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== 交通 ==
===道路===
* '''大門街道''' - 古来より大門峠から北山、湖東、豊平村を経て永明村で甲州街道に合流する「善光寺道」または「大門道」と呼ばれる主要道路があり、明治期に諏訪郡会による郡費管理ののち、'''県道大門街道'''に昇格した。北山村内における当時の県道ルートは、湯川区寺上の筆塚の三叉路から西に入り、芹ヶ沢区水上から渋川を飛岡橋で越して同区下島のお茶清水より段丘上に上がったのち、北山村・湖東村境沿いに南下して芹ヶ沢区角石で渋の湯道と合流していた(現在はすべて市道)。一方、湯川区寺上から北山尋常高等小学校の南を経て芹ヶ沢区城口の渋川橋北詰に至る「湯川道」は小学校の通学道路として大正末期に作られたもので、[[1932年]]にからせいかん坂を経て角石地籍に至るルートが飛岡橋経由に代わって県道大門街道に編入された。のち[[1955年]]に県道上田茅野線となり、[[1993年]]に[[国道152号]]に編入<ref group="注">[[2001年]]の国道152号柏原バイパス開通に伴い柏原集落内ルートは市道に格下げ。</ref>。
*'''穂積線''' - 八ヶ岳[[茶臼山 (八ヶ岳)|茶臼山]]南方の大石峠(標高2185m)は[[近世]]から[[昭和]]初期にかけて、佐久郡と諏訪郡を結ぶ'''大石道'''があった(登山道として現存)。[[1927年]]以降の農村恐慌を受けた県の「救農土木事業」の一環として、[[1932年]]から[[1933年]]にかけて大石峠南隣の別の鞍部(標高2120m、現・[[麦草峠]])を新たに開削して北山村より[[南佐久郡]][[穂積村 (長野県)|穂積村]](現・[[佐久穂町]])に至る道路の改修工事が行われ、北山村と湖東村の地域農民が従事した。北山村内では芹ヶ沢区から糸萱区に至る糸萱道を東に延伸する形となり、工事後の[[1935年]]に'''県道穂積茅野線'''に昇格。のち県道野沢茅野線([[1955年]])、県道茅野佐久町線([[1966年]])を経て[[1982年]]に[[国道299号]]に編入<ref group="注">[[1983年]]の糸萱大橋開通に伴う糸萱区内の渋谷橋経由ルートと[[1998年]]の国道299号芹ヶ沢バイパス開通に伴う芹ヶ沢集落内ルートはともに市道に格下げ。</ref>。