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Lyijykyyneleet (会話 | 投稿記録) 最終話の内容について加筆 |
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『ビッグコミック』での連載開始当初、さいとうは『ゴルゴ13』を10話で終了させる予定だった{{R|gootv171005}}<ref name="aera20210929">{{Cite web|title = 【追悼】ゴルゴ13のさいとう・たかを氏「最終回は私の頭の中にしかない」 生前明かした人生最大のポカとは?|url = https://dot.asahi.com/articles/-/66012|website = AERA dot. |date = 2021-09-29|accessdate = 2023-11-30}}</ref>。殺し屋を主人公にしても、その殺しの手段を使い切ればネタ切れになってしまうだろうと考えていたためである。
さいとうは生前から『ゴルゴ13』の最終話はすでに考案していると述べていた。また「最終話は20代のころに考えたため、当時考えたコマ割りまで全て鮮明に覚えている」とも述べている。一部には執筆済みの原稿が金庫に隠されているという噂もあったが、本人は否定していた<ref name="aera20210929" />。また、「最終話の内容については自分以外に(当時の)キャップ(=作画チーフ)2人にしか教えていないが、その2人は既に亡くなってしまった」と
さいとうプロでアシスタントを務めた漫画家の[[伊賀和洋]]も、さいとうが箝口令を敷いた上でアシスタント数名に対して最終回の構想を説明したことがあると証言している。その内容とは、狙撃を終えたゴルゴ13が道を歩いていたところ、偶然財布を狙ったコソ泥に刃物で刺されそのまま死ぬというものであった。当時、主人公がこのようなあっけない死に方をするという展開は斬新なものと考えられていた<ref name="gekiganokamisama">
{{Cite book |和書 | author = 伊賀和洋 | year = 2024 | title = 劇画の神様~さいとう・たかをと小池一夫の時代~ | chapter = 第四話・改過自新 『ゴルゴ13』 幻の最終回 | publisher = 彩図社 | isbn = 978-4801307162}}</ref>。しかし後年の[[1973年]]に、TVドラマ「[[太陽にほえろ!]]」第52話「13日金曜日マカロニ死す」で[[萩原健一]]演じるマカロニ刑事こと早見淳が事件解決後に小銭狙いの[[通り魔]]に刺されて死ぬというまったく同じ展開が描かれたことにより、さいとうはこの最終回を描くことを断念したという<ref name="gekiganokamisama" />。ただし、伊賀は「さいとう先生は当然その後更にすごい最終回を構想したはず」と述べ、その後別の最終回の構想が作られた可能性を示唆している<ref name="gekiganokamisama" />。
一方で長期連載に発展したことで、さいとうは「(連載が)ここまで長くなると、もう描き手のものじゃない、読者のものでもある」など、最終話が書かれることは事実上無いという発言を行うようになった<ref>{{Cite web|title = さいとう・たかを氏、『ゴルゴ13』最終回時期未定も「考えている」|url = https://www.oricon.co.jp/news/2030823/full/|website = ORICON NEWS|date = 2013-11-13|accessdate = 2023-11-30|ref=ORICONNEWS20131113}}</ref>。「いま最終回を描いてしまえば、もうゴルゴ13は描けなくなる」{{R|gootv171005}}、連載50年を迎えたインタビューでも、「最終回は私の頭の中にあるけれど、私の一存では終われない。引き受けてくれる人がいれば後を託します。結末もちゃんと伝えてね」と語っている<ref>『信濃毎日新聞』 2018年1月6日朝刊「ゴルゴ13 連載50年 狙撃者の現在地」</ref>。
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