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:洞爺丸は[[SOS]]を発信する。しかし陸上の関係者は、このSOSは座礁したことによって発信されたものであるとは理解できず、沈没にまで至ることを予想することはできなかった<ref group = "注">打電された地点の水深は海図上では12mある(洞爺丸の喫水は5m)ことから座礁自体が想像できないことであり(波浪のため海底に砂が堆積していたと思われる)、ましてや座礁して着底している船舶がさらに横倒しになるとは、想像できなかった。</ref>。
; 22時43分頃
: 船体を支えていた左舷錨鎖が激しい波浪に耐えきれず断裂した。この時点で船体は[[復原性|復原力]]を失っていたとされるが、[[ビルジキール]](船底の横揺れ防止フィン)が乗り上げた海底の砂に刺さったためであるともいわれている。この時に船体は大波を受けて横倒しとなり、満載した客貨車の倒れる轟音とともに転覆した。機関停止後もボイラーは最後まで焚火(ふんか)を続け、船内の灯りは沈没5分前まで点燈していた。
; 22時45分頃
: 洞爺丸は、函館港防波堤灯台付近の地点(337°、2500m)で右舷側に約135度傾斜、船底を上にし、七重浜の海岸線に対して船体を平行の状態にして沈没するに至った<ref name="#1"/>。最後には船体がほぼ裏返しになり、海面上に船底を曝し、海底に煙突が刺さった状態になったといい、この洞爺丸だけでも乗員乗客1,314人のうち、乗員114人、乗客1,041人の計1155人が死亡または行方不明となった。救助された生存者は159人だった。