「隠し砦の三悪人」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
33行目:
== あらすじ ==
百姓の太平と又七は、手柄と褒美を夢見て山名
落城後、六郎太は雪姫、重臣らとともに、山中の隠し砦に身を潜めていたのだった。大量の金は薪に仕込み、泉に隠していたのだ。秋月家再興のため、同盟国の早川領へ逃げ延びる方法を思案していた六郎太であったが、秋月領と早川領の国境は山名に固められていた。しかし太平と又七が口にした、1度敵の山名領に入ってから早川領へ抜けるという脱出法を聞いてこれを実行に移すことと決める。大量の薪は分け前を与えるということにして、強欲なふたりの百姓に運ばせる。気性の激しい雪姫は、その正体を百姓ふたりにも隠し通すために聾唖者で通してもらうこととなった。
43行目:
一行は火祭りの準備のために薪を運んでいる群集にこれ幸いと紛れ込む。しかし薪を持った一行で怪しい素振りの者がいればすぐに捕えろと監視の兵が配されていた。又七と太平は祭りの火に薪をくべることを拒むが、六郎太は「燃やせ燃やせ!、踊れ踊れ!」と燃やしてしまい、楽しそうに踊る姫に反して、二人は情けない顔で踊る。
翌朝、金の延べ棒を灰の中から拾い上げ、一行は薪を背負って進むが、山名と戦闘となり、又七と太平は逃亡してしまう。なんとかその場は切り抜けるも、早川領まであと一歩ということころで姫と六郎太は山名に捕えられてしまう。雪姫は、身代わりになろうとする百姓娘を諭し、「姫は楽しかった。潔く死にたい」と言い「人の命は火と燃やせ」と火祭りの歌を歌い六郎太も百姓娘も泣く。しかし処刑の場で田所兵衛が突然、火祭りの歌を歌いだしたかと思うと、姫と六郎太、百姓
又七と太平は早川の城に呼び出され、殿中姿の姫と六郎太に再会。素性を明かされ、ささやかな褒美を受け取り、仲良く家路につく。
| |||