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==== 百代の過客 ====
広島県では2020年秋に[[尾道市]]・[[三原市]]・[[福山市]]で「ひろしまトリエンナーレ」が開催予定であり、そのプレイベントが各地で開催されていた<ref name="nikkannhirosima2">{{Cite news|和書|title=愛知に続き広島でも 非難殺到、展示作品|newspaper=日刊廣島|publisher=日刊廣島新聞社|date=2019年10月28日}}</ref>。その関連イベントの1つとして尾道市[[百島 (広島県)|百島]](ももしま)の「アートスペース百島」で開催された「百代の過客」で、「あいちトリエンナーレ」の「表現の自由と不自由展」で問題視された作品や関連した作品の展示が行われた<ref name="nikkannhirosima2" />。<!--特に「あいちトリエンナーレ」でも一部が展示されたのみであった[[大浦信行]]の問題作「遠近を抱えて」が14点全すべてが集められて展示されたことは注目された<ref name="bunsyu20191124">[https://bunshun.jp/articles/-/15697 愛知、ウィーンに続いて「またプロパガンダ」の声 離島アートイベント炎上で街宣車、警察官が上陸 尾道市百島の「ひろしまトリエンナーレ」プレイベントで一体何が起こったのか?] 文春オンライン 2019年11月24日</ref>-->。展示された大浦信行の作品は、昭和天皇と女性の裸体の下半身や骸骨をコラージュしたグロテスクな版画や、昭和天皇の頭から原爆のキノコ雲が立ち昇る写真等であり、映像では天皇の写真を燃やして踏みつける動画が上映された<ref name="nikkannhirosima2" />。<!--大浦の版画「遠近を抱えて」が旧中学校の建物で、映像作品「遠近を抱えてPartII」が旧支所で展示された<ref name="bunsyu20191124" />。-->「あいちトリエンナーレ」でも展示を行った大浦と小泉明郎を含め、作家5人が27作品を展示し、期間中に「表現の不自由」をテーマにした討論会を3回開催した<ref>[https://www.asahi.com/articles/ASMB26R8WMB2PITB017.html 「不自由展」出展の作家の作品も 広島で企画展始まる 朝日新聞デジタル 2019年10月5日]</ref>。これらの展示は[[柳幸典]]が主催する『NPO法人 アートベース百島』によって企画され、県や実行委員会はその内容を事前に把握していなかった。これらの作品によって広島県に多数の苦情や抗議が殺到し、県議会でも多数の議員が強い憤りを表明したとされる<ref name="nikkannhirosima2" />。この展示に対する広島県の補助金は既に交付済みであり、取り消すことが出来なかった<ref name="nikkannhirosima2" />。展示は10月5日から12月15日まで行われた(ただし開館は土日祝日のみ)。大浦信行の作品が展示されているフロアは撮影禁止とされた。広島の湯崎知事は、この展示会に対する抗議の釈明会見を行い、2020年の「ひろしまトリエンナーレ」への体制について説明した<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=aY88dsinqW4 令和元年10月15日広島県知事会見 (質疑:ひろしまトリエンナーレ等)] 広島県公式youtubeチャンネル 2019年12月26日</ref>。
=== 大浦自身の作品に対する見解 ===
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