「スメルハラスメント」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m 除去。
編集の要約なし
1行目:
'''スメルハラスメント'''({{和製英語|smell harassment}})とは、[[におい]]により周囲を不快にさせる[[嫌がらせ|ハラスメント]]のことである。'''スメハラ'''と略される<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO95481320U5A221C1000000/ |title=酒が口臭を強める? 自分では気付かない「スメハラ」 |accessdate=2016-04-01 |date=2016-01-04 |publisher=日経Gooday 30+ }}</ref>。
 
スメハラの原因となる臭いは様々あるが、代表的なものは[[体臭]]と[[口臭]]である<ref name="日経ビジネス">{{Cite web|和書|author=佐伯真也 |date=2018-1-15 |url=https://business.nikkei.com/atcl/report/15/278202/040400084/ |title=あなたのにおいもハラスメント |publisher=日経ビジネス |accessdate=2019-02-06}} 『日経ビジネス』2018年1月15日号。</ref>。このほか、個人の食生活や衛生状態などに起因する[[悪臭]]も原因のひとつとなる<ref>{{Cite news|url=http://www.nytimes.com/2006/06/11/business/yourmoney/11advi.html?_r=0|title=The Scent of a Co-Worker|newspaper=[[ニューヨーク・タイムズ]]|author=Matt Villano|date=2006-1-11|accessdate=2016-2-5}}</ref>。また、整髪料や柔軟剤の強い香りに対しても不快に思う人もいる<ref name="日経ビジネス"/>。
 
== 調査 ==
スメハラに関する調査もいくつか行われており、例えば以下のものがある。
=== マンダム ===
男性[[化粧品]]を手掛ける株式会社[[マンダム]]が2017年に行った調査(サンプル数1,028)によると<ref>{{Cite web|和書|url = https://m-age.jp/smell/detail/11-01.html |title = 職場のニオイに関する意識調査 |website = 男のにおい総研 |publisher = マンダム |accessdate = 2022-06-19}}</ref>
* 職場の臭いで特に嫌だと感じるもの上位3つは、体臭、口臭、たばこの臭い(いずれも約6割)。
* 職場に「スメルハラスメントがある」と答えた人は全体の約4割。また、問題だと認識している人は全体の約6割。
 
=== アイブリッジ ===
アイブリッジ株式会社が展開する調査サービス「リサーチプラス」が2018年に行った調査(サンプル数800)によると<ref>{{Cite web|和書|url = https://www.research-plus.net/html/investigation/report/index126.html |title = スメルハラスメントに関する調査 |date = 2018-01-31 |website = リサーチプラス |publisher = アイブリッジ |accessdate = 2022-06-19}}</ref>
* 不快だと感じる他人のにおい上位3つは、体臭、口臭(いずれも約6割)、たばこの臭い(約4割)。
* 匂いに不満がある周囲の人上位3つは、会社の上司(男性)、会社の同僚(男性)、夫(いずれも約1割)
25 ⟶ 23行目:
[[嗅覚]]には個人差があるため、臭いに敏感な者はスメルハラスメントの被害を受けやすく、逆に鈍感な者はスメルハラスメントの加害に気が付かないことがある。ひどい臭いに耐えかねて退職する者もいれば<ref>{{Cite web|和書|url=http://toyokeizai.net/articles/-/75047/ |title=加齢臭の100倍拡散!「ミドル脂臭」撃退法 |accessdate=2015-06-30 |author=丸田みわ子 |date=2015-06-30 |publisher=東洋経済オンライン}}</ref>、多くの学生から悪臭を批判された大学教員の事例もある<ref name="enq05mj">{{Cite web|和書|url=http://camp.ff.tku.ac.jp/yamada-ken/Y-KEN/ex-files/enq/enq05mj.html |title=Harumichi YAMADA: 2005年度「授業アンケート」から |accessdate=2013-03-16 |author=山田晴通 |authorlink=山田晴通 |work=2005年度「授業アンケート」から―明治大学 |publisher=[[東京経済大学]] }}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=http://camp.ff.tku.ac.jp/yamada-ken/Y-KEN/ex-files/enq/enq09tku-1/ |title=Harumichi YAMADA: 2009年度「授業アンケート」から |accessdate=2013-03-16 |author=山田晴通 |work=2009年度前期「授業アンケート」から―東京経済大学 |publisher=東京経済大学 }}</ref>。
 
また、[[香水]]や[[柔軟剤]]などのように、一般的にはよい香りとされるものであっても、万人がそう感じるわけではないため、スメルハラスメントの原因になることもある<ref name="asahi20130309">{{Cite web|和書|url=http://dot.asahi.com/wa/2013030500062.html |title=香りつき柔軟剤ブーム 「仕事に集中できない」と苦情も |accessdate=2013-03-09 |date=2013-03-09 |publisher=AREA}}</ref><ref name="asahi20130724">{{Cite web|和書|url=http://dot.asahi.com/aera/2013072400002.html |title=柔軟剤の「スメハラ」に職場で悲鳴 汗と混じって異臭に |accessdate=2013-07-24 |date=2013-07-24 |publisher=AERA}}</ref>。また、整髪料の強い香りに対しても不快に思う人もいる<ref name="日経ビジネス"/>。
{{See also|香害}}
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist|2}}
 
== 関連項目 ==
* [[嫌がらせ|ハラスメント]]
* [[香害]]
 
{{嫌がらせ}}