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==== ナショナルFF式石油暖房機の欠陥による死亡事故 ====
{{see also|リコール (一般製品)|三洋電機#石油ファンヒーター事故}}
[[1985年]]から[[1992年]]まで製造された[[石油ファンヒーター#FF式(密閉式・強制給排気形)|FF式石油暖房機]]を使用したユーザーに、[[一酸化炭素中毒]]事故による死亡事故が[[2005年]][[1月5日]]に発生<ref name="asahi1">{{Cite news|title=CO中毒か 小6が死亡 福島の宿泊先|publisher=朝日新聞朝刊|date=2005-01-07}}</ref><ref name=":2">{{Cite web|和書|title=松下電器製石油ファンヒータートラブル|url=
: FF式(密閉式・強制給排気形)暖房機は1980年代中頃に開発されたもので<ref name=":2" />、壁に穴を開けて給排気筒を通し、屋外の空気を機械に送り込んで燃焼させ、燃焼ガスは屋外に排出するタイプの暖房器具である<ref name=":2" />。
事故原因は[[バーナー]]に外気を送るゴムホース(2次エアホース)の亀裂により[[不完全燃焼]]を起こしたこととされた<ref name=":2" />。また、事故に至った現場に設置されていた当該石油温風機には、燃焼用送風機の異常による送風量低下や吸排気筒の変形、動物の巣が形成されるなどの異状があり、それら複合的な要因が重なることで[[一酸化炭素]]がさらに多量に発生したことが実証されている<ref name="report" /><ref name="asahi4">{{Cite news|title=松下電器の石油温風機 CO中毒、連続3件 同型15万台無料点検|publisher=朝日新聞朝刊|date=2005-04-21|pages=35}}</ref>。ゴムホースには[[ニトリルゴム|アクリロニトリル・ブタジエンゴム(NBR)]]が用いられており、また2次エアホースはS字状に湾曲した形状であり、取り付け時にねじれた状態になることでホース表面にストレスがたまる状況となっており、さらにバーナーのある燃焼筒の直下にあることで燃焼による熱の影響を常に受け酸化がさらに進行するという構造上の欠陥を抱えていた<ref name="report" />。
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