「東京都交通局10-300形電車」の版間の差分
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{{Pathnav|JR東日本E233系電車}}
}}
{{鉄道車両
| 車両名 = 東京都
| 背景色 = #0a952b
| 文字色 = #FFFFFF
| 画像 = Toei
| 画像サイズ=300px
| 画像説明=
| 運用者 = [[東京都交通局]]
| 製造所 = [[東急車輛製造]](1・2次車
| 製造年 =
| 製造数 = ・10-300形
| 運用開始 = 2005年1月20日(10-300R形)<br />2005年5月21日(10-300形)
|
|
| 投入先 = [[都営地下鉄新宿線|新宿線]]<br/>京王線系統
| 編成 = 10両編成<br />8両編成(運用終了)
| 軌間 = 1,372 mm([[4フィート6インチ軌間|馬車軌間]])
| 電気方式 = [[直流電化|直流]]1,500V([[架空電車線方式]])
| 最高運転速度 = 都営新宿線内 75 km/h<br />京王線内 110 km/h
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| 常用減速度 = 4.0 km/h/s
| 非常減速度 = 4.5 km/h/s
| 編成定員 = ・いずれも10-300形<br/>10両編成(1・2次車)1,456(座席516)人<br />10両編成(3
| 車両定員 = 本文参照
| 自重 = 23.8 - 30.1t
| 編成重量 = ・いずれも10-300形<br/>10両編成278.8t<br/>8両編成225.9t
| 全長 = 先頭車 20,150 mm<br />中間車 20,000 mm
| 全幅 = 2,770
| 全高 = 4,036.5 mm(冷房装置キセ上面)<br />4,085 mm(パンタグラフ折りたたみ)
| 床面高さ = 1,130 mm(下記以外)<br />1,150 mm(10-300R形中間車)
| 車体材質 = [[オールステンレス車両|軽量ステンレス]]
| 台車 = 軸梁式ボルスタレス台車(下記以外)<br />ボルスタ付円筒案内方式台車(10-300R形中間車)
| 主電動機 = [[かご形三相誘導電動機]](10-300形)<br />[[直巻整流子電動機|直流直巻電動機]](10-300R形)
| 主電動機出力 = 95kW(10-300形)<br />165kW(10-300R形)
| 駆動方式 = [[TD平行カルダン駆動方式|TD平行カルダン]](10-300形)<br />[[WN平行カルダン駆動方式|WN平行カルダン]](10-300R形)
| 歯車比 = 99:14 = 7.07(10-300形)<br />85:16 = 5.31(10-300R形)
| 編成出力 = <!-- 複雑化するので除去 -->
| 制御方式 = [[可変電圧可変周波数制御|VVVFインバータ制御]](10-300形)<br />[[電機子チョッパ制御]](10-300R形)
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| 備考 =
}}
'''東京都交通局10-300形電車'''(とうきょうとこうつうきょく10-300がたでんしゃ)は、[[2005年]]([[平成]]17年)[[5月21日]]より営業運転を開始した、[[東京都交通局]]([[都営地下鉄]])[[都営地下鉄新宿線|新宿線]]
本項では、先頭車のみ製造された'''10-300R形電車'''(10-300Rがたでんしゃ)についても記述する。[[国土交通省]]内における書類上でも同様に10-300形・10-300R形とそれぞれ個別に記されている。
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日本の通勤形電車として標準的な全長20 m級・片側4扉車体の基本設計は、[[オールステンレス車両#軽量ステンレス工法の普及|軽量ステンレス製構体]]や[[TIMS|列車情報管理装置 (TIMS)]] の採用など、[[JR東日本E231系電車]]で採用された設計技術をベースにしており、開発・製造コストの抑制を図っている<ref name="Fan2005-5-1"/>。新宿線の[[車両限界]]に合わせて車体幅が狭いほかは類似した印象の外観を持つが、先頭部はオリジナルの[[デザイン]]を採用している<ref name="Train2008-1-1">エリエイ「とれいん」2008年1月号MODELERS FILE「東京都交通局10-300形」44-45頁記事。</ref>。本形式は「[[ライフサイクルコスト]]低減」と「人と[[環境]]にやさしい車両」を[[概念|コンセプト]]に設計した<ref name="Fan2005-5-1"/>。また、車体には基本的に[[リサイクル]]可能な材料を採用しているほか、車内では[[バリアフリー]]に配慮した設備を有している<ref name="Fan2005-5-1"/>。
なお、本形式は[[編成 (鉄道)|編成]]すべてが新造車の'''10-300形'''と、先頭車両のみ新造車で中間車は既存の10-000形である'''10-300R形'''の2つに大別される<ref name="Fan2005-5-1"/>。Rは、改修する('''R'''
製造メーカーは大部分が[[東急車輛製造]]・[[総合車両製作所]]横浜事業所
本項では、東京都交通局が監修した資料([[交友社]]「[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]」2006年1月号・2009年3月号)に基づき、編成表記は[[本八幡駅|本八幡]]方先頭車の表記を、編成番号は第31編成から記載する。
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[[2013年]](平成25年)度から増備されている3次車以降については[[JR東日本E233系電車|E233系]]2000番台がベースとなり、仕様が大きく異なることから、本項目では[[#3次車以降|別途記載]]する。
10-300R形は[[2015年]](平成27年)より[[廃車 (鉄道)|廃車]]が開始され、[[2017年]](平成29年)[[2月14日]]をもって営業運転を終了した([[#10-300R形の代替|後述]])<ref name="rail.hobidas rmn 2017/02/10-300r_1">[http://rail.hobidas.com/rmn/archives/2017/02/10-300r_1.html 【東京都】10-300R形 引退する] {{Wayback|url=http://rail.hobidas.com/rmn/archives/2017/02/10-300r_1.html |date=20170215085743 }} 2017年2月15日 鉄道ホビダス RMニュース</ref>。
== 形式別解説 ==
=== 10-300形 ===
第37 - 48編成(編成表記は10-370F - 10-480F)の8両編成12本(96両)が製造され、8両すべてが新造車両で構成される<ref name="Fan2005-5-1"/>。車体の帯は[[日本の鉄道ラインカラー一覧|新宿線のラインカラー]]であるリーフグリーン(黄緑色)の太帯を基本として、ダークブルー(紺色)の細帯の2色が配される<ref name="Fan2005-5-1"/>。
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制御方式はE231系500・800番台と同等の[[三菱電機]]製3レベル[[絶縁ゲートバイポーラトランジスタ|IGBT]][[半導体素子|素子]]による[[可変電圧可変周波数制御|VVVFインバータ制御]]を採用した<ref name="Fan2005-5-3"/><ref name="Train2008-1-2">エリエイ「とれいん」2008年1月号MODELERS FILE「東京都交通局10-300形」46-47頁記事。</ref>。制御装置外観形状はE231系通勤形が搭載するSC60形タイプと同じである<ref name="Train2008-1-2"/>。[[回生ブレーキ]]のほか、[[純電気ブレーキ]]機能も有する。<!--モーター音や制御装置の音-→のように表記します-->また一定速度以上の走行時にマスコンハンドルを「P4」位置から「P2」位置にすると[[定速運転]]となる。[[かご形三相誘導電動機|主電動機]]は[[東洋電機製造]]製のTIM-10形(出力95kW、端子電圧1,100V、電流68A、定格回転数2,350rpm)で、名称は異なるもののE231系などのMT73形と同一である<ref name="Train2008-1-2"/>。
[[鉄道車両の台車|台車]]もE231系用のDT61・TR246形をベースに開発した軸梁式ボルスタレス台車である<ref name="Fan2005-5-3">交友社「鉄道ファン」2005年5月号新車ガイド「東京都交通局10-300形」104-106頁。</ref><ref name="Train2008-1-2"/><ref name="Hobidas-DaishaKinei">[https://web.archive.org/web/20201021020857/https://rail.hobidas.com/bogie/archives/2006/01/t10bt10d10300.html T-10B T-10D/東京都交通局10-300形](鉄道ホビダス台車近影・インターネットアーカイブ)。</ref>。ただし、新宿線の[[軌間]]にあわせて1,372mm用としたほか、[[ホイールベース|軸距]]は10-000形と同じ2,200mmとされている点が異なる<ref name="Train2008-1-2"/><ref name="Hobidas-DaishaKinei"/>。電動車はTS-1029形(交通局形式T-10B形)・付随車と先頭車の連結面寄りはTS-1030形(T-10C形)を使用し、先頭車の前面用には[[留置ブレーキ|駐車ブレーキ]]を装備したTS-1030A形(T-10D形)が使用される<ref name="Fan2005-5-3"/><ref name="Hobidas-DaishaKinei"/>。[[摩擦ブレーキ|基礎ブレーキ]]は、電動車が片押し式[[踏面ブレーキ]]、付随車が片押し踏面併用の[[ディスクブレーキ]]としている<ref name="Fan2005-5-3"/>。また、これらの台車は今後の京王線での高速運転を考慮して[[蛇行動#ヨーダンパ|ヨーダンパ]]が設置可能な構造としている<ref name="2005-5">ネコ・パブリッシング「レイルマガジン」2005年5月号NEW COMER GUIDE「東京都交通局10-300形」pp.143 - 147。</ref><ref name="Hobidas-DaishaKinei"/>。
補助電源装置は[[富士電機システムズ]]製のIGBT素子を使用した[[静止形インバータ]] (SIV・[[三相交流]]440V出力・容量210kVA) <ref name="FUJI2005-78">{{PDFlink|[https://web.archive.org/web/20210709190321/https://www.fujielectric.co.jp/about/company/jihou_2005/pdf/78-01/03.pdf 富士時報 2005年Vol.78]}}(インターネットアーカイブ)。</ref>を編成で2台搭載し、[[圧縮機|電動空気圧縮機]] (CP) は[[クノールブレムゼ]]社製の都営地下鉄では初めての[[スクリュー]]式を採用し、編成で2台搭載する<ref name="Train2008-1-2"/>。[[二次電池|蓄電池]]は両先頭車に搭載する。[[集電装置|パンタグラフ]]は都営地下鉄で初めてシングルアーム形を採用し、末尾1と7の車両に2台、末尾5の車両に1台搭載した(10両編成では末尾1と5と7の車両に2台)。パンタグラフはE231系で使用されているPS33B形に似た形状であるが、バネカバーやイコライザー取り付け枠の形状などが異なる<ref name="Train2008-1-1"/>。
E231系と同様に[[TIMS]] を搭載している<ref name="Fan2005-5-3"/>。これにより各機器の[[インタフェース (情報技術)|インタフェース]]を行うことで車両間[[配線]]や艤装の簡略化、車両の軽量化を図っている<ref name="Fan2005-5-3"/>。乗務員支援機能としては出庫点検機能の自動化、また月検査の各試験項目をTIMSによる自動点検機能を設けている<ref name="Drive2005-7"/>。
[[操縦席|運転台]]にはTIMSモニタ表示器を設置するが、JR車と異なり京王線で使用するTNS装置モニタ表示器も搭載しており、ATC導入前は前後駅の発着時刻はTIMSモニタ画面ではなく隣接のTNS装置モニタ画面に表示されていた。(その後、ATC化に伴い使用停止となった。)画面上での号車番号は車両番号の一の位の数字と一致しており、将来の10両化を見据えて3番目と4番目が欠けた状態になっていた。(一部編成では埋められた。)
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前面・側面には[[発光ダイオード|LED]]式の[[方向幕|種別行先表示器]]を設置している。[[書体]]は前面の[[列車番号|運行番号]]表示器も含めて[[ゴシック体]]である。側面の行先表示器は70km/hを超えると自動的に消灯する。
[[車内放送|自動放送音声]]搭載され、車外放送用に[[発車メロディ|乗車促進チャイム]]を搭載する。登場当初は電子音のベルだったが、その後チャイムに変更された。[[ドアチャイム]]
[[車椅子スペース]]は先頭車両と同車両から2両目(車両末尾-0,1,8,9)に設置されており、編成では4か所となる<ref name="Fan2005-5-3"/>。車両間の[[貫通扉]]は都営地下鉄では初めて傾斜式戸閉機構とされた。
<gallery widths="200">
ファイル:Toei Series10-300 10-470.jpg| 10-300形1・2次車<br>(2023年11月14日 [[桜上水駅]])
ファイル:Toei Subway 10-300 series 20161201.jpg|京王相模原線に乗り入れる10-300形<br>(2016年12月1日 [[京王稲田堤駅]])
ファイル:Toei10440 cab.jpg|京王ATC導入前の10-300形運転台(2006年)。左がTIMSモニタで、表示が消えている右のモニタがTNS装置のモニタ。
</gallery>
=== 10-300R形 ===
導入コストの低減および経年の浅い中間車の有効活用のため、東京都交通局は第31 - 36編成については当初6両だった10-000形第01 - 18編成の8両化の際に増備された[[1986年]]([[昭和]]61年)製の14両および[[1988年]](昭和63年)製の22両のオールステンレス車(すべて中間電動車)を更新改造し、先頭車のみ保安装置の更新のため交換するという手法を採用した。10-300R形とはその先頭車12両(車両番号は10-310 - 10-360と10-319 - 10-369)のことを指す。
なお、本形式と同様に、同一編成内に新造車と従来車が連結されている地下鉄車両としては[[名古屋市交通局3050形電車]](3159編成。2019年に廃車)がある。
基本的な車体構造は10-300形先頭車とほぼ同じである。台車は10-300形と同様の軸梁式ボルスタレス台車で、先頭部は駐車ブレーキ付きのTS-1030形(T-10C形)、連結面は異なるTS-1030B形(T-10E形)を使用している。
10-300形との最大の違いは、10-000形と編成を組成するため、内部のメカニズムを10-000形7・8次車(10-250F - 10-280F)と同様としたことである<ref name="Fan2005-5-3"/>。そのため、行先表示・運行番号設定器や空気式のドアエンジン、ドアチャイム、車内案内表示器、自動放送機器など従来車と同様の機器を採用して互換性を持たせている<ref name="Fan2005-5-3"/>。運転室ではスイッチと表示灯が10-300形より多くなっているほか、TIMSモニタ画面は搭載されず、[[フルカラー]]TNS装置モニタ画面のみが搭載されている。
ただし、10-000形の低圧補助回路は三相交流200Vであるが、10-300R形の補助回路には三相交流440Vを使用するため、昇圧[[変圧器]]を設置している<ref name="2005-5" />。これにより、10-300形の電気品を使用可能とし、部品の共通化を図っている<ref name="2005-5" />。
==== 暫定編成 ====
10-300R形は前述通り10-000形のうち経年の低い中間車で構成されるが、この中間車は6両編成の8両化に際して増備されたもので、1編成あたり2両しかなかった。つまり、10-300R形1編成を組むのに10-000形は3編成が必要になる。また10-300形はATC更新までは営業運転に就けないため、編成を組もうとすると編成不足になる。そこで、ATCの更新や10-300形の増備までの間、まず先頭車両のみを新造車両に置き換え、残り6両はそのままとする暫定編成を組んで営業運転に就いていた。この間の暫定編成は以下の通りで、10-300形より一足早い2005年1月20日から営業運転を開始した<ref name="Fan2005-4">交友社「鉄道ファン」2005年4月号新車速報「東京都交通局10-300形」74-77頁。</ref>。
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* 10-360F:10-060F
==== 正規編成化 ====
ATCの更新に伴い10-300形が営業運転に就き、編成に余裕が出たため、暫定編成を解いて前述の通り経年の低い中間車を組み込む正規編成化が行われた。新たに組み込まれた中間車は車体修繕と主制御器の更新修繕、[[火災]]対策に対応した改修工事を実施した<ref>交友社「鉄道ファン」2006年1月号参照。</ref>。これに合わせて[[鉄道の車両番号|車両番号]]は10-300番台に改番されている。
#補助電源装置である静止形インバータ (SIV) の新設<ref name="FUJI2006-79">{{PDFlink|[https://web.archive.org/web/20210709185227/https://www.fujielectric.co.jp/about/company/jihou_2006/pdf/79-01/03.pdf 富士時報 2006年Vol.79]}}(インターネットアーカイブ)。</ref>(10-3x2・10-3x6・三相交流200V出力・容量210kVA)
# パンタグラフの1基化 (10-3x5)
# [[つり革]]を先頭車と同一のものに統一
#
# 車内[[スピーカー]]の更新と車外スピーカーの新設
# 種別表示器を塞ぎ、行先表示器を種別・行先一体表示の[[発光ダイオード|LED]]式への変更
# 車内の化粧板は基本的に交換されていないが、火災対策として床敷物を[[ポリ塩化ビニル|塩化ビニル]]材から[[ゴム]]素材に変更し、また天井の一部については更新した。また、戸当たりゴムが黒に変わっている。
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* 10-350F:2006年9月
* 10-360F:2006年12月
<gallery widths="200">
File:Model_10-300R_of_Toei.JPG|10-300R形<br>(2006年5月16日 [[京王多摩センター駅]])
File:Toei10330 cab.jpg|10-300R形運転台。右の縦長の箱はATC進路表示器。
File:Tokyo-Met-EC10-300-Tc2.jpg|暫定編成時代の10-300R形先頭車と中間車(2005年2月26日 [[笹塚駅]])
File:Toei10330 sideled.jpg|塞がれた種別表示器(左)と、LED化され種別も表示する行先表示器(右)
</gallery>
== 10-300形と10-300R形の共通点・相違点 ==
=== 共通点 ===
==== 外観 ====
先頭車の前面はステンレスの骨組構成で、これを[[繊維強化プラスチック|FRP]]成形品で覆う構造である<ref name="Fan2005-5-1"/>。前面FRP成形品は、シルバー塗装とすることで車体との一体感を持たせているほか、側面にはアクセントとして16本のビード成形ラインを入れた<ref name="Train2008-1-1"/><ref name="Drive2005-7">日本鉄道運転協会「運転協会誌」2005年7月号新型車両プロフィールガイド「東京都交通局都営新宿線用10-300形車両の概要」pp.29 - 32 。</ref>。地下鉄線内における[[非常口]]([[プラグドア]])は車掌台側にオフセットさせ、[[操縦席|運転席]]からの広い視界を確保している<ref name="Fan2005-5-1"/>。フロントガラスは横方向に大きく曲線をとり、さらに後退角をつけている<ref name="Train2008-1-1"/>。[[前照灯|ヘッドライト]]は上部へ2灯まとめ、前面識別帯の下に[[尾灯]]と[[通過標識灯|識別灯]](急行灯)を[[スリット]]状にして配置した<ref name="Train2008-1-1"/>。
車体断面は台形形状としており、[[台枠]]上部から屋根に向かって内側に傾斜させ、上部にある[[樋|雨樋]]を[[車両限界]]内に納める構造としている<ref name="Fan2005-5-1"/>。さらに床面高さは1,130mmと従来車両よりも低くし、[[車椅子]]での出入りを考慮して客用ドア下部のクツズリ部に[[スロープ]](傾斜)をつけている<ref name="Fan2005-5-1"/>。
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==== 乗務員室 ====
[[Image:Toei10-300cab keioatcincluded.jpg|thumb|240px|right|京王形ATC搭載後の10-300R形の運転台。TNSモニタのあった部分に京王ATCの表示板が搭載された。]]
[[操縦席|乗務員室]]内はライトグレーの色調としている。室内奥行きは1,910mmとやや広めに確保した。運転台は、10-000形や[[京王電鉄]]の各系列に合わせて両手で操作するタイプの[[デッドマン装置]]付T字型[[マスター・コントローラー#ワンハンドルマスコン|ワンハンドルマスコン]]を採用した([[力行]]1 - 4・常用ブレーキ1 - 7段・非常)<ref name="Fan2005-5-3"/>。
227 ⟶ 221行目:
=== 相違点 ===
# 帯の配色
#* 10-300形
#* 10-300R形
# 走行機器
#* 10-300形
#* 10-300R形
# LED車内案内表示器の仕様と配置<ref name="Fan2005-5-3"/>
#* 10-300形:E231系と同仕様で、全てのドア上に設置されている。
#* 10-300R形
# ドアエンジン<ref name="Fan2005-5-3"/>
#* 10-300形:スクリュー軸を利用した安全装置付きの電気式。
#* 10-300R形:空気式だが、先頭車のみ戸閉め弱め機構が付いている。
# ドアチャイム<ref name="Fan2005-5-3"/>
#* 10-300形:E231系と同じ。
#* 10-300R形:10-000形と同じ。
#
#* 10-300形:[[ゴシック体]]。
#* 10-300R形:[[明朝体]]。
=== 10両編成化(2次車) ===
[[2009年]]末時点では全編成が8両編成だったが、[[2010年]](平成22年)[[2月22日]]に発表された東京都交通局次期経営計画「ステップアップ2010」<ref>{{PDFlink|「[https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/information/plan/pdf/stepup2010.pdf 東京都交通局経営計画 ステップアップ2010]」}}</ref>において、2010年度(平成22年度)に新宿線車両のうち4編成が10両編成化されると記載された。
その後、2010年6月1日より都営新宿線で都営車による10両編成の列車を運転するという発表があり<ref>[https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/subway/2010/sub_i_201005261_h.html 新宿線車両を一部10両編成化します ~6月1日より順次導入~] {{Wayback|url=https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/subway/2010/sub_i_201005261_h.html |date=20220507114601 }} 2010年5月26日 東京都交通局</ref>、同日より新造中間車2両(2次車)を組み込んで10両編成となった10-300形が運用を開始した<ref>[http://railf.jp/news/2010/06/02/154500.html 10連化された10-300形が営業運転を開始] {{Wayback|url=http://railf.jp/news/2010/06/02/154500.html |date=20100604060746 }} 2010年6月2日 railf.jp</ref>。これは都営新宿線の輸送力増強と混雑緩和を目的としたものである。
当初の10-300形は8両編成(5M3T)で製造されたが、元々10両編成化(6M4T)とすることを想定しており、その際にはM1車(末尾4の車両)とT1車(末尾3の車両)を製造することを計画していた。しかし、実際に10両編成化をするにあたっては1次車の構造上以下の問題点があり、この計画を変更することとなった<ref>いずれも日本鉄道車両機械技術協会「R&m」研究と開発「東京都交通局 10-300形車両10両編成化の概要」参照。</ref>。
; パンタグラフの離線対策
10-300形では車両間をまたぐ「高圧引き通し線」がなく、単独制御のM1車(末尾5の車両)においてはパンタグラフ1台で自車のみに給電をしていた
このため、新製する電動車には2台のパンタグラフと自車に加えて、単独制御のM1車(末尾5の車両)にも電源を供給できる構造の車両とした。
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; 新製する中間車の仕様
この2つの問題点を解決するために10両編成化は計画を変更して
*
** 車両番号末尾を4に改番
** パンタグラフと主開閉器(Main Switch)を撤去
** 新たに製作したM1車(新・末尾5の車両)からジャンパー連結器を経由して制御装置に電源を供給する高圧回路を設置。
* 新たに製作する中間車はT車(末尾3の車両)とM1車(新・末尾5の車両)とされた。
** T車(末尾3の車両)は既存のT車(末尾6の車両)に相当する付随車である(主要機器非搭載)。
** M1車(新・末尾5の車両)は自車用の1C4M1群制御のVVVFインバータ装置と離線対策からパンタグラフ2台を搭載している。先述のように隣接する単独制御のM1車(旧・末尾5の車両→4の車両に改番)に高圧回路を供給するジャンパー連結器も装備している。
この10両化用に新製した中間車は、基本的に従来車両とほぼ同一の仕様で製造されている。ただし、[[ユニバーサルデザイン]]を考慮して車内において以下の点で仕様の見直しが実施されている。
293 ⟶ 278行目:
<gallery widths="180" style="font-size:90%;">
ファイル:Toei 10-300 20101216.jpg|先頭車には10両編成であることを示すステッカーが貼られた。
ファイル:Toei 10-300 new model Inside.jpg|新製された中間車の車内
</gallery>
== 3次車以降 ==
=== 3次車 ===
[[ファイル:Toei
東京都交通局では[[2010年]](平成22年)に策定した「東京都交通局経営計画ステップアップ2010」において、サービス向上を目的として都営新宿線の混雑緩和を行うことを発表した<ref name="Drive2013-9-1">日本鉄道運転協会「運転協会誌」2013年9月号新型車両プロフィールガイド「東京都交通局都営新宿線10-300形3次車の概要」46-47頁記事。</ref>。これを踏まえ、2013年(平成25年)度に在来車両8両編成3本(24両)を10両編成3本(30両)の新型車両に更新することとした<ref name="Drive2013-9-1"/>。第49編成(10-490F) - 第51編成(10-510F)に当たる車両である<ref name="R&M2014-3"/>。車両価格は3編成で「32億6,400万円」(消費税抜・1編成あたり
こうして2013年度に増備された10-300形は3次車にあたるもので、ベースとなる車種を
車体構造は、万が一の側面[[列車衝突事故|衝突事故]]発生時の安全性向上を目的として、車体強度の向上が図られている<ref name="Drive2013-9-1"/>。外観デザインは 新車であることが明確に分かるデザイン、側面は今後導入が考えられる[[ホームドア]]を設置した場合を考慮して車両上部を強調できるものとした<ref name="Drive2013-9-1"/>。
320 ⟶ 304行目:
<gallery widths="180" style="font-size:90%;">
Image:Toei 10-490 inside.jpg|
Image:Seat of Toei 10-490.jpg|
Image:Priority seat of Toei 10-490.jpg|
Image:Seat of Toei 10-490 wheelchair-space.jpg|
ファイル:Tokyo-to 10-300 series 10-490F LCD.jpg|
File:Toei_10-490F_sideboard_20131012.jpg|10-490Fからは、行き先表示装置は前面・側面ともフルカラーLED式となった。
</gallery>
=== 4次車 ===
[[ファイル:Toei_Type10-300.jpg|thumb|240px|right|2017年度に増備された第58編成(10-580F)<br
第52編成(10-520F)から第60編成(10-600F)に当たる車両で、初めに2015年度に3編成が導入され、2015年(平成27年)5月19日から営業運転を開始した<ref>[https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/subway/2015/sub_p_201505084942_h.html 都営新宿線に新造車両がデビューします] {{Wayback|url=https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/subway/2015/sub_p_201505084942_h.html |date=20230407042015 }} 東京都交通局 2015年5月8日</ref>。
3次車からの変更点として、運転士側前面ガラス下部にある東京都マークを白色から緑色に、また行先表示器横にある「10CARS」表記を貫通扉上部に変更した<ref name="RM2015-8">[[ネコ・パブリッシング]]『[[レイルマガジン]]』2015年8月号「東京都交通局10-300形4次車」pp.126 - 127。</ref>。車体側面では黄緑色の細帯を追加し、合わせて客用ドア部、乗務員室扉部にも紺色を含む帯を貼り付けした<ref name="RM2015-8"/>。走行機器などは3次車と同等であるが、空気圧縮機(CP)はスクリュー式から、オイルフリーレシプロ式に変更した<ref name="RM2015-8"/>。
車内の全てのドア上部に、3次車から採用されている案内用画面に加えて、新たに広告用画面(愛称・地下っ都ビジョン)が設置されて2画面構成となり、広告画面では一般の企業広告や、東京都からの啓発ムービーが放映されている<ref name="RM2015-8"/>。
また、2016年度には3編成が導入され、2016年5月9日から営業運転を開始した。2016年度増備編成には車内に防犯カメラの設置に向けての工事が行われた。2017年度にも3編成が導入された<ref name=sub_i_201707077478_h>[https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/subway/2017/sub_i_201707077478_h.html 都営新宿線 車両新造に伴う編成両数の変更について] {{Wayback|url=https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/subway/2017/sub_i_201707077478_h.html |date=20220521095659 }}(2017年7月7日 東京都交通局プレスリリース)</ref>。
=== 5次車 ===
[[ファイル:Toei Series10-300 10-
第61編成(10-610F)から第64編成(10-640F)に当たる車両で、車両メーカーとの契約の都合上、4次車の2016〜17年度増備車と並行しており、16年度と17年度でそれぞれ2編成ずつ導入されている。この5次車ではサービス向上やイメージチェンジを狙い、座席前の握り棒をステンレスパイプから青く彩色したディンプル加工を施したものに変更された。また、座席の背もたれも従来の紅葉をイメージした黄色の柄から鮮やかな緑の柄へと変更された<ref name=sub_i_201707077478_h />。また、前照灯がLEDに変更されている。
車両価格は2017年度車(第58 - 60・63・64編成)の5編成で「59億3,500万円」(消費税抜・1編成あたり
=== 6次車 ===
[[ファイル:10-650F 車内.jpg|代替文=2021年度増備の6次車の車内。防犯カメラが車両中心部天井に設置されている|サムネイル|10-650F(6次車)の車内。車両中部天井に防犯カメラが設置されている。]]
第65編成(10-650F)以降に当たる車両で、新宿線の全編成10両化に伴い、2021年度より導入され、2021年11月28日から営業運転を開始した
== 編成表 ==
2023年4月1日現在<ref>私鉄車両編成表2023([[交通新聞社]])</ref>
; 10-300形(8両編成) 編成表
{| class="wikitable" summary="10-300形 編成表" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;"
|-style="border-bottom:solid 4px #6cbb5a;"
376 ⟶ 360行目:
|}
;
; 10-300形(10両編成
{| class="wikitable" summary="10-300形 編成表" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 1em 3em;"
|-style="border-bottom:solid 4px #6cbb5a;"
424 ⟶ 407行目:
|-
! 車両番号
| 10-499<br />10-509<br />10-519<br />10-529<br />10-539<br />10-549<br />10-559<br />10-569<br />10-579<br />10-589<br />10-599<br />10-609<br />10-619<br />10-629<br />10-639<br />10-649<br />10-659<br />10-669<br />10-679<br />10-689<br />10-699<br />10-709<br />10-719<br />10-729
| 10-498<br />10-508<br />10-518<br />10-528<br />10-538<br />10-548<br />10-558<br />10-568<br />10-578<br />10-588<br />10-598<br />10-608<br />10-618<br />10-628<br />10-638<br />10-648<br />10-658<br />10-668<br />10-678<br />10-688<br />10-698<br />10-708<br />10-718<br />10-728
| 10-
| 10-496<br />10-506<br />10-516<br />10-526<br />10-536<br />10-546<br />10-556<br />10-566<br />10-576<br />10-586<br />10-596<br />10-606<br />10-616<br />10-626<br />10-636<br />10-646<br />10-656<br />10-666<br />10-676<br />10-686<br />10-696<br />10-706<br />10-716<br />10-726
| 10-495<br />10-505<br />10-515<br />10-525<br />10-535<br />10-545<br />10-555<br />10-565<br />10-575<br />10-585<br />10-595<br />10-605<br />10-615<br />10-625<br />10-635<br />10-645<br />10-655<br />10-665<br />10-675<br />10-685<br />10-695<br />10-705<br />10-715<br />10-725
| 10-494<br />10-504<br />10-514<br />10-524<br />10-534<br />10-544<br />10-554<br />10-564<br />10-574<br />10-584<br />10-594<br />10-604<br />10-614<br />10-624<br />10-634<br />10-644<br />10-654<br />10-664<br />10-674<br />10-684<br />10-694<br />10-704<br />10-714<br />10-724
| 10-493<br />10-503<br />10-513<br />10-523<br />10-533<br />10-543<br />10-553<br />10-563<br />10-573<br />10-583<br />10-593<br />10-603<br />10-613<br />10-623<br />10-633<br />10-643<br />10-
| 10-492<br />10-502<br />10-512<br />10-522<br />10-532<br />10-542<br />10-552<br />10-562<br />10-572<br />10-582<br />10-592<br />10-602<br />10-612<br />10-622<br />10-632<br />10-642<br />10-652<br />10-662<br />10-672<br />10-682<br />10-692<br />10-702<br />10-712<br />10-722
| 10-491<br />10-501<br />10-511<br />10-521<br />10-531<br />10-541<br />10-551<br />10-561<br />10-571<br />10-581<br />10-591<br />10-601<br />10-611<br />10-621<br />10-631<br />10-641<br />10-651<br />10-661<br />10-671<br />10-681<br />10-691<br />10-701<br />10-711<br />10-721
| 10-490<br />10-500<br />10-510<br />10-520<br />10-530<br />10-540<br />10-550<br />10-560<br />10-570<br />10-580<br />10-590<br />10-600<br />10-610<br />10-620<br />10-630<br />10-
|}
518 ⟶ 441行目:
| 10-310<br />10-320<br />10-330<br />10-340<br />10-350<br />10-360
|}
*2015年度廃車:10-340編成、10-350編成
*2016年度廃車:10-360編成、10-310編成、10-320編成、10-330編成
*2022年度廃車:10-380編成、10-400編成、10-410編成、10-420編成、10-430編成、10-440編成
{| style="float:left; text-align:left; margin:0em 2em 2em 3em;"
543 ⟶ 463行目:
== 運用 ==
[[2005年]]に登場して以来、10-300形・10-300R形は10-000形とともに[[本八幡駅|本八幡]] - [[新宿駅#京王電鉄(京王新線)・東京都交通局(都営地下鉄新宿
2010年6月1日からは一部編成が10両編成となったため、京王線・京王相模原線直通の急行など10両編成の運用にも使用されてい
2013年2月22日のダイヤ改定以降は、平日の夕方に本八幡 - 新宿間各停、新線新宿 - 調布間急行、調布 - 高尾山口間各停という列車が4本設定された。このうち、新線新宿 - 調布間では'''急行調布行'''とな
2018年2月22日のダイヤ改正より京王八王子駅に乗り入れる運用が設定されたが、2019年2月22日のダイヤ改正で一度撤退した。その後、2024年3月16日のダイヤ改正で復活している。
<gallery widths="180" style="font-size:90%;">
ファイル:Toei 10-300.jpg|京王線内に乗り入れる10-300形<br />
ファイル:Model 10-300 of Toei Transportation in Keio Sagamihara Line.jpg|京王相模原線内の各停運用に就く10-300形<br />(2007年6月8日 [[京王多摩センター駅]])
ファイル:Toei 10-430 Higashi-fuchu.jpg|京王競馬場線内の各停運用に就く10-300形<br />(2010年4月4日 [[東府中駅]])
ファイル:Tokyo-to 10-300 series 10-490F.jpg|京王新線を経由して本八幡まで直通する10-300形<br />(2013年9月17日 [[笹塚駅]])
</gallery>
== 代替 ==
4次車の運用開始に伴い、2015年(平成27年)より10-300R形の置き換えが開始された。同年5月26日に10-340編成が、同年6月23日に10-350編成が、それぞれ[[若葉台検車区]]へ廃車回送されている<ref>[http://railf.jp/news/2015/06/24/170000.html 10-300R形10-350編成が廃車回送される] {{Wayback|url=http://railf.jp/news/2015/06/24/170000.html |date=20150626000919 }} 2015年6月24日 railf.jp</ref>。これにより、当該編成の先頭車は製造から僅か10年ほどで廃車されることとなる。
2016年(平成28年)5月14日に10-360編成が、同年7月8日に10-310編成が、同年10月3日に10-320編成が同様に若葉台検車区へ廃車回送された<ref>[http://railf.jp/news/2016/05/14/200000.html 10-300R形10-360編成が若葉台へ] {{Wayback|url=http://railf.jp/news/2016/05/14/200000.html |date=20160616124018 }} 2016年5月14日 railf.jp</ref>。
10-300R形最後の編成となった10-330編成は、引退が近づいた2017年(平成29年)2月3日より前面および側面に引退記念ステッカーを貼り付けして運行した<ref name="JNL2017-5">鉄道ジャーナル社「鉄道ジャーナル」2017年5月号RAILWAY TOPICS「都営新宿線の10-300R形が運用終了」104頁記事。</ref>。同編成は2月14日をもって営業運転を終了<ref name="JNL2017-5"/>し、3日後の2月17日に大島車両検修場から若葉台工場まで回送された<ref name="JNL2017-5"/>。
<gallery widths="180" style="font-size:90%;">
ファイル:Toei 10-339 FINALRUN bakuroyokoyama 20170215.jpg|10-300R形の最終営業列車<br />(2017年
ファイル:Toei 10-339 FINALRUN 20170215.jpg|10-300R形引退記念ステッカー<br />(2017年
</gallery>
また8両編成のまま残存した1次車64両に関しても2021年から進められる新宿線全編成の10両編成化に際して、6次車の10両編成を増備して代替されること
== 脚注 ==
587 ⟶ 505行目:
** 2005年5月号 新車ガイド「東京都交通局10-300形」(東京都交通局 車両電気部 車両課)
** 2006年1月号 CAR INFO「東京都交通局10-000形組換え」(資料提供・東京都交通局)
** 2009年7月号 連載公営地下鉄在籍両数ビッグ3「東京都交通局」(梶原 栄
* [[ネコ・パブリッシング]]「[[レイルマガジン
** 2005年5月号
** 2013年12月号「東京都交通局10-300形3次車」(資料提供・取材協力:東京都交通局)
** 2015年8月号「東京都交通局10-300形4次車」pp. 126–127(取材協力:東京都交通局)
595 ⟶ 513行目:
* 鉄道ジャーナル社「[[鉄道ジャーナル]]」2013年12月号「東京都交通局 地下鉄新宿線10-300形3次車がデビュー」
* [[日本鉄道運転協会]]「運転協会誌」
** 2005年7月号新型車両プロフィールガイド「東京都交通局新宿線用10-300形車両の概要」(東京都交通局・大島車両検修場
** 2013年9月号新型車両プロフィールガイド「東京都交通局都営新宿線10-300形3次車の概要」(東京都交通局・車両電気部車両課車両係)
* 日本鉄道車両機械技術協会「ROLLINGSTOCK&MACHINERY」
** 2010年10月号研究と開発「東京都交通局 10-300形車両10両編成化の概要」(東京都交通局 車両電気部車両課 笹原 英二
** 2014年3月号研究と開発「都営新宿線10-300形3次車の概要」(東京都交通局 車両電気部車両課 麻生 義雄
== 外部リンク ==
* [https://web.archive.org/web/20200527021637/http://rail.hobidas.com/blog/natori/archives/2015/05/21_18.html ホビダス編集長敬白「東京都交通局10-300形4次車が登場]
* [[日本地下鉄協会]]『SUBWAY』2015年11月号{{PDFlink|[
* 総合車両製作所『総合車両製作所技報』第2号(2013年12月)製品紹介{{PDFlink|[https://www.j-trec.co.jp/company/070/02/jtr02_88-93.pdf 「東京都交通局 10-300形電車(3次車)」]}}(pp. 88–93)
== 関連項目 ==
{{commonscat|Toei_10-300_series}}
* [[通勤・近郊電車の標準仕様ガイドライン]]
628 ⟶ 536行目:
[[Category:東日本旅客鉄道自社工場製の鉄道車両]]
[[Category:総合車両製作所製の電車]]
[[Category:鉄道車両関連]]
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