「名古屋貨物ターミナル駅」の版間の差分

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|駅名 = 名古屋貨物ターミナル駅

|画像 = Nagoyakamotsu 01.JPG

|pxl = 300px 300

|画像説明 = 駅舎（[[2007（2007年]][[5月12日]]）

|地図 = {{Infobox mapframe|zoom=14|frame-width=300|type=point|marker=rail}}

|よみがな = なごやかもつターミナル

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|駅番号 =

|所属事業者 = [[日本貨物鉄道]]（JR貨物）

|所属路線 =[[名古屋臨海高速鉄道]][[名古屋臨海高速鉄道西名古屋港あおなみ線|西名古屋港線]]（あおなみ線）]]

|キロ程 = 5.1

|起点駅 =[[名古屋駅|名古屋]]

|所在地幅 =

|所在地 =[[名古屋市]][[中川区]][[掛入町]]三丁目4番地

|座標 = {{coord|35|7|33|N|136|51|43|E|region:JP_type:railwaystation|display=inline,title}}

| 緯度度 = 35 | 緯度分 = 7 | 緯度秒 = 33

| 経度度 = 136 |経度分 = 51 | 経度秒 = 43

|地図国コード = JP

|座標右上表示 = Yes

|駅構造 = [[高架駅]]

|開業年月日 = [[1980年]]（[[昭和]]55年）[[10月1日]]<ref name="停車場">{{停車場変遷大事典国鉄JR|II|53}}</ref>

|廃止年月日 =

|備考 =

}}

[[ファイル:MeirinND55215.JPG|250px|thumb|入換作業で使用されている[[名古屋臨海鉄道ND552形ディーゼル機関車|ND552形]]（2007年5月12日）]]

'''名古屋貨物ターミナル駅'''（なごやかもつターミナルえき）は、[[名古屋市]][[中川区]][[掛入町]]3丁目にある[[日本貨物鉄道]]（JR貨物）の[[貨物駅]]である。

[[営業キロ]]上は[[名古屋臨海高速鉄道]][[名古屋臨海高速鉄道西名古屋港あおなみ線|西名古屋港線]]（あおなみ線）]][[荒子駅]] - [[南荒子駅]]間の駅であるが、線路等の施設は[[小本駅]] - [[中島駅 (愛知県)|中島駅]]間に広がる。

== 歴史 ==

* [[1980年]]（[[昭和]]55年）[[10月1日]] : ：[[日本国有鉄道|国鉄]][[東海道本線]]貨物支線（通称：西名古屋港線）の駅として開業{{R|停車場}}。当時は、[[笹島駅]] - [[西名古屋港駅]]間の中間駅だった{{R|停車場}}。

* [[1987年]]（昭和62年）[[4月1日]] : ：[[国鉄分割民営化]]により、JR貨物が継承{{R|停車場}}。

* [[1995年]]（[[平成]]7年）[[3月6日]] : ：[[JR貨物コキ71形貨車|カーラック]]システムを使用した、[[新潟貨物ターミナル駅]]への自動車輸送開始。

* [[1997年]]（平成9年）3月6日 : ：[[米子駅]]への自動車輸送開始。

* [[1998年]]（平成10年）[[3月30日]] : ：東海道本線貨物輸送力増強工事により、[[稲沢駅]] - 当駅間が[[鉄道の電化|電化]]される<ref>{{Cite news |title=JR貨物 稲沢-名古屋貨タ間が電化 東海道線スピードアップ |newspaper=[[交通新聞]] |publisher=交通新聞社 |date=1998-04-03 |page=5 }}</ref>。当駅構内についても着発線・荷役線の延伸・電化などの改良が行われる。

* [[2001年]]（平成13年）[[3月31日]] : ：当駅以南の西名古屋港線を廃止。

* [[2004年]]（平成16年）[[10月6日]] : ：貨物支線だった西名古屋港線が、名古屋臨海高速鉄道の旅客線（通称：あおなみ線）として旅客営業開始。

* [[2018年]]（平成30年）6月：構内に、発送貨物の一般トラックから鉄道コンテナへの積替え施設「セルフコンテナステーション」を設置し開業<ref>日本貨物鉄道株式会社2018年6月10日付掲載情報『[https://www.jrfreight.co.jp/info/2018/files/20180610_02.pdf 積替え施設「セルフコンテナステーション」営業開始（名古屋・岐阜）]』（2024年6月5日閲覧）</ref>。

* [[2025年]]（[[令和]]7年）10月：当駅発着コンテナと一般トラックの積替ステーションを、当駅高架下の[[濃飛倉庫運輸]]昭和橋通営業所に開設<ref>日本貨物鉄道株式会社・濃飛倉庫運輸株式会社 2025年9月29日付ニュースリリース『[https://www.jrfreight.co.jp/info/2025/files/20250929_01.pdf 名古屋貨物ターミナル駅 ｢積替ステーション｣の開設について]』（2025年10月21日閲覧）</ref>。

== 駅構造 ==

[[ファイル:MeirinND55215.JPG|250px|thumb|入換作業で使用されている[[名古屋臨海鉄道ND552形ディーゼル機関車|ND552形]]（2007年5月12日）]]

[[ファイル:Nagoya Freight Sta. - panoramio.jpg|thumb|[[南荒子駅]]から構内を眺める（2007年7月）]]

駅の北端は西名古屋港線小本駅 - 荒子駅間に位置し、本線から3本の着発線が分岐している。着発線の南端にコンテナホームがある。4面のコンテナホーム、6本のコンテナ荷役線、10本の仕訳線、3本の留置線を有する。日本で数少ない[[高架駅]]の貨物駅で、高架下は[[倉庫]]として利用されている。あおなみ線中島駅直近の高架上に3階建ての[[駅舎]]があり、駅舎内に営業窓口のJR貨物名古屋営業支店が入っている。

トラックプールがホームの北端のさらに北側（南荒子駅付近）と、ホーム南端の2箇所にある。南端のものは[[国道1号]]と直結している。トラックが出入りして線路とも交差するため、構内には第一種踏切が設置されている。

構内の入換・操車業務は、1980年（昭和55年）の開業時から[[名古屋臨海鉄道]]に委託されており<ref>岩堀春夫 『名古屋臨海鉄道 岩堀春夫 写真集』、ないねん出版、2003年、p.69</ref>、構内の入換作業用に名古屋臨海鉄道の[[ディーゼル機関車]]が常駐しているた。当駅構内は、東海道本線貨物輸送力増強工事により1998年（平成10年）に着発線と荷役線（ホーム直前まで）の[[直流電化|電化]]が行われている<ref>『[[鉄道ジャーナル]]』1998年6月号(No.380)、鉄道ジャーナル社、p.100</ref>が、以後も荷役線に到着列車を押し込む等の入換作業は入換機関車によって行われる。[[2020年]]（令和2年）には以降、JR貨物[[新鶴見機関区]]の[[JR貨物HD300形ディーゼルハイブリッド機関車|HD300形ハイブリッド機関車]]1機が配属され、名古屋臨海鉄道の機関車の一部が置き換えられた<ref>『JR機関車年鑑 2020-2021』 イカロス出版、2020年、p.20</ref>、名古屋臨海鉄道の機関車が置き換えられたが、構内運転業務は引き続き名古屋臨海鉄道の乗務員が担当している<ref>名古屋臨海鉄道公式サイト掲載『[http://www.meirintetu.co.jp/jigyou.htm#jutaku 事業案内 - 受託事業]』（2020年9月28日閲覧）</ref>。

== 取り扱う貨物 ==

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== 貨物列車・トラック便 ==

以下は[[2014年]][[3月15日]]改正時点の状況である。

* [[コンテナ車]]で編成された[[高速貨物列車]]が、上り（当駅発）19本・下り（当駅着）20本発着する。列車は[[広島貨物ターミナル駅]]・[[福岡貨物ターミナル駅]]・[[鹿児島貨物ターミナル駅]]・[[岐阜貨物ターミナル駅]]・[[新潟貨物ターミナル駅]]・[[仙台貨物ターミナル駅]]・[[秋田貨物駅]]・[[札幌貨物ターミナル駅]]などを発駅・着駅とする遠方便の他、[[多治見駅]]、[[半田埠頭駅]]などの近距離便が設定されている<ref>{{Cite_journal|和書|author=|year=2014|title=|journal=貨物時刻表 平成26年3月ダイヤ改正|issue=|pages=96-97|publisher=鉄道貨物協会}}</ref>。

* [[刈谷オフレールステーション]]への中継駅となっており、[[貨物自動車|トラック便]]が刈谷オフレールステーションとの間に1日4.5往復（当駅発が4本）運行されている<ref>{{Cite_journal|和書|author=|year=2014|title=|journal=貨物時刻表 平成26年3月ダイヤ改正|issue=|pages=146|publisher=鉄道貨物協会}}</ref>。

== 集配エリア ==

[[貨物自動車|トラック]]による集配が名古屋市内全域・愛知県尾北地方・[[三重県]]北勢地方を主体に行われている。[[名古屋神宮郵便局]]（旧・名古屋郵便集中局）への[[郵便物]]は当駅より運ばれる。

== 駅周辺 ==

当記事では駅舎周辺のもの主要施設や道路を扱う。他の地点案内は[[中島駅 (愛知県)#駅周辺|中島駅]]もを参照。

* 名古屋臨海高速鉄道中島駅

* [[名古屋市立工業高等学校]]

* [[スーパージャンボ]]中川店（駅高架下を利用）

* [[中部鋼鈑]]工場

* [[国道1号]]（[[昭和橋通]]）

== その他 ==

当初は[[笠寺駅]]から[[東海道新幹線]]に沿って[[南方貨物線]]が建設される予定だったが、沿線の反対により工事が中断し、1979年に再開される（のちに1983年に国鉄の投資抑制により再度凍結）。翌[[1980年]]に当駅が[[笹島駅]]の後継として先行開業する形となった。このため[[東京]]方面（[[東北本線]]系統）から当駅に発着する[[貨物列車]]は[[稲沢駅]]で[[機回し]]（方向転換）を必要とし、東京から関西・中国・[[四国]]・[[九州]]方面へ直行する列車は当駅を経由しない（稲沢駅では運転士交替のみ）。

当駅から[[北九州貨物ターミナル駅]]経由で[[福岡貨物ターミナル駅]]まで福山通運専用貨物列車「福山レールエクスプレス号」、当駅から[[福岡貨物ターミナル駅]]まで西濃運輸ブロックトレイン「カンガルーライナーNF64」が運行されている<ref>{{Cite web |url=https://corp.fukutsu.co.jp/upload/save_pdf/1494215441923.pdf |title=東海道・山陽・鹿児島線における福山通運株式会社専用貨物列車 「福山レールエクスプレス号」の運転開始について |access-date=2023-10-20 |publisher=福山通運}}</ref><ref>{{Cite web |title=混載ブロックトレインの運行が始まります |url=https://www.seino.co.jp/seino/news/stc/2021/0329-01.htm |website=www.seino.co.jp |access-date=2023-10-20}}</ref>。

== 隣の駅 ==

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== 脚注 ==

{{脚注ヘルプ}}

<!-- === 注釈 ===

{{Reflist}}

{{Reflist|group="注釈"}}

=== 出典 === -->

{{Reflist|2}}

== 関連項目 ==

{{commonscat}}

* [[日本の鉄道駅一覧]]

* [[JR貨物コキ71形貨車|コキ71形]] - 「カーラック」システムを用いた複合輸送用の貨車。当駅を基点とした運用が組まれていた。

== 外部リンク ==

* {{Commonscat-inline}}

{{名古屋臨海高速鉄道西名古屋港線}}