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{{政治家
| 人名 = 太田 稔彦
| 各国語表記 = おおた としひこ
| 画像 = 愛知県豊田市_市長_太田稔彦.JPG
| 画像サイズ = 180px
| 画像説明 = [[内閣府]]地方創生推進室より公表された肖像
| 国略称 = {{JPN}}
| 生年月日 = {{生年月日と年齢|1954|4|30}}
| 出生地 = {{
| 没年月日 =
| 死没地 =
| 出身校 = [[早稲田大学]][[商学部]]
| 前職 = [[豊田市役所]]職員
| 現職 = 豊田市長
| 所属政党 = [[無所属]]
| 称号・勲章 =
| 親族（政治家） =
| 配偶者 =
| サイン =
| ウェブサイト =
| サイトタイトル =
| 職名 = [[File:Flag of Toyota, Aichi.svg|25px]] 第8代 [[豊田市|豊田市長]]
| 当選回数 =
| 就任日 = [[2012年]][[2月19日]]
| 退任日 = 現職
}}
'''太田 稔彦'''（おおた としひこ、[[1954年]]〈[[昭和]]29年〉[[4月30日]]<ref>『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、249頁。</ref> - ）は、[[日本]]の[[政治家]]。[[愛知県]][[豊田市]]長
== 経歴 ==
=== 生い立ち ===
[[愛知県]][[豊田市]]生まれ。1973年（昭和48年）、[[早稲田大学]][[商学部]]に入学。大学時代は[[井上ひさし]]や[[倉本聰]]の戯曲を愛読した<ref name="chinichi20240130">{{cite web | author=籔下千晶、大谷津元 | url=https://www.chunichi.co.jp/article/845365 | title=豊田市長候補の鈴木雅博さんと太田稔彦さん どんな人？趣味は？経歴は？ | publisher=中日新聞 | date=2024-1-30 | accessdate=2024-2-4 }}</ref>。[[1977年]]（昭和52年）3月、同大学卒業。同年[[4月1日]]、[[豊田市役所]]に入庁。
2011年（平成23年）4月1日、総合企画部長に就任<ref name="profile"/>。
[[豊田市議会|市議会]]最大会派の自民クラブ議員団や[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]系の市民グループ、[[農業協同組合|JA]]、豊田加茂医師連盟、豊田加茂歯科医師会などでつくる「二十一世紀の豊かなまちをつくる会」は、豊田市長の後援組織として[[鈴木公平]]を支えてきた。[[2000年]]（平成12年）の初当選以来会長として組織をまとめてきたJAあいち豊田代表理事組合長の奥田克也が、[[2011年]]（平成23年）4月6日に死去。後任に豊田商工会議所前会頭の渡辺祥二が就任。同年9月5日、鈴木は翌年2月の市長選への不出馬を表明<ref>『[[中日新聞]]』2011年9月6日付朝刊、豊田版、16面、「『12年で精いっぱい』 豊田市長4選不出馬を表明 『各方面の支援に感謝』」。</ref>。その直後、民主党の中村晋県議は後継者に関して「国政を民主が取って市長までという意識はない。自民に提案していただいた人にお願いしたい。ただし組織の理念から、党派を超えた全方位外交的な人でなければ納得できない」と述べた<ref>『[[新三河タイムス]]』2012年1月26日、1面、「首長、衆院ともトヨタ獲る？ 市長選擁立劇」。</ref>。「二十一世紀の豊かなまちをつくる会」は9月14日から後継選びを開始した<ref>『中日新聞』2011年9月16日付朝刊、豊田版、18面、「鈴木市長の後継候補者擁立急ぐ 豊田の支援団体」。</ref><ref>『中日新聞』2011年12月16日付朝刊、豊田版、16面、「豊田市長選出馬・太田さん 13日に要請受ける 重点施策『急すぎて』明言せず」。</ref>。▼
=== 2012年豊田市長選挙 ===
[[自由民主党 (日本)|自民党]]は、2011年2月の[[2011年愛知県知事選挙|愛知県知事選挙]]で擁立した元[[総務省|総務]][[官僚]]の[[重徳和彦]]を推した。民主党は「労組の理解が得られない」と重徳案に反発し、前述の中村晋県議の名を挙げて対抗した。「二十一世紀の豊かなまちをつくる会」は分裂を避けるべく、渡辺会長に重徳と中村以外の人選を一任。その結果、同組織は12月13日に太田に出馬要請。12月15日、太田は市役所を退職し、立候補する意向を表明した<ref>『中日新聞』2011年12月17日付朝刊、豊田版、16面、「豊田市長選 自・民相乗り優先 二十一世紀の会 太田さん擁立 市職員で決着」。</ref><ref>{{cite news |url = http://www.fmokazaki.jp/tokai/111216.html | title = 豊田市長選 太田稔彦氏出馬へ 総合企画部長「21世紀の会」擁立 | newspaper = [[東海愛知新聞]] | date= 2011-12-16 | accessdate =2019-3-24}}</ref>。▼
▲[[豊田市議会|市議会]]最大会派の自民クラブ議員団や[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]系の市民グループ、[[農業協同組合|JA]]、豊田加茂医師連盟、豊田加茂歯科医師会などでつくる「
▲[[自由民主党 (日本)|自民党]]は、2011年2月の[[2011年愛知県知事選挙|愛知県知事選挙]]で擁立した元[[総務省|総務]][[官僚]]の[[重徳和彦]]を推した。民主党は「労組の理解が得られない」と重徳案に反発し、前述の中村晋県議の名を挙げて対抗した。「
[[2012年]]（平成24年）、豊田市長選挙（1月29日告示、2月5日執行）で無投票により初当選。[[2月19日]]、市長に就任<ref name="profile">{{Cite web |date= 2018-10-31 |url=http://www.city.toyota.aichi.jp/mayors_office/1002020.html |title=市長プロフィール |publisher=[[豊田市役所]] |accessdate=2019-3-24}}</ref>▼
▲[[2012年]]（平成24年）、豊田市長選挙（1月29日告示、2月5日執行）で無投票により初当選。[[2月19日]]、市長に就任<ref name="profile">{{Cite web
[[2015年]]（平成27年）6月10日から2016年（平成28年）6月8日まで[[全国市長会]]副会長を務めた<ref name="profile" />。
[[2016年]]（平成28年）2月、再選<ref>{{Cite web|和書|date=2016-02-10|url=http://www.city.toyota.aichi.jp/topics/1012873/1013009.html|title=豊田市長選挙で再選！太田稔彦豊田市長が同選挙の当選後、初登庁 |publisher=豊田市役所 |accessdate=2017-01-12}}</ref>。同年5月25日、[[中核市市長会]]副会長に就任。
[[2019年]]（令和元年）5月29日、中核市市長会会長に就任。
[[2020年]]（令和2年）2月、3期目の当選。投票率は過去最低の36.56％を記録した<ref>森本尚平「『3期目も市民のために』 豊田市長選 投票率最低 太田さん決意新た」 『中日新聞』2020年2月11日付朝刊、県内版、18面。</ref>。 === 2024年豊田市長選挙 ===
2023年（令和5年）11月15日から19日にかけて、[[世界ラリー選手権]]の[[2023年のラリージャパン|第8回ラリージャパン]]が開催された。豊田市は地方自治体として初めて運営主体となり<ref>{{Cite web|和書|title=2023年以降のWRCラリージャパン、豊田市が主催者となり開催を推進。補正予算案を市議会に提出の方針 |url=https://web.motormagazine.co.jp/_ct/17499173 |website=webモーターマガジン |date=2021-11-26 |accessdate=2022-11-27}}</ref>、太田は実行委員会会長を務めた<ref>{{Cite web |和書 |title=フォーラムエイト・ラリージャパン2023の太田稔彦実行委員会会長「ENJOY RALLY JAPANを合い言葉に」 |url=https://www.rallyplus.net/97355 |website=Rally Plus.net |date=2023-06-28 |accessdate=2024-12-07}}</ref>。大会は53万6800人の来場者数（沿道応援含む）を集め<ref>{{cite web |和書 | url=https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1548158.html | title=WRCラリージャパン2023、来場者数は53万6800人 | publisher=Car Watch | date=2023-11-19 | accessdate=2024-02-06 }}</ref>、成功を収めるが、市議会最大会派の「自民クラブ議員団」（28人）は「[[豊田スタジアム]]を競技場として使うことについて相談がなかった」と言って、太田を恨んだ。「3期続いた太田市政を支え、最も協力した自民をないがしろにしている」とまで言った<ref name="asahi202402052030">{{cite web | author=中川史、辻健治、良永うめか、江口英佑 | url=https://www.asahi.com/articles/ASS2561GJS25OBJB004.html | title=崩れた「慣例」、残るしこり 豊田市長選、薄氷の勝利の先に漂う不安 | publisher=朝日新聞 | date=2024-2-5 | accessdate=2024-2-6 }}</ref>。
同年11月29日、豊田市長を支える後援組織として活動してきた「21世紀の豊かなまちをつくる会」は総会を開催。総会終了後、太田は挨拶に立ち、翌年の市長選に立候補する意向を明らかにした。報道陣をシャットアウトした非公開の場での出馬表明は異例とされた<ref name="shinmikawa-times20231207">{{cite web |和書 |url=http://shinmikawa.blog.fc2.com/blog-date-202312.html| title=太田市長 異例の出馬表明 自民は「４選認められない」 21の会総会 非公開で 対立構図 地域にも波紋 | publisher=[[新三河タイムス]] | date=2023-12-07 | accessdate=2024-02-06 }}</ref>。
豊田市では戦後、市長が4期務めた事例はなく、1964年（昭和39年）に[[佐藤保 (政治家)|佐藤保]]が当選して以降、「3期12年」が既定路線となっていた。そのため自民クラブ議員団は太田の表明に反発。同年12月1日、山田主成団長は自民系市議全員に対し「4選は認められない」との方針を示した<ref name="shinmikawa-times20231207"/>。同会派は独自候補の擁立を図るが難航。そこへ名乗りを上げたのが、元参議院議員の[[鈴木政二]]の娘婿で自民党県議の鈴木雅博だった{{efn2|鈴木雅博は1979年に[[岡崎市]]に生まれた<ref name="chinichi20240130"/>。旧姓は渡辺。[[豊田市立高岡中学校]]を卒業した<ref name="chunichi202402060505">{{cite web | author= | url=https://www.chunichi.co.jp/article/849401 | title=豊田市長選、太田稔彦さん接戦を制した理由は… 出口調査から分析 | publisher=中日新聞 | date=2024-2-6 | accessdate=2024-2-6 }}</ref>。元参議院議員の[[鈴木政二]]の娘と結婚し、鈴木姓となった<ref name="shinmikawa-times20150326">{{Cite news|url=http://shinmikawa.blog.fc2.com/blog-date-201503.html|title=愛知県議選で鈴木雅博氏 未来への扉開く好機ください 義父鈴木元参院議員握手で感謝|newspaper=新三河タイムス|date=2015-3-26|accessdate=2017-12-2}}</ref>。また、鈴木政二の秘書を務めた。2012年の衆院選で[[豊田市議会]]議員の[[八木哲也]]が愛知11区から立候補し、比例復活で初当選すると、八木の秘書となった<ref>{{cite web |和書 |url=http://shinmikawa.blog.fc2.com/blog-entry-11.html| title=ＪＡふれあいホールに約700人 八木哲也後援会16日発足 発起人代表・倉知県議 | publisher=新三河タイムス | date=2013-05-30 | accessdate=2024-02-06 }}</ref>。2015年、愛知県議議員選挙に豊田市選挙区から立候補し無投票で初当選した。}}<ref>{{cite web |和書 |author=籔下千晶、大谷津元 | url=https://www.chunichi.co.jp/article/846517 | title=ルポ、選挙に揺れる「クルマのまち」 半世紀ぶりに分裂の豊田市長選 | publisher=中日新聞 | date=2024-02-01 | accessdate=2024-02-06 }}</ref>。12月15日、鈴木は市役所で会見し、市長選挙に立候補する意向を明らかにした<ref>{{cite web |和書 | url=https://www.chunichi.co.jp/article/822931 | title=豊田の市長選が変わる時期に来た…「タブーに挑む」両候補、一気に激戦ムード | publisher=中日新聞 | date=2023-12-16 | accessdate=2024-02-04 }}</ref>。12月22日、太田は4選出馬を正式に表明<ref name="chunichi20231222">{{cite web | author=籔下千晶、大谷津元 | url=https://www.chunichi.co.jp/article/826370 | title=豊田市長選挙、現職・太田稔彦さん立候補表明「コロナ禍後のまちづくりを軌道に」 | publisher=中日新聞 | date=2023-12-22 | accessdate=2024-2-4 }}</ref>。[[日本労働組合総連合会|連合]]愛知豊田地域協議会の推薦を得た<ref name="chunichi20231222"/>。
[[2024年]]（令和6年）1月24日、太田は市内[[大林町 (豊田市)|大林町]]4丁目に選挙事務所を開設した<ref name="shinmikawa-times20240119">{{cite web |和書 |url=http://shinmikawa.blog.fc2.com/blog-date-202401.html| title=（鈴木陣営）若さ・組織力 （太田陣営）実績・知名度 豊田市長選 選対体制 明暗くっきり 労組組合員へ浸透未知数| publisher=新三河タイムス | date=2024-01-19 | accessdate=2024-02-06 }}</ref><ref name="asahi202402052030"/>。[[新三河タイムス|地元紙]]は事務所開設が告示4日前であることを報じ、「太田市長の陣営は市議選に関わったことがあるぐらいの素人の集まりで現在も組織を構築している段階」と揶揄した<ref name="shinmikawa-times20240119"/>。鈴木雅博は終盤に入り、決起大会を通じて地盤とする北部の足場固めに入った<ref name="shinmikawa-times20240201">{{cite web |和書 |url=http://shinmikawa.blog.fc2.com/blog-date-202402.html| title=豊田市長選 ４日投開票 終盤ギリギリまで攻防 | publisher=新三河タイムス| date=2024-02-01 | accessdate=2024-02-06 }}</ref>。45人いる市議会議員の支持候補の内訳は鈴木：34人、太田：9人、支持表明なし：2人<ref>{{cite web |和書 | url=https://twitter.com/nakajima_toyota/status/1751988435177603358 | title=中島竜二（豊田市 市議会議員） X 2024年1月30日 午前0:19 | accessdate=2024-02-06 }}</ref><ref>{{cite web |和書 | url=https://twitter.com/ko1org/status/1753305116424515775 | title=岡田耕一（豊田市議会議員） X 2024年2月2日 午後3:31 | accessdate=2024-02-06 }}</ref>。詳細は以下のとおり。
{| class="wikitable" style="font-size:smaller;"
|-
! 会派 !! 人数 !! 議員名 !! 支持
|-
| 自民クラブ議員団 || align="right" | 28 || align="center" | -- || 鈴木雅博
|-
| 公明党豊田市議団 || align="right" | 4 || align="center" | -- || 鈴木雅博
|-
| rowspan="3"| 新しい風とよた || rowspan="3" align="right" | 3 || 岡田耕一（無所属）|| 鈴木雅博
|-
| 中島竜二（無所属）|| 鈴木雅博
|-
| 西田久代（[[れいわ新選組]]）|| 中立
|-
| 日本共産党豊田市議団 || align="right" | 1 || 根本美春 || 中立
|-
| 市民フォーラム || align="right" | 9 || align="center" | -- || 太田稔彦
|}
太田陣営は選挙戦の途中から連合愛知による投票済み証の回収要請を徹底し、組織票の引き締めをした<ref name="shinmikawa-times20240201"/><ref name="asahi202402052030"/>。最終日の2月3日は朝から夜まで事務所の電話30台をフル活動させ、投票を呼びかける電話は約2万件に及んだ<ref name="asahi202402052030"/>。
同年2月4日の投開日、中日新聞社は10か所の投票所で出口調査を行い、その結果を投票締め切りの20時に公表した。[[日本共産党]]支持層の約59.7％が鈴木に投票したことが明らかとなった<ref name="chunichi202402042000">{{cite web |author= | url=https://www.chunichi.co.jp/article/848616 | title=豊田市長選挙の出口調査結果 支持政党ごとの動向は？自動車関連の支持を固めたのは？ | publisher=中日新聞 | date=2024-2-4 | accessdate=2024-2-6 }}</ref>。野党分断を目論む自民党は連合会長の[[芳野友子]]を取り込むことに成功するが<ref>{{cite news |url=https://mainichi.jp/articles/20220218/k00/00m/010/352000c | title=連合・芳野会長、自民幹部と会談 「自民と連携せず」発言直後に | newspaper=毎日新聞 | date=2022-2-18 | accessdate=2022-7-26 }}</ref><ref>{{cite news |url=https://mainichi.jp/articles/20220428/k00/00m/010/376000c | title= 労組分断 連合、加速する「自民シフト」 布石は4年前に ／1 | newspaper=毎日新聞 | date=2022-4-29 | accessdate=2022-7-21 }}</ref><ref>{{cite web |url=https://sp.m.jiji.com/article/show/3066894 | title=自民の「分断工作」、連合苦悩＝立・国股裂きも解消見えず | publisher=時事通信 | date=2023-10-6 | accessdate=2024-4-4 }}</ref>、芳野の共産アレルギーは年々増すばかりであり<ref>{{cite web |和書 | url=https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20220202/pol/00m/010/007000c | title=連合は共産党とは相いれない 芳野友子・連合会長 | publisher=毎日新聞 | date=2022-02-03 | accessdate=2024-02-06 }}</ref><ref name="josei-jishin20231227">{{cite web|url=https://jisin.jp/domestic/2278036/|title=岸田内閣崩壊の好機に野党共闘を拒否する連合・芳野友子会長“共産党嫌い”の原点|publisher=[[女性自身]]|date=2023-12-27|accessdate=2023-12-27}}</ref>、共産党の票は大きく自民候補の鈴木に流れた。その一方で、鈴木は自民党支持層の約49％しか票を集めきれなかったことも明らかとなった<ref name="chunichi202402042000"/><ref name="chunichi202402060505"/>。20時以降に開票。太田が鈴木を僅差でかわし、4期目の当選を果たした<ref>{{cite web |和書 | url=https://www.asahi.com/articles/ASS247KCVS1ZOBJB00B.html | title=愛知・豊田市長に現職の太田氏、４選果たす 「何とか勝ち切れた」 | publisher=朝日新聞 | date=2024-02-04 | accessdate=2024-02-04 }}</ref>。
{{選挙結果 (日本の首長)|当日有権者数= 331,240 |最終投票率=46.31 |前回比={{↑}}9.75
|当選者名='''太田稔彦''' |当選者年齢=69 |当選者所属=[[無所属]] |当選者新旧別=現 |当選者得票数=77,107 |当選者得票率=50.76 |当選者推薦・支持=（推薦）連合愛知豊田地域協議会
|落選者名=鈴木雅博 |落選者年齢=44 |落選者所属=無所属 |落選者新旧別=新 |落選者得票数=74,796 |落選者得票率=49.24 |落選者推薦・支持=
}}
== 市政 ==
[[File:The-Monozukuri-Creative-Base-SENTAN-1.jpg|thumb|250px|「ものづくりミライ塾」は市内[[挙母町]]にある施設「ものづくり創造拠点 SENTAN」<ref>[https://toyota-sentan.jp/ ものづくり創造拠点 SENTAN]</ref>で開かれている。]]
[[File:Duggan-Mayor Ota Toyota City-Sister Cities Japan meeting-2132 (38363392962).jpg|thumb|250px|姉妹都市提携している[[デトロイト|デトロイト市]]の[[:en:Mike Duggan|マイク・ダガン]]市長とプレゼント交換をした（2017年11月2日）。]]
[[File:Starbucks-Coffee-Toyota-Kuragaike-Park-1.jpg|thumb|250px|2021年春、民間の力を導入し[[鞍ケ池公園]]をリニューアルした<ref>{{cite news |url=https://toyota.keizai.biz/headline/31/ | title=豊田・-鞍ヶ池公園のリニューアル完了 グランピングや乗馬施設も整備 | newspaper=豊田経済新聞 | date=2021-5-2 | accessdate=2021-7-4 }}</ref><ref>{{
;2015年
* 9月、豊田市と市内外の企業等が共同で運営する人材育成事業「ものづくりミライ塾」が開始。[[トヨタ自動車]]元社長の[[豊田英二]]の遺族からの寄附金が事業費に活用されている<ref name="toyota-city20200721">{{Cite web
;2016年
* 8月、豊田市スポーツ栄誉賞を創設<ref>{{
;2017年
* 7月14日、豊田市は新潟県[[三条市]]のアウトドア総合メーカー、[[スノーピーク]]と「共働によるまちづくりパートナーシップ協定」を締結した<ref>{{cite news |url= https://www.nikkei.com/article/DGXLASFB19HGP_Z10C17A7L21000/ | title= スノーピーク、愛知・豊田市と協定 アウトドアで観光振興 | newspaper= 日本経済新聞 | date= 2017-7-20 | accessdate = 2021-2-19 }}</ref><ref>{{cite news |url= https://bizzine.jp/article/detail/2335 | title= 豊田市とスノーピーク、「共働によるまちづくりパートナーシップ協定」を締結 | newspaper= Biz/Zine | date= 2017-7-20 | accessdate = 2021-2-19 }}</ref>。
;2018年
* 7月18日、[[豊田市立梅坪小学校]]1年の男子児童が熱中症で死亡した事故を受け、小学校の教室のエアコン設置工事を前倒しで進める方針を決めた。従来の計画では、中学校は2019年度、小学校は2020年、2021年度にエアコンの設置を終える予定だった。総事業費は71億円を見込む<ref>{{cite news |author= 臼井昭仁、佐藤剛志 |url= https://www.asahi.com/articles/ASL7L339RL7LOBJB001.html | title= 小１の熱中症死、豊田市が小学校のエアコン設置前倒しへ | newspaper= 朝日新聞 | date= 2018-7-18 | accessdate = 2021-2-19 }}</ref>。
* 11月30日、エアコン設置につき、2019年6月末までに全小中学校に整備ができる目途がたったと発表した<ref>{{
;2019年
* 1月16日、「（仮称）豊田市博物館基本計画」を策定。旧[[愛知県立豊田東高等学校|豊田東高等学校]]跡地（[[小坂本町]]5丁目）に新しい博物館を建設する予定<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.city.toyota.aichi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/029/072/keikaku.pdf | title=（仮称）豊田市博物館基本計画 | publisher=豊田市教育委員会 |format=PDF |date=2019-01-16 | accessdate=2022-01-28 }}</ref>。
* 11月29日、市内における[[二酸化炭素]]排出量を2050年までに実質ゼロにする「[[ゼロカーボンシティ]]」を宣言した。宣言は全国で12例目で、中部地方9県では初めて<ref>{{cite news |author=久野賢太郎 |url = https://web.archive.org/web/20191130025515/https://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20191130/CK2019113002000054.html | title = ゼロカーボンシティへ、豊田市が宣言 中部で初 | newspaper = 中日新聞 | date= 2019-11-30 | accessdate =2019-12-7}}</ref>。
* 12月6日、年末年始に行う仕事納め式と仕事始め式を廃止すると発表。太田は[[働き方改革]]の一環と述べ、「業務が多忙な時期に、自分からのねぎらいの言葉がどれほどの意味を持つのかと考えた」と廃止の理由を説明した。愛知県内では初めての試み<ref>久野賢太郎「仕事納め式・仕事始め式やめます 豊田市 働き方改革の一環」 『中日新聞』2019年12月7日付朝刊、県内版、22面。</ref>。
;2020年
* 4月20日、[[新型コロナウイルス感染症の流行 (2019年-)|新型コロナウイルス感染症]]をめぐる緊急対策として、休園中のこども園と休校中の小中学校の給食費を7月の学期末まで無償にすると発表した。無償化に伴う約6億円の費用は市が負担する<ref>{{cite news |url= https://web.archive.org/web/20200422194726/https://www.tokai-tv.com/tokainews/article_20200420_123784 | title= “5/7こども園・小中学校再開”で・・・愛知・豊田市が7月の学期末まで給食費を無償化 市が6億円負担 | newspaper= 東海テレビ | date= 2020-4-20 | accessdate = 2020-4-21 }}</ref><ref>{{cite news |url= https://www.news24.jp/nnn/news86247982.html | title= 豊田市 新型コロナ緊急対策 小中学校の給食費７月まで無償に | newspaper= 日本テレビ | date= 2020-4-21 | accessdate = 2020-4-21 }}</ref>。
* 5月5日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が延長されたことを受け、総額約15億円の緊急対策第2弾を発表した。水道料金の4カ月間の基本料金免除、売り上げが25％以上減少した市内の中小企業と個人事業主に対する市独自の10万円の給付、給食費無償化の10月30日までの延長などを柱とする<ref>{{cite news |author=久野賢太郎 |url = https://web.archive.org/web/20200509052006/https://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20200506/CK2020050602000009.html | title = 豊田市、水道基本料を免除 新型コロナ緊急対策 | newspaper = 中日新聞 | date= 2020-5-6 | accessdate =2020-5-7}}</ref><ref>{{
* 6月17日、「ものづくりミライ塾」第1期生と同塾の指導員が発明した「新たな水素ガスの製造方法」が特許権を取得した。三河地域の自治体で特許権を取得したのは豊田市が初めて<ref name="toyota-city20200721" />。
* 8月28日、[[鞍ケ池公園]]に民間の力を導入し、キャンプ場やカフェを整備して2021年（令和3年）4月以降の新装オープンを目指すと発表した。市が支出する整備費は5億9,400万円で、他は民間出資となる<ref>{{cite news |author= 服部桃 |url= https://www.chunichi.co.jp/article/112000
* 9月17日、災害時に電気自動車の外部給電機能の活用を促す事業「とよたSAKURAプロジェクト」において、市単独ではなく、トヨタ自動車や[[トヨタホーム]]、トヨタ系販売会社など8社と連携して行うと発表した。9月下旬から順次着手する<ref>{{cite news |author= |url= https://newswitch.jp/p/23954 | title= 災害への備え、「トヨタの街」からＥＶの外部給電機能を普及させる！ | newspaper= 日刊工業新聞 | date= 2020-9-25 | accessdate = 2021-2-19 }}</ref><ref>{{
;2021年
* 1月5日、トヨタ自動車が前年12月25日に発売した超小型電気自動車「[[トヨタ・C+pod|C+pod（シーポッド）]]」を訪問診療用に活用すると発表した。シーポッドはトヨタが法人や地方自治体向けに限定販売するもので、導入は全国で初めて。当初は[[燃料電池自動車]]「[[トヨタ・MIRAI|MIRAI]]」を導入する予定だったが、現場職員から「訪問先の道が狭いことも多く、MIRAIでは大きすぎる」と言われ、シーポッドになった<ref>{{cite news |author= 小野開栄 |url= https://www.chunichi.co.jp/article/204085 | title= ＜三河だより＞ 現場主義 | newspaper= 中日新聞 | date= 2021-2-18 | accessdate = 2021-2-19 }}</ref>。2月1日から豊田地域医療センターで使われている<ref>{{cite news |author= |url= https://web.archive.org/web/20210105135409/https://www.tokyo-np.co.jp/article/78194/ | title= トヨタの２人乗りＥＶで訪問診療 愛知・豊田、全国で初導入 | newspaper= 東京新聞 | date= 2021-1-5 | accessdate = 2021-1-6 }}</ref>。
* 6月14日、豊田市は[[アイシン]]、[[愛知トヨタ自動車|ATグループ]]と包括連携協定を締結した。同年10月から市内の上郷地区で[[デマンド型交通]]サービス「チョイソコ」の運行を開始すると発表<ref>{{
* 同日、[[LGBT]]など性的少数者のカップルを公的に認める「同性パートナーシップ宣誓制度」を7月中に導入すると発表した<ref>{{cite news |author=服部桃 |url=https://www.chunichi.co.jp/article/272725 | title=同性パートナーシップ宣言制度を７月中に導入 豊田市 | newspaper=中日新聞 | date=2021-6-15 | accessdate=2021-6-16 }}</ref>。
* 7月15日、コロナ禍で甚大な影響を受けている市内宿泊施設に対する支援策を発表。原則、豊田市民を対象に、利用料金の1／2を市が補助するというもので、2つの期間に分けて実施する。第1回の「とよた夏割」の期間は7月21日～9月30日。宿泊施設は豊田ホテル旅館組合（22施設）と足助旅館組合（13施設）の加盟事業者に限定する。予算は8,320万円。第2回の「とよた宿割」の期間は10月1日～2022年3月31日。組合非加盟の事業者や旅行事業者も含み、宿泊だけでなく日帰りプランでも利用可。予算は7億1,280万円<ref>{{
* 7月16日、「豊田市ファミリーシップ宣言制度」を開始。性的少数者を含むカップルが婚姻関係と同等に扱われるだけでなく、その親や子を含めて家族として暮らすことのできる社会を目指す。ファミリーシップ宣言は中部地方では初。市は、制度の利用者を市営住宅の入居資格に加えるなどの条例改正も検討すると述べている<ref>{{cite news |url=https://www.chunichi.co.jp/article/291736 | title=豊田市がファミリーシップ宣言制度 性的少数カップル、親や子も「家族」 | newspaper=中日新聞 | date=2021-7-15 | accessdate=2021-7-16 }}</ref>。
* 10月4日、トヨタ自動車が開発した3輪の[[パーソナルモビリティ]]「C＋walk T（シーウォークティー）」（10月1日発売）を自治体として初めて導入した。[[豊田スタジアム]]や鞍ケ池公園内の巡回管理で使用。11月からは豊田地域医療センターでの患者の移動支援に導入した<ref>{{cite news |author= |url=https://www.asahi.com/articles/ASPB57QGMPB5OBJB006.html | title=豊田市、立ち乗り式電動三輪車を導入 自治体初、公園管理などに使用 | newspaper=朝日新聞 | date=2021-10-6 | accessdate=2021-10-11 }}</ref><ref>{{
;2022年
* 1月5日、東京五輪・パラリンピックの選手村で使われたのと同じ型の電気自動車などを、鞍ケ池公園に園内移動車両として導入し、体験型アトラクション「フォレストアドベンチャー」を同年3月にオープンすると発表した。フォレストアドベンチャーは、鞍ケ池公園の東側にある樹林地2,700平方メートルに整備する<ref>{{cite news |author=服部桃 |url=https://www.chunichi.co.jp/article/395707 | title=五輪選手村と同型ＥＶ導入 ３月開業、豊田・鞍ケ池公園に「フォレストアドベンチャー」 | newspaper=中日新聞 | date=2022-1-6 | accessdate=2022-1-6 }}</ref>。
;2024年
* 4月1日
** 子どもの医療費無償を高校生世代にまで拡大した。同事業の単年の予算規模は26億2228万円<ref>{{cite web |author= | url=https://www.city.toyota.aichi.jp/kurashi/kosodateshien/ninshin/1056684/index.html| title=子ども医療費助成の対象拡大について| publisher=豊田市 | date=2024-6- | accessdate=2024-6-28 }}</ref><ref name="chunichi20240222">{{cite web |author= | url=https://www.chunichi.co.jp/article/857230| title=子どもの医療費・給食費、無償化の範囲拡大 豊田市当初予算案、少子化対策に重点| publisher=中日新聞 | date=2024-2-22 | accessdate=2024-6-28 }}</ref>。
** 幼児・小学生・中学生の給食費無償化を実施した。不登校の子どもたちも対象に含まれる。同事業の単年の予算規模は19億7054万円<ref>{{cite web |author= | url=https://www.city.toyota.aichi.jp/pressrelease/1058099/1058430.html| title=報道発表資料 子育て支援のため給食費を無償化します| publisher=豊田市 | date=2024-3-25 | accessdate=2024-6-28 }}</ref><ref name="chunichi20240222"/><ref>{{cite web |author= | url=https://www.chunichi.co.jp/article/872599| title=WRC費用3億円を減額 豊田市当初予算、議会が修正案可決| publisher=中日新聞 | date=2024-3-23 | accessdate=2024-6-28 }}</ref>。
== 脚注 ==
=== 注釈 ===
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=== 出典 ===
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== 外部リンク ==
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