「メアリー・ダグラス」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
|||
(6人の利用者による、間の8版が非表示) | |||
1行目:
{{Infobox 学者
{{存命人物の出典明記|date=2015年11月3日 (火) 13:27 (UTC)}}▼
| name = メアリー・ダグラス
'''メアリー・ダグラス'''(Mary Douglas、[[1921年]][[5月25日]] - [[2007年]][[5月16日]])は、[[イギリス]]の[[社会人類学]]、[[文化人類学]]者。専門は、[[象徴人類学]]、比較宗教学。『汚穢と禁忌』における「[[穢れ]]」論によって、20世紀の文化人類学を代表する一人として数えられている。▼
| image =
| image_size =
| caption =
| birth_date = {{birth date|1921|5|25}}
| birth_place = {{ITA}} [[サンレーモ]]
| death_date = {{death date and age|2007|5|16|1921|5|25}}
| death_place = {{UK}} [[ロンドン]]
| othername = Margaret Mary Tew
|main_interests = <!--研究分野-->
|alma_mater = [[オックスフォード大学]]
|workplaces = [[オックスフォード大学]]、[[ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン]]、[[ノースウェスタン大学]]、[[プリンストン大学]]
|degree = 博士
| URL =
| yearsactive =
| spouse =
| children =
}}
▲'''メアリー・ダグラス'''(Mary Douglas、[[1921年]][[5月25日]] - [[2007年]][[5月16日]])は、[[イギリス]]の[[社会人類学]]、[[文化人類学]]者。専門は
==
{{出典の明記|date=2015年11月3日 (火) 13:27 (UTC)|section=1}}
1921年、[[イタリア]]の[[サンレーモ]]にマーガレット・メアリー・テュー(Margaret Mary Tew)として生まれた。[[ローハンプトン]]のイエスの聖心修道院で寄宿生として[[カトリック教会|カトリック]]の中等教育を受ける。1942年に[[オックスフォード大学]]セント・アンズ・カレッジを卒業した後、1947年まで[[植民省]]で戦時勤務にあた
1977年に米国に移住し、ラッセル・セイジ・ファンデーションのディレクターに就任。1981年からは、[[ノースウェスタン大学]]教授。ノースウェスタン大学を定年後、[[プリンストン大学]]で2年間、教鞭をとった。1988年英国に戻り、引退後も[[聖書]]研究に精力的に取り組んだ。2007年、癌の合併症によりロンドンにて逝去。
== 研究業績 ==▼
1966年の『汚穢と禁忌』が世界的なベストセラーになり、学界での名声を確立。今日では、その「[[穢れ]]」論によって、20世紀の文化人類学を代表する一人として数えられている。▼
==受賞・栄典==
1970年の『象徴としての身体』では、[[バジル・バーンステイン]]の分類化/枠付け論を援用し、以後のダグラスの論述の要をなす、グリッドとグループからなる独自の「文化理論」を提示した。▼
*1992年:[[トーマス・ハックスリー記念賞]]
*2006年:[[大英帝国勲章|大英帝国二等勲爵士]] (DBE)。
▲== 研究内容・業績 ==
また、1982年の『リスクと文化』([[アーロン・ウィルダフスキー]]との共著)のなかで、はじめて[[社会学]]的、文化人類学的にリスク論を展開しその後の[[構築主義]]的研究の道を開くなど、他の人文科学・社会科学にも広く影響を及ぼした。ただし他方で、{{要出典範囲|date=2015年11月3日 (火) 13:26 (UTC)|「汚染(pollution)は儀礼上の穢れ(pollution)の一種である」という主張から、当時の環境保護運動を「文化的バイアスのかかった人騒がせなセクト」であるなどと論難したため、「[[保守主義]]者」とみなされ批判されることもあった。}}▼
▲*[[1966年]]の『汚穢と禁忌』が世界的なベストセラーになり、学界での名声を確立。
▲*[[1970年]]の『象徴としての身体』では、[[バジル・バーンステイン]]の分類化/枠付け論を援用し、以後のダグラスの論述の要をなす、グリッドとグループからなる独自の「文化理論」を提示した。
▲
== 著書 ==
25 ⟶ 47行目:
*''How Institutions Think'', (Syracuse University Press, 1986)
*''Objects and Objections, Monograph Series of Toronto Semiotic Circle no.9'', (Victoria College, University of Toronto, 1992).
*''Risk and Blame: Essays in Cultural Theory'', ([[Routledge]], 1992)
*''Leviticus as literature'', (Oxford University Press, 1999)
*''Thouqht Style: Critical Essays on Good Taste'', (Sage, 1996)
*''Implicit Meanings 2nd edition: Selected Essays in Anthropology'', (Routledge, 1999).
*''In the Wilderness: The Doctrine of Defilement in the Book of Numbers'', ([[Oxford University Press]], 2001)
*''Jacob's Tears: The Priestly Work of Reconciliation'', (Oxford University Press, 2004)
*''Thinking in Circles: An Essay on Ring Composition'' , (Yale University Press, 2007)
54 ⟶ 76行目:
* [https://web.archive.org/web/20050414194548/http://www.sal.tohoku.ac.jp/~ito/bibmd.html メアリー・ダグラス著作一覧](2005年4月14日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])
== 脚注 ==
{{Normdaten}}▼
{{reflist|2}}
▲{{Normdaten}}
{{デフォルトソート:たくらす めありい}}
[[Category:20世紀イギリスの女性科学者]]
[[Category:21世紀イギリスの女性科学者]]
[[Category:イギリスの女性の人類学者]]
[[Category:イギリスの文化人類学者]]
[[Category:聖書学者]]
[[Category:イングランドのカトリックの人物]]
[[Category:
[[Category:大英帝国勲章デイム・コマンダー]]
[[Category:ノースウェスタン大学の教員]]
[[Category:ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの教員]]
|