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日本におけるパラアイスホッケー: オリンピックではない
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'''パラアイスホッケー'''(英語:Para ice hockey)、別名'''アイススレッジホッケー'''(英語:Ice sledge hockey)は、下半身に障害を持つ者が[[アイスホッケー]]を行なえるように改良された[[障害者スポーツ]]で、'''スレッジ'''と呼ばれる専用の[[ソリ|橇]]に乗り、両手にスティックを持って競技する。アイスホッケー同様、'''氷上の[[格闘技]]'''と呼ばれる。
 
発祥の地は[[スウェーデン]]であり、1960年初頭に身体に障害を持つアイスホッケー選手によって考案されたという。1960年代後半になると北欧諸国にも広まり、国際大会が開催されるようになった<ref name="hatano">{{Cite journal |和書 |author=羽田野哲也 |title=特集 冬季パラスポーツ最前線 パラアイスホッケー(アイススレッジホッケー) |year=2018 |journal=日本義肢装具学会誌 |volume=34 |issue=1 |doi=10.11267/jspo.34.31 |pages=31-34}}</ref><ref>{{Cite web |和書|url=https://shuchi.php.co.jp/voice/detail/4899 |title=<連載>「パラアスリートの肖像」第7回 謙虚な勇者たち <須藤悟(パラアイスホッケー日本代表キャプテン)>前編 |website=Web Voice |date=2018-03-10 |accessdate=2019-05-08}}</ref><ref>{{Cite web |和書|url=https://number.bunshun.jp/articles/-/830148 |title=パラアイスホッケーの61歳・福島忍。医師に言われた「良い方なんだよ」。 |website=Number Web |date=2018-03-10 |accessdate=2019-05-08}}</ref>。[[1994年]]の[[1994年リレハンメルパラリンピック|リレハンメルパラリンピック]]からは正式な冬季[[パラリンピック]]競技に採用された<ref name="hatano" />。
 
当初の競技名称は「アイススレッジホッケー」であったが、2018年より「パラアイスホッケー」に変更した<ref>{{Cite web |和書|url=http://sledgejapan.org/2016/06/10/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%B9%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B8%E3%83%9B%E3%83%83%E3%82%B1%E3%83%BC%E7%AB%B6%E6%8A%80%E5%90%8D%E7%A7%B0%E5%A4%89%E6%9B%B4/ |title=アイススレッジホッケー競技名称変更 |website=一般社団法人日本パラアイスホッケー協会オフィシャルサイト |accessdate=2019-05-06}}</ref>。
 
== ルール ==
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障害者スポーツであるため負傷を防ぐ性質はアイスホッケーより強い。例えば[[ヘルメット]]は、アイスホッケーではゴールキーパー以外は顔面を防護しないものでもよいが、パラアイスホッケーではポジションに関係なく顔面を防護できるものに限られる。また、伸ばしている両足より幅の大きいパイプ状の椅子に囲まれているので、接触プレーがあってもそのパイプ同士がぶつかるだけで、足同士がぶつかることはない。
 
ホッケーリンクはアイスホッケーと共通だが、ベンチ及びペナルティボックスは選手からリンクが見えるように透明なフェンスを用い、出入りが容易となるためにリンクとの段差をなくし、床には[[氷]]または[[アクリル樹脂|アクリル]]等を敷くことが義務付けられている。
 
=== 罰則 ===
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== 日本におけるパラアイスホッケー ==
日本のパラアイスホッケーは、[[1998年長野パラリンピック]]に向けた選手の強化・育成のため、1993年にノルウェーから講師を招いて講習会を実施したことにはじまる<ref>{{Cite web |和書|url=http://sledgejapan.org/%e3%83%91%e3%83%a9%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%82%b9%e3%83%9b%e3%83%83%e3%82%b1%e3%83%bc%e3%81%a8%e3%81%af/ |title=パラアイスホッケーとは |website=一般社団法人日本パラアイスホッケー協会オフィシャルサイト |accessdate=2019-05-06}}</ref><ref name="hatano" />。長野パラリンピックに日本代表は初出場を果たし、[[2010年バンクーバーパラリンピック]]では優勝候補とされていたカナダに準決勝で勝利し、銀メタルを獲得した<ref name="para-sports171205">{{Cite web |和書|url=https://www.para-sports.tokyo/topics/column/yahoo_a0016 |title=スポーツとして扱われているパラアイスホッケー 〜パラスポーツ海外事情・アメリカ編〜 |website=TOKYO パラスポーツプロジェクト公式サイト |date=2017-12-05 |accessdate=2019-05-07}}</ref>。その功績が高く評価され、翌2011年には[[国際パラリンピック委員会]](IPC)が夏季、冬季両大会を対象に選ぶ「Best Team Award」に輝いた<ref>{{Cite web |date=2011-12-14 |url=https://www.paralympic.org/news/japan-s-ice-sledge-hockey-squad-wins-ipc-s-best-team-award |title=Japan’s Ice Sledge Hockey Squad Wins IPC’s Best Team Award |publisher=[[国際パラリンピック委員会]] |accessdate=2016-05-04}}</ref>。
 
パラアイスホッケーは、日本ではまだマイナースポーツである。日本におけるパラアイスホッケーの競技人口は、2018年時点でおよそ70人と少ない<ref>{{Cite news |url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28064020T10C18A3000000/ |title=パラアイスホッケー、日本の課題は少ない競技人口 |newspaper=[[日本経済新聞]] |date=2018-03-14 |accessdate=2019-05-06}}</ref>。チームもまた、国内での長野サンダーバーズ、東京アイスバーンズ、北海道ベアーズなど5チームに留まっている<ref>{{Cite news |url=https://www.asahi.com/articles/ASL9Y52PHL9YPIHB00F.html |title=兵庫)西日本初のパラアイスホッケーチーム 西宮拠点に |newspaper=[[朝日新聞デジタル]] |date=2018-10-02 |accessdate=2019-05-06}}</ref>。
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* [[パラリンピックのパラアイスホッケー競技]]
* [[パラアイスホッケー世界選手権]]
* [[アイススレッジスピードレース]]
* [[ジャパンパラ競技大会]]
* [[日本障がい者スポーツ協会]]
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{{Commons category|Ice sledge hockey}}
{{チームスポーツ}}
{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:はらあいすほつけ}}
[[Category:アイススレッジホッケー| ]]