「異常震域」の版間の差分
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== 大規模な深発地震での例 ==
震源が深い地震を[[深発地震]]と呼ぶ。深発地震は、[[海洋プレート]]がマントル内に沈んだスラブ(英:Slab)<!--スラブは元々は登山用語で“一枚岩”のこと。地震学ではマントル内に沈んだ海洋プレートをいう。-->が、深さ数百km付近まで沈んだところで周囲の熱や圧力により構造などが変化し、このとき発生するものと一般には考えられている。[[南海トラフ巨大地震]]の震源域でも発生しているが、深発地震は臨時情報の発表の対象外になっている。
震源の直上にはプレート境界面と柔らかい上部マントルがあり地震波は着達までに減衰してしまう。一方、同じプレートでは上記のプレート構造での地震動のように比較的減衰しにくい地震波が遠くまで伝搬し、地盤の弱い土地で強震度が現れる。さらに、断層破壊を伴うような大きな地震で現れる[[低周波地震動]]は、このような地震波は高周波に比べて減衰しにくい。大きな深発地震では地表に達するまでの長い経路により低周波成分の多い地震となり、低周波に共振しやすい高層建築といった局在した場所で大きな震度を観測する傾向がある。
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