「観世音菩薩普門品」の版間の差分

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'''観世音菩薩普門品'''(かんぜおんぼさつふもんぼん)は、略して'''観音経'''(かんのんきょう)とも言われる。後半のみを唱えるときは、世尊偈(せそんげ)、観音経偈、普門品偈などとも言う。[[法華経]]のなかの第二十五品「観世音菩薩普門品」という一章のことである<ref>{{Cite web |title=観音経(妙法蓮華経観世音菩薩普門品偈)の意味と現代語訳 - 禅の視点 - life - |url=https://www.zen-essay.com/entry/kannongyou |website=禅の視点 - life - |date=1557309600 |access-date=2022-07-27 |language=ja |last=zen-ryujo}}</ref>。正式には、「妙法蓮華経観世音菩薩普門品(みょうほうれんげきょうかんぜおんぼさつふもんぼん)」という。日本では主に[[鳩摩羅什]]訳のものを用いる<ref name="XTE">{{Cite web |title=観音経(かんのんきょう)全文 現代語訳【明石の禅寺】大蔵院 |url=https://www.daizouin.com/%e5%a6%99%e6%b3%95%e8%93%ae%e8%8f%af%e7%b5%8c-%e8%a6%b3%e4%b8%96%e9%9f%b3%e8%8f%a9%e8%96%a9-%e6%99%ae%e9%96%80%e5%93%81-%e7%ac%ac%e4%ba%8c%e5%8d%81%e4%ba%94/ |website=見江山 大蔵院 |date=2022-02-19 |access-date=2022-07-27 |language=ja}}</ref>。
 
[[植木雅俊]]氏の「法華経とは何かその思想と背景」<ref>{{Cite web |title=法華経とは何か その思想と背景 -植木雅俊 著|中公新書|中央公論新社 |url=https://www.chuko.co.jp/shinsho/2020/11/102616.html |website=www.chuko.co.jp |access-date=2024-12-23 |language=ja}}</ref>:247Pにおいて、「この章には法華経に対する信受は全く言及されていない事に気づく、そのことからこの章は法華経とは全く関係なく独立して作られた経典であって、それがのちに法華経に取り込まれたと言う事が読み取れる。」とあるが、 危機回避を目的とする観世音菩薩普門品と法華経の信受とは関係がない、また法華経後半6観世音菩薩普門の信仰は、もともと仏教でなかったものを仏教化したものであり、先行経典は無い。
 
無尽意菩薩は釈尊に言った。「世尊よ、わたしは今この観世音菩薩に供養します」そして無尽意は、首から幾百千金の価のある宝珠の飾りを取ると、これを与えて言った。「菩薩よ、この宝珠をどうかお受けとりください」そのとき観世音菩薩はこれを受けとらなかった。無尽意は再び言った。 「どうか、われらを憐れむと思って、この宝珠をお受けとりください」そのとき釈尊は観世音菩薩に言った。「観世音よ、まさにこの無尽意菩薩と天のものと人と非人と諸々の会衆を憐れむがゆえに、この宝珠を受けるべきである」 観世音菩薩は会衆を憐れみ、宝珠を受けて二分し、一つは釈迦牟尼仏に奉り、一つは多宝仏の塔に奉納した。 <ref>要約法華経</ref>