「九八式十糎高角砲」の版間の差分

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|砲身長||6,500mm(65[[口径]])
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|初速||1,000m/s
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|最大射程||18,700m<br/>(19,500mとする資料もある)
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|}
</div>
'''九八式十糎高角砲'''<ref name="19450523naireihei24" />(きゅうはちしきじっせんちこうかくほう)は、[[大日本帝国海軍|日本海軍]]が開発した[[高射砲|高角砲]]。通称、'''長10センチ高角砲'''。(又は長10センチ砲)[[1938年]]([[昭和]]13年)に採用された。
 
== 概要 ==
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=== 連装砲架 ===
; A型
: [[航空母艦|空母]][[大鳳 (空母)|大鳳]]」搭載。盾付きであったとされている。動力は15kWモーター。
; A型改1
: [[巡洋艦]]用。波よけ盾付き。[[軽巡洋艦]]「[[大淀 (軽巡洋艦)|大淀]]」搭載。
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: 空母用。[[煤煙]]よけ盾付き。「大鳳」に搭載されていたとされる。
; A型改3
: [[戦艦]]用。[[爆風]]よけ盾付き。戦艦(後に空母)「[[信濃 (空母)|信濃]]」搭載される予定であった。動力を40馬力水力発動機とする。
 
=== 連装砲塔 ===
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== 搭載艦船 ==
本砲は、[[秋月型駆逐艦]]の[[主砲]]として有名であるも使用された。しかし生産能力の関係から、[[駆逐艦]]以外で搭載することができたのは[[航空母艦|空母]][[大鳳 (空母)|大鳳]]」と[[軽巡洋艦]][[大淀 (軽巡洋艦)|大淀]]」のみだった。また、戦後、[[高雄市]]の防空[[砲台]]に配備されていた2基の本砲が、戦後に[[戦利艦|賠償艦]]として[[日本]]から[[中華民国]]に[[戦利艦|賠償艦]]として引き渡されたのち[[中華民国海軍]]の[[駆逐艦]]「丹陽」となった陽炎型駆逐艦「[[雪風 (駆逐艦)|丹陽雪風]]」(雪風)に搭載してされ運用されていたことが明らかになっている<ref>『歴史群像太平洋戦史シリーズ Vol.45 帝国海軍真実の艦艇史 未発表写真と綿密な考証で明かされる秘められた新事実の数々』(学習研究社、2004年) ISBN 4-05-603412-5 第1章 台湾海軍の旧「雪風」は九八式10センチ高角砲を搭載していた!(田村俊夫) p96~p106</ref>。
* 空母:「[[大鳳 (空母)|大鳳]]
* 軽巡洋艦:「[[大淀 (軽巡洋艦)|大淀]]
* 駆逐艦:[[秋月型駆逐艦]](乙型)
 
== 脚注 ==
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* 長谷川藤一『軍艦メカニズム図鑑 日本の航空母艦』([[グランプリ出版]]、1997年) ISBN 4-87687-184-1
* 『歴史群像太平洋戦史シリーズ Vol.22 空母大鳳・信濃』(学習研究社、1999年) ISBN 4-05-602062-0
* 海軍砲術史 (海軍砲術史刊行会 (水交会内)、1975年) [https://issndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001201458-00 JP番号 72005943]
 
== 関連項目 ==