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| 運営会社=株式会社[[FM802]]<ref group="注釈" name=802mediaworks>番組編成・制作は子会社の802メディアワークスが行っている。</ref>
| 郵便番号=530-8560<ref name="outline">[https://funky802.com/pages/info_outline.php 会社概要] - FM802</ref>
|
| 緯度度 = 34 |緯度分 = 41 |緯度秒 = 52.13
| 経度度 = 135|経度分 = 30 |経度秒 = 40.78
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| 特記事項=日本初の外国語FM局。
}}
'''FM COCOLO'''(エフエムココロ)は、[[1995年]][[10月16日]]に開局した[[周波数変調#FM放送|FM放送]]([[超短波放送]])の放送局であり、FMラジオ局としては[[日本|全国]]で46番目、大阪で3番目の開局であり、
開設当初は関西インターメディア株式会社(かんさいインターメディア、Kansai Intermedia Co., Ltd.、[[大阪府]][[大阪市]][[住之江区]])が[[特定地上基幹放送事業者]]として放送を行っていたが、[[2012年]][[4月1日]]からは同じ大阪市内の特定地上基幹放送事業者[[FM802]]が同社の免許を引き継いで放送している<ref group="注釈" name=802mediaworks/>。[[日本の放送局所の呼出符号|コールサイン]]は'''JOAW-FM'''{{efn|かつて[[CBCラジオ]]尾鷲局が使用していた。}}(大阪 76.5[[メガヘルツ|MHz]] / 10[[キロ|k]][[ワット|W]])。
本項では、関西インターメディア時代を含めた外国語放送全般の概要について記す。▼
関西インターメディア時代の愛称で現在の局名である'''FM COCOLO'''のCOCOLOは、『'''CO'''MMUNICATION』(通信)・『'''CO'''OPERATION』(協力)・ 『'''LO'''VE』(愛)の各単語の頭2文字を組み合わせた合成語で、発音どおり「心」をイメージしている。▼
== 放送局概要 ==
[[File:Resona Bank Minamimorimachi branch in 201909 003.jpg|thumb|上層階]]
1995年1月17日に発生した[[阪神・淡路大震災]]の際にとりわけ英語圏以外の外国人への情報提供メディアが乏しい現状が浮き彫りとなり、外国語放送局の設立が早急に進められた<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sankei.com/article/20210114-MN6E247SWVI6JMGW5A5OMEC7RI/|title=災害時の「言葉の壁」 ラジオが多言語放送で果たす役割|work=産経ニュース|publisher=産経新聞社|date=2021-01-14|accessdate=2025-03-10|archiveurl=https://web.archive.org/web/20210804193034/https://www.sankei.com/article/20210114-MN6E247SWVI6JMGW5A5OMEC7RI/|archivedate=2021-08-04}}</ref>。このことは放送事業を管轄する[[郵政省]](現在の総務省)も積極的で、1995年までに大阪と東京で外国語放送局用の周波数割り当てと免許交付を行った。
大阪では、主要株主となる[[関西電力]]など企業連合が関西インターメディアを設立し、開局に至った。[[大阪府咲洲庁舎|WTC]]ビル3階にスタジオがあった。▼
2008年1月には同社初の[[ラジオカー]]([[トヨタ・イプサム]])1台が導入された。▼
▲大阪では主要株主となる[[関西電力]]など企業連合が関西インターメディアを設立し、開局に至った。[[WTC]]ビル3階にスタジオがあった。
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=== 1局2波体制への移行 ===
▲2008年1月には同社初の[[ラジオカー]]([[トヨタ・イプサム]])1台が導入された。
2010年4月、番組制作をFM802の関連会社{{efn|社名は『802メディアワークス
=== 放送史上に残る出来事 ===▼
▲2010年4月、番組制作を802メディアワークス(FM802が2010年3月2日に設立した番組制作会社)に委託する新体制が発足した。これに伴う改編で、外国人向け放送と自治体提供番組、『Han-Style』・『World Jazz Warehouse』を除く全ての番組が刷新されたほか、FM802と関係のあるDJの出演も行われるようになった<ref>[http://www.cocolo.co.jp/contpgm2/w_main.php?oya_id=211&permalink=1871 「新しいステーションキャッチは「Whole Earth Station」~40代半ば以上をコアリスナーとした本格的な大人のFMステーションへ~FM COCOLO、平成22年度の番組を大幅改編」] - FM COCOLO Information プレスリリース([[2010年]][[1月14日]])</ref>。802メディアワークスが制作を担当する番組はFM COCOLOの放送枠全体の85%にも及んでおり<ref>[http://www.hoei.co.jp/japan/hosojournal/backnumber/backnumber100303.html 放送ジャーナル 2010年3月3日(水) 13981号]</ref>、実質的にFM802の第2放送、いわゆる「1社2系統」の格好となっていた。
1局2波体制に移行する際に、ブランドイメージを刷新。『'''WHOLE EARTH STATION'''』(2025年4月の大幅改編からは『'''Lifetime Music Station'''』)をキャッチフレーズに、40代から60代のリスナーをターゲットにした番組編成を行い、FM802との差別化を図っている。
▲2011年3月に[[マスメディア集中排除原則]]が改められ、企業が同一エリア内で複数のラジオ局を持つことが可能になったことを受け、2012年4月1日、放送事業の全てが、関西インターメディアからFM802に譲渡され、改正放送法下で初めての「1社2系統」運営となる<ref>[http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819A96E3E6E2E0938DE3E6E3E0E0E2E3E39E9693E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E5 FMココロ、FM802に事業譲渡 ラジオ再編、本格化も:日本経済新聞] 2011年12月15日掲載記事を当日閲覧。全国版では事業統合で報道されている。</ref>。これを受けて、旧運営会社の関西インターメディアは事業譲渡後に[[清算]]された。
2025年4月1日
▲2025年4月1日からは同一番組をFM802と[[サイマル放送|同時放送]]する『FM802 & FM COCOLO DUAL MUSIC PROGRAM』が開始され、既にFM802で放送されている番組や新たに開始した番組に導入された<ref name="cocolo2690">{{Cite web|和書|url=https://cocolo.jp/site/pickup_detail/2690|title=FM COCOLOは、この春、生まれ変わります!|work=FM COCOLO|publisher=株式会社FM802|accessdate=2025-05-04|archiveurl=https://web.archive.org/web/20250406094104/https://cocolo.jp/site/pickup_detail/2690|archivedate=2025-04-06}}</ref>。同時放送される番組では、FM802のDJがFM COCOLOとしても出演したり、FM COCOLOに移籍したDJが再びFM802としても出演している<ref name="cocolo2690" />。
▲=== 放送史上に残る出来事 ===
;AM番組のネット
2013年10月から、[[ニッポン放送]]
2014年3月31日から、
2015年10月3日から
その他にも[[東海ラジオ放送]]や[[ラジオ沖縄]]が制作した番組を放送した実績がある。
;MegaNet・JFL・JFNとの関わり
[[1999年]]12月に発足した、外国語放送局が形成するネットワーク[[MegaNet]]に参加しており、一部ネット番組の制作も担っていた。しかし[[InterFM897]](interfm)が2020年9月から[[全国FM放送協議会]](JFN)の特別加盟局となった{{efn|InterFM897がJFN各局に番組配信を行う[[ジャパンエフエムネットワーク (企業)|ジャパンエフエムネットワーク]](JFNC)の完全子会社になったため。}}ことなどから、現在は主だった活動はしておらず、[[日本民間放送連盟]]のWEBサイトからもMegaNetの記述も削除されている<ref>{{Cite web|和書|title=ラジオネットワーク|url=https://j-ba.or.jp/category/data/jba103890|website=一般社団法人日本民間放送連盟|accessdate=2025-7-2}}</ref>。
2014年2月11日、[[JAPAN FM LEAGUE|JFL]] [[J-WAVE HOLIDAY SPECIAL|HOLIDAY SPECIAL]]『Cafe [[ネスカフェ|NESCAFE]] presents MEET AT BOOK CAFE』をネット。他地区はJFL加盟局での放送だったが、関西では加盟局であるFM802ではなく同一の法人が運営するFM COCOLOでの放送となった{{efn|802が[[ACCESSキャンペーン]]特別番組を放送するための措置。}}。その後もJFL特番をネットするケースもあるほか、J-WAVEとの2局ネットを行うこともある{{efn|2024年1月8日『[https://www.j-wave.co.jp/holiday/20240108/ J-WAVE + FM COCOLO HOLIDAY SPECIAL KYOTO GEIJUTSU DAIGAKU presents WHAT’S ART 2024]』などが該当。}}。▼
▲2014年2月11日、[[JAPAN FM LEAGUE|JFL]] [[J-WAVE HOLIDAY SPECIAL|HOLIDAY SPECIAL]]『Cafe [[ネスカフェ|NESCAFE]] presents MEET AT BOOK CAFE』をネット。他地区はJFL加盟局での放送だったが、関西では
== 局データ ==
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!備考
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|[[生駒山テレビ・FM送信所|大阪]]
|76.5MHz
|10kW
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*放送時間は月曜日から日曜日まで24時間放送(2003年4月以降)であるが月に1-2回程度月曜未明(日曜深夜)の1:00 - 5:00の間は放送を休止する(番組表では'''MIDNIGHT ALLEY(放送休止日)'''と表示される )。開局当初は6:00 - 24:00、その後2002年度までは6:00 - 翌2:00の放送、2003年4月から少なくともFM802に事業譲渡するまでは月曜 2:00 - 5:30を除く24時間放送だった。但し、月曜1:00以後の番組は週によって放送休止を繰り上げたり、「[[中島みゆきのオールナイトニッポン月イチ]]」がある週は放送休止を設けない日、または、1:00 - 3:00まで休止したうえで、3:00から再開(実質月曜付繰り上げ開始)となる日もある。
*放送対象地域は、[[大阪市
=== 2012年3月まで ===
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* [[2010年]](平成22年)
** 3月15日 - ほかの在阪ラジオ5局と共同でインターネットでのサイマル配信「[[radiko]]」を試験的に開始([[大阪府|大阪]]・[[京都府|京都]]・[[兵庫県|兵庫]]・[[奈良県|奈良]]の2府2県限定)。放送局記号は「CCL」。
** 4月 - FM802メディアワークスへの制作委託開始。[[#1局2波体制への移行|当該項]]参照。
** 12月 - radikoの本配信が開始され、対象エリアも近畿2府4県に拡大された。
* [[2012年]](平成24年)4月1日 - 放送事業
* [[2022年]]([[令和]]4年)3月9日 - 『[[Wonder Garden]]』放送中の13時50分頃、放送が無音になり、[[radiko]]もフィラー音源に切り替わった。FM802でも同様の事態になり、その後15時から順次復旧した<ref>{{Cite web|和書|title=「ラジオ壊れたかと思った」大阪のFM局が突如無音に 1時間超も放送中断...いったい何が?|url=https://www.j-cast.com/2022/03/09432692.html?p=all|date=2022-3-9|accessdate=2025-7-2}}</ref>。
* [[2025年]](令和7年)4月 - 局スローガンを「Lifetime Music Station」へ再変更。週末午後・夜の一部の番組を除き番組編成を一新する。また、同一番組をFM802と[[サイマル放送|同時放送]]する『FM 802 & FM COCOLO DUAL MUSIC PROGRAM』を一部番組に導入<ref name="cocolo2690" />。
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