、[[中井和哉]](映画『[[ファンタスティック・ビーストシリーズ|ファンタスティック・ビースト]]』第3作)
: 創立メンバーのひとり。[[ハリー・ポッターシリーズの地理#ホグズミード村|ホッグズ・ヘッド]]のバーテンダー。[[アルバス・ダンブルドア]]の弟。しわだらけで背が高く、ひげと髪は針金色でぱさついている。兄と同じくブルーの瞳を持つ。守護霊は山羊。
: ほかの騎士団員との交流は少なかったようで、アラスター・ムーディには「創立メンバーの集合写真撮影以来、姿を見ていない」と言われる。
: 妹の[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#アリアナ・ダンブルドア|アリアナ]]が死亡した事件で、アルバスとの仲が険悪になり、葬儀の場では、アリアナの死についてアルバスを責め、その鼻をへし折る。ただし、完全に仲違いしたようではなく、ホッグズ・ヘッドを訪れた死喰い人の情報を兄に伝え、兄が創設した不死鳥の騎士団に在籍し、兄の葬儀にも参列する。ハリーより、アルバスが洞窟でアバーフォースとアリアナが傷つけられる幻覚を見て「代わりにわしを傷つけてくれ」と懇願していたことを告げられた際には、何か物思いにふける。
: 第7巻で、マルフォイの館に捕らわれていたハリーたちのもとにドビーを遣わし、救出させる。4月ごろには、必要の部屋に隠れていた[[ハリー・ポッターシリーズの地理#ダンブルドア軍団|ダンブルドア軍団]]に食料を提供する。ホグズミード村にハリーたちが姿を現わした際は死喰い人たちからかくまい、アリアナに関する悲劇を語ったあと、ホグワーツへの抜け道を教える。ホグワーツの戦いでは生徒を率いて善戦し、[[死喰い人#オーガスタス・ルックウッド|オーガスタス・ルックウッド]]を失神させる。映画版では、強力な守護霊の呪文でディメンターの大群を一瞬で撃退する。
: 過去の『[[ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密]]』では、すでに[[ハリー・ポッターシリーズの地理#ホッグズ・ヘッド|ホッグズ・ヘッド]]を中年期から経営しており、ダンブルドアのチームに加わった[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ニュート・スキャマンダー|ニュート・スキャマンダー]]たちに見た目の悪い食事を提供し、見た目の悪さに反してうまいと[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#テセウス・スキャマンダー|テセウス・スキャマンダー]]が食事の感想を述べる。中盤で、兄のアルバスから[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#クリーデンス・ベアボーン|クリーデンス・ベアボーン]]が自身が[[ハリー・ポッターシリーズの地理#ゴドリックの谷|ゴドリックの谷]]に住んでいた若い頃に、同じ谷に住んでいた女性と交際したことで生まれた実の息子だと聞かされて、クリーデンスに会うためにアルバスとともにブータンに向かう。そして、終盤の[[ブータン]]で[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#オブスキュラス|オブスキュラス]]によって余命わずかとなった瀕死のクリーデンスとついに出会って、クリーデンスをずっと大事に思っていたと告げて、クリーデンスを連れてブータンから去っていく。
=== 第1期のみ ===
; {{
: 演 - {{仮リンク|エイドリアン・ローリンズ|en|Adrian Rawlins}}(映画版)、{{仮リンク|ロビー・ジャーヴィス|en|Robbie Jarvis}}(映画
: 日本語吹き替え - [[後藤敦]](映画版)、[[大原崇]](映画『不死鳥の騎士団』・学生時代)、橘敏樹(映画『死の秘宝 PART2』・幼少期)
: 創立メンバーの
: ホグワーツでは[[
: 同寮の同級生である[[#シリウス・ブラック|シリウス・ブラック]]、[[#リーマス・ルーピン|リーマス・ルーピン]]、[[死喰い人#ピーター・ペティグリュー|ピーター・ペティグリュー]]とは親友となった。学生時代は、ジェームズが鹿の動物もどきであり、鹿の
: その一方で、闇の魔術を嫌っていたことから、同学年で[[ハリー・ポッターシリーズの地理#スリザリン|スリザリン寮]]の[[セブルス・スネイプ]]と対立しており、
: ホグワーツ
: しかし、秘密の守り人として指名したピーター・ペティグリューの裏切りに遭い、所在地を突き止められ、[[1981年]][[10月31日]]、妻と息子を守るためヴォルデモートに立ち向かい、殺害された
:
: ハリーは、自分が父親似であると言われることに誇りを感じていたが、上記
; {{Anchors|リリー・ポッター}}リリー・ポッター
: 演 - {{仮リンク|ジェラルディン・サマーヴィル|en|Geraldine Somerville}}(映画版)、スージー・シンナー(映画『不死鳥の騎士団』・学生時代)、エリー・ダーシー=オルデン(映画『死の秘宝 PART2』・幼少期) / アナベル・ボールドウィン(舞台『呪いの子』ロンドン公演<ref group="注" name="CC_cast"/>)
: 日本語吹き替え - [[田中敦子 (声優)|田中敦子]](映画版)、[[出野泉花]](映画『死の秘宝 PART2』・幼少期)
: 創立メンバーのひとり。ハリーの母親。マグルのエバンズ家 (Evans) の出身で、姉に[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ペチュニア・ダーズリー|ペチュニア]]がいる。髪はたっぷりとしていて、深みがかった赤毛。目はアーモンド型で緑色の瞳を持つ。美人で、姉のペチュニアとはまったく似ていない。
: 明るく朗らかな人柄と心優しい性格で、多くの人物に慕われていた。一方で正義感が強く、ジェームズとシリウスがスネイプを攻撃するのをやめさせようとしたり、スネイプに彼が自分の学友を傷つけるような仲間とつるむのを批判したりしている。成績は非常に優秀で、7年生のときには首席になり、とくに魔法薬に長けていた。自身の守護霊は「牝鹿」で、夫のジェームズと対になっている。
: 幼少期に近隣に住むスネイプと知り合い、自身が魔女であることを知る。そしてスネイプから魔法界の知識を得るうち、友人となる。かつてはペチュニアとは仲がよかったが、このことを境に軋轢が生じる。そして、リリーのもとにホグワーツの入学案内が届いた際、ペチュニアもホグワーツ入学を望んだが、魔力がなく叶わなかったことへの嫉妬から、リリーを「生まれそこない」と罵ったことで、決定的に決裂した。
: ホグワーツでは[[ハリー・ポッターシリーズの地理#グリフィンドール|グリフィンドール]]寮に組分けされた。この時、のちの夫となるジェームズ・ポッターと出会うが、在学途中まで幼馴染のスネイプを侮辱する傲慢な態度を嫌悪していた。スリザリン寮生となったスネイプとの交流は続いていたが、スネイプが闇の魔術に傾倒し、のちに[[死喰い人]]となる生徒と交流があったことから徐々に心の距離が開き、そして彼がリリーのことを「穢れた血」と呼んだことがきっかけで、交友関係が断絶した。そして7年生で傲慢な態度を改めたジェームズと交際を始め、ホグワーツ卒業後に結婚。20歳のときにハリーをもうけた。
: ホグワーツ卒業後は不死鳥の騎士団の一員として活動し、三度ヴォルデモートの手から逃れた。[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#シビル・トレローニー|シビル・トレローニー]]の「予言」により、ヴォルデモートに我が子の命が狙われていることが判明して以降、[[アルバス・ダンブルドア]]の指示により、ゴドリックの谷の自宅で生活することになる。
: しかし1981年10月31日、ピーター・ペティグリューの裏切りによりヴォルデモートが保護魔法を突破し、ポッター家を襲撃する。食い止めようとした夫の死を悟ると、ヴォルデモートのまえに立ちはだかり、自分の命を差し出す代わりに息子の助命を懇願しつつ、「死の呪い」を受けて死亡した。死を目前にした彼女の行為は、一般には知られていない防護魔法の施法であり、息子ハリーは彼女の命を懸けた魔法によって護られるようになった。これが、直後にヴォルデモートがハリーへ放った「死の呪文」を跳ね返し、ヴォルデモートが敗北する原因となる。死後、ゴドリックの谷に墓が建てられた。
: 1995年6月24日のハリーとヴォルデモートの決闘の際には呪文逆戻し効果で霊魂状態でハリーのまえにジェームズとともに現れ、1998年5月2日のホグワーツの戦いでは[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#蘇りの石|蘇りの石]]でふたたび霊魂状態でハリーのまえに現れる。
: 幼馴染のスネイプからは好意を寄せられており、それはスネイプが屈辱からリリーを「穢れた血」と罵ってからも、リリーがジェームズと結婚してからも変わることはなかった。その後、スネイプは死喰い人に加わったが、自分の行動が原因でリリーが殺されたことを激しく後悔し、贖罪のため、彼女の子であるハリーを守るため死喰い人を離脱し、不死鳥の騎士団との二重スパイという危険な立場に身を置きつづける。このことが、ハリーがヴォルデモートに勝利するきっかけとなる。
; ピーター・ペティグリュー
: 創立メンバーのひとり。裏でヴォルデモートと通じていた。
; {{Anchors|フランク・ロングボトム}}フランク・ロングボトム
: 演 - ジェームズ・ペイトン(映画『不死鳥の騎士団』)
: 創立メンバーのひとり。「間違いなく純血の血筋」とされる「聖28一族」のひとつ、ロングボトム家の出身で、[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ネビル・ロングボトム|ネビル・ロングボトム]]の父。優秀な闇祓いであり、妻のアリスとともに人望があった。ヴォルデモート失踪後、彼を探す[[死喰い人#ベラトリックス・レストレンジ|ベラトリックス・レストレンジ]]と[[死喰い人#バーテミウス・クラウチ・ジュニア|バーテミウス・クラウチ・ジュニア]]たちに、妻とともに「[[ハリー・ポッターシリーズの魔法一覧#クルーシオ|磔の呪い]]」の拷問を受けて廃人と化し、[[ハリー・ポッターシリーズの地理#聖マンゴ魔法疾患傷害病院|聖マンゴ魔法疾患傷害病院]]に入院している。
; {{Anchors|アリス・ロングボトム}}アリス・ロングボトム
: 演 - リサ・ウッド(映画『不死鳥の騎士団』)
: 創立メンバーのひとり。ネビル・ロングボトムの母。優秀な闇祓いであり、夫のフランクとともに人望があった。ヴォルデモート失踪後、彼を探すベラトリックスとクラウチ・ジュニアたちに、夫とともに「磔の呪い」の拷問を受けて廃人と化した。聖マンゴ魔法疾患傷害病院に入院しているが、息子のネビルや義母の[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#オーガスタ・ロングボトム|オーガスタ]]が訪ねてきても分からない状態である。創立メンバーの写真によれば、ネビルそっくりの丸顔で人懐っこい顔だった。
; {{Anchors|ギデオン・プルウェット}}ギデオン・プルウェット
: 創立メンバーのひとり。[[#モリー・ウィーズリー|モリー・ウィーズリー]]の兄弟。[[死喰い人#アントニン・ドロホフ|アントニン・ドロホフ]]を主犯とする死喰い人5人に殺害された。
; {{
: 創立メンバーのひとり。「間違いなく純血の血筋」とされる「聖28一
; {{Anchors|エドガー・ボーンズ}}エドガー・ボーンズ
: 創立メンバーのひとり。魔法省の役人[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#アメリア・スーザン・ボーンズ|アメリア・ボーンズ]]の弟。ヴォルデモート陣営に殺害された。
; {{Anchors|マーリン・マッキノン}}マーリン・マッキノン
: 創立メンバーのひとり。創立メンバーの集合写真を撮影した2週間後、[[死喰い人#トラバース|トラバース]]を主犯とする死喰い人たちに殺害された。
; {{
:
; {{Anchors|ベンジー・フェンウィック}}ベンジー・フェンウィック
:創立メンバーのひとり。ヴォルデモート陣営に殺害されたが、その際には死体の欠片しか見つからなかった。
; {{Anchors|ドーカス・メドウズ}}ドーカス・メドウズ
: 創立メンバーのひとり。ヴォルデモートに殺された。
=== 第2期のみ ===
; {{
: 演 -
: 日本語吹き替え - [[梅津秀行]](映画版) / [[青山穣]](ゲーム版第4作)
: ロンの父親で、「間違いなく純血の
: 普段は穏和でおっちょこちょいな性格だが、いざという
: マグルの文化に非常に関心を持っており、マグルが使用する[[電池]]やプラグを集めている。ただしマグルに関する知識は精通しているとはいえず、「電気」を「気電」と呼
: ホグワーツ在学中は[[
: ヴォルデモートの復活の際は、ダンブルドアから間接的に協力を要請され、妻・長男・次男とともに不死鳥の騎士団に参加する。ルーピンやムーディなど、騎士団のメンバーとは良好な人間関係を築
: 第7巻の七人のポッター作戦では、息子フレッドの護衛を務め
: 映画
; {{Anchors|モリー・ウィーズリー}}モリー・ウィーズリー
: 日本語吹き替え - [[一龍斎貞友]](映画版) / [[野沢由香里]](ゲーム版第2作)
: ロンの母親。「間違いなく純血の血筋」とされる「聖28一族」のひとつ、プルウェット家の出身。家事全般の魔法を得意としている。魔女である点を除けば、どこにでもいそうな中年の主婦である。マグルに対して差別意識はないものの、誤解も含め偏見は持っている。また、ハリーを冷遇するダーズリー一家のことは快く思わない。
: 世話好きな性格で、やや過保護ぎみな面もある。その性格は自分の子供のみならず、6男ロンの友達である[[ハリー・ポッター (架空の人物)|ハリー・ポッター]]や[[ハーマイオニー・グレンジャー]]、騎士団メンバーの[[#ニンファドーラ・トンクス|ニンファドーラ・トンクス]]にも発揮される。例外的に長男ビルの婚約者である[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#フラー・デラクール|フラー・デラクール]]のことは好ましく思わないが、のちに彼女のビルへの愛情が本物だと理解し、ふたりの結婚を認める。
: 第1期はモリーは加入しなかったが、弟のギデオンとフェービアンは騎士団に参加していた。ふたりともアントニン・ドロホフを主犯とする死喰い人に殺害されたことから、家族など親しい人物の死を極端に恐れており、[[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#まね妖怪|ボガート]]は彼女のまえでは家族やハリーの死体に変化し、それを見て泣き出すほどである。また、心配性で過保護なため、第3巻や第5巻では真実とされていることをハリーに伝えることに反対し、第7巻ではハリーたち3人の[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#分霊箱|分霊箱]]探索計画を快く思わず(ただしモリーは分霊箱のことは知らなかった)、ハリーたちに話し合いをさせないようにする。
: ホグワーツの[[ハリー・ポッターシリーズの地理#グリフィンドール|グリフィンドール]]寮出身であり、当時、現在の夫であるアーサーと交際を始めた。その後、結婚し、6男1女をもうけている。アーサーとの夫婦仲は良好で、夫と2人きりのときは「かわいいモリウォブル」(原文:Mollywobbles、wobbleは「震え・揺れ」の意で、肥満ぎみのモリーの体型を揶揄した愛称)と呼んでもらいたがっている。
: シリウス・ブラックに対しては、当初は大量殺人犯だと思って恐れるが、不死鳥の騎士団の活動再開後は騎士団員としてともに活動する。しかし、過保護なため、ハリーの養育方針に対してはたびたびシリウスと対立する。また、ならず者のマンダンガス・フレッチャーのことは快く思わず、たびたび冷たく扱う。
: ホグワーツの戦いにも参加する。最終決戦では、ベラトリックス・レストレンジが放った死の呪文が、娘の[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ジニー・ウィーズリー|ジニー]]に当たりそうになった場面を見て怒りを爆発させ、彼女との一騎討ちに挑み勝利する。
: 映画版は第4作『炎のゴブレット』以外に登場。守護霊が、娘のジニーと同じ馬になっている。ホグワーツの戦いでは原作と同じくジニーに魔法を当てられそうになって怒り、ベラトリックスと一騎打ちをし、ベラトリックスの身体を固め、次の魔法で粉々に砕く。
; {{Anchors|ビル・ウィーズリー}}ビル・ウィーズリー / ウィリアム・アーサー・ウィーズリー
: 演 - リチャード・フィッシュ(映画『アズカバンの囚人』・写真)、[[ドーナル・グリーソン]](映画『死の秘宝 PART1』以降)
: 日本語吹き替え - [[佐藤拓也 (声優)|佐藤拓也]](映画版)
: アーサーとモリーの長男。ハンサムで長身、赤毛の長髪は[[ポニーテール]]にしている。初めてビルと会ったハリーは衝撃のあまり「かっこいい」という言葉しか思いつかなかったとされる。ホグワーツ在学中は優秀な成績を修め、OWL試験で12科目合格し、監督生と首席を務めた。卒業後は[[ハリー・ポッターシリーズの地理#グリンゴッツ魔法銀行|グリンゴッツ魔法銀行]]の「呪い破り」として[[エジプト]]で働く。快活な性格をしており、同じく首席だった弟のパーシーのように堅い性格ではない。妹のジニーには「冒険好きで、ワクワクするものに惹かれる」と評される一方で、母のモリーには「勤勉で地味」と評される。また、大叔母の[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ミュリエル・プルウェット|ミュリエル・プルウェット]]からは可愛がられている。
: 1995年6月24日、三大魔法学校対抗試合で母とともにホグワーツの応援に行くが、その際、フランス人で6歳年下のフラー・デラクールに一目惚れされる。その後、グリンゴッツ魔法銀行に就職して同僚となったフラーと交際し、英語の個人教授も行なう。
: 第6巻ではフラーと婚約し、実家に招き入れる。同巻終盤では、騎士団の一員としてホグワーツ城内で死喰い人と戦闘となるが、その最中に人狼のフェンリール・グレイバックに噛まれる。結果、ハンサムだった顔に傷がつき、人狼となる兆候が現れる可能性も生じる。しかし、フラーの愛に変わりはなく婚約を破棄しなかったため、フラーを疎んでいたモリーも彼女のことを認め、ふたりの結婚を受け入れる。結果的には、グレイバックが変身していなかったため、怪我の回復後に[[ステーキ]]のレアが好きになったこと以外、後遺症は現れずに済む。
: 第7巻の七人のポッター作戦では、フラーとペアを組み[[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#セストラル|セストラル]]で移動する。そして、生家の[[ハリー・ポッターシリーズの地理#隠れ穴|隠れ穴]]でフラーと結婚式を挙げ、「[[ハリー・ポッターシリーズの地理#貝殻の家|貝殻の家]]」と名づけられた海沿いの家で暮らす。所在地の「秘密の守人」はビルが務める。マルフォイの館を逃れたハリーたちをかくまい、ホグワーツの戦いにもフラーとともに参加する。
: その後、フラーとのあいだに二女一男を授かり、ビクトワール、ドミニク、ルイというフランス風の名前が付けられる。長女ビクトワールは、のちに[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#テディ・リーマス・ルーピン|テディ・リーマス・ルーピン]]と恋仲になる。
: 映画版は、第3作『アズカバンの囚人』においてウィーズリー家の集合写真のなかに登場する。第7作・第8作『死の秘宝』二部作では、ムーディを演じるブレンダン・グリーソンの息子であるドーナル・グリーソンがビル役に起用され、初めて物語に絡む登場となる。原作と違い、七人のポッター作戦決行時がハリーとの初対面となっている。登場時からすでに顔に傷痕が残っているものの、容姿を損なうほどではない(原作では「マッド-アイのよう」と評されるほどの傷)。また、初対面時にハリーにグレイバックに付けられた傷であるとみずから説明する。
: スマートフォン用ゲーム『{{仮リンク|ハリー・ポッター:ホグワーツの謎|en|Harry Potter: Hogwarts Mystery}}』では、主人公の2学年上の生徒として登場する。
; {{Anchors|チャーリー・ウィーズリー}}チャーリー・ウィーズリー / チャールズ・ウィーズリー
: 演 - アレックス・クロックフォード(映画『アズカバンの囚人』・写真)
: アーサーとモリーの次男。[[ルーマニア]]で[[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#ドラゴン|ドラゴン]]の研究をしている。弟のパーシーやロンより背は低いが、彼らと対照的に筋肉質でがっしりした体型。腕には、ドラゴンによるものと思われる傷や火傷がある。素朴で正直な性格。[[ハリー・ポッターシリーズの魔法一覧#姿現わし|姿現わし]]のテストでは1度失敗し、2度目で合格した。
: ホグワーツでは[[ハリー・ポッターシリーズの地理#グリフィンドール|グリフィンドール]]寮に所属し、5年生のときには監督生に選ばれている。また、[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#クィディッチ|クィディッチ]]ではグリフィンドール寮チームのシーカーとキャプテンを兼ねていた。2年時にチーム入りし優勝にも貢献したが{{Efn2|1年生でチーム入りしたのは1991年度の[[ハリー・ポッター (架空の人物)|ハリー・ポッター]]が約100年ぶり(第1巻9章)、1986年度以降グリフィンドール寮の優勝なし(第3巻12章)、グリフィンドールが最後に優勝したのはチャーリー在学中(第3巻15章)という記述があり、以上三点が矛盾しないのは1985年度のみ。}}、グリフィンドール寮は1986年度以降優勝から遠ざかっている。チャーリーのクィディッチの実力は、のちのちまで「伝説」として讃えられ、実際にプロチームにスカウトされ、ナショナルチーム入りも嘱望されるほどの腕前で、オリバー・ウッドもこれを認める。しかしチャーリーはこれを辞退し、1991年6月のホグワーツ卒業後は「ドラゴンキーパー/ドラゴン使い」としてルーマニアでドラゴンの研究をしている。同年クリスマスには、両親がルーマニアを訪問している。
: 第4巻で、クィディッチW杯観戦のため帰省し、生家の[[ハリー・ポッターシリーズの地理#その他|隠れ穴]]でハリーと初めて出会う。その後、仕事の一環として仲間とともにホグワーツを訪れ、三大魔法学校対抗試合の「第一の課題」の準備・運営を手伝う。第5巻からは不死鳥の騎士団にも加わり、イギリス国外の魔法使いと接触する。ホグワーツの戦いでは、ホラス・スラグホーンとともに援軍を率いて参加する。
: その後、ホグワーツの戦いで生き残ったウィーズリー兄妹のなかでは、唯一生涯独身を貫き通す。
: 映画版は第1作『賢者の石』に名前のみ、第3作『アズカバンの囚人』にビルと同じく写真として登場する。
: ゲーム『ホグワーツの謎』では、主人公と同学年の生徒として登場する。
; {{
: 演 - [[ナタリア・テナ]](映画版)
: 日本語吹き替え - [[日野未歩]](映画版)
: テッド・トンクスとアンドロメダ・トンクスの娘。魔法省の[[ハリー・ポッターシリーズの地理#闇祓い局|闇祓い]]。快活で好奇心が強い性格。自分の外見を自在に変えられる「七変化」の能力を有している。ニンファドーラという名前は気に入っておらず
: 元闇祓いのアラスター・ムーディ
: ホグワーツでは[[
: ホグワーツ卒業後、3年間の訓練を経て
: 1997年、
: 映画
: ゲーム『ホグワーツの謎』では、チャーリーと同じく主人公と同学年の生徒として登場する。いたずら好きな性格で、よく[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#アーガス・フィルチ|アーガス・フィルチ]]に日常的にいたずら道具を仕掛け、「[[ハリー・ポッターシリーズの地理#魔法史|魔法史]]」の授業では叫んでヨーヨーを転がしたり、[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#カスバート・ビンズ|カスバート・ビンズ]]の背後で化けて授業をしたりする。
; {{
: 演 - ジョージ・ハリス(映画版)
: 日本語吹き替え - [[立川三貴]](映画版)
: 闇祓い。守護霊は[[オオヤマネコ]]。トンクスの先輩に
: 騎士団に加わった時点ではシリウス追跡の責任者であり、嘘の情報を流すことでシリウスの安全を確保
: 第7巻ではマグルの首相の警護をする
; {{Anchors|ヘスチア・ジョーンズ}}ヘスチア・ジョーンズ
: ピンクの頬で黒髪の魔女。第7巻でダーズリー一家の警護を担当する。
=== 関係者 ===
; [[ハリー・ポッター (架空の人物)|ハリー・ポッター]]、[[ロン・ウィーズリー]]、[[ハーマイオニー・グレンジャー]]、[[
: 正式な団員ではないが、積極的に騎士団に協力し、団員と同等の活躍を見せ
; フラー・デラクール
: [[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#ヴィーラ|ヴィーラ]]の血を引いている美少女。第4巻で[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#三大魔法学校対抗試合|三大魔法学校対抗試合]]のボーバトン代表として、ホグワーツへ来校する。そのときの馴れ初めから第6巻でロンの兄ビルと婚約し、ウィーズリー家に住むようになり、不死鳥の騎士団にも協力する。第7巻でビルと結婚。
: {{Main|ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#フラー・デラクール}}
; オリンペ・マクシーム
: {{Main|ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#オリンペ・マクシーム}}
; {{Anchors|アラベラ・フィッグ}}アラベラ・ドーリーン・フィッグ
: 演 - キャスリン・ハンター(映画版)
: 日本語吹き替え - [[京田尚子]](映画版)
: ダーズリー家の近所(プリペット通りのふた筋向こう)に住む[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#スクイブ|スクイブ]]の老婆。[[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#猫|猫]]をたくさん飼っており、猫と魔法生物[[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#ニーズル|ニーズル]]の交配をおこなって生計を立てていた。ダーズリー家が外出する際、ハリーはよく彼女の家に預けられたが、家中キャベツの臭いがしたり猫の写真をしつこく見せたりするため、ハリーは彼女のことを「変わり者のフィッグばあさん」と呼び、好いてはいなかった。しかしその正体は不死鳥の騎士団の関係者であり、スクイブであることを活かしてハリーの監視を担当していた(プリペット通りがあるリトル・ウィンジングにはハリー以外の魔法使いや魔女がいないよう魔法省が監視しているが、スクイブはその対象に含まれていなかった)。ダンブルドアの命令により正体を明かせず、ハリーの前では変人を装っていたが、正体を明かした際にハリーには辛い思いをさせたと謝罪する。
: 映画版は第5作『不死鳥の騎士団』にのみ登場。
; {{Anchors|テッド・トンクス}}テッド・トンクス
: マグル生まれの魔法使い。明るい髪色と中年太りの陽気な風貌の人物。アンドロメダ・ブラックと駆け落ちし、その後、娘ニンファドーラをもうけた。1997年、ニンファドーラが[[#リーマス・ルーピン|リーマス・ルーピン]]と結婚するが、ルーピンが人狼であったため、結婚には好意的でない。
: 第7巻では「七人のポッター作戦」に協力。[[ハリー・ポッターシリーズの地理#イギリス魔法省本庁|魔法省]]陥落後は「マグル生まれ」の登録を拒み、家族に累が及ばぬように逃亡生活を送る。逃亡中は[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ダーク・クレスウェル|ダーク・クレスウェル]]や[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ディーン・トーマス|ディーン・トーマス]]、[[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#グリップフック|グリップフック]]、[[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#ゴルヌック|ゴルヌック]]と行動をともにするが、最後はクレスウェルやゴルヌックとともに殺害される。
: 死後に誕生した、娘夫妻の長男は、テッドの名前からテディ・リーマス・ルーピンと名付けられる。
; {{Anchors|アンドロメダ・トンクス}}アンドロメダ・トンクス
: ブラック家出身で、姉に[[死喰い人#ベラトリックス・レストレンジ|ベラトリックス・レストレンジ]]、妹に[[死喰い人#ナルシッサ・マルフォイ|ナルシッサ・マルフォイ]]がいる。髪の色と目つき以外はハリーが間違えるほど容姿が姉に似ている{{Efn2|黒髪の姉に比べ髪はライトブラウンで、目つきも優しい。 }}。ホグワーツではスリザリン寮に組分けされたが{{Efn2|第6巻で、スラグホーンがハリーに、「ブラック家は全員(シリウス以外)、私の寮(スリザリン)だった。」と語る。}}、家族と違って純血主義ではなかった。従弟のシリウス・ブラックとも仲が良く、シリウスには「好きな従姉」と言われる。
: 1970年代前半にマグル生まれのテッドと駆け落ちする。以降ブラック家の家系図から抹消され、実家および姉妹とは絶縁状態になる。その後、娘を出産しニンファドーラと名付ける。
: 第7巻前半では、夫婦で「七人のポッター作戦」に協力し、本物のハリーとハグリッドを迎える。その後、死喰い人に夫とともに磔の呪文をかけられるが、ハリーの居場所は吐かなかった。その後、夫のテッドを失って、ホグワーツの戦いで娘夫婦も失ったが、物語終了後は、孫のテディ・リーマス・ルーピンを育て上げる。
== 脚注 ==
{{
=== 注釈 ===
{{Notelist2}}
=== 出典 ===
{{Reflist}}
{{ハリー・ポッターシリーズ}}
{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:ふしちようのきしたん}}
[[Category:ハリー・ポッターシリーズの世界観]]
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