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サッカーにおいても用いられるが、これはブラジル南部の[[リオグランデ・ド・スル州]]に限定されているとも言われる<ref name="下田、マリーニョ33"/>。サッカーにおける「マリーシア」には「機転が気く<ref name="沢田119"/>」「知性<ref name="沢田119"/>」という意味がある。本来、「駆引きを行い試合を優位に運ぶ」行為を指し、「ルールの裏をかく」といった反スポーツ的な意味合いはない<ref name="沢田119">[[#沢田 2002|沢田 2002]]、119頁</ref>。相手の心理状態を読んで[[奇襲]]をかけたり、相手の油断や混乱に乗じて意外性のあるプレーを行う、日本語に直訳すると「したたかさ」に近い意味合いを持ち、「マリーシアが足りない」という言葉は選手の未熟さや経験不足を指す言葉として用いられている<ref name="下田、マリーニョ33"/>。
ちなみに日本人は税金関係になるとマリーシアを極端に発揮し、儲かっているのに儲かってないように見せかけたり、なんでも経費で落とそうとしたり、逆に株価を吊り上げるために粉飾決算をしたりとお手者である。架空会社との架空取引を作ったり、顧問税理士を税務署出身者でそろえたり、脱税団体といわれるような民間団体を組織したり、宗教法人を装ったりと大得意である。ところがスポーツに限ってはそれがなぜか根付かず、不得意である。
 
ブラジルでは、こうした知性や知恵といった範疇を超えて相手を意図的に傷つけるような汚いプレーを「マランダラージ」({{Lang-pt|Malandragem}})と呼んでいる<ref name="戸塚109">[[#戸塚 2009|戸塚 2009]]、109頁</ref>。また、相手に対する露骨な時間稼ぎなどの行為については更に細分化し、「カチンバ」<ref name="沢田119"/>や「セラ」と呼んでいる<ref name="戸塚109"/>。