「大分県道・熊本県道・宮崎県道8号竹田五ヶ瀬線」の版間の差分

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土生工区の開通を追加
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|開通年 =
|廃止年 =
|起点 = [[大分県]][[竹田市]]大字大字会々【{{Coord|32|58|34.1|N|131|23|36.5|E|region:JP-44|name=県道8号起点}}】
|主な経由都市 = [[熊本県]][[阿蘇郡]][[高森町 (熊本県)|高森町]]
|終点 = [[宮崎県]][[西臼杵郡]][[五ヶ瀬町]]大字三ヶ所【{{Coord|32|40|48.7|N|131|12|8.6|E|region:JP-45|name=県道8号終点}}】
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== 概要 ==
[[大分県]][[竹田市]]大字会々から[[熊本県]][[阿蘇郡]][[高森町 (熊本県)|高森町]]を経由して、[[宮崎県]][[西臼杵郡]][[五ヶ瀬町]]大字三ヶ所に至る。
当路線は、[[大分県道・宮崎県道7号緒方高千穂線]]と[[宮崎県道・大分県道6号日之影宇目線]]とともに祖母傾山系を貫き大分県と宮崎県を結ぶ[[主要地方道]]である。[[越敷岳]]・[[国見岳]]付近で一時的に[[熊本県]]にも入り込む。一部の区間においては自動車での通行が困難なほど悪路かつ狭路となっている。
 
当路線は、[[大分県道・宮崎県道7号緒方高千穂線]]と[[宮崎県道・大分県道6号日之影宇目線]]とともに祖母傾山系を貫き大分県と宮崎県を結ぶ[[主要地方道]]である。[[越敷岳]]・[[国見岳 (熊本県・宮崎県)|国見岳]]付近で一時的に[[熊本県]]にも入り込む。一部の区間においては自動車での通行が困難なほど悪路かつ狭路となっている。
道路は[[大分県]]・熊本県・[[宮崎県]]の3県にまたがっており、祖母山麓と[[九州山地]]を横断する。沿線には[[白水の滝]]・[[白水ダム]]・[[岡城 (豊後国)|岡城跡]]・[[高千穂神社]]・[[五ヶ瀬ワイナリー]]・[[五ヶ所高原]]などの観光地がある。近畿以西の[[西日本]]において大規模主要地方道である。
 
道路は[[大分県]]・熊本県・[[宮崎県]]の3県にまたがっており、祖母山麓と[[九州山地]]を横断する。沿線には[[白水の滝 (大分県)|白水の滝]]・[[白水ダム]]・[[岡城 (豊後国)|岡城跡]]・[[高千穂神社]]・[[五ヶ瀬ワイナリー]]・[[五ヶ所高原]]などの観光地がある。近畿以西の[[西日本]]において大規模[[主要地方道]]である。
 
主に山間部を通るため、冬季は[[峠]]やカーブを中心に路面凍結・積雪することがある。
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* 終点:宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町大字三ヶ所(五ヶ瀬町車屋橋交差点、[[国道218号]]交点)
* 主な経由地:熊本県阿蘇郡高森町
* [[延長 (日本の道路)|路線延長]]
** 大分県管内:24.1261&nbsp;[[キロメートル|km]]<ref name="encho-oita" />
** 熊本県管内:??.?&nbsp;km<!--不明によりテンプレート推奨の表記-->
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* [[1973年]](昭和48年) - 大分県告示により、大分県内区間の整理番号が8に変更され、大分県道・熊本県道・宮崎県道8号竹田高千穂線として統一される。
* [[1976年]](昭和51年)[[4月1日]] - 建設省告示第694号により、竹田高千穂線の区間が延長され、主要地方道竹田五ヶ瀬線として指定される<ref group="注釈">大分県道・熊本県道・宮崎県道8号竹田高千穂線の区間に[[宮崎県道・熊本県道141号河内矢部線]]の一部および宮崎県道川添五ヶ瀬線の全線を統合したもの。</ref>。
** 同年、主要地方道指定に伴い、宮崎県において竹田五ヶ瀬線が路線認定される<ref group="注釈">[[大分県]]は[[1977年]]([[昭和]]52年)に告示内容(路線名)の変更で対応(大分県内区間には変更がないため)。また、[[熊本県]]は告示を行っていない。</ref>。
* [[1993年]]([[平成]]5年)[[5月11日]] - [[建設省]]から、県道竹田五ヶ瀬線が竹田五ヶ瀬線として主要地方道に再指定される<ref>[[s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道]] - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省</ref>。
* [[1998年]](平成10年) - [[崩野峠]]の崩野隧道付近の狭小区間を回避するために、五ヶ所高原トンネルが開通。
* [[2003年]](平成15年) - 大分県[[竹田市]]の新山手バイパスが開通。「運動公園入口」交差点で[[国道502号]]と[[熊本県道・大分県道135号高森竹田線]]に接続。
* [[2024年]]([[令和]]6年)[[12月13日]] - 土生工区(延長810&nbsp;[[メートル|m]])開通<ref>{{Cite web |和書 |url=https://www.pref.miyazaki.lg.jp/desaki/press/2024/12/20241112080800.html |title=主要地方道竹田五ヶ瀬線土生工区が開通します! |publisher=宮崎県 |date=2024-12-09 |accessdate=2025-02-08 }}</ref>
 
== 路線状況 ==
[[ファイル:Oita Kumamoto Miyazaki prefectural route 8 Takeda-city (OpenStreetMap).png|thumb|240px|起点付近の路線図([[竹田市]])]]
[[国道57号]]の交点である「[[竹田市]]会々七里交差点」を起点とする。[[豊後竹田駅]]までは竹田市の中心市街地を迷路のごとく縦横無尽に迂回し、[[キリシタン洞窟礼拝堂]]付近で市街地から離れる。[[魚住の滝]]付近では短めのトンネルが連続し、途中には竹田市大字片ヶ瀬方面に抜ける[[白ユリ農道]]が分岐する。最後のトンネルを抜けると[[豊後大野市]]緒方・清川両地区方面に向かう[[大分県道410号牧口徳田竹田線]]との交差点から竹田市の祖母山麓地域である[[祖峰]]地区に入る。大字入田には[[河川プール]]と竹田湧水群があり、観光客で混雑している。
 
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分岐後しばらくは2車線の快走道路が続くものの、しばらくすると離合困難な1車線の区間となる。この区間では熊本県と宮崎県との境界線が道路と隣り合わせに並列している。[[宮崎県道・熊本県道141号河内矢部線]]との分岐点は[[五ヶ瀬川]]との橋になっており、宮崎県内の宮崎県道・熊本県道141号河内矢部線はわずか200&nbsp;mしかない。五ヶ瀬川にかかる橋を渡ると、[[五ヶ瀬町]]に入る。その後断続的に見通しの悪い1車線が続く上に、S字型の[[つづら折り|ヘアピンカーブ]]が連続している。
 
西臼杵郡[[五ヶ瀬町]]大字桑野内地区を横断し、2006年(平成18年)9月に開通した夕日の里大橋と[[宮崎県道203号土生高千穂線]]との交差点になる。五ヶ瀬ワイナリーを横切り、センターラインの無い2車線道路が続き下り坂となると五ヶ瀬町の中心部に出て[[国道218号]]との交差点で終点となる。国道218号との交差点をさらに南下すると西臼杵郡五ヶ瀬町鞍岡地区・[[東臼杵郡]][[椎葉村]]や[[国道265号]][[国見峠 (宮崎県)|国見峠]]方面に向かう道路となる。
 
3以上の都道府県にまたがる[[都道府県道]]としては、[[西日本]]では、本路線以外には[[三重県道・奈良県道・京都府道82号上野南山城線]]および[[福岡県道・大分県道・熊本県道115号八女小国線]]の2路線のみである([[
{{See|都道府県道#3か所以上の都府県にわたる都道府県道|3ヵ所以上の都府県にわたる都道府県道]]を参照)。}}
 
=== 重複区間 ===
* [[国道502号]](大分県竹田市大字竹田 地内)
* [[大野川上流広域農道]](大分県竹田市大字九重野 地内)
* [[国道325号]](宮崎県西臼杵郡高千穂町大字田原 - 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字河内)
 
=== 道路施設 ===
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* 竹田市役所 祖峰連絡所
* [[白水溜池堰堤]]([[近代化遺産]]、[[重要文化財]])
* [[白水の滝 (大分県)|白水の滝]]
* [[大谷ダム (熊本県)|大谷ダム]]
* 高森町役場 野尻出張所