「ラトヴィアン・ギャンビット」の版間の差分

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'''ラトヴィアン・ギャンビット''' (Latvian Gambit) は、[[チェス]]の[[オープニング (チェス)|オープニング]]の1つ。[[ラトビア|ラトヴィア共和国]]の{{仮リンク|カルリス・ベティンズ|en|Kārlis Bētiņš}}が19世紀に深く研究したことから「ラトヴィアン・ギャンビット」と名づけられた<ref name="定跡と戦い方 22頁">『定跡と戦い方』、22頁。</ref>。[[イギリス]]や[[アメリカ合衆国]]では、それより以前の17世紀に[[ジョアッキーノ・グレコ]]が分析していたことから「'''グレコ・カウンター・ギャンビット'''」と呼ばれている<ref name="定跡と戦い方 22頁"/>。

右図はその基本形となっている<ref name="定跡と戦い方 20頁">『定跡と戦い方』、20頁。</ref>。基本形までの手順は1. e4 e5 2.Nf3 f5?! である<ref name="定跡と戦い方 20頁">『定跡と戦い方』、20頁。</ref>。黒の2手目の2.… f5は余程攻撃の好きな人でなければ指せない手で<ref name="定跡と戦い方 22頁"/>、今日では滅多に指されないオープニングであるといえる<ref name="定跡と戦い方 22頁"/>。ただが、攻撃の研究をする人にとっては面白いオープニングであるとも言える<ref name="定跡と戦い方 22頁"/>。あるチェス[[YouTuber|YouTuer]]が動画内で相手にラトビアン・ギャンビットを指されてしまい、本人も戸惑っていた。(本人はラトビアン・ギャンビットを知らない)コメント欄には、「自分で作った定跡か?」といった視聴者の書き込みがあった
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== 主な変化 ==
3.Nxe5 Qf6 4.Nc4 fe 5.Nc3 Qg6 6.d3 Bb4 7.Bb27.Bd2 Bxc3 8.Bxc3 d5 9.Ne5 h6Qf5 10.de Qxe4+<ref>『定跡と戦い方』、21-22頁。</ref>
 
この手順は[[1944年]]に指された[[ワシリー・スミスロフ|スミスロフ]](白)対カムショフ(黒)のゲームのものである<ref name="定跡と戦い方 22頁"/>。11手目以降は11.Be2 Nf6 12.0-0 c6 13.Bh5+! Kf8 14.Re1 Qh4 15.Bg6! Na6 16.Qe2 Bh3 17.Nf3!と進行し<ref name="定跡と戦い方 22頁"/>、黒のカムショフが投了した<ref name="定跡と戦い方 22頁"/>。黒は[[詰み|チェックメイト]]から逃れるには[[クイーン (チェス)|クイーン]]を捨てるしかない<ref name="定跡と戦い方 22頁"/>。