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{{性的}}
{{複数の問題
| 独自研究 = 2023年2月
| 出典の明記 = 2023年2月
}}
[[画像:pinsaro.jpg|thumb|220px|ピンクサロン(イメージ)]]
'''ピンクサロン'''({{lang-en-jp|pink salon}})は、[[女性]]店員が[[フェラチオ]]を主とした性的なサービスで接客する[[風俗店]]。[[ソフトドリンク]]や[[酒|アルコール飲料]]も提供される。略して'''ピンサロ'''、'''サロン'''と呼ばれ、同義語に'''ピンキャバ'''がある。また、乳房に特化した「'''おっパブ'''(おっぱいパブ)、[[セクシーキャバクラ]]とも)などもある。
「御三家」と呼ばれる大手グループが全体の半数を実質経営している。
 
== 概要 ==
後述する通り[[法律]]上の建前は[[飲食店]]であるが、性的なサービスを行うものがピンクサロンである。実際に「本番」行為([[性行為]])が行われることは無い。
 
手頃な料金で性的サービスが受けられることから、[[繁華街]]を中心に[[日本]]全国に普及した。
 
== 歴史 ==
発祥は[[1960年]]とされている。「ピンク[[キャバレー (接待飲食店)|キャバレー]]」や「[[ネグリジェサロン]]」などと呼ばれるおさわり専門の業態に、口での“抜き”([[フェラチオ]])サービスを取り入れて現在の形が完成した。[[1980{{要出典範囲|date=2023代]]に入ってからサービス内容が過激化2月|有名店とていった。かつては荻窪『ナックファイブ』を筆頭とした『ナック系』がピンクサロンドン業界最大手。2022年12月摘発された孔明グループや日の丸グとはライバープが有名で関係にる。同じくライバル関係に五反田を発祥とする『アップワード』、現[[する。これらはピンサロ御三家と呼ばれ関京都]]内でのピンクサロン、半分大きな[[看板]]を掲げこの御三家だけで成り立っているころりわけその大半少な荻窪、吉祥寺、高円寺、立川、八王子、池袋、新宿、五反田、蒲田に集中して出店してる}}
 
== 法律上の位置づけ ==
多くの店舗は、[[風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律]]の[[風俗営業]]2号営業、もしくは深夜における酒類提供飲食店営業の届け出で営業しており、すなわちこれは[[キャバレー]]の様な建前であって、他の[[性風俗店]]と異なり[[性風俗関連特殊営業]]に位置づけられていない<ref>『セックスというお仕事』 p.68</ref>。にもかかわらず性的なサービスを行っているため、当局による営業停止処分を受ける程度のことはそう珍しくない<ref>『セックスというお仕事』 p.73</ref>。更にピンクサロンは建前上'''飲食店'''であるため、個室やシャワーを設置することができない。
 
その代わり、[[条例]]により性風俗店の出店が禁止されている地域でも、飲食店として出店し営業することが可能である。
 
== 立地 ==
多くは[[JR]]、[[私鉄]]の[[鉄道駅|駅]]周辺の繁華街に立地している。入口付近にネオンサイン等の店名入りの看板(料金だけが書かれたものもある)が置かれ、[[キャバクラ]]などと同様に店員やフリーのキャッチが客引を行う店舗もある。[[雑居ビル]]の一テナントとして入居していることが多い。
 
都心部では[[地下]]に店舗を構えるケースが多い。そのため[[非常口]]が1つしかないなど、防災面で問題を抱えている店舗が多い<ref>[https://web.archive.org/web/20100529225841/http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/378373/ 都内でのピンクサロン放火事件]</ref>。
 
== 一般的な店内の様子 ==
個室が設けられていないため、ある程度の間仕切りを伴った[[ブース]]でサービスが行われる<ref>『セックスというお仕事』 p.68</ref>。
 
出勤している女性の[[写真]]が[[源氏名]]に番号付きで貼られており(地域、店舗によっては写真の掲示はない)、好みの女性がいる場合はここで指名する(別途料金が発生)。指名をしない「フリー」での入場も可能である。但し、この場合指名料が入らないため、フリーの客に対して“地雷”と呼ばれる女性<ref group="注">一般的な男性の感覚では不快感を催す容姿の女性。このような店では、明らかにそれと分かる写真が貼ってあり、店員が写真指名の有無を確認する可能性がある。</ref>を付ける店もあるが、新規客層の獲得をするためにフリーの客でも人気嬢を付ける店もある。入店時に[[爪]]の伸び具合をチェックされ、客の手の消毒用に[[消毒液]]を備えている店舗もある。
 
店内は暗く、[[音楽]]が大音量で流されている。曲は派手でアップテンポな曲が多い。これは、個室でのサービスではないため他の客の会話や脱衣に配慮されたものである。
 
{{要出典範囲|date=2023年2月|シートは横長のベンチシートが一般的}}だが、[[靴]]を脱いであぐらをかいたり横になったりできるフラットシートの店舗もある。席に着くとすぐに飲み物が提供される。一般的には飲み物は無料であるが、アルコール飲料のみ有料とする店舗もある。また、地域によってはテーブルに[[煎餅]]や[[スナック菓子]]と[[灰皿]]が置かれており、自由に食べたり、[[たばこ]]を吸ったりすることができる。前述のようにピンクサロンは建前上飲食店であるため、テーブルの設置と飲食物の提供は必須であり、飲食店としての実態を取り締まりの口実とする地域では飲み物や菓子類がなくなると直ちに補充される。
 
== 一般的なシステム ==
深夜営業の届け出をしている店舗は多くなく、営業時間は夕方16時頃から深夜1時位の店舗が多いが、早朝(7時前後)や正午前後から営業する店も存在する。料金は5000円 - 8000円程度で、時間帯によって料金がスライドして高くなっていく。ピンクサロンが集中する地域では2000円程度からの格安店も存在する(※朝またはイベント限定)<ref group="注">但し、同じ地域にある他の同業者より格段に安い店はサービスが著しく劣ったり、追加料金を請求されたりする場合が多い。この場合ドリンク1000円が一般的。</ref>。なお、主要都市以外の地方では1万円前後するところもある<ref group="注">「[[ファッションヘルス]]」等の看板を掲げて1万円以上の料金設定をする店もある。しかし、サービス内容は周囲にある1万円以下のピンクサロンと同じである。</ref>。サービス時間は30分 - 45分辺りが主流で、店によっては割増し或いは延長料金によって60分 - 120分までのコースを選択できる。
 
通常、店内はブースごとに席が分かれており、原則女性従業員が[[マンツーマン]]で接客する。店によっては時間中に複数の女性従業員が入れ替わりサービスを行う「花びら回転」というシステムも存在する。花びら3回転の店の場合、3回射精できるため、射精1回当たりの料金は他の風俗と比べて格段に安い。
 
[[接吻|キス]]を中心とした軽いスキンシップの後、[[お絞り]]や[[ウェットティッシュ]]で客の[[陰部]]が清拭され、[[手コキ]]または[[フェラチオ]]を基本として、[[クンニリングス]]、[[シックスナイン]]サービスを行なう女性でも、ヘルプに入った場合やハッスルの客には行なわない場合もある。サービス中、[[コンドーム]]を着用する店・しない店、また女性従業員が服を脱ぐ店・脱がない店<ref group="注">[[わいせつ|公然猥褻]]の判断基準が管轄の[[警察署]]によって異なるため、地域により異なる。服を全て脱いでも、[[パンツ|パンティ]]が脚に掛かっていれば良いとされる地域もある。</ref>など、地域や店舗によって、または女性によってサービス内容が異なる。
 
フェラチオの後、口内に[[射精]]([[口内精]])させるサービスが一般的である。サービス時間終了すると格安店や周囲最後同業者がいなた女性の見送りを受けて退の中には手コキのみで射精させる場合もある。
 
== 法律上の位置づけ ==
客が射精した後は口内の[[精液]]をおしぼりに吐き出し、客の[[性器]]を清拭する。
{{law|section=1}}
ピンクサロンは性的サービスが行われるため、事実上の[[風俗店|性風俗店]]の一種であるにもかかわらず、風俗営業を定めた[[風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律|風営法]]においては、性風俗店を分類した「性風俗関連特殊営業」ではなく、「接待飲食等営業」のうちの「1号営業」の一種とされている。すなわち、法律上ではピンクサロンは、[[キャバクラ]]や[[ホストクラブ]]などと同様、従業員が客を接待する形態の「飲食店」とみなされている。
 
「1号営業」として営業するがゆえ、店内で見通しを妨げるような仕切りや衝立を設置できず、それでいて公然と性的サービスが実施されているため、常に[[公然わいせつ罪]]が成立する余地がある、極めてグレーな業態となっている。
サービス時間が終了すると、最後に付いた女性の見送りを受けて退店する。
 
== ピンサロ嬢摘発事例 ==
=== 2024年(令和6年)10月9日の大阪 ===
ピンクサロンの特徴の1つは、接客する女性の中に他の風俗では見られないような年齢層や容姿<ref>他の風俗でも熟女や超熟女、[[デブ専]]、或いは非合法な未成年者を使う店があるが、これらの店はそれに特化していることが殆どである。一般的な風俗嬢は20代〜30代前半で、人並みかそれ以上の容姿を持った女性である。肥満体型ではあるがデブ専店の採用基準には満たないような女性が風俗店に就職する場合は、選択肢がピンクサロンに限られる傾向にある。</ref>の女性がいることである。その理由としては、店内が暗いために客が女性の年齢や容姿を判別しにくいことと、採用時の年齢基準が甘い店が多いこと等が考えられる。また、[[寮]]を備えた店もあり、家出中或いは[[多重債務]]や[[ドメスティックバイオレンス]]から逃げている女性がピンサロ嬢になるケースも見られる。他の風俗でも寮を備えた店はあるが、ピンクサロンは[[性風俗関連特殊営業]]で届けられている一般の風俗店のように従業員の身元確認が厳しくない<ref>[[性風俗関連特殊営業]]として届けられている店は従業員の身元確認状況を検査されるため、厳しい場合が多い。</ref>ため、このような女性達にとっては就職し易い。
2024年(令和6年)10月9日、大阪府で「学校坂堺東店」(堺市堺区)、「学校坂3年K組」(大阪市都島区)、「京橋コスプレアイドル学園」(大阪市都島区)の三店舗が摘発された。MBSとTBSではいずれの店舗も「飲食店」、朝日新聞では「風俗店」、産経新聞では「ピンクサロン」と報じている。「京橋コスプレアイドル学園」については、法律で経営が禁止されている病院の敷地から200m以内の区域にある風俗店だった<ref>風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(昭和二十三年法律第百二十二号)第二十八条「店舗型性風俗特殊営業は、一団地の官公庁施設(官公庁施設の建設等に関する法律(昭和二十六年法律第百八十一号)第二条第四項に規定するものをいう。)、学校(学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)第一条に規定するものをいう。)、図書館(図書館法(昭和二十五年法律第百十八号)第二条第一項に規定するものをいう。)若しくは児童福祉施設(児童福祉法第七条第一項に規定するものをいう。)又はその他の施設でその周辺における善良の風俗若しくは清浄な風俗環境を害する行為若しくは少年の健全な育成に障害を及ぼす行為を防止する必要のあるものとして都道府県の条例で定めるものの敷地(これらの用に供するものと決定した土地を含む。)の周囲二百メートルの区域内においては、これを営んではならない。」</ref>として、この店舗の従業員の男2人は風営法違反で逮捕されている。3店舗の逮捕者は男女合わせて18人で全裸で接待を受けていた客3人も含め、主に公然わいせつ罪で逮捕されている。公然わいせつでの逮捕理由についてMBSは警察発表として「ボックス席で女性従業員と男性客が全裸でわいせつな行為をしていて、席ごとの間仕切りは高さ1mほどしかないため、互いに裸が見える状態になっていた」としている。<ref>[https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1477733?display=1 “女性従業員と男性客が全裸”店内でわいせつな行為をさせたか 大阪府内の飲食店3店舗を摘発]TBS、2024年(令和6年)10月9日12:23配信、2024年(令和6年)10月11日閲覧、2024年〈令和6年〉11月22日にリンク切れ確認</ref><ref>[https://news.yahoo.co.jp/articles/1742e9beb899f54e81d92c8e108e92e553595477 “女性従業員と男性客が全裸”店内でわいせつな行為をさせたか 大阪府内の飲食店3店舗を摘発]、MBS NEWS、2024年(令和6年)10月9日 18:00配信、2024年(令和6年)10月11日閲覧、2024年〈令和6年〉11月22日にリンク切れ確認、[https://web.archive.org/web/20241009164436/https://news.yahoo.co.jp/articles/1742e9beb899f54e81d92c8e108e92e553595477 2024年(令和6年)10月9日のアーカイブ]</ref><ref>[https://www.asahi.com/articles/ASSB91FVXSB9PTIL009M.html わいせつ行為が見えるように営業した疑い 大阪の風俗店3店舗を摘発]朝日新聞、小島弘之、2024年(令和6年)10月9日 14時23分配信、2024年(令和6年)10月11日閲覧、2024年〈令和6年〉11月22日にリンク切れ確認、[https://web.archive.org/web/20241009162501/https://www.asahi.com/articles/ASSB91FVXSB9PTIL009M.html 2024年(令和6年)10月9日のアーカイブ]</ref><ref>[https://www.sankei.com/article/20241009-SWBBBGGYHNNR7GR7O535WWDAGE/ 京橋と堺東のピンサロ3店舗で全裸客ら18人逮捕 大阪府警、公然わいせつ容疑など]産経新聞、2024年(令和6年)10月9日 18:10配信、2024年(令和6年)10月11日閲覧、[https://web.archive.org/web/20241009164148/https://www.sankei.com/article/20241009-SWBBBGGYHNNR7GR7O535WWDAGE/ 2024年(令和6年)10月9日のアーカイブ]</ref><ref>[https://news.yahoo.co.jp/articles/1d2d7f6108684469efbcb9d0e1123a3bd6aa2c4b “女性従業員と男性客が全裸”店内でわいせつな行為をさせたか 大阪府内の飲食店3店舗を摘発]MBS NEWS、10月9日11:36配信、2024年(令和6年)10月11日閲覧、2024年〈令和6年〉11月22日にリンク切れ確認</ref>
 
なお、仕切りの高さが1mであった理由は風営法第7条<ref>風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則(昭和六十年国家公安委員会規則第一号)第七条 法第四条第二項第一号の国家公安委員会規則で定める技術上の基準は、次の表の上欄に掲げる風俗営業の種別の区分に応じ、それぞれ同表の下欄に定めるとおりとする。風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律第二条第一項第一号(キヤバレー、待合、料理店、カフエーその他設備を設けて客の接待をして客に遊興又は飲食をさせる営業)に掲げる営業 三 客室の内部に見通しを妨げる設備を設けないこと。</ref>の規定と警察庁からの通達<ref>風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律等の解釈運用基準について(通達)8 構造及び設備の技術上の基準 (1) 施行規則第7条の表中「見通しを妨げる設備」とは、仕切り、ついたて、カーテン、背の高い椅子(高さがおおむね1メートル以上のもの)等をいう。</ref>に基づくものである。
一方、[[ソープランド]]や[[ファッションヘルス]]には[[シャワー]]や[[風呂]]の設備があり、[[デリバリーヘルス|デリヘル]]の場合も行為の前に客の身体を清浄することができるが、ピンクサロンでは[[お絞り]]で清拭しただけの客の[[性器]]を口にしなければならない。にもかかわらず、1人の客に口内発射させた際の報酬は他の風俗に比べて格段に安い<ref>2000円 - 4000円程度。</ref>。人気店では客が絶えることがないため、約7時間の勤務時間中殆ど休憩なくフェラチオをし続けなければならず、肉体的にも過酷である。また、ピンクサロンは正式に届けられた性風俗店ではないため、[[風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律|風営法]]違反や[[わいせつ|公然猥褻]]による警察の取り締まりを受ける危険が常にある。
 
しかしながら、風俗店やキャバクラには抵抗のある女性にとっては入店しやすい業態である。また、飲食店だと思って入店した女性や、他の風俗店やキャバクラで働けるような女性の中にもピンクサロンで働き続ける女性は多い<ref>『セックスというお仕事』 p.68 - p70、p.73 に、ピンクサロン従業員の談話などが紹介されている。</ref>。他の風俗と比べたピンクサロン勤務の利点としては以下のことが挙げられる。
 
#他の風俗店の報酬は歩合制が一般的であるが、ピンクサロンは時給+歩合給であるため収入が安定している。特に、人気店は客の入りも安定しているため、高い収入が安定して得られる<ref>歩合給は指名数と射精させた客の人数で決まる。『セックスというお仕事』(1990年)では、一人あたり500円、指名料が1000円 - 2000円との例が紹介されている。</ref>。
#他の風俗では個室で客と一対一で接しなければならず、安全上の不安がある。ピンクサロンでは客とのトラブルがあっても比較的安全である<ref>『セックスというお仕事』 p.73 従業員の談話。</ref>。
#店内が比較的暗いため、[[ルックス]]に難のある女性でも問題が少ない<ref>『セックスというお仕事』 p.73 従業員の談話。</ref>。
#接客に於いて、若年で容姿端麗であることに越したことはないが、会話能力や容姿を技術でカバー、総合的な接客を経験でカバーできるため、必ずしも年齢を重ねていることが不利とは言えない。
#シャワーを頻繁に浴びる必要がないため、肌荒れの心配が少ない。
 
このような理由と、年齢が高くても勤められることから、他の業種より長期間勤務する女性が多く見られる。
 
== ピンクサロンに関連する用語 ==
* ピンサロ嬢 - ピンクサロンで接客することを職業とする女性。略して「嬢」とも。希に受付や会計を行なう女性従業員もいるが、ピンサロ嬢とは呼ばない
* 新規(ご新規)ランキング - が初めて顧客。フリムページにキャストの本指名のな数が高割引チケット利用順に掲載され顧客が指名する際参考も呼ばることもあている。
* 新規(ご新規) - 来店が初めての顧客。
* ハッスル - 指名のない客が席に付いたときに使われる。
* 花びら回転 - 女性器を[[花びら]]に見立て、時間内に数人の女性が入れ替わるサービス。元祖は[[五反田]]のピンクサロンであると伝えられている<ref>『戦後性風俗大系』p.238 - p.239</ref>。
* ヘルプ - 花びら3回転の場合に於いて、2番目にサービスに付く女性従業員。
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* 指名 - 顧客が嬢を選ぶこと。指名料が必要となる。
* 本指名 - 他の風俗店やキャバクラ同様のシステムで、写真指名やネット指名ではなく、以前に接客されたことのある嬢を指名すること。女性への報酬や[[インセンティブ]]がフリーや写真指名よりアップする。
* NK流 - [[西川口 (川口市)|西川口]]流」とも。2000年代中頃までの[[西川口 (川口市)|西川口]]地域のピンクサロンや[[ファッションヘルス|ヘルス]]は本番(性行為)サービスを行う店が多く存在していたことに由来し、本番サービスのことを示す。また、本番サービスを行うピンクサロンは[[本番サロン]](本サロ)と言われることが多い<ref group = "注">『戦後性風俗大系』p.268によれば、[[吉祥寺]]、[[蒲田]]にも本サロが見られるとのこと。</ref>。
* キャンパスパブ - 主に愛知県で使われている名称。ピンクサロンの名称ではイメージが悪い、ということでキャンパスパブというこの名称を用いている。
* V(ブイ) - 女性従業員が管理者に伝える隠語で、客が[[射精]]に至ったことを示す。歩合給に影響するため、精液を吐き出したおしぼりを男性従業員に確認させる店もある。
* JOKER([[ジョーカー]]) - 女性従業員が管理者に伝える隠語で、客が射精に至らなかったことを示す。
* エンジェル - 昇天(射精)した客のことを言う。
* フラワータイム - サービス終了5分前を示す。
* 社交さん - 接客する女性従業員のこと。ピンサロ嬢が職業を指す言葉であるのに対し、社交さんは店内での役割として使われる。
* ゲンダイデー - [[日刊ゲンダイ]]に自店の広告が出ている日に行われる割引システム。
* 改装工事 - 警察の取り締まりによって休業を余儀なくされたときに使う言い訳。
* 早番・遅番 - 早朝或いは12時開店の店では勤務がシフト制になっており、12時開店の店の場合18時に交代する。早番の時間帯は客が少ないため、遅番の女性従業員より歩合給が少ない。早番の女性従業員には主婦のアルバイトもいるが、風俗専業の女性が早番にシフトされた場合、収入の減少を補うために夜間は別の風俗店<ref group="注">同業者の場合、信義的な問題がある上に発覚しやすいため、ピンクサロン以外の業種。</ref>で働くこともある。
* ごっくん - 精液を飲み込むこと。女性によっては行うこともある。
* 時短 - 指名をしない顧客や、指名客が待機している場合は、サービス時間が短縮されて効率化を図ることもある。
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== 性感染症の危険性について ==
個室で素股や[[性行為|本番行為]]などが行われ客との性器の接触が多い[[ファッションヘルス|ヘルス]]ほう[[性感染症]]かか罹患する確率が高くなる。しかし、口でサービスするオーラルセックスでも感染する可能性があるのでため、定期的な[[性感染症#検査|性病検査]]をしっかり受けている優良店でサービスを受けたほうが安心できる。
定期的に性病検査をしても、性病検査後に客から性病を移された場合、その女性従業員を通して次の客へ、また次の客へと感染する。また、女性従業員が定期的な検査を受けて性病に感染した事が判明した場合、完治するまで仕事を休み、人に感染させないと病院から診断されてから出勤していればよいが、経済的理由やシフト上の規約で、完治しないまま出勤している場合、利用客に感染する事がある。性病に感染しないためには、[[コンドーム]]を付け、オーラルセックスを避け、体液や粘膜(膣、肛門、尿道、口腔、目、鼻腔)に接触しないことである。
 
=== ピンクサロンにおける感染予防対策 ===
プレイ前は[[イソジン]]や[[次亜塩素酸水]]などを使用している。
[[イソジン]]は細菌、真菌、ウイルスなど広範囲の微生物に対し、迅速な殺菌・消毒効果を発揮する殺菌消毒薬である。のどの洗浄(うがい)をすることにより多くの細菌から感染予防に効果的として、フェラチオサービスを主とするピンクサロンでは必需品となっている。客の[[射精]]後に女性が離席し、イソジンでのうがいが義務づけられている店舗が多い。
 
予防には感染源に接触しないコンドームを利用することが最適なので、心配ならサービス前衛生器具を利の使しようが推奨される
 
=== 代表的な症状に対する診察方法と主な対策 ===
====; [[性器クラミジア感染症 ====|クラミジア感染症]]
: クラミジア感染症は国内で最も多い性病の一つです。症状としては性器のかゆみやいがキツきつくなったり、小便に膿が混じるといったりします症状が出る8割の女性、5割の男性が自覚症状がありませんない。そのため知らず知らずに恋人などにも感染経路を広げてしまう危険性があを内在する厄介な性病である。放置すると菌が奥へ感染拡大してしまうため、子宮内膜炎にかかったの罹患もあします得る
: クラミジアは[[偏性細胞内寄生体]]という宿主に依存することでしか生きていけないウイルスなのあるため、粘膜同士の接触(素股)以外では感染することはありませんない
 
====; [[淋病 ====]]
: オーラルセックスやフェラチオによる粘膜接触で感染する性病です。感染すると性器の膿や激痛、喉の場合は腫れや発熱などを伴います。放置していると男性は[[無精子症]]、女性は[[不妊|不妊症]]に陥るケースもあり、とくに女性は自覚症状がないために発見が遅れるケースがあります
この性: 淋病はクラミジアと併発してるケースが2,32–3割と多く、また感染率も30%30{{nbsp}}%と高いのでため定期的な検査が必要である。クラミジア・淋病ともにジスロマック・ジェネリックなどの抗生物質を服用することで1週間程度で完治しま。ただ完治前に症状が治まったと思っていこんで放置してしまうと耐性菌が増殖してしまう場合があるので、治まったあとも1週間程度服用すること必要大切ですある
 
=== 海外のピンクサロン事情 ===
欧米ではピンクサロンだけを主としたサービスは存在せず、日本特有。性行為の一環にフェラチオ行為が行われることがある。しかし、海外ではエイズなどに対する意識が日本よりも高いため、様々な病原菌対策としてコンドームは絶対に付けることが常識となっている。
 
== ピンクサロンが登場する作品 ==
* ピンクサロン好色五人女 - 1978年公開された[[日活]]制作の映画。[[井原西鶴]]の[[浮世草子]]「[[好色五人女]]」の舞台を現代のピンサロに置き換えた。
* [[ドメスティックな彼女]] - 2014年から2020年まで[[週刊少年マガジン]]に連載された[[流石景]]の漫画。15巻で、主人公がピンサロを訪れると、担当嬢が知人の女子大生だったのでサービスを受けなかった。
*ピンサロスナイパー - 2018年から2020年まで[[週刊漫画ゴラク]]に連載された[[たべ・こーじ]]の漫画。昼はOL、夜はピンサロ嬢の主人公。このピンサロは裏で「恨みを晴らす稼業」を行っており、主人公は狙撃などの方法で仕事を完遂する。依頼人からは、通常のピンサロサービスを受けてもらいながら話を聞く(依頼人が女性の場合はレズプレイとなる)。
 
== 脚注 ==
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=== 注 ===
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=== 概要出典 ===
{{Reflist}}
 
== 参考文献 ==
* [[石井慎二]] 他編著『別冊宝島124号 セックスというお仕事』 1990年12月 JICC出版社
* [[広岡敬一]] 『戦後性風俗大系 わが女神たち』朝日出版社 2000年4月 文庫版:新潮社 20072008
 
== 関連項目 ==
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{{DEFAULTSORT:ひんくさろん}}
[[Category:日本の文化]]
[[Category:日本の性風俗産業]]
[[Category:風俗営業]]
[[Category:飲食店]]