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'''小林・益川理論'''(こばやし・ますかわりろん)は、[[小林誠 (物理学者)|小林誠]]([[高エネルギー加速器研究機構]]原子核研究所所長)と[[益川敏英]]([[京都産業大学]][[理学部]][[教授]]、[[京都大学基礎物理学研究所]]所長)によって[[1973年]]に書い発表され[[文]]の事である。
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'''小林・益川理論'''(こばやし・ますかわりろん)は、[[小林誠 (物理学者)|小林誠]]([[高エネルギー加速器研究機構]]原子核研究所所長)と[[益川敏英]]([[京都産業大学]][[理学部]][[教授]]、前[[京都大学基礎物理学研究所]]所長)が[[1973年]]に書いた[[論文]]の事である。
 
両者はこの論文の中で、もし[[クォーク]]については、[[弱い相互作用]]によって僅かならも[[ストレンジクォーク]]から[[アップクォーク]]へ3世代(6種類)以上存在し[[チャームクォーク]]から[[ダウンクォーク]]などの質量項として世代間の混合許すもっとも一般的なものを考た変換が起こ事を予測しならば既にK中間子理論を展開し崩壊の観測で確認されてい(こ[[CP対称性の破]]世代混合の理論的に説明できるこ呼ぶ)を示した
 
発表当時クォークはアップ、ダウン、ストレンジの3種類しか見つかっていなかったが、1995年までに6種類全てが実験で確認された。
そして、その論文によれば「[[クォーク]]が少なくとも3世代あれば、自然界はほとんど物質ばかりでできていて、反物質が殆ど存在しないことを説明できる」ということを指摘した。
 
また、カビボ・小林・益川行列([[CKM行列]])に関しては、12世代の行列理論を[[ニコラ・カビボ|N.カビボ]]が1963年に提唱し、3世代混合の理論を1973年に小林・益川の両者が提唱した。
この問題は、「[[CP対称性の破れ]]」と呼ばれており、Cは[[電荷]](英:Charge)、Pは[[パリティ]](英:Parity)のことである。
 
また、カビボ・小林・益川行列([[CKM行列]])に関しては、1世代の行列理論を[[ニコラ・カビボ|N.カビボ]]が1963年に提唱し、3世代混合の理論を1973年に小林・益川の両者が提唱した。
==関連項目==
*[[素粒子物理学]]
*[[標準模型]]
*[[CKM行列]]
 
==参考文献==
*大西直毅・市村宗武,『量子力学』,[[放送大学教育振興会]], ISBN 4595892470
 
==リンク==
*[http://www2.yukawa.kyoto-u.ac.jp/~ptpwww/Contents/pdf49-2/492-km.pdf 原論文]
*[http://www.kek.jp/newskek/2003/mayjun/km.html KEKニュース 2003年6月12日]
*[http://www.slac.stanford.edu/spires/find/hep/www?j=PTPKA,49,652 本論文]
 
[[Category:素粒子物理学|こはやしますかわりろん]]
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