「酸素飽和度」の版間の差分
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酸素飽和度(SaO<sub>2</sub>)は、酸素と結合したヘモグロビンの濃度を(HbO<sub>2</sub>)とし、酸素と結合していないヘモグロビンの濃度を(Hb)とすると、次の式で表される。
* (SaO<sub>2</sub>) = 100 ×(HbO<sub>2</sub>)/
すなわち、実際にヘモグロビンと結合していた酸素量を、ヘモグロビンと結合し得る最大の酸素量で割った値を、百分率にするために100をかけた値である。このことから明らかなように、酸素飽和度が100を超えることはあり得ない。ヒトにおいて酸素分圧100 (mmHg)でのSaO<sub>2</sub>は約98 %弱、酸素分圧80 (mmHg)でのSaO<sub>2</sub>は約95 %、酸素分圧60 (mmHg)でのSaO<sub>2</sub>は約90 %弱、酸素分圧40 (mmHg)でのSaO<sub>2</sub>は約75 %、酸素分圧30 (mmHg)でのSaO<sub>2</sub>は約60 %、酸素分圧20 (mmHg)でのSaO<sub>2</sub>は約30 %であることが知られている。つまり、酸素分圧と酸素飽和度との関係は、非線形であることが判る。また、酸素分圧と酸素飽和度の関係は、血液の[[水素イオン指数|pH]]や温度(体温)の影響を受けるために必ずしも上記のようになるとは限らない。
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