「スピリチュアルケア」の版間の差分
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人々が人生の最後の時を迎えようとする[[ホスピス]]([[ビハーラ]])という場所は、本来はスピリチュアルケアなしの状態というのは考えがたいはずである<ref name="kippes_p.165" />。それは世界保健機関(WHO)も指摘している。緩和ケアの柱となる4つのケアは、身体的ケア、心理・精神的ケア、社会的ケア、スピリチュアルケアである。だが、日本では施設としてのホスピスは次第に増えてきているものの、そこにおいてもスピリチュアルケアの状態は不十分だ、とウァルデマール・キッペスから指摘されている。1997年の「日本全国ホスピス施設ガイド」で紹介された29のホスピス施設のうち、スタッフにチャプレン・宗教家・伝道部職員などがいるとしたのは、9施設(30%)(である/にすぎない)、ホスピスチャペル、仏堂、礼拝堂、祈りのための部屋などの施設を備えているのは7施設(24%)にとどまっているとされた。このデータは、その時点で、日本のホスピスの7割でスピリチュアルケアが十分に専門的には行われていなかったことを示唆している。<ref name="kippes_p.165" />
その後、2004年にはスピリチュアルケア研究会が愛知県(中部地方)で立ち上がり<ref>[https://web.archive.org/web/20060812143402/http://www.geocities.jp/spiritual_care/ スピリチュアルケア研究会]</ref>、2007年には関西を拠点として日本スピリチュアルケア学会が設立され(理事長は[[日野原重明]]。聖トマス大学、[[高野山大学]]、龍谷大学、京都大学、東京大学 等々等々の関係者が参加)<ref>[http://hccweb5.bai.ne.jp/~hee76001/spiritual-care3/spiritual-care3.htm 日本スピリチュアルケア学会]</ref>、学術大会が開かれるようになり<ref>[http://hccweb5.bai.ne.jp/~hee76001/spiritual-care3/spiritual-care6.htm 日本スピリチュアルケア学会 『 2009年度学術大会』]</ref>、またスピリチュアルケアに関する書籍がいくつも出版されるなど(末尾の関連書籍で参照可)、学会や情報という点では、徐々にではあるが進展が見られるようになっている。
==臨床スピリチュアルケアを行う人、専門職==
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