削除された内容 追加された内容
セクションの追加と整理(どら焼きの呼称、形状・具)
タグ: ビジュアルエディター モバイル編集 モバイルウェブ編集
編集の要約なし
 
(41人の利用者による、間の85版が非表示)
1行目:
{{Infobox prepared food
{{Multiple image
| name = どら焼き
|width=250
| enname = Dorayaki
|direction=vertical
| image = Dorayaki_001_(3).jpg
|image1=Dorayaki 001.jpg
|caption1 caption = どら焼き
| alternate_name =
|image2=Dorayaki 002.jpg
| country = {{JPN}}
|caption2=どら焼きを切り開いた様子
| region =
|image3=Dorayaki 003.jpg
| national_cuisine =
|caption3=どら焼きの断面図
| creator =
}}
| year =[[平安時代]]~[[鎌倉時代]]
'''どら焼き'''('''銅鑼焼き'''、'''ドラ焼き'''、どらやき)は、<!--[[インゲンマメ|赤インゲン豆]]の[[ジャム]]を挟んだ[[ガレット]]。-->通常、やや膨らんだ円盤状の[[カステラ]]風生地2枚に、[[餡|小豆餡]]を挟み込んだ[[膨化食品]]・[[和菓子]]。[[蜂蜜]]を入れて焼き上げることでしっとりとしたカステラ生地にする。
| mintime =
| maxtime =
| type = [[和菓子]]
| course =
| served =
| main_ingredient = [[小麦粉]] [[餡子]]
| minor_ingredient =
| variations =
| serving_size =
| calories =
| protein =
| fat =
| carbohydrate =
| glycemic_index =
| similar_dish =
| other =
| complexity =
|time1=}}
 
'''どら焼き'''('''銅鑼焼き'''、'''ドラ焼き'''、どらやき)は<!--[[インゲンマメ|赤インゲン豆]]の[[ジャム]]を挟んだ[[ガレット]]。-->通常、やや膨らんだ円盤状の[[カステラ]]風生地2枚に、[[小豆餡]]を挟み込んだ[[膨化食品]]の[[和菓子]]。[[蜂蜜]]を入れて焼き上げることでしっとりとしたカステラ生地にしたもの。
 
蜂蜜やみりん等で保湿や香りづけの工夫をしたものが多いが、他にも醤油、塩、麹、日本酒、抹茶、黒糖など加える配合のバリエーションは広く、現代和菓子の定義的には三同割(さんどうわり){{Efn|3つの材料を同じ分量で配合することの業界用語であり、この場合は小麦粉、卵、砂糖が該当。}}をどら焼きの基本配合としているのが一般的である。和菓子屋においては、三同割の配合比率を多少の加減調整したり、前述のような独自の工夫を加えた皮生地で差別化を図っている。逆に、三同割に用いられる原料のみにもかかわらず、配合比率を大きく変えた上に特殊技法を用いて独自の特色を出して製造している店舗<ref>{{Cite web |和書 |url=https://asakusa-noren.jp/archives/63 |title=亀十 |accessdate=2024-06-03 |date=2017-04-01 |publisher=浅草のれん会 }}</ref><ref>{{Cite instagram ja |user=majizaru_labo |author=本気の猿 |postid=CYbPyq3pT_7 |title=①小山まるごと新聞さんで紹介して頂きました。 |date=2022-06-18 |access-date=2024-06-03 }}</ref>もある。
 
== 起源・由来 ==
どら焼きの名は一般に菓子の状を[[打楽器]]の[[銅鑼]](どら)に似ることからつい見立てたという説が有力である。しかし、異説生地を焼く銅製の鍋が銅鑼に似ていたこ、あるいは実際に銅鑼を流用て次のよたことに由来するといなもの異説もある。
 
曰く、[[武蔵坊弁慶]]が手傷を負った際にとある民家にて治療を受けた。そのお礼に[[小麦粉]]を水で溶いて薄く伸ばしたものを熱した銅鑼に引き丸く焼いた生地であんこを包み、んだものを振舞ったことが起源であるという伝説もある<ref>{{Cite web |url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/307976 |title=【東京三大どら焼き】時代を超えて愛されるどら焼きの名店へ |access-date=2024-09-20 |publisher=[[東京新聞]] |date=2024-02-22}}</ref>。ただしこの説は[[鎌倉時代]]に小豆餡が出来たと言われることから[[1189年]]([[文治]]5年)に死んだとされる武蔵坊弁慶との関わりは矛盾する。
 
この他にも様々な異説俗説があり、現在どれが正解かは一概に言えない状況にある。ただいずれの説にしても銅鑼に関係している物が多いようである。
 
日本における[[粉食|粉物料理]]の元祖は、[[安土桃山時代]]の「[[麩の焼き]]」であるとされる。麩の焼きとは、巻いた形が[[巻物]][[経典]]を彷彿とさせる事から、[[仏事]]用の[[菓子]]として使われていたもので、茶会の茶菓子として[[千利休]]が作らせていたという。麩の焼きが[[江戸]]に伝わり、[[寛永|寛永年間]]には麩の焼きに使われていた[[味噌]]に替わり[[餡]]を巻く「[[助惣焼]]」ができた。助惣焼は[[あんこ巻き]]と名を変え、東京都のお好み焼き屋やもんじゃ焼き屋で提供されている。
[[江戸時代]]のどら焼きは、皮を一枚だけ用い、端の部分を折りたたんだため四角く、片面の中央はあんこがむき出しであったという。現在の[[きんつば]]に良く似たものと考えられる。
 
[[江戸時代]]のどら焼きは一枚の皮生地を端の部分から折りたたんでいたため、形は四角く片面の中央はあんこがむき出しであり、現在の[[きんつば]]に良く似たものであった。現代における「どら焼き」は[[東京]][[上野]]の「うさぎ屋<ref>{{Cite web |和書 |url=http://www.ueno-usagiya.jp/ |title=うさぎや |accessdate=2024-06-03 }}</ref>」で販売された編笠焼が始まりとされる<ref>{{Cite journal |和書 |date=1979-04-01 |title=暮らしの今昔 |journal=発明 = The invention |volume=76 |issue=4 |page=92 |publisher=発明協会 |DOI=10.11501/3206920 }}</ref>。
いま日本で売られているどら焼きの生地は、西洋の[[ホットケーキ]]の強い影響を受けて、江戸時代以前のものからはかけ離れている。このため昭和20年代頃まで、どら焼きとホットケーキは混同されがちであった。
 
日本で売られているどら焼きの生地は、欧米から伝わった[[ホットケーキ]]の強い影響を受けており、江戸時代以前のものからはかけ離れている。そのため昭和20年代頃まで現代のどら焼きとホットケーキは混同されがちであった。
 
== どら焼きの呼称 ==
[[File:JR-Toyohashi-station-Bon-Tora.jpg|thumb|どら焼き屋([[豊橋市]])]]
[[近畿地方|近畿]]方面では、今日どら焼きと呼ばれているものを「'''三笠'''」、「'''三笠焼き'''」、「'''三笠まんじゅう'''」、「'''三笠山'''」などと呼ぶことが多い。菓子の外見が[[奈良県]]の[[三笠山]]に似た形であることに由来する名称で、古くから「三笠」にちなんだ名称が用いられてきたようである。
[[File:どら焼 実演販売 きんつば (4886270098).jpg|thumb|どら焼きの実演販売(東京・[[阿佐谷七夕まつり]])]]
[[近畿地方|近畿]]方面では、今日どら焼きと呼ばれているものを「'''三笠'''」「'''三笠焼き'''」「'''三笠まんじゅう'''」「'''三笠山'''」などと呼ぶことが多い。菓子の外見が[[奈良県]]の[[三笠山]]に似た形であることに由来する名称で、古くから三笠にちなんだ名称が用いられてきたようである。
 
ただし、「どら焼き」と「三笠(山)」の違いに関しては地域性は無関係であるとされ<ref>{{Cite book ja-jp |editor=河野友美 |year=1991 |title=菓子 新・食品事典 10』河野友美 編 |publisher=真珠書院 1991年|volume=10 |page= }}</ref>、二枚の皮生地の縁を軽くおさえたものがどら焼き互いにくっつくようにつくったものが三笠(山)<ref>{{Cite book ja-jp |editor=奥山益朗 |year=1983 |title=和菓子の辞典』奥山益朗 編 |publisher=東京堂出版 1983年|page= }}</ref>、元々皮生地が片面焼きだったのがどら焼きで両面焼きになったのが三笠(山)<ref>{{Cite book ja-jp |editor=守安正 |year=1957 |title=菓子 由来と味い方』守安正 著 |publisher=ダヴィッド社 1957年|page= }}</ref>、どら焼きよりも皮生地を厚く焼いたのが三笠(山)<ref>{{Cite book ja-jp |author=岡田哲 |year=2013 |title=たべもの起源事典 日本編』岡田哲 著 |publisher=筑摩書房 2013年|page= }}</ref>など、皮生地の形状や製法に違いを求める説が一般的である<ref name="レファレンス協同データベース">[{{Cite web |和書 |url=https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000215401 |title=「どら焼き」と「みかさ」は同じお菓子なのか。また、同じものであるなら呼び名の違いは地方による差異なのか知りたい。] |accessdate=2024-06-03 |date=2017-05-15 |website=レファレンス協同データベース |publisher=国立国会図書館 }}</ref>。また、形状は異なるどら焼きや三笠山は、[[梅花亭]]がはじまりとも言われている{{R|レファレンス協同データベース」(2017年05月15日最終更新、2021年11月27日閲覧)</ref>}}
 
雑誌『月刊食道楽』第二巻第十三号(1906年11月)において、梅花亭3代目店主は三笠山について「此皮はメリケン粉と玉子を砂糖でといて一寸粕ていらのやうに拵えた物で中高の碁石型に焼て両方から冠せるので御座い枡」、どら焼きについて「是は金鍔と今川焼を改良仕たもので、金鍔は其日だけで皮がこわく成り、今川焼は出来立の熱い所を賞翫する物ですから其間を取って製造いたしました物で御座い枡」と説明している。また、どら焼きの由来については、銅鑼の形を取ったという説に加えて、「食道楽の坊さんが此種類の物をどらの上で焼いて製ったのを見て拵えたとも申し伝えて居り枡」とも述べている<ref>{{国立国会図書館デジタルコレクション|1537917/38|月刊食道楽 2(13)|format=EXTERNAL}}</ref>。
[[奈良市]]の[[近畿日本鉄道|近鉄]][[近鉄奈良駅|奈良駅]]近くの[[東向商店街|ひがしむき商店街]]にある菓子店などでは、通常のサイズのものの他に直径20cm弱の大きな「三笠」を売っている。市内の老舗和菓子店湖月は、毎年4月19日に[[漢國神社#境内|林神社]]で行われる饅頭まつりに、直径が32cmと、大きいサイズのさらに2倍、餡が1.9kgも入った巨大な「みかさ」を奉納している。一方で、[[大阪市]]の[https://www.akanemaru.co.jp/ 茜丸本舗](株式会社茜丸)の'''[https://www.akanemaru.co.jp/dorayaki/ 五色どらやき]'''をはじめ、関西でもどら焼きの呼称が使われている商品がある。
 
[[奈良市]]の[[近畿日本鉄道|近鉄]][[近鉄奈良駅|奈良駅]]近くの[[東向商店街|ひがしむき商店街]]にある菓子店などでは、通常のサイズのものの他に直径20[[センチメートル|cm]]弱の大きな三笠を売っている。市内の老舗和菓子店湖月は、毎年4月19日に[[漢國神社#境内|林神社]]で行われる饅頭まつりに、直径が32cmと大きいサイズのさらに2倍、餡が1.9[[キログラム|kg]]も入った巨大な「みかさ」を奉納している。一方で、[[大阪市]]など関西でもどら焼きの呼称を使った商品もある{{Efn|茜丸本舗(株式会社茜丸)の五色どらやき<ref>{{Cite web |和書 |url=https://www.akanemaru.co.jp/dorayaki/ |title=五色どらやき |accessdate=2024-06-03 |publisher=茜丸 }}</ref>など。}}。
老舗カステラ店「[[文明堂]]」での商品名は「[[三笠山]]」。関西方面の「[[三笠]]」の呼び名は、これが起源とも。
 
老舗カステラ店・[[文明堂]]での商品名は「[[三笠山]]」。関西方面の[[三笠]]の呼び名は、これが起源とも云われている。[[名古屋市]]の老舗和菓子屋[[両口屋是清]]での商品名は[[千なり]]」。[[富山県]]などでは「名月」という{{Efn|満月にたとえたもので、[[月見]]の時は月見[[団子]]を使用。}}。
 
[[富山県]]などでは「名月」という(満月にたとえたもので、[[月見]]の時は月見[[団子]]を使用)。
 
== 形状・具 ==
=== 形状 ===
一般的には餡を[[盤]]型の生地2枚ではさむ形だが、それとは違う形で'''どら焼き'''と称する例もある。生地を半分に折りたたんで餡をはさむ(形状は[[餃子]]に似る)ものもある<ref>{{Cite web |url=https://www.quolofune.com/sweets/dorayaki/ |title=黒船どらやき |access-date=2022.04.25 |website=黒船}}</ref>
 
[[京都市]]の[[東寺]]の「で行われる弘法市の際、和菓子店の笹屋伊織が販売するものは、熱した鉄板の上に薄く生地を流し、棒状に伸ばした[[餡|し餡]]をのせて[[バームクーヘン]]状に[[小麦粉]]の生地を重ね焼く包んだものである<ref>{{Cite web |和書 |url=https://www.sasayaiori.com/dorayaki/ |title=代表銘菓 どら焼 |access-date=2022.-04.-25 |website=笹屋伊織 }}</ref>。
 
[[富山県]]では、薄めの皮生地で餡をぐるっと包んだ長方形のどら焼きを、ななめにカットし三角形にした「三角どらやき」というのがある<ref>{{Cite web |和書 |url=https://www.info-toyama.com/shopping/60001 |title=三角どらやき |access-date=2022.-04.-24 |website=とやま観光ナビ }}</ref>。また、生地を半分に折りたたんで餡を挟む{{Efn|形状は[[餃子]]に似る。}}ものもある<ref>{{Cite web |和書 |url=https://www.quolofune.com/sweets/dorayaki/ |title=黒船どらやき |access-date=2022-04-25 |website=黒船 }}</ref>。
 
波型の「千寿せんべい」で有名な京都市に本社を置く和菓子の製造販売をする[[鼓月]]では、どら焼きの生地を波型にした「千寿どら焼きがある<ref>{{Cite web |和書 |url=https://kogetsu-ec.com/smp/item/5901.html |title=千寿どらやき |access-date=2022.-04.-25 |website=京菓子處  鼓月 }}</ref>。他にも、どら焼きの皮生地がハート型や猫型のものもある
 
他にもどら焼きの皮が、ハート型やねこ型だったりするものもある。
 
=== どら焼きの具 ===
基本的に[[小豆餡]]が使われているが、[[栗]][[餅]]などが入っていることもある。変わ甘納豆入種として、[[大分県]][[湯布院]]名物で[[カスタードプディングどら焼き<ref>{{Cite web |プリン]]を挟んだ「プリン和書 |url=https://tokachi-tachibana.co.jp/tokachiamanatto/products/甘納豆どら」なるものな焼き.html |title=甘納豆ら焼き |access-date=2022-05-06 |website=十勝甘納豆本舗 }}</ref>もある。
 
変わり種として、[[大分県]][[湯布院]]の名物で[[カスタードプディング|プリン]]を挟んだ「ぷりんどら<ref>{{Cite web |和書 |url=https://gurutabi.gnavi.co.jp/i/i_5163/ |title=ゆふいん創作菓子ぷりんどら |access-date=2022-05-06 |website=ぐるたび |archiveurl=https://web.archive.org/web/20230404203753/https://gurutabi.gnavi.co.jp/i/i_5163/ |archivedate=2023-04-04 }}</ref>」や、フルーツがメインの「フルーツどら焼き<ref>{{Cite web |和書 |url=https://www.fashion-press.net/news/78540 |title=和風フルーツパーラー「青果堂」銀座に旗艦店オープン、“1粒3万円”高級葡萄のもちもちどら焼きも |access-date=2022-05-06 |website=FASHION PRESS |date=2021-09-28 }}</ref>」や、パフェがそのままどら焼きの中に入ったようなボリュームのあるどら焼き「ぱふぇどら<ref>{{Cite web |和書 |url=https://www.japaaan.com/card/1950 |title=ぱふぇどらとは |access-date=2022-05-06 |website=Japaaan MAGAZINE }}</ref>」、惣菜どら焼き<ref>{{Cite web |和書 |url=https://www.tv-hokkaido.co.jp/info/switchn/125oa_2.php |title=12月5日OA【味に見た目!進化し続けるいま大注目のスイーツをご紹介!&お家生活がより楽しくなる!ナニコレアイテムが続々登場!!】 |access-date=2022-05-06 |website=TVh テレビ北海道 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20210302105042/https://www.tv-hokkaido.co.jp/info/switchn/125oa_2.php |archivedate=2021-03-02 }}</ref>{{Efn|札幌パルコ地下2階にあった どら焼き専門店「AZUMAYA」は、2021年(令和3年)7月19日をもって閉店している。}}などがある。
 
==バリエーション==
[[File:菓心堂 どらやきいろいろ (5311535656).jpg|thumb|色々な、どら焼き]]
=== 虎焼 ===
焼成機に紙を敷いたところに生地種を流して焼き、焼きあがった後に紙側から霧吹き等をして焼き皮を剥がすと虎模様になる手法。模様に趣きがあり、焦げが全面でない分通常のどら焼とは異なる風味になる。同様の手法は、他の菓子製造においても応用されている。
 
=== 生どら ===
[[1985年]]([[昭和]]60年)に[[宮城県]][[宮城郡]][[利府町]]の[[カトーマロニエ]]が[[生クリーム]]と小豆餡を[[ホイップ]]して挟んだどら焼きを'''生どら'''と命名して販売開始した<ref>[{{Cite web |和書 |url=http://www.tohoku.meti.go.jp/koho/kohoshi/mokuji/17fy/0505/topics3.htm |title=「わんからっとL」主催トークライブ 女たちのサクセスストーリー |trans-title= |accessdate=2024-06-03 |author=小泉プロダクション |date=2005-05 |website=東北経済産業情報 東北21 ~TOPICs3~ |publisher=[[経済産業局|経済産業省 東北経済産業局]] {{webarchive|urlarchiveurl=https://web.archive.org/web/20120121150142/http://www.tohoku.meti.go.jp/koho/kohoshi/mokuji/17fy/0505/topics3.htm |datearchivedate=2012年1月-01-21 }}([[経済産業省]][[東北経済産業局]]「東北経済産業情報『東北21』」TOPICs3 2005年5月)</ref>(現在{{Efn|後にカトーマロニエでは「元祖なまどら」として販売すると}}。続いて、同町と隣接する[[塩竈市]]にある[[榮太楼]]も生どらの販売を開始した。榮太楼は様々な種類の生どらを販売し、一躍[[仙台市|仙台]][[銘菓]]の地位を得た。
 
これ以降、日本各地で生どらが生産されるようになり、小豆餡の代わりに生クリームや[[カスタードクリーム]]、[[チョコレート]]クリームを入れたもの、あるいは[[ジャム]]類やカット[[フルーツ]]が入っているものも見られ、[[ワッフル]]を彷彿とさせる。新鮮さを保つために[[冷凍]]もしくは[[冷蔵]]で販売されていることもある。冷凍の場合は解凍または半解凍して食べる。また、アイスクリーム類を挟んだものも登場している。これは冷凍のまま食べる。また、富山県を走っている富山ライトレール岩瀬浜駅停留ものも登の近くに三角形のどらやきが売られている。
 
=== どら焼きマリトッツォ===
イタリアの伝統菓子「[[マリトッツォ]]」人気により、マリトッツオに似せたどら焼きが[[コンビニエンスストア|コンビニ]]などでも販売されている<ref name=":0">{{Cite web |和書 |url=https://news.mynavi.jp/article/20210826-1955749/ |title=【比べてみた】ツッコミ不可避のセブンイ-レブン「どらやきマリトッツォ」、本家「マリトッツォ」「ふわっとどら」との違いは? |access-date=2022-04-25 |date=2021-08-26 |website=マイナビニュース }}</ref>。
 
「生どら」のように生クリームや小豆餡が入っているのだが、生クリームの分量が多い{{R|:0}}。それに加えて苺など入っているものもある。「どらトッツォ」などとも呼ばれている<ref>{{Cite web |和書 |url=https://www.fashion-press.net/news/72285 |title=どら焼き×マリトッツォ「どらトッツォ」たっぷりの粒餡&クリームをサンド、老舗和洋菓子店のむか新から |access-date=2022-04-25 |date=2021-05-06 |website=FASHION PRESS }}</ref>。
 
=== 蒸しどら ===
[[スポンジケーキ]]状に蒸し上げたどら焼き型の生地に、小豆餡やカスタードクリームなどを挟んだ和菓子を'''蒸しどら'''と呼ぶ。生地には[[小麦粉]]のほかに[[黒砂糖]]や[[抹茶]]、[[桜]]ペーストが使われることもある。正確にはどら焼きではないが、生どらと並びどら焼きから派生した菓子として全国で生産されている。
 
=== 記念日ぬれどら焼き ===
[[File:Nure Dorayaki.jpg|thumb|色々な、ぬれどら焼き]]
[[鳥取県]][[米子市]]に本社工場を置く[[丸京製菓]]は、[[日本記念日協会]]に4月4日を『どらやきの日』として申請し、2008年8月30日に正式登録された<ref>{{Cite web |url=http://web.sanin.jp/photolib/marukyo/4966.pdf |title=菓子食品新報「丸京が鳥取県米子市の公園名まで」 |access-date=2022.04.24 |date=2008/11/24}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://www.marukyo-seika.co.jp/doramachi-yonago/dorayaki-day/ |title=どらやきの日 (4月4日) |access-date=2022.04.24 |website=丸京製菓株式会社}}</ref>。
鹿児島県[[日置市]]東市来町にある、1921年([[大正]]10年)に創業した菓子店の梅月堂が製造販売しているどら焼き<ref name="Baigetsudou">{{Cite web |和書 |url=http://yunomoto-baigetsudou.com/%E3%81%AC%E3%82%8C%E3%81%A9%E3%82%89%E7%84%BC%E3%81%8D/ |title=ぬれどら焼き |accessdate=2024-05-27 |publisher=梅月堂 }}</ref>。薄くしっとりとした手焼きの皮生地と包みきれないほど多い自家製の粒餡が日が経つ程になじみ、皮生地がしっとりさを増していく{{R|Baigetsudou}}<ref name="Department">{{Cite press release |title=敬老の日限定「梅月堂×日本百貨店」 オトナのどら焼き 贅沢詰め合わせギフト予約開始 |publisher=株式会社日本百貨店 |date=2022-09-01 |url=https://www.atpress.ne.jp/news/324163 |language=ja |access-date=2024-05-27 }}</ref><ref name="Fujimaki">{{Cite web |和書 |url=https://fujimaki-select.com/item/282_0003.html |title=【梅月堂】ぬれどら焼きプレミア |accessdate=2024-06-03 |website=藤巻百貨店 |publisher=株式会社caramo }}</ref>{{Efn|賞味期限間近の皮生地は「濡れ」という表現がしっくりくる、じっとり感{{R|Fujimaki}}<ref name="Macaroni">{{Cite web |和書 |url=https://macaro-ni.jp/91357#heading-1327801 |title=第3のどら焼き「ぬれどら焼き」とは?しっとりおいしい秘密を梅月堂に取材 |accessdate=2024-06-03 |author=嶋田コータロー |date=2020-09-21 |website=macaroni |publisher=株式会社トラストリッジ }}</ref>。}}。
 
生地作りは、粘度が低く流れるような生地を作り、同じ大きさで薄くしっとりとした品質で焼き上げる難しい技術が必要なため、梅月堂では自分には焼けないと菓子職人を断念した者や、自分には焼けないからと焼きやすいよう配合を変えて大激怒された者までいたという逸話が残っており、職人泣かせ、または職人殺しのどら焼きと言われている{{R|Baigetsudou|Macaroni}}<ref name="Walker">{{Cite web |和書 |url=https://www.walkerplus.com/article/1186355/ |title=心躍る春を満喫できる!「ふくふく、さくら。」フェアが期間限定で開催中 |accessdate=2024-05-27 |author=東京ウォーカー |authorlink=東京ウォーカー |date=2024-03-17 |website=ウォーカープラス |publisher=[[KADOKAWA]] }}</ref>。
同社が生産量世界一の「どら焼き」を米子市の新しい名物にしようと『どらやきのまち米子』を2008年6月に宣言し、そのプロジェクトの一環として地域の活性化を目指したことによるものである<ref>{{Cite web |url=http://web.sanin.jp/system/site/upload/live/5852/atc_1236978923.pdf |title=どらやきのまち米子物語 |access-date=2022.04.24}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://www.marukyo-seika.co.jp/doramachi-yonago/ |title=どらやきのまち米子 |access-date=2022.04.24 |website=丸京製菓株式会社}}</ref>。
 
菓子組合が主催する鹿児島で行われた教室で東京から来た講師から、どら焼きの焼き方を習った2代目が、しっとりした食べ口の良い皮生地を追求し1955年(昭和30年)頃に考案し、どら焼きの名で販売され梅月堂で隠れた人気商品となっていた品だが、複数の客から「仏壇にお供えして賞味期限ぎりぎりで食べると、もっとしっとりしておいしい」との感想を告げられた4代目がデザイナーに相談し、2014年(平成26年)より「ぬれどら焼き」の商品名に変更して販売され、その後より高品質な材料を使った「ぬれどら焼きプレミアム」として販売されている{{R|Macaroni}}<ref>{{Cite web |和書 |url=https://smbiz.asahi.com/article/14746994 |title=梅月堂4代目が探り当てた適正価格 大人気「ラムドラ」で業績V字回復 |accessdate=2024-05-28 |last= |first= |author=横山瑠美 |date=2022-10-31 |website=ツギノジダイ |publisher=[[朝日新聞社]] }}</ref><ref name="Rum">{{Cite web |和書 |url=https://cake.tokyo/16001 |title=鹿児島で突き抜けた和菓子屋を目指して。梅月堂のどら焼き「ラムドラ」のこだわり。 |accessdate=2024-06-03 |author=せせなおこ |date=2017-05-22 |website=CAKE.TOKYO |publisher=株式会社BAKE }}</ref>。ぬれどら焼きと名前を変えるにあたり2014年(平成26年)から皮生地以外を見直し、よく練られたこし餡に近かった粒餡も改善{{R|Rum}}。
また、プロジェクトにより、2008年11月に[[命名権]]も取得し、米子市東山運動公園を『どらやきドラマチックパーク米子』(どらドラパーク米子)と命名した<ref>{{Cite web |url=http://web.sanin.jp/photolib/marukyo/4965.pdf |title=菓子飴新聞「どらやきドラマチックパーク米子」丸京製菓が命名権取得 |access-date=2022.04.24 |date=2008/11/21}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://www.marukyo-seika.co.jp/doramachi-yonago/dora-dora-park-yonago/ |title=どらやきドラマチックパーク米子 |access-date=2022.04.24 |website=丸京製菓株式会社}}</ref>([[米子市営東山陸上競技場#施設命名権]]および[[米子市民球場#施設命名権]]も参照)。
 
他に、ぬれどら焼きの皮生地と粒餡に、ダークラム{{Efn|[[ラム酒]]の一種。}}のマイヤーズ{{Efn|[[ジャマイカ]]の1879年に創設した酒造メーカー「フレッド・L・マイヤーズ・アンド・サン社」製。}}に漬けたラム[[レーズン]]を加わたアルコール度数1パーセント{{Efn|参考値。栄養成分値の残存値で示した数値は未公表。ラムレーズンを漬けたラム酒・マイヤーズはアルコール度数40パーセントの酒。}}の菓子「'''ラムドラ'''」{{R|Department}}<ref>{{Cite web |和書 |url=https://rurubu.jp/andmore/article/13368 |title=鹿児島のイマドキお土産 おすすめ20選!大人気のあの銘菓からご当地グルメ・グッズまで |accessdate=2024-05-27 |date=2021-03-12 |website=[[るるぶ|るるぶ&more]] |publisher=[[JTBパブリッシング]] }}</ref>{{Efn|ラムドラは2016年(平成28年)より販売開始{{R|Rum}}。}}、季節限定商品としては[[サクラ|桜]]の花と[[桜葉漬け|桜葉]]の風味を生かした「ぬれどら焼き さくら」、鹿児島県の有機[[緑茶]]と[[フランス]]のチョコレートメーカー・[[ヴァローナ]]の[[ホワイトチョコレート]]を合わせたチョコが餡子の上に挟んである「ぬれどら焼き白茶々」、国産の和栗を丸ごと1個包み込んだ「ぬれどら焼き和栗」などもあり、直営店や取引店で販売されている{{R|Baigetsudou|Department|Walker}}。
== ドラえもん ==
[[漫画]]・[[アニメ]]『[[ドラえもん]]』([[藤子・F・不二雄]]作)の[[主人公]]である[[ネコ]]型[[ロボット]]、[[ドラえもん (キャラクター)|ドラえもん]]の大好物としても知られる<ref>{{cite web|url= https://www.huffingtonpost.jp/otoriyosenet/dorayaki_b_5698859.html|title=ドラえもんも食べている、あの"どら焼き"の本物が食べられる⁈|publisher=Huffpost news|date=2014-8-23|accessdate=2020-6-12}}</ref>。作者の出身地の[[富山県]]では身近な和菓子であり、お祝いごとや[[法事]]の際に、どら焼きを贈る習慣がある<ref>{{cite web|title=高岡 ドラえもん関連施設に注目 コラム「富山県とどら焼きのおいしい関係」|url=http://www.info-toyama.com/loculture/vol05/page04.html|accessdate=2020-6-12}}</ref>。
 
=== 大学餡内 ===
[[タイアップ]]商品として、かつては[[山崎製パン]]などからドラえもんにちなんだどら焼きが製造・販売されていた。2020年現在では[[文明堂東京|文明堂]]よりドラえもんの焼印を付けたどら焼き、『'''ドラえもん どら焼き'''』が毎年販売されている。3月の[[劇場版ドラえもん|劇場版]]の時期及び、ドラえもんの誕生月とされる9月に販売される。なお、『ドラえもん』作中では「'''ドラ焼き'''」、「'''ドラヤキ'''」、「'''どらやき'''」などと表記される。
[[京都橘大学]]は、2022年(令和4年)6月12日の[[オープンキャンパス]]で、高校生に数量限定でどら焼き型の大学[[パンフレット]]「食べられる“大学餡内”」を配布。京都下京区の老舗和菓子店である幸福堂との[[コラボレーション]]による[[可食印刷|フードプリント]]の技術を活用したもの。どら焼きに印刷された[[QRコード]]を読み取ると、京都橘大学2023大学案内デジタル版が閲覧出来るようになっている<ref>{{Cite web |和書 |url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000097139.html |title=今年の大学案内はどら焼き⁈京都橘大学の「大学餡内」をオープンキャンパスで限定配布 |access-date=2022-06-08 |website=PR TIMES |date=2022-06-08 }}</ref>。
 
== 記念日 ==
2014年に放送開始された『米国版ドラえもん』では、どら焼きは「'''ヤミー・バン'''(yummy bun)」(おいしい[[バンズ|パン]])という名称に変更される<ref>[https://news.yahoo.co.jp/articles/9f783e5e1f1805aa228162add8e1dff21edf4ee5 『ドラえもん』はアメリカでも人気を得られるか? 今夏から「米国版」放送開始]、THE PAGE、2014年5月26日。</ref>。
[[鳥取県]][[米子市]]に本社工場を置く[[丸京製菓]]は、[[日本記念日協会]]に4月4日を「どらやきの日」として申請し、2008年(平成20年)8月30日に正式登録された<ref>{{Cite web |和書 |url=http://web.sanin.jp/photolib/marukyo/4966.pdf |title=菓子食品新報「丸京が鳥取県米子市の公園名まで」 |access-date=2022-04-24 |date=2008-11-24 }}</ref><ref>{{Cite web |和書 |url=https://www.marukyo-seika.co.jp/doramachi-yonago/dorayaki-day/ |title=どらやきの日 (4月4日) |access-date=2022-04-24 |website=丸京製菓 }}</ref>。
 
同社が生産量世界一の「どら焼き」を米子市の新しい名物にしようと「どらやきのまち米子」を2008年(平成20年)6月に宣言し、そのプロジェクトの一環として地域の活性化を目指したことによるものである<ref>{{Cite web |和書 |url=http://web.sanin.jp/system/site/upload/live/5852/atc_1236978923.pdf |title=どらやきのまち米子物語 |access-date=2022-04-24 }}</ref><ref>{{Cite web |和書|url=https://www.marukyo-seika.co.jp/doramachi-yonago/ |title=どらやきのまち米子 |access-date=2022-04-24 |website=丸京製菓 }}</ref>。
派生作品である[[タイムトラベル]]ものの『[[ドラえもんの派生作品|ドラえもんなぜなに探検隊]]』では、[[12世紀]]の日本にタイムトラベルしたドラえもんが前記の弁慶がどら焼きを発明する場面に遭遇するシーンがある。「どら焼き伝説を追え!」(2009年12月31日放送)の回でもどら焼きの歴史について語られている<ref>[https://douga.tv-asahi.co.jp/program/13510-13509/13664 ドラえもん どら焼き伝説を追え!]、[[テレ朝動画]] - 2021年11月27日閲覧。</ref>。
 
また、プロジェクトにより、2008年(平成20年)11月に[[命名権]]も取得し、米子市東山運動公園を「どらやきドラマチックパーク米子」{{Efn|略称は、どらドラパーク米子。}}と命名した<ref>{{Cite web |和書 |url=http://web.sanin.jp/photolib/marukyo/4965.pdf |title=菓子飴新聞「どらやきドラマチックパーク米子」丸京製菓が命名権取得 |access-date=2022-04-24 |date=2008-11-21 }}</ref><ref>{{Cite web |和書 |url=https://www.marukyo-seika.co.jp/doramachi-yonago/dora-dora-park-yonago/ |title=どらやきドラマチックパーク米子 |access-date=2022-04-24 |website=丸京製菓 }}</ref>。{{See also|米子市営東山陸上競技場#施設命名権|米子市民球場#施設命名権}}
 
== どら焼き関連の作品 ==
* [[ドラえもん]]([[どら焼き#ドラえもん|前項参照後述]])
* [[あん (小説)]] - どら焼き屋が舞台。[[ドリアン助川]]作、[[ポプラ社]]、2013年2月7日、ISBN 978-4591132371。
** [[あん (小説)#オーディオドラマ|あん (オーディオドラマ)]]{{Efn|原作:[[ドリアン助川]]、脚色:山本雄史、出演:[[西田敏行]]、[[竹下景子]]、[[NHKラジオ第1放送|NHKラジオ第1]]「[[新日曜名作座]]」、2014年2月23日~3月30日<ref>{{Cite web |和書 |url=httphttps://www.nhk.or.jp/audio/html_me/me2013008.html |title=あん(全6回) 行き詰った男、重い過去をもつ老婦人、どら焼きを縁に交わる人生 |publisher=NHKオーディオドラマ |accessdate=2015-06-25 }}</ref>。}}
** [[あん (映画)]]{{Efn|監督脚本:[[河瀬直美]]、原作:[[ドリアン助川]]、出演:[[樹木希林]]、[[永瀬正敏]]他、2015年、[[第68回カンヌ国際映画祭]]出品作品<ref>[{{Cite web |和書 |url=http://an-movie.com/  |title=映画『あん』] 2015年6月25日閲覧。 |accessdate=2024-06-03 }}</ref>。}}
 
=== ドラえもん ===
[[File:Liouho Night Market 20, Dec 06.JPG|thumb|台湾高雄市の[[六合夜市]]にあるどら焼き屋]]
[[漫画]]及び[[アニメ (日本のアニメーション作品)|アニメ]]『[[ドラえもん]]』の[[主人公]]であり[[ネコ]]型[[ロボット]]である[[ドラえもん (キャラクター)|ドラえもん]]の大好物としても知られる<ref>{{Cite web |和書 |url=https://www.huffingtonpost.jp/otoriyosenet/dorayaki_b_5698859.html |title=ドラえもんも食べている、あの"どら焼き"の本物が食べられる⁈ |publisher=Huffpost |date=2014-08-23 |accessdate=2020-06-12 }}</ref>。作者の出身地の[[富山県]]では身近な和菓子であり、お祝いごとや[[法事]]の際に、どら焼きを贈る習慣がある<ref>{{Cite web |和書 |title=高岡 ドラえもん関連施設に注目 コラム「富山県とどら焼きのおいしい関係」 |url=http://www.info-toyama.com/loculture/vol05/page04.html |accessdate=2020-06-12 |author=富山観光・地域振興局 観光課 |website=ロカルちゃ!富山 |publisher=富山観光連盟 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20130926165308/http://www.info-toyama.com/loculture/vol05/page04.html |archivedate=2013-09-26 }}</ref>。
 
[[タイアップ]]商品として、かつては[[山崎製パン]]<ref>[[南博 (社会心理学者)|南博]](編)『現代社会の心理(1) ドラえもん研究 子どもにとってマンガとは何か』ブレーン出版、1981年、186頁。</ref>などからドラえもんにちなんだどら焼きが製造販売されていた。2020年(令和2年)時点では[[文明堂東京|文明堂]]よりドラえもんの焼印を付けたどら焼き「'''ドラえもん どら焼き'''」が毎年販売されており、3月の[[劇場版ドラえもん|劇場版]]の時期及び、ドラえもんの誕生月とされる9月に販売される。なお、『ドラえもん』作中では「'''ドラ焼き'''」「'''ドラヤキ'''」「'''どらやき'''」などと表記される。
 
2014年(平成26年)に放送開始された米国版ドラえもんでは、どら焼きは「'''ヤミー・バン'''(yummy bun){{Efn|おいしい[[バンズ|パン]]。}}」という名称に変更される<ref>{{Cite web |和書 |url=https://news.yahoo.co.jp/articles/9f783e5e1f1805aa228162add8e1dff21edf4ee5 |title=『ドラえもん』はアメリカでも人気を得られるか? 今夏から「米国版」放送開始 |accessdate=2024-06-03 |date=2014-05-6 |website=THE PAGE |publisher=[[Yahoo! JAPAN]] }}</ref>。
 
派生作品である[[タイムトラベル]]ものの『[[ドラえもんの派生作品|ドラえもんなぜなに探検隊]]』では、[[12世紀]]の日本にタイムトラベルしたドラえもんが前記の弁慶がどら焼きを発明する場面に遭遇するシーンがある。「どら焼き伝説を追え!」{{Efn|2009年(平成21年)12月31日放送。}}の回でもどら焼きの歴史について語られている<ref>{{Cite web |和書 |url=https://douga.tv-asahi.co.jp/program/13510-13509/13664 |title=ドラえもん どら焼き伝説を追え! |accessdate=2024-06-03 |website=[[テレ朝動画]] |publisher=[[テレビ朝日]] }}</ref>。
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{reflist}}
{{Notelist}}
=== 出典 ===
{{Reflist}}
 
== 関連項目 ==
{{Commonscat}}
* [[カステラ]]
* [[今川焼き]]
* [[たい焼き]]
* [[ホットケーキ]]
 
{{DEFAULTSORT:とらやき}}
 
[[Category:平鍋菓子]]
[[Category:アズキ料理]]