「コンベア240」の版間の差分

2020年4月18日 (土) 01:35時点における版

2024年11月30日 (土) 11:24時点における最新版

(6人の利用者による、間の10版が非表示)

1行目:

{{Infobox 航空機

{| cellpadding="2" cellspacing="0" style="margin:3px; border:3px solid #87CEEB;width:30%; " align="right"

| 名称=コンベア240

!bgcolor="#87CEEB" colspan="3" align="center" style="border-bottom:3px solid"|Convair-240

|colspan="3" align画像="center"|[[ファイルFile:Southwest Airlines aircraft.JPG|250px]]

|-

| キャプション=[[南西航空]]が運用した機体

|colspan="3" align="center"|[[ファイル:Southwest Airlines aircraft.JPG|250px]]

| 用途=[[旅客機]]

|-

| 製造者=[[コンベア]]

!bgcolor="#87CEEB" colspan="2"|要目一覧

| 初飛行年月日||=[[1947年]][[3月16日]]

|-

|総 生産数||=176機

|運航乗員||4

|}}

|-

|乗客||40（最大）

|-

|初飛行日||[[1947年]][[3月16日]]

|-

|全長||22.80m

|-

|全幅||28.00m

|-

|高さ||8.20m

|-

|翼面積||75.9 [[平方メートル|m²]]

|-

|エンジン||プラット・アンド・ホイットニーR-2800-CB-17双発

|-

|推進力||1,864 kW (2,500 hp)X2

|-

|機体重量||11,540 kg

|-

|[[最大離陸重量]]||19,280 kg

|-

|最大速度||507 km/h

|-

|巡航速度||451 km/h

|-

|航続距離||1930km

|-

|実用上昇限界||7,620 m

|-

|総生産数||176機

|-

|}

'''コンベア240'''（Convair 240もしくはCV-240）は、[[1947年]]から[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[コンベア]]社によって生産された[[レシプロ]]双発[[旅客機]]である。

コンベア240には胴体延長型として[[コンベア340]]、[[コンベア440]]があり、一連のシリーズとしてコンベア240/340/440といった呼ばれかたをする場合もある。またそれぞれを[[ターボプロップエンジン|ターボプロップ]]化した[[コンベア580]]/[[コンベア600|600]]/640もあるが、本稿ではコンベア240についてのみ論述する。

==概要==

51 ⟶ 21行目:

===就航===

コンベア240の1号機は[[1947年]][[3月16日]]に初飛行した。生産初号機は[[1948年]][[2月28日]]に最初に引き渡され、[[ウエスタン航空]]や[[コンチネンタル航空]]などのアメリカの[[航空会社]]をはじめ、[[KLMオランダ航空]]や[[東亜航空]]など世界各国の航空会社に176機が引き渡された。

=== スペック ===

|* 全長||22：22.80m

|* 全幅||28：28.00m

* 全高：8.20m

|* 翼面積||75：75.9 [[平方メートル|m²]]

|機体* 空虚重量||11：11,540  kg

* 積載重量：18,370 kg

|[[* 最大離陸重量]]||19：19,280 278 kg

|* 最大速度||：315 mph (507 km/h)

|* 巡航速度||451：280 mph (450 km/h)

* 操縦乗員：2 - 3名

* 乗客数:40

* エンジン：[[プラット・アンド・ホイットニー R-2800]][[空冷エンジン|空冷]]二重[[星型エンジン|星形]]18気筒[[レシプロエンジン]]（出力2,400hp)×2

* 最大積載航続距離：1,200 マイル (1,900 km)

|* 実用上昇限界||7度：16,000 ft(4,620900 m)

== 日本のコンベア240 ==

日本では、[[1950年代]]には非幹線のローカル路線を中心にコンベア240が17機運用されており、[[北日本航空]]と[[富士航空]]、[[日東航空]]、[[東亜航空]]、[[日本トランスオーシャン航空|南西航空]]が使用していた。

[[1964年]]には、富士航空の1機が着陸に失敗する事故（[[富士航空機墜落事故]]）を起こしている<ref>{{Cite book |和書 |author=世相風俗観察会 |title=現代世相風俗史年表：1945-2008|publisher=河出書房新社 |year=2009-03 |page=121 |isbn=9784309225043}}</ref>。

東亜航空での運航を終了し、中古飛行機として払い下げられたコンベア240(JA5130)が、2018年現在も1機のみ現存している。退役後に店舗等に利用されたものの、解体処分を受けずに日本各地(岐阜県→富山県→静岡県→三重県)を転々としていた。現在の所有者により、機体が離着陸をイメージした高架台に載せられ、静態保存されている。

== 軍用型 ==

62 ⟶ 49行目:

== エピソード ==

* コンベア240は、[[アメリカ合衆国大統領|アメリカ大統領]]選挙で候補者の専用航空機として初めて使われた機体でもある。[[1960年]]の大統領選挙のキャンペーン時に、その後大統領に就任することとなった[[ジョン・F・ケネディ]]がコンベア240「キャロライン」を利用しており、この機は、現在航空宇宙博物館で保存されている。

* 1970年代当時人気絶頂にあったロックバンド[[レーナード・スキナード]]に終止符を打った機体として有名、もしくは悪名高い。[[パイロットエラー]]による燃料切れからエンジンが2基とも停止に陥り墜落し、バンドリーダーであったロニー・ヴァン・ザント、ギタリストのスティーヴ・ゲインズ、バックボーカルのキャシー・ゲインズ(スティーヴの姉)、ローディのディーン・キルパトリック、操縦士、副操縦士の6人が死亡した。詳細は{{仮リンク|コンベア CV-240 N55VM墜落事故|en|Lynyrd Skynyrd plane crash}}を参照。

== 脚注 ==

{{脚注ヘルプ}}

{{Reflist}}

==関連項目==

70 ⟶ 62行目:

{{アメリカ軍の輸送機}}

{{アメリカ軍の練習機}}

{{DEFAULTSORT:こんへあ240}}

{{DEFAULTSORT:こんへあ240}}

[[Category:アメリカ合衆国の旅客機]]

[[Category:コンベアの航空機|240]]