「イ式小銃」の版間の差分
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9月4日付のイタリア駐在武官からの電報は、イタリアに送付された設計図と実包を用いて作成した見本小銃を試射したところ、薬莢の起縁部近くで膨張が生じた旨が報告され、これに関するイタリア側からの問合せについて指示を乞うものだった。この電報によれば、未発の薬莢で当該部分は11.40mmである一方、薬室内径は図面上11.73mm+0.01から0.05とされていた。しかし、これに対して陸軍次官からは「薬莢は誤りなし、また危険なし」との解答が行われた。この時点までに、陸軍ではさらに10万丁の調達を計画していたと言われている{{sfn|杉浦|2023|pp=78-81}}。
明確に理由を述べた記録は残されていないものの、1939年のうちに発注
発注の取り消しの後、イタリア側からはブナ製の銃床の買取が打診されたものの、日本側はこれを拒否している。1939年末までに製造は終了し、また支払いおよび日本への輸送が完了した{{sfn|杉浦|2023|pp=78-81}}。
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