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{{政治家
| 人名 = 志位 和夫
| 各国語表記 = しい かずお
| 画像 = Kazuo Shii, Chairman2024-10-26(1) of the Japanese Communist Party, answers journalists' questions(cropped).jpg
| 画像サイズ = 200px
| 画像説明 = [[20222024]]10月、[[5月21日横浜駅]]、記者の質問答える志位和夫委員長
| 国略称 = {{JPN}}
| 生年月日 = {{生年月日と年齢|1954|7|29}}
| 出生地 = {{JPN}} [[千葉県]][[印旛郡]]四街道町(現:[[四街道市]]
| 没年月日 = <!-- {{死亡年月日と没年齢|XXXX|XX|XX|YYYY|YY|YY}} -->
| 死没地 =
| 出身校 = [[東京大学大学院工学系研究科・工学部|東京大学工学部]][[物理工学科]]卒業
| 前職 = 日本共産党職員
| 現職 =
| 現職 = [[日本共産党中央委員会幹部会委員長|党委員長]]
| 所属政党 = [[File:Flag of the Japanese Communist Party.svg|25px]] [[日本共産党]]
| 称号・勲章 = [[学士(工学)|工学士]]
| 配偶者 =
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| サイトタイトル = 日本共産党幹部会委員長 衆議院議員 志位和夫のホームページ
| 国旗 = JPN
| 職名 = [[日本の国会議員#衆議院議員|衆議院議員]]
| 選挙区 = ([[千葉県第1区 (中選挙区)|旧千葉1区]]→)<br />[[比例南関東ブロック]]
| 当選回数 = 1011
| 就任日 = [[1993年]][[7月18日]]
| 退任日  = 現職
| その他名2歴1 = [[ファイル:Flag of the Japanese Communist Party.svg|25px]] 第54代 [[日本共産党中央委員会幹部会委員長|日本共産党委員長]]
| 就任日26 = 2000[[202411]][[12418]]
| 退任日26 = 現職
| その他名3歴2 = [[ファイル:Flag of the Japanese Communist Party.svg|25px]] 第35代 [[日本共産党中央委員会書記局長|日本共産党書記局幹部会委員長]]
| 就任日37 = 1990[[20007]][[111324]]
| 退任日37 = 200020241112418
| その他職歴3 = [[ファイル:Flag of the Japanese Communist Party.svg|25px]] 第3代 [[日本共産党中央委員会書記局長]]<br />'''委員長:[[不破哲三]]''' '' ''
| 元首3 = [[不破哲三]]
| 就任日8 = [[1990年]][[7月13日]]
| 元首職3 = 委員長
| 退任日8 = 2000年11月24日
}}
'''志位 和夫'''(しい かずお、[[1954年]]〈[[昭和]]29年〉[[7月29日]] - )は、[[日本]]の[[政治家]][[日本共産党]]所属の[[日本の国会議員#衆議院議員|衆議院議員]](10(11)、[[日本共産党中央委員会議長]](第4代)。
 
[[1990年]]から[[2000年]]まで[[日本共産党中央委員会書記局長|日本共産党書記局長]]を務め、2000年から[[2024年]]まで[[日本共産党中央委員会幹部会委員長|日本共産党委員長]]に就(党首)を歴した<ref>{{Citation|title=野党幹部&議員の意外な経歴を紹介【テレ東 官邸キャップ篠原裕明の政治解説】(2021年10月11日)|url=https://www.youtube.com/watch?v=MfXZ_qc8Zus|accessdate=2021-10-29|language=ja-JP}}</ref>。
 
== 経歴 ==
[[ファイル:Kazuo Shii in SL Square on 2017 - 3.jpg|サムネイル|2017年10月、[[新橋駅]]前で演説する志位(左)。右隣は[[社会民主党 (日本 1996-)|社会民主党]]党首・[[吉田忠智]]]]
[[ファイル:Japanese general election 2012 Kazuo Shii in Sannomiya2 IMG 0079 20121209.JPG|thumb|2012年の志位和夫]]
[[ファイル:Kazuo Shii in SL Square on 2017 - 120230320teigen03.jpg|サムネイル|20172022の志位和夫(左)志位の右隣は3月、[[国会議事堂|国会]]内で[[内閣総理大臣]]・[[岸忠智文雄]]に提言する志位(左)。]]
[[千葉県]][[印旛郡]](現在の[[四街道市]])生まれ<ref name="profile" />。[[千葉大学教育学部附属小学校]]、[[千葉大学教育学部附属中学校]]、[[千葉県立千葉中学校・高等学校|千葉県立千葉高校]]、[[東京大学大学院工学系研究科・工学部|東京大学工学部]][[物理工学科]]卒業。
 
大学1年生の時、[[小選挙区制]]反対運動をきっかけに[[日本共産党]]に入党した。[[宮本顕治]]の長男・[[宮本太郎]]の[[家庭教師]]を務めていた。大学卒業後、党東京都委員会に就職、[[早稲田大学]]などの青年[[日本の学生運動|学生運動]]を担当。1982年(昭和57年)から[[日本共産党中央委員会]]で勤務した。
 
{{要出典範囲|[[伊里一智]]が1985年(昭和60年)の日本共産党第17回大会に際して、[[東京都]]大会で代表となり中央委員会への批判を公表した。[[日本共産党中央委員会議長]]を務めていた宮本顕治の辞任を要求し、減少していた共産党の党勢を「立て直そう」と提案する。これが所属の支部で可決され都大会の代議員として選出されるべく、東大大学院の他の支部にも働きかけ、6割の支持を得て可決された。これに対し、当時[[日本共産党中央委員会]]青年学生対策委員だった志位和夫は宮本顕治の直接の指示を受け、党の規律に背いて他の代議員に対し働きかけた分派活動と断定し伊里を1986年(昭和61年)に日本共産党から除名し追放した。志位はこの働きを認めら時に出した論文「[[変節者のあわ、宮本顕治な末路]]」よる抜擢でおいて伊里を徹底的に批判した<ref>『投降主義者の観念論史観』P.68(1986年日本共産党中央委員会著)</ref>。1987年(昭和62年)の[[日本共産党第18回大会|第18回党大会]]で准中央委員に選出され、[[1988年]](昭和63年)に書記局員に任命され|date=2022年6月}}
 
{{要出典範囲|[[1989年]](平成元年)に党中央委員に昇格し(日本共産党規約によれば、中央委員に欠員が出た場合は[[日本共産党中央委員会#中央委員会総会|日本共産党中央委員会総会]]の決定で准中央委員を中央委員に昇格させることができる)|date=2022年6月}}、1990年([[日本共産党大会|第19回党大会]])で中央委員に再選され<ref>{{Cite journal|和書magazine ja|title=大会で選出された新中央委員会|journal=[[前衛 (雑誌)|前衛 : 日本共産党中央委員会理論政治誌]]|url={{国立国会図書館デジタルコレクション|2756029/80}}|url-access=registration|issue=596|publisher=日本共産党中央委員会|date=1990-09-20|pages=156 - 157|id={{NDLJP|2756029/80}}}}</ref>、第1回中央委員会総会で当時35歳の若さで党書記局長になる<ref>{{Cite journal|和書magazine ja|title=日本共産党第19回大会特集--1990.7.9-7.13|journal=[[前衛 (雑誌)|前衛 : 日本共産党中央委員会理論政治誌]]|url={{国立国会図書館デジタルコレクション|2756029/2}}|url-access=registration|issue=596|publisher=日本共産党中央委員会|date=1990-09-20|pages=1 - 8|id={{NDLJP|2756029/2}}}}</ref>。この時以降、党幹部として[[マスメディア]]に積極的に登場するようになった。
 
それまで議席を持たない非国会議員であったが、1993年(平成5年)の[[第40回衆議院議員総選挙]]に[[千葉県第1区 (中選挙区)|旧千葉1区]]より出馬して初当選して衆議院議員となった。1996年(平成8年)の[[第41回衆議院議員総選挙]]以降[[比例南関東ブロック]]単独で連続当選。
 
[[2000年]](平成12年)の[[日本共産党大会|第22回党大会]]から[[不破哲三]]の後任として党委員長となった。2001年(平成13年)の[[第19回議員通常挙]]で党の[[コマーシャルメッセージ|TVCM]]に出演。「身の引き締まる思い」と言いながらズボンのベルトを締めると胸が風船のように膨らむというコミカルなCMで話題になった<ref>2005年8月24日 毎日新聞</ref>。
 
[[2006年]](平成18年)、日本共産党の委員長として初めて[[大韓民国|韓国]]を訪問。日本が[[韓国併合]]日本統治時代の朝鮮|日本統治時代]]に[[政治犯]]を収容した[[西大門刑務所]]跡の歴史館を日本の政治家として初めて視察し、追悼碑に献花をした<ref>2006年9月5日、[[朝日新聞]]</ref>。その際、歴史館館長と会談をし日本共産党は当時から朝鮮愛国者の独立の闘いに連帯しており、韓国とはこれまでいろいろな事情で交流できなかったが、[[歴史認識]]は同じであり、これからは交流をしていきたいと話した<ref>2006年9月6日、しんぶん赤旗</ref>。
 
[[2008年]](平成20年)10月、[[ニコニコ動画]]に「志位和夫チャンネル」を開設した<ref>[https://news.mynavi.jp/news/2008/10techplus/09article/03720081009-a037/ ニコ動に共産党・志位委員長の公式チャンネル開設、国会質問やインタビュー] - マイコミジャーナル</ref>。2010年(平成22年)4月、歴代党委員長の中で初めて訪米した。
 
委員長就任以来、[[森喜朗|森内閣]]、[[小泉純一郎|小泉内閣]]、[[第1次安倍内閣|安倍内閣]]、[[福田康夫内閣|福田内閣]]、[[麻生内閣]]と続いた歴代の[[自公連立政権]]を批判してきたが、2009年(平成21年)の[[第45回衆議院議員総選挙]]で[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]・[[国民新党]]・[[社会民主党 (日本 1996-)|社民党]][[民社国連立政権|連立]]による[[鳩山由紀夫内閣|鳩山内閣]]への[[政権交代]]が起きた。これに対して志位は「良いことには協力し、悪いことには反対する」という「建設的野党」の立場で臨むとした<ref>[httphttps://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-09-11/2009091101_01_1.html 志位委員長と鳩山代表が党首会談 「建設的野党」の立場伝える 「適時に党首間の意見交換」で一致]、しんぶん赤旗 2018年5月15日閲覧</ref>。2010年(平成22年)5月28日に鳩山内閣が[[沖縄県]]の[[在日米軍]][[普天間基地]]の[[辺野古]]への移転を認める日米共同声明を出すと「県外・国外という自らの公約への裏切り」「県民の総意踏み付け」と批判した<ref>[https://www.shii.gr.jp/pol/2010/2010_05/D2010_0529_1.html 県民の総意踏みつけ断じて許せない 「辺野古」明記の日米発表 志位委員長が会見で表明]、しんぶん赤旗 2018年5月15日閲覧</ref>。[[環太平洋パートナーシップ協定|TPP]]参加問題に関しては、国家の経済主権に関わる問題として、当初より「売国」や「亡国」などの表現を使い、鳩山内閣に続いて成立した民主党政権の[[菅直人内閣|菅内閣]]及び[[野田内閣]]のTPP参加方針を批判した<ref>[httphttps://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2011-03-03/2011030301_02_1.html TPP参加阻止へ共同 千葉県民集会 志位委員長あいさつに会場沸く]、2012年2月20日閲覧</ref><ref>[httphttps://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-11-02/2011110203_01_1.html 亡国の政治に反対貫く]、2012年2月20日閲覧</ref>。また野田内閣下で合意された[[消費税]]増税を含む「社会保障と税の一体改革」に関する民主党・自民党・公明党による[[三党合意]]を「[[間接民主主義|議会制民主主義]]を蹂躙する暴挙」と批判した<ref>[httphttps://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-06-20/2012062001_01_1.html 消費税大増税に加え、社会保障大改悪 議会制民主主義を壊す暴挙やめよ 民自公3党合意 志位委員長が会見]、しんぶん赤旗 2018年5月15日閲覧</ref>。
 
[[2012年]](平成24年)12月の[[第46回衆議院議員総選挙]]により自公連立政権の[[第2次安倍内閣|安倍内閣]]に戻ったが、引き続き野党の立場をとった。[[アベノミクス]]については「国民の所得を良くし、内需を良くする矢は一本もない」として「毒矢」と批判<ref>[httphttps://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-04-17/2013041701_01_1.html アベノミクスは「五本の毒矢」BS番組 志位委員長が指摘]、しんぶん赤旗 2018年5月15日閲覧</ref>。[[特定秘密の保護に関する法律|特定秘密保護法]]は憲法の[[平和主義]]・[[国民主権]]・基本的[[人権]]に反している違憲立法として批判した<ref>[httphttps://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-11-08/2013110802_03_1.html 「秘密保護法案」たたかいはこれから 徹底審議で廃案に 志位委員長の連帯あいさつ]、しんぶん赤旗 2018年5月15日閲覧</ref>。消費税8%への増税も批判した<ref name=akahata20180515>[httphttps://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-04-02/2014040201_01_1.html 消費税8%、不安 怒り 大増税路線ストップくらし守る共同を 東京・新宿 志位委員長が緊急街頭演説]、しんぶん赤旗 2018年5月15日閲覧</ref>。テロ等準備罪([[共謀罪]])についても「内心を処罰するもの」「監視社会になる」として批判した<ref>[httphttps://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-05-13/2017051302_02_1.html 「共謀罪」法案反対抗議行動 志位委員長のあいさつ]、しんぶん赤旗 2018年5月15日閲覧</ref>。2016年(平成28年)の年金改革法案は「物価が上がったとしても、[[賃金]]が下がった場合に[[日本の年金|年金]]を下げるという、現行の年金制度の根幹を大きく変える」として批判し、[[環太平洋パートナーシップ協定|TPP]]承認案・関連法案は「[[ドナルド・トランプ|トランプ]]氏は2国間FTA([[自由貿易協定]])を言っており、[[日米貿易協定|日米FTA]]の交渉になった場合、この譲歩したところがスタートラインになって更なる譲歩が迫られる」と批判した<ref>[http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-04-02/2014040201_01_1.html 消費税8%、不安 怒り 大増税路線ストップくらし守る共同を 東京・新宿 志位委員長が緊急街頭演説]、しんぶん赤旗 2018年5月15日閲覧<name="akahata20180515"/ref>。
 
安倍政権の政策の中でも2015年(平成27年)の[[平和安全法制|安全保障関連法]]は「戦争法」として特に強く批判しており、これを機に同法廃止に向けて[[野党]]が結集すべきことを提唱し、民主党をはじめとする他野党との選挙協力を推進するようになった([[民共共闘|野党と市民の共闘]])<ref>[httphttps://toyokeizai.net/articles/-/103286 共産党は野党結集実現の「援軍」か「邪魔者」か 大連合ができれば与党にとって脅威に(東洋経済ONLINE 2016年2月3日)]</ref>。
 
[[岡田克也]]に次いで[[蓮舫]]代表を務めが率いる[[民進党]]と共闘を推進したが、2017年(平成29年)9月に日本共産党との共闘に否定的な[[前原誠司]]が民進党代表に就任し、[[第48回衆議院議員総選挙|第48回総選挙]]を前に前原は[[希望の党 (日本 2017)|希望の党]]との合流を前提に民進党候補をないことを決定した。これについて志位は「安保法制=戦争法を容認する希望の党は自民党の補完勢力」としたうえで前原の決定を「2年間の共闘の積み重ねを否定する重大な背信行為」と批判した<ref>[httphttps://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-09-29/2017092901_02_1.html 「希望の党」は自民の補完勢力 前原提案は「重大な背信行為」党議員団総会 志位委員長が批判]、2017年9月29日しんぶん赤旗。2018年5月12日閲覧</ref>。以後はその騒動で民進党から分裂した[[立憲民主党 (日本 2017)|立憲民主党]]などと共闘関係を継続した。
 
[[2018年]](平成30年)3月には立憲民主党などとともに「[[原発ゼロ基本法案]]」を共同提出した。同法案について「野党共闘の柱にしっかり座った」と述べた<ref>[https://web.archive.org/web/20180512112932/https://www.jiji.com/jc/article?k=2018031100294&g=pol 立・共「脱原発」で接近=参院選協力は温度差] 時事ドットコムニュース、2018年3月11日</ref>。
 
[[2020年]](令和2年)に政権が安倍内閣から[[菅義偉内閣]]に変わった後も野党の立場を取り「『安倍政権は戦後最悪の反動政権だ』と批判してきたが、後任者はその強権ぶりでは前任者を上回る姿を早くもあらわにした」「正面から対決していきたい」と述べている<ref>[https://web.archive.org/web/20201018063820/https://www.jiji.com/jc/article?k=2020101500989&g=pol 強権ぶりは前任者以上 共産・志位氏] 時事ドットコムニュース、2020年10月15日</ref>。菅内閣のコロナ対策について科学に基づかず、[[Go To キャンペーン]]と自己責任論に固執し、[[2020年東京オリンピック|東京オリンピック]]開催を強行したとして批判している<ref>[https://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2021-06-16/2021061603_01_0.html 菅内閣に国政を担う資格なし 菅義偉内閣不信任案に対する志位委員長の賛成討論 衆院本会議、2020年10月15日 しんぶん赤旗]</ref>。
 
[[第1次岸田内閣|岸田内閣]]に変わった後も野党の立場を取り、2021年(令和3年)10月8日、[[岸田文雄]]のいう主張する「新しい[[資本主義]]」は「アベノミクスの三番煎じ」と断じ、反省が全くないのが特徴と批判した<ref>[https://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2021-10-09/2021100901_03_0.html 岸田首相 所信表明演説 反省全くないのが特徴 志位委員長が会見、2020年10月15日 しんぶん赤旗]</ref>。
 
[[2021年]](令和3年)[[10月31日]][[第49回衆議院議員総選挙]]においては[[立憲民主党 (日本 2020)|立憲民主党]]・[[社会民主党 (日本 1996-)|社会民主党]]・[[れいわ新選組]]との間で「[[安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合]]」が作成した野党共通政策で合意し4党で野党共闘を組んで政権交代を目指すも<ref>[https://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2021-09-09/2021090901_02_0.html 4野党が共通政策命守る新政権を 市民連合と合意、2021年9月9日 しんぶん赤旗]</ref>、自民、公明両党に敗れて政権交代に失敗し、日本共産党の議席は10議席に減ったが、志位は「方針は正確だった」「責任はない」として委員長辞任は拒否した<ref>[https://www.sankei.com/article/20211101-ABTR26DZYVK7JC4S2FOJBFD5OQ/ 共産・志位氏、辞任せず 衆院選退潮も責任論を否定、2021年11月1日 産経新聞]</ref>。
 
[[2022年]](令和4年)[[6月7日]]、[[在日本スウェーデン大使館]]による目前の[[第26回議員通常挙]]に向け各党の政策について聞いているという要請に応じ、党本部で[[スウェーデン]][[特命全権大使|駐日大使]]の[[ペールエリック・ヘーグベリ|ペールエリック・ヘーグべリ]]の訪問を受け、懇談した。懇談では、[[ロシア]][[ウクライナ]]侵略、日本の政治情勢、[[東アジア]]の平和、[[ヨーロッパ]]の平和、[[核兵器禁止条約]]と[[核拡散防止条約|核不拡散条約]]、ジェンダー平等など、テーマが多岐にわたったとし、志位はそれぞれについての党の立場を説明した<ref>{{Cite web |和書|url=https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2022-06-09/2022060901_04_0.html |title=志位委員長、スウェーデン大使と懇談 |access-date=2022-06-10 |publisher=しんぶん赤旗}}</ref>。
 
[[2023年]](令和5年)[[6月24日]]、委員長就任から20年以上が経過することを問題視する指摘に対し、「共産党そのものに対する攻撃」と突っぱねた<ref>{{Cite web|和書|url = https://www.sankei.com/article/20230624-OZR2JWDRRROKRJOSQETWFQTQCY/ |title = 「『長すぎる』批判は共産攻撃」 委員長20年超の志位氏|website = www.sankei.com|publisher = 産経新聞|date = 2023-06-24|accessdate = 2023-06-24}}</ref>。現在も党員による委員長選出は行われていない。
 
2022年分の国会議員の所得等報告書によると与野党8党首の中で前年の5位から順位を上げ、2年連続トップである[[岸田文雄]]首相([[自由民主党総裁]])の3864万円に続いて自身が2051万円と2位になった。歳費などに加え「印税他」として274万円を計上し、同年に出版した党綱領の解説本の印税収入が大半だとしている<ref>{{Cite web|和書|url = https://www.sankei.com/article/20230703-F3EBBSLDU5JQ7DINGBZA2WRCQU/ |title = 岸田首相トップ3864万円 党首所得、2位は志位氏|website = www.sankei.com|publisher = 産経新聞|date = 2023-07-03|accessdate = 2023-07-05}}</ref>。
 
2024年[[1月18日]]、[[日本共産党第29回大会]]で委員長を退任し、参院議員の[[田村智子]]政策委員長を後任に充てる人事を決定した。委員長の交代は23年ぶりで、田村は同党初の女性党首となる<ref>[https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%85%B1%E7%94%A3%E5%85%9A%E5%88%9D%E3%81%AE%E5%A5%B3%E6%80%A7%E5%A7%94%E5%93%A1%E9%95%B7%E3%81%AB%E7%94%B0%E6%9D%91%E6%99%BA%E5%AD%90%E6%B0%8F-%E5%BF%97%E4%BD%8D%E5%92%8C%E5%A4%AB%E6%B0%8F%E3%81%AF%E8%AD%B0%E9%95%B7%E3%81%AB/ar-AA1n9VUB]</ref>。志位は、[[不破哲三]]前議長の退任以降空席となっていた[[日本共産党中央委員会議長|中央委員会議長]]に就任し<ref name="議長就任">{{cite web|url=https://toyokeizai.net/articles/-/728821|title=共産党、初の女性委員長誕生で変化はあるのか 志位氏は議長に"昇格"で党運営の実権握り続ける|publisher=[[東洋経済新報社#東洋経済オンライン|東洋経済ONLINE]]|date=2024-01-19|accessdate=2024-01-21}}</ref> 党の日常的な意思決定を行う常任幹部会委員を引き続き兼務する<ref>{{cite news|url=https://mainichi.jp/articles/20240118/k00/00m/010/175000c|title=共産・志位和夫氏が議長就任 常任幹部会メンバーも兼務|newspaper=[[毎日新聞デジタル]]|date=2024-01-18|accessdate=2024-01-21}}</ref>。
 
== 主張 ==
=== アメリカに対する見解 ===
[[軍事同盟]]である[[日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約|日米安障条約]]の破棄を目指し、代わりに「対等・平等の日米友好条約」をたいとしている。また「[[アメリカ合衆国|米国]]の誤った政策には厳しく反対するが、『[[アメリカ独立宣言|独立宣言]]』に発する偉大な[[民主主義]]の歴史と伝統に対しては深い敬意を持っている」と述べており、「[[反米]]主義」ではないとしている<ref>[httphttps://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-06-26/2015062604_01_0.html 世界から見た戦争法案の異常と危険 外国特派員協会 志位委員長の講演]</ref>。
 
[[アメリカ合衆国|アメリカ]]を「[[帝国主義]]」と批判しているが、[[バラク・オバマ]]が[[アメリカ合衆国大統領|大統領]]に就任して核廃絶の方針を訴えると手紙を送るなどアメリカへの歩み寄りの姿勢を示すようになった<ref>[https://news.ntv.co.jp/category/politics/158364 共産党・志位氏が訪米 歴代委員長として初(日テレNews24、2010年4月30日)]</ref>。[[2010年]]4月から5月にかけて日本共産党党首として初訪米。その訪米についての党への報告の中で訪米に踏み切った理由について「米国は、かつては日本共産党員の入国が許されない時期もあり、1980年代までは入国それ自体が困難だったが、米国社会は変化しつつあり、“[[反共主義|反共]]の壁”も崩れつつある。その変化はオバマ政権では特に進んだと思う。私たち自身も綱領を今の世界にふさわしく発展させ、[[植民地]]体制が崩壊した21世紀の世界のもとでは、[[独占資本主義]]の国だから、帝国主義の国になるとはいえない、帝国主義かどうかは、その国のとっている現実の政策と行動で判断すべきだというように、帝国主義論を発展させた。その時、米国については、その世界政策を分析して、まぎれもなく帝国主義との判断をしたが、同時にその米国も将来にわたって固定的に見ないことを確認した。米国であっても、世界の平和や進歩の流れのもとで、前向きの態度を部分的にとることもありうるだろう。そうした変化が起こった時には、『複眼』でとらえ、[[覇権主義]]の政策と行動は厳しく批判するが、前向きの変化はしっかりとらえて対応するという方針を確認した。米国についてより事実に即した原則的かつ柔軟な見方が可能となり、オバマ政権のもとでの変化への対応が可能となり、訪米に結びついた」と説明した<ref>[httphttps://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-05-25/2010052501_07_0.html アメリカを訪問して 志位委員長の報告]</ref>。
 
2019年11月4日の第8回中央委員会総会では「アメリカの軍事的覇権主義が突出した危険を持っていることは疑いない」としつつも「中露両国による覇権主義も台頭し、それぞれが覇権主義的な国際秩序の押しつけを図っている」と述べ、綱領の「アメリカの覇権主義的な世界支配を許さず」という記述を「どんな国であれ覇権主義的な干渉、戦争、抑圧、支配を許さず」に変える改正を提案。米国名指しをやめたことについて米国批判のトーンを弱めたと報道された<ref>[https://www.sankei.com/politics/amp/191104/plt1911040004-a.html 産経新聞 共産、16年ぶり綱領改定へ 米名指し批判削除も安保廃棄は継続](2019年11月4日掲載)2019年11月5日閲覧</ref>。
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=== 中国に対する見解 ===
{{main|日中共産党の関係}}
2004年(平成16年)改正の日本共産党の綱領には[[中華人民共和国|中国]]について「[[社会主義]]をめざす新しい探究が開始された国」という評価があったが、2017年1(平成29年)1月の第27回大会において志位は近年の同国の国際的動向には、[[核兵器]]問題、[[東シナ海]]・[[南シナ海]]での力による現状変更をめざす動き、国際会議の民主的運営をふみにじるやり方などから「新しい大国主義・覇権主義」が見えるとし、これが今後も拡大していくなら「社会主義への道から決定的に踏み外す危険がある」と警鐘をならした<ref>[httphttps://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-01-17/2017011709_01_0.html 第27回党大会にたいする中央委員会報告 幹部会委員長 志位和夫](2017年1月17日掲載)2017年7月20日閲覧</ref>。また中国政府の[[弾圧]]を受けていた民主化運動家[[劉暁波]]が[[ノーベル平和賞]]を受賞した際には「中国における[[政治体制]]の問題として、将来的には、どのような体制であれ、社会に本当に根をおろしたと言えるためには、言論による体制批判に対しては、これを禁止することなく、言論で対応するという政治体制への発展を展望することが、重要だと考えるという立場を、1998年の[[中国共産党]]との関係正常化以降、中国にたいしてたびたび率直に伝えてきた。」と述べた<ref>[httphttps://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-07-15/2017071502_01_1.html 中国の人権問題について 志位委員長記念演説から 再録 2010年第40回赤旗まつり](2017年7月15日掲載)2017年7月20日閲覧</ref>。[[2019年-2020年香港民主化デモ]]の最中の2019年11(令和元年)11月14日には中国政府や[[香港]]政府への抗議運動に対する[[香港の警察|香港警察]]の弾圧を批判する声明「香港での弾圧の即時中止を求める」を出した<ref>[https://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2019-11-15/2019111501_03_1.html しんぶん赤旗 香港での弾圧の即時中止を求める 日本共産党幹部会委員長 志位和夫](2019年11月15日掲載)2020年3月31日閲覧</ref>。
 
2019年11月4日の第8回中央委員会総会では中国の上記のような動向に変化が見られないことを指摘したうえで「中国の行動は社会主義の原則や理念と両立しない」と述べ、中国を「社会主義をめざす新しい探究が開始された国」と位置付けるのをやめる綱領案を提出した<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51778720U9A101C1PE8000/ 日本経済新聞 22年までに野党連合政権 共産党が中央委総会](2019年11月4日掲載)2019年11月5日閲覧</ref>。同綱領改正案は2020年1月の党大会において採択され、その際に志位は「中国の党は社会主義・[[共産主義]]を名乗っているけれども、覇権主義・大国主義の行動、[[人権蹂躙|人権侵害]]の行動、これは共産党の名に値しない」と述べた<ref>[https://news.ntv.co.jp/category/politics/580514 日テレNEWS24 共産党党大会 中国批判する内容に綱領改定](2020年1月18日掲載)2020年3月31日閲覧</ref>。
 
2021年12(令和3年)12月13日に[[2022年北京オリンピック|2022年北京冬季五輪]]について「大会の開会・閉会式に政府代表を派遣することは、中国での人権抑圧の黙認となりかねない。」として政府代表者を送らない外交ボイコットを[[日本国政府|日本政府]]に求める考えを表明<ref>[https://www.sankei.com/article/20211213-RR35GKKG5FNO7HAASQ6UM6I3OE/ 産経新聞 共産・志位氏が外交ボイコット要求 声明で中国批判](2021年12月13日掲載)2021年12月14日閲覧</ref>。
 
[[尖閣諸島]]問題については、1895年(明治28年)の日本による尖閣諸島領有の宣言は「無主の地の先占」という国際法上まったく正当な行為であり、「日清戦争で中国から奪った領土」という中国側の主張は[[下関条約]]とそれに関する交渉記録を見ても成り立たないとして日本の領土であることを言明している<ref>[https://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-09-22/2012092201_01_1.html 尖閣諸島 日本の領有の正当性を主張 志位委員長、中国大使と会談] しんぶん赤旗(2012年9月22日掲載)2023年5月24日閲覧</ref>。また尖閣諸島をめぐる緊張状態の最大の原因は、日本が実効支配している領土を、力ずくで現状変更をしようとしている中国側にあるとしている<ref>[https://www.sankei.com/article/20201126-E76OJLTL5RO6DIJOGWDWKO4AU4/ 志位氏「傲慢不遜で許しがたい」 尖閣めぐる中国外相の主張に] 産経新聞(2020年11月26日掲載)2023年5月24日閲覧</ref>。
 
=== 韓国に対する見解 ===
[[2006年]]9(平成18年)9月に日本共産党党首として初めて[[大韓民国|韓国]]を訪問した。その訪韓の報告で志位は「韓国は、長らく『[[反共主義|反共]]』を国是とし、[[軍事政権|軍事独裁政権]]が続いてきた国だったが、民主主義がダイナミックに発展し、『反共』の壁は、少なくとも日本共産党との交流ではほとんど感じないほどまでに崩れつつある」と述べた。またその時の韓国各界との交流から「歴史問題の解決、[[日本帝国主義]]の[[侵略戦争]]と植民地支配への反省が、日韓の本当の友好関係を築く上で土台である」ことを痛感したとしている<ref>[httphttps://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-09-28/2006092817_01_0.html 韓国・パキスタンを訪問して 志位委員長の報告(大要)(上)]</ref>。
 
[[2009年]](平成21年)の[[在日本大韓民国民団]]の新年会に出席した際には副委員長(国際局長)[[緒方靖夫]]、参院議員(政策委員長)[[小池晃]]、参院議員[[井上哲士]]と共に「歴史の真実を日韓での共有が友好の基礎であり、日本共産党はそうした立場で活動しています」と述べた<ref name=":0"/>。
 
[[2010年]](平成22年)8月15日の民団中央本部が開いた第65周年[[光復節]]中央記念式では「[[韓国併合]]条約は、日本が韓国に対して軍事的強圧によって一方的におしつけた不法・不当な条約です。侵略戦争と植民地支配を美化する[[歴史教科書問題]]を解決し、新しい世代に歴史の真実を伝えなければなりません。旧[[日本軍]]による[[日本の慰安婦|「従軍慰安婦」問題]]等について、日本政府は謝罪と補償をおこない問題の真の解決をはかるべきです。」と挨拶し、拍手を受けた<ref>https://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-08-16/2010081601_02_1.html</ref>。
[[2009年]]の[[在日本大韓民国民団]]の新年会に出席した際には[[緒方靖夫]]副委員長(国際局長)、[[小池晃]]参院議員(政策委員長)、[[井上哲士]]参院議員と共に「歴史の真実を日韓での共有が友好の基礎であり、日本共産党はそうした立場で活動しています」と述べた<ref name=":0"/>。
 
竹島問題については日本が領有権を主張することには歴史的な根拠があると考えるが、同島の日本への編入が行われた1905年(明治38年)という時期は、韓国が日本によって植民地化される過程にあり、韓国の外交権が奪われていたことも考慮して韓国側の主張もしっかり検討する必要があるとしている<ref>[https://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-08-11/2012081101_03_1.html 冷静な外交交渉で解決を 竹島問題 志位委員長が会見] しんぶん赤旗 2012年8月11日</ref>。
[[2010年]]8月15日の民団中央本部が開いた第65周年[[光復節]]中央記念式では「[[韓国併合]]条約は、日本が韓国に対して軍事的強圧によって一方的におしつけた不法・不当な条約です。侵略戦争と植民地支配を美化する[[歴史教科書問題]]を解決し、新しい世代に歴史の真実を伝えなければなりません。旧[[日本軍]]による[[日本の慰安婦|「従軍慰安婦」問題]]等について、日本政府は謝罪と補償をおこない問題の真の解決をはかるべきです。」と挨拶し、拍手を受けた<ref>http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-08-16/2010081601_02_1.html</ref>。
 
=== 北朝鮮に対する見解 ===
[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]については「社会主義とは無縁の[[独裁政治|独裁]]専制体制」と批判している<ref>[httphttps://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-12-14/2013121401_02_1.html 北朝鮮、張氏を処刑 あまりに異常かつ残忍 志位委員長が談話](2013年12月14日掲載)2017年7月20日閲覧</ref>。
 
2015年11月7日に[[テレビ東京]]の番組に出演した際には、リアルの危険は北朝鮮や中国ではなく、[[自衛隊]]が[[中東]]・[[アフリカ]]で一緒に戦争をやる事だ、という旨を述べている<ref>[https://web.archive.org/web/20151107063638/http://www.sankei.com/politics/news/151107/plt1511070011-n1.html 共産・志位委員長「中国、北朝鮮にリアルな危険ない」][[産経新聞|産経ニュース]](2015年11月7日13時30分配信)2016年1月7日閲覧</ref>。北朝鮮が翌年1月6日に[[北朝鮮の核実験 (2016年1月)|4回目の核実験]]を行うと、志位は「地域と世界の平和と安定に対するきわめて重大な逆行であり、北朝鮮の核開発の放棄を求めた累次の国連安保理決議、[[六者会合|6カ国協議]]の共同声明、[[日朝平壌宣言]]に違反する暴挙である」、「国際社会が一致して、政治的外交的努力を強め、北朝鮮に核兵器を放棄させるための実効ある措置をとることを、強く求める」という声明を発したが<ref>[httphttps://www.jcp.or.jp/web_policy/2016/01/post-709.html 北朝鮮の核実験を糾弾する] 日本共産党(2016年1月6日掲載)2016年1月7日閲覧</ref>、同年1月8日に[[BSフジ]]「[[BSフジLIVE プライムニュース ]]」に出演した際には[[反町理]]から「リアルの危険は北朝鮮や中国ではなく」の発言について撤回した方がいいのではないかと追及を受けた。これに対して志位は「安保法制=戦争法の一番の具体的、現実的な危険はどこにあるのかという文脈で話した。北朝鮮の核開発が脅威でないというようなことをいったわけでは全くない。」と反論した<ref>[httphttps://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2016-01-10/2016011004_01_0.html 北朝鮮核実験から「戦争法廃止の国民連合政府提案」までBSフジ「プライムニュース」 志位委員長大いに語る](2016年1月10日掲載)2017年7月22日閲覧</ref>。
 
[[北朝鮮核問題|核問題]]をめぐる北朝鮮への[[経済制裁]]には反対していないが、武力行使には一貫して反対している。また「圧力と同時に対話が必要」と主張し、安倍政権の取り組み方は「対話否定・圧力一辺倒」として批判している<ref>[https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-05-02/2018050208_01_0.html 12都道府県委員長会議 志位委員長の中間発言](2018年5月2日掲載)2018年5月12日閲覧</ref>。
 
=== ロシアに対する見解 ===
2008年の[[ロシア]]による[[南オセチア紛争 (2008年)|グルジア侵攻]]の際には「ロシアが[[ジョージア (国)|グルジア]]に軍事侵攻し、グルジアの一部である[[南オセチア]]と[[アブハジア]]の『独立』に一方的な承認を与えたことは、主権、独立、領土保全を尊重するという[[国際連合憲章|国連憲章]]、[[国際法]]の原則に反する行動」「ロシアみずからがこれまで承認してきたグルジアの領土保全の誓約にも反する行動である」と批判した<ref>[https://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-09-06/2008090601_01_0.html しんぶん赤旗 ロシアはグルジアへの主権侵犯やめよ 志位委員長が見解を発表](2008年9月6日掲載)2022年3月2日閲覧</ref>。
 
2014年の[[ロシアによるクリミアの併合|ロシアのクリミア併合]]について「軍事的圧力の下での両地域の『独立』承認とロシア併合は、国連加盟国の主権、独立、領土保全を尊重するという国連憲章、国際法の原則に反した侵略行為そのものであり、断じて許されない。」「[[ロシア連邦政府|ロシア政府]]自身が一連の国際的な条約で繰り返し誓約してきた[[ウクライナ]]の主権、独立、領土保全、同国との国境の尊重にも反するものである」として批判した<ref>[https://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2014-03-20/2014032001_01_1.html しんぶん赤旗 ロシアはクリミア併合を撤回せよ 世界の平和秩序を覆す覇権主義は許されない 志位委員長が声明](2014年3月20日掲載)2022年2月22日閲覧</ref>。
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2022年2月24日、[[2022年ロシアのウクライナ侵攻|ロシアによるウクライナ侵攻]]について「ウクライナの主権と領土を侵し、国連憲章、国際法を踏みにじる、まぎれもない侵略行為であり、断固糾弾する。ただちに軍事行動を止め、撤退させることを強く求める。」と批判した<ref>[https://www.jcp.or.jp/web_policy/2022/02/post-906.html しんぶん赤旗 ウクライナ侵略を断固糾弾する ロシアは軍事作戦を直ちに中止せよ](2022年2月24日掲載)2022年2月24日閲覧</ref>。
 
[[北方領土問題|「北方領土」問題]]については「[[千島列島]]は1875年の[[樺太・千島交換条約]]で日本領と平和的に確定していたにもかかわらず、[[ソビエト連邦|ソ連]]が米英と秘密協定を結んで『領土不拡大』の原則を無視して武力で奪い取り、[[日本国との平和条約|サンフランシスコ講和条約]]において不当に放棄させられた領土」として、[[択捉島]]、[[国後島]]、[[色丹島]]、[[歯舞群島]]の所謂「北方四島」に限らず、[[占守島]]までの全千島列島すべてを返還するようロシアに要求している(サンフランシスコ講和条約の不当性を主張せず「北方四島は千島列島に属さない」として北方四島の返還だけを求める日本政府の立場は採っていない)<ref>[https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-11-22/2018112205_01_0.html しんぶん赤旗 若者の共産党観から領土問題、社会主義まで BS―TBS「報道1930」 志位委員長、大いに語る](2018年11月22日掲載)2022年2月22日閲覧</ref>。
 
2022年4月7日にはロシアのウクライナ情勢侵攻踏まえて「主権侵害が起こった時は、自衛隊を含めてあらゆる手段を行使し、国民の命と日本の主権を守りぬくのが日本共産党」と述べたが、自衛隊の解消を掲げる共産党の綱領と矛盾しているとの批判をされている<ref name="#1">[https://www.yomiuri.co.jp/politics/20220407-OYT1T50261/ 共産・志位委員長、主権侵害あれば「自衛隊使い命と主権守る」…自民「今までと180度違う」]</ref>。
 
なお2022年5月4日より、[[ロシアから[[岸田文雄連邦への日本政府の政策に対する報復措置に関してのロシア外務省声明]][[内閣総理大臣]]などとともよってロシア政府から入国禁止措置を受けている<ref>[https://www.asahi.com/sp/articles/ASQ546QZ5Q54UHBI030.html ロシアへの入国禁止の対象となった日本人63人 ロシア外務省発表] - 朝日新聞</ref>。
 
=== 台湾に対する見解 ===
[[中国共産党]]と日本共産党が決裂する前の2002年には、志位は中国共産党中央統一戦線工作部副部長に対して中国が主張する「一つの中国」支持を表明していた<ref>[https://www.jcp.or.jp/akahata/aik/2002-03-26/DB_0203.html 胡・中国共産党中央統一戦線工作部副部長と志位委員長が懇談]</ref>。志位の下で書記局長を務めた[[市田忠義]]も2005年に「一つの中国を台湾住民が受け入れるよう、台湾住民の民心の支持を獲得することが大事だ」と主張した<ref>[https://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-03-15/02_02.html 一つの中国、平和的な話し合いの立場堅持を 反国家分裂法で市田書記局長]</ref>。
 
しかし中国共産党と日本共産党が対立関係となった後には「一つの中国」を当然の前提とはしなくなり、台湾の将来については「台湾住民の自由に表明された民意が尊重されるべき」という以上のことは言及しなくなった<ref name="台湾">[https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2022-08-06/2022080601_04_0.html 台湾に対する中国の軍事的威嚇強化に抗議する 志位委員長が談話] - しんぶん赤旗</ref>。また台湾問題解決に非平和的な手段はあってはならないとし、中国が台湾に軍事的圧力・威嚇をかけることを批判している<ref name="台湾"/>。一方で米国政府が台湾問題への軍事的関与を強化し、日本政府はそれに追従する姿勢をとっているとして日米両政府も「軍事対軍事の悪循環」に陥っているとして批判し、この問題の解決は対話による以外にはないとしている<ref name="台湾"/>。
 
=== 外国人地方参政権に対する見解 ===
2009年に民団新年会に出席した際に[[地方参政権]]について「日本共産党は永住外国人に[[選挙権]]だけでなく[[被選挙権]]も付与する立場でがんばっています」と述べ、一日も早い立法のために努力すると約束した<ref name=":0">[[しんぶん赤旗]] [httphttps://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2009-01-10/2009011002_03_0.html 民団の新年会に志位委員長が出席]</ref>。
 
=== 安全保障に対する見解 ===
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# 解釈改憲による[[立憲主義]]の根底からの破壊
# 異論や批判に耳を傾けない[[民主主義]]否定の姿勢
を主張して[[野党]]席から大きな拍手が起こった。その一方で安全保障関連法は[[与党]]に採決された<ref>[httphttps://www.shii.gr.jp/pol/2015/2015_09/K2015_0919_1.html 2015年9月17日 安倍内閣不信任決議案に対する志位委員長の賛成討論] 志位和夫公式ホームページ</ref><ref>[httphttps://www.shii.gr.jp/pol/2015/2015_07/K2015_0717_1.html 安全保障関連法に対する志位委員長の反対討論] 志位和夫公式ホームページ</ref>。
 
翌日の[[9月20日]]には最終的に安保法廃止で一致する[[政党]]・団体・個人による選挙協力を行う内容の[[国民連合政府]]構想の提案を行った<ref>[httphttps://www.shii.gr.jp/pol/2015/2015_09/D2015_0920_1.html 安保法制廃止の「国民連合政府」の実現をよびかけます] 志位和夫公式ホームページ</ref>。
 
2020年3月26日に[[立憲民主党 (日本 2017)|立憲民主党]]や[[国民民主党 (日本 2018)|国民民主党]]に向けて出した見解『野党連合政権にのぞむ日本共産党の基本的立場―政治的相違点にどう対応するか』において、自衛隊について違憲の存在であり、将来的に国民の合意を得て9条完全実施(自衛隊廃止)を行うとする党の方針に変更はないが、共産党が参加する「連合政権」においては「自衛隊は合憲、[[集団的自衛権]]は違憲」との立場に立ち、集団的自衛権行使容認の閣議決定や安保法制など自衛隊の海外での武力行使につながる仕組みを廃止することに取り組むとしている。同じく日米安保について破棄を目指す党の方針に変更はないが、「連合政権」においては安保法制の破棄を前提として日米安保を「維持・継続」させるとし、日米安保破棄に向けた措置はとらないことを確認した<ref name=":20200327">[https://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2020-03-27/2020032703_01_0.html しんぶん赤旗 野党連合政権にのぞむ日本共産党の基本的立場――政治的相違点にどう対応するか 幹部会委員長 志位和夫](2020年3月27日掲載)2020年3月31日閲覧</ref>。
 
==== 自衛隊海外派遣問題について ====
[[2005年]]の[[スマトラ沖地震]]、[[2008年]]の[[四川大地震]]の際には[[人道援助|人道支援]]による[[自衛隊海外派遣]]を否定しない発言をしている<ref>[https://megalodon.jp/2008-0903-2229-41/www.miyamoto-net.net/column/bustle/1212063932.html 日本共産党 宮本たけし]</ref>。
 
==== 在日米軍基地に関して ====
[[2016年]][[1月28日]]の衆議院[[本会議]]の[[代表質問]]で[[沖縄県]]民の度重なる新基地建設反対の民意が選挙結果によって示されたを踏まえ、して[[辺野古]]への新基地建設に強く抗議した<ref>[http://shii.gr.jp/pol/2016/2016_01/K2016_0128_1.html 2016年1月28日(木) 志位委員長の代表質問]</ref>。
 
=== 2022年ロシアのウクライナ侵攻をめぐる憲法第9条について ===
2022年2月24日、志位が「[[ウラジーミル・プーチン|プーチン]]氏のようなリーダーが選ばれても、他国への侵略ができないようにするための条項が、[[日本国憲法第9|憲法9条]]なのです」とツイッターTwitterで述べた<ref name="sankei20220225">{{Cite news|title=「9条で日本を守れるの?」ロシア侵攻で懸念噴出、共産は危機感 |newspaper産経新聞 |date=2022-02-25 |url=https://www.sankei.com/article/20220225-VBJ5AZA6UFPLVALR6WQEO7F2UU/ |accessdate=2022-02-27}}</ref> ことに対して、大阪市長で日本維新の会代表の[[松井一郎]]は、「志位和夫日本共産党委員長は、これまで9条で他国から日本が侵略されないと発言していたのでは?」と述べている<ref name="sankei20220225" />。ツイッター上でも「外国が日本に攻めてきた場合はどうするのか?」などの批判が寄せられた<ref>{{Cite web |和書|title=志位委員長「他国へ侵略できないようにするのが9条」…「外国攻めてきたらどうするの」と批判 : 政治 : ニュース |url=https://www.yomiuri.co.jp/politics/20220225-OYT1T50235/ |website=読売新聞オンライン |date=2022-02-25 |accessdate=2022-04-08 |language=ja}}</ref>。
 
自民党・衆院議員[[細野豪志]]衆院議員は、「憲法9条があれば日本はウクライナのように他国から攻められることはないのかということ。答えはノーだ」「日本を守るのは自衛力と同盟、そして同志国の存在。志位和夫日本共産党委員長のロジックでは日本が他国に侵略されるための憲法9条になってしまう」と述べている<ref name="sankei20220225"/>。
 
2022年2月25日、[[浜田聡NHK党]]参院議員[[浜田聡]]は、「日本の隣国のロシア、中国、北朝鮮はいずれも[[核保有国の一覧|核保有国]]であり、それぞれの国家には憲法9条と同じようなものは存在しない。現実を見ましょう。」と発言した<ref>[https://sakisiru.jp/21795 憲法9条巡って全労連ツイッターが“サンドバッグ”状態、識者「思考能力疑う」「ウクライナに9条があれば侵攻されなかったか」のツッコミも]</ref>。
 
2022年2月25日、[[池田信夫]]は、志位の発言を、「一見バカバカしいことを言っているようだが、これは意外に正しい。憲法9条は他国を侵略しないという約束であり、他国からの侵略を防ぐ規定ではない。日本は[[自衛権]]を放棄したからだ。これは1946年の[[帝国議会]]で、[[吉田茂]]首相が明確に答弁している。」と述べている<ref>[https://agora-web.jp/archives/2055286.html 憲法9条は「他国への侵略を防ぐ条項」か]</ref>。
 
2022年4月7日、志位は「相手が軍事や核兵器の論理で来たときに、同じ論理で対抗して『軍事対軍事』の悪循環に陥ることがいちばん危険だ。憲法9条を生かす外交戦略こそ、いま必要だ」と述べた<ref name=":1">{{Cite web |和書|title=共産 志位委員長「憲法9条を生かす外交戦略こそ いま必要」 {{!}} NHK |url=https://web.archive.org/web/20220407084749/https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220407/k10013571511000.html |website=NHKニュース |accessdate=2022-04-08 |last=日本放送協会}}</ref>。また憲法9条について「無抵抗主義ではなく、個別的自衛権は存在している。万が一、急迫不正の主権侵害が起こった場合には、自衛隊を含めてあらゆる手段を行使して、国民の命と日本の主権を守りぬくのが党の立場だ」と述べた<ref name=":1" />。
 
2022年4月8日、元[[防衛大臣|防衛相]]・自民党衆議院議員[[小野寺五典]]は、「共産党は自衛隊に対して厳しいことを主張してきた。今までと言っていることが全然違う。憲法違反と言いながら、百八十度違った評価だ」と述べている<ref name="#1"/>。この批判に対して、志位は10日の[[東京都]]内の演説会で「この[[方針]]は急に言い出したことではありません。今から22年前の[[2000年]]の第22回党大会で公式に決定し、04年に改定された綱領に書き込んでいる方針です。『全然違う』といいますが、小野寺が知らなかっただけです。他党の批判をするときには、[[勉強]]をしてからにしてほしい」と反論し、さらに、志位の発言を「[[御都合主義|ご都合主義]]」と非難した声があがっていることについて、「これも的外れです。[[世界]]に誇る憲法9条を将来にわたって守り生かすことと、[[国民]]の[[命]]を守りぬくための[[政治]]の責任を果たすことの両方を、統一的に追求するのが日本共産党の立場です。これこそ最も[[責任]]ある[[政治]]です」とも述べている<ref>{{cite news|url=https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2022-04-12/2022041202_02_0.html|title=党の自衛隊政策への非難に反論 憲法9条と国民の命との両方を守り抜く責任ある方針|newspaper=しんぶん赤旗|date=2022-04-12|accessdate=2023-09-22}}</ref>。
2022年4月8日、[[小野寺五典]]元[[防衛大臣|防衛相]]は、「共産党は自衛隊に対して厳しいことを主張してきた。今までと言っていることが全然違う。憲法違反と言いながら、百八十度違った評価だ」と述べている<ref name="#1"/>。
 
2022年5月3日、[[憲法記念日 (日本)|憲法記念日]]の集会において、同席した立憲民主党衆院議員[[奥野総一郎]]衆院議員が「ロシアよりも許せないのが今の与党だ。どさくさ紛れに、ウクライナの問題をだしにして、改憲に突き進もうという姿勢は許すわけにいかない」と批判したのを受けて、「危機に乗じた改憲は許さない、共闘してやっていこうという力強い話だった」と賛同した<ref>[https://www.sankei.com/article/20220503-N6LW5VI5ZNNFZPOLUZBE347ZWY/ 「露よりも与党が許せない」 立民、改憲阻止に意欲]</ref>。
 
=== 皇室について ===
2020年3月26日に[[立憲民主党 (日本 2017)|立憲民主党]][[国民民主党 (日本 2018)|国民民主党]]に向けて出した見解『野党連合政権にのぞむ日本共産党の基本的立場―政治的相違点にどう対応するか』において[[皇室]]について[[日本国憲法第1章|天皇]]条項]]を含めた憲法の全条項を守るが「[[日本国憲法第4条|国政に関する権能を有しない]]」の条文は厳格に適用し、[[天皇]]の政治利用と憲法精神からの逸脱を是正すると述べた。「連合政権」においてもその立場で臨むとし、天皇の閣僚認証については憲法の定める国事行為なので現行通り対応することを確認した。同時に将来の展望として「民主[[共和制]]の政治体制の実現をはかる」とし「[[天皇制廃止論|皇室の存廃]]は機が熟した時に国民の総意によって解決される」としている<ref name=":20200327"/>。
 
=== 労働者雇用問題について ===
[[2008年]][[2月8日]]、[[衆議院]][[予算委員会]]で質問に立ち、[[労働者派遣事業]]について規制強化を要求した。小泉政権の[[規制緩和]]により解禁された[[日雇い]][[労働者]]について、日雇い労働者の劣悪な勤務実態の実例を列挙し、政府に規制強化を要求した。また、派遣労働者に過酷な[[労働]]を強いる労働者派遣業者や[[宅配便|宅配業]]者の実名を挙げ、政府に対策を要望した。それに答えて[[内閣総理大臣]]の[[福田康夫]]が[[厚生労働省]]の研究会に規制強化を検討させる考えを表明した。質疑の様子は[[YouTube]]などに[[アップロード]]され多数閲覧された。ニコニコ動画では投稿3日でコメント数が4,000件を超える<ref name=yamada20080218>山田孝男「ハケンと志位和夫のGJ=専門編集委員・山田孝男」『[http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10073548756.html 風知草:ハケンと志位和夫のGJ=専門編集委員・山田孝男(毎日新聞より引用)]』[[毎日新聞社]]、[[2008年]][[2月18日]]。</ref> など、大きな反響を呼んだ。<!--[[2月14日]]、日本共産党の職員がニコニコ動画のコメントを要約して志位に手渡したため、ニコニコ動画での反響を志位本人が知るところとなった。ただ、志位はニコニコ動画を利用したことがなかったため「GJ」「SGJ」「CGJ」などのコメントの意味がわからず「これは?」<ref name=yamada20080218/>と尋ね、職員が「GJはグッジョブ(goodjob=よくやった!)。SGJがスーパー・グッジョブ。CGJは『志位、よくやった』というところでしょう」<ref name=yamada20080218/>と解説した。志位は「ぼくも15年、国会議員やってるけど、こんなに反響が来たのは初めてですね」<ref name=yamada20080218/>と語っている。-->
 
[[2008年]][[12月11日]]、[[記者会見]]で、[[大企業]]などによる中途[[解雇]]や雇い止めに対して[[非正規雇用|非正規]]労働者らが[[労働組合]]などを結成し、撤回を求めていることについて「労働者の社会的反撃が始まった。労働者が団結して不当な首切りから[[雇用]]を守る闘いが発展することは大事。我が党は今、労働者が反撃に立ち上がる流れに強く連帯して闘いを展開していきたい」と語り、積極支援する姿勢を強調した<ref>[http://www.asahi.com/politics/update/1211/TKY200812110248.html 中途解雇への抗議「労働者の反撃」共産・志位氏] 朝日新聞</ref>。ただし、労働組合の関係者から[[リストラ]]阻止に向けた取り組みを求められた際、拒絶したことがある<ref>「虎視眈々 共産の行動隊長はオペラファン」[[1998年]][[8月25日]]付『朝日新聞』7面</ref>。
 
[[2015年]][[2月23日]]、[[衆議院]][[予算委員会]]で長時間労働の問題について審議を行った。審議の中で[[日本経済団体連合会|日本経団連]]・[[経済同友会]]役員企業35社の残業上限協定のデータを取り上げ、33社が月45時間の大臣告示を超えた協定、28社が政府が「過労死ライン」と定める月80時間以上の協定を結んでいる実態を明らかにした。この審議の中で志位は「月45時間の大臣告示の規制を法律化し法的拘束力を持ったものにすべき」と主張した<ref>[httphttps://www.shii.gr.jp/pol/2015/2015_02/K2015_0223_1.html 政治の責任で働くものの命を守れ 雇用大改悪の根幹を突き崩す] 志位和夫公式ホームページ</ref><ref>[httphttps://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2015-02-23/2015022307_01_0f.jpg 日本経団連・経済同友会役員企業35社の残業上限協定] 志位和夫公式ホームページ</ref>。
 
=== 選択的夫婦別姓制度について ===
選択的[[夫婦別姓]]制度導入には賛成の立場をとる<ref>選択夫婦別姓アンケート、mネット、2014年</ref><ref>[[第166回国会]] [[法務委員会]] 請願1277号</ref>。「本当の意味での両性の平等、個人の尊厳、基本的人権の観点から認めるべきだ」と述べた<ref>[https://web.archive.org/web/20151205094903/http://digitalwww.asahi.com/articles/DA3S12096371.html?rm=150 「(教えて!結婚と法律:5)夫婦別姓、各政党の立場は?」]{{リンク切れ|date=2017年10月 |bot=InternetArchiveBot }}、[[朝日新聞]]、2015年12月2日</ref>。
 
=== 原発LGBT・SOGIについて ===
[[原子力撤廃|反原発LGBT]]・[[SOGI]]差別解消立場をとる。原発再稼働に反対し、「即時原発ゼロ」法律政治決断制定が必要としている。また、同性カップルの法律婚([[同性結婚]])を認める民法改正に賛成している<ref>[https://www.jcp.or.jp/web_policyakahata/2014aik22/03/post2023-55502-11/2023021102_05_0.html 東日本大震災、福島原発事故から3年を迎えるにあたっ 結婚の自由すべの人に 日本共産党幹部会志位委員長 志位和夫「全面的に賛同」市民団体が要請] しんぶん赤旗 2014、202332月11日</ref>。
 
ただし日本共産党は同性愛者に対して「不道徳」「退廃」というレッテルを貼って非難してきた歴史があり、それについて志位は2020年に「間違いであった」と述べた<ref>[https://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2020-01-20/2020012007_01_0.html 日本共産党第28回大会 綱領一部改定案の討論 志位委員長の結語]、しんぶん赤旗、2020年1月20日</ref>。
[[社会民主党 (日本 1996-)|社会民主党]]の[[福島瑞穂]]から「共産党は核の平和利用について認めてきた」と追及された際には「核エネルギーの平和利用の将来にわたる可能性、その基礎研究までは否定しない。」「将来、新しい知見が出るかもしれない。その可能性までふさいでしまうのはいかがかという考えである」「現在の科学と技術の発展段階では、『安全な原発などありえない』と言っている」と答えている<ref>2011年8月25日毎日新聞「ザ・特集:共産・志位委員長と社民・福島党首、反核の「老舗」対談」</ref>。
 
=== 原子力発電について ===
[[原子力撤廃|反原発]]の立場をとる。[[日本の原子力発電所|原子力発電所]]再稼働に反対し、「即時原発ゼロ」の政治決断が必要としている<ref>[https://www.jcp.or.jp/web_policy/2014/03/post-555.html 東日本大震災、福島原発事故から3年を迎えるにあたって 日本共産党幹部会委員長 志位和夫] しんぶん赤旗 2014年3月11日</ref>。
 
社会民主党の[[福島瑞穂]]から「共産党は核の平和利用について認めてきた」と追及された際には「核エネルギーの平和利用の将来にわたる可能性、その基礎研究までは否定しない。」「将来、新しい知見が出るかもしれない。その可能性までふさいでしまうのはいかがかという考えである」「現在の科学と技術の発展段階では、『安全な原発などありえない』と言っている」と答えている<ref>2011年8月25日毎日新聞「ザ・特集:共産・志位委員長と社民・福島党首、反核の「老舗」対談」</ref>。
 
=== 消費税について ===
[[消費税]]を「個人消費と内需に冷水を浴びせ、所得の低い層ほど重い負担を強いられる福祉破壊税である」として批判している<ref>[https://www.jcp.or.jp/web_policy/2008/11/post-54.html 大企業・大銀行応援か、国民のくらし応援か 景気悪化から国民生活を守る日本共産党の緊急経済提言 日本共産党幹部会委員長 志位和夫] しんぶん赤旗 2008年11月11日</ref>。安倍内閣による二度の消費税増税(2014年の8%、2019年の10%への増税)にいずれも強く反対し、消費税の廃止を要求している<ref name=akahata20180515/><ref>[httphttps://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2019-10-01/2019100103_01_0.html 消費税減税・廃止を求める、新たなたたかいをよびかけます 日本共産党幹部会委員長 志位和夫] しんぶん赤旗 2019年10月1日</ref>。
 
=== 死刑制度について ===
アムネスティ・インターナショナルからの2022年(令和4年)の候補者アンケートに死刑制度は廃止する方向で検討を進めるべきだという設問に対して賛成と答えている<ref>[https://amnesty-jpn.org/candidate/prefectures/yamanashi/ アムネスティ・インターナショナル 選挙は人権で考える]</ref>。2023年(令和5年)1月30日にはツイッターにおいて、[[平野啓一郎]]の『死刑について』から「人を殺してはいけないということは絶対的な禁止であるべきだということです」を引用し、死刑廃止を考える根本的視点と思うと述べている<ref>[https://twitter.com/shiikazuo/status/1616396615165837314 志位和夫のツイート 8:25 PM · Jan 20, 2023]</ref>。
 
=== 受動喫煙問題について ===
[[受動喫煙]]防止を目的に原則屋内[[禁煙]]とする[[健康増進法]]改正に賛成の立場をとっている。[[2017年]]に行われた公開アンケートにおいて「[[日本]]は[[たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約|たばこ規制枠組み条約]]を批准していますが、屋内全面禁煙を義務づける[[法律]]を持っていません。[[国民]]の健康を守るためにも受動喫煙対策を抜本的に強化していくことが必要で、[[公衆]]が集まる場所の屋内全面禁煙、[[医療機関]]や[[学校]]の敷地内禁煙を罰則付きで定める法律を早期に制定することが求められています」と回答している<ref>{{Cite web |和書|url = httphttps://notobacco.jp/senkyo/syuinsentobacco201710.htm |title = 衆議院選挙2017/10/22タバコ対策の公開アンケート |website = [[「子どもに無煙環境を」推進協議会]] |date = 2017-10-24 |accessdate = 2020-11-24 }}</ref>。
 
== 人物 ==
* [[平和]]を願って「和夫(かずお)」と名付けられたといい<ref name="profile">[http://shii.gr.jp/profile/index.html 公式プロフィール]</ref>、周囲の人たちからは「和ちゃん」と呼ばれて可愛がられていた<ref>駒場祭講演会、2004年</ref>。
* [[身長]]は180センチメートルである<ref>特集「日本共産党第19回大会」</ref>。
* [[音楽]]は趣味を超えた「人生の一部」「生涯の一部」と語り、[[ピアノ]]も演奏する。[[クラシック音楽]]鑑賞では[[フランツ・シューベルト|シューベルト]]、[[ドミートリイ・ショスタコーヴィチ|ショスタコーヴィチ]]をはじめ幅広く好きとのことである。[[朝日ニュースター]]「[[ばばこういち]]のジャーナリズム最前線」のインタビューでは、シューベルトの[[ドイツリート]]が好きと答えていた。高校時代はオーケストラ部に所属しピアノと[[ヴァイオリン]]を演奏し<ref>[[BSテレ東]]『[[日曜サロン]]』[[2020年]][[4月5日]]放送、しんぶん赤旗2020年[[4月6日]]付掲載</ref>、作曲家の道を本気で考え、大学進学時ピアノと[[物理学]]のどちらをとるか迷ったというエピソードもある<ref name="profile" />。[[結婚式]]では妻とともにピアノを[[連弾]]した。[[2018年]]に開かれた「[[党友|JCPサポーター]]まつり」では、[[フレデリック・ショパン|ショパン]]の「別れのワルツ」を、[[2019年]]の[[国民民主党 (日本 2018)|国民民主党]]代表[[玉木雄一郎]]との党首会談ではショパンの[[マズルカ作品24 (ショパン)|マズルカ第17番]]を演奏した(玉木は[[河島英五]]の「[[酒と泪と男と女]]」を演奏)<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=_stoR0LbOJI 【志位和夫×玉木雄一郎】立憲主義・格差是正・多様性と個人の尊厳を大切にしたい!] [[YouTube]] たまきチャンネル 2019.12.23公開</ref>。[[演歌]]なども聴き、[[八代亜紀]]のファン。
192 ⟶ 216行目:
*「好きなドラマは『[[宮廷女官チャングムの誓い]]』」で[[イ・ヨンエ]]の大ファンである。同番組は毎回欠かさず見ていると同時に単行本所有していることを、韓国訪問時に[[インタビュー]]で答えている<ref>[http://legacy.www.hani.co.kr/section-021106000/2006/09/021106000200609130627040.html “아베의 시대착오 용납 못한다”] {{ko icon}} [[ハンギョレ]] 2006.9.13付記事</ref>。また、NHK連続テレビ小説「[[マッサン]]」についても「ビデオ録画してでも絶対見ています。面白い。ヒロインの[[シャーロット・ケイト・フォックス]]が良いよね。[[日本語]]が全然分からないところから頑張っている」と語っている<ref>[http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20141206-1405439.html 共産党の志位委員長が躍進手応え語る] 日刊スポーツ 2014年12月6日付</ref>。[[ロマン・ロラン]]を愛読書とする<ref>『政治家の本棚』朝日新聞社 (2002年04月) p.392</ref>。
* [[横澤彪]](元[[フジテレビジョン|フジテレビ]][[プロデューサー]])と[[神崎武法]](元[[公明党代表]])は千葉高校・東京大学の先輩である。なお、横澤はフジテレビ在籍中に赤旗(現・[[しんぶん赤旗]])のインタビューを受けた事がある<ref>『赤旗』1994年2月23日付</ref>。
* [[安倍晋三]]は同い年で当選同期であり、個人的関係は悪くなかった。[[国会議事堂|国会]]内でのあいさつ挨拶回りなどの際、安倍とのみ和やかな会談になると報じられることもあった<ref>[http://www.asahi.com/articles/DA3S10943858.html 「年男」同士の自共対決 首相「午年で、へっへっへ」 志位氏「午年で、ふふふ」]</ref>。ただし政治の上での批判は徹底しており、安倍内閣を「戦後最悪の反動政権」と評している<ref>[httphttps://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-10-25/2018102501_01_1.html 戦後最悪の反動政権 一刻も早く終わらせよう 議員団総会 志位委員長があいさつ 臨時国会開会] しんぶん赤旗 2018年10月25日</ref>。
 
== 家族・親族 ==
{{要出典範囲|実父は元・千葉県[[船橋市議会|船橋市議会議員]](日本共産党)の[[志位明義]](1929年 - 2005年)であり、両親とも[[教員]]で[[日本共産党]]員であった。[[大日本帝国陸軍|旧日本陸軍]][[中将]][[志位正人]](1889年10月22日 - 1945年5月6日)は実祖父、[[第二次世界大戦]]終戦時の[[日本軍]][[第3方面軍 (日本軍)|第3方面軍]][[参謀]]([[少佐]])で[[シベリア抑留]]後は[[外務省]]職員であり[[ラストヴォロフ事件]]により[[ソビエト連邦|ソ連]]の[[スパイ|工作員]]([[KGB]]のスパイ)であった事が発覚した[[志位正二]]は伯父<ref>[[加藤哲郎 (政治学者)|加藤哲郎]]『ゾルゲ事件 覆された神話』[[平凡社]]〈[[平凡社新書]]〉、2014年 p.128</ref>曽祖父は[[第百五十一国立銀行]]取締役兼支配人や[[十八銀行]][[熊本県|熊本]]支店長を務めた[[志位一蔵]]<ref>{{Cite web |title=国立国会図書館デジタルコレクション |url=https://dl.ndl.go.jp/pid/923491/1/102 |website=dl.ndl.go.jp |access-date=2022年6月2024-08-22}}</ref>。
 
== 所属団体・議員連盟 ==
* [[平和・民主・革新の日本をめざす全国の会]](代表世話人))
* [[日中友好議員連盟]](副会長)<ref>{{Cite news|title=日中友好議連 日本共産党が加入 副会長に志位委員長 |url=https://www.shii.gr.jp/pol/2002/2002_07/2002_0724_1.html|newspaper=赤旗|date=2002-10-27|publisher=}}</ref>
* [[日韓議員連盟]](顧問)<ref>{{Cite news|title=志位委員長が顧問就任 日韓議連が総会開く|date=2013年2月16日|newspaper=赤旗|url=httphttps://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2013-02-16/2013021602_02_1.html}}</ref>
* [[原発ゼロの会]]
* [[アムネスティ・インターナショナル|アムネスティ]]議員連盟
* [[2003年]]、[[静岡空港]]建設反対の国会議員署名活動で署名者に加わっている<ref>[https://web.archive.org/web/20090307071308/http://kuukouno.hp.infoseek.co.jp/kokaiginsyomei.htm 国会議員署名これまでと今後の展望 - 空港はいらない静岡県民の会](2009年3月7日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref>。
 
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|衆|当落9=当|年齢9=63|選挙名9=48|選挙区9=比例南関東ブロック|政党名9=日本共産党|定数9=22|比例順9=1|当選数9=2
|衆|当落10=当|年齢10=67|選挙名10=49|選挙区10=比例南関東ブロック|政党名10=日本共産党|定数10=22|比例順10=1|当選数10=1
|衆|当落11=当|年齢11=70|選挙名11=50|選挙区11=比例南関東ブロック|政党名11=日本共産党|定数11=23|比例順11=1|当選数11=1
}}
 
222 ⟶ 247行目:
{| class="wikitable"
|-
!選挙!!当選者数!!前回選挙との差(人)!!比例区得票率!!前回選挙との差 (ポイント)
|-
|[[第19回参議院議員通常選挙]]||5||-10||7.91%||-6.69%
|-
|[[第43回衆議院議員総選挙]]||9||-11||7.76%||-3.47%
|-
|[[第20回参議院議員通常選挙]]||4||-1||7.80%||-0.11%
|-
|[[第44回衆議院議員総選挙]]||9||±0||7.25%||-0.51%
|-
|[[第21回参議院議員通常選挙]]||3||-1||7.48%||-0.32%
|-
|[[第45回衆議院議員総選挙]]||9||±0||7.03%||-0.22%
|-
|[[第22回参議院議員通常選挙]]||3||±0||6.10%||-1.38%
|-
|[[第46回衆議院議員総選挙]]||8||-1||6.13%||-0.90%
|-
|[[第23回参議院議員通常選挙]]||8||+5||9.68%||+3.58%
|-
|[[第47回衆議院議員総選挙]]||21||+13||11.37%||+5.24%
|-
|[[第24回参議院議員通常選挙]]||6||-2||10.74%||+1.06%
|-
|[[第48回衆議院議員総選挙]]||12|| -9||7.90%||-3.47%
|-
|[[第25回参議院議員通常選挙]]||7||+1||8.95%||-1.79%
|-
|[[第49回衆議院議員総選挙]]||10|| -2||7.25%|| -0.65
|-
|[[第26回参議院議員通常選挙]]||4||-2||6.8%||-2.15
|-
|[[第49回衆議院議員総選挙]]
|10
| -2
|7.25%
| -0.65%
|}
 
== 著書 ==
演説内容を本にまとめたものが多い。
 
* 『新・綱領教室(下)──2020年改定綱領を踏まえて』([[新日本出版社]] 2022年)ISBN 978-4406066716
* {{Cite book ja|title=激動する世界と科学的社会主義|url={{国立国会図書館デジタルコレクション|12744086}}|url-access=registration|publisher=新日本出版社|date=1991-02-10|isbn=4-406-01929-4}}
* 『新・綱領教室(上)──2020年改定綱領を踏まえて』(新日本出版社 2022年)ISBN 978-4406066709
* {{Cite book ja|title=科学的社会主義とは何か|publisher=新日本出版社|date=1992|isbn=4-406-02064-0}}
* 『パンデミックと日本共産党の真価―日本共産党創立99周年記念講演』(日本共産党中央委員会出版局 2021年)ISBN 978-4530016991
* {{Cite book ja|title=歴史の促進者として|publisher=新日本出版社|date=1992|isbn=4-406-02116-7}}
* 『コロナ危機をのりこえ、新しい日本と世界を―改定綱領を指針に 日本共産党創立98周年記念講演 (文献パンフ) 』(日本共産党中央委員会出版局 2020年)ISBN 978-4530016922
* {{Cite book ja|title=21世紀をめざして ―志位和夫 演説・論戦集―|publisher=新日本出版社|date=1995|isbn=4-406-02349-6}}
* 『改定綱領が開いた「新たな視野」』(新日本出版社 2020年)ISBN 978-4406064767
* {{Cite book ja|title=科学・人生・生きがい|publisher=新日本出版社|date=1997|isbn=4-406-02523-5}}
* 『共闘の4年間と野党連合政権への道―日本共産党創立97周年記念講演 (文献パンフ)』(日本共産党中央委員会出版局 2019年)ISBN 978-4530016847
* {{Cite book ja|title=“自共対決” ―志位和夫国会論戦集―|publisher=新日本出版社|date=1998|isbn=4-406-02581-2}}
* 『天皇の制度と日本共産党の立場』(日本共産党中央委員会出版局 2019年)ISBN 978-4530016830
* {{Cite book ja|title=民主日本への提案|publisher=新日本出版社|date=2000|isbn=4-406-02715-7}}
* 『「核兵器のない世界」をどう実現するか―「核兵器禁止条約の国連会議」に参加して』(日本共産党中央委員会出版局 2017年)ISBN 978-4530016663
* {{Cite journal ja|title=議会制民主主義の諸問題について〔含 質疑応答〕 / 志位 和夫|journal=[[前衛 (雑誌)|前衛 : 日本共産党中央委員会理論政治誌]]|url={{国立国会図書館デジタルコレクション|12117721/15}}|url-access=registration|issue=749|publisher=日本共産党中央委員会|date=2002-03-01|pages=13 - 39}}
* 『歴史の偽造は許されない―「河野談話」と日本軍「慰安婦」問題の真実 (文献パンフ)』(日本共産党中央委員会出版局 2014年)ISBN 978-4530016403
* 『戦争か平和か―{{Cite book ja|title=歴史の岐路と本流にたつ党の真価を発揮する|publisher=日本共産党』(新日本中央委員会出版社 2014年)ISBN 978-4406058223局|date=2002|isbn=4530015327}}
* {{Cite book ja|title=歴史の激動ときりむすんで|publisher=新日本出版社|date=2002|isbn=4-406-02946-X}}
* 『綱領教室〈第3巻〉』(新日本出版社 2013年)ISBN 978-4406056861
* {{Cite book ja|title=希望ある流れと日本共産党|publisher=新日本出版社|date=2003|isbn=4-406-02986-9}}
* 『綱領教室〈第2巻〉』(新日本出版社 2013年)ISBN 978-4406056847
* {{Cite book ja|title=職場問題学習・交流講座への報告・まとめ|publisher=[[日本共産党中央委員会出版局]]|date=2006|isbn=4-530-01562-9}}
* 『綱領教室〈第1巻〉』(新日本出版社 2013年)ISBN 978-4406056786
* {{Cite book ja|title=教育基本法改定のどこが問題か|publisher=新日本出版社|date=2006|isbn=4-406-03305-X}}
* 『領土問題をどう解決するか―尖閣、竹島、千島』(新日本出版社 2012年)ISBN 978-4406056571
* {{Cite book ja|title=韓国・パキスタンを訪問して|publisher=新日本出版社|date=2006|isbn=978-4406033244}}
* 『歴史に学び、新しい歴史をつくろう―日本共産党創立90周年』(日本共産党中央委員会出版局 2012年)ISBN 978-4530016182
* {{Cite book ja|title=日本共産党とはどんな党か|publisher=新日本出版社|date=2007|isbn=978-4406050180}}
* 『危機をのりこえて新しい日本を―震災、原発、日本の前途を語る 日本共産党創立89周 (文献パンフ) 』(日本共産党中央委員会出版局 2011年)ISBN 978-4530016168
* 『人間らしい労働を―たたかいで道を開こう』({{Cite book ja|title=ベトナム友好と連帯の旅|publisher=新日本出版社 2009年)ISBN |date=2007|isbn=978-44060522834406050395}}
* {{Cite book ja|title=人間らしい労働を―たたかいで道を開こう|publisher=新日本出版社|date=2009|isbn=978-4406052283}}
* 『ベトナム友好と連帯の旅』 ([[新日本出版社]] [[2007年]]) ISBN 978-4406050395
* {{Cite book ja|title=危機をのりこえて新しい日本を―震災、原発、日本の前途を語る 日本共産党創立89周年 (文献パンフ) |publisher=日本共産党中央委員会出版局|date=2011|isbn=978-4530016168}}
* 『日本共産党とはどんな党か』 (新日本出版社 [[2007年]]) ISBN 978-4406050180
* {{Cite book ja|title=歴史に学び、新しい歴史をつくろう―日本共産党創立90周年|publisher=日本共産党中央委員会出版局|date=2012|isbn=978-4530016182}}
* 『韓国・パキスタンを訪問して』(新日本出版社 2006年)ISBN 978-4406033244
* {{Cite book ja|title=領土問題をどう解決するか―尖閣、竹島、千島|publisher=新日本出版社|date=2012|isbn=978-4406056571}}
* 『教育基本法改定のどこが問題か』(新日本出版社 2006年)ISBN 4-406-03305-X
* {{Cite book ja|title=綱領教室〈第1巻〉|publisher=新日本出版社|date=2013|isbn=978-4406056786}}
* 『職場問題学習・交流講座への報告・まとめ』([[日本共産党中央委員会出版局]] 2006年)ISBN 4-530-01562-9
* {{Cite book ja|title=綱領教室〈第2巻〉|publisher=新日本出版社|date=2013|isbn=978-4406056847}}
* 『希望ある流れと日本共産党』(新日本出版社 2003年)ISBN 4-406-02986-9
* {{Cite book ja|title=綱領教室〈第3巻〉|publisher=新日本出版社|date=2013|isbn=978-4406056861}}
* 『歴史の激動ときりむすんで』(新日本出版社 2002年)ISBN 4-406-02946-X
* {{Cite book ja|title=戦争か平和か―歴史の岐路と日本共産党|publisher=新日本出版社|date=2014|isbn=978-4406058223}}
* 『歴史の本流にたつ党の真価を発揮する』(日本共産党中央委員会出版局 2002年)ISBN 4530015327
* {{Cite book ja|title=歴史の偽造は許されない―「河野談話」と日本軍「慰安婦」問題の真実 (文献パンフ)|publisher=日本共産党中央委員会出版局|date=2014|isbn=978-4530016403}}
* 「議会制民主主義の諸問題について」(日本共産党 『[[前衛 (雑誌)|前衛]] 2002年3月号』 所収)
* {{Cite book ja|title=「核兵器のない世界」をどう実現するか―「核兵器禁止条約の国連会議」に参加して|publisher=日本共産党中央委員会出版局|date=2017|isbn=978-4530016663}}
* 『民主日本への提案』(新日本出版社 2000年)ISBN 4-406-02715-7
* {{Cite book ja|title=天皇の制度と日本共産党の立場|publisher=日本共産党中央委員会出版局|date=2019|isbn=978-4530016830}}
* 『“自共対決” ―志位和夫国会論戦集―』(新日本出版社 1998年)ISBN 4-406-02581-2
* {{Cite book ja|title=共闘の4年間と野党連合政権への道―日本共産党創立97周年記念講演 (文献パンフ)|publisher=日本共産党中央委員会出版局|date=2019|isbn=978-4530016847}}
* 『科学・人生・生きがい』(新日本出版社 1997年)ISBN 4-406-02523-5
* {{Cite book ja|title=改定綱領が開いた「新たな視野」|publisher=新日本出版社|date=2020|isbn=978-4406064767}}
* 『21世紀をめざして ―志位和夫 演説・論戦集―』(新日本出版社 1995年)ISBN 4-406-02349-6
* {{Cite book ja|title=コロナ危機をのりこえ、新しい日本と世界を―改定綱領を指針に 日本共産党創立98周年記念講演 (文献パンフ) |publisher=日本共産党中央委員会出版局|date=2020|isbn=978-4530016922}}
* 『歴史の促進者として』(新日本出版社 1992年)ISBN 4-406-02116-7
* {{Cite book ja|title=パンデミックと日本共産党の真価―日本共産党創立99周年記念講演|publisher=日本共産党中央委員会出版局|date=2021|isbn=978-4530016991}}
* 『科学的社会主義とは何か』(新日本出版社 1992年)ISBN 4-406-02064-0
* {{Cite book ja|title=新・綱領教室(上)──2020年改定綱領を踏まえて|publisher=新日本出版社|date=2022|isbn=978-4406066709}}
* 『激動する世界と科学的社会主義』(新日本出版社 1991年)ISBN 4-406-01929-4
* {{Cite book ja|title=新・綱領教室(下)──2020年改定綱領を踏まえて|publisher=[[新日本出版社]]|date=2022|isbn=978-4406066716}}
 
== 出演 ==
 
=== テレビ ===
* [[日経スペシャル カンブリア宮殿]] 「志位和夫が語る"ルールある資本主義"とは」(2009年1月19日、テレビ東京)- 日本共産党委員長として出演<ref>[https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/2009/0119/ 「志位和夫が語る"ルールある資本主義"とは」] - テレビ東京 2009年1月19日</ref>。
* [[サンデープロジェクト]]
* [[日曜討論]]
* [[プライムニュース]] 
* [[報道1930]]
* [[モー。たいへんでした]]
 
=== 映画 ===
* [[劇場版 センキョナンデス]]
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
<!--===注釈===
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===出典===
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{{Succession box
| title = [[ファイル:Flag of the Japanese Communist Party.svg|25px]] [[日本共産党中央委員会幹部会委員長|日本共産党委員長]]
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| years = 第54:2000:2024年 -
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| title = [[ファイル:Flag of the Japanese Communist Party.svg|25px]] [[日本共産党中央委員会書記局長|日本共産党書記局幹部会委員長]]
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| years = 第35:1990:2000年 - 20002024
| after = [[忠義村智子]]
}}
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{{End}}
| title = [[ファイル:Flag of the Japanese Communist Party.svg|25px]] [[日本共産党中央委員会書記局長]]
| before = [[金子満広]]
| years = 第3代:1990年 - 2000年
| after = [[市田忠義]]
}}
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{{旧千葉1区選出衆議院議員(1947-1993)}}
{{比例南関東ブロック選出衆議院議員(1996-)}}
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{{日本共産党}}
{{Normdaten}}
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[[Category:志位和夫|*]]
[[Category:宮本顕治]]
[[Category:日本共産党の衆議院議員]]
[[Category:千葉県選出の衆議院議員]]
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[[Category:東京大学出身の人物]]
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[[Category:存命人物]]
[[Category:宮本顕治]]