削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
17行目:
'''エオラプトル''' (''Eoraptor'') は[[中生代]][[三畳紀]]後期(約2億2,800万年前)に生息していた最古の[[恐竜]]のひとつ。現在知られている恐竜の中でも最も原始的だと考えられ、恐竜に含めない研究者もいる。恐竜時代の黎明期に存在したことから名前は'''夜明けの泥棒'''という意味を持つ。
 
体長約1メートル。小型で軽量な体躯。既に中空の骨を持っていた。頭骨は細長く、顎には多数の[[歯]]があった。歯の形態は特殊化しており、顎の前方の歯は[[竜脚下目|古竜脚類]]とよく似た木の葉形、後方の歯は[[獣脚類]]特有のカーブした形になっていた。前肢は短く、指は5本あった。しかし、このうち2本は退縮しつつある{{Sfn|リチャードソン|2005|p=44}}。
 
原始的な獣脚類に含まれると見なされてきた傾向が強かったが、外鼻孔や前肢の指の形態から原始的な[[竜脚形亜目|竜脚形類]]の仲間ではないかと提唱されはじめている<ref>『恐竜博2011』 34頁</ref>。
 
<gallery>