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2軸従台車自体はこれ以前にも存在したが、いずれも低質の燃料で並の出力を出すためのものだったのに対し、ライマは「スーパーパワー」と呼ばれる大出力を出すために大型の火室を取りつけ(無論、機械による投炭前提。)、ボイラー自体がこれまでと同サイズでも蒸発能力を上げ、高速時に長時間高出力を維持できるようになった<ref>齋藤晃『蒸気機関車200年史』NTT出版、2007年、P394-396</ref>。
 
また上記の理由で長時間加速が可能なため、加速力目的の機関車に使われるケースもあり、1938年ベルリン - ワルシャワ間597㎞でノルウェー製の[[:en:NSB Class 49|49形]](2-8-4、最高速度約100㎞)と[[ドイツ国鉄01形蒸気機関車|01形]](4-6-2、最高時速約130㎞)を比較テストした際、最高速が低くても加速で優った前者が22分早く着いたという記録が残っている<ref>齋藤晃『蒸気機関車200年史』NTT出版、2007年、P264</ref>。
 
日本ではこれとはやや異なり、戦後、[[車輪配置 2-8-2(2|2-8-2]](ミカド)であるD50~52[[国鉄D50形蒸気機関車|D50形]]、[[国鉄D51形蒸気機関車|D51形]]、[[国鉄D52形蒸気機関車|D52形]]の従台車を交換し、低規格の路線で幹線の大型機を走行できるように改造したD60~62[[国鉄D60形蒸気機関車|D60形]]、[[国鉄D61形蒸気機関車|D61形]]、[[国鉄D62形蒸気機関車|D62形]]がある。
 
== 各国の車輪配置 2-8-4の機関車 ==