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'''痴漢冤罪'''(ちかんえんざい)は、[[痴漢]]をしていないにもかかわらず、痴漢を行ったとして扱われる[[冤罪]]の一種。本項目では便宜上、痴漢の[[誤認逮捕]]についてもあわせて説明する。個別の事件については「[[:Category:痴漢冤罪]]」も参照。
 
== 概要 ==
2000年ごろから徐々に問題とされはじめ、2007年公開の映画『[[それでもボクはやってない]]』をきっかけに広く世に知られるところとなった{{要出典|date=2024年6月}}。しかし、この映画では主人公による痴漢行為は冤罪か事実かどうかは作中で描かれないため、マスコミ試写の後に有罪か無罪かの判決投票が行われた<ref>{{Cite web|url=https://www.cinematoday.jp/interview/A0001277 |title=『それでもボクはやってない』加瀬亮 単独インタビュー|accessdate=2024-04-27 |date=2007-01-29 |publisher=シネマトゥデイ}}</ref>
 
原因としては、被害者による犯人の錯誤や犯罪の有無の錯誤、被害者とされる者による金銭や恨みが動機のでっち上げ、警察や検察の捜査の杜撰さなどが挙げられる。また、「触らせておきながら痴漢扱いされた」などと言って痴漢していながら痴漢冤罪を主張する者も存在する<ref>{{citeCite web |和書|url = https://news.yahoo.co.jp/bylineexpert/ogawatamaka/20191129-00152470articles/f82541661147f074175291cfff45caa56581ba02 |title = 「触り方」特集も 痴漢を娯楽として消費してきたメディアの過去を暴く『痴漢とはなにか』 |date = 2019-11-29 |website = Yahoo! Japan ニュース |accessdate = 2020-10-02}}</ref><ref>{{citeCite web |和書|url = https://www.j-cast.com/2006/09/14002972.html |title = 「ミラーマン」また逮捕 植草応援ブログ炎上 |date = 2006-09-14 |website = J-CAST ニュース |accessdate = 2020-10-02}}</ref>。痴漢冤罪については、被害そのものは事実で別人を犯人と誤認したものであり、捜査の問題を「女性が悪い」として女性叩きに利用されていると『痴漢とはなにか 被害と冤罪をめぐる社会学』著者の牧野雅子は語った<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.bengo4.com/c_1009/n_10576/|title=痴漢冤罪の責任は、女性にあるのか? まず目を向けるべきは「ずさんな捜査」の問題だ|website=弁護士ドットコム|author=出口絢|date=2019-12-24|accessdate=2025-05-31}}</ref>。
 
== 現状 ==
=== 司法 ===
司法においては、衣服の指紋の採取や、被疑者の指に付着した衣服の繊維、被害者の体液や皮膚の組織などの[[DNA]]鑑定など、より先進的かつ客観的な物的証拠が求められており、これらの物的証拠は、起訴段階もしくは審理において重要視される<ref>[https://www.npa.go.jp/pdc/notification/seian/seiki/seianki20160325.pdf 電車内における痴漢事犯への対応について](PDF)</ref>。2017年7月19日に[[埼京線]]で発生した集団痴漢事件では、警察は[[監視カメラ|防犯カメラ]](事件のあった1号車には防犯カメラが設置されている)の映像などの物的証拠を調べた上で被疑者4人を[[逮捕 (日本法)|逮捕]]している<ref>{{Cite news|title=【衝撃事件の核心】集団痴漢の合言葉は「1902」…埼京線の先頭車両に集まった卑劣な男たち|url=https://www.sankei.com/premium/news/171204/prm1712040004-n1.html|newspaper=[[産経新聞|産経ニュース]]|publisher=[[産業経済新聞社]]|date=2017-12-04|accessdate=2018-05-19}}</ref>。
 
=== 社会 ===
2015年9月、ジャパン少額短期保険が事件発生後48時間以内の弁護士費用を補償するサービス『痴漢冤罪ヘルプコール付き弁護士費用保険』を開始し、2017年に痴漢の被疑者が線路内を逃走するトラブルが相次いで報道されたことを受け、加入者が急増した<ref>{{Cite web|和書|date=2017-05-29 |url=https://mainichi.jp/articles/20170529/k00/00e/020/175000c |title=痴漢冤罪保険:加入急増「逃げるより、まず弁護士を」 |publisher=毎日新聞 |accessdate=2017-05-30}}</ref>。
 
== 問題点 ==
=== 冤罪被害の問題点 ===
; 社会復帰の困難性
: これらの問題は、逮捕された時点で、あたかも犯罪者であるかのように扱う[[マスメディア]]の影響もある。2000年代に無罪判決が相次いだため、[[東京地方裁判所]]は、痴漢[[被疑者]]の[[勾留]]請求を原則却下している。東京地裁は被疑者に「事件があった路線を利用しない」誓約書への[[署名]]を求め、被疑者が署名した場合は、[[警視庁]]からの勾留請求を却下している<ref>{{Cite news|title=<痴漢>勾留、原則認めず 「解雇の恐れ」考慮 東京地裁|url=https://mainichi.jp/articles/20151224/org/00m/040/003000c|newspaper=[[毎日新聞]]|publisher=[[毎日新聞社]]|date=2015-12-24|accessdate=2018-03-18}}</ref>。
: これらの問題は逮捕された時点であたかも犯罪者であるかのように扱う報道機関の影響も考えられる。
: 近年は痴漢事件の無罪判決が相次いだため、[[東京地方裁判所]]は現在、痴漢[[被疑者]]の勾留を原則認めていない。東京地裁は被疑者に「事件があった路線を利用しない」とする誓約書へのサインを求め、被疑者が応じた場合は勾留請求を殆ど退けている<ref>{{Cite news|title=<痴漢>勾留、原則認めず 「解雇の恐れ」考慮 東京地裁|url=http://mainichi.jp/articles/20151224/org/00m/040/003000c|newspaper=[[毎日新聞]]|publisher=[[毎日新聞社]]|date=2015-12-24|accessdate=2018-03-18}}</ref>。
; 虚偽申告
: [[警察庁長官]][[吉村博人]]は2009年4月の定例[[記者会見]]で、極めて少数だが痴漢被害を[[性的暴行の虚偽の告発|偽装]]する者がいると述べた<ref>{{Cite news|title=「痴漢事件捜査、多角的に検討」 無罪判決で警察庁長官|newspaper=朝日新聞|date=2009-04-16|url=http://www.asahi.com/national/update/0416/TKY200904160291.html|archiveurl=https://web.archive.org/web/20090419114022/http://www.asahi.com/national/update/0416/TKY200904160291.html|archivedate=2009-04-19}}</ref>。このようなケースでは、男性共謀者が存在したり(いわゆる[[美人局]])、主犯が男性の場合も多い。[[2008年]]に発生した[[Osaka Metro御堂筋線|大阪市営地下鉄御堂筋線]]での事件では、[[大阪地方裁判所]]にて主犯の男は懲役5年6月の実刑判決を宣告され、共犯の女は懲役3年執行猶予5年の判決をそれぞれ受けた<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail4?id=36721|title=下級裁裁判例|work=裁判所|accessdate=2017-11-27}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail4?id=37008|title=下級裁裁判例|work=裁判所|accessdate=2017-11-27}}</ref><ref>「痴漢でっち上げ被害者心境語る 大阪の会社員」産経新聞、2008年3月13日</ref>。[[2017年]]6月には、[[Osaka Metro堺筋線]]の車内で共謀の女に対し、わざと痴漢をさせて被害をでっち上げたとして、21歳の男と26歳の女が[[逮捕監禁]]と[[虚偽告訴]]の疑いで[[逮捕 (日本法)|逮捕]]された<ref>{{Cite news|title=「痴漢して」誘いに乗った男性を痴漢と通報の疑い 男を逮捕|url=http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170621/k10011026221000.html|publisher=[[日本放送協会|NHK]]|date=2017-06-21|accessdate=2017-06-22|archiveurl=https://archive.is/SgE8x|archivedate=2017-06-22}}</ref><ref>{{Cite web|和書|date=2017-06-21 |url =https://web.archive.org/web/20170621114002/http://www.asahi.com/articles/ASK6P5K0XK6PPTIL015.html |title =女と共謀、痴漢被害でっち上げ容疑 アルバイトの男逮捕 |work=アーカイブ |publisher = 朝日新聞 |accessdate =2017-06-27}}</ref>。
: 被害者や周囲による行為の有無の錯誤や加害者の錯誤ではなく「痴漢でっち上げ」ともいうべきケースもあり、警察庁長官は記者会見で「極めて少数だが、痴漢被害を偽装する女性が存在する」と認めている<ref>{{Cite news|title=「痴漢事件捜査、多角的に検討」 無罪判決で警察庁長官|newspaper=朝日新聞|date=2009-04-16|url=http://www.asahi.com/national/update/0416/TKY200904160291.html|archiveurl=https://web.archive.org/web/20090419114022/http://www.asahi.com/national/update/0416/TKY200904160291.html|archivedate=2009-04-19}}</ref>。
: 中には男性に多額の示談金を要求するケースもある<ref name="zakzak">{{Cite news|title=痴漢冤罪の恐怖 あなたも犯人に…(1)|newspaper=ZAKZAK|date=2007-02-24|url=http://www.zakzak.co.jp/tsui-sat/tsuiseki/contents/2002_04-09/020914_01.html}}</ref><ref>[http://www.rikkyo.ne.jp/univ/araki/chikanenzai/] 痴漢えん罪ネットワーク 2007年2月24日{{出典無効|date=2017年4月|title=個人サイト?}}</ref>。
: 故意に痴漢に仕立て上げるケースでは男性共謀者が存在したり(いわゆる[[美人局]]行為)、主犯が男の場合も多い。[[2008年]]には[[大阪市営地下鉄御堂筋線痴漢捏ち上げ事件]]があり、容疑者の女が[[大阪地方裁判所]]で懲役3年執行猶予5年の判決を受けた<ref>{{Cite web|url=http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail4?id=36721|title=下級裁裁判例|work=裁判所|accessdate=2017-11-27}}</ref>。なお、この行為を使嗾し目撃証言を偽って申告した交際相手の男は、同地裁にて懲役5年6ヶ月の実刑判決を宣告された<ref>{{Cite web|url=http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail4?id=37008|title=下級裁裁判例|work=裁判所|accessdate=2017-11-27}}</ref>。この事件は実行犯の女が自首したことで発覚したものである<ref>「痴漢でっち上げ被害者心境語る 大阪の会社員」
産経新聞、2008年3月13日。 </ref>。
:また[[2017年]]6月には、大阪市営地下鉄堺筋線の車内で共謀の女に対しわざと痴漢させ被害を捏ち上げたとして、21歳の男が逮捕監禁と虚偽告訴の疑いで[[逮捕 (日本法)|逮捕]]された。この男は女に「示談金をもらう良い稼ぎ方がある」と話を持ちかけ[[電子掲示板|インターネットの掲示板]]に「痴漢してほしい」などと書き込ませ、誘いに乗って実際に痴漢した男性を警察に突き出した。男は容疑を否認している。女は同容疑で逮捕の後、釈放。<ref>{{Cite news|title=「痴漢して」誘いに乗った男性を痴漢と通報の疑い 男を逮捕|url=http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170621/k10011026221000.html|publisher=[[日本放送協会|NHK]]|date=2017-06-21|accessdate=2017-06-22|archiveurl=http://archive.is/SgE8x|archivedate=2017-06-22}}</ref><ref>{{Cite web |date=2017-06-21 |url =https://web.archive.org/web/20170621114002/http://www.asahi.com/articles/ASK6P5K0XK6PPTIL015.html |title =女と共謀、痴漢被害でっち上げ容疑 アルバイトの男逮捕 |work=アーカイブ |publisher = 朝日新聞 |accessdate =2017-06-27 }}</ref>。
; 検挙のための検挙
: 痴漢被害者が、痴漢加害者が誰か正確に認識できず、告訴をためらっていた場合でも「警察が責任を持つ」「後戻りはできない」と、警察官が被害者に告訴を強要する場合もある<ref>[http://www.zakzak.co.jp/tsui-sat/tsuiseki/contents/2002_04-09/020914_03.html 夕刊フジ特捜班 痴漢冤罪の恐怖 あなたも犯人に…(3)…(3)] ZAKZAK</ref>。
; 推定無罪の原則
: 本来、刑事裁判における犯罪の証明には、捜査機関が「被告人が犯罪をした証拠」を提出する必要がある。1審で有罪になると、新証拠が出されないと無罪になりにくい<ref name="unb131107_1">[http://www.fujitv.co.jp/unb/contents/131107_1.html 奇跡体験!アンビリバボー 痴漢えん罪事件壮絶868日]{{リンク切れ|date=2019-10}} フジテレビ 2013年11月7日放送</ref>{{Refnest|group="注釈"|この問題は痴漢冤罪を取り扱った映画『[[それでもボクはやってない]]』の劇中でも言及されているが、この作品では主人公が冤罪であるか否か、鑑賞者に明らかになっているシーンがない。}}。
: 本来、刑事裁判における犯罪の証明には、捜査機関が「被告人が犯罪をした証拠」を提出する必要がある。
: 1審で有罪になると、新証拠が出されないと無罪になりにくい<ref name="unb131107_1">[http://www.fujitv.co.jp/unb/contents/131107_1.html 奇跡体験!アンビリバボー 痴漢えん罪事件壮絶868日]{{リンク切れ|date=2019-10}} フジテレビ 2013年11月7日放送</ref>{{Refnest|group="注釈"|この問題は痴漢冤罪を取り扱った映画『[[それでもボクはやってない]]』の劇中でも言及されているが、この作品では主人公が真実冤罪であると鑑賞者に明らかになっているシーンがない。}}。
 
== 痴漢冤罪をめぐる変化 ==
=== 司法の変化 ===
痴漢の場合、物的証拠がほとんど残らないため、痴漢被害者の訴えが他の訴訟に比して重要視される傾向にあった。しかし、痴漢撲滅に対する世論の高まりとともに、痴漢被害を主張する者の衣服の指紋の採取、[[被疑者]]の指に付着した衣服の繊維や被害者の体液や皮膚の組織などのDNA鑑定等、より先進的かつ客観的な物的証拠が求められるようになり、これらの物的証拠は、起訴段階もしくは審理において重要視されるようになりつつある。<ref>[https://www.npa.go.jp/pdc/notification/seian/seiki/seianki20160325.pdf#search='%E9%9B%BB%E8%BB%8A%E5%86%85%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E7%97%B4%E6%BC%A2%E4%BA%8B%E7%8A%AF%E3%81%B8%E3%81%AE%E5%AF%BE%E5%BF%9C%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6' 電車内における痴漢事犯への対応について](PDF)</ref>
 
2017年7月19日に[[埼京線]]で発生した集団痴漢事件では、警察は[[監視カメラ|防犯カメラ]](事件のあった1号車には防犯カメラが設置されている)の映像などの物的証拠を調べた上で被疑者4人を[[逮捕 (日本法)|逮捕]]している<ref>{{Cite news|title=【衝撃事件の核心】集団痴漢の合言葉は「1902」…埼京線の先頭車両に集まった卑劣な男たち|url=https://www.sankei.com/premium/news/171204/prm1712040004-n1.html|newspaper=[[産経新聞|産経ニュース]]|publisher=[[産業経済新聞社]]|date=2017-12-04|accessdate=2018-05-19}}</ref>。
 
2020年現在では、被害者の衣服に付着した皮脂や汗に含まれるDNAを調べることにより触れたのか触ったのか揉んだのかを判別することまでが可能になっている。
 
=== 社会の変化 ===
2015年9月には、[[ジャパン少額短期保険]]が事件発生後48時間以内の弁護士費用を補償するサービス『痴漢冤罪ヘルプコール付き弁護士費用保険』を開始し、2017年に痴漢の被疑者が線路内を逃走するトラブルが相次いで報道されたことを受け、加入者が急増した<ref>{{Cite web |date=2017-05-29 |url=https://mainichi.jp/articles/20170529/k00/00e/020/175000c |title=痴漢冤罪保険:加入急増「逃げるより、まず弁護士を」 |publisher=毎日新聞 |accessdate=2017-05-30}}</ref>。
 
== 痴漢冤罪に対する有識者の見解 ==
[[有田芳生]]は、金銭目的の「痴漢被害捏造犯」の存在に言及しており、また「痴漢冤罪に巻き込まれたくない」という理由で「家に帰るときは電車を使わず、なるべくタクシーで帰宅している」と本人の[[ブログ]]で発言している<ref>{{Cite news|title=周防正行監督の痴漢冤罪映画|author=有田芳生|url=http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2006/08/post_ce81.html|accessdate=2014-09-11|date=2006-08-28 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20080305213233/http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2006/08/post_ce81.html |archivedate=2008-03-05}}</ref>。
 
実際に起こった事件に関しては、鉄道関係者は「疑いをかけられた時点で、逮捕を逃れること不可能に近い」「走って逃げても取り押さえられたらお終い」とコメントしている<ref name="gendai34645">{{Cite web|url=http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34645|title=「警察発表」だけで報じる新聞・テレビ「痴漢報道」——JR西日本の重役はなぜ死ななければならなかったのか|publisher=現代ビジネス|accessdate=2016-03-31|date=2013-01-24}}</ref>。一方、「その場から動かずに弁護士を呼ぶべき」と主張する大学教授<ref name="asahi2017">{{Cite news|title=痴漢はなぜ、線路に逃げるのか 冤罪避け?でも危険です|url=https://www.asahi.com/articles/ASK4L3H0TK4LUTIL00H.html|newspaper=[[朝日新聞デジタル]]|publisher=[[朝日新聞社]]|date=2017-04-18|accessdate=2018-03-09}}</ref>や、「強引に逃げるとそれ自体が犯罪になるリスクがある(例えば、誰かにぶつかり怪我をさせれば[[傷害罪]]に問われる可能性がある)。名刺を渡すなどした上でその場を立ち去るべき」と主張する弁護士もいる<ref>{{Cite news|title=命の危険も…痴漢疑われ“線路逃走”続発 その行為自体に犯罪リスク、鉄道会社「絶対やめて」 (2/2ページ)|url=http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20170508/dms1705081700002-n2.htm|newspaper=[[夕刊フジ#ネット事業|zakzak]]|publisher=[[産業経済新聞社]]|date=2017-05-08|accessdate=2018-03-09}}</ref>。また、[[警視庁]]は「申告があれば何でも逮捕するわけではなく、申告内容や第三者の目撃の有無などを検討してから判断する」としている<ref name="asahi2017" />。
 
== 有識者の見解 ==
『[[行列のできる法律相談所]]』では、2008年に4名中2名の弁護士が走って逃げるのが最善と回答し<ref>{{Cite web|url=http://www.ntv.co.jp/horitsu/20080427/1-a.html|title=行列の出来る法律相談所|publisher=日本テレビ|date=2008-04-27|accessdate=2014-09-11}}</ref>、2016年には4名中3名の弁護士が現場から立ち去るべきと回答したが<ref>{{Cite web|url=http://www.ntv.co.jp/horitsu/20160320/1-a.html|title=行列の出来る法律相談所|publisher=[[日本テレビ放送網]]|accessdate=2016-03-21|date=2016-03-20}}</ref>、2017年の『[[しくじり先生 俺みたいになるな!!]]』では嫌疑をかけられた瞬間に両手を上げ「今から何も触らないから繊維検査とDNA検査をやってくれ!」と叫ぶ方法を北村晴男弁護士が推奨した。<ref>{{Cite web |date=2017-08-21 |url =https://dogatch.jp/news/ex/46757/detail/ |title =北村弁護士の痴漢冤罪回避術が神解説「めちゃくちゃ画期的」「勉強になった!」 |work=[[テレビドガッチ]] |publisher =プレゼントキャスト |accessdate =2019-05-31 }}</ref>。
実際に起こった事件に関しては、鉄道関係者は「疑いをかけられた時点で、逮捕を逃れることは不可能に近い」「走って逃げても取り押さえられたらお終い」とコメントしている<ref name="gendai34645">{{Cite web|和書|url=https://gendai.media/articles/-/34645|title=「警察発表」だけで報じる新聞・テレビ「痴漢報道」——JR西日本の重役はなぜ死ななければならなかったのか|publisher=現代ビジネス|accessdate=2016-03-31|date=2013-01-24}}</ref>。一方、「その場から動かずに弁護士を呼ぶべき」と主張する大学教授<ref name="asahi2017">{{Cite news|title=痴漢はなぜ、線路に逃げるのか 冤罪避け?でも危険です|url=https://www.asahi.com/articles/ASK4L3H0TK4LUTIL00H.html|newspaper=[[朝日新聞デジタル]]|publisher=[[朝日新聞社]]|date=2017-04-18|accessdate=2018-03-09}}</ref>や、「強引に逃げるとそれ自体が犯罪になるリスクがある(例えば、誰かにぶつかり怪我をさせれば[[傷害罪]]に問われる可能性がある)。[[名刺]]を渡すなどした上でその場を立ち去るべき」と主張する弁護士もいる<ref>{{Cite news|title=命の危険も…痴漢疑われ“線路逃走”続発 その行為自体に犯罪リスク、鉄道会社「絶対やめて」 (2/2ページ)|url=https://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20170508/dms1705081700002-n2.htm|newspaper=[[夕刊フジ#ネット事業|zakzak]]|publisher=[[産業経済新聞社]]|date=2017-05-08|accessdate=2018-03-09}}</ref>。また、[[警視庁]]は「申告があれば何でも逮捕するわけではなく、申告内容や第三者の目撃の有無などを検討してから判断する」としている<ref name="asahi2017" />。
 
『[[行列のできる法律相談所]]』では、2008年に4名中2名の[[弁護士]]が「走って逃げるのが最善」と回答し<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.ntv.co.jp/horitsu/20080427/1-a.html|title=行列の出来る法律相談所|publisher=[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]|date=2008-04-27|accessdate=2014-09-11}}</ref>、2016年には4名中3名の弁護士が「現場から立ち去るべき」と回答したが<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.ntv.co.jp/horitsu/20160320/1-a.html|title=行列の出来る法律相談所|publisher=日本テレビ|accessdate=2016-03-21|date=2016-03-20}}</ref>、2017年の『[[しくじり先生 俺みたいになるな!!]]』では嫌疑をかけられた瞬間に両手を上げ「今から何も触らないから繊維検査とDNA検査をやってくれ!」と叫ぶ方法を、弁護士の[[北村晴男]]が指南した<ref>{{Cite web|和書|date=2017-08-21 |url =https://plus.tver.jp/news/46757/detail/ |title =北村弁護士の痴漢冤罪回避術が神解説「めちゃくちゃ画期的」「勉強になった!」 |work=[[テレビドガッチ]] |publisher =プレゼントキャスト |accessdate =2019-05-31 }}</ref>。コラムニストの[[尾藤克之]]は女性の申告のみを採用する鉄道会社のマニュアルに問題があると指摘し、鉄道各社はマニュアルの存在を明らかにするべきだと解説している<ref>[https://otonanswer.jp/post/99640/ 「この人痴漢です!」と言われたらどうすればいい? 駅長室はこんな場所!(オトナンサー)].2021年11月6日閲覧。</ref>。
<!--
=== メディアの報道 ===
大手マスコミが報道していない痴漢冤罪の可能性がある事件として、2009年12月のJR[[新宿駅]]で、痴漢の疑いを受けた青年が、警視庁の任意聴取後に[[自殺]]した事が「My News Japan」<ref>{{Cite news|title=自殺した痴漢冤罪青年による110番通報の謎 目撃者、続々現れる|newspaper=My News Japan|date=2011-12-29|url=http://www.mynewsjapan.com/reports/1538|accessdate=2016-12-31}}記事名に被疑者の実名が使われているため、一部省略した。</ref>や「紙の爆弾」<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.rokusaisha.com/kikan.php?bookid=000433|title=『月刊『紙の爆弾』2016年5月号』|publisher=鹿砦社|accessdate=2016-12-31}}</ref>で報じられている。
2008年2月には大阪市営地下鉄御堂筋線で痴漢の疑いをかけて示談金をだまし取ろうとした「痴漢でっち上げ詐欺事件」が発生し、翌年4月の裁判で有罪の判決を受けたが、裁判翌日の朝日新聞の社説は「痴漢冤罪を防ぐよりも女性専用車両を更に拡大すべきだ。」との趣旨の社説を載せた<ref>朝日新聞 2009年4月17日社説</ref>。{{main|大阪市営地下鉄御堂筋線痴漢捏ち上げ事件}}
上記コメントアウトになっている主な痴漢冤罪事件節にてこの事例が掲載されているが…
 
また大手マスコミが報道していない痴漢冤罪の可能性がある事件として、2009年の新宿駅で痴漢の疑いを受けた青年がその後自殺する事例が「My News Japan」<ref>{{Cite news|title=自殺した痴漢冤罪青年による110番通報の謎 目撃者、続々現れる|newspaper=My News Japan|date=2011-12-29|url=http://www.mynewsjapan.com/reports/1538|accessdate=2016-12-31}}記事名に被疑者の実名が使われているため、一部省略した。</ref> や「紙の爆弾」<ref>{{Cite web|url=http://www.rokusaisha.com/kikan.php?bookid=000433|title=『月刊『紙の爆弾』2016年5月号』|publisher=鹿砦社|accessdate=2016-12-31}}</ref>で報じられている。
<!-- 上記コメントアウトになっている主な痴漢冤罪事件節にてこの事例が掲載されているが… -->
 
=== 世論調査 ===
[[マクロミル]]が2017年6月に実施した調査によると、男性が6割以上、女性が7割以上、男性専用車両の導入に賛成した。一方で、絶対に導入するべきではないと回答した男性も4.6%(女性は0.4%)存在した<ref>{{Cite web|和書|url=https://news.mynavi.jp/article/20170627-a142/ |title=「男性専用車両」導入に賛成? 「痴漢冤罪保険」入りたい? アンケート結果は |publisher=マイナビ |accessdate=2017-11-28|date=2017-06-27}}</ref>。
この様に、「男性専用車両」を切望する声も少なくない<ref>東京新聞 2007年5月12日朝刊</ref>。
ただし2020年現在国内で運行された例は試用を含めてもない。設置しない理由として社会の要望が少ないことを挙げる鉄道会社もある。<ref>{{Cite web
| url = https://withnews.jp/article/f0151013001qq000000000000000G0010401qq000012606A
| title = 男性専用車両、なぜないの? 女性専用82路線、男性「ゼロ」の理由
| publisher = 朝日新聞社
| accessdate =2020-07-25 }}</ref>。
 
この様に、男性専用車両を切望する声も少なくない<ref>東京新聞 2007年5月12日朝刊</ref>。
== 脚注 ==
ただし[[日本の鉄道]]で運行されたことは試用を含めてもない。設置しない理由として、社会の要望が少ないことを挙げる鉄道会社もある<ref>{{Cite web|和書
{{脚注ヘルプ}}
| url = https://withnews.jp/article/f0151013001qq000000000000000G0010401qq000012606A | title = 男性専用車両、なぜないの? 女性専用82路線、男性「ゼロ」の理由 | publisher = 朝日新聞社 | accessdate =2020-07-25 }}</ref>。-->
=== 注釈 ===
{{Reflist|group="注釈"}}
=== 出典 ===
{{Reflist}}
 
== 参考文献作品 ==
{{参照方法|date=2009年10月|section=1}}
* {{Cite book|和書|author= [[池上正樹]]|title= 痴漢「冤罪裁判」|year= 2000|publisher= [[小学館]]|series= [[小学館文庫]] R-い-19-1|isbn= 978-4094048018}}
* {{Cite book|和書|author= 夏木栄司|title= でっちあげ - 痴漢冤罪の発生メカニズム|year= 2000|publisher= [[角川書店]]|isbn= 978-4048836487}}
* {{Cite book|和書|editor= 長崎事件弁護団編|title= なぜ痴漢えん罪は起こるのか - 検証・長崎事件|year= 2001|publisher= 現代人文社|series= GENJINブックレット 22|isbn= 978-4877980726}}
* {{Cite book|和書|editor= 痴漢えん罪被害者ネットワーク編|title= STOP! 痴漢えん罪 - 13人の無実の叫び|year= 2002|publisher= 現代人文社|series= [[GENJINブックレット]] 34|isbn= 978-4877981136}}
* {{Cite book|和書|editor= [[秋山賢三]]ほか編|title= 痴漢冤罪の弁護|year= 2004|publisher= [[現代人文社]]|series= GENJIN刑事弁護シリーズ2|isbn= 978-4877982331}}
* {{Cite book|和書|author= 鈴木健夫|title= ぼくは痴漢じゃない! - 冤罪事件643日の記録|origyear= 2001|year= 2004|publisher= [[新潮社]]|series= [[新潮文庫]] す-21-1|isbn= 978-4101012216}}
* {{Cite book|和書|author= 矢田部孝司、矢田部あつ子|title= お父さんはやってない|year= 2006|publisher= [[太田出版]]|isbn= 978-4778310462}}
* 小泉知樹『彼女は嘘をついている』文藝春秋、2006年12月、ISBN 4163687009。
* 周防正行『それでもボクはやってない 日本の刑事裁判、まだまだ疑問あり』 幻冬舎、2007年1月、ISBN 4344012739。
* {{Cite book|和書|author= [[植草一秀]]事件を検証する会編著|title= 植草事件の真実 - ひとりの人生を抹殺しようとするこれだけの力|year= 2007|publisher= ナビ出版|isbn= 978-4931569164}}
* {{Cite book|和書|author= 小澤実|title= 左手の証明 - 記者が追いかけた痴漢冤罪事件868日の真実|year= 2007|publisher= ナナ・コーポレート・コミュニケーション|series= Nanaブックス 0060|isbn= 978-4901491662}}
* {{Cite journal|和書|author = 前川優|date = 2008-12-12|title = 第19回 週刊金曜日ルポルタージュ大賞 優秀賞 推定有罪 すべてはここから始まった - ある痴漢えん罪事件被害者の記録と記憶|journal = [[週刊金曜日|金曜日]]|volume = 16|issue = 第47号(通巻第745号)|pages = 55-59|publisher = 金曜日|naid = 40016369318}}
 
== 痴漢冤罪事件を扱った作品 ==
<!--「[[Wikipedia:関連作品]]」により、「記事の対象が大きく関わっている。」・「読者にとって記事の理解を助けるものである」として扱われている作品に限ります、内容を記述するときは、どのような背景で、どのような事例を、どのように収束させるか、以上3点主体のみで記入を独自研究にならないようにお願いします。Wikipedia日本語版ではネタバレは認容されていますが、内容のクライマックスがどうなっているかまで書く必要はありません!-->
本節では、痴漢冤罪を主題とした作品と、副次的に痴漢冤罪を扱っている作品を記載する。
 
=== 主題とした作品 ===
==== 映画 ====
88 ⟶ 47行目:
==== テレビドラマ ====
*『[[土曜ワイド劇場]]「[[京都のテミス女裁判官]]」・美人判事を襲う夫殺しの罠!チカン裁判不連続殺人事件』([[2004年]]、[[テレビ朝日]])
*『[[誰かが嘘をついている]]』([[2009年]]、[[フジテレビジョン|フジテレビ]])
*『ドラマスペシャル「[[白日の鴉]]」』([[2018年]]、テレビ朝日)
 
94 ⟶ 53行目:
*[[筒井康隆]]『[[懲戒の部屋]]』1968年発表。
**同作は短編集『アルファルファ作戦([[早川書房]]より刊行。のち[[中公文庫]])』に収録されていたが、2002年に同作を表題作とする短編集『懲戒の部屋 〜自薦ホラー傑作集1〜([[新潮文庫]])』に収録された。2020年4月に刊行された短編集『堕地獄仏法/公共伏魔殿([[竹書房]]文庫)』にも収録された。
**1997年2月5日~11日に舞台版が『両国シアターΧ(カイ)』にて劇団『BIG FECE』公演『筒井ワールド4』の一作として上演された。「座敷ぼっこ」「こぶ天才」「懲戒の部屋」「最高級有機質肥料」 脚本、演出:伊沢弘 監修:川和孝 出演:千田隼生 佐藤昇 吉宮君子 名倉右喬 津川友美 他[http://www.d2.dion.ne.jp/~bigface2/221w4.html]{{リンク切れ|date= 2019-10}}。
名倉右喬 津川友美 他[http://www.d2.dion.ne.jp/~bigface2/221w4.html]{{リンク切れ|date= 2019-10}}。
* [[小杉健治]]『[[残り火 (小説)|残り火]]』  [[2012年]]
 
==== 音楽・歌謡 ====
*『[[おっとCHIKAN!]]』歌:[[おニャン子クラブ]]
*『痴漢電車』[[角松敏生]]アルバム『存在の証明(2000年)』収録曲
 
=== エピソードの1つとして扱った作品 ===
125 ⟶ 83行目:
*『[[さよなら絶望先生]]』([[久米田康治]]著)第84話「古事つけ記」
*『[[怨み屋本舗]]』([[栗原正尚]]著)第3巻第13話『満員電車の罠』
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Reflist|group="注釈"}}
=== 出典 ===
{{Reflist}}
 
== 参考文献 ==
{{参照方法|date=2009年10月|section=1}}
* {{Cite book|和書|author= [[池上正樹]]|title= 痴漢「冤罪裁判」|year= 2000|publisher= [[小学館]]|series= [[小学館文庫]] R-い-19-1|isbn= 978-4094048018}}
* {{Cite book|和書|author= 夏木栄司|title= でっちあげ - 痴漢冤罪の発生メカニズム|year= 2000|publisher= [[角川書店]]|isbn= 978-4048836487}}
* {{Cite book|和書|editor= 長崎事件弁護団編|title= なぜ痴漢えん罪は起こるのか - 検証・長崎事件|year= 2001|publisher= 現代人文社|series= GENJINブックレット 22|isbn= 978-4877980726}}
* {{Cite book|和書|editor= 痴漢えん罪被害者ネットワーク編|title= STOP! 痴漢えん罪 - 13人の無実の叫び|year= 2002|publisher= 現代人文社|series= [[GENJINブックレット]] 34|isbn= 978-4877981136}}
* {{Cite book|和書|editor= [[秋山賢三]]ほか編|title= 痴漢冤罪の弁護|year= 2004|publisher= [[現代人文社]]|series= GENJIN刑事弁護シリーズ2|isbn= 978-4877982331}}
* {{Cite book|和書|author= 鈴木健夫|title= ぼくは痴漢じゃない! - 冤罪事件643日の記録|origyear= 2001|year= 2004|publisher= [[新潮社]]|series= [[新潮文庫]] す-21-1|isbn= 978-4101012216}}
* {{Cite book|和書|author= 矢田部孝司、矢田部あつ子|title= お父さんはやってない|year= 2006|publisher= [[太田出版]]|isbn= 978-4778310462}}
* 小泉知樹『彼女は嘘をついている』文藝春秋、2006年12月、ISBN 4163687009。
* 周防正行『それでもボクはやってない 日本の刑事裁判、まだまだ疑問あり』 幻冬舎、2007年1月、ISBN 4344012739。
* {{Cite book|和書|author= [[植草一秀]]事件を検証する会編著|title= 植草事件の真実 - ひとりの人生を抹殺しようとするこれだけの力|year= 2007|publisher= ナビ出版|isbn= 978-4931569164}}
* {{Cite book|和書|author= 小澤実|title= 左手の証明 - 記者が追いかけた痴漢冤罪事件868日の真実|year= 2007|publisher= ナナ・コーポレート・コミュニケーション|series= Nanaブックス 0060|isbn= 978-4901491662}}
* {{Cite journal|和書|author = 前川優|date = 2008-12-12|title = 第19回 週刊金曜日ルポルタージュ大賞 優秀賞 推定有罪 すべてはここから始まった - ある痴漢えん罪事件被害者の記録と記憶|journal = [[週刊金曜日|金曜日]]|volume = 16|issue = 第47号(通巻第745号)|pages = 55-59|publisher = 金曜日|naid = 40016369318}}
 
== 関連項目 ==
* [[痴漢]]
* [[性的暴行の虚偽の告発]]
* {{ill2|虚偽の児童性的虐待告発|en|False allegation of child sexual abuse}}
 
{{Crime-stub}}
133 ⟶ 114行目:
[[Category:痴漢冤罪|*]]
[[Category:日本の人権侵害]]
[[Category:人権問題]]
[[Category:冤罪]]