| 出演者 = [[せんだみつお]]<br />[[阿部敏郎]]<br />[[清水健太郎]]<br />[[ザ・ハンダース]]<br />[[関根勤|ラビット関根]]<br />[[小堺一機]]<br />[[近田春夫]]<br />ほか ([[#歴代出演者]]も参照)
}}
『'''ぎんざNOW!'''』(ぎんざナウ)は、[[1972年]][[10月2日]]から[[1979年]][[9月28日]]まで[[TBSテレビ]](以下、TBS)で[[生放送]]された、素人参加型の[[情報番組|情報]][[バラエティ番組]]である。司会の[[せんだみつお]]が大人気となったほか、後のちに著名となったお笑いタレントやミュージシャンが無名・や素人時代に度々出演していたことでも知られている。
== 番組概要 ==
関西ローカルのテレビ番組『[[ヤングおー!おー!]]』([[毎日放送]])が'''[[深夜放送|深夜ラジオ]]のテレビ化'''とも言われ、従来のバラエティ番組のスタイルを打ち破って高視聴率を得ていたことから、TBSも同様に若く勢いのある司会・出演者と素人を取り込んだ番組を企画した{{efn2|なお、関西地区では[[腸捻転]]時代の[[朝日放送テレビ|朝日放送]]はもとより、1975年4月の腸捻転解消後も、[[毎日放送]]では一切放送されなかった。}}。
番組名にもあるように、放送は[[東京都]][[中央区 (東京都)|中央区]][[銀座]]のサテライトスタジオ'''銀座テレサ'''([[三越#銀座店|三越銀座店別館]])<ref>{{Cite journal|和書|editor=日本民間放送連盟|journal=月刊民放|volume=2|issue=12|publisher=日本民間放送連盟|date=1972-12-15|pages=23|id={{NDLJP|3470881/13}}}}</ref>{{efn2|銀座[[三越]]の駐車場に隣接した三越別館2階にあった。TBSが同所の優先使用契約を結んでいたことから、基本的にTBSの番組で使われることが多かったが、一部[[テレビ東京|東京12チャンネル]]の番組収録に使われることもあった。}}からの観客参加型番組で、初代司会も当時深夜ラジオのDJで人気のあったせんだみつおを起用した。番組開始時のアシスタントには[[キャシー中島]]がいた。
番組開始当時は平日夕方は高視聴率が望めない時間枠であるとされていたが、中学生や高校生が帰宅後に見る番組としてヒットした。後に放送時間も拡大されたが、番組最晩年は『[[夕やけロンちゃん]]』のために再び30分に縮小された。
人気コーナーに「しろうとコメディアン道場」(以下、コメディアン道場)があり、[[ザ・ハンダース]]や[[関根勤]]に[[竹中直人]]、[[小堺一機]]などがデビューするきっかけともなった。また、木曜日は「フォーク&ロックの日」としてミュージシャンのゲストが多数出演し、時には[[クイーン (バンド)|クイーン]]、[[キッス]]、[[ヴァン・ヘイレン]]など、日本国外の大物アーティストもゲスト出演したが、番組の制作費が1本25万円という当時としても低予算だったため、それらゲストにギャラは一切支払われなかった。なお荒井由実(現在:[[松任谷由実|荒井由実]])が初めてテレビ出演したのも当番組だったが、放送当日たまたま重大事件が発生し、荒井が歌っている途中で報道番組に切り替わってしまうというハプニングがあった<ref>{{Cite web2 |df=ja |url=https://gendai.media/articles/-/53560?page=3|title=素人参加バラエティの草分け『ぎんざNOW!』を語ろう(3/4)|website=週刊現代|page=3|date=2018-01-01|accessdate=2023-08-31}}</ref>。
番組では、[[花王|花王石鹸]]によるの「モコのラブヘアーインタビュー」{{efn2|「ラブヘアー」は、当時花王石鹸のヘアケア製品「カオーフェザー」のCM最後のジングル「♪ラブヘアー カオーフェザー」から流用(1975年まで一部製品を除き使用していた)。}}という[[生コマーシャル|生CM]]が有った。これは銀座テレサ近くを通る一般女性に、[[高橋基子]]{{efn2|[[ニッポン放送]]『[[ザ・パンチ・パンチ・パンチ]]』の初代パンチガール。}}が毛髪に関するついてインタビューをし、最後に花王石鹸のヘアケア製品をプレゼントするものだっした。
基本的に関東ローカルであったが、一時期、一部系列局{{efn2|[[テレビ高知]]・[[テレビ山梨]]や放送当時フジテレビ系列・NET→テレビ朝日系列(後者は1978年9月まで)とのクロスネット局だった[[テレビ山口]]でも放送。}}や[[秋田テレビ]]・[[山形テレビ]]・[[テレビ愛媛]](いずれも[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系列{{efn2|山形テレビは放送当時、[[テレビ朝日|NET→テレビ朝日]]系列(1975年4月 - 1980年3月)との[[クロスネット局]]だった。}})でも放送されていた。
また、中学生、高校生を対象に「ぎんざNOW!」特派員クラブを設立し、1975-1978年まで募集された。特派員が取材内容を報告するコーナーが不定期に設けられていた。
[[2005年]]5月1日 0:00 - 0:40には、TBSテレビ開局50周年記念企画としてTBS系列の[[日本における衛星放送|CS放送]]である[[TBSチャンネル]]において、単発の[[再放送]]が行われた<ref>{{Cite web2 |df=ja |url=http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/spot/200504/index-j.html |title=4月のイチ押し番組(2005年) |website=TBSチャンネル |accessdate=2005-03-28 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20050328010140/http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/spot/200504/index-j.html |archivedate=2005-03-28}}</ref><ref>{{Cite web2 |df=ja |url=http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/schedules/pdf/tbs-ch2005_04.pdf |title=TBSチャンネル2005年4月番組表 |website=TBSチャンネル |format=PDF |accessdate=2005-11-11 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20051111234552/http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/schedules/pdf/tbs-ch2005_04.pdf |archivedate=2005-11-11}}</ref><ref>{{Cite web2 |df=ja |url=http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/tv/weekly/20050425.html |title=TBSチャンネル週間番組表(2005年4月25日 - 5月1日) |website=TBSチャンネル |format=PDF |accessdate=2005-04-19 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20050419111550/http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/tv/weekly/20050425.html |archivedate=2005-04-19}}</ref>。また、[[2006年]]3月25日 2:00 - 2:40にも、TBSチャンネルで単発の再放送が行われた<ref>{{Cite web2 |df=ja |url=http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/lineup/v0074.html |title=2番組詳細情報 - ぎんざNOW! |website=TBSチャンネル |accessdate=2006-02-19 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20060219033247/http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/lineup/v0074.html |archivedate=2006-02-19}}</ref>。内容は、1977年の放送回で、サブタイトルは「しろうとコメディアン道場」。小堺一機が出演した「しろうとコメディアン道場チャンピオン大会」や同コーナーチャンピオンで結成されたグループ「ザ・ハンダース」の[[コント]]などで構成された。
== 歴代放送時間 ==
* [[ダウン・タウン・ブギウギ・バンド]]
* [[豊川誕]] - 木曜レギュラー
* [[ザ・ハンダース]] - 「コメディアン道場」チャンピオンで結成されたお笑いグループ。メンバーは第3代の[[清水アキラ]]、第4代の[[桜金造|佐藤金造]]、第7代の[[あご勇|アゴ勇]]{{efn2|name="アゴ勇"|『コサキン漫画 ヤギ』(詳しくは[[#関連書籍]]を参照)ではアゴ勇が第6代として明記されたが、アゴの公式プロフィールでは第7代となっている。また、ラジオ番組『[[コサキンDEワァオ!]]』2002年5月8日放送分で桂雀々(「コメディアン道場」では「花より団子」として出演)がゲスト出演した際に雀々が「第6代チャンピオン」として紹介された<ref>{{Cite web2 |df=ja |url=http://homepage3.nifty.com/hayashou/2002(4-6).htm |title=『帰ってきたコサキン年表』(2002年4月から6月放送分)|accessdate=2010-09-16 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20100916233554/http://homepage3.nifty.com/hayashou/2002(4-6).htm |archivedate=2010-09-16}}{{信頼性要検証|date=2023年10月}}</ref>。出典のリンク先作者は、同番組公式書籍『コサキンのシュポ本』(2002年11月、[[興陽館]]発売。{{ISBN2|4-8772-3138-2}})にも制作協力しており、同書籍内「コサキン年表」にも掲載されている。}}、第5代の[[中本賢|アパッチけん]]、第2代の[[鈴木末吉]]・[[小林まさひろ]]{{efn2|『コサキン漫画 ヤギ』(詳しくは[[#関連書籍]]を参照)掲載の「素人コメディアン道場歴代チャンピオン一覧」では、番外として扱われている(「ありがとうの小林クン」と明記)。}}。
* [[清水善三]]
* [[田島真吾]] - 木曜レギュラー
== 備考 ==
* この番組が生放送されていた「銀座テレサ」は、一時期『[[ロッテ 歌のアルバム]]』の収録でも使用された。また次のTBS土曜正午枠バラエティ番組の生放送も行われた事がある<ref>読売新聞社『[[読売新聞]]』[[縮刷版]](1976年10月9日 - 1979年9月29日)ラジオ・テレビ欄</ref>(アナウンサーは当時)。
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!rowspan=2|タイトル||colspan=2|放送期間||rowspan=2|司会||rowspan=2|その他の出演者
=== 参考書籍 ===
* TBSラジオ「[[スーパーギャング]]」編『[[コサキン]]漫画 ヤギ』([[日音]]、1989年9月15日。{{ISBN2|4-5430-2525-3}}) - p. 122に「ぎんざNOW 素人コメディアン道場 歴代チャンピオン一覧表」を掲載(第28代まで。ただし、資料が残っていないため、初代 - 第6代・第9代・第17代以外はアゴの第7代・竹中の第18代・柳沢の第19代を含め空白となっている。また、第6代が花より団子ではなくアゴ勇となっており、小林は番外に「ありがとうの小林クン」として明記された)。プロデューサーを務めた青柳(発行当時、TBSラジオ情報制作局長)の写真・名前も掲載。
== 外部リンク ==
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