「丸山眞男」の版間の差分
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m 「輩出」(優れた者が *次々と多数* 現れること)の誤用の修正。「多く輩出」は「馬から落馬」的な表現 |
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また「丸山論」は、没する前後から年数冊のペースで、刊行され続けている。
==== 古代政治思想としての「勢」の発見 ====
丸山眞男の日本政治思想における業績の一つとして「勢い(いきほひ)」が「有徳」と見なされていたことの発見がある。『忠誠と異端』所収の「歴史意識の『古層』」のなかで丸山は雄略天皇が日本書紀で「天皇以心為師。誤殺人衆。天下誹謗言、大悪天皇也」とされる一方、「是時、百姓咸言、有徳天皇也」とされていることについて、「大悪(はなはだあ しくまします)という形容詞が、普通の倫理的意味で使用されていることは文脈から明らかである。とするならば右の例における有徳天皇とか至徳天皇とかの称辞は、中国古典に 多少とも共通に窺われるような規範性を帯びていないと解するほかはない。中国正史における人物描写の表現で、「大悪」にして同時に「有徳」というような規定はおよそ考えられないだろう。このことは「紀』編纂者にとって、(広義の)儒教的規範観念が既知であり、事実それが随所に駆使されているだけにますます重大である」とし、「いきほひ=徳という用法」が「日本の価値意識を特徴的に示している」とした。
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=== 高間智生 ===
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|Jun 4, 2024, 4:58 PM (2 days ago)
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== 影響 ==
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