「死人の声をきくがよい」の版間の差分

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== 登場人物 ==
; 岸田 純(きしだ じゅん)
: 本作の主人公。高校1年生。顔立ちは整っているが、どこかぼんやりしたような表情が多い少年{{Efn2|ホラーの場合、主人公は無個性なほうが扱いやすいのでそのようにしたとのこと<ref>『チャンピオンRED』2012年10月号(610ページ)の作者インタビューより。</ref>。}}。小柄で病弱。怪異に近づくと鼻血が出る体質。
:霊感体質{{Efn2|異星人が派遣したアンドロイド曰く「スペクトルG線の量が多く、周囲にKゾーンが出現するかも」とのことで、彼らにとって岸田は保護指定の希少種らしい。}}で、幼いころから霊が見えていたが霊との会話はできないため、彼らが伝えようとしていることを正確に受け取れないことも多い。危難に遭遇してもそれを退ける能力もないので、何度も危機に陥っている。
: 幼馴染の早川とは小さいころは「じゅんくん」「りょーちゃん」と呼び合うなど仲が良かったが、大きくなるにつれ疎遠になっていった。
: 早川の幽霊と行動を共にするようになってからオカルト絡みの出来事や猟奇的な事件にたびたび巻き込まれ、式野から都合良く利用されることも多いが、早川の助けもあって最悪の事態は免れている。
; 早川 涼子(はやかわ りょうこ)
: 岸田の幼馴染で、黒いストレートの髪を長く伸ばし、セーラー服を着た女の子。
:事件に巻き込まれて死亡した後、幽霊となって岸田の周辺に出没し、何かを伝えようとしたり、岸田の身に迫る危険を教えたりするようになる。幽霊となった早川は無表情だが、無感情ではないようでたまに動作でアピールしている。
:生前はそれなりに表情豊かな少女であったことが、過去のシーンや残された写真などから窺える。
; 式野(しきの)
: 岸田が通う学校の、郷土史研究会会長を務めるメガネをかけた女生徒。
:美人でスタイルも良いが性格は悪く、軽はずみに事件や怪異に首を突っ込み、物事を自分に都合よく解釈し、自分が助かるために平然と他人を利用する。離島で発生した怪事件に遭遇して以来、オカルトに興味を持ち、郷土史研究会をオカルト研究会に改め、引き続き会長を務める。オカルト絡みの事件に巻き込まれ易い岸田を気に入り、魔子と会っている写真をネタに退部しないように脅迫しているが、危険に見舞われれば岸田を犠牲にして自分が助かろうとする場面も多々見られる。
; 小泉(こいずみ)
: 岸田の友人。メガネをかけた大柄な体格の男子生徒。
:式野に惚れており、式野に気に入られている岸田に嫉妬心を抱く。妹のあいかが岸田に惚れており、おませな言動を心配している。
; ラリヴェ夏希(ラリヴェなつき)
: 岸田の母親。占星術師をしている。霊感は無い。ものすごく美人。
; 魔子(まこ)
: ダーク系アイドル。
: ダーク系アイドル。憑依体質で、ふとしたきっかけで霊に取り憑かれてしまうことがある。幽霊となった早川の姿が見えるため、その縁で岸田とはよく会っている。様々な事件に巻き込まれたせいで、本人に非はないのだが仕事を干されてしまっている模様。
; 江口(えぐち)
: 自宅での怪事件を岸田に相談しに来た女生徒。
:事件後、オカルト研究会に入会。岸田に好意を抱いているような描写があったが、とある事件に巻き込まれて殺されそうになったことをきっかけに退会し、テニス部に移籍。移籍先のテニス部でも事件に巻き込まれ、その後は茶道部に移籍。散々酷い目に遭っているのでオカルト現象は忌避しているが、岸田のことは相変わらず好きらしく、茶道部でも度々話題に出しているとのこと。
; 日枝(ひえだ)
: オカルト研究会の新入会員。髪を長く伸ばした、長身で痩せぎすな男子生徒。
:参加頻度は多くない模様で、参加したとしても危険に巻き込まれるケースも少ない。
; ゴースト
: 巷を騒がす殺人鬼。複雑な殺人を行っているにもかかわらず指紋などあらゆる痕跡を残さない。作中で描かれている限りでは、犯行時は髑髏の仮面とフード付きパーカーを身に着ける。