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廿日市市と[[大竹市]]で結成される[[一部事務組合]]の「'''宮島ボートレース企業団'''」が施設を所有し施行者となっている。「宮島ボートレース企業団規約」に基づき、[[地方公営企業法]]の全部規定を適用している。
本土に位置しながら「[[厳島|宮島]]」の名を冠するが、これは1954年(昭和29年)に当時の[[佐伯郡]][[宮島町]]が中心となり、[[大竹町]]・[[大野町 (広島県)|大野町]]・[[小方町]]・[[玖波町]]の5町で競艇場設置許可を申請したことに起因する<ref>{{Cite web|和書|url=https://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2006/00005/contents/0112.htm |title=競艇沿革史 宮島競艇施行組合|website=日本財団図書館|accessdate=2020-08-03}}</ref>。設置許可は[[広島市]]([[庚午 (広島市)|庚午]]や[[宇品]]、[[吉島 (広島市)|吉島]]への設置が想定されていたという)との競願となったが、広島県モーターボート競走会が宮島口への設置を決定。同年、企業団の前身となる「宮島競艇施行組合」が結成された。
1993年、広島市で開催される[[1994年アジア競技大会|アジア競技大会]]にかかる費用捻出のため、広島市が2年限定で第二施行者として参画。その後、廿日市市(宮島町・大野町と合併前)、佐伯郡[[佐伯町 (広島県)|佐伯町]]、[[湯来町]]、[[吉和村]](後に佐伯町・吉和村は廿日市市と、湯来町は広島市と合併)が「広島県西部競艇施行組合」を結成して広島市の施行権を引き継いで第二施行者として参画していたが、2004年3月末をもって施行組合を解散し撤退した。競艇施行権の返上は全国初の事例だった<ref>{{Cite news|url=http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn01121332.html|title=宮島ボートから撤退 広島県西部施行組合|newspaper=中国新聞|date=2001-12-13|archiveurl=https://web.archive.org/web/20020815205535/http://www.chugoku-np.co.jp:80/News/Tn01121332.html|archivedate=2002-08-15|accessdate=2020-10-08}}</ref>。
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厳島にわたる[[フェリー]]乗り場([[宮島口桟橋]])のすぐ隣にあり、[[旅打ち]]をする場合には宮島観光とセットにすることができる。宮島競艇場のスタンドからも[[厳島]]や[[宮島航路|連絡船]]、天気の良い日には[[日本三景]]の一つで「安芸の宮島」と言われ、[[世界遺産]]にも指定されている[[厳島神社]]のトレードマーク、大鳥居などを望める。
施設は近年改装され、比較的新しい。競艇雑誌についてくるクーポンを利用すると先着数に限りがあるが2マーク側のB指定席を利用することができる。かつては、指定席ではジュースのサービス券2枚と競艇[[予想紙]]がついてきたが、後に指定席料金が値下げされて各席1つのモニターが設置された代わりにこのサービスが廃止された。中央スタンド5階にはA(ロイヤル)指定席(席数34<ref name="施設ガイド">{{Cite web|和書|author = |date = |url = http://www.boatrace-miyajima.com/guide/index.html|title = 施設ガイド|work = 本場案内|publisher = 宮島競艇場|language = 日本語|accessdate = 2012年3月22日}}</ref>)があり、こちらはソフトドリンクが無料4<ref name="施設ガイド"/>の上1席に1つのモニターが設置されている。また、場内で販売されている予想紙の無料配布もある。2015年2月22日には、外向発売所PALBOAT宮島がオープンした。▼
競走水面は海<ref name="蛭子1992-202">[[#蛭子1992|蛭子1992]]、202頁。</ref>で、水質は海水<ref name="蛭子1992-202"/><ref name="藤野2006-226">[[#藤野2006|藤野2006]]、226頁。</ref>。[[児島競艇場]]・[[徳山競艇場]]・[[下関競艇場]]・[[丸亀競艇場]]と並び、[[瀬戸内海]]の海水を利用したコースである。▼
全国の競艇場で唯一「御来場印」を販売している。揮毫したのは広島支部所属で書家でもある[[正木聖賢]]<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=4El9xMO9eQQ 【公式】「2022年 正木 聖賢 選手 "BOATRACEと書"」【モンタチャンネル】]ボートレース宮島 2022年6月17日</ref><ref>[https://www.nikkansports.com/public_race/news/202212200000449.html 来場記念にいかが? 宮島ボートで「御来場印」を販売中 書は地元の正木聖賢が担当]日刊スポーツHP 2022年12月20日配信</ref>。
イン優勢の流れは他の競艇場同様変わらないが、潮の干満の差が大きく<ref name="競走水面">{{Cite web|author = |date = |url = http://www.boatrace-miyajima.com/guide/racetrack.html|title = 競走水面|work = 本場案内|publisher = 宮島競艇場|language = 日本語|accessdate = 2012年3月22日}}</ref>、干潮時は静か<ref name="競走水面"/>だが満潮時はうねりが出てボートを操作しづらくなる傾向にある<ref name="競走水面"/>他、満潮時はイン有利、干潮時はアウト有利となる傾向がある<ref name="競走水面"/>等、コース不問の幅広い決まり手が発生しやすい競艇場でもある。▼
マスコットキャラクターはサルの「モン太くん」。▼
開場来特に大きな事故が発生することはなかったが、[[2022年]][[11月6日]]に開催された一般競争の初日第10競争にて[[中田達也 (競艇選手)|中田達也]]選手が事故死する史上初の死亡事故があった<ref>[https://www.boatrace-miyajima.com/news_detail.html?id=104 【レーサーの訃報について】](宮島競艇場)</ref>・<ref>[https://newsdig.tbs.co.jp/articles/rcc/197363?display=1 ボートレース宮島で初めての死亡事故 中田達也選手(29)亡くなる 11日までレース中止](RCC中国放送)</ref>。これを受けて、同年[[11月7日]]-[[11月11日]]までの残り日程は中止・打ち切りとすることが発表された<ref>[https://www.boatrace-miyajima.com/news_detail.html?id=105 【レース中止打ち切りのお知らせ】](宮島競艇場)</ref>。▼
== コース概要 ==
▲施設は近年改装され、比較的新しい。競艇雑誌についてくるクーポンを利用すると先着数に限りがあるが2マーク側のB指定席を利用することができる。かつては、指定席ではジュースのサービス券2枚と競艇[[予想紙]]がついてきたが、後に指定席料金が値下げされて各席1つのモニターが設置された代わりにこのサービスが廃止された。中央スタンド5階にはA(ロイヤル)指定席(席数34<ref name="施設ガイド">{{Cite web|author = |date = |url = http://www.boatrace-miyajima.com/guide/index.html|title = 施設ガイド|work = 本場案内|publisher = 宮島競艇場|language = 日本語|accessdate = 2012年3月22日}}</ref>)があり、こちらはソフトドリンクが無料4<ref name="施設ガイド"/>の上1席に1つのモニターが設置されている。また、場内で販売されている予想紙の無料配布もある。2015年2月22日には、外向発売所PALBOAT宮島がオープンした。
▲競走水面は海<ref name="蛭子1992-202">[[#蛭子1992|蛭子1992]]、202頁。</ref>で、水質は海水<ref name="蛭子1992-202"/><ref name="藤野2006-226">[[#藤野2006|藤野2006]]、226頁。</ref>。[[児島競艇場]]・[[徳山競艇場]]・[[下関競艇場]]・[[丸亀競艇場]]と並び、[[瀬戸内海]]の海水を利用したコースである。
▲イン優勢の流れは他の競艇場同様変わらないが、潮の干満の差が大きく<ref name="競走水面">{{Cite web|和書|author = |date = |url = http://www.boatrace-miyajima.com/guide/racetrack.html|title = 競走水面|work = 本場案内|publisher = 宮島競艇場|language = 日本語|accessdate = 2012年3月22日}}</ref>、干潮時は静か<ref name="競走水面"/>だが満潮時はうねりが出てボートを操作しづらくなる傾向にある<ref name="競走水面"/>他、満潮時はイン有利、干潮時はアウト有利となる傾向がある<ref name="競走水面"/>等、中国地方4競艇場の中ではインコースの勝率が最も低くなっており、コース不問の幅広い決まり手が発生しやすい競艇場でもある。
▲マスコットキャラクターはサルの「モン太くん」。
競走水面が西日の影響を受けやすく、特に晴天時は[[大時計]]が全く見えなくなる時間帯があるため、西日の影響を最も受ける時間帯にはレースを行わないこととしている。このため、1レース開始から12レース終了までの時間を昼間開催を行う他場よりも早く設定したり、当該時間帯にはレースの間隔を長くとって西日を避けたりするなどの対策がなされている。
== 主要開催競走 ==
周年記念([[競艇の競走格付け#
[[新鋭リーグ戦]]の名称は、厳島昇龍決戦。[[女子リーグ戦]]の名称は、
なお、毎年[[2月]]ごろに一般競走ではあるが「ファン謝恩岩田杯競走」が行われ、SG常連の選手の参戦が多い名物レースとなっている。
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|2022||第49回[[ボートレースオールスター]]||[[原田幸哉]]||3779||愛知
|}
※2020の第30回グランドチャンピオンは、[[新型コロナウイルス感染症 (2019年)|新型コロナウイルス]]感染拡大防止の為、[[無観客試合|無観客にて開催]]。[[新型インフルエンザ等対策特別措置法|緊急事態宣言]]発令に伴う無観客措置は[[6月3日]]に解除されていたが、例年
== アクセス ==
* [[西日本旅客鉄道|JR西日本]][[山陽本線]][[宮島口駅]]から徒歩3分<ref name="蛭子1992-202"/><ref name="藤野2006-226"/>
* [[広島電鉄]][[広島電鉄宮島線|宮島線]][[宮島ボートレース場駅]]から徒歩3分<ref name="蛭子1992-202"/>{{
* [[山陽自動車道]][[廿日市インターチェンジ|廿日市IC]]から5分<ref name="交通案内">{{Cite web|和書|author = |date = |url = http://www.boatrace-miyajima.com/guide/kotsu.html|title = 交通案内|work = 本場案内|publisher = 宮島競艇場|language = 日本語|accessdate = 2012年3月22日}}</ref>、[[広島岩国道路]][[大野インターチェンジ (広島県)|大野IC]]から10分<ref name="交通案内"/>
== 専用場外発売所 ==
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== 広島支部所属の主な選手 ==
*[[西島義則]]
*[[角ひとみ]]
*[[市川哲也]]
*[[海野ゆかり]]
*[[辻栄蔵]]
*[[上平真二]]
*[[山口剛 (競艇選手)|山口剛]]
== 事故 ==
▲
*[[2024年]][[8月27日]]、G3 「サッポロビールカップ」初日第7レースで[[原田篤志]]が落水して溺れ、意識不明の状態で救急搬送された。なお、原田は2日後に意識を取り戻し、翌月よりレースに復帰している<ref>[https://www.nikkansports.com/public_race/news/202409250001250.html 【ボートレース】肺に水が入る溺水の事故から復活、原田篤志が雄たけび白星/徳山G1]日刊スポーツHP 2024年9月25日配信</ref>。
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
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=== 出典 ===
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|ref = 藤野2006
}}
*{{Cite web|和書
|author =
|date =
132 ⟶ 140行目:
|accessdate = 2012年3月22日
}}
*{{Cite web|和書
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|accessdate = 2012年3月22日
}}
*{{Cite web|和書
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