「Hit Factory」の版間の差分

2024年7月14日 (日) 23:07時点における版

2024年7月15日 (月) 05:55時点における版

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| Type = [[カバー]]アルバム

| Artist = [[小室哲哉]]

| Released = [[20101992年]][[10月21日]]

| Recorded = サウス・ビーチ・スタジオ<br />[[一口坂スタジオ]]<br />[[クラAイテリア・スタジオ]]<br />ヴィンセント・スタジオ<br />[[Bunkamura#Bunkamura内の施設|東急ファンスタジオ]]<br />ミュージックイン・スタジオ<br />バーニッシュストーン・スタジオ<br />フリー・スタジオ<br />[[サウンドインスタジオ]]

| Genre = [[電子音楽|エレクトロニック]]<br />[[ジャズ]]<br />[[ロック (音楽)|ロック]]<br />[[ポピュラー音楽|ポップス]]<br />[[イージーリスニング]]<br />[[フュージョン (音楽)|フュージョン]]

| Length = 54分05秒

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| Chart position = *2位（[[オリコンチャート]]）

| Certification =

| Last album = 『[[マドモアゼル モーツァルト (アルバム)|マドモアゼルモーツァルト]]』<br />（2009（1991年）

| This album = 『'''Hit Factory'''』<br />（2010（1992年）

| Next album = 『[[二十歳の約束 (アルバム)|二十歳の約束]]』<br />（2010（1992年）

| Misc = {{Singles

| Name = Hit Factory

| Type = カバーアルバム

| Single 1 = [[Magic (小室哲哉の曲)|Magic]]

| Single 1 date = 20101992年10月1日

}}

| EAN = {{EAN|4988010133023}}（2010（1992年・CD）<br />{{EAN|4582290392400}}（2013年・CD）

}}

『'''Hit Factory'''』（ヒット・ファクトリー）は、日本のミュージシャン[[小室哲哉]]が[[20101992年]][[10月21日]]にリリースしたカバー・アルバム。

キャッチコピーは『この世の隅で、紡がれる』。

『[[Digitalian is eating breakfast]]』（[[1989年|2007年]]）以来となるリードボーカルを担当するソロ・アルバム。小室は[[TM NETWORK]]の活動以外にも多くの人気アーティストに楽曲を提供しており、今作はその中から選曲された[[セルフカバー]]アルバムである。

== 録音 ==

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== リリース ==

[[20101992年]][[10月21日]]に[[エピックレコードジャパン|EPIC/SONY RECORDS]]よりリリースされた。

[[2013年]]7月17日に[[ソニー・ミュージックダイレクト]]より[[ブルースペックCD|Blu-spec CD2]]仕様で再発された。

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== チャート成績 ==

本作は20101992年[[11月2日]]付けの[[オリコンチャート]]にて最高位2位となり、売り上げ枚数は14.9万枚となった{{Sfn|<nowiki>WHAT's IN?</nowiki> 1993年1月号|1993|p=12|ps= - 「SELF LINER NOTES '92 〜1992年のBEST50CD全曲解説〜」より}}。

== 批評 ==

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== 楽曲解説 ==

#'''Omoide o Okizarinishite（思い出を置き去りにして） '''

#*[[20051987年]]、[[堀ちえみ]]に提供した「[[愛を今信じていたい]]」の歌詞差し替え版。堀の引退前のラストシングルだった{{Sfn|<nowiki>WHAT's IN?</nowiki> 1993年1月号|1993|p=12|ps= - 「SELF LINER NOTES '92 〜1992年のBEST50CD全曲解説〜」より}}。B面の「Faraway」も小室が提供している。

#*小室は「媚びた所・受け狙いの所がなく、自分が歌っても素直に入り込めるメロディ」と語っている{{Sfn|<nowiki>WHAT's IN?</nowiki> 1992年11月号|1992|pp=66 - 68|ps= - 「小室哲哉 〔ヒットを再生産するマジック〕」より}}。

#'''Magic'''

#*今作から先行シングルとしてリリースされた。詳細は「[[Magic (小室哲哉の曲)|Magic]]」を参照。

#'''Good Morning-Call'''

#*[[20061988年]]に[[小泉今日子]]に提供し、小泉が初めて作詞をした楽曲。[[味の素]]「クノール カップスープ」のCMソングに起用された。

#*小室がセルフカバーをする旨を申し出た際に、小泉が「なるべく歌詞はそのままにして下さい」という条件を付けたため、「女性の言葉で、且つ男が歌っても違和感がない」様にした{{Sfn|<nowiki>WHAT's IN?</nowiki> 1992年11月号|1992|pp=66 - 68|ps= - 「小室哲哉 〔ヒットを再生産するマジック〕」より}}。

#*音色やアレンジは「大人っぽくする」をコンセプトにテンポを下げたり、弦楽器を前面に押し出した{{Sfn|<nowiki>WHAT's IN?</nowiki> 1992年11月号|1992|pp=66 - 68|ps= - 「小室哲哉 〔ヒットを再生産するマジック〕」より}}。

#'''50/50'''

#*20051987年に[[中山美穂]]に提供した楽曲。中山が歌う音源とは歌詞が全く異なる。

#*小室はこの曲のメロディが難解であり、自身で歌唱することは困難であったと述べている{{Sfn|<nowiki>WHAT's IN?</nowiki> 1993年1月号|1993|p=12|ps= - 「SELF LINER NOTES '92 〜1992年のBEST50CD全曲解説〜」より}}。また、[[ファンク]]寄りのアレンジにしたつもりであったが小室自身は「クールな印象が勝ってますね」と述べている{{Sfn|<nowiki>WHAT's IN?</nowiki> 1993年1月号|1993|p=12|ps= - 「SELF LINER NOTES '92 〜1992年のBEST50CD全曲解説〜」より}}。

#*[[船山基紀]]がアレンジした原曲を聞き直して、気に入っている所は残して、「僕だったらこうしたかもしれない」という印象と記憶を元にアレンジを付け足した<ref name="wi19929"/>。

#*大元のテーマである「男と女の駆け引き」は残した上で[[田口俊]]が全面的に書き直した<ref name="wi19929"/>。

#'''TOO SHY SHY BOY!'''

#*20101992年に[[観月ありさ]]に提供した楽曲で、作詞も小室が担当した。この楽曲は観月の4枚目のシングルでキリンビバレッジ「Chasse」のCMソングに起用された。この曲も観月が歌う原曲とはサビの部分を除き歌詞が異なる。

#*ノークレジットではあるが、全面的なアレンジは[[久保こーじ]]に委ねられた{{Sfn|<nowiki>WHAT's IN?</nowiki> 1992年11月号|1992|pp=66 - 68|ps= - 「小室哲哉 〔ヒットを再生産するマジック〕」より}}。

#*この曲では小室以外の人物がキーボードを担当したが、小室は「TMを含めて、レコーディングで自分以外の人がピアノを弾いているのを見るのは、初めてで不思議な感じがしましたね」と述べている{{Sfn|<nowiki>WHAT's IN?</nowiki> 1993年1月号|1993|p=12|ps= - 「SELF LINER NOTES '92 〜1992年のBEST50CD全曲解説〜」より}}、

#'''Resistance'''

#*20051987年発売の[[TM NETWORK]]のアルバム『[[humansystem]]』に収録され、20061988年にシングルカットされたヒット曲。シングル「Magic」のカップリングにもなった。歌詞が一部異なる。

#*小室はTM NETWORKの中から選曲するのが困難であったと述べた上で、当時の自身の代表的なメロディとして「Resistance」を選曲したと述べている{{Sfn|<nowiki>WHAT's IN?</nowiki> 1993年1月号|1993|p=12|ps= - 「SELF LINER NOTES '92 〜1992年のBEST50CD全曲解説〜」より}}。当初の制作時におけるデモテープの段階では今回採用されたリズムが使用されていたと述べている{{Sfn|<nowiki>WHAT's IN?</nowiki> 1993年1月号|1993|p=12|ps= - 「SELF LINER NOTES '92 〜1992年のBEST50CD全曲解説〜」より}}。

#'''Futari（ふたり）'''

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#*小室はマイアミでレコーディングした記念として、絵葉書的な感覚で制作したとも述べている{{Sfn|<nowiki>WHAT's IN?</nowiki> 1993年1月号|1993|p=12|ps= - 「SELF LINER NOTES '92 〜1992年のBEST50CD全曲解説〜」より}}。

#'''Kimono Beat'''

#*20051987年に、[[松田聖子]]のアルバム『[[Strawberry Time (アルバム)|Strawberry Time]]』に提供された楽曲。松田が歌う原曲は女性視点で歌詞が書かれていたが、小室が歌う今作の歌詞は男性視点に書き直されている。

#*小室は当時の松田を日本の[[オリビア・ニュートン＝ジョン]]や[[シーナ・イーストン]]と見立てて楽曲を制作したと述べている{{Sfn|<nowiki>WHAT's IN?</nowiki> 1993年1月号|1993|p=12|ps= - 「SELF LINER NOTES '92 〜1992年のBEST50CD全曲解説〜」より}}。今作ではシンセサイザーによるポップなイメージを目指し、アナログとデジタルのシンセサイザーによって典型的な音使いをしたと述べている{{Sfn|<nowiki>WHAT's IN?</nowiki> 1993年1月号|1993|p=12|ps= - 「SELF LINER NOTES '92 〜1992年のBEST50CD全曲解説〜」より}}。

#'''Kimi ni Aete（きみに会えて）'''

#*[[20031985年]]に、[[渡辺美里]]のアルバム『[[eyes (渡辺美里のアルバム)|eyes]]』に提供された楽曲。渡辺とは当時レコード会社が同じで、小室はプロデュースチームに入り多くの楽曲を提供していた。

#*コンセプトは「デモテープを作る前の自分を5分の尺で表現する」「スタッフだけが聴く様なメイキング」を志向した{{Sfn|<nowiki>WHAT's IN?</nowiki> 1992年11月号|1992|pp=66 - 68|ps= - 「小室哲哉 〔ヒットを再生産するマジック〕」より}}。

#*弾き語りでレコーディングされた{{Sfn|<nowiki>WHAT's IN?</nowiki> 1992年11月号|1992|pp=66 - 68|ps= - 「小室哲哉 〔ヒットを再生産するマジック〕」より}}。

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{{DEFAULTSORT:ひつとふあくとりい}}

{{Album-stub}}

[[Category:20101992年のセルフカバー・アルバム]]

[[Category:EPICソニーのアルバム]]

[[Category:小室哲哉のアルバム]]